JP2763866B2 - 無人搬送車における誘導センサのイコライザ機構 - Google Patents

無人搬送車における誘導センサのイコライザ機構

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JP2763866B2
JP2763866B2 JP7073963A JP7396395A JP2763866B2 JP 2763866 B2 JP2763866 B2 JP 2763866B2 JP 7073963 A JP7073963 A JP 7073963A JP 7396395 A JP7396395 A JP 7396395A JP 2763866 B2 JP2763866 B2 JP 2763866B2
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元廣 佐田
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KOBUKURO KOSAKUSHO KK
NITSUTETSU KOGYO KK
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KOBUKURO KOSAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば鋼板コイルの
製造設備において利用されるコイル搬送用の無人搬送車
に係り、特に走行路面に配置した誘導体にセンサの位置
を合わせるためのイコライザ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板コイル等の重量物の搬送に利用され
る無人搬送車は、ステアリング装置によって方向を変更
可能な走行装置を備え、この走行装置には駆動装置とこ
れによって回転駆動される車輪を設けたものがその基本
的な構造である。そして、走行路面に予め敷設した誘導
体に沿って走行できるように、この誘導体を検知する誘
導センサを車体の下部に設け、この誘導センサからの信
号をコントローラに入力しながらステアリング装置を制
御することにより、車体の走行軌道を修正していく機構
を備える。
【0003】このような無人搬送車においては、誘導体
に対して誘導センサが常に一様な位置関係を持ちながら
走行させることが必要である。このため、従来から誘電
センサはイコライザ機構を介してステアリングと車輪を
備えた台車に連接したものが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無人搬送車にお
けるイコライザ機構には様々なものがあるが、その基本
は誘導センサを路面側の誘電体に近づけるために台車か
ら下に突き出したロッドの下端に誘導センサを設け、こ
のロッドの上端を台車に取り付けるというものである。
【0005】ところが、従来のイコライザ機構では、ロ
ッドは台車の幅方向の揺れに対して一体に動くので、た
とえば路面の傾斜によって車体がその幅方向に斜めの姿
勢を取るようになると、ロッドもこの路面の傾斜に直交
する姿勢になる。このため、路面に敷設されている誘導
体から誘導センサの位置がずれてしまうことになる。ま
た、走行方向の凹凸や様々な路面の傾斜等によっても同
様に誘導センサと誘導体との間の位置ずれが発生する。
【0006】このような誘導体に対する誘導センサの位
置のずれにより、コントローラによるステアリング装置
の制御も不良となり、車体の安定走行の障害となるとい
う問題がある。
【0007】本発明において解決すべき課題は、路面の
誘導体に対して車体側の誘電センサの位置を常に適正に
保てるようにして安定走行を維持可能とすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輪のステア
リング装置及び走行装置と、進行方向に間隔を置いて少
なくとも2個配置されそれぞれ走行路面に敷設した走行
案内用の誘導体を検知する誘導センサとを備え、これら
の誘導センサによる前記誘導体の検知によって前記ステ
アリング装置及び走行装置を制御する無人搬送車におい
て、前記ステアリング装置,走行装置及び車輪をイコラ
イザフレームに備えると共に、該イコライザフレームを
前記誘導体の表面部分を回動中心として回動可能に車体
の主フレーム側に連接し、前記誘導センサの1つをイコ
ライザフレームからその回動中心に向かう線分上に位置
させてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】イコライザフレームからその回動中心に向かう
線分上に誘導センサを位置させることにより、走行路面
の凹凸や傾斜によって車輪が上下に変位したときでも、
誘導センサは常に走行路面側の誘導体を指向した姿勢に
維持される。このため、たとえば主フレームに対してピ
ン接合によってイコライザフレームを連接する場合で
は、イコライザフレームはこのピン周りに回動し、その
回動角度によっては誘導センサの指向位置が誘導体から
大きく離れてしまう可能性があるのに対し、本発明では
誘導センサの指向性を向上させることができ、誘導体の
確実な検知が可能となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の無人搬送車をその走行方向と
直交する向きに見た内部構造図、図2及び図3はそれぞ
れ図1のA−A線及びB−B線矢視位置での内部構造を
示す図である。
【0011】図において、ジャケット1によって全体を
覆ってボデーを形成し、このジャケット1の中央の上面
を鋼板コイルの載置部1aとしている。そして、ジャケ
ット1の内部には主フレーム2を組み込むと共に左端に
は動力盤3a及び右端には制御盤3bをそれぞれ備えて
いる。
【0012】動力盤3a側の主フレーム2の下には、図
2に示すように、走行方向と直行する向きに固定ベース
4を連結し、この固定ベース4の両端にはそれぞれステ
アリング装置5a及び走行装置5bを取り付けている。
ステアリング装置5aは制御盤3bのコントローラから
の信号を受けて作動するサーボモータ5cを備えて走行
装置5bの走行方向を変更可能な機構を持つ。また、走
行装置5bも同様にコントローラによって制御されるサ
ーボモータ5dを備え、これによって2連の車輪5eを
回転駆動可能としたものである。
【0013】更に、固定ベース2の幅方向の中央には、
ロッド6aを下に向けて垂直に突き出して設け、このロ
ッド6aの下端に誘導センサ6を設ける。この誘導セン
サ6は走行路面50に埋設して軌道を案内する誘導体5
1を感知可能としたものであり、後述するイコライジン
グ機能を持つ誘導体とペアを組み、それぞれの信号を制
御盤3bのコントローラに入力して車体の走行方向を逐
次設定していくのに利用される。
【0014】一方、図3において、主フレーム2の下に
はイコライザフレーム7を揺動可能に取り付ける。この
イコライザフレーム7にも、その両端にそれぞれステア
リング装置8a及び走行装置8bを設け、これらをサー
ボモータ8c,8dによって駆動可能とし、走行装置8
bにはそれぞれ2連の車輪8eを備える。
【0015】図4は図3のC−C線位置での要部の縦断
面を示す概略図である。
【0016】主フレーム2の幅方向の中央部分の下面に
は、イコライザフレーム7を前後に挟む一対のブラケッ
ト9a,9bを下に突き出して設ける。そして、これら
のブラケット9a,9bのそれぞれには、合計5個の上
段カムフォロワ9c,9d及び合計3個の下段カムフォ
ロワ9e,9fを設ける。
【0017】一方のブラケット9aに設ける上段カムフ
ォロワ9cは、これらを取り付けるためのボルト・ナッ
ト9c−1の配列から判るように、中央に位置するボル
ト・ナット9c−1の芯とその鉛直方向に真下の走行路
面50またはこれと同じレベルとなるように埋設した誘
導体51の表面からの距離Rに等しい円弧状に並べたも
のである。また、下段カムフォロワ9eについてもその
ボルト・ナット9e−1の芯からその真下の走行路面5
0または誘導体の表面からの距離rに等しい円弧状に並
べたものである。そしてこのような関係は、他方のブラ
ケット9bに設ける上段,下段カム9d,9fについて
も同様である。
【0018】図5はブラケット9a,9bによって保持
されたイコライザフレーム7の要部を示す拡大縦断面図
である。
【0019】図示のように、上段カムフォロワ9c,9
dは水平の回転軸線を持つようにブラケット9a,9b
にボルト・ナット9c−1,9d−1によって支持され
ている。一方、下段カムフォロワ9e,9fは斜めの回
転軸線を持つようにボルト・ナット9e−1,9f−1
によって支持されている。そして、イコライザフレーム
7には、これらの上段,下段カムフォロワ9c〜9fの
中に差し込まれるガイド7aを両面に設ける。
【0020】このガイド7aは図5の(b)に示すよう
に円弧状の正面形状を持ち、同図(a)に示すように上
段カムフォロワ9c,9dに突き当たる水平な上部摺動
面7b及び下段カムフォロワ9e,9fに突き当たる傾
斜した下部摺動面7cを形成したものである。そして、
ガイド7aの円弧形状は、上段,下段カムフォロワ9c
〜9fの配列が造る円弧に一致したものとする。
【0021】図3に戻って、イコライザフレーム7の中
央部の下面にはロッド10aを下に向けて垂直に突き出
し、このロッド10aの下端には誘導センサ10を設け
る。イコライザフレーム7が図3のように水平姿勢にあ
るときには、ロッド10aの軸線は鉛直方向を向き且つ
上段,下段カムフォロワ9c,9eの芯を通るような位
置関係とする。
【0022】以上の構成において、走行路面50に配備
された無人搬送車は、図2及び図3に示すように、誘導
センサ6,10がそれぞれ誘導体51を検知しながら走
行する。このとき、これらの誘導センサ6,10からの
信号によって各ステアリング装置5a,8aを制御する
ことにより、無人搬送車は誘導体51に沿う軌道を走行
することができる。
【0023】ここで、走行路面50に凹凸があったりカ
ーブの所で傾斜を持たせているとき、車輪8eはこれら
の凹凸や傾斜に倣って転動していく。このため、これら
の車輪8eにイコライザフレーム7を介して連接されて
いるロッド10aも図3の鉛直姿勢から傾斜した姿勢に
様々に変化する。
【0024】図6はこのようなイコライザフレーム7の
姿勢変化の一例を示す図である。
【0025】この例では、イコライザフレーム7は水平
姿勢から右上がりの斜めの姿勢であり、仮に主フレーム
2が水平な走行路面50に対応する姿勢でブラケット9
a,9bも垂直な姿勢に維持されているものとすれば、
このようなイコライザフレーム7の傾斜姿勢は、ガイド
7aが上段,下段カムフォロワ9c〜9eのに案内され
て移動することでしか達成できない。一方、上段,下段
カムフォロワ9c〜9eは、先に述べたように誘導体5
1からの距離を半径とする円弧状の配列である。したが
って、イコライザフレーム7がその姿勢を変えるときに
は、常に誘導体51を回転中心として回動することにな
り、このイコライザフレーム7の中央から垂直に延ばし
たロッド10aの軸線は常にこの誘導体51を指向しな
がら回動する。
【0026】このように、イコライザフレーム7が揺れ
動くときでも、その回動中心を誘導体51として動作す
るので、ロッド10aの先端の誘導センサ10を誘導体
51に対して常に一様の位置関係に維持することができ
る。このため、走行路面50の凹凸やカーブ部分での傾
斜に対しても、誘導センサ10による確実な誘導体51
の検出が可能となり、安定した走行が維持される。
【0027】なお、図6ではイコライザフレーム7の傾
斜について説明したが、イコライザフレーム7は常に水
平姿勢に維持され車体側が傾斜するような動きであって
も、相対的に先に説明した動作と同様である。
【0028】
【発明の効果】本発明では、イコライザフレームに備え
る誘導センサを走行路面の誘導体を確実に指向できるよ
うにしているので、常に確実な誘導体の検出が可能とな
り、無用なステアリング装置による軌道修正等の制御が
不要となるほか、常に安定した走行が可能となり、作業
効率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無人搬送車を走行方向と直交する向き
に見た内部構造図である。
【図2】図2のA−A線矢視位置での内部構造図であ
る。
【図3】図2のB−B線矢視位置での内部構造図であ
る。
【図4】図3のC−C線矢視位置での概略縦断面図であ
る。
【図5】イコライザフレームのブラケットによる連接構
造を示す要部の縦断面図である。
【図6】イコライザフレームの傾斜と誘導体との位置関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 ジャケット 2 主フレーム 3a 動力盤 3b 制御盤 4 固定ベース 5a ステアリング装置 5b 走行装置 5e 車輪 6 誘導センサ 6a ロッド 7 イコライザフレーム 7a ガイド 8a ステアリング装置 8b 走行装置 8e 車輪 9a ブラケット 9b ブラケット 9c 上段カムフォロワ 9d 上段カムフォロワ 9e 下段カムフォロワ 9f 下段カムフォロワ 10 誘導センサ 10a ロッド 50 走行路面 51 誘導体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−186468(JP,A) 特開 昭49−15133(JP,A) 実開 平2−97161(JP,U) 実開 昭60−188680(JP,U) 実開 平7−8140(JP,U) 実開 昭63−42470(JP,U) 実開 平2−50709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪のステアリング装置及び走行装置
    と、進行方向に間隔を置いて少なくとも2個配置されそ
    れぞれ走行路面に敷設した走行案内用の誘導体を検知す
    る誘導センサとを備え、これらの誘導センサによる前記
    誘導体の検知によって前記ステアリング装置及び走行装
    置を制御する無人搬送車において、前記ステアリング装
    置,走行装置及び車輪をイコライザフレームに備えると
    共に、該イコライザフレームを前記誘導体の表面部分を
    回動中心として回動可能に車体の主フレーム側に連接
    し、前記誘導センサの1つをイコライザフレームからそ
    の回動中心に向かう線分上に位置させてなる無人搬送車
    における誘導センサのイコライザ機構。
JP7073963A 1995-03-30 1995-03-30 無人搬送車における誘導センサのイコライザ機構 Expired - Lifetime JP2763866B2 (ja)

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JPH08268269A JPH08268269A (ja) 1996-10-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915133A (ja) * 1972-06-06 1974-02-09
JPS60188680U (ja) * 1984-05-25 1985-12-13 新神戸電機株式会社 無人誘導式ゴルフバツグ運搬車
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JPH0250709U (ja) * 1988-10-03 1990-04-10
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JP2576282Y2 (ja) * 1993-07-13 1998-07-09 日本車輌製造株式会社 重量物無人搬送車

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