JP2767227B2 - ベッド等における柵の昇降ストッパ機構 - Google Patents

ベッド等における柵の昇降ストッパ機構

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JP2767227B2
JP2767227B2 JP8018508A JP1850896A JP2767227B2 JP 2767227 B2 JP2767227 B2 JP 2767227B2 JP 8018508 A JP8018508 A JP 8018508A JP 1850896 A JP1850896 A JP 1850896A JP 2767227 B2 JP2767227 B2 JP 2767227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な操作で柵を
昇降できるようにすると共に、所望の高さに柵を拘束し
て保持するようにし、併せてベッド内側から患者による
柵の操作を、簡単にできないようにした、ベッド等にお
ける柵の昇降ストッパ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に病院用ベッド、特に小児用ベッド
においては、使用者が子供であることから、特に安全面
には充分な配慮がなされている。例えば側柵に関して
は、通常のベッドに見られるような差し込み式のもの
や、部分的にベッド側面をカバーするだけの構造のもの
は見受けられず、ベッド側面を完全にカバーすることの
できるいわゆる全面柵が採用されている。この場合、全
面柵は、ベッドの支柱に沿って昇降する構成とし、高さ
調節保持機構によって、任意に側柵の高さを保持する機
能を有するものである。かかる側柵によれば、ベッド側
面を完全にカバーすることができるので、子供が床部か
ら落下するおそれはなく、安全性という点では問題はな
い。また、高さ調節保持機構によって側柵を段階的に保
持することができる機能なので、ベッドの乗り降り、治
療等の使用状況に応じて側柵の支持高さを自在に調節す
ることができ、使い勝手がよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような小児用ベッドによると、高さ調節保持機構は、操
作が簡単であるので、子供が勝手に操作して、拘束保持
状態を解除してしまうと急激に柵が下がってしまい、子
供がベッドから転落したりするおそれがある。本発明
は、かかる背景から提案されたものであって、簡単な操
作で柵を昇降できるようにすると共に、所望の高さに柵
を拘束して保持するようにし、併せてベッド内側から患
者による柵の操作を、簡単にできないようにした、ベッ
ド等における柵の昇降ストッパ機構を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッド等における柵の昇降ストッパ
機構であって、前記柵は、ベッド側面をカバーする昇降
式柵であり、この柵は、ベッド長手方向に相対する脚部
支柱間に、柵の横枠両端部を介して前記脚部支柱に沿っ
て昇降可能に装着した構成とし、前記脚部支柱のベッド
長手方向に相対する面に、柵を係止支持するための係止
穴を複数、適宜間隔をおいて設け、前記柵の横枠に、両
端部側から、一端を突出するように付勢した支持棒を内
蔵して、これら支持棒を前記係止穴に係止させること
で、柵を支持する構成とすると共に、前記支持棒の他端
側を、横枠中央に配置したストッパ部材に指向させ、こ
のストッパ部材を、常時、ベッド床部下方に付勢すると
共に、柵上部側に設けた操作手段と動力的に連結し、前
記ストッパ部材は、支持棒の他端部に指向するように形
成した一対の係止腕を有して、これら係止腕と前記支持
棒の他端部とを、操作手段により、支持棒の他端部側と
ストッパ部材における係止腕の先端とを係止させて、支
持棒を拘束する構成とし、前記脚部支柱における係止穴
の開口部の支柱上側に向かう箇所に、柵を引き上げる際
に、支持棒一端が当接して、支持棒一端を付勢力に抗
し、係止穴から脚部支柱昇降面に案内するための斜め状
ガイド部材を設け、前記支持棒を前記係止穴に係止させ
て柵を支持した状態において柵を持ち上げのみ可能とす
る一方、柵を持ち上げて、支持棒一端を付勢力に抗して
係止穴から離脱させた状態にて、操作手段により、支持
棒の他端部側とストッパ部材における係止腕の先端とを
係止させて、支持棒を拘束して、柵の昇降を可能とし
た。 前述の構成において、支持棒を前記係止穴に係止
させて柵を支持した状態において、操作手段によりスト
ッパ部材を付勢力に抗して連動させることで、支持棒の
他端部側とストッパ部材における係止腕の先端とを当接
させて、支持棒の動きを拘束し、柵の昇降を阻止した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッド等に
おける柵の昇降ストッパ機構について、一つの実施の形
態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。図
1に、本発明にかかる柵の昇降ストッパ機構(後述)を
適用した、小児用ベッド1を示す。この小児用ベッド1
は、方形状に配した脚部支柱2と、ベッド長手方向に相
対する脚部支柱2間において、ベッド側面を全面的にカ
バーする全面柵3とを有するものである。
【0006】かかる小児用ベッド1において、前記全面
柵3は、ベッド長手方向に相対する脚部支柱2間に、側
柵の両端部を介して前記脚部支柱2に沿って昇降可能に
装着されている。前記脚部支柱2のベッド長手方向に相
対する面、すなわち、全面柵3が昇降する面には、前記
全面柵3を係止するための係止穴4が複数、適宜間隔を
おいて設けられている(図2参照)。そして、全面柵3
の下側に位置する横枠5には、両端部側から、一端をば
ね部材6により突出するように付勢された支持棒7が内
蔵され、これら支持棒7を前記係止穴4に係止させるこ
とで、全面柵3を支持する構成としている。
【0007】前記双方の支持棒7の他端側は、横枠5中
央に配置したストッパ部材8にそれぞれ近接している。
このストッパ部材8は、横枠5中央上部に配置したばね
部材9により、常時、図中下方に付勢されており、全面
柵3上部側に設けた操作レバー10と前記ばね部材9を
挿通するように配置した連結軸11を介して連結してい
る。また前記ストッパ部材8は、支持棒7の他端部に指
向するように形成した係止腕8a、8bを有している。
これら係止腕8a、8bと前記支持棒7の他端部とは、
操作レバー10の操作により、支持棒7の他端部側に形
成した係止溝12に係止腕8a、8bの先端を直角状に
屈曲させた係止鉤部13が係止することで、支持棒7を
拘束する構成としている。
【0008】さらに、前記脚部支柱2に設けた係止穴4
の開口部の支柱上側に向かう箇所には、全面柵3を引き
上げる際に、支持棒7一端が当接して、支持棒7一端を
ばね部材6の付勢力に抗し、係止穴4から脚部支柱2昇
降面に案内するための斜め状ガイド部材14を設けてい
る。
【0009】かかる構成において、脚部支柱2における
ある係止穴4に、全面柵3下側の横枠5両端側からばね
部材6の付勢力によって支持棒7を係止して全面柵3を
支持した状態において(図2参照)、全面柵3を持って
引き上げていくと、前記支持棒7の一端が係止穴4の開
口部の支柱上側に向かう箇所における斜め状ガイド部材
14に当接する。このとき、横枠5中央のストッパ部材
8の係止腕8a、8bと支持棒7の他端部とは高さが違
った位置にあり、支持棒7の一端が斜め状ガイド部材1
4を摺動していくことで、支持棒7は、ばね部材6の付
勢力に抗して横枠5中央側に押し込められ、この結果支
持棒7の一端が係止穴4から離脱し、自由に全面柵3を
引き上げることができる(図3参照)。そして、次の高
さ位置に設けられた係止穴4に支持棒7の一端がばね部
材6の付勢力により係止することで、全面柵3を固定支
持することができる。さらに、全面柵3を引き上げよう
とすると、その係止穴4における斜め状ガイド部材14
を摺動していくことで、支持棒7は、ばね部材6の付勢
力に抗して横枠5中央側に押し込められるので、全面柵
3を持ち上げることができる.しかし、前記係止穴4に
支持棒7の一端が係止した状態から、逆に全面柵3を押
し下げようとしても、支持棒7によりそれ以上下げるこ
とはできない。
【0010】ここで、一旦、全面柵3を引き上げて支持
棒7の一端を係止穴4から離脱させた状態とし、次い
で、全面柵3上部側の操作レバー10を操作すると、横
枠5中央のストッパ部材8が、連結軸11を介して、ば
ね部材9の付勢力に抗し支持棒7の他端部側に形成した
係止溝12に、ストッパ部材8における係止腕8a、8
bの先端の係止鉤部13が係止することで、支持棒7を
拘束することができる。かかる状態で、初めて全面柵3
を自在に脚部支柱2に沿って上げ下げすることができる
(図4参照)。
【0011】このことは、全面柵3がある高さに支持さ
れているときに、ベッドの床部上から患者である子供
が、手を延ばして全面柵3上部側の操作レバー10を操
作し、ストッパ部材8を連結軸11を介して、ばね部材
9の付勢力に抗し引き上げても、ストッパ部材8におけ
る係止腕8a、8bの先端の係止鉤部13は、支持棒7
の他端部側における係止溝12に係止することはなく、
全面柵3は、その高さ位置において保持されたままであ
り、全面柵3が床部下方まで落ちこむようなおそれはな
い(図5参照)。また、操作レバー10を操作すると、
ストッパ部材8における係止腕8a、8bの先端の係止
鉤部13が、支持棒7の他端部の水平方向の移動可能な
位置にもたらされるので、この状態で支持棒7の動きは
拘束され、全面柵3を持ち上げることも押し下げること
もできない(図6参照)。このように、子供による全面
柵3の昇降操作を極力阻止することができるので、本発
明における柵の昇降ストッパ機構は、安全上、特筆すべ
き効果を有するものであるということができる。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、簡単な操
作で柵を昇降できるようにすると共に、所望の高さに柵
を拘束して保持することができ、併せてベッド内側から
の患者による柵の操作を簡単にできないようにしたの
で、安全上、不可欠の機構であるということができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる柵の昇降ストッパ機構を適用し
た、小児用ベッドの一例を示す模式的な斜視説明図であ
る。
【図2】本発明にかかる柵の昇降ストッパ機構の概略的
機構構成図である。
【図3】図2に示す昇降ストッパ機構の作用を説明する
ための概略的機構構成図である。
【図4】図2に示す昇降ストッパ機構の作用を説明する
ための概略的機構構成図である。
【図5】図2に示す昇降ストッパ機構の作用を説明する
ための概略的機構構成図である。
【図6】図2に示す昇降ストッパ機構の作用を説明する
ための概略的機構構成図である。
【符号の説明】
1 小児用ベッド 2 脚部支柱 3 全面柵 4 係止穴 5 横枠 6、9 ばね部材 7 支持棒 8 ストッパ部材 8a、8b 係止腕 10 操作レバー 11 連結軸 12 係止溝 13 係止鉤部 14 斜め状ガイド部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド等における柵の昇降ストッパ機
    構であって、前記柵は、ベッド側面をカバーする昇降式
    柵であり、この柵は、ベッド長手方向に相対する脚部支
    柱間に、柵の横枠両端部を介して前記脚部支柱に沿って
    昇降可能に装着した構成とし、前記脚部支柱のベッド長
    手方向に相対する面に、柵を係止支持するための係止穴
    を複数、適宜間隔をおいて設け、前記柵の横枠に、両端
    部側から、一端を突出するように付勢した支持棒を内蔵
    して、これら支持棒を前記係止穴に係止させることで、
    柵を支持する構成とすると共に、前記支持棒の他端側
    を、横枠中央に配置したストッパ部材に指向させ、この
    ストッパ部材を、常時、ベッド床部下方に付勢すると共
    に、柵上部側に設けた操作手段と動力的に連結し、前記
    ストッパ部材は、支持棒の他端部に指向するように形成
    した一対の係止腕を有して、これら係止腕と前記支持棒
    の他端部とを、操作手段により、支持棒の他端部側とス
    トッパ部材における係止腕の先端とを係止させて、支持
    棒を拘束する構成とし、前記脚部支柱における係止穴の
    開口部の支柱上側に向かう箇所に、柵を引き上げる際
    に、支持棒一端が当接して、支持棒一端を付勢力に抗
    し、係止穴から脚部支柱昇降面に案内するための斜め状
    ガイド部材を設け、前記支持棒を前記係止穴に係止させ
    て柵を支持した状態において柵を持ち上げのみ可能とす
    る一方、柵を持ち上げて、支持棒一端を付勢力に抗して
    係止穴から離脱させた状態にて、操作手段により、支持
    棒の他端部側とストッパ部材における係止腕の先端とを
    係止させて、支持棒を拘束して、柵の昇降を可能とした
    ことを特徴とするベッド等における柵の昇降ストッパ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記支持棒を前記係止穴に係止させて
    柵を支持した状態において、操作手段によりストッパ部
    材を付勢力に抗して連動させることで、支持棒の他端部
    側とストッパ部材における係止腕の先端とを当接させ
    て、支持棒の動きを拘束し、柵の昇降を阻止したことを
    特徴とする請求項1記載のベッド等における柵の昇降ス
    トッパ機構。
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