JP2767418B2 - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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JP2767418B2
JP2767418B2 JP62200009A JP20000987A JP2767418B2 JP 2767418 B2 JP2767418 B2 JP 2767418B2 JP 62200009 A JP62200009 A JP 62200009A JP 20000987 A JP20000987 A JP 20000987A JP 2767418 B2 JP2767418 B2 JP 2767418B2
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孝造 岡
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は静電潜像を可視化する一成分現像剤を使用す
る現像方法に関するものであり、更に詳しくは、トナー
を、静電潜像保持体と非接触の状態で現像剤担持体上に
担持させ、静電潜像保持体とトナー担持体との間隙を飛
翔して現像する現像方法に関するものである。 従来の技術 一成分トナーを用いた現像方法の中で、トナーをトナ
ー担持体層上に層形成し、トナー層と静電潜像保持体を
非接触で対向させ、トナー担持体と静電潜像保持体の間
に交番電界を形成して、トナーをこの間隙を通って飛翔
させ現像を行う方法がよく知られている。この中には、
トナー担持体として、導電性の金属担持体を用いる方法
(米国特許第3,866,574号明細書、特開昭55−53371、同
55−53372、特公昭58−32375号公報)や、半導電性の担
持体を用いる方法(特開昭60−254161号公報)などがあ
る。 例えば、特公昭58−32375号公報には、導電性の金属
担持体を用い、現像間隙に低周波交番電界を印加して現
像する方法が記載されており、又、特開昭60−254161号
公報には、半導電性の担持体を用い、高周波交番電界を
印加して現像する方法が記載されている。 そして後者の方法においては、第1の特徴が、半導電
性トナー担持体として、現像電極上に比抵抗106〜1012
Ω・cmの範囲の抵抗体層を設けたものを用いた点にあ
り、それにより、現像電極と静電潜像保持体との距離を
大きくとって、静電潜像の周辺電場を生じさせる一方
で、静電潜像保持体とトナーとの距離を小さくとって、
電気力線に沿ってトナーの移動を可能にするものであ
る。又、第2の特徴は、現像電極を静電潜像保持体から
遠ざけているため、周波数が1〜10KHz、振幅が400〜45
00V程度の高周波交番電界を印加している点であり、こ
れによりトナーを移動し易くするものである。 発明が解決しようとする問題点 ところが、上記の方法は、かぶりの防止という点で極
めて有効な方法ではあるが、トナー担持体として導電性
の金属スリーブを用いた場合には、階調再現性に乏し
く、網点の潰れた画像しか得られないという欠点を有し
ていた。又、トナー担持体として、半導電性の担持体を
用いる方法は、導電性のトナー担持体を用いた場合に比
べて、細線や網点の再現性に優れているが、未だ原稿の
完全な再現は難しく、細線の太りや、網点の太りがあ
り、低濃度部の再現性にも問題があった。更に、高周波
交番電界を用いた場合には、細密再現性は良好である
が、低い帯電量のトナーを用いた際に、周辺電場効果が
著しく現れ、画像のエッジ部が強調されるという問題が
あった。一方、低周波交番電界を用いた場合には、例え
ば65線/インチ以下の低い線数の画像に対しては階調再
現性が改善されるが、高い線数の画像に対しては階調再
現性改善の効果がなく、又極めて細い線又は点で構成さ
れた画像がつぶれるという問題が発生した。 したがって本発明の目的は、従来技術における上記の
ような問題点の改善された現像方法を提供することにあ
る。 即ち、本発明の目的は、細線や網点、低濃度部の再現
性に優れ、階調性に富み、低い帯電量のトナーを用いた
場合にも画像のエッジ部の強調が少ない現像方法を提供
することにある。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、静電潜像保持体と、トナー担持体に担持さ
れたトナー層とを間隙をおいて対向させ、該トナー担持
体上のトナーを、間隙をよぎって静電潜像保持体に移動
させ、静電潜像を顕像化する現像方法において、トナー
担持体として、現像電極上に抵抗体からなるトナー担持
層を有するものを用い、現像電極にピーク対ピークの電
圧が500乃至3000Vであって周波数が1kHz以上、10kHz未
満の高周波交番電界と、ピーク対ピークの電圧が100乃
至400Vであって周波数が100Hz以上、1kHz未満の低周波
交番電界を重畳して印加することを特徴とする。 本発明において、トナー担持体は、現像電極上に抵抗
体層がトナー担持体層として設けられているものであっ
て、抵抗体層は、比抵抗が104〜1015Ω・cmであること
が好ましく、より好ましくは106〜1012Ω・cmの範囲で
ある。比抵抗が上記の範囲にある場合には、ベタ黒部の
均一性について満足した結果が得られる。 本発明の更に詳しい内容を図面を参酌にしながら説明
する。 第1図は、本発明で使われる高周波交番電界と低周波
交番電界を重畳したときの波形を示す。この交番電界
は、二つの波形発生器からの出力を混合して得ることが
できる。この例では、高周波交番電界は正弦波であり、
低周波交番電界は方形波で示されているが、これは、説
明のためであり、本発明がこれに限定されるものでな
く、種々の形状の交番電界を組み合わせて用いることが
できる。 第2図は、潜像担持体電位と画像濃度との関係を示す
グラフであり、高周波交番バイアスのみを印加した場合
における現像カーブと、高周波交番電界と低周波交番電
界を重畳して印加した場合における現像カーブとを比較
したものである。この図における二つの現像カーブを比
較すると、本発明における高周波交番電界と低周波交番
電界を重畳したバイアスの方が、階調性がよくなり、低
濃度部が現像されやすくなっていることが分かる。ま
た、得られた画像は、網点再現性や細線の再現性が、通
常の高周波交番バイアスによるものよりも改善されてい
る。 高周波交番電界と低周波交番電界の重ね合わせによ
り、階調性がよくなる理由は明確ではないが、階調性の
よいことが網点再現性や細線の再現性がよくなっている
原因と考えられる。 また、低周波交番電界の周波数や、電界の強などを変
えた実験を行った結果、これらを変えることにより異な
った画像が得られることが判明した。そして、以下のよ
うな傾向になることが分った。 (1)低周波交番電界のVpp(ピーク対ピーク)を上げ
ていけば、より階調性の良い画像が得られるようにな
る。しかし、同時に濃度が低くなりかぶりもでてくる。
したがって、本発明におけるVppは、100Vから400Vの範
囲である。 (2)高周波交番電界のVppを上げていけば、画像濃度
がでてくる。本発明におけるVppは、500Vから3000Vの範
囲である。 (3)低周波交番電界の周波数が低すぎると画像にその
周波数に対応するむらが現れる。このため、本発明にお
いては、低周波交番電界の周波数は100Hz以上であり、
そして高周波交番電界の周波数をf1(Hz)とし、低周波
交番電界の周波数をf2(Hz)とするとき、 1k≦f1<10k 100≦f2<1k を満足するように設定する。 さらに、望ましい低周波交番電界の周波数は、高周波
交番電界の周波数の1/10程度である。 実施例 以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。 実施例1 第3図に示すような現像装置を用いて画像を得た。な
お、第3図において、トナー3はトナー供給ロール(帯
電機能を有する)7とトナー層規制部材1によってトナ
ー担持ロール2の抵抗体層6上にトナー層として担持さ
れ、同時に帯電も行われる。トナー層は、静電気力やフ
ァンデルワールス力などにより抵抗体層に保持され、ト
ナー担持ロールの回転により現像領域に搬送される。現
像領域において、静電潜像保持体とトナー担持ロール
は、現像間隙dをもって対向し、そして、トナー担持ロ
ール2の現像電極8には、現像バイアス電源9により、
方形波交番電界を重畳したバイアス電圧が印加される。
それによってトナー3は静電潜像保持体4に向かって飛
翔し、静電潜像5の顕像化が行われる。 トナー担持ロールとして、フェノール樹脂にカーボン
を分散してなる、直径20mm、比抵抗ρ 1010Ω・cm、層
厚ι 1mm、非誘電率ε20の抵抗体層の背面に現像電極
を有するものを用いた。 トナーとしては、平均粒径12μmのマゼンタトナーを
用いた。即ち、バインダー樹脂として芳香族系ポリエス
テル 96重量部、色剤としてカーミン6B 4重量部を溶
融混練した後、粉砕分級したものに、シリカ R972(日
本エアロジル社製)を1重量部外添したものを用いた。
このトナーの平均帯電量は−4μC/grであり、通常のト
ナーに比べて値が低いものであった。 トナー担持ロールに担持されたトナー層は、現像領域
において静電潜像保持体に対向させるが、その際の、現
像間隙dは、200μmに保持され、第1図に示した交番
電界を加えて現像操作を行った。この交番電界は、二つ
の波形発生器からの出力を混合し、正弦波の高周波交番
電界と、方形波で低周波の交番電界の重ね合わせること
により得ることができた。このときの正弦波高周波交番
電界の周波数と電圧は、それぞれ、2.5KHz、1.9KVであ
り、又、低周波の方形波交番電界の周波数と電圧は、そ
れぞれ、250Hz、400Vであった。又、潜像電位は800V、
背景部電位は250Vであって、背景部制御バイアスとして
DC 400Vを印加した。 得られたコピー画像は、細線や網点、低濃度部の再現
性に優れ、エッジの強調が少ないものであった。 比較例1 交番電界以外は、実施例1と同じ現像装置とトナーを
使用し、同様に操作した。交番電界として、周波数2.5K
Hzの正弦波交番電界を加え、2.2KV(ピーク対ピーク)
の電圧を加えて現像を行った。 得られたコピー画像は、エッジが強調されたものであ
り、一部網点のつぶれも見られた。 実施例2 トナーとして、バインダー樹脂としてスチレン/ブチ
ルアクリレート共重合体92重量部、色剤としてカーボン
ブラック6重量部、電荷制御剤として含金属染料2重量
部を溶融混練した後、粉砕分級して得た平均粒径7μm
の黒トナーを用いた。 トナー担持ロールとして、フェノール樹脂にカーボン
を分散してなる直径37mm、比抵抗ρ109Ω・cm、層厚ι
1mm、非誘電率ε23の抵抗体層の背面に現像電極を有
するものを用いた。 このトナー担持ロールに、前述の方法で、層形成帯電
を行い、現像部に搬送した。一方、現像間隙dは、150
μmに保持され、この間隙に、正弦波の高周波と、方形
波の低周波の交番電界を重ね合わせた交番電界を加え、
現像を行って画像を得た。このときに使用した高周波交
番電界の周波数は、3KHz、電圧は2.4KV、低周波交番電
界の周波数と電圧は、それぞれ300Hz、200Vであった。
又、潜像電位は800V、背景部電位は300Vであって、背景
部制御バイアスとしてDC 400Vを印加した。 得られたコピー画像は、細線が太ることなく、再現性
に優れ、高密度網点部の漬れが少なく、下記比較例2の
場合と比較して、より原稿に近いものであった。 比較例2 交番電界以外は、実施例2と同じ現像装置とトナーを
使用し、同様に操作した。交番電界として、周波数3.0K
Hz、電圧2.8KVの正弦波交番電界を加え電圧を変えて現
像を行い画像を得た。 得られたコピー画像は、通常の二成分現像による画像
に比べて、細線や網点再現性に優れたものであったが、
原稿に比べてややラインが太り気味であること、低密度
網点部が出にくいこと、高密度網点部が漬れるなどの欠
点があった。 発明の効果 本発明によれば、静電潜像保持体と、トナー担持体に
担持されたトナー層とを間隙をおいて対向させ、該トナ
ー担持体上のトナーを、間隙をよぎって静電潜像保持体
に移動させ、静電潜像を顕像化する現像方法において、
トナー担持体として、現像電極上に抵抗体からなるトナ
ー担持層を有するものを用い、現像電極にピーク対ピー
クの電圧が500乃至3000Vであって周波数が1kHz以上、10
kHz未満の高周波交番電界と、ピーク対ピークの電圧が1
00乃至400Vであって周波数が100Hz以上、1kHz未満の低
周波交番電界を重畳して印加するから、細線や網点、低
濃度部の再現性に優れ、したがって、階調性に富み、か
つ、低い帯電量のトナーを用いた場合にもエッジの強調
が少ないコピー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明で使われる高周波交番電界と低周波交
番電界を重畳した時の波形を示す説明図、第2図は静電
潜像担持体電位と画像濃度との関係を示すグラフ、第3
図は、本発明で使用した現像装置の模式図を示す。 1……トナー層規制部材、2……トナー担持ロール、3
……トナー、4……静電潜像保持体、5……静電潜像、
6……抵抗体層、7……トナー供給ロール、8……現像
電極、9……現像バイアス電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−53372(JP,A) 特開 昭50−30537(JP,A) 特開 昭55−53371(JP,A) 特開 昭60−118865(JP,A) 特開 昭64−44470(JP,A) 特開 昭61−18980(JP,A) 特開 昭60−254161(JP,A) 実開 昭62−27361(JP,U) 特公 昭58−32375(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.静電潜像保持体と、トナー担持体に担持されたトナ
    ー層とを間隙をおいて対向させ、該トナー担持体上のト
    ナーを、間隙をよぎって静電潜像保持体に移動させ、静
    電潜像を顕像化する現像方法において、トナー担持体と
    して、現像電極上に抵抗体からなるトナー担持層を有す
    るものを用い、現像電極にピーク対ピークの電圧が500
    乃至3000Vであって周波数が1kHz以上、10kHz未満の高周
    波交番電界と、ピーク対ピークの電圧が100乃至400Vで
    あって周波数が100Hz以上、1kHz未満の低周波交番電界
    を重畳して印加することを特徴とする現像方法。 2.前記抵抗体からなるトナー担持層の比抵抗が104〜1
    015Ω・cmであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の現像方法。
JP62200009A 1987-08-12 1987-08-12 現像方法 Expired - Lifetime JP2767418B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5553372A (en) * 1978-10-14 1980-04-18 Canon Inc Method and apparatus for electrophotographic development
JPS6227361U (ja) * 1985-08-05 1987-02-19

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