JP2767377B2 - 収納箱のリッド取付装置 - Google Patents

収納箱のリッド取付装置

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JP2767377B2
JP2767377B2 JP5317337A JP31733793A JP2767377B2 JP 2767377 B2 JP2767377 B2 JP 2767377B2 JP 5317337 A JP5317337 A JP 5317337A JP 31733793 A JP31733793 A JP 31733793A JP 2767377 B2 JP2767377 B2 JP 2767377B2
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oil damper
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車内のコンソー
ルボックスに形成した収納箱のリッドをゆっくりと開く
ことができるようにしたリッド取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車の収納箱のリッドをゆっくりと
開くことができるようにした装置としては、図14に示
すように収納箱20一側に取付部材21を固定し、実開
昭61−133134号公報に示すような円筒状のオイ
ルダンパー22をビス23で固定し、オイルのみ内蔵さ
れたオイルダンパー22の支軸にギヤ24を固定し、リ
ッド25を支持アーム26には該ギヤ24と噛合する係
合孔2つを形成して両者を噛合するようにしたリッド取
付装置が知られている。又、図15、図16に示すよう
に、中空ケース31内にトーションバースプリング32
とオイルを内蔵し、該中空ケース31の一端31aを上
下に開閉するリッド30の一端基部に固定し、他端31
bを本体上面に固定するようにしたリッド取付装置は公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあって、前者はオイルダンパー内にスプリングが内蔵
されておらず、他方軸上にスプリングを組み付けている
ので組付工数が多く、それに基づく二次不具合が発生し
易いという問題点があった。又、後者はオイルダンパー
にトーションバーが内蔵されているが、細長い中空ケー
スの一端をリッドの一端にビス止めし、他端を本体上面
にビス止めしているので組付工数が多く組み付けが面倒
であるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、内筒と外筒の中間にグリスを介
在させて回動時の摺動抵抗を付与し、両円筒をコイルス
プリングで連結し、回動時の捩り弾性を付与したオイル
ダンパーの内筒を、収納箱一側基部に突設したボスに嵌
合固定し、オイルダンパーの外筒フランジ部内面に突設
したピンを、前記収納箱リッドを回動自在に支持する支
持アームのピン穴に嵌合し、オイルダンパーの中心部に
結合手段を施したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】収納箱リッドを閉じた時はオイルダンパーに内
蔵したコイルスプリングの応力はリッドを開く方向に作
用している。プッシュキャッチ上面を押すとリッドの係
止が外れ、リッドはゆっくりと開く。
【0006】
【実施例】次に図1乃至図10に示した本発明の第1実
施例について詳細に説明する。1は自動車のコンソール
ボックス、2はコンソールリッド、3はコップ等を収納
する収納箱、4は収納箱リッド、5は収納箱リッド4の
止め具、6は止め具5のプッシュキャッチ、7は変速レ
バーである。収納箱3は前縁及び底面がビス8,9によ
りコンソールボックス1に固定されている。収納箱リッ
ド4はアウター4aとインナー4bの2層になってお
り、インナー4bの両側回動部には支持アーム10,1
1が下方に突設され、一方の支持アーム10の円孔10
aにオイル及びスプリングを内蔵した周知のオイルダン
パー12を嵌挿し、このオイルダンパー12の非円形軸
孔を収納箱3の非円形ボス13に嵌合固定する、そして
図9の如く、外筒の鍔14の内面に突設したピン15は
支持アーム10の外面に当接し、ピン穴10bには嵌入
していない。この時、オイルダンパー12のスプリング
には応力が掛っていない状態(フリー状態)になってい
る。
【0007】次いで、オイルダンパー12の外筒をリッ
ド4の開く方向に回動しピン15を支持アーム10の円
孔10a周辺部のピン穴10bに合致させ、その位置で
押圧してピン15をピン穴10bに嵌合し、最後にビス
16をオイルダンパー12の中心孔12cに挿通し、非
円形ボス13に固定している。オイルダンパー12の反
対側の支持アーム11は図5、図6に示すように、収納
箱3の軸17にカラー18とビス19により回動自在に
取り付けられている。収納箱3の前部には収納箱リッド
4の開くのを妨げないように空隙部20が形成されてい
る。
【0008】図11は本発明の第2実施例で、オイルダ
ンパー12を嵌合する支持アーム10の円孔10a周辺
部のピン穴10bを回転方向に複数個設けている。オイ
ルダンパー12の外筒の鍔14内面に突設したピン15
を前記複数個のピン穴10bに選択嵌合することによ
り、収納箱リッド4の開時間を数段階に調整することが
できる。
【0009】
【発明の効果】本発明によると、内筒と外筒の中間にグ
リスを介在させて回動時の摺動抵抗を付与し、両円筒を
コイルスプリングで連結し、回動時の捩り弾性を付与し
たオイルダンパーの内筒を、収納箱一側基部に突設した
ボスに嵌合固定し、オイルダンパーの外筒フランジ部内
面に突設したピンを、前記収納箱リッドを回動自在に支
持する支持アームのピン穴に嵌合し、オイルダンパーの
中心部に結合手段を施してあるので、オイルダンパーに
は歯車がなく、回動時の異音発生がない。又、オイルダ
ンパーのフリー状態から回転させる角度は金型で作成し
たピン穴のため誤差が生じなく、一定のストローク、一
定の時間が出やすい(歯車の場合はばらつきが大き
い。)。ピン穴を別の部位に設ける事により開閉時間、
ストロークを好みに変更が可能となる。なお上記実施例
では、開閉ロック機構として、プッシュキャッチ6と止
め具5を用いているが、これに代えて図13、図14に
示すように、支持アーム10の下端に突設したピン10
cを収納箱側壁に設けられ時計回り方向に付勢されたロ
ック用カム18に当接させ、上記プッシュキャッチ機構
と同様の動作を行わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施したコンソールボックスの収納箱リ
ッドを閉じた時の外観斜視図である。
【図2】図1の収納箱リッドを開いた時の外観斜視図で
ある。
【図3】図1のA−A側断面図である。
【図4】収納箱のオイルダンパー取付側の側面図であ
る。
【図5】収納箱のオイルダンパー取付側と反対側の外観
斜視図である。
【図6】図5のA−A側断面図である。
【図7】図4の外観斜視図である。
【図8】図7の分解斜視図である。
【図9】オイルダンパー取付時の鍔内面に突設したピン
を支持アームに当接した時の側断面図である。
【図10】図9のピンをピン穴に嵌合し取付完了時の側
断面図である。
【図11】本発明の第2実施例のオイルダンパー取付側
の分解斜視図である。
【図12】プッシュキャッチ機構に代わる他の実施例を
施したリッド開時外観斜視図である。
【図13】プッシュキャッチ機構に代わる他の実施例を
施したリッド閉時外観斜視図である。
【図14】従来装置の第1比較例で、オイルダンパー取
付側の分解斜視図である。
【図15】従来装置の第2比較例で、回転リッドを開い
た時のオイルダンパー外観斜視図である。
【図16】図15の中空ケース断面図である。
【符号の説明】
1 自動車のコンソールボックス 3 収納箱 4 収納箱リッド 10,11 支持アーム 10a 支持アームの円孔 10b ピン穴 10c ピン 12 オイルダンパー 12c オイルダンパーの中心孔 13 非円形ボス 14 オイルダンパー外筒の鍔 15 ピン 16 ビス 17 収納箱のオイルダンパーと反対側の軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒の中間にグリスを介在させて
    回動時の摺動抵抗を付与し、両円筒をコイルスプリング
    で連結し、回動時の捩り弾性を付与したオイルダンパー
    の内筒を、収納箱一側基部に突設したボスに嵌合固定
    し、オイルダンパーの外筒フランジ部内面に突設したピ
    ンを、前記収納箱リッドを回動自在に支持する支持アー
    ムのピン穴に嵌合し、オイルダンパーの中心部に結合手
    段を施したことを特徴とする収納箱のリッド取付装置。
JP5317337A 1993-11-24 1993-11-24 収納箱のリッド取付装置 Expired - Fee Related JP2767377B2 (ja)

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JP2001311354A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Nifco Inc 移動体の案内構造
JP3949387B2 (ja) * 2001-03-23 2007-07-25 本田技研工業株式会社 車両用開閉式リッド構造

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JPS6139055U (ja) * 1984-08-17 1986-03-12 株式会社リッチェル フ−ド付整理収納ケ−スの軸部構造
JPH06660Y2 (ja) * 1988-07-08 1994-01-05 日本発条株式会社 緩動装置

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