JP2765023B2 - 光ファイバ被覆用樹脂組成物 - Google Patents

光ファイバ被覆用樹脂組成物

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JP2765023B2
JP2765023B2 JP1073055A JP7305589A JP2765023B2 JP 2765023 B2 JP2765023 B2 JP 2765023B2 JP 1073055 A JP1073055 A JP 1073055A JP 7305589 A JP7305589 A JP 7305589A JP 2765023 B2 JP2765023 B2 JP 2765023B2
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泰照 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、光ファイバ被覆用樹脂組成物、詳しくは、
硬化速度に優れる光ファイバ被覆用樹脂組成物に関する
ものである。
<従来の技術> 一般に光ファイバは、初期表面を維持し、長期間の使
用に耐えるよう、その外周に樹脂組成物による被覆がな
されている。この被覆用樹脂組成物としては、光ファイ
バの生産性を向上する目的のため、近年、放射線硬化型
樹脂が多く使用されているが、最近では、さらに一層の
生産性向上のため、従来のものよりも硬化速度の大きい
樹脂組成物が求められている。これに対応すべく、樹脂
組成物について様々な改良が試みられているが、満足で
きる性能のものは得られていないが現状である。
<発明が解決しようとする課題> 本発明者らは、種々の組成物を鋭意検討した結果、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオ
キシドおよび2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オンとから
なる光重合開始剤を組成物中に含有させることによっ
て、硬化速度を大幅に向上させることができることを見
出し、本発明に至った。
<課題を解決するための手段> すなわち本発明は、 (A)多官能性ウレタン(メタ)アクリレート、 (B)(A)以外の官能性不飽和化合物、 (C)2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキシド、および (D)2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン を含有する光ファイバ被覆用樹脂組成物を提供するもの
である。
ここで、(A)成分の多官能性ウレタン(メタ)アク
リレートとは、分子中にウレタン結合を持ち、かつ分子
中に複数のアクリロイル基またはメタアクリロイル基を
持つ化合物をいう。その製造方法や、上に定義した構造
以外の分子構造等は特に限定されるものではない。
(B)成分の官能性不飽和化合物とは、分子中に少な
くとも1個の重合性炭素−炭素二重結合を持つ(A)成
分以外の不飽和化合物をいい、単官能性不飽和化合物お
よび/または(A)以外の多官能性不飽和化合物であ
る。これらの一方または双方を含むことができる。単官
能性不飽和化合物としては、アルキルアクリレート、ア
ルキルメタアクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレ
ート、ヒドロキシアルキルメタアクリレート、式 (式中、Aはアルキレン基、Rは水素またはアルキル
基、nは正の数を表わす。)で表わされる化合物、N−
ビニルピロリドン等が例示される。また多官能性不飽和
化合物としては、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリス
(2−アクリロイロキシエチル)イソシアヌネート等が
例示される。
(A)成分と(B)成分の比率は特に限定されない
が、95:5〜5:95(重量比)の範囲が好ましい。
(C)成分の2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニル
フォスフィンオキシドは、式 の構造を有し、BASF社からLucirin TPOの商品名で販売
されている。また、(D)成分の2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパ
ン−1−オンは、式 の構造を有し、チバガイギー社からIrgacure 907の商品
面で販売されている。
(C)成分と(D)成分の比率は、1:10〜10:1(比重
比)の範囲である。この比率が1:10より小さい場合は、
硬化速度の改良効果が充分でなく、逆に10:1より大きい
場合は、やはり硬化速度の改良効果が不充分であるか、
表面硬化性が劣り、いずれの場合も好ましくない。樹脂
組成物中に占める(C)成分と(D)成分との合計量
は、(A)成分と(B)成分との合計100重量部に対
し、一般には0.1〜15重量部、好ましくは0.5〜7重量部
の範囲である。
本発明の光ファイバ被覆用樹脂組成物は、必要に応じ
て他の光重合開始剤を含むことができる。本発明に必須
の2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルジフォスフィ
ンオキシドおよび2−メチル−1−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン
以外に、必要に応じて配合される光重合開始剤として
は、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾイン、ベ
ンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインイソプロピル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、4,4′−ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンジルジメチル
ケタール、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチル
チオキサントン、2,2′−ジイソプロピルチオキサント
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなど
が例示されるが、これらに限定されるものではない。
また本発明の光ファイバ被覆用樹脂組成物は、さらに
必要に応じて、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、フィラー等の各種添加剤が配合されていて
もよい。
<発明の効果> 本発明の光ファイバ被覆用樹脂組成物は、少ない光照
射量においても優れた性能を発揮する。すなわち、効果
速度に優れている。
<実施例> 以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
以下の例において、「部」は重量部を意味する。
実施例1〜2および比較例1〜2 数平均分子量2,000のポリテトラメチレンエーテルグ
リコール1モルとトリレンジイソシアネート2モルとの
反応生成物に、2−ヒドロキシエチルアクリレート基を
2モル反応させて得たポリエーテル系ウレタンアクリレ
ートオリゴマー50部、および式 で表わされる単官能性不飽和化合物(東亜合成社製、商
品名アロニックスM−113)50部からなる混合物100部に
対し、表−1に示す割合で2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルフェニルフォスフィンオキシドおよび2−メチル−1
−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ
プロパン−1−オンを加え、均一に混合して樹脂組成物
を得た。
これらの樹脂組成物をガラス板上に約100μmの厚さ
に塗布した後、120Wのメタルハライドランプを使用し、
紫外線を照射して硬化物のシートを得た。得られた硬化
物の物性値を表−1に示す。
実施例3〜4および比較例3〜5 エチレングリコールとアジピン酸とから合成したポリ
エステルポリオール(分子量約4,000)1モルとトリレ
ンジイソシアネート2モルとの反応生成物に、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート2モルを反応させて得たポリ
エステルポリオール系ウレタンアクリレートオリゴマー
50部、式 で表わされる単官能性不飽和化合物(東亜合成社製、商
品名アロニックスM−111)20部、N−ビニルピロリド
ン20部、およびトリメチロールプロパントリアクリレー
ト10部からなる混合物100部に対し、表−2に示す割合
で2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィ
ンオキシドおよび2−メチル−1−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン
を加え、均一に混合して樹脂組成物を得た。
これらの樹脂組成物をガラス板上に約100μmの厚さ
に塗布した後、120Wのメタルハライドランプを使用し、
紫外線を照射して硬化物のシートを得た。得られた硬化
物の物性値を表−2に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 290/06 C08F 290/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分子中に複数のアクリロイル基また
    はメタアクリロイル基を持つ多官能性ウレタン(メタ)
    アクリレート、 (B)分子中に少なくとも1個の重合性炭素−炭素二重
    結合を持ち、成分(A)以外の不飽和化合物、 (C)2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォス
    フィンオキシド、および (D)2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニ
    ル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン を含有し、(C)と(D)との重量比が1:10〜10:1の範
    囲にあることを特徴とする光ファイバ被覆用樹脂組成
    物。
JP1073055A 1989-03-23 1989-03-23 光ファイバ被覆用樹脂組成物 Expired - Lifetime JP2765023B2 (ja)

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DE60202991T2 (de) 2001-12-26 2006-02-09 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Harzzusammensetzung zur Beschichtung von optischem Glasfaser, beschichtete optische Faser, und dieses verwendende faseroptische Kabel

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