JP2765183B2 - 製缶ラインにおける構成機械の配列 - Google Patents

製缶ラインにおける構成機械の配列

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JP2765183B2 JP2111512A JP11151290A JP2765183B2 JP 2765183 B2 JP2765183 B2 JP 2765183B2 JP 2111512 A JP2111512 A JP 2111512A JP 11151290 A JP11151290 A JP 11151290A JP 2765183 B2 JP2765183 B2 JP 2765183B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は製缶工場の内部配置に係り、特に、互いに処
理速度の異なる一連の機械で製缶ラインを構成する際に
構成機械間に設けられる速度調整区間の配置に関する。
[従来の技術] 従来の製缶工場における製缶ラインでは、金属の薄板
の打ち抜きから完成した缶胴を出荷するまでを一連の構
成機械で連続して処理し、各構成機械はそれぞれ処理速
度調整用の搬送ラインで接続されていた。これは各構成
機械が異なる処理速度で運転されるからである。
詳述すると、製缶ラインは金属の薄板からカップを打
ち抜くカッピングプレス装置と、上記カップを深絞り加
工して所定長の缶胴を成形する深絞り装置と、上記缶胴
を洗浄する洗浄装置と、洗浄された缶胴の外面に所定の
模様を印刷する印刷装置と、印刷された模様を固定させ
るオーブン装置と、缶胴の内面処理をする内面処理装置
と、缶胴の開口部を加工する開口部加工装置と、缶胴の
不良の有無を検査する検査装置と、検査後の缶胴を出荷
する出荷装置とを含んでおり、これらの装置は処理速度
調整用の搬送ラインで接続され、缶胴は前段の処理が終
了すると搬送ラインで次段の処理をおこなう装置へ搬送
される。各構成装置はそれぞれ制御部を有しており、オ
ペレータはこれらの制御部を個別に操作して各構成装置
の稼動条件を設定していた。
上述の構成装置を接続する搬送ラインは、前段の装置
から供給される缶胴をアキュームゾーンと呼ばれる貯留
部に一旦受け入れ、このアキュームゾーンから次段の装
置へその処理速度に応じた数を供給する。かようにして
アキュームゾーンが缶胴の入出量を調整するので、前段
の装置の設定された処理速度と次段の装置の設定された
処理速度とが異なっていても、製缶ライン全体は長時間
に亙、連続して稼動できるよう調整されていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、各構成装置が処理速度調整用の搬送ラ
インを有していると、処理速度調整用の搬送ラインの占
める床面積が大きくなり、製缶ライン全体を収容するた
めに広大な工場を必要とするという問題点があた。
したがって、本願発明の目的は製缶ラインの小型化を
図ることである。
[問題点を解決するための手段] そこで、本願発明者は複数の構成装置を1台の情報処
理装置で制御すれば、該複数の構成装置間には処理速度
調整用の搬送ラインは不要になり、製缶ラインを小型化
できることに着目した。
したがって、本発明の要旨は、金属の薄板からカップ
を打ち抜くカッピングプレス装置と、上記カップを深絞
り加工して所定長の缶胴を成形する深絞り装置と、上記
缶胴を洗浄する洗浄装置と、洗浄された缶胴の外面に所
定の模様を印刷する印刷装置と、印刷された模様を固定
させるオーブン装置と、缶胴の内面処理をする内面処理
装置と、缶胴の開口部を加工する開口部加工装置と、缶
胴の不良の有無を検査する検査装置と、検査後の缶胴を
出荷する出荷装置とを含んで構成される製缶ラインにお
ける構成機械の配列において、上記製缶ラインを構成す
る複数の装置での処理速度を各装置が内蔵する制御手段
で制御し、製缶ラインを構成する複数の装置をその配列
順序を保持して複数の構成装置群に分割し、これらの複
数の構成装置群のそれぞれを複数の情報処理装置で制御
し、上記複数の構成装置群の間に上記缶胴を一時的に受
け入れ貯留し順次排出する速度調整区間を設けるととも
に、この速度調整区間での缶胴の貯留数に基づいて上記
複数の情報処理装置が各制御手段を制御して各装置の処
理速度を制御するものである。
[発明の作用およびその効果] 上記構成に係る製缶ラインを使用して缶胴を連続的に
製造するには、まず、複数の情報処理装置に該情報処理
装置で制御される一群の装置の処理速度を含む稼動条件
を与える。このようにして稼動条件の与えられた一群の
装置はそれぞれの処理速度を他の装置の処理状況を勘案
しつつ持続あるいは変更し、缶胴に所定の処理をそれぞ
れ施す。
このように、一群の装置は互いに関連して稼動するの
で、一群の装置は直接、あるいは、アキュームゾーンの
無い、簡単な搬送装置で接続することができ、その占有
床面積を減少することができる。
しかしながら、情報処理装置の制御限界を越えて構成
装置の処理速度を制御できないので、複数の一群の装置
間には、缶胴を受け入れ、貯留し、順次排出する速度調
整区間を介在させ、その間の処理速度の調整を図ってい
る。
[実施例] 以下、図面を参照して本願発明の実施例を説明する。
第1A図〜第1C図は本願発明の一実施例を説明する概略
側面図であり、第1A図の右側に第1B図が置かれ、第1B図
の更に右側に第1C図が続くと、本実施例の製缶ラインの
全体構成が明らかになる。
図において、1はアルミニウム製の薄板(厚さ約0.3
ミリメートル〜0.35ミリメートル)のロール2、3を巻
戻し、打ち抜き装置としてのカッピングプレス4に連続
して供給するアンワインダであり、カッピングプレス4
はアルミニウムの薄板を打ち抜き、直径7.5センチメー
トル〜8.9センチメートル、深さ約3センチメートルの
カップを成形する。
カッピングプレス4で連続的に成形されるカップは簡
単な搬送ライン5でドローアンドアイオニングプレス6
に供給され、深絞り加工により缶胴に成形される。缶胴
はトリマ7で深さを調整され、その後、洗浄装置として
のウオッシャ8に簡単な搬送ラインで運ばれる。なお、
本実施例では、ドローアンドアイオニングプレス6とト
リマ7とで深絞り装置を構成している。
ウオッシャ8では、缶胴は酸洗、および耐蝕性向上の
ための表面処理を施され、その後、加熱乾燥される。か
かる一連の処理を受けた缶胴は、ウオッシャ8から垂直
搬送装置9、および速度調整区間を構成する水平搬送装
置10を経てベースコータ11に供給される。
水平搬送装置10は、第2図に概略図示されているよう
に、X方向に缶胴12を空気の噴流で移動させ、缶胴12を
幅広の貯留部13に一旦保持し、その後、排出部14から1
個毎ベースコータ11に供給する。このように、缶胴12は
貯留部13で一定時間過ごすので、その間に水平搬送装置
10前後の処理速度の調整が図られる。
ベースコータ11では、缶胴の外面が一様に白色塗装さ
れ、その後、これら白色塗装された缶胴はベースコータ
オーブン15に簡単な搬送ライン16で運ばれる。ベースコ
ータオーブン15は缶胴の外面に塗装された白色塗料の焼
付け、乾燥を行い、その後、缶胴を簡単な搬送ライン17
でプリンタ18に供給する。
プリンタ18は白色塗装された缶胴の外面に文字、およ
び、または図形等を印刷し、印刷の済んだ缶胴は簡単な
搬送ライン19でプリンタオーブン20に供給される。プリ
ンタオーブン20は印刷された塗料を焼き付け、乾燥し、
文字、図形等でなる模様を固定する。したがって、本実
施例では、ベースコータ11、プリンタ18が印刷装置を、
ベースコータオーブン15と、プリンタオーブン20が全体
としてオーブン装置を構成している。
プリンタオーブン20で模様の固定された缶胴は、簡単
な搬送ライン21で垂直搬送装置22へ送られ、更に、速度
調整区間としての水平搬送装置23に運ばれる。水平搬送
装置23は上述の水平搬送装置10と同様の構成であり、缶
胴を受け入れ、貯留し、その後に排出する。
水平搬送装置23は缶胴をインサイドスプレイ24に供給
し、インサイドスプレイ24は缶胴の内面に樹脂膜を被着
させる。内面に樹脂膜の被着された缶胴は、簡単な搬送
ライン25でインサイドスプレイオーブン26に供給され、
そこで、樹脂膜の乾燥焼付けがなされる。したがって、
本実施例ではインサイドスプレイ24とインサイドスプレ
イオーブン26が内面処理装置を構成している。
インサイドスプレイオーブン26から排出された缶胴
は、簡単な搬送ライン27で開口部加工装置としてのネッ
カーフランジャ28に運ばれ、そこで、その開口部に多段
の絞り加工が施される。その後、缶胴は簡単な搬送ライ
ン29を介して検査装置としてのライトテスタ30に移送さ
れ、ライトテスタ30はピンホール等を光学的に検出して
不良品を排除する。
かようにして検査済みの缶胴はライトテスタ30から出
荷装置としてのパレタイザ31に送られ、プラスチックフ
ィルムで密封された状態で荷造りされ、出荷される。
上述の製缶ラインを構成する各機械1、4、6、8、
11、15、18、20、24、26、28、29、31は内蔵コンピュー
タ32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、
44をそれぞれ備えており、これらの内蔵コンピュータ32
〜44は操作パネル45、46、47、48、49、50、51、52、5
3、54、55、56、57から与えられるオペレータの指示に
より処理速度を含む稼動条件にしたがいそれぞれの機械
の運転状態を管理する。このように、本実施例の製缶ラ
インは、オペレータの指示により個別に機械を運転する
ことができる。
本実施例に係る製缶ラインの構成機械は2つの水平搬
送装置10、23により3つの構成装置群に分けられてお
り、それぞれの構成装置群は情報処理装置としてのロー
カルコンピュータ61、62、63によっても運転状態が自動
的に管理される。すなわち、ローカルコンピュータ61は
内蔵コンピュータ32、33、34、35に外部バス64を介して
接続されており、ローカルコンピュータ61は水平搬送装
置10に取り付けられているセンサ65から供給される貯留
されている缶胴数を参照して既に設定されている稼動条
件を調整して構成機械1、4、6、8の処理速度を変更
することができる。
同様に、ローカルコンピュータ62は内蔵コンピュータ
36、37、38、39に外部バス66を介して接続されており、
ローカルコンピュータ62はセンサ65と水平搬送装置23に
取り付けられているセンサ67から得られる貯留されてい
る缶胴数を参照しつつ、内蔵コンピュータ36〜39と通信
し、機械11、15、18、20の処理速度を変更することがで
きる。
ローカルコンピュータ63も内蔵コンピュータ40、41、
42、43、44に外部バス68を介して接続されており、セン
サ67から得られる貯留されている缶胴数を参照して機械
24、26、28、30、31の処理速度を調整することができ
る。
このように、ローカルコンピュータ61、62、63は、水
平搬送装置10、23に貯留されている缶胴数を監視しつ
つ、それぞれの支配下にある内蔵コンピュータ32〜44と
通信し、それぞれの内蔵コンピュータ32〜44の制御下に
ある機械の処理速度を調整するので、各ローカルコンピ
ュータ61〜63の支配下にある機械は、貯留部の無い簡単
な搬送ラインで接続することができる。したがって、貯
留部のある水平搬送装置は、僅か2台でよく、製缶ライ
ンの小型化を図ることができる。
なお、ローカルコンピュータ61〜63は更に上位のスー
パーバイザーコンピュータの支配下にあるが、説明は省
略する。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1C図は本願発明の一実施例を示す概略側面
図、 第2図は水平搬送装置の平面図である。 1……アンワインダ、 4……カッピングプレス、 6……ドローアンドアイオニングプレス、 8……ワッシャ、 11……ベースコータ、 15……ベースコータオーブン、 18……プリンタ、 20……プリンタオーブン、 24……インサイドスプレイ、 26……インサイドスプレイオーブン、 28……ネッカーフランジャ、 30……ライトテスタ、 31……パレタイザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 51/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属の薄板からカップを打ち抜くカッピン
    グプレス装置と、 上記カップを深絞り加工して所定長の缶胴を成形する深
    絞り装置と、 上記缶胴を洗浄する洗浄装置と、 洗浄された缶胴の外面に所定の模様を印刷する印刷装置
    と、 印刷された模様を固定させるオーブン装置と、 缶胴の内面処理をする内面処理装置と、 缶胴の開口部を加工する開口部加工装置と、 缶胴の不良の有無を検査する検査装置と、 検査後の缶胴を出荷する出荷装置とを含んで構成される
    製缶ラインにおける構成機械の配列において、 上記製缶ラインを構成する複数の装置での処理速度を各
    装置が内蔵する制御手段で制御し、 製缶ラインを構成する複数の装置をその配列順序を保持
    して複数の構成装置群に分割し、 これらの複数の構成装置群のそれぞれを複数の情報処理
    装置で制御し、 上記複数の構成装置群の間に上記缶胴を一時的に受け入
    れ貯留し順次排出する速度調整区間を設けるとともに、 この速度調整区間での缶胴の貯留数に基づいて上記複数
    の情報処理装置が各制御手段を制御して各装置の処理速
    度を制御することを特徴とする製缶ラインにおける構成
    機械の配列。
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