JP3141594U - 無人運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導テープに沿った円滑な曲線走行を可能とした無人運搬台車を提供すること。
【解決手段】磁気センサー18と駆動輪20と駆動モーター22と操舵モーターとコントロールボックスとを備えた操舵駆動ユニットと、下面の四隅に備えられた自在キャスター15、17とを有する無人運搬台車10であって、駆動輪20が下面の前輪15寄りに備えられるとともに、操舵補助輪36が下面の後輪寄りに備えられ、駆動輪20の向きに連動して操舵補助輪36の向きを駆動輪20の向きと逆方向に操舵できるように、駆動輪20と操舵補助輪36とをリンク仕掛け38を介して連結したものである。
【選択図】図2

Description

本考案は、工場や倉庫等の床面に予め敷設された誘導テープに沿って走行する無人運搬台車(通称、AGV。)に関する。
無人運搬台車の誘導テープによる誘導方式には、工場や倉庫等の床面に敷設された磁気テープを磁気センサーによって検出し、その磁気テープに沿って走行させる磁気誘導方式や、同じく工場や倉庫等の床面に敷設されたアルミテープなどの反射テープを光学センサーによって検出し、その反射テープに沿って走行させる光学誘導方式などがある。
従来から、下面の四隅に車輪を備え、前輪の二つが自在キャスターであり、後輪の二つが固定キャスターである無人運搬台車であって、磁気テープを検出する磁気センサーと駆動輪と駆動モーターと同駆動輪の自動操舵装置とを有する一つの操舵駆動ユニットが、台車下面のやや前輪寄りに取り付けられたものが知られている(特許文献1参照)。
なお、自在キャスターとは、車輪の走行方向が無人運搬台車の前後左右を問わずあらゆる方向に自在に変えられるように設けられているものをいい、固定キャスターとは、車輪の走行方向が無人運搬台車の前後直線方向に一定に設けられているものをいう。
そのほか、下面の四隅に車輪を備え、すべての車輪が自在キャスターである無人運搬台車であって、磁気テープを検出する磁気センサーと駆動輪と駆動モーターと同駆動輪の自動操舵装置とを有する操舵駆動ユニットが、台車下面の前後部それぞれに着脱自在に二つ取り付けられたものが知られている(特許文献2参照)。
登録実用新案第3013716号公報(第11−12頁、第3−4図) 特開平10−39925号公報(第3頁、第1−2)
しかし、これら従来例のうち、一つの操舵駆動ユニットが台車下面のやや前輪寄りに取り付けられるとともに、下面の四隅に車輪を備え、前輪の二つが自在キャスターであり、後輪の二つが固定キャスターである無人運搬台車では、直線走行では問題はないものの、コーナー等の曲線走行では問題があった。
つまり、操舵駆動ユニットが台車のやや前輪の自在キャスター寄りに取り付けられていることから、前輪を強制操舵できるものの、固定キャスターである後輪は自らの回転方向に走行しようとして単に前記駆動輪の走行方向に引きずられる状態となり、曲線走行においては大きな内輪差が発生し、台車の前部は磁気テープに沿って進むものの、台車の後部は磁気テープに沿って進むことなく、コーナーの内側に位置する機械設備等へ接近して衝突するおそれがあった。
このため、機械設備等と磁気テープとの間隔を十分に確保しなければならなかった。
なお、ここでいう内輪差とは、回転中心側の前輪と後輪とが描く軌跡の差をいう。
また、二つの操舵駆動ユニットが台車下面の前後部にそれぞれ取り付けられるとともに、下面の四隅に車輪を備え、すべての車輪が自在キャスターである無人運搬台車においては、二つの操舵駆動ユニットにより、前輪だけでなく、後輪をも強制操舵することができ、直線走行はもちろんのこと、コーナー等の曲線走行においても磁気テープに沿って走行することができた。
しかし、コーナーの内側に位置する機械設備等へ接近して衝突するおそれはないものの、一つの台車に二つの操舵駆動ユニットを備えなければならないことから、台車の構造が複雑になるとともに、その製造コストも高価なものとなるなどの問題があった。
なお、前記従来例において、操舵駆動ユニットを前部に一つとした場合には、直線走行は問題ないものの、コーナー等の曲線走行においては、遠心力の働きによって、自在キャスターである二つの後輪が、無人運搬台車の走行方向とは異なる曲線の外側に自らの車輪を回転させて走行しようとするため、一時的に無人運搬台車の後側が曲線の外側に振られるような状態となり(いわゆる尻振り走行。)、コーナーの外側に位置する機械設備等へ接近して衝突するおそれがあった。
このため、機械設備等と磁気テープとの間隔を十分に確保しなければならなかった。
本考案は、操舵駆動ユニットを一つとすることができ、かつ、コーナー等の曲線走行においても、台車の一部がコーナー等の外側又は内側に位置する機械設備等へ接近して衝突するおそれのない、誘導テープに沿った円滑な曲線走行を可能とした無人運搬台車を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案は、誘導テープを検出するセンサーと駆動輪と駆動モーターと操舵モーターと制御装置とを備えた操舵駆動ユニットと、下面の四隅に備えられた車輪とを有する、床面に敷設された誘導テープに誘導されて走行する無人運搬台車であって、前記四隅の車輪のすべてが自在キャスターであり、前記駆動輪が下面の前輪寄りに備えられるとともに、操舵補助輪が下面の後輪寄りに備えられ、前記駆動輪の向きに連動して前記操舵補助輪の向きを前記駆動輪の向きと逆方向に操舵できるように、前記駆動輪と前記操舵補助輪とをリンク仕掛けを介して連結したことを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、一端に凸部を備え、かつ、他端が前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一のアームと、他端に長孔を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項3記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、一端に長孔を備え、かつ、他端が前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一のアームと、他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項4記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、一端に凸部を備え、かつ、他端が前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一のアームと、他端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項5記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、一端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、他端が前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一のアームと、他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項6記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、前記駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、第一のギアに備えられた第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、前記操舵補助輪に操舵軸を介して接続された第二のギアとを備えるとともに、前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
なお、前記第一のギアの位置は、前記第二のプーリーの上方下方のいずれであっても良い。
請求項7記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、前記駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のギアと、前記操舵補助輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、第二のギアに備えられた第二のプーリーとを連結したタイミングベルトとを備えるとともに、前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
なお、前記第二のギアの位置は、第二のプーリーの上方下方のいずれであっても良い。
請求項8記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結した第一のタイミングベルトと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第三のプーリーと、第一のギアに備えられた第四のプーリーとを連結した第二のタイミングベルトと、前記操舵補助輪に操舵軸を介して接続された第二のギアとを備えるとともに、前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
請求項9記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、一端に凸部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、他端に長孔を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項10記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、一端に長孔を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項11記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、一端に凸部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、他端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項12記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、一端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームとを備えるとともに、前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とするものである。
請求項13記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一のアームと、第一のギアと、前記第一のギアに接続された第二のアームと、一端が前記第二のアームに揺動自在となるように接続されるとともに、他端が前記第一のアームに揺動自在となるように接続された第三のアームと、前記操舵補助輪に操舵軸を介して接続された第二のギアとを備えるとともに、前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
請求項14記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、前記駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のギアと、第二のギアと、前記第二のギアに接続された第一のアームと、前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二のアームと、一端が前記第二のアームに揺動自在となるように接続されるとともに、他端が前記第一のアームに揺動自在となるように接続された第三のアームとを備えるとともに、前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
請求項15記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、前記駆動輪にホルダーを介して接続された第一の扇形ギアと、前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二の扇形ギアとを備えるとともに、前記第一の扇形ギアと前記第二の扇形ギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
請求項16記載の考案は、請求項1記載の無人運搬台車において、前記リンク仕掛けが、駆動輪に操舵軸を介して接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに主軸を介して接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、前記第二のプーリーに接続された第一の扇形ギアと、前記操舵補助輪にホルダーを介して接続された第二の扇形ギアとを備えるとともに、前記第一の扇形ギアと前記第二の扇形ギアとを係合させたものであることを特徴とするものである。
請求項17記載の考案は、請求項2、4、9、又は11記載の無人運搬台車において、前記第一のアームの一端に、前記第一のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、前記凸部を長手方向に隙間を設けて挿入するための長孔が備えられたことを特徴とするものである。
請求項18記載の考案は、請求項2、4、9、又は11記載の無人運搬台車において、前記第一のアームの一端に、前記第一のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、前記凸部を挿入するための複数の孔が備えられたことを特徴とするものである。
請求項19記載の考案は、請求項3、5、10、又は12記載の無人運搬台車において、前記第二のアームの他端に、前記第二のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、前記凸部を長手方向に隙間を設けて挿入するための長孔が備えられたことを特徴とするものである。
請求項20記載の考案は、請求項3、5、10、又は12記載の無人運搬台車において、前記第二のアームの他端に、前記第二のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、前記凸部を挿入するための複数の孔が備えられたことを特徴とするものである。
請求項21記載の考案は、請求項17記載の無人運搬台車において、前記凸部に、前記第一のアームに接続された固定片と、調節片と、前記調節片に接続されるとともに、前記固定片と前記固定片を間に挟んだ一対のナットとがねじ嵌められた調節棒とを有する位置調節補助機構が接続されたことを特徴とするものである。
請求項22記載の考案は、請求項19記載の無人運搬台車において、前記凸部に、前記第二のアームに接続された固定片と、調節片と、前記調節片に接続されるとともに、前記固定片と前記固定片を間に挟んだ一対のナットとがねじ嵌められた調節棒とを有する位置調節補助機構が接続されたことを特徴とするものである。
請求項23記載の考案は、請求項1〜22のうちいずれかに記載の無人運搬台車において、前記駆動輪と前記操舵補助輪のそれぞれに上下動可能なサスペンションが備えられたことを特徴とするものである。
請求項1記載の無人運搬台車は、リンク仕掛けを介して、一定の範囲において、駆動輪の向きに連動して操舵補助輪の向きを駆動輪の向きと逆方向に操舵できるように、駆動輪と操舵補助輪とが連結されていることから、駆動輪の軌跡に沿って、操舵補助輪を強制操舵することができる。
このため、曲線走行においては、駆動輪によって、自在キャスターである二つの前輪が強制操舵されるとともに、操舵補助輪によって、自在キャスターである二つの後輪も強制操舵されることとなる。
このため、曲線走行においても、操舵駆動ユニットを二つ備えることなく一つとし、無人運搬台車を誘導テープに沿って円滑に走行させることができる。
よって、無人運搬台車の一部がコーナーの内側や外側に位置する機械設備等へ接近して衝突するおそれがないため、機械設備等と磁気テープとの間隔を十分に確保する必要がない。
請求項2〜5記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏するほか、リンク仕掛けの構造を簡単なものとしたことから、部品点数を少なくすることができ、製作に要する手間や経費を大きく軽減させることができる。
請求項6〜8記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏するほか、リンク仕掛けの構造を、台車の横幅方向に対して場所を大きくとらないものとすることができるため、リンク仕掛けの一部が台車からはみ出ることがなく、誘導路周辺の機械設備等へリンク仕掛けの一部が接触するおそれがない。
請求項9〜16記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏する。
請求項17〜20記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏するほか、アームに備えられた凸部の位置を調節自在としたことから、一定の範囲において、駆動輪の向きの度合いと操舵補助輪の向きの度合いとをそれぞれ調節し、曲線における無人運搬台車の走行を、ニュートラルステアとなるように設定することはもちろん、特に小回りを効かせるようにするために、オーバーステア気味となるように設定することができるほか、誘導路の形状によって小回りをあまり効かせないようにするために、アンダーステア気味となるように設定することができる。
請求項21及び22記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏するほか、位置調節補助機構を凸部に接続したことにより、万一の衝撃による凸部の位置ずれを防ぐことができるほか、凸部の任意な位置での調節を容易に可能とすることができる。
請求項23記載の無人運搬台車は、請求項1記載の無人運搬台車と同様な効果を奏するほか、駆動輪と操舵補助輪のそれぞれに上下動可能なサスペンションが設けられていることから、例え床面に凹凸があっても、駆動輪と操舵補助輪とを安定した状態で床面に接地させることができる。
このため、凹凸な床面の曲線走行においては、前後四輪のうちいずれかの自在キャスターが床面から浮き上がった状態となった場合でも、接地している自在キャスターが、駆動輪又は操舵補助輪によって強制操舵されることとなるから、無人運搬台車を誘導テープに沿って円滑に走行させることができる。
無人運搬台車における円滑な曲線走行を可能とする目的を、下面の四隅に自在キャスターを備えるとともに、一つの操舵駆動ユニットを備え、駆動輪と操舵補助輪とをリンク仕掛けを介して連結した構成とし、最小の部品点数により実現した。
以下、本考案の実施例1を図1〜3に基づいて説明する。
本考案の無人運搬台車10(以下、台車10と称する。)は、その骨格が、薄肉鋼材である数十点のフレーム12を溶接によって箱形に組み立てられたものであり、上面に搬送対象物を載置するための台14と、下面の四隅にすべてが自在キャスターである前輪15、15と後輪17、17とが備えられたものである(図1、2参照)。
台車10は、図示しない床面に平面略長円形に敷設された誘導路である磁気テープ16に沿って誘導されることを予定したものである。
さらに、一つの操舵駆動ユニット19が台車10の下方に設けられている。
操舵駆動ユニット19は、磁気センサー18と駆動輪20と駆動モーター22と操舵モーター24と制御装置であるコントロールボックス26とから構成されるとともに、台車10のほぼ中央に設けられたバッテリー28と電気的に接続されている(図1、2参照)。
なお、操舵駆動ユニットは、操舵駆動ユニット19の構成のものに限定されるものではなく、その他の公知のものを採用しても良い。
磁気センサー18は、磁気テープ16の発する磁気を検出することによって、磁気テープ16を検出するためのものであり、後述する駆動輪20のホルダー30に支持具32を介して前方に備えられている。
なお、センサーの種類はこれに限定されるものではなく、誘導テープがアルミテープなどの反射テープである場合には、公知の光学センサーを用いることとなる。
ホルダー30を備えた駆動輪20は、図示しない操舵軸を介して水平方向に回動自在となるように台車10の下面に接続されている。
台車10の下面とホルダー30との間には、図示しないコイルスプリングであるサスペンションが備えられ、例え床面が凹凸であっても、駆動輪20を常に床面に接地させることができる。
なお、サスペンションは上記コイルスプリングに限定されるものではなく、その他の公知のものを用いても良い。
さらに、駆動輪20は、磁気センサー18の後方に位置し、かつ、台車10の前輪15、15寄りに備えられている。
駆動モーター22は、駆動輪20を駆動させるためのものであり、駆動輪20の側方に備えられている。
操舵モーター24は、駆動輪20を操舵するためのものであり、図示しない操舵軸の上端に接続されている。
なお、これとは別に、操舵モーターに主軸を介して備えたプーリーと、駆動輪に操舵軸を介して備えたプーリーとを、タイミングベルトによって連結することによって、駆動輪を操舵するものとしても良い。
制御装置であるコントロールボックス26は、磁気センサー18によって検出された磁気を演算処理し、駆動モーター22と操舵モーター24とを制御するためのものであり、台車10の後部に備えられている。
このため、操舵駆動ユニット19は、誘導路である磁気テープ16の発する磁気を磁気センサー18によって検出した後、コントロールボックス26にて演算処理した上で駆動モーター22と操舵モーター24とを制御し、台車10を磁気テープ16に沿って走行させるように駆動輪20を自動制御する。
台車10の下面の後輪17、17寄りには、ホルダー34を備えた操舵補助輪36が図示しない操舵軸を介して水平方向に回動自在となるように台車10の下面に接続されている。
台車10の下面とホルダー34との間には、図示しないコイルスプリングであるサスペンションが備えられ、例え床面が凹凸であっても、操舵補助輪36を常に床面に接地させることができる。
なお、サスペンションは上記コイルスプリングに限定されるものではなく、その他の公知のものを用いても良い。
操舵補助輪36のホルダー34は、リンク仕掛け38を介して駆動輪20のホルダー30と連結されている。
リンク仕掛け38は、駆動輪20のホルダー30の後側に、他端が接続された板状の第一のアーム40aと、操舵補助輪36のホルダー34の前側に、一端が接続された板状の第二のアーム42aとを有するものである。
第一のアーム40aの一端には、凸部である円柱状のピン44aが懸垂状に備えられているとともに、第二のアーム42aの他端には、平面略長細円である長孔46aが備えられている。
第一のアーム40aと第二のアーム42aとは、ピン44aが、長孔46aの長手方向に隙間を設けて摺動自在となるように、長孔46aに挿入されることによって接続されている。
なお、長孔は平面略長細円に限定されるものではなく、凸部を長手方向に摺動自在とさせることができる形状であればどのような形状であっても構わない。
長孔46aに挿入されたピン44aの下方の一部は長孔46aを貫き、輪状のピン止め48aがはめ込まれることによって、ピン44aの下端が長孔46aから上方に抜けないように施されている。
なお、ピン止め48aの直径は、長孔46aの短手方向の幅よりも大きく設けられている。
なお、本実施例においては、第二のアーム42aの他端に長孔を備えたものとしたが、長孔ではなく、溝などの凹部としても良い。
図示しないが、この場合には、ピンの下方の外周面の一部と溝の内面の一部とを互いに凹凸の係合関係となるように設け、ピンの下端が溝から抜けないように施すようにする。
このため、長孔46aに挿入されたピン44aが、長孔46aの長手方向に摺動自在に設けられていることから、台車10の左右一定方向の幅において、駆動輪20の向きが変化すると同時に、ホルダー30を介して第一のアーム40aが水平方向に駆動輪20の向きと同じ向きに変化し、第一のアーム40aの一端に備えられたピン44aが長孔46aを長手方向に摺動することによって、第二のアーム42aが水平方向に第一のアーム40aの向きと逆方向の向きに変化し、ホルダー34を介して操舵補助輪36が第二のアーム42aと同じ向きに変化する。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる(図3参照)。
そのほか、図示しないが、リンク仕掛けを、駆動輪のホルダーの後側に他端が接続された第一のアームと、操舵補助輪の図示しない操舵軸を長手方向に隙間を設けて貫通させた長孔を一端に備えた第二のアームとからなり、第一のアームの一端と第二のアームの他端とを重ね合わせた上で、ピンを上方から下方に向けて貫通させ、両アームを互いに揺動自在となるように設けたものとしても良い。
以下、本考案の実施例2を図4に基づいて説明する。
実施例2は、実施例1の台車10のリンク仕掛けのみが異なるものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け39は、駆動輪20の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第一のプーリー52と、台車10の下面に設けられるとともに、上方に水平方向に第一のギア50を備えた第二のプーリー54とを第一のタイミングベルト56によって連結したものと、操舵補助輪36の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第二のギア51とを備え、第一のギア50と第二のギア51のそれぞれのギア面を水平方向に係合させたものである。
なお、第一のギア50は第二のプーリー54の下方に備えたものであっても良い。
このため、駆動輪20の向きが変化することにより、第一のプーリー52が回転し、第一のタイミングベルト56を介して、第二のプーリー54が第一のプーリー52と同じ方向に回転する。
これと同時に、第二のプーリー54の回転に伴い第一のギア50が同じ方向に回転し、第一のギア50に係合された第二のギア51が、第一のギア50の回転方向と逆方向に回転する。
さらに同時に、第二のギア51の回転に伴い、操舵補助輪36の向きが駆動輪20の向きと逆方向に変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例3を図5に基づいて説明する。
実施例3は、リンク仕掛けが異なるものであることと、操舵モーター24の位置が台車下方のほぼ中央に設けられていること以外は、すべて実施例1の台車10と共通するものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
さらに、実施例2のリンク仕掛け39の一部と共通する構成もあることから、その共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け66は、駆動輪20の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第一のプーリー52と操舵モーター24の図示しない主軸に接続された上段のプーリー60とを連結した第一のタイミングベルト56と、操舵モーター24の図示しない主軸に接続された下段のプーリー62と、第一のギア50の下方に備えられた第二のプーリー54とを連結した第二のタイミングベルト58と、操舵補助輪36の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第二のギア51とを備え、第一のギア50と第二のギア51とを係合させたものである。
上段のプーリー60と下段のプーリー62は、操舵モーター24の図示しない主軸に対して上下段に並べられて設けられている。
なお、プーリー62を上段のプーリーとし、プーリー60を下段のプーリーとして設けても良い。
このため、駆動輪20の向きが変化することにより、第一のプーリー52が回転し、第一のタイミングベルト56を介して、上段のプーリー60が第一のプーリー52と同じ方向に回転する。
これと同時に、上段のプーリー60の回転に伴い下段のプーリー62が同じ方向に回転し、第二のタイミングベルト58を介して、第二のプーリー54も同じ方向に回転する。
さらに同時に、第二のプーリー54の回転に伴い第一のギア50が同じ方向に回転し、第一のギア50に係合された第二のギア51が、第一のギア50の回転方向と逆方向に回転する。
さらに同時に、第二のギア51の回転に伴い、操舵補助輪36の向きが駆動輪20の向きと逆方向に変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例4を図6に基づいて説明する。
実施例4は、リンク仕掛けが異なるものであることと、操舵モーター24の位置が台車下方のほぼ中央に設けられていること以外は、すべて実施例1の台車10と共通するものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
さらに、実施例3のリンク仕掛け66の一部と共通する構成もあることから、その共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け67は、駆動輪20の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第一のプーリー52と操舵モーター24の図示しない主軸に備えられた上段のプーリー60とを連結した第一のタイミングベルト56と、一端に凸部である円柱状のピン44bが懸垂状に備えられ、かつ、他端が上段のプーリー60の下方に接続された板状の第一のアーム40bと、他端に平面略長細円である長孔46bが備えられ、かつ、一端が操舵補助輪36のホルダー34の前側に接続された板状の第二のアーム42bとを有するものである。
第一のアーム40bと第二のアーム42bとは、ピン44bが、長孔46bの長手方向に隙間を設けて摺動自在となるように、長孔46bに挿入されることによって接続されている。
長孔46bに挿入されたピン44bの下方の一部は長孔46bを貫き、輪状のピン止め48bがはめ込まれることによって、ピン44bの下端が長孔46bから上方に抜けないように施されている。
なお、ピン止め48bの直径は、長孔46bの短手方向の幅よりも大きく設けられている。
なお、本実施例においては、第二のアーム42bの他端に長孔を備えたものとしたが、長孔ではなく、溝などの凹部としても良い。
図示しないが、この場合には、ピンの下方の外周面の一部と溝の内面の一部とを互いが凹凸の係合関係となるように設け、ピンの下端が溝から抜けないように施すようにする。
このため、駆動輪20の向きが変化することにより、第一のプーリー52が回転し、第一のタイミングベルト56を介して、上段のプーリー60が第一のプーリー52と同じ方向に回転する。
これと同時に、長孔46bに挿入されたピン44bが、長孔46bの長手方向に摺動自在に設けられていることから、台車10の左右一定方向の幅において、上段のプーリー60の回転に伴い第一のアーム40bが水平方向に駆動輪20の向きと同じ向きに変化し、第一のアーム40bの一端に備えられたピン44bが長孔46bを長手方向に摺動することによって、第二のアーム42bが水平方向に第一のアーム40bの向きと逆方向の向きに変化する。
さらに同時に、ホルダー34を介して操舵補助輪36が第二のアーム42bと同じ向きに変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例5を図7に基づいて説明する。
実施例5は、実施例1の台車10のリンク仕掛けのみが異なるものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
さらに、実施例2のリンク仕掛け39の一部と共通する構成もあることから、その共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け68は、駆動輪20のホルダー30に水平方向に備えられた板状である第一のアーム40cと、台車10の下面に水平方向に設けられた第一のギア50と、第一のギア50の下方に水平方向に備えられた板状である第二のアーム42cと、一端が第二のアーム42cに揺動自在となるように接続されるとともに、他端が第一のアーム40cに揺動自在となるように接続された板状である第三のアーム43と、操舵補助輪36の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第二のギア51とを備え、第一のギア50と第二のギア51のそれぞれのギア面を水平方向に係合させたものである。
なお、第一のギア50は第二のアーム42cの下方に備えたものであっても良い。
第三のアーム43の一端と第二のアーム42cとの接続は、第三のアーム43と第二のアーム42cのそれぞれの一部を重ね合わせた上で、上方から下方に向けてピン44cを貫通させることにより施され、第三のアーム43が第二のアーム42cに対して水平方向に揺動自在となるように設けられている。
第三のアーム43の他端と第一のアーム40cとの接続は、第三のアーム43と第一のアーム40cのそれぞれの一部を重ね合わせた上で、上方から下方に向けてピン44cを貫通させることにより施され、第三のアーム43が第一のアーム40cに対して水平方向に揺動自在となるように設けられている。
このため、駆動輪20の向きが変化することにより、第一のアーム40cが揺動し、第三のアーム43を介して、第二のアーム42cの向きが第一のアーム40cと同じ向きに揺動する。
これと同時に、第二のアーム42cの向きの変化に伴い第一のギア50が回転し、第一のギア50に係合された第二のギア51が、第一のギア50の回転方向と逆方向に回転する。
さらに、第二のギア51の回転に伴い、操舵補助輪36の向きが駆動輪20の向きと逆方向に変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例6を図8に基づいて説明する。
実施例6は、実施例1の台車10のリンク仕掛けのみが異なるものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け69は、駆動輪20のホルダー30に水平方向に接続された第一の扇形ギア70aと、操舵補助輪36のホルダー34に水平方向に接続された第二の扇形ギア72aとを備え、それぞれのギア面を水平方向に係合させたものである。
駆動輪20の向きが変化することによって、ホルダー30を介して第一の扇形ギア70aが水平方向に同じに向きに変化し、同時に第一の扇形ギア70aに係合された第二の扇形ギア72aが水平方向に第一の扇形ギア70aの向きと逆方向に変化するとともに、ホルダー34を介して操舵補助輪36が第二の扇形ギア72aと同じ向きに変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例7を図9に基づいて説明する。
実施例7は、リンク仕掛けが異なるものであることと、操舵モーター24の位置が台車下方のほぼ中央に設けられていること以外は、すべて実施例1の台車10と共通するものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
さらに、実施例3のリンク仕掛け66の一部と共通する構成もあることから、その共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け71は、駆動輪20の図示しない操舵軸に水平方向に備えられた第一のプーリー52と操舵モーター24の図示しない主軸に水平方向に備えられた上段のプーリー60とを連結した第一のタイミングベルト56と、上段のプーリー60に水平方向に接続された第一の扇形ギア70bと、操舵補助輪36のホルダー34に水平方向に接続された第二の扇形ギア72bとを備え、それぞれのギア面を水平方向に係合させたものである。
このため、駆動輪20の向きが変化することにより、第一のプーリー52が回転し、第一のタイミングベルト56を介して、上段のプーリー60が第一のプーリー52と同じ方向に回転する。
これと同時に、上段のプーリー60の回転に伴い第一の扇形ギア70bが水平方向に駆動輪20と同じに向きに変化し、同時に第一の扇形ギア70bに係合された第二の扇形ギア72bが水平方向に第一の扇形ギア70bの向きと逆方向に変化するとともに、ホルダー34を介して操舵補助輪36が第二の扇形ギア72bと同じ向きに変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
以下、本考案の実施例8を図10〜14に基づいて説明する。
実施例8は、実施例1の台車10のリンク仕掛けのみが異なるものである。
このため、実施例1と共通する構成についてはその説明を省略するとともに、共通する構成の符号についてはこれを援用する。
本実施例のリンク仕掛け74は、駆動輪20のホルダー30の後側に他端が接続された板状の第一のアーム40dと、操舵補助輪36のホルダー34の前側に一端が接続された板状の第二のアーム42dとを有するものである。
第一のアーム40dの一端には、平面略長細円である長孔46cが備えられている。
長孔46cには、長手方向に隙間を設けて摺動自在となるように、凸部80が上方から下方に向けて貫くように挿入されている(図12参照)。
凸部80は、ベアリングである円柱体90と輪状のカラー94とを上方から貫通するとともに、下方をナット88によってねじ嵌められたスクリューボルト84からなる。
円柱体90は、後述する第二のアーム42dの長孔46d内に挿入され、かつ、長手方向に摺動自在となるように備えられたものであり、長孔46cから上方に突き出た位置となるようにスクリューボルト84に備えられている。
カラー94は、円柱体90の下に備えられ、後述する第二のアーム42dの長孔46d内から円柱体90が下方に抜け落ちないように備えられたものであり、その直径は、円柱体90の直径よりも小さく、かつ、長孔46cの短手方向の長さよりも大きく設けられ、長孔46cから上方に突き出た位置となるようにスクリューボルト84に備えられている。
ナット88は、後述する位置調節補助機構82の調節片86を間にして、スクリューボルト84を長孔46cに固定させるためのものであり、長孔46cから下方に突き出た位置となるようにスクリューボルト84の下方にねじ嵌められて備えられている。
さらに、凸部80には位置調節補助機構82が接続されている。
位置調節補助機構82は、調節片86と調節棒96と固定片97と一対のナットである一端側のナット98及び他端側のナット99とを有するものである。
調節片86は、図示しないネジ孔を垂直方向に備えるとともに、長孔46cとナット88との上下方向の間に設けられ、スクリューボルト84によって上方からねじ嵌められて貫通させられている。
調節片86を間にして、ナット88を締めることにより、スクリューボルト84を長孔46cに固定させることができる。
調節棒96は、外周面にねじ山が備えられるとともに、調節片86の端に水平方向に接続されている。
固定片97は、その上面が第一のアーム40dの下面に接続されるとともに、図示しないネジ孔を水平方向に備え、調節棒96によって水平方向にねじ嵌められて貫通させられている。
一端側のナット98と他端側のナット99とは、固定片97を間に挟むようにして調節棒96上にねじ嵌められている。
このため、スクリューボルト84のナット88と一端側のナット98とを緩めた後、他端側のナット99を締めることにより、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を駆動輪20側へ移動させ、任意の位置にてナット88と一端側のナット98とを締めることにより、スクリューボルト84の位置を固定することができる。
さらに、スクリューボルト84のナット88と他端側のナット99とを緩めた後、一端側のナット98を締めることにより、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を操舵補助輪36側へ移動させ、任意の位置にてナット88と他端側のナット99とを締めることにより、スクリューボルト84の位置を固定することができる。
つまり、第一のアーム40d上において、駆動輪20からスクリューボルト84までの距離を、一定の範囲で長くしたり短くしたりすることが可能となる。
なお、ナット88を緩めたままでも、又はナット88をスクリューボルト84に設けなくても、長孔46cにおけるスクリューボルト84の位置の固定は可能となるが、より安定したスクリューボルト84の位置の固定を望む場合には、ナット88を締めることにより、スクリューボルト84の位置をしっかりと固定することが好ましい。
なお、ナット88をスクリューボルト84に設けない場合の凸部80は、円柱体90とカラー94とを上方から貫通したスクリューボルト84からなるものとなる。
そのほか、凸部80を、スクリューボルト84の代わりに、円柱体90とカラー94とを上方から貫通したピンからなるものとしても良い。
また、スクリューボルト84の位置調節は、位置調節補助機構82を設けなくても、凸部80だけでも可能である。
その場合は、ナット88を緩めた後、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を駆動輪20側又は操舵補助輪36側へ移動させ、任意の位置にてナット88を締めることにより、スクリューボルト84の位置を固定すれば良い。
なお、本実施例においては、凸部80に、位置調節補助機構82を加えて設けることによって、凸部80だけでは防ぐことのできない、万一の衝撃によるスクリューボルト84の位置ずれを防ぐことが可能となるほか、ナット88、一端側のナット98、及び他端側のナット99の緩め締めだけで、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の任意な位置調節が容易に可能となる。
第二のアーム42dの他端には、平面略長細円である長孔46dが備えられている。
長孔46dには、長手方向に隙間を設けて摺動自在となるように、スクリューボルト84の円柱体90が挿入されている。
なお、本実施例においては、第二のアーム42dの他端に長孔を備えたものとしたが、長孔ではなく、溝などの凹部としても良い。
このため、長孔46dに挿入されたスクリューボルト84の円柱体90が、長孔46dの長手方向に摺動自在となることから、台車10の左右一定方向の幅において、駆動輪20の向きが変化すると同時に、ホルダー30を介して第一のアーム40dが水平方向に駆動輪20の向きと同じ向きに変化し、第一のアーム40dの一端に備えられたスクリューボルト84の円柱体90が長孔92内を長手方向に摺動することによって、第二のアーム42dが水平方向に第一のアーム40dの向きと逆方向の向きに変化し、ホルダー34を介して操舵補助輪36が第二のアーム42dと同じ向きに変化することとなる。
このため、操舵補助輪36を、駆動輪20の向きに連動させて、その向きを駆動輪20の向きとは逆方向に操舵させることができる。
したがって、駆動輪20の軌跡に沿って、操舵補助輪36を強制操舵することができるため、台車10の曲線走行においては、駆動輪20によって、自在キャスターである二つの前輪15、15が強制操舵されるとともに、操舵補助輪36によって、自在キャスターである二つの後輪17、17が強制操舵され、磁気テープ16に沿った円滑な走行が可能となる。
さらに、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を駆動輪20側へ移動させた後固定し、第一のアーム40d上において、駆動輪20からスクリューボルト84までの距離を短くすることにより、駆動輪20の向きに連動する操舵補助輪36の向きの大きさを、駆動輪20の向きの大きさに比べて常に小さいものに設定することができる(図13参照)。
なお、ここでいう「小さいものに設定する」とは、駆動輪20と操舵補助輪36のそれぞれの中心点を通る台車10の前後方向の直線を基準線αとし、基準線αと第一のアーム40dとの間の角度Aよりも、基準線αと第二のアーム42dとの間の角度Bが小さいものとなるように設定することをいう。
このため、駆動輪20の向きに連動する操舵補助輪36の向きの大きさを、駆動輪20の向きの大きさに比べて小さいものに設定した場合には、曲線における台車10の走行をアンダーステア気味にすることができ、小回りをあまり効かせないようにする必要がある誘導路の形状に柔軟に対応させることができる。
さらに、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を操舵補助輪36側へ移動させた後固定し、第一のアーム40d上において、駆動輪20からスクリューボルト84までの距離を長くすることにより、駆動輪20の向きに連動する操舵補助輪36の向きの大きさを、駆動輪20の向きの大きさに比べて常に大きいものに設定することができる(図14参照)。
なお、ここでいう「大きいものに設定する」とは、駆動輪20と操舵補助輪36のそれぞれの中心点を通る台車10の前後方向の直線を基準線αとし、基準線αと第一のアーム40dとの間の角度Aよりも、基準線αと第二のアーム42dとの間の角度Bが大きいものとなるように設定することをいう。
このため、駆動輪20の向きに連動する操舵補助輪36の向きの大きさを、駆動輪20の向きの大きさに比べて大きいものに設定した場合には、曲線における台車10の走行をオーバーステア気味にすることができ、特に小回りを効かせる必要がある誘導路の形状に柔軟に対応させることができる。
さらに、長孔46cの長手方向にて、スクリューボルト84の位置を調節して、第一のアーム40d上における、駆動輪20からスクリューボルト84までの距離と、第二のアーム42d上における、操舵補助輪36からスクリューボルト84までの距離とを等しくし、駆動輪20の向きに連動する操舵補助輪36の向きの大きさを、駆動輪20の向きの大きさと常に同じ大きさとなるように設定することによって、曲線における台車10の走行をニュートラルステアとなるようにすることができる。
そのほか、図示しないが、第一のアームの一端の凸部の位置を長手方向に調節自在とするための構成を、長孔ではなく、凸部を挿入するための複数の孔を長手方向の直線上に、第一のアームの一端に備えたものとしても良い。
この場合は、任意な位置調整はできないものの、一定の間隔にて位置調整が可能となる。
なお、リンク仕掛け74における凸部の位置調節のための構成は、実施例4における第一のアーム40bに問題なく採用することができる。
実施例1の側面図である。 実施例1の底面図である。 実施例1の走行状態を示す説明図である。 実施例2の底面図である。 実施例3の底面図である。 実施例4の底面図である。 実施例5の底面図である。 実施例6の底面図である。 実施例7の底面図である。 実施例8の側面図である。 実施例8の底面図である。 実施例8の要部の拡大側面図である。 実施例8の要部の拡大底面図である。 実施例8の要部の拡大底面図である。
符号の説明
10 無人運搬台車
12 フレーム
14 台
15 前輪
16 磁気テープ
17 後輪
18 磁気センサー
19 操舵駆動ユニット
20 駆動輪
22 駆動モーター
24 操舵モーター
26 コントロールボックス
28 バッテリー
30 ホルダー(駆動輪)
32 支持具
34 ホルダー(操舵補助輪)
36 操舵補助輪
38 リンク仕掛け(実施例1)
39 リンク仕掛け(実施例2)
40a 第一のアーム(実施例1)
40b 第一のアーム(実施例4)
40c 第一のアーム(実施例5)
40d 第一のアーム(実施例8)
42a 第二のアーム(実施例1)
42b 第二のアーム(実施例4)
42c 第二のアーム(実施例5)
42d 第二のアーム(実施例8)
43 第三のアーム
44a ピン(実施例1)
44b ピン(実施例4)
44c ピン(実施例5)
46a 長孔(実施例1)
46b 長孔(実施例4)
46c 長孔(実施例8)
46d 長孔(実施例8)
48a ピン止め
48b ピン止め
50 第一のギア
51 第二のギア
52 第一のプーリー
54 第二のプーリー
56 第一のタイミングベルト
58 第二のタイミングベルト
60 上段のプーリー
62 下段のプーリー
66 リンク仕掛け(実施例3)
67 リンク仕掛け(実施例4)
68 リンク仕掛け(実施例5)
69 リンク仕掛け(実施例6)
70a 第一の扇形ギア(実施例6)
70b 第一の扇形ギア(実施例7)
71 リンク仕掛け(実施例7)
72a 第二の扇形ギア(実施例6)
72b 第二の扇形ギア(実施例7)
74 リンク仕掛け(実施例8)
80 凸部(実施例8)
82 位置調節補助機構
84 スクリューボルト
86 調節片
88 ナット
90 円柱体
94 カラー
96 調節棒
97 固定片
98 一端側のナット
99 他端側のナット
α 基準線
A 角度
B 角度

Claims (23)

  1. 誘導テープを検出するセンサーと駆動輪と駆動モーターと操舵モーターと制御装置とを備えた操舵駆動ユニットと、下面の四隅に備えられた車輪とを有する、床面に敷設された誘導テープに誘導されて走行する無人運搬台車であって、
    前記四隅の車輪のすべてが自在キャスターであり、
    前記駆動輪が下面の前輪寄りに備えられるとともに、
    操舵補助輪が下面の後輪寄りに備えられ、
    前記駆動輪の向きに連動して前記操舵補助輪の向きを前記駆動輪の向きと逆方向に操舵できるように、
    前記駆動輪と前記操舵補助輪とをリンク仕掛けを介して連結したことを特徴とする無人運搬台車。
  2. 前記リンク仕掛けが、
    一端に凸部を備え、かつ、他端が前記駆動輪に接続された第一のアームと、
    他端に長孔を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、
    前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  3. 前記リンク仕掛けが、
    一端に長孔を備え、かつ、他端が前記駆動輪に接続された第一のアームと、
    他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、
    前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  4. 前記リンク仕掛けが、
    一端に凸部を備え、かつ、他端が前記駆動輪に接続された第一のアームと、
    他端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  5. 前記リンク仕掛けが、
    一端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、他端が前記駆動輪に接続された第一のアームと、
    他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  6. 前記リンク仕掛けが、
    前記駆動輪に接続された第一のプーリーと、第一のギアに備えられた第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    前記操舵補助輪に接続された第二のギアとを備えるとともに、
    前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  7. 前記リンク仕掛けが、
    前記駆動輪に接続された第一のギアと、
    前記操舵補助輪に接続された第一のプーリーと、第二のギアに備えられた第二のプーリーとを連結したタイミングベルトとを備えるとともに、
    前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  8. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結した第一のタイミングベルトと、
    前記操舵モーターに接続された第三のプーリーと、第一のギアに備えられた第四のプーリーとを連結した第二のタイミングベルトと、
    前記操舵補助輪に接続された第二のギアとを備えるとともに、
    前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  9. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    一端に凸部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、
    他端に長孔を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、
    前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  10. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    一端に長孔を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、
    他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように、
    前記長孔に長手方向の隙間を設けて挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  11. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    一端に凸部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、
    他端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  12. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    一端に長手方向に連続する凹部を備え、かつ、他端が前記第二のプーリーに接続された第一のアームと、
    他端に凸部を備え、かつ、一端が前記操舵補助輪に接続された第二のアームとを備えるとともに、
    前記凸部を長手方向に摺動自在となるように前記凹部に挿入し、
    前記第一のアームの一端と前記第二のアームの他端とを接続したものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  13. 前記リンク仕掛けが、
    前記駆動輪に接続された第一のアームと、
    第一のギアと、
    前記第一のギアに接続された第二のアームと、
    一端が前記第二のアームに揺動自在となるように接続されるとともに、他端が前記第一のアームに揺動自在となるように接続された第三のアームと、
    前記操舵補助輪に接続された第二のギアとを備えるとともに、
    前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  14. 前記リンク仕掛けが、
    前記駆動輪に接続された第一のギアと、
    第二のギアと、
    前記第二のギアに接続された第一のアームと、
    前記操舵補助輪に接続された第二のアームと、
    一端が前記第二のアームに揺動自在となるように接続されるとともに、他端が前記第一のアームに揺動自在となるように接続された第三のアームとを備えるとともに、
    前記第一のギアと前記第二のギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  15. 前記リンク仕掛けが、
    前記駆動輪に接続された第一の扇形ギアと、
    前記操舵補助輪に接続された第二の扇形ギアとを備えるとともに、
    前記第一の扇形ギアと前記第二の扇形ギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  16. 前記リンク仕掛けが、
    駆動輪に接続された第一のプーリーと、前記操舵モーターに接続された第二のプーリーとを連結したタイミングベルトと、
    前記第二のプーリーに接続された第一の扇形ギアと、
    前記操舵補助輪に接続された第二の扇形ギアとを備えるとともに、
    前記第一の扇形ギアと前記第二の扇形ギアとを係合させたものであることを特徴とする請求項1記載の無人運搬台車。
  17. 前記第一のアームの一端に、
    前記第一のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、
    前記凸部を長手方向に隙間を設けて挿入するための長孔が備えられたことを特徴とする請求項2、4、9、又は11記載の無人運搬台車。
  18. 前記第一のアームの一端に、
    前記第一のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、
    前記凸部を挿入するための複数の孔が備えられたことを特徴とする請求項2、4、9、又は11記載の無人運搬台車。
  19. 前記第二のアームの他端に、
    前記第二のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、
    前記凸部を長手方向に隙間を設けて挿入するための長孔が備えられたことを特徴とする請求項3、5、10、又は12記載の無人運搬台車。
  20. 前記第二のアームの他端に、
    前記第二のアームの凸部の位置が長手方向に調節自在となるように、
    前記凸部を挿入するための複数の孔が備えられたことを特徴とする請求項3、5、10、又は12記載の無人運搬台車。
  21. 前記凸部に、
    前記第一のアームに接続された固定片と、
    調節片と、
    前記調節片に接続されるとともに、前記固定片と前記固定片を間に挟んだ一対のナットとがねじ嵌められた調節棒とを有する位置調節補助機構が接続されたことを特徴とする請求項17記載の無人運搬台車。
  22. 前記凸部に、
    前記第二のアームに接続された固定片と、
    調節片と、
    前記調節片に接続されるとともに、前記固定片と前記固定片を間に挟んだ一対のナットとがねじ嵌められた調節棒とを有する位置調節補助機構が接続されたことを特徴とする請求項19記載の無人運搬台車。
  23. 前記駆動輪と前記操舵補助輪のそれぞれに上下動可能なサスペンションが備えられたことを特徴とする請求項1〜22のうちいずれかに記載の無人運搬台車。
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