JP2762876B2 - メッセージ付無線選択呼出受信機 - Google Patents
メッセージ付無線選択呼出受信機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線選択呼出受信機に関
し、特に時計機能を有する無線選択呼出受信機にかかわ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、デバイス技術の進歩は目覚しく、
無線選択呼出受信機においても従来の呼出だけの機能の
ものから、数字および文字などで構成される一連のメッ
セージまでも受信できるものへと、その受信機能の向
上、装置の小型化を図ったものの開発は目覚しい。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような高機能化の
一環として時計機能を有するものが考えられるが(「実
願昭54−142160号」表示付個人選択呼出受信
機)、情報サービスの発達に伴う個別番号の登録・変更
等を効率よく行う技術の発表は未だなされていない。 【0004】本発明の目的は、個別選択呼出番号に後続
する信号の内容に応答して、受信機の個別番号を登録し
たり、あるいは変更する機能を有する無線選択呼出受信
機を提供することである。また、本発明の目的は、受信
信号を用いて登録する無線受信装置の個別番号に対応す
る記憶領域を設定する機能を有する無線選択呼出受信機
を提供することである。 【0005】また、本発明の他の目的は、受信信号によ
り、内蔵時計を逐次校正するとともに任意に警報時刻設
定が可能な無線選択呼出受信機を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のメッセージ付無
線選択呼出受信機は、少なくとも選択呼出番号を含む無
線周波信号を受信し受信信号を出力する受信手段と、第
1のメモリと、プログラム可能な第2のメモリと、前記
受信手段と前記第1のメモリに結合され、自己の選択呼
出番号と一致する選択呼出番号を受信した場合に前記受
信信号を復号する手段と、復号された前記受信信号を前
記第1のメモリに一時的に記憶させる手段と、前記第1
のメモリに記憶された前記復号化された受信信号から前
記第2のメモリのプログラムを可能にする所定の受信信
号を検出する手段と、前記所定の受信信号を検出した場
合に前記復号化された受信信号を前記自己の選択呼出番
号として前記第2のメモリに書き込む手段とを備えてい
る。 【0007】また、本発明のメッセージ付無線選択呼出
受信機は、少なくとも選択呼出番号を含む無線周波信号
を受信し受信信号を出力する受信手段と、第1のメモリ
と、プログラム可能な第2のメモリと、前記受信手段と
前記第1のメモリに結合され、自己の選択呼出番号と一
致する選択呼出番号を受信した場合に前記受信信号を復
号する手段と、復号された前記受信信号を前記第1のメ
モリに一時的に記憶させる手段と、前記第1のメモリに
記憶された前記復号化された受信信号から前記第2のメ
モリのプログラムを可能にする所定の受信信号を検出す
る手段と、前記所定の受信信号を検出した場合に前記復
号化された受信信号を記憶する記憶領域を設定する手段
と、前記復号化された受信信号を前記自己の選択呼出番
号として前記第2のメモリの設定された記憶領域に書き
込む手段とを備えている。 【0008】 【実施例】以下、図を用いて本発明を詳細に説明する。 【0009】図1及び図3は本発明に供される受信機の
ブロック図である。この受信機の動作の概要を図1、図
4および図5を用いて説明する。 【0010】図4は信号構成図であって、〔I〕は前置
信号パターン、(II〕は同期信号パターン、〔II
I〕はアドレス信号およびメッセージ信号の構成パター
ン、〔IV〕は第1の制御信号の構成パターン、〔V〕
は第2の制御信号の構成パターン、〔VI〕はエンド信
号パターンをそれぞれあらわしており、図5A(I)と
同A(II)は合わせて通常動作におけるタイムチャー
トをあらわした図、図5Bはプリアンブル信号以降に電
源を投入した場合の動作におけるタイムチャートをあら
わした図である。 【0011】すなわち、スイッチング回路1で図5A
(I)の(j)に示す電圧波形を無線部20、波形整形
回路30に間欠的に印加して電源の効率的運用を図って
いる状態(この動作を一般にバッテリー・セービングと
いい、以後「BS」と呼ぶ)で電圧が印加されていると
き、所望の無線周波が到来するとアンテナ10、無線部
20、波形整形回路30を介して図5A(I)の(a)
に示されるような受信信号が検出される。ここで、受信
機の個別選択呼出番号(以後「ID」と呼ぶ)“A1”
の受信機ならば、BS解除のためのプリアンブル信号
(以後「P」と呼ぶ)がデコーダ40で検出される(D
T1)と、BSが解除され、電圧が無線部に連続的に印
加されることになる(j)。こうして引き続くフレーム
同期信号(以後「SC」と呼ぶ)が検出される(DT
2)と自機のIDが書き込まれているプログラマブル・
リード・オンリー・メモリ〔P−ROM〕50の内容と
受信信号が比較照合され一致が確認される(DT3)
と、メッセージデータ(以後「MD」と呼ぶ)処理部6
0でID信号に引き続くメッセージ信号の処理を行な
う。そして信号(d)でバッファ70を介して伝達手段
(例えばアラームホーン)を駆動させたり、信号(c)
で受信したメッセージデータの内容を液晶表示装置〔L
CD〕90上に表示したり、或は信号(g)で端子5に
出力したりする。ここで、高速の処理能力を要する中央
処理装置〔CPU〕およびダイナミックドライブ方式の
LCD駆動には通常2V以上の電圧を必要とするので電
池6の電圧を昇圧する昇圧回路7が用いられている。 【0012】さて、前述の受信信号(a)の各構成要素
P,SC,IDおよびMDの詳細が図4に示される。 【0013】プリアンブル信号Pは同図〔I〕に示すよ
うに、論理“1”と“0”の繰返しパターンであり、フ
レーム同期信号SCは同図(II〕に示される特定のパ
ターンであり、個別選択呼出番号IDは同図〔III〕
に示される構成パターンでMSB(識別ビット)が論理
“0”の符号間距離5を有するBCH(31,21)符
号であり、そしてメッセージデータMDは同図〔II
I〕に示される構成パターンで、MSB(識別ビット)
が論理“1”で与えられ、図5A(I),A(II)に
示されるように、第1の制御信号“T”、第2の制御信
号“I”および情報メッセージMに分割されている。す
なわち、図4の(IV〕に示される第1の制御信号は、
(i)自機宛のメッセージが有るときは“1”で、無い
ときは“0”で示すメッセージ情報としてのコードZ0
と、(ii)後続するメッセージの形式を指定する情報
(例えばメッセージがBCDコードで構成される数字情
報ならば“001”、ASCIIコード対応メッセージ
ならば“010”、JISコード対応ならば“10
0”、またファクシミリ情報ならば“111”など)と
してのコードZ1と、(iii)図5A(I)に示すよ
うに、第1の制御信号から次のSC,T,又はIまでの
時間を指定する継続時間情報としての、31ビットを1
ワードとするときのワード数を表すBCDコードZ2〜
Z5とから成っている。 【0014】又図4の〔V〕に示される第2の制御信号
は、受信されたメッセージの処理を指定するための信号
“MCS”と、時刻或は月日情報を表わす信号“TS”
で構成される。 【0015】ここで、MCSパターンに対応するメッセ
ージ処理を規定した表1の意味は次のとおりである。 【0016】 【表1】 【0017】先ず項目1は受信メッセージに何の処理も
しないことを意味する。項目2,3は受信メッセージに
該当するIDを自機のIDとして設定したり、或は逆に
自機に登録されているIDを変更することを示す。項目
4は受信メッセージに該当する時刻に内蔵時計を設定し
呼出警報を鳴らす。項目5はメッセージメモリーエリア
の領域を受信メッセージに該当するIDおよびバイト情
報に応じて、前記IDのメモリーエリアを確保する。項
目6はBS開始からSC検出迄の時間をメッセージ信号
として受信機が受信し、前記時間以内にSCが検出でき
ないとき、何等かの手段(例えばアラームホーンを通常
の呼出鳴音と異なる音で鳴音させる)によって警告す
る。項目7,9は予め定めた形式に従って受信メッセー
ジの内容を配列して(表2、表3参照)出力する。 【0018】 【表2】 【0019】 【表3】 【0020】項目8は図4〔V〕のTSを月・日情報と
して処理する。尚、TSは通常時刻情報を表わし、各々
の場合の符号構成は表4で示される。次に、図4〔V
I〕のパターンは、図5A(II)の信号(a)におけ
る信号Eに該当し終了信号として使用される。 【0021】 【表4】 【0022】さて、図1、図3におけるデコーダ40
は、SC検出回路として図6に示すようにクロックでシ
リーズにシフトレジスタ500内に受信信号を取り込む
ことによって、読み込んだ31ビットについて予め定め
られた所望のパターンかどうかを判定する。即ち所望の
パターンならばアンドゲート540から一致信号が出力
される。またID検出回路として図7に示されるよう
に、受信信号(a)と予め自機の呼出番号が書き込まれ
ているP−ROM50からの信号(e)とがEXNOR
610に入力され1ビット毎に照合され、その一致出力
がカウンタ600に入力される。その結果一致入力の数
が予め設定された値に達したとき出力される検出パルス
により自機が呼出されたことになる。 【0023】次に、バッファ70は例えば図8のように
トランジスタを用いた回路構成で与えられる。図2にお
けるメッセージ処理部60は1チップCPU(メッセー
ジデコーダ)100、ランダム・アクセス・メモリ〔R
AM〕300、およびLCDドライバー200から構成
され、RAM300はダイオード61と大容量コンデン
サ63とから構成される。バックアップ回路により、電
池を交換するときもデータ保護が可能である。 【0024】そして、図1、図3におけるメッセージ処
理部60内の1チップCPU100の構成がそれぞれ、
図9、図11で示される。また、図3におけるデコーダ
8は図10に示す1チップCPUで与えられ、各ブロッ
クの機能は次のとおりである。102〜106,119
〜121は入力ポート、101,110〜118,12
2は出力ポート、107は割り込みポート、108はシ
リアルインターフェース、120はデータバス、130
は番地の内容を示すプログラムカウンタ、140は実行
すべき命令のシーケンスがストアされ、プログラムカウ
ンタ130で指定された番地の内容を読み出すプログラ
ムメモリー、160はプログラムメモリー140からの
情報をデコードし、各部へその命令に対応する制御信号
を供給するインストラクションデコーダ、150は算術
演算、論理演算など各種の演算を行なうALU(Ari
thmetic and Logic Unit)、1
80は各種データの記憶、サブルーチン、割り込みにお
けるプログラムカウントおよびプログラムステータスの
退避に用いられるRAM,ALU150の演算結果をス
トアしたり、RAM180各ポート間のデータの送受に
用いられるACC(Accumlator)、そして1
90は実行命令サイクル時間を決定するシステムクロッ
ク発生回路である。 【0025】次に、LCDドライバ200は図12のブ
ロック構成で与えられ、295は1チップCPU100
との間のデータをシリアルに接続するシリアルインター
フェース、270はシリアルインターフェース295を
介して入力された命令を取り込んでデコードし、命令の
内容に対応して各部を制御するコマンドデコーダ、29
0は入力されたデータに対応して5×7のドットマトリ
ックスによるパターンを発生するキャラクタ発生回路、
280はシリアルインターフェース295からのデータ
の書き込み、またはシリアルインターフェース295へ
のデータの読み出しアドレスを指定するデータポイン
タ、250はキャラクタ発生回路290の出力或はシリ
アルインターフェース295からの表示データを記憶す
るデータメモリ、220はLCDの行制御を行なう行ド
ライバ、210はLCDの列制御を行なう列ドライバ、
230はLCDへの電圧制御を行なうLCD電圧コント
ローラ、240はLCDの駆動タイミングを制御するL
CDタイミングコントローラ、そして260はシステム
クロックコントローラである。 【0026】更に、RAM300は図13のブロック構
成で与えられ、310は1チップCPU100との間の
データをシリアルに受け渡しするシリアルインターフェ
ース、320はアドレスカウンタ、330はアドレスカ
ウンタ320のデータを解析してメモリーアレイ340
の番地を指定し、メモリー内にデータを書き込んだり或
は読み出すためのX−Yデコーダ、340はメモリーア
レイ、そして350は制御回路である。 【0027】図14はスイッチング回路1の構成例であ
る。図15は外部端子5への出力信号(g)のデータ構
成で、1文字当り11ビットである。図16はレベルシ
フト3の回路例である。図17はデータ入力部のキー配
列の一例である。 【0028】以下、各場合における受信機の動作を説明
する。 【0029】a)電源投入後所望の信号が受信されたと
き 図5A(I)に示すように、BS状態にある受信機のう
ち、IDがA1に該当するものはPの受信に続いてSC
を検出すると引き続く信号T1を復号する。このとき、
メッセージデータM1が後続するのでZ0は論理
“1”、そしてZ2〜Z5のBCDコードで表わされる
期間(少なくとも次のSC迄通常は更にA2,T2迄)
BSが解除(OFF)される。さらにI1を復号すると
き“MCS”パターンとして“1000111”を受信
すると、M1のメッセージデータをZ1に対応するコー
ドでデコードし、RAM300に格納すると共にLCD
ドライバー200を介してLCD90に表示し、かつデ
コーダ40、バッファ70を介して伝達手段80を駆動
させ、機器所持者に呼出されたことを知らせる。またI
1の“TS”パターンの月・日情報で内蔵カレンダーを
校正する。 【0030】そして次のSC,ID,T2,I2の検出
・復号を行なう。このときSCは検出されるがID信号
はA2なので検出されないから検出パルスDT3は出な
い。従ってT2のZ2〜Z5およびI2の“MCS”,
“TS”パターンだけを見て、I2の信号検出後Z2〜
Z5で示される期間BSをON(通常次のSCの前ま
で)すると共に、“MCS”が1000111以外のと
き“TS”パターンに該当する時刻に内蔵時計を校正
し、前記受信記憶されているメッセージに受信時刻を付
加する。 【0031】こうして、次のSCの時間になると再びB
SはOFFとなる。この期間はIDもA3で異なりかつ
一度内蔵時計の校正済なのでT3までの期間とする。以
後このような動作を繰り返し、データの終りであること
を示す終了信号Eを検出すると、通常のBS動作に復帰
する。 【0032】またIDがA3に該当する受信機では、P
の受信に引き続いてSCを検出するが、IDがA1のと
ころでは一致しないので、T1のZ2〜Z5およびI1
の“TS”パターンだけを見る。そしてI1の信号検出
後Z2〜Z5で示される期間BSをONさせると共に、
“TS”パターンに該当する月・日に内蔵カレンダーを
校正する。こうして次のSCの時間になると、再びBS
がI2迄の期間OFFとなり、SCは検出されるがID
は検出されないのでT2のZ2〜Z5およびI2の“M
CS”,“TS”パターンだけを見る。そしてI2の検
出後Z2〜Z5の期間BSをONさせると共に、“MC
S”が1000111以外のとき“TS”パターンに該
当する時刻に内蔵時計を校正する。勿論“MCS”パタ
ーンが1000111のときは“TS”パターンに該当
する月・日情報で内蔵カレンダーを校正する。こうし
て、次のSCの時間になると再びBSがOFFとなり、
SC検出動作となる。そして、SC,IDが検出される
と、T3におけるZ2〜Z5の期間BS OFF状態が
継続すると共に、“MCS”パターンが1000011
ならばZ1に対応するコードでデコードされたM3に対
応する時刻が記憶される。内蔵時計が前記所定の時刻に
なるとデコーダ40、バッファ70を介して伝達手段8
0を駆動すると共に、LCD90上に設定警報である旨
を表示(図18はその例である)する。また、I3の
“TS”に対応する時刻情報で再び内蔵時計を校正す
る。以降IDとしてA3に該当するものがなく終了信号
Eを受信すると通常のBS動作へ復帰する。 【0033】ところで本実施例では終了信号Eを受信し
ない限り、SCの受信・未受信に拘らず信号Tを見に行
くと共に、もしこの信号が正しく受信出来ない場合は予
め定められた一定期間(本実施例では約1分)強制的に
BSをOFFとし、SC信号の受信に移行し、検出出来
なければ通常のBS動作に復帰させ、更にSCが連続2
回以上検出されなければ電界不良と判断して通常のBS
動作へ復帰させることで電池の有効利用を計ると共に受
信の信頼性を高めている。 【0034】b)所望の信号が到来の電源投入の場合 図5BにおいてIDがANの受信機は電源ONで予め定
められた一定期間(本実施例では約1分間)連続的にB
SをOFFとし、所望のSC信号の検出を行なう。こう
してSC信号が検知されると、IDの検出を行なうが受
信されないので、I2の検出後“MCS”パターンに応
じて、内蔵のカレンダー或は時計を“TS”情報で校正
すると共に、T2のZ2〜Z5の期間BSをONとす
る。そして、次のSCのとき再びBS OFFとなる動
作を繰り返す。こうして、ANに該当するIDが受信さ
れると、TNのZ2〜Z5の期間BSがOFFとなり、
INの“MCS”パターンが1000101ならばTN
のZ1に対応するコードでメッセージデータMNがデコ
ードされ記憶される。この結果、もしBS動作に復帰し
て前記受信データに対応する時間の経過が内蔵時計で確
認されるまでにSCが検出されないとき、良好なサービ
スエリアにいない旨を知らせるため警告警報を発して注
意を換起し(検出されるとタイマーは停止し、BSへの
復帰で再スタートとなる。)、予め定められた一定期間
(本実施例では約1分間)強制的にBSOFFとしてS
C検出を行ない、前記一定期間にSCが検出されないと
BS動作に復帰する動作を繰り返すことになる。 【0035】c)定形情報の手動入力による登録・読み
出し 表5と図17とを用いて以下動作を説明する。 【0036】 【表5】 【0037】データ入力部2のモードSWのうち所望の
キーを選択する(但し、“CAL”或は“TIME”キ
ーを選択するとLCD90はCPUと連動して計算機機
能或は時計機能として動作する)。ここでもし、“TE
L”キーを押すと、図9の割込みポート107のK端子
から割込みが掛かると共に、入力ポート102から“T
EL”キーに該当するパターンが入力される。この結果
CPUは装置が“TEL”モードに設定されたことを認
識し、以降入力ポート103からデータ、例えば“DA
TA IN”,“AOKI”,“DATA IN”,
“NEC”,“DATA IN”,“03−262−5
174”,“DATA IN”,“KUDO”,“DA
TA IN”,“SONY”,…が入力される。このよ
うにキー入力された結果を確認すると予め定められた形
式に従って読み出され(表2参照)、先ず“DATA
OUT”キーを押すと“AOKI”がLCD上に表示さ
れ、次に“→”キーを押すと、“NEC”が更に“→”
キーを押すと“03−262−5174”更に“→”キ
ーを押すと“KUDO”、次に“↓”キーを押すと“E
NDO”、“→”キーで“KDD”、“↑”キーで“S
ONY”のように確認出来る。 【0038】同様に、“MEMO”キーを押すと、図9
の割込ポート107のK端子から割込みが掛かると共
に、入力ポート102から“MEMO”キーに該当する
パターン“0010011”が入力される。この結果C
PUは装置が“MEMO”モードに設定されたと判断
し、以後入力ポート103から入力される次のようなデ
ータ〔“DATA IN”,“FEB.10.1984
SCHEDULE”,“DATA IN”,“9:0
0”,“DATA IN”,“MEETING(NEW
PRODUCT)AT5−1”,“DATA I
N”,“10:30”,…〕を読み出すため“DATA
OUT”キーを押すと表3のようにLCD90上に
“FEB.10.1984 SCHEDULE”が表示
され、“→”キーを押すとLCDの表示は“9:00”
に変り、更に“→”キーを押すと表示は“MEETIN
G(NEW PRODUCT)AT5−1”に、更に
“↓”キーを押すと“TEL(NTT MR KUD
O)”へと変わり、必要な情報をメモ帳代わりに何時で
も簡単な操作で確認出来る。 【0039】そして、更に本受信機は内蔵カレンダー及
び内蔵時計を持っているので、“FEB.10”の
“9:00”,“10:30”,…の日時には、受信機
の伝達装置(例えばアラーム・ホーン)を駆動させ、注
意を換起させると共にLCD90上には鳴音時刻に該当
する表示を行なう。例えば18:00時ならば“GIN
ZA(MORE)”をLCD上に表示することになる。 【0040】d)無線による定形情報の登録 図1、図9、図12、図13を用いて受信機の動作を説
明する。 【0041】スイッチング回路1でBS動作している受
信機の無線部20、波形整形回路30に電圧が印加され
ているとき、プリアンブル信号Pを受信すると、引き続
く予め定められた同期信号SCを検出するのに十分な期
間BSだけOFFとする。そして、この間にSCを検出
するとその検出パルスDT2で割込みポート107を介
して1チップCPU100が起動されると共にデコーダ
40はIDの検出動作に移行する。すなわち、SCの検
出を起点として、自機のID番号が書き込まれているP
−ROM50のデータと受信データとを1ビット毎比較
照合し(図7)、その一致が確認されると、その検出パ
ルスDT3で入力ポート121を介して1チップCPU
100に入力されると共に、伝送速度に対応するクロッ
クCLが入力ポート105から供給される。このとき、
DT2による割込み起動から予め定められた一定期間
(DT3が検出される迄の時間)後にDT3が入力され
るとIDの検出がなされたと判断し、そうでない場合は
ID不一致と判断し後続の信号の受信に備える。その結
果1チップCPU100では、前記クロックCLでメッ
セージ信号Dを入力ポート106から読み込み、予め定
められたプログラムメモリ140の内容をインストラク
ションデコーダ160で翻訳し、各命令に対応して処理
する。即ち、前記読み込まれた信号はデータバス12
0、ACC170を介してRAM180に書き込まれ
る。 【0042】こうしてBCH(31,21)符号を形成
する31ビットが入力される毎にALU150にて演算
を行ない、受信信号の復号を行なう。 【0043】1チップCPU100は、復号された最初
のBCH(31,21)符号のうち情報ビット20ビッ
トを図4〔IV〕に従ってデコードすると共に、以降出
力ポート112を介して受信機のBS動作を制御する。
このとき、20ビットの情報ビットが次のようなパター
ンならば「11010000000000010000
0」呼出がメッセージ付であり、そのメッセージデータ
が7ビット構成であり、以降少なくとも20ワード(こ
こで1ワードは31ビット)間BSを解除する必要があ
ることを示す。 【0044】そして、次の31ビットの入力を待って信
号Iのデコードを行なう。こうして20ビットの情報エ
リアを図4〔V〕、表1および表4に従って解析する。
即ちその情報ビットが次のようなパターンならば「11
0001100101000100000」後続するメ
ッセージデータが電話帳モードで処理されることを示す
と共にデータ送出時間がAM10:20分であることを
示す。 【0045】このようにしてデコードされた制御内容に
従って、後続するメッセージの処理を行なうことにな
る。従って、31ビット毎にデコード処理された情報エ
リア(20ビットのデータ)は7ビット単位に解読さ
れ、順次外部RAM300に記憶される。即ちチップセ
レクトCS1(負論理)を論理“0”レベルとすること
によりRAM300を動作モードにし、RAM300の
何番地に書き込むかをシリアルインターフェース108
を介して、対応するアドレス情報を信号線SOで転送す
る。このとき、1チップCPU100はシステムクロッ
クをRAM300にSCK(負論理)で送ると同時にア
ドレスであることを表わすため信号線A/D(負論理)
で送ると同時にアドレスであることを表わすため信号線
A/D(負論理)を論理“1”レベルとする。そして、
このとき図13において、RAM300は入力された各
制御信号(CS(負論理),A/D(負論理),R/W
(負論理))に応じて、信号線SOから入力された信号
をアドレス信号と判断し、アドレスカウンタ320、X
・Yデコーダ330を介してメモリーアレイ340の書
き込むべき番地が指定される。 【0046】次に、1チップCPU100では書き込む
べきメッセージデータをシリアルインターフェース10
8の信号線SOで送出すると共に送出データがメッセー
ジデータであることを表わすため信号線A/D(負論
理)を論理“0”レベル、また書き込みを指示するため
信号線R/W(負論理)を論理“0”レベルとする。 【0047】この結果、図13のRAM300は、入力
された各制御信号に対応して、信号線SOを介して入力
されたデータをメッセージデータとしてX・Yデコーダ
330を介して、メモリーアレイ340の先程指定され
た番地に書き込む。 【0048】以上のような過程で順次メッセージデータ
が復号されているとき、BCH(31,21)単位にお
いて、SC或は終了コード検出か或は2ワード連続して
受信不可のとき、1チップCPU100はメッセージデ
ータが終了したものと判断し、出力ポート110から信
号線MEを介してデコーダ40にメッセージが終了した
ことを知らせると共に出力ポート111を介して信号線
ACでデコーダ40の鳴音発生回路を駆動する。その結
果信号(d)、バッファ70を介してアラームホーン8
0が鳴音する。ここで、SC検出の場合は1チップCP
U100は再び前述と同じ動作を繰り返すが、終了コー
ド受信時或いは2ワード連続未受信の場合、受信機はB
S動作に復帰する。 【0049】以上のように、通常のメッセージとして所
望の内容に該当するコードが受信機に入力されることに
なる。 【0050】次にこのようにして受信記憶されたデータ
を読み出すには、読み出しスイッチS1を押すことによ
って、1チップCPU100は該当するメッセージデー
タの最初の番地情報を信号線SOからRAM300へ供
給すると共に、チップイネーブル信号線CS1(負論
理)を論理“0”レベル、チップセレクト信号線CS2
(負論理)(これはLCDドライバ200を選択するた
めの信号線である。)及び信号線A/D(負論理)を論
理“1”レベルとする。次に信号線A/D(負論理)を
論理“0”レベルとすると共に、信号線R/W(負論
理)を論理“1”レベルとする。これにより、前述の最
初の番地から順次対応するデータが1バイト単位にX・
Yデコーダ330を介して、メモリーアレイ340から
読み出され、そのデータがシリアルインターフェース3
10を介して信号線SIで1チップCPU100へ供給
される。こうしてRAM300からデータが読み出され
て1チップCPU100へ供給されると、信号線CS1
(負論理)及び信号線C/D(負論理)を論理“1”レ
ベルとすると共に、LCDドライバ200を選択するた
めにチップセレクト信号線CS2(負論理)を論理
“0”レベルにすることによって、信号線SOからキャ
ラクター変換指示と格納アドレス情報をLCDドライバ
200へ供給する。続いて1チップCPU100は、信
号線C/D(負論理)を論理“0”レベルにすることに
よってRAM300から読み出されたデータを信号線S
OによってLCDドライバ200へ供給する。 【0051】その結果、図12のLCDドライバ200
においては、シリアルインターフェース回路295でシ
リアルパラレル変換された情報が、信号線C/D(負論
理)が論理“1”レベルのときはコマンドデコーダ27
0でデコードされ、コマンドデコーダ270は内部制御
信号を発生する。ここで、コマンドが書き込みコマンド
及びキャラクタ変換コマンドであれば、書き込みアドレ
スを設定するためデータポインタ280がアクセスさ
れ、信号線C/D(負論理)が論理“0”レベルになっ
たら、シリアルインターフェース295を介して入力さ
れるデータがキャラクタ発生回路290で5×7のドッ
トマトリックスによるパターンに変換されて、データメ
モリ250に書き込まれると共に、LCDタイミングコ
ントローラ240の制御で列ドライバー210及び行ド
ライバー220を介して信号CでLCD90上に表示さ
れる。 【0052】e)共通IDの登録・変更 図3、図10、図11を用いて受信機の動作を説明す
る。 【0053】図3は図2において、デコーダ40、メッ
セージ処理部60(1チップCPU100の構成例は図
11)間の構成を一部変更したもので、特に共通ID用
のRAM兼デコーダとしてデコーダ8(本例では1チッ
プCPUを用い、その構成を図10に示す)を設けたも
のである。 【0054】さて、スイッチング回路1でBS動作して
いる受信機の無線部20、波形整形回路30に電圧が印
加されているとき、プリアンブル信号Pを受信すると、
引き続く、予め定められた同期信号SCを検出するのに
十分な期間BS動作を停止する。そしてこの間にSCを
検出すると、その検出パルスDT2で割込みポート10
7を介して1チップCPU100およびデコーダ8を起
動すると共に、デコーダ40はSCの検出を起点として
自機の個別選択呼出番号が書き込まれているP−ROM
50のデータと受信データとを1ビット毎比較照合す
る。 【0055】こうして受信データがP−ROM50内の
自機の個別呼出番号と一致すれば、図11において、そ
の検出信号DT3が入力ポート121から入力される。
この結果SC検出パルスDT2で起動されたCPUはI
Dが検出されるべき時間に入力ポート119ではなく1
21からの入力と判断し、検出されたIDが個別選択呼
出番号であったと認識し、続いて送られてくるメッセー
ジ信号の受信に備える。 【0056】すなわち1チップCPU100では、クロ
ックCLでIDに引き続く信号を入力ポート106から
読み込みデータバス120、アキュームレータACC1
70を介してRAM180に書き込む。こうしてBCH
(31,21)符号を形成する31ビットのデータが入
力される毎にALU150で演算を行ない、受信信号の
復号を行なう。復号された31ビットのうち情報ビット
20ビットを図4〔IV〕に従ってデコードすると共
に、以降出力ポート112を介して受信機のBS動作を
制御する。そして、このときもし20ビットの情報ビッ
トが次のようなパターンならば「1101000000
00000110010」、呼出が7ビット単位のコー
ドで構成されるメッセージ情報を後に持っていることを
示すと共に、32ワード間BS動作を解除する必要があ
ることを示す。すなわち、1チップCPU100は32
ワードタイマーを設定し起動する。 【0057】そして、次の31ビットの入力を待って信
号Iのデコードを行なう。こうして得られた20ビット
の情報エリアを図4〔V〕、表1および表4に従って解
析する。即ちその情報ビットが次のようなパターンなら
ば「110000011001000110110」、
後続するメッセージデータに共通IDとして登録するも
のがあり、現在の時間がPM2:36分であることを意
味する。 【0058】従って、1チップCPU100の内蔵時計
が校正されると共に、後続するメッセージデータは31
ビット毎にデコードされ、その中の20ビットを7ビッ
ト単位に解読する。ここで、受信メッセージの20ビッ
トの情報エリアのパターンが下記ならば、表6(I),
6(II)(ISO7ビットの符号対応表、ISO64
6より抽出)によって、 【0059】 【表6】【0060】SONY銘柄、ID「01101……01
1011」を登録するが、1チップCPU100はRA
M300の共通IDエリアの空番にSONYのラベルを
貼り、前記IDエリアの対応する番号とIDパターンを
デコーダ8へ転送する。 【0061】 【表7】 【0062】 【表8】【0063】すなわち、チップセレクトCS4(負論
理)を論理“0”レベルとし、システムクロックSCK
(負論理)と共にシリアル出力SOから共通IDエリア
番号(例えば0110=6)とIDパターン「0110
1…011011」を出力する。このとき、デコーダ8
はチップイネーブルCE(負論理)が論理“0”となっ
たので、受信の準備をし、後続するシステムクロックと
共に入力されるデータをシリアル入力SIからシリアル
インターフェース108、データバス120を介してR
AM180内に6個目のIDとして登録する。 【0064】また、受信された信号Iの情報ビットのパ
ターンが次のようなパターンならば「11000010
0101000110000」、後続するメッセージデ
ータに変更される共通IDがあり、送出時の時刻がAM
11:30であることを意味する。そして、受信メッセ
ージの20ビットの情報エリアのパターンが下記なら
ば、図11の1チップCPU100は 【0065】 【表9】 【0066】RAM300の共通IDエリアのラベルの
TDKに該当するエリアを捜し、TDKからNECに変
更し、チップセレクトCS4(負論理)を論理“0”レ
ベルとし、システムクロックSCK(負論理)と共にシ
リアル出力SOから共通IDエリア番号とIDパターン
「011010……0111」を出力する。この結果デ
コーダ8のRAM内の前記ID番号に該当するエリアに
入力データを書き込む。 【0067】こうして、共通IDがデコーダ8に登録さ
れている状態で、SCの検出が確認されると、図10に
おいて、デコーダ8は伝送速度に対応するクロックCL
が入力ポート105から供給されるので、SCに後続す
るデータDを入力ポート106から読み込み、予め定め
られたプログラムメモリ140の内容をインストラクシ
ョンデコーダ160で翻訳し、各命令に対応して処理す
る。 【0068】即ち、前述の読み込まれたデータはデータ
バス120を介してACU150で予めRAM180内
に登録されている共通ID(複数個あれば複数)と1ビ
ット毎比較照合される。 【0069】そして、もし共通IDとの一致が確認され
るとデータ検出情報DIを出力ポート113からメッセ
ージ処理部60内の1チップCPU100(図11)へ
伝えると共に、検出されたIDが共通IDエリアの何番
目であるかの情報DEが出力ポート114から1チップ
CPU100へ出力される。 【0070】1チップCPU100はSCの検出パルス
DT2による割込み起動からID検出に要する一定期間
に入力ポート119からの信号により共通IDが受信さ
れたことを認識し、引き続く共通IDエリア情報を入力
ポート120から読み込む。 【0071】この結果、受信されたメッセージデータを
RAM300に記憶するため、チップセレクトCS1
(負論理)を論理“0”レベルとし、シリアルインター
フェース108を介して入力ポート120からのデータ
に該当するアドレス情報を信号線SOから転送する。こ
のとき、1チップCPU100はシステムクロックをS
CK(負論理)で送ると同時にアドレスであることを指
定するため信号線A/D(負論理)を論理“1”レベル
とする。 【0072】こうして、RAM300のアドレス設定が
終わると、A/D(負論理)を論理“0”レベルとして
受信されたメッセージデータを信号線SOからRAM3
00の指定されたアドレス領域に書き込む。 【0073】また、受信されたメッセージデータを外部
出力するときはチップセレクトCS3(負論理)を論理
“0”として、1キャラクタの構成を図15に示す形式
で出力ポート122からレベルシフト回路3へ出力す
る。 【0074】ここで、受信機の外部端子5と接続可能な
信号処理ユニットを用いると、無線を経由して受信され
たデータに所望の処理を加えることが可能である。 【0075】ここで、受信機はIDとしての個別選択呼
出番号と共通IDを持つので、RAM300のメッセー
ジ記憶エリアはそれぞれ個別に持つことが考えられる。
そして、もしそのエリアの配分を変えたいときは、信号
IのMCSパターンとメッセージデータを用いて任意に
設定することが出来る。 【0076】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号の内容に応答して、受信機が半固定的に用いる
情報を無線を介して受信機に記憶させることが容易に可
能となる。 【0077】 【0078】具体的には受信信号を用いて無線受信装置
の個別番号を登録することが可能となり個別番号のメン
テナンスが容易となる。 【0079】更に、具体的には受信信号を用いて登録す
る無線受信装置の個別番号に対応する記憶領域を設定す
ることにより個別番号の設定が容易となるとともに対応
する記憶領域が設定され情報受信などで多くのメッセー
ジが送られたときでも記憶領域が確保されるという効果
を有する。
し、特に時計機能を有する無線選択呼出受信機にかかわ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、デバイス技術の進歩は目覚しく、
無線選択呼出受信機においても従来の呼出だけの機能の
ものから、数字および文字などで構成される一連のメッ
セージまでも受信できるものへと、その受信機能の向
上、装置の小型化を図ったものの開発は目覚しい。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような高機能化の
一環として時計機能を有するものが考えられるが(「実
願昭54−142160号」表示付個人選択呼出受信
機)、情報サービスの発達に伴う個別番号の登録・変更
等を効率よく行う技術の発表は未だなされていない。 【0004】本発明の目的は、個別選択呼出番号に後続
する信号の内容に応答して、受信機の個別番号を登録し
たり、あるいは変更する機能を有する無線選択呼出受信
機を提供することである。また、本発明の目的は、受信
信号を用いて登録する無線受信装置の個別番号に対応す
る記憶領域を設定する機能を有する無線選択呼出受信機
を提供することである。 【0005】また、本発明の他の目的は、受信信号によ
り、内蔵時計を逐次校正するとともに任意に警報時刻設
定が可能な無線選択呼出受信機を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のメッセージ付無
線選択呼出受信機は、少なくとも選択呼出番号を含む無
線周波信号を受信し受信信号を出力する受信手段と、第
1のメモリと、プログラム可能な第2のメモリと、前記
受信手段と前記第1のメモリに結合され、自己の選択呼
出番号と一致する選択呼出番号を受信した場合に前記受
信信号を復号する手段と、復号された前記受信信号を前
記第1のメモリに一時的に記憶させる手段と、前記第1
のメモリに記憶された前記復号化された受信信号から前
記第2のメモリのプログラムを可能にする所定の受信信
号を検出する手段と、前記所定の受信信号を検出した場
合に前記復号化された受信信号を前記自己の選択呼出番
号として前記第2のメモリに書き込む手段とを備えてい
る。 【0007】また、本発明のメッセージ付無線選択呼出
受信機は、少なくとも選択呼出番号を含む無線周波信号
を受信し受信信号を出力する受信手段と、第1のメモリ
と、プログラム可能な第2のメモリと、前記受信手段と
前記第1のメモリに結合され、自己の選択呼出番号と一
致する選択呼出番号を受信した場合に前記受信信号を復
号する手段と、復号された前記受信信号を前記第1のメ
モリに一時的に記憶させる手段と、前記第1のメモリに
記憶された前記復号化された受信信号から前記第2のメ
モリのプログラムを可能にする所定の受信信号を検出す
る手段と、前記所定の受信信号を検出した場合に前記復
号化された受信信号を記憶する記憶領域を設定する手段
と、前記復号化された受信信号を前記自己の選択呼出番
号として前記第2のメモリの設定された記憶領域に書き
込む手段とを備えている。 【0008】 【実施例】以下、図を用いて本発明を詳細に説明する。 【0009】図1及び図3は本発明に供される受信機の
ブロック図である。この受信機の動作の概要を図1、図
4および図5を用いて説明する。 【0010】図4は信号構成図であって、〔I〕は前置
信号パターン、(II〕は同期信号パターン、〔II
I〕はアドレス信号およびメッセージ信号の構成パター
ン、〔IV〕は第1の制御信号の構成パターン、〔V〕
は第2の制御信号の構成パターン、〔VI〕はエンド信
号パターンをそれぞれあらわしており、図5A(I)と
同A(II)は合わせて通常動作におけるタイムチャー
トをあらわした図、図5Bはプリアンブル信号以降に電
源を投入した場合の動作におけるタイムチャートをあら
わした図である。 【0011】すなわち、スイッチング回路1で図5A
(I)の(j)に示す電圧波形を無線部20、波形整形
回路30に間欠的に印加して電源の効率的運用を図って
いる状態(この動作を一般にバッテリー・セービングと
いい、以後「BS」と呼ぶ)で電圧が印加されていると
き、所望の無線周波が到来するとアンテナ10、無線部
20、波形整形回路30を介して図5A(I)の(a)
に示されるような受信信号が検出される。ここで、受信
機の個別選択呼出番号(以後「ID」と呼ぶ)“A1”
の受信機ならば、BS解除のためのプリアンブル信号
(以後「P」と呼ぶ)がデコーダ40で検出される(D
T1)と、BSが解除され、電圧が無線部に連続的に印
加されることになる(j)。こうして引き続くフレーム
同期信号(以後「SC」と呼ぶ)が検出される(DT
2)と自機のIDが書き込まれているプログラマブル・
リード・オンリー・メモリ〔P−ROM〕50の内容と
受信信号が比較照合され一致が確認される(DT3)
と、メッセージデータ(以後「MD」と呼ぶ)処理部6
0でID信号に引き続くメッセージ信号の処理を行な
う。そして信号(d)でバッファ70を介して伝達手段
(例えばアラームホーン)を駆動させたり、信号(c)
で受信したメッセージデータの内容を液晶表示装置〔L
CD〕90上に表示したり、或は信号(g)で端子5に
出力したりする。ここで、高速の処理能力を要する中央
処理装置〔CPU〕およびダイナミックドライブ方式の
LCD駆動には通常2V以上の電圧を必要とするので電
池6の電圧を昇圧する昇圧回路7が用いられている。 【0012】さて、前述の受信信号(a)の各構成要素
P,SC,IDおよびMDの詳細が図4に示される。 【0013】プリアンブル信号Pは同図〔I〕に示すよ
うに、論理“1”と“0”の繰返しパターンであり、フ
レーム同期信号SCは同図(II〕に示される特定のパ
ターンであり、個別選択呼出番号IDは同図〔III〕
に示される構成パターンでMSB(識別ビット)が論理
“0”の符号間距離5を有するBCH(31,21)符
号であり、そしてメッセージデータMDは同図〔II
I〕に示される構成パターンで、MSB(識別ビット)
が論理“1”で与えられ、図5A(I),A(II)に
示されるように、第1の制御信号“T”、第2の制御信
号“I”および情報メッセージMに分割されている。す
なわち、図4の(IV〕に示される第1の制御信号は、
(i)自機宛のメッセージが有るときは“1”で、無い
ときは“0”で示すメッセージ情報としてのコードZ0
と、(ii)後続するメッセージの形式を指定する情報
(例えばメッセージがBCDコードで構成される数字情
報ならば“001”、ASCIIコード対応メッセージ
ならば“010”、JISコード対応ならば“10
0”、またファクシミリ情報ならば“111”など)と
してのコードZ1と、(iii)図5A(I)に示すよ
うに、第1の制御信号から次のSC,T,又はIまでの
時間を指定する継続時間情報としての、31ビットを1
ワードとするときのワード数を表すBCDコードZ2〜
Z5とから成っている。 【0014】又図4の〔V〕に示される第2の制御信号
は、受信されたメッセージの処理を指定するための信号
“MCS”と、時刻或は月日情報を表わす信号“TS”
で構成される。 【0015】ここで、MCSパターンに対応するメッセ
ージ処理を規定した表1の意味は次のとおりである。 【0016】 【表1】 【0017】先ず項目1は受信メッセージに何の処理も
しないことを意味する。項目2,3は受信メッセージに
該当するIDを自機のIDとして設定したり、或は逆に
自機に登録されているIDを変更することを示す。項目
4は受信メッセージに該当する時刻に内蔵時計を設定し
呼出警報を鳴らす。項目5はメッセージメモリーエリア
の領域を受信メッセージに該当するIDおよびバイト情
報に応じて、前記IDのメモリーエリアを確保する。項
目6はBS開始からSC検出迄の時間をメッセージ信号
として受信機が受信し、前記時間以内にSCが検出でき
ないとき、何等かの手段(例えばアラームホーンを通常
の呼出鳴音と異なる音で鳴音させる)によって警告す
る。項目7,9は予め定めた形式に従って受信メッセー
ジの内容を配列して(表2、表3参照)出力する。 【0018】 【表2】 【0019】 【表3】 【0020】項目8は図4〔V〕のTSを月・日情報と
して処理する。尚、TSは通常時刻情報を表わし、各々
の場合の符号構成は表4で示される。次に、図4〔V
I〕のパターンは、図5A(II)の信号(a)におけ
る信号Eに該当し終了信号として使用される。 【0021】 【表4】 【0022】さて、図1、図3におけるデコーダ40
は、SC検出回路として図6に示すようにクロックでシ
リーズにシフトレジスタ500内に受信信号を取り込む
ことによって、読み込んだ31ビットについて予め定め
られた所望のパターンかどうかを判定する。即ち所望の
パターンならばアンドゲート540から一致信号が出力
される。またID検出回路として図7に示されるよう
に、受信信号(a)と予め自機の呼出番号が書き込まれ
ているP−ROM50からの信号(e)とがEXNOR
610に入力され1ビット毎に照合され、その一致出力
がカウンタ600に入力される。その結果一致入力の数
が予め設定された値に達したとき出力される検出パルス
により自機が呼出されたことになる。 【0023】次に、バッファ70は例えば図8のように
トランジスタを用いた回路構成で与えられる。図2にお
けるメッセージ処理部60は1チップCPU(メッセー
ジデコーダ)100、ランダム・アクセス・メモリ〔R
AM〕300、およびLCDドライバー200から構成
され、RAM300はダイオード61と大容量コンデン
サ63とから構成される。バックアップ回路により、電
池を交換するときもデータ保護が可能である。 【0024】そして、図1、図3におけるメッセージ処
理部60内の1チップCPU100の構成がそれぞれ、
図9、図11で示される。また、図3におけるデコーダ
8は図10に示す1チップCPUで与えられ、各ブロッ
クの機能は次のとおりである。102〜106,119
〜121は入力ポート、101,110〜118,12
2は出力ポート、107は割り込みポート、108はシ
リアルインターフェース、120はデータバス、130
は番地の内容を示すプログラムカウンタ、140は実行
すべき命令のシーケンスがストアされ、プログラムカウ
ンタ130で指定された番地の内容を読み出すプログラ
ムメモリー、160はプログラムメモリー140からの
情報をデコードし、各部へその命令に対応する制御信号
を供給するインストラクションデコーダ、150は算術
演算、論理演算など各種の演算を行なうALU(Ari
thmetic and Logic Unit)、1
80は各種データの記憶、サブルーチン、割り込みにお
けるプログラムカウントおよびプログラムステータスの
退避に用いられるRAM,ALU150の演算結果をス
トアしたり、RAM180各ポート間のデータの送受に
用いられるACC(Accumlator)、そして1
90は実行命令サイクル時間を決定するシステムクロッ
ク発生回路である。 【0025】次に、LCDドライバ200は図12のブ
ロック構成で与えられ、295は1チップCPU100
との間のデータをシリアルに接続するシリアルインター
フェース、270はシリアルインターフェース295を
介して入力された命令を取り込んでデコードし、命令の
内容に対応して各部を制御するコマンドデコーダ、29
0は入力されたデータに対応して5×7のドットマトリ
ックスによるパターンを発生するキャラクタ発生回路、
280はシリアルインターフェース295からのデータ
の書き込み、またはシリアルインターフェース295へ
のデータの読み出しアドレスを指定するデータポイン
タ、250はキャラクタ発生回路290の出力或はシリ
アルインターフェース295からの表示データを記憶す
るデータメモリ、220はLCDの行制御を行なう行ド
ライバ、210はLCDの列制御を行なう列ドライバ、
230はLCDへの電圧制御を行なうLCD電圧コント
ローラ、240はLCDの駆動タイミングを制御するL
CDタイミングコントローラ、そして260はシステム
クロックコントローラである。 【0026】更に、RAM300は図13のブロック構
成で与えられ、310は1チップCPU100との間の
データをシリアルに受け渡しするシリアルインターフェ
ース、320はアドレスカウンタ、330はアドレスカ
ウンタ320のデータを解析してメモリーアレイ340
の番地を指定し、メモリー内にデータを書き込んだり或
は読み出すためのX−Yデコーダ、340はメモリーア
レイ、そして350は制御回路である。 【0027】図14はスイッチング回路1の構成例であ
る。図15は外部端子5への出力信号(g)のデータ構
成で、1文字当り11ビットである。図16はレベルシ
フト3の回路例である。図17はデータ入力部のキー配
列の一例である。 【0028】以下、各場合における受信機の動作を説明
する。 【0029】a)電源投入後所望の信号が受信されたと
き 図5A(I)に示すように、BS状態にある受信機のう
ち、IDがA1に該当するものはPの受信に続いてSC
を検出すると引き続く信号T1を復号する。このとき、
メッセージデータM1が後続するのでZ0は論理
“1”、そしてZ2〜Z5のBCDコードで表わされる
期間(少なくとも次のSC迄通常は更にA2,T2迄)
BSが解除(OFF)される。さらにI1を復号すると
き“MCS”パターンとして“1000111”を受信
すると、M1のメッセージデータをZ1に対応するコー
ドでデコードし、RAM300に格納すると共にLCD
ドライバー200を介してLCD90に表示し、かつデ
コーダ40、バッファ70を介して伝達手段80を駆動
させ、機器所持者に呼出されたことを知らせる。またI
1の“TS”パターンの月・日情報で内蔵カレンダーを
校正する。 【0030】そして次のSC,ID,T2,I2の検出
・復号を行なう。このときSCは検出されるがID信号
はA2なので検出されないから検出パルスDT3は出な
い。従ってT2のZ2〜Z5およびI2の“MCS”,
“TS”パターンだけを見て、I2の信号検出後Z2〜
Z5で示される期間BSをON(通常次のSCの前ま
で)すると共に、“MCS”が1000111以外のと
き“TS”パターンに該当する時刻に内蔵時計を校正
し、前記受信記憶されているメッセージに受信時刻を付
加する。 【0031】こうして、次のSCの時間になると再びB
SはOFFとなる。この期間はIDもA3で異なりかつ
一度内蔵時計の校正済なのでT3までの期間とする。以
後このような動作を繰り返し、データの終りであること
を示す終了信号Eを検出すると、通常のBS動作に復帰
する。 【0032】またIDがA3に該当する受信機では、P
の受信に引き続いてSCを検出するが、IDがA1のと
ころでは一致しないので、T1のZ2〜Z5およびI1
の“TS”パターンだけを見る。そしてI1の信号検出
後Z2〜Z5で示される期間BSをONさせると共に、
“TS”パターンに該当する月・日に内蔵カレンダーを
校正する。こうして次のSCの時間になると、再びBS
がI2迄の期間OFFとなり、SCは検出されるがID
は検出されないのでT2のZ2〜Z5およびI2の“M
CS”,“TS”パターンだけを見る。そしてI2の検
出後Z2〜Z5の期間BSをONさせると共に、“MC
S”が1000111以外のとき“TS”パターンに該
当する時刻に内蔵時計を校正する。勿論“MCS”パタ
ーンが1000111のときは“TS”パターンに該当
する月・日情報で内蔵カレンダーを校正する。こうし
て、次のSCの時間になると再びBSがOFFとなり、
SC検出動作となる。そして、SC,IDが検出される
と、T3におけるZ2〜Z5の期間BS OFF状態が
継続すると共に、“MCS”パターンが1000011
ならばZ1に対応するコードでデコードされたM3に対
応する時刻が記憶される。内蔵時計が前記所定の時刻に
なるとデコーダ40、バッファ70を介して伝達手段8
0を駆動すると共に、LCD90上に設定警報である旨
を表示(図18はその例である)する。また、I3の
“TS”に対応する時刻情報で再び内蔵時計を校正す
る。以降IDとしてA3に該当するものがなく終了信号
Eを受信すると通常のBS動作へ復帰する。 【0033】ところで本実施例では終了信号Eを受信し
ない限り、SCの受信・未受信に拘らず信号Tを見に行
くと共に、もしこの信号が正しく受信出来ない場合は予
め定められた一定期間(本実施例では約1分)強制的に
BSをOFFとし、SC信号の受信に移行し、検出出来
なければ通常のBS動作に復帰させ、更にSCが連続2
回以上検出されなければ電界不良と判断して通常のBS
動作へ復帰させることで電池の有効利用を計ると共に受
信の信頼性を高めている。 【0034】b)所望の信号が到来の電源投入の場合 図5BにおいてIDがANの受信機は電源ONで予め定
められた一定期間(本実施例では約1分間)連続的にB
SをOFFとし、所望のSC信号の検出を行なう。こう
してSC信号が検知されると、IDの検出を行なうが受
信されないので、I2の検出後“MCS”パターンに応
じて、内蔵のカレンダー或は時計を“TS”情報で校正
すると共に、T2のZ2〜Z5の期間BSをONとす
る。そして、次のSCのとき再びBS OFFとなる動
作を繰り返す。こうして、ANに該当するIDが受信さ
れると、TNのZ2〜Z5の期間BSがOFFとなり、
INの“MCS”パターンが1000101ならばTN
のZ1に対応するコードでメッセージデータMNがデコ
ードされ記憶される。この結果、もしBS動作に復帰し
て前記受信データに対応する時間の経過が内蔵時計で確
認されるまでにSCが検出されないとき、良好なサービ
スエリアにいない旨を知らせるため警告警報を発して注
意を換起し(検出されるとタイマーは停止し、BSへの
復帰で再スタートとなる。)、予め定められた一定期間
(本実施例では約1分間)強制的にBSOFFとしてS
C検出を行ない、前記一定期間にSCが検出されないと
BS動作に復帰する動作を繰り返すことになる。 【0035】c)定形情報の手動入力による登録・読み
出し 表5と図17とを用いて以下動作を説明する。 【0036】 【表5】 【0037】データ入力部2のモードSWのうち所望の
キーを選択する(但し、“CAL”或は“TIME”キ
ーを選択するとLCD90はCPUと連動して計算機機
能或は時計機能として動作する)。ここでもし、“TE
L”キーを押すと、図9の割込みポート107のK端子
から割込みが掛かると共に、入力ポート102から“T
EL”キーに該当するパターンが入力される。この結果
CPUは装置が“TEL”モードに設定されたことを認
識し、以降入力ポート103からデータ、例えば“DA
TA IN”,“AOKI”,“DATA IN”,
“NEC”,“DATA IN”,“03−262−5
174”,“DATA IN”,“KUDO”,“DA
TA IN”,“SONY”,…が入力される。このよ
うにキー入力された結果を確認すると予め定められた形
式に従って読み出され(表2参照)、先ず“DATA
OUT”キーを押すと“AOKI”がLCD上に表示さ
れ、次に“→”キーを押すと、“NEC”が更に“→”
キーを押すと“03−262−5174”更に“→”キ
ーを押すと“KUDO”、次に“↓”キーを押すと“E
NDO”、“→”キーで“KDD”、“↑”キーで“S
ONY”のように確認出来る。 【0038】同様に、“MEMO”キーを押すと、図9
の割込ポート107のK端子から割込みが掛かると共
に、入力ポート102から“MEMO”キーに該当する
パターン“0010011”が入力される。この結果C
PUは装置が“MEMO”モードに設定されたと判断
し、以後入力ポート103から入力される次のようなデ
ータ〔“DATA IN”,“FEB.10.1984
SCHEDULE”,“DATA IN”,“9:0
0”,“DATA IN”,“MEETING(NEW
PRODUCT)AT5−1”,“DATA I
N”,“10:30”,…〕を読み出すため“DATA
OUT”キーを押すと表3のようにLCD90上に
“FEB.10.1984 SCHEDULE”が表示
され、“→”キーを押すとLCDの表示は“9:00”
に変り、更に“→”キーを押すと表示は“MEETIN
G(NEW PRODUCT)AT5−1”に、更に
“↓”キーを押すと“TEL(NTT MR KUD
O)”へと変わり、必要な情報をメモ帳代わりに何時で
も簡単な操作で確認出来る。 【0039】そして、更に本受信機は内蔵カレンダー及
び内蔵時計を持っているので、“FEB.10”の
“9:00”,“10:30”,…の日時には、受信機
の伝達装置(例えばアラーム・ホーン)を駆動させ、注
意を換起させると共にLCD90上には鳴音時刻に該当
する表示を行なう。例えば18:00時ならば“GIN
ZA(MORE)”をLCD上に表示することになる。 【0040】d)無線による定形情報の登録 図1、図9、図12、図13を用いて受信機の動作を説
明する。 【0041】スイッチング回路1でBS動作している受
信機の無線部20、波形整形回路30に電圧が印加され
ているとき、プリアンブル信号Pを受信すると、引き続
く予め定められた同期信号SCを検出するのに十分な期
間BSだけOFFとする。そして、この間にSCを検出
するとその検出パルスDT2で割込みポート107を介
して1チップCPU100が起動されると共にデコーダ
40はIDの検出動作に移行する。すなわち、SCの検
出を起点として、自機のID番号が書き込まれているP
−ROM50のデータと受信データとを1ビット毎比較
照合し(図7)、その一致が確認されると、その検出パ
ルスDT3で入力ポート121を介して1チップCPU
100に入力されると共に、伝送速度に対応するクロッ
クCLが入力ポート105から供給される。このとき、
DT2による割込み起動から予め定められた一定期間
(DT3が検出される迄の時間)後にDT3が入力され
るとIDの検出がなされたと判断し、そうでない場合は
ID不一致と判断し後続の信号の受信に備える。その結
果1チップCPU100では、前記クロックCLでメッ
セージ信号Dを入力ポート106から読み込み、予め定
められたプログラムメモリ140の内容をインストラク
ションデコーダ160で翻訳し、各命令に対応して処理
する。即ち、前記読み込まれた信号はデータバス12
0、ACC170を介してRAM180に書き込まれ
る。 【0042】こうしてBCH(31,21)符号を形成
する31ビットが入力される毎にALU150にて演算
を行ない、受信信号の復号を行なう。 【0043】1チップCPU100は、復号された最初
のBCH(31,21)符号のうち情報ビット20ビッ
トを図4〔IV〕に従ってデコードすると共に、以降出
力ポート112を介して受信機のBS動作を制御する。
このとき、20ビットの情報ビットが次のようなパター
ンならば「11010000000000010000
0」呼出がメッセージ付であり、そのメッセージデータ
が7ビット構成であり、以降少なくとも20ワード(こ
こで1ワードは31ビット)間BSを解除する必要があ
ることを示す。 【0044】そして、次の31ビットの入力を待って信
号Iのデコードを行なう。こうして20ビットの情報エ
リアを図4〔V〕、表1および表4に従って解析する。
即ちその情報ビットが次のようなパターンならば「11
0001100101000100000」後続するメ
ッセージデータが電話帳モードで処理されることを示す
と共にデータ送出時間がAM10:20分であることを
示す。 【0045】このようにしてデコードされた制御内容に
従って、後続するメッセージの処理を行なうことにな
る。従って、31ビット毎にデコード処理された情報エ
リア(20ビットのデータ)は7ビット単位に解読さ
れ、順次外部RAM300に記憶される。即ちチップセ
レクトCS1(負論理)を論理“0”レベルとすること
によりRAM300を動作モードにし、RAM300の
何番地に書き込むかをシリアルインターフェース108
を介して、対応するアドレス情報を信号線SOで転送す
る。このとき、1チップCPU100はシステムクロッ
クをRAM300にSCK(負論理)で送ると同時にア
ドレスであることを表わすため信号線A/D(負論理)
で送ると同時にアドレスであることを表わすため信号線
A/D(負論理)を論理“1”レベルとする。そして、
このとき図13において、RAM300は入力された各
制御信号(CS(負論理),A/D(負論理),R/W
(負論理))に応じて、信号線SOから入力された信号
をアドレス信号と判断し、アドレスカウンタ320、X
・Yデコーダ330を介してメモリーアレイ340の書
き込むべき番地が指定される。 【0046】次に、1チップCPU100では書き込む
べきメッセージデータをシリアルインターフェース10
8の信号線SOで送出すると共に送出データがメッセー
ジデータであることを表わすため信号線A/D(負論
理)を論理“0”レベル、また書き込みを指示するため
信号線R/W(負論理)を論理“0”レベルとする。 【0047】この結果、図13のRAM300は、入力
された各制御信号に対応して、信号線SOを介して入力
されたデータをメッセージデータとしてX・Yデコーダ
330を介して、メモリーアレイ340の先程指定され
た番地に書き込む。 【0048】以上のような過程で順次メッセージデータ
が復号されているとき、BCH(31,21)単位にお
いて、SC或は終了コード検出か或は2ワード連続して
受信不可のとき、1チップCPU100はメッセージデ
ータが終了したものと判断し、出力ポート110から信
号線MEを介してデコーダ40にメッセージが終了した
ことを知らせると共に出力ポート111を介して信号線
ACでデコーダ40の鳴音発生回路を駆動する。その結
果信号(d)、バッファ70を介してアラームホーン8
0が鳴音する。ここで、SC検出の場合は1チップCP
U100は再び前述と同じ動作を繰り返すが、終了コー
ド受信時或いは2ワード連続未受信の場合、受信機はB
S動作に復帰する。 【0049】以上のように、通常のメッセージとして所
望の内容に該当するコードが受信機に入力されることに
なる。 【0050】次にこのようにして受信記憶されたデータ
を読み出すには、読み出しスイッチS1を押すことによ
って、1チップCPU100は該当するメッセージデー
タの最初の番地情報を信号線SOからRAM300へ供
給すると共に、チップイネーブル信号線CS1(負論
理)を論理“0”レベル、チップセレクト信号線CS2
(負論理)(これはLCDドライバ200を選択するた
めの信号線である。)及び信号線A/D(負論理)を論
理“1”レベルとする。次に信号線A/D(負論理)を
論理“0”レベルとすると共に、信号線R/W(負論
理)を論理“1”レベルとする。これにより、前述の最
初の番地から順次対応するデータが1バイト単位にX・
Yデコーダ330を介して、メモリーアレイ340から
読み出され、そのデータがシリアルインターフェース3
10を介して信号線SIで1チップCPU100へ供給
される。こうしてRAM300からデータが読み出され
て1チップCPU100へ供給されると、信号線CS1
(負論理)及び信号線C/D(負論理)を論理“1”レ
ベルとすると共に、LCDドライバ200を選択するた
めにチップセレクト信号線CS2(負論理)を論理
“0”レベルにすることによって、信号線SOからキャ
ラクター変換指示と格納アドレス情報をLCDドライバ
200へ供給する。続いて1チップCPU100は、信
号線C/D(負論理)を論理“0”レベルにすることに
よってRAM300から読み出されたデータを信号線S
OによってLCDドライバ200へ供給する。 【0051】その結果、図12のLCDドライバ200
においては、シリアルインターフェース回路295でシ
リアルパラレル変換された情報が、信号線C/D(負論
理)が論理“1”レベルのときはコマンドデコーダ27
0でデコードされ、コマンドデコーダ270は内部制御
信号を発生する。ここで、コマンドが書き込みコマンド
及びキャラクタ変換コマンドであれば、書き込みアドレ
スを設定するためデータポインタ280がアクセスさ
れ、信号線C/D(負論理)が論理“0”レベルになっ
たら、シリアルインターフェース295を介して入力さ
れるデータがキャラクタ発生回路290で5×7のドッ
トマトリックスによるパターンに変換されて、データメ
モリ250に書き込まれると共に、LCDタイミングコ
ントローラ240の制御で列ドライバー210及び行ド
ライバー220を介して信号CでLCD90上に表示さ
れる。 【0052】e)共通IDの登録・変更 図3、図10、図11を用いて受信機の動作を説明す
る。 【0053】図3は図2において、デコーダ40、メッ
セージ処理部60(1チップCPU100の構成例は図
11)間の構成を一部変更したもので、特に共通ID用
のRAM兼デコーダとしてデコーダ8(本例では1チッ
プCPUを用い、その構成を図10に示す)を設けたも
のである。 【0054】さて、スイッチング回路1でBS動作して
いる受信機の無線部20、波形整形回路30に電圧が印
加されているとき、プリアンブル信号Pを受信すると、
引き続く、予め定められた同期信号SCを検出するのに
十分な期間BS動作を停止する。そしてこの間にSCを
検出すると、その検出パルスDT2で割込みポート10
7を介して1チップCPU100およびデコーダ8を起
動すると共に、デコーダ40はSCの検出を起点として
自機の個別選択呼出番号が書き込まれているP−ROM
50のデータと受信データとを1ビット毎比較照合す
る。 【0055】こうして受信データがP−ROM50内の
自機の個別呼出番号と一致すれば、図11において、そ
の検出信号DT3が入力ポート121から入力される。
この結果SC検出パルスDT2で起動されたCPUはI
Dが検出されるべき時間に入力ポート119ではなく1
21からの入力と判断し、検出されたIDが個別選択呼
出番号であったと認識し、続いて送られてくるメッセー
ジ信号の受信に備える。 【0056】すなわち1チップCPU100では、クロ
ックCLでIDに引き続く信号を入力ポート106から
読み込みデータバス120、アキュームレータACC1
70を介してRAM180に書き込む。こうしてBCH
(31,21)符号を形成する31ビットのデータが入
力される毎にALU150で演算を行ない、受信信号の
復号を行なう。復号された31ビットのうち情報ビット
20ビットを図4〔IV〕に従ってデコードすると共
に、以降出力ポート112を介して受信機のBS動作を
制御する。そして、このときもし20ビットの情報ビッ
トが次のようなパターンならば「1101000000
00000110010」、呼出が7ビット単位のコー
ドで構成されるメッセージ情報を後に持っていることを
示すと共に、32ワード間BS動作を解除する必要があ
ることを示す。すなわち、1チップCPU100は32
ワードタイマーを設定し起動する。 【0057】そして、次の31ビットの入力を待って信
号Iのデコードを行なう。こうして得られた20ビット
の情報エリアを図4〔V〕、表1および表4に従って解
析する。即ちその情報ビットが次のようなパターンなら
ば「110000011001000110110」、
後続するメッセージデータに共通IDとして登録するも
のがあり、現在の時間がPM2:36分であることを意
味する。 【0058】従って、1チップCPU100の内蔵時計
が校正されると共に、後続するメッセージデータは31
ビット毎にデコードされ、その中の20ビットを7ビッ
ト単位に解読する。ここで、受信メッセージの20ビッ
トの情報エリアのパターンが下記ならば、表6(I),
6(II)(ISO7ビットの符号対応表、ISO64
6より抽出)によって、 【0059】 【表6】【0060】SONY銘柄、ID「01101……01
1011」を登録するが、1チップCPU100はRA
M300の共通IDエリアの空番にSONYのラベルを
貼り、前記IDエリアの対応する番号とIDパターンを
デコーダ8へ転送する。 【0061】 【表7】 【0062】 【表8】【0063】すなわち、チップセレクトCS4(負論
理)を論理“0”レベルとし、システムクロックSCK
(負論理)と共にシリアル出力SOから共通IDエリア
番号(例えば0110=6)とIDパターン「0110
1…011011」を出力する。このとき、デコーダ8
はチップイネーブルCE(負論理)が論理“0”となっ
たので、受信の準備をし、後続するシステムクロックと
共に入力されるデータをシリアル入力SIからシリアル
インターフェース108、データバス120を介してR
AM180内に6個目のIDとして登録する。 【0064】また、受信された信号Iの情報ビットのパ
ターンが次のようなパターンならば「11000010
0101000110000」、後続するメッセージデ
ータに変更される共通IDがあり、送出時の時刻がAM
11:30であることを意味する。そして、受信メッセ
ージの20ビットの情報エリアのパターンが下記なら
ば、図11の1チップCPU100は 【0065】 【表9】 【0066】RAM300の共通IDエリアのラベルの
TDKに該当するエリアを捜し、TDKからNECに変
更し、チップセレクトCS4(負論理)を論理“0”レ
ベルとし、システムクロックSCK(負論理)と共にシ
リアル出力SOから共通IDエリア番号とIDパターン
「011010……0111」を出力する。この結果デ
コーダ8のRAM内の前記ID番号に該当するエリアに
入力データを書き込む。 【0067】こうして、共通IDがデコーダ8に登録さ
れている状態で、SCの検出が確認されると、図10に
おいて、デコーダ8は伝送速度に対応するクロックCL
が入力ポート105から供給されるので、SCに後続す
るデータDを入力ポート106から読み込み、予め定め
られたプログラムメモリ140の内容をインストラクシ
ョンデコーダ160で翻訳し、各命令に対応して処理す
る。 【0068】即ち、前述の読み込まれたデータはデータ
バス120を介してACU150で予めRAM180内
に登録されている共通ID(複数個あれば複数)と1ビ
ット毎比較照合される。 【0069】そして、もし共通IDとの一致が確認され
るとデータ検出情報DIを出力ポート113からメッセ
ージ処理部60内の1チップCPU100(図11)へ
伝えると共に、検出されたIDが共通IDエリアの何番
目であるかの情報DEが出力ポート114から1チップ
CPU100へ出力される。 【0070】1チップCPU100はSCの検出パルス
DT2による割込み起動からID検出に要する一定期間
に入力ポート119からの信号により共通IDが受信さ
れたことを認識し、引き続く共通IDエリア情報を入力
ポート120から読み込む。 【0071】この結果、受信されたメッセージデータを
RAM300に記憶するため、チップセレクトCS1
(負論理)を論理“0”レベルとし、シリアルインター
フェース108を介して入力ポート120からのデータ
に該当するアドレス情報を信号線SOから転送する。こ
のとき、1チップCPU100はシステムクロックをS
CK(負論理)で送ると同時にアドレスであることを指
定するため信号線A/D(負論理)を論理“1”レベル
とする。 【0072】こうして、RAM300のアドレス設定が
終わると、A/D(負論理)を論理“0”レベルとして
受信されたメッセージデータを信号線SOからRAM3
00の指定されたアドレス領域に書き込む。 【0073】また、受信されたメッセージデータを外部
出力するときはチップセレクトCS3(負論理)を論理
“0”として、1キャラクタの構成を図15に示す形式
で出力ポート122からレベルシフト回路3へ出力す
る。 【0074】ここで、受信機の外部端子5と接続可能な
信号処理ユニットを用いると、無線を経由して受信され
たデータに所望の処理を加えることが可能である。 【0075】ここで、受信機はIDとしての個別選択呼
出番号と共通IDを持つので、RAM300のメッセー
ジ記憶エリアはそれぞれ個別に持つことが考えられる。
そして、もしそのエリアの配分を変えたいときは、信号
IのMCSパターンとメッセージデータを用いて任意に
設定することが出来る。 【0076】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号の内容に応答して、受信機が半固定的に用いる
情報を無線を介して受信機に記憶させることが容易に可
能となる。 【0077】 【0078】具体的には受信信号を用いて無線受信装置
の個別番号を登録することが可能となり個別番号のメン
テナンスが容易となる。 【0079】更に、具体的には受信信号を用いて登録す
る無線受信装置の個別番号に対応する記憶領域を設定す
ることにより個別番号の設定が容易となるとともに対応
する記憶領域が設定され情報受信などで多くのメッセー
ジが送られたときでも記憶領域が確保されるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示付無線選択呼出受信機のブロック構成図で
ある。 【図2】メッセージデータ処理部60のブロック構成図
である。 【図3】表示付無線選択呼出受信機の第2のブロック構
成図である。 【図4】信号構成図である。 【図5】通常動作時とプリアンブル信号以降に電源を投
入した時のタイムチャートである。 【図6】同期信号、エンド信号の検出回路を示すブロッ
ク図である。 【図7】アドレス検出回路を示すブロック図である。 【図8】バッファ70の回路構成図である。 【図9】1チップCPU100のブロック構成図であ
る。 【図10】1チップCPU8のブロック構成図である。 【図11】図3のメッセージ処理部60内の1チップC
PU100のブロック構成図である。 【図12】LCDドライバー200のブロック構成図で
ある。 【図13】外部RAM300のブロック構成図である。 【図14】スイッチング回路1のブロック構成図であ
る。 【図15】データ入力部2からの出力データ形式を示す
図である。 【図16】レベルシフト回路3の構成図である。 【図17】データ入力部2のキー配列を示した図であ
る。 【図18】設定警報である旨の表示の一例を示す図であ
る。 【図19】バッテリーセービングの一例として、自機の
所属するグループのタイムスロット(G7)でバッテリ
ーONとなることを示した図である。 【符号の説明】 1 スイッチング回路、2 データ入力部、3 レベル
シフト回路、6 電池、7 昇圧回路、8 デコーダ、
10 アンテナ、20 無線部、30 波形整形回路、
40 デコーダ、50 P−ROM、60 メッセージ
データ処理部、61および62 ダイオード、63およ
び64 コンデンサ、70 バッファ、80 アラーム
ホーン(伝達手段)、90 LCD、100 1チップ
CPU(メッセージデコーダ)、101・110−11
8 出力ポート、102−106・119 入力ポー
ト、107 割込ポート、108 シリアルインターフ
ェース、120 データバス、130 プログラムカウ
ンタ、140 プログラムメモリ、150 ALU、1
60 インストラクションデコーダ、170 ACC、
180 RAM、190 システムクロック発生回路、
200 LCDドライバー、210 列ドライバー、2
20 行ドライバー、230 LCD電圧制御コントロ
ーラ、240 LCDタイミングコントローラ、250
データメモリー、260 システムクロックコントロ
ーラ、270 コマンドデコーダ、280 データポイ
ンタ、290 キャラクタ発生回路、295 シリアル
インターフェース、300 外部RAM、310 シリ
アルインターフェース、320アドレスカウンタ、33
0 X−Yデコーダ、340 メモリーアレイ、350
制御回路、500 シフトレジスタ、510−530
インバータ、540アンドゲート、600 カウンタ、
610 EXNORゲート、710・720抵抗、73
0 NPNトランジスタ、740 PNPトランジス
タ、800アラームホーン、1a PNPトランジス
タ、1bおよび3c NPNトランジスタ。
ある。 【図2】メッセージデータ処理部60のブロック構成図
である。 【図3】表示付無線選択呼出受信機の第2のブロック構
成図である。 【図4】信号構成図である。 【図5】通常動作時とプリアンブル信号以降に電源を投
入した時のタイムチャートである。 【図6】同期信号、エンド信号の検出回路を示すブロッ
ク図である。 【図7】アドレス検出回路を示すブロック図である。 【図8】バッファ70の回路構成図である。 【図9】1チップCPU100のブロック構成図であ
る。 【図10】1チップCPU8のブロック構成図である。 【図11】図3のメッセージ処理部60内の1チップC
PU100のブロック構成図である。 【図12】LCDドライバー200のブロック構成図で
ある。 【図13】外部RAM300のブロック構成図である。 【図14】スイッチング回路1のブロック構成図であ
る。 【図15】データ入力部2からの出力データ形式を示す
図である。 【図16】レベルシフト回路3の構成図である。 【図17】データ入力部2のキー配列を示した図であ
る。 【図18】設定警報である旨の表示の一例を示す図であ
る。 【図19】バッテリーセービングの一例として、自機の
所属するグループのタイムスロット(G7)でバッテリ
ーONとなることを示した図である。 【符号の説明】 1 スイッチング回路、2 データ入力部、3 レベル
シフト回路、6 電池、7 昇圧回路、8 デコーダ、
10 アンテナ、20 無線部、30 波形整形回路、
40 デコーダ、50 P−ROM、60 メッセージ
データ処理部、61および62 ダイオード、63およ
び64 コンデンサ、70 バッファ、80 アラーム
ホーン(伝達手段)、90 LCD、100 1チップ
CPU(メッセージデコーダ)、101・110−11
8 出力ポート、102−106・119 入力ポー
ト、107 割込ポート、108 シリアルインターフ
ェース、120 データバス、130 プログラムカウ
ンタ、140 プログラムメモリ、150 ALU、1
60 インストラクションデコーダ、170 ACC、
180 RAM、190 システムクロック発生回路、
200 LCDドライバー、210 列ドライバー、2
20 行ドライバー、230 LCD電圧制御コントロ
ーラ、240 LCDタイミングコントローラ、250
データメモリー、260 システムクロックコントロ
ーラ、270 コマンドデコーダ、280 データポイ
ンタ、290 キャラクタ発生回路、295 シリアル
インターフェース、300 外部RAM、310 シリ
アルインターフェース、320アドレスカウンタ、33
0 X−Yデコーダ、340 メモリーアレイ、350
制御回路、500 シフトレジスタ、510−530
インバータ、540アンドゲート、600 カウンタ、
610 EXNORゲート、710・720抵抗、73
0 NPNトランジスタ、740 PNPトランジス
タ、800アラームホーン、1a PNPトランジス
タ、1bおよび3c NPNトランジスタ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.少なくとも選択呼出番号を含む無線周波信号を受信
し受信信号を出力する受信手段と、 第1のメモリと、 プログラム可能な第2のメモリと、 前記受信手段と前記第1のメモリに結合され、自己の選
択呼出番号と一致する選択呼出番号を受信した場合に前
記受信信号を復号する手段と、 復号された前記受信信号を前記第1のメモリに一時的に
記憶させる手段と、 前記第1のメモリに記憶された前記復号化された受信信
号から前記第2のメモリのプログラムを可能にする所定
の受信信号を検出する手段と、前記所定の受信信号を検出した場合に 前記復号化された
受信信号を前記自己の選択呼出番号として前記第2のメ
モリに書き込む手段とを含むことを特徴とするメッセー
ジ付無線選択呼出受信装置。 2.少なくとも選択呼出番号を含む無線周波信号を受信
し受信信号を出力する受信手段と、 第1のメモリと、 プログラム可能な第2のメモリと、 前記受信手段と前記第1のメモリに結合され、自己の選
択呼出番号と一致する選択呼出番号を受信した場合に前
記受信信号を復号する手段と、 復号された前記受信信号を前記第1のメモリに一時的に
記憶させる手段と、 前記第1のメモリに記憶された前記復号化された受信信
号から前記第2のメモリのプログラムを可能にする所定
の受信信号を検出する手段と、前記所定の受信信号を検出した場合に前記復号化された
受信信号を記憶する記憶領域を設定する手段と、 前記復号化された受信信号を前記自己の選択呼出番号と
して前記第2のメモリの設定された記憶領域に書き込む
手段とを含むことを特徴とするメッセージ付無線選択呼
出受信装置。3.前記選択呼出信号の検出後に予め定められたパター
ンの指定信号が検出された場合に、前記指定信号に応じ
て内蔵された時計を校正す るまたは警告を発する時間を
設定することを特徴とする請求項1または2記載のメッ
セージ付無線選択呼出受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074992A JP2762876B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | メッセージ付無線選択呼出受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074992A JP2762876B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | メッセージ付無線選択呼出受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289661A JPH09289661A (ja) | 1997-11-04 |
JP2762876B2 true JP2762876B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=18009024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31074992A Expired - Fee Related JP2762876B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | メッセージ付無線選択呼出受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762876B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP31074992A patent/JP2762876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09289661A (ja) | 1997-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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