JP2798152B2 - 格納型側柵を備えた小児用ベッド - Google Patents
格納型側柵を備えた小児用ベッドInfo
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、床部下に格納可能
に構成した小児用ベッドにおける柵において、中間位置
に柵を止めても、柵と支柱との間に隙間が生じない構成
とした、格納型側柵を備えた小児用ベッドに関するもの
である。
に構成した小児用ベッドにおける柵において、中間位置
に柵を止めても、柵と支柱との間に隙間が生じない構成
とした、格納型側柵を備えた小児用ベッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に病院用ベッド、特に格納型側柵を
備えた小児用ベッドにおいては、使用者が子供であるこ
とから、特に安全面には充分な配慮がなされている。例
えば側柵に関しては、通常のベッドに見られるような差
し込み式のものや、部分的にベッド側面をカバーするだ
けの構造のものは見受けられず、ベッド側面を完全にカ
バーすることのできるいわゆる全面柵が採用されてい
る。この場合、全面柵は、ベッドの支柱に沿って昇降す
る構成とし、高さ調節保持機構によって、側柵の保持高
さを調節する機能を有しているものである。かかる側柵
によれば、ベッド側面を完全にカバーすることができる
ので、子供が床部から落下するおそれはなく、安全性と
いう点では問題はない。また、高さ調節保持機構によっ
て、ベッドの乗り降り、治療等の使用状況に応じて側柵
の支持高さを調節して保持することができ、使い勝手が
よい。ただ、問題としては、前述のような側柵は床部下
方に側柵を鉛直状態で格納するスペース、すなわち、少
なくとも、側柵の高さに相当する床部高さが必要であ
り、床部の高さをそれ以上低くすることはできなかっ
た。
備えた小児用ベッドにおいては、使用者が子供であるこ
とから、特に安全面には充分な配慮がなされている。例
えば側柵に関しては、通常のベッドに見られるような差
し込み式のものや、部分的にベッド側面をカバーするだ
けの構造のものは見受けられず、ベッド側面を完全にカ
バーすることのできるいわゆる全面柵が採用されてい
る。この場合、全面柵は、ベッドの支柱に沿って昇降す
る構成とし、高さ調節保持機構によって、側柵の保持高
さを調節する機能を有しているものである。かかる側柵
によれば、ベッド側面を完全にカバーすることができる
ので、子供が床部から落下するおそれはなく、安全性と
いう点では問題はない。また、高さ調節保持機構によっ
て、ベッドの乗り降り、治療等の使用状況に応じて側柵
の支持高さを調節して保持することができ、使い勝手が
よい。ただ、問題としては、前述のような側柵は床部下
方に側柵を鉛直状態で格納するスペース、すなわち、少
なくとも、側柵の高さに相当する床部高さが必要であ
り、床部の高さをそれ以上低くすることはできなかっ
た。
【0003】そこで、最近では、図3、図4に示すよう
にベッド長手方向に相対する脚部支柱1の互いに対向す
る面に形成した案内溝(図示省略)に、上部側寄りの位
置において軸部2を中心に屈曲可能に構成した全面柵3
を摺動可能に装着し、全面柵3の軸部2に近接した位置
に、ベッド本体側に回動自在に取り付けた連動ステー4
の先端部を回動自在に接続し、この連動ステー4のベッ
ド本体との連結箇所近傍に、ガススプリング5を構成す
るシリンダ6の基端部を接続し、ガススプリング5のロ
ッド7先端側をベッド本体側に接続して、前記全面柵3
を支持する構成としたものが提案されている。かかるベ
ッドの床部下方には、脚部支柱1における案内溝に連続
するように案内溝8を設けた、略弓型形状の格納レール
9が備えられ、前記ガススプリング5の操作によって、
全面柵3を脚部支柱1における案内溝において移動させ
ながら任意の位置に全面柵3を固定保持するように構成
としている。そして、床部下方に、全面柵3を鉛直状態
から格納レール9の案内溝8に沿って略水平方向に案内
して全面柵3が横倒し状態で格納されるように構成して
いる。
にベッド長手方向に相対する脚部支柱1の互いに対向す
る面に形成した案内溝(図示省略)に、上部側寄りの位
置において軸部2を中心に屈曲可能に構成した全面柵3
を摺動可能に装着し、全面柵3の軸部2に近接した位置
に、ベッド本体側に回動自在に取り付けた連動ステー4
の先端部を回動自在に接続し、この連動ステー4のベッ
ド本体との連結箇所近傍に、ガススプリング5を構成す
るシリンダ6の基端部を接続し、ガススプリング5のロ
ッド7先端側をベッド本体側に接続して、前記全面柵3
を支持する構成としたものが提案されている。かかるベ
ッドの床部下方には、脚部支柱1における案内溝に連続
するように案内溝8を設けた、略弓型形状の格納レール
9が備えられ、前記ガススプリング5の操作によって、
全面柵3を脚部支柱1における案内溝において移動させ
ながら任意の位置に全面柵3を固定保持するように構成
としている。そして、床部下方に、全面柵3を鉛直状態
から格納レール9の案内溝8に沿って略水平方向に案内
して全面柵3が横倒し状態で格納されるように構成して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、全面柵3が横
倒し状態で格納されるように構成すれば、床部の高さを
低くすることができ、床部全体の昇降機構を付加するこ
とができる等、数々の利点がもたらされるに至った。し
かし、床部下方に全面柵3を鉛直状態から略水平方向に
格納させるために、全面柵3を軸部2を中心に屈曲可能
な構造とした。また、前記全面柵3を支柱の中途で固定
支持するために、前記屈曲箇所をベッド側方外側に突出
させるようにしたので、脚部支柱1と前記全面柵3の屈
曲箇所との間に隙間を作ってしまう。本発明は、かかる
背景から提案されたものであって、床部下に格納可能に
装着する柵において、中間位置に柵を止めても、柵と支
柱との間に隙間が生じない構成とした、格納型側柵を備
えた小児用ベッドを提供することを目的とする。
倒し状態で格納されるように構成すれば、床部の高さを
低くすることができ、床部全体の昇降機構を付加するこ
とができる等、数々の利点がもたらされるに至った。し
かし、床部下方に全面柵3を鉛直状態から略水平方向に
格納させるために、全面柵3を軸部2を中心に屈曲可能
な構造とした。また、前記全面柵3を支柱の中途で固定
支持するために、前記屈曲箇所をベッド側方外側に突出
させるようにしたので、脚部支柱1と前記全面柵3の屈
曲箇所との間に隙間を作ってしまう。本発明は、かかる
背景から提案されたものであって、床部下に格納可能に
装着する柵において、中間位置に柵を止めても、柵と支
柱との間に隙間が生じない構成とした、格納型側柵を備
えた小児用ベッドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、格納型側柵を備えた小児用ベッドで
あって、ベッド長手方向に相対する脚部支柱間に、ベッ
ド側面を全面的にカバーする側柵を、側柵の両端部を介
して前記脚部支柱に沿って昇降自在に装着して、前記側
柵を回転ステーを介してガススプリングによって任意の
位置に支持する構成とし、前記側柵は、脚部支柱におけ
る案内溝に移動可能な下部横桟と、屈曲可能な中間部
と、上部横桟と、上部横桟に水平方向直角状に取り付け
て、前記回転ステーを連結した横枠体とを有し、ベッド
の床部下方に前記脚部支柱における案内溝に連続する案
内溝を設けた格納レールを設け、前記回転ステーにおけ
る前記横枠体との連結箇所に長穴を形成し、側柵をガス
スプリングの作用下に、ベッド側面を全面的にカバーす
るように支持する一方、床部下方に前記格納レールに沿
って格納せしめる構成とした。
ために、本発明は、格納型側柵を備えた小児用ベッドで
あって、ベッド長手方向に相対する脚部支柱間に、ベッ
ド側面を全面的にカバーする側柵を、側柵の両端部を介
して前記脚部支柱に沿って昇降自在に装着して、前記側
柵を回転ステーを介してガススプリングによって任意の
位置に支持する構成とし、前記側柵は、脚部支柱におけ
る案内溝に移動可能な下部横桟と、屈曲可能な中間部
と、上部横桟と、上部横桟に水平方向直角状に取り付け
て、前記回転ステーを連結した横枠体とを有し、ベッド
の床部下方に前記脚部支柱における案内溝に連続する案
内溝を設けた格納レールを設け、前記回転ステーにおけ
る前記横枠体との連結箇所に長穴を形成し、側柵をガス
スプリングの作用下に、ベッド側面を全面的にカバーす
るように支持する一方、床部下方に前記格納レールに沿
って格納せしめる構成とした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる格納型側柵
を備えた小児用ベッドについて、一つの実施の形態を示
し、添付の図面に基づいて以下説明する。図1に、小児
用ベッド10を省略して示す。この小児用ベッド10
は、方形状に配した脚部支柱11と、マットレスを支持
する床部フレーム12と、ベッド側面を全面的にカバー
する全面柵13とを有するものである。前記脚部支柱1
1先端には、キャスタ14が装着され、搬送自在として
いる。前記全面柵13は、床部フレーム12側寄りの箇
所を、水平方向に貫く連結軸15によって屈曲可能に連
結構成したもので、下部横桟16と、上部横桟17と、
下部横桟16と上部横桟17との間に適宜な一定間隔毎
に設けた複数の縦桟18とを有し、長手側両辺端部に摺
動部19a、19bを突設して、これら長手側両辺端部
における摺動部19a、19bを脚部支柱11に沿って
設けた案内溝に摺動可能に装着している。また、前記全
面柵13の連結箇所における連結軸15には、全面柵1
3を、常時直線状に復帰する側に付勢する例えばコイル
ばねを介在させることができる。
を備えた小児用ベッドについて、一つの実施の形態を示
し、添付の図面に基づいて以下説明する。図1に、小児
用ベッド10を省略して示す。この小児用ベッド10
は、方形状に配した脚部支柱11と、マットレスを支持
する床部フレーム12と、ベッド側面を全面的にカバー
する全面柵13とを有するものである。前記脚部支柱1
1先端には、キャスタ14が装着され、搬送自在として
いる。前記全面柵13は、床部フレーム12側寄りの箇
所を、水平方向に貫く連結軸15によって屈曲可能に連
結構成したもので、下部横桟16と、上部横桟17と、
下部横桟16と上部横桟17との間に適宜な一定間隔毎
に設けた複数の縦桟18とを有し、長手側両辺端部に摺
動部19a、19bを突設して、これら長手側両辺端部
における摺動部19a、19bを脚部支柱11に沿って
設けた案内溝に摺動可能に装着している。また、前記全
面柵13の連結箇所における連結軸15には、全面柵1
3を、常時直線状に復帰する側に付勢する例えばコイル
ばねを介在させることができる。
【0006】また前記全面柵13において、図2に示す
ように上部横桟17に水平方向直角状に突設する横枠体
20を有し、横枠体20の、ボトムB中央側に指向する
端部に回動自在な回動ステー21の一端部を連結してい
る。この回動ステー21は他端部を、ベッドのヘッドフ
レーム、フットフレームに回動自在に取り付けている。
また前記回動ステー21は、ヘッドフレーム、フットフ
レームとの取付け箇所近傍に、ガススプリング22を構
成するロッド22b先端を接続している。このガススプ
リング22は、シリンダ22aの基端部をベッドの本体
フレーム(図示省略)に取り付けている。そして、ベッ
ドのボトム下方には、前記脚部支柱11における案内溝
に所定の曲率半径の連結部を介して連続する案内溝(図
示省略)を設けた格納レール23を設けている。この格
納レール23は、床面近くに略水平方向に延在してい
る。
ように上部横桟17に水平方向直角状に突設する横枠体
20を有し、横枠体20の、ボトムB中央側に指向する
端部に回動自在な回動ステー21の一端部を連結してい
る。この回動ステー21は他端部を、ベッドのヘッドフ
レーム、フットフレームに回動自在に取り付けている。
また前記回動ステー21は、ヘッドフレーム、フットフ
レームとの取付け箇所近傍に、ガススプリング22を構
成するロッド22b先端を接続している。このガススプ
リング22は、シリンダ22aの基端部をベッドの本体
フレーム(図示省略)に取り付けている。そして、ベッ
ドのボトム下方には、前記脚部支柱11における案内溝
に所定の曲率半径の連結部を介して連続する案内溝(図
示省略)を設けた格納レール23を設けている。この格
納レール23は、床面近くに略水平方向に延在してい
る。
【0007】前記回動ステー21における横枠体20と
の連結箇所には、長穴24が形成されており、横枠体2
0側端部が、この長穴24を移動することで、全面柵1
3が脚部支柱11における案内溝に沿って昇降できるよ
うにしている。すなわち、回動ステー21のヘッドフレ
ーム、フットフレームとの取付け箇所と、横枠体20側
端部との距離Lが全面柵13の昇降によって変化するの
を前記長穴24によって調節している。かかる距離L
は、全面柵13が脚部支柱11上限に前記ガススプリン
グ22と適宜なロック機構によって保持されていると
き、また、脚部支柱11下限(横枠体20がほぼマット
レスの高さ)にもたらされたとき、最大Lmax(すなわ
ちLmax≒回動ステー21の長さ)となるように、ま
た、回動ステー21が水平状態、すなわちに横枠体20
と回動ステー21とが軸方向が一致したときに最小Lmi
nとなるように設定されている。
の連結箇所には、長穴24が形成されており、横枠体2
0側端部が、この長穴24を移動することで、全面柵1
3が脚部支柱11における案内溝に沿って昇降できるよ
うにしている。すなわち、回動ステー21のヘッドフレ
ーム、フットフレームとの取付け箇所と、横枠体20側
端部との距離Lが全面柵13の昇降によって変化するの
を前記長穴24によって調節している。かかる距離L
は、全面柵13が脚部支柱11上限に前記ガススプリン
グ22と適宜なロック機構によって保持されていると
き、また、脚部支柱11下限(横枠体20がほぼマット
レスの高さ)にもたらされたとき、最大Lmax(すなわ
ちLmax≒回動ステー21の長さ)となるように、ま
た、回動ステー21が水平状態、すなわちに横枠体20
と回動ステー21とが軸方向が一致したときに最小Lmi
nとなるように設定されている。
【0008】前記ガススプリング22について概略説明
すると、ガススプリング22は、シリンダ22a内に移
動可能に設けた隔壁(図示せず)によって、シリンダ2
2a内の末端側に高圧ガスを封入してガス室を構成する
と共に、前記隔壁を隔ててオイルを隔壁を介して封入し
てオイル室を構成し、このオイル室内にロッド22bを
ピストン(図示省略)を介して進退可能に装着し、ピス
トンは、オイル室を二分すると共に、ピストンに前記二
分されたオイル室を連通するオイル流路を形成して、こ
のオイル流路に流路を開閉する開閉弁(図示省略)を設
け、この開閉弁を開閉するための操作軸(図示省略)を
ロッド22b内に軸方向に移動自在に設けると共に、操
作軸先端をロッド22bから突出させる構成としたもの
である。この操作軸先端には、ロッド22bのロック解
除操作手段であるストッパレバーによる操作力を伝達す
るためのワイヤ16によって、連動変位する操作片(図
示省略)が、対向配置してある。前記ストッパレバーの
操作によって、操作片を介して前記操作軸を押圧するこ
とで、開閉弁を作動してオイル流路を開放し、ピストン
をオイル室内で移動できるようにして、ロッド22bを
シリンダ22aに対し伸縮作動する構成とし、前記操作
軸を開放して開閉弁によりオイル流路を遮断してピスト
ンをオイル室内で拘束し、ロッド22bを拘束状態とす
る機能のものである。
すると、ガススプリング22は、シリンダ22a内に移
動可能に設けた隔壁(図示せず)によって、シリンダ2
2a内の末端側に高圧ガスを封入してガス室を構成する
と共に、前記隔壁を隔ててオイルを隔壁を介して封入し
てオイル室を構成し、このオイル室内にロッド22bを
ピストン(図示省略)を介して進退可能に装着し、ピス
トンは、オイル室を二分すると共に、ピストンに前記二
分されたオイル室を連通するオイル流路を形成して、こ
のオイル流路に流路を開閉する開閉弁(図示省略)を設
け、この開閉弁を開閉するための操作軸(図示省略)を
ロッド22b内に軸方向に移動自在に設けると共に、操
作軸先端をロッド22bから突出させる構成としたもの
である。この操作軸先端には、ロッド22bのロック解
除操作手段であるストッパレバーによる操作力を伝達す
るためのワイヤ16によって、連動変位する操作片(図
示省略)が、対向配置してある。前記ストッパレバーの
操作によって、操作片を介して前記操作軸を押圧するこ
とで、開閉弁を作動してオイル流路を開放し、ピストン
をオイル室内で移動できるようにして、ロッド22bを
シリンダ22aに対し伸縮作動する構成とし、前記操作
軸を開放して開閉弁によりオイル流路を遮断してピスト
ンをオイル室内で拘束し、ロッド22bを拘束状態とす
る機能のものである。
【0009】かかるガススプリング22の操作により、
ロッド22bの拘束を解除した状態で、ベッド側面を全
面的にカバーするように全面柵13を持ち上げ支持する
一方、全面柵13を脚部支柱11の案内溝に沿って下降
させ、床部下方に前記格納レール23に沿って格納せし
める構成としている。
ロッド22bの拘束を解除した状態で、ベッド側面を全
面的にカバーするように全面柵13を持ち上げ支持する
一方、全面柵13を脚部支柱11の案内溝に沿って下降
させ、床部下方に前記格納レール23に沿って格納せし
める構成としている。
【0010】本発明にかかる格納型側柵を備えた小児用
ベッド10は、以上のように構成されるものであり、次
にその作用を説明する。全面柵13がベッド側面を全面
的にカバーしているときは、すなわち脚部支柱11にお
いて上限の位置にあるときは、全面柵13は、回動ステ
ー21を介してロック状態にあるガススプリング22と
ロック機構によって保持されている。この際、全面柵1
3頂部における横枠体20と回動ステー21との連結箇
所と、回動ステー21のヘッドフレーム、フットフレー
ムとの連結箇所との距離Lは最大、すなわち、ほぼ回動
ステー21の長さであり、前記横枠体20と回動ステー
21との連結箇所は、回動ステー21の長穴24の回動
ステー21先端側端部にある。
ベッド10は、以上のように構成されるものであり、次
にその作用を説明する。全面柵13がベッド側面を全面
的にカバーしているときは、すなわち脚部支柱11にお
いて上限の位置にあるときは、全面柵13は、回動ステ
ー21を介してロック状態にあるガススプリング22と
ロック機構によって保持されている。この際、全面柵1
3頂部における横枠体20と回動ステー21との連結箇
所と、回動ステー21のヘッドフレーム、フットフレー
ムとの連結箇所との距離Lは最大、すなわち、ほぼ回動
ステー21の長さであり、前記横枠体20と回動ステー
21との連結箇所は、回動ステー21の長穴24の回動
ステー21先端側端部にある。
【0011】ここで、全面柵13のロック機構を外し、
ガススプリング22のロッド22bのロック状態を解除
操作しながら、全面柵13を下方へ押し込むようにする
と、ガススプリング22のロッド22bの緩衝作用下
に、全面柵13は、脚部支柱11の案内溝に沿って下降
し、再びガススプリング22のロッド22bをロック状
態とすれば、全面柵13をその位置で固定支持すること
ができる。全面柵13が脚部支柱11の案内溝に沿って
下降していくと、横枠体20と回動ステー21との連結
箇所と、回動ステー21のヘッドフレーム、フットフレ
ームとの連結箇所との距離Lが縮まっていき、横枠体2
0と回動ステー21との連結箇所は、回動ステー21の
長穴24を移動する。そして、横枠体20と回動ステー
21とが一直線、すなわち水平状態となると、距離Lは
最小となり、横枠体20と回動ステー21との連結箇所
は、回動ステー21の長穴24の、回動ステー21のヘ
ッドフレーム、フットフレームとの連結箇所側端部に至
る。さらに、全面柵13を押し込んでいくと、今度は前
記距離Lは伸び、横枠体20がマットレスの高さ位置に
もたらされると、前記距離Lは最大となる。このよう
に、全面柵13が昇降する際に距離Lの変化を、横枠体
20と回動ステー21との連結箇所が、回動ステー21
の長穴24を移動することで相殺するので、全面柵13
を昇降途中で保持しても、全面柵13は脚部支柱11の
案内溝から外方へ外れて、脚部支柱11との間で隙間が
生ずるのを防止することができる。
ガススプリング22のロッド22bのロック状態を解除
操作しながら、全面柵13を下方へ押し込むようにする
と、ガススプリング22のロッド22bの緩衝作用下
に、全面柵13は、脚部支柱11の案内溝に沿って下降
し、再びガススプリング22のロッド22bをロック状
態とすれば、全面柵13をその位置で固定支持すること
ができる。全面柵13が脚部支柱11の案内溝に沿って
下降していくと、横枠体20と回動ステー21との連結
箇所と、回動ステー21のヘッドフレーム、フットフレ
ームとの連結箇所との距離Lが縮まっていき、横枠体2
0と回動ステー21との連結箇所は、回動ステー21の
長穴24を移動する。そして、横枠体20と回動ステー
21とが一直線、すなわち水平状態となると、距離Lは
最小となり、横枠体20と回動ステー21との連結箇所
は、回動ステー21の長穴24の、回動ステー21のヘ
ッドフレーム、フットフレームとの連結箇所側端部に至
る。さらに、全面柵13を押し込んでいくと、今度は前
記距離Lは伸び、横枠体20がマットレスの高さ位置に
もたらされると、前記距離Lは最大となる。このよう
に、全面柵13が昇降する際に距離Lの変化を、横枠体
20と回動ステー21との連結箇所が、回動ステー21
の長穴24を移動することで相殺するので、全面柵13
を昇降途中で保持しても、全面柵13は脚部支柱11の
案内溝から外方へ外れて、脚部支柱11との間で隙間が
生ずるのを防止することができる。
【0012】前記全面柵13が脚部支柱11を下降して
いくと、当初下部横桟16両端の摺動部19bが脚部支
柱11の案内溝から、床部下方の格納レール23の案内
溝に至る。そして、全面柵13は、床部フレーム12側
寄りの箇所における連結軸15を中心に屈曲していき、
下部横桟16両端の摺動部19bが格納レール23の案
内溝に沿って移動していくので、全面柵13は、下部横
桟16から連結軸15の位置の箇所を床部下方において
水平状態で格納することができるので、床部の高さを全
面柵13の高さよりも低く設定しても、差し支えはな
い。このように、ガススプリング22の操作と共に、全
面柵13を押し込んだり、引き上げたりして、前記全面
柵13を所望の位置に保持することができ、労力負担は
軽く操作が容易であり、使い勝手が大いに向上する。
いくと、当初下部横桟16両端の摺動部19bが脚部支
柱11の案内溝から、床部下方の格納レール23の案内
溝に至る。そして、全面柵13は、床部フレーム12側
寄りの箇所における連結軸15を中心に屈曲していき、
下部横桟16両端の摺動部19bが格納レール23の案
内溝に沿って移動していくので、全面柵13は、下部横
桟16から連結軸15の位置の箇所を床部下方において
水平状態で格納することができるので、床部の高さを全
面柵13の高さよりも低く設定しても、差し支えはな
い。このように、ガススプリング22の操作と共に、全
面柵13を押し込んだり、引き上げたりして、前記全面
柵13を所望の位置に保持することができ、労力負担は
軽く操作が容易であり、使い勝手が大いに向上する。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、柵を床部
下に格納することにより、床部の高さをこれまでより低
い高さに設定することができる。しかも、全面柵を昇降
途中で固定保持しても、全面柵はベッド側面から離れて
外方へ突出することはないので、一層、使い勝手と安全
面に優れた全面柵であると言うことができる。
下に格納することにより、床部の高さをこれまでより低
い高さに設定することができる。しかも、全面柵を昇降
途中で固定保持しても、全面柵はベッド側面から離れて
外方へ突出することはないので、一層、使い勝手と安全
面に優れた全面柵であると言うことができる。
【0014】
【図1】本発明にかかる格納型全面柵を備えた小児用ベ
ッドの一つの実施形態を示す省略的な要部側面説明図で
ある。
ッドの一つの実施形態を示す省略的な要部側面説明図で
ある。
【図2】図1に示す小児用ベッドの格納型全面柵の支持
構造、格納構造を示す概略的機能構成図である。
構造、格納構造を示す概略的機能構成図である。
【図3】現行における格納型全面柵を備えた小児用ベッ
ドの一例を示す省略的な要部側面説明図である。
ドの一例を示す省略的な要部側面説明図である。
【図4】図3に示す小児用ベッドの格納型全面柵の支持
構造、格納構造を示す概略的機能構成図である。
構造、格納構造を示す概略的機能構成図である。
10 小児用ベッド 11 脚部支柱 12 床部フレーム 13 全面柵 14 キャスタ 15 連結軸 16 下部横桟 17 上部横桟 18 縦枠 19a、19b 摺動部 20 横枠体 21 回動ステー 22 ガススプリング 22a シリンダ 22b ロッド 23 格納レール 24 長穴
Claims (1)
- 【請求項1】 格納型側柵を備えた小児用ベッドであ
って、ベッド長手方向に相対する脚部支柱間に、ベッド
側面を全面的にカバーする側柵を、側柵の両端部を介し
て前記脚部支柱に沿って昇降自在に装着して、前記側柵
を回転ステーを介してガススプリングによって任意の位
置に支持する構成とし、前記側柵は、脚部支柱における
案内溝に移動可能な下部横桟と、屈曲可能な中間部と、
上部横桟と、上部横桟に水平方向直角状に取り付けて、
前記回転ステーを連結した横枠体とを有し、ベッドの床
部下方に前記脚部支柱における案内溝に連続する案内溝
を設けた格納レールを設け、前記回転ステーにおける前
記横枠体との連結箇所に長穴を形成し、側柵をガススプ
リングの作用下に、ベッド側面を全面的にカバーするよ
うに支持する一方、床部下方に前記格納レールに沿って
格納せしめる構成としたことを特徴とする格納型側柵を
備えた小児用ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042734A JP2798152B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 格納型側柵を備えた小児用ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8042734A JP2798152B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 格納型側柵を備えた小児用ベッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234139A JPH09234139A (ja) | 1997-09-09 |
JP2798152B2 true JP2798152B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12644274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8042734A Expired - Fee Related JP2798152B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 格納型側柵を備えた小児用ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2798152B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8209798B2 (en) * | 2010-04-22 | 2012-07-03 | Baby Revolution Llc | Crib |
JP5604564B2 (ja) * | 2013-05-31 | 2014-10-08 | フランスベッド株式会社 | ベッド装置 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042734A patent/JP2798152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09234139A (ja) | 1997-09-09 |
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