JP2762238B2 - ベルトスリーブの研磨方法およびダブルリブベルトの製造方法 - Google Patents

ベルトスリーブの研磨方法およびダブルリブベルトの製造方法

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベルトスリーブの研磨方
法およびダブルリブベルトの製造方法に係り、詳しくは
ベルトスリーブの研磨中に発生しやすい一方の面のリブ
谷部ピッチと他方の面のリブ谷部ピッチのズレを阻止し
たベルトスリーブの研磨方法およびダブルリブベルトの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVリブドベルトは、例えば特公昭
52−17552号公報に示すように、マンドレルに帆
布、上部ゴム層、抗張体、下部ゴム層を準じ積層した成
型体を加硫し、得られた加硫スリーブを円管形表面部分
と複数個のV形溝を持つ部分を連結一体化したグライン
ダーによって複数個のV形溝を研削するグラインダー法
により製造されていた。
【0003】また、最近では長尺のVリブドベルトは加
硫したベルトスリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架
して走行させ、走行中のベルトスリーブの表面を表面に
ダイヤモンドを装着した研磨ホイールによってV溝状に
研磨する方法によって製造されていた。
【0004】一方、最近ではベルト腹面側を駆動面とす
るだけでなく背面側も駆動面とするダブルリブベルトが
脚光を浴びている。このベルトはベルトの両面にそれぞ
れリブ谷部とリブ山部からなるリブ部を有するダブルリ
ブベルトと呼ばれるものである。このベルトの製造方法
としては、ベルトスリーブを駆動ロールと従動ロールに
掛架して走行させ、走行中のベルトスリーブの表面に研
磨ホイールによってV溝状のリブ谷部とリブ山部を研磨
した後、このスリーブを反転して再度駆動ロールと従動
ロールに掛架して他の面(2面目)にリブ谷部とリブ山
部を研磨するものであった。この場合、2面目を研磨す
る場合、上下リブ谷部のピッチのズレであるミスピッチ
を阻止するために、駆動ロールと従動ロールと間にガイ
ドロールをベルトスリーブに当接させたり、また従動ロ
ール軸を少し傾けスラスト力で一方のフランジにスリー
ブが寄るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、図6に示すように、研磨するにつれてベルト
スリーブ8の肉厚が薄くなるために横剛性が低下し、ま
た研磨中に下側のリブ部がスラスト力を受けてリブ山部
7のピッチを縮小するように変形するために、上下リブ
谷部6、6のピッチにズレDが発生した。この上下リブ
谷部6、6にミスピッチをもったダブルリブベルトを駆
動装置に取り付けて両面駆動させると、ベルトは早期に
背面側のリブ谷部6、6から割れたり、あるいはプーリ
からジャンピングすることがあった。本発明は叙上の如
き実状に鑑み、これに対処するものでベルトスリーブの
一方の面のリブ谷部ピッチと他方の面のリブ谷部ピッチ
のズレを軽減し、寿命の長いベルトを得ることができる
ベルトスリーブの研磨方法およびダブルリブベルトの製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は、ゴム層中に心線を埋設した加硫した
ベルトスリーブの両面に溝状のリブ谷部を研磨してなる
ベルトスリーブの研磨方法において、少なくとも一つの
溝部と突起部を幅方向に配置したカートリッジを駆動ロ
ールと従動ロールの少なくとも一方に装着し、予め一方
の面にリブ谷部とリブ山部を設けたベルトスリーブを上
記駆動ロールと従動ロールに掛架し、このベルトスリー
ブの少なくとも一つのリブ谷部とリブ山部をカートリッ
ジに設けた少なくとも一つの突起部と溝部にそれぞれ嵌
合させた後に、上記ベルトスリーブを所定の張力下で走
行させ、更に回転させた研磨ホイールをベルトスリーブ
に当接させて他方の面にリブ谷部を研磨するベルトスリ
ーブの研磨方法にある。
【0007】また、本発明は、カートリッジが筒状体で
あって駆動ロールと従動ロールの少なくとも一方に脱着
可能に装着している場合、カートリッジが駆動ロールと
従動ロールの少なくとも一方に一体的に固定している場
合、そしてカートリッジが駆動ロールにのみ装着あるい
は固定している場合を含む。
【0008】更に、本発明は、ゴム層中の厚さ方向の中
心位置に心線を埋設した加硫したベルトスリーブの両面
にそれぞれ研磨ホイールによってリブ谷部とリブ山部を
設けたダブルリブベルトの製造方法において、少なくと
も一つの溝部と突起部を幅方向に配置したカートリッジ
を駆動ロールと従動ロールの少なくとも一方に装着し、
予め一方の面にリブ谷部とリブ山部を設けたベルトスリ
ーブを上記駆動ロールと従動ロールに掛架し、上記ベル
トスリーブの少なくとも一つのリブ谷部とリブ山部をカ
ートリッジに設けた少なくとも一つの突起部と溝部にそ
れぞれ嵌合させる工程と、上記ベルトスリーブを所定の
張力下で走行させ、更に回転させた研磨ホイールをベル
トスリーブに当接させて他の面にリブ谷部を研磨する工
程からなるダブルリブベルトの製造方法を含む。
【0009】そして、本発明はベルトスリーブに付着し
た研磨粉を回転ブラシによって除去した後、研磨粉を吸
引によって外部へ排出する製造方法も含む。
【0010】
【作用】本発明のベルトスリーブの研磨方法やダブルリ
ブベルトの製造方法では、駆動ロールと従動ロールの少
なくとも一方に、少なくとも一つの溝部と突起部を幅方
向に配列させたカートリッジを装着し、そして予め一方
の面にリブ谷部とリブ山部を設けたベルトスリーブをカ
ートリッジの少なくとも一つの溝部と突起部にそれぞれ
嵌合するように駆動ロールと従動ロールに掛架した後、
研磨ホイールによってベルトスリーブの他の面にリブ谷
部を研磨するものであり、たとえベルトスリーブの肉厚
が薄くなって横方向の剛性が低下し、また研磨中に下側
のリブ部が一方の側へスラスト力を受けても、下側のリ
ブ山部のピッチを縮小させることがなく、上下リブ谷部
のそれぞれのピッチのズレを軽減することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を
説明する。図1は本発明で使用するベルトスリーブの部
分断面図であり、円筒状の成形ドラム1の周面には、ア
ラミド繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、綿等か
らなる長さ1〜10mmのカット繊維が1〜15vol
%混入され、ベルトスリーブ8の幅方向に配列した下側
ゴム層2、ついでクッションゴム層3、そして同層3に
螺旋状に巻き付けられたロープからなる心線4、更に下
側ゴム層2と同じ組成で同じ厚さの上側ゴム層5が順次
積層される。この積層体は加硫されてベルトスリーブ8
となる。尚、心線4はベルトスリーブ8の厚さ方向のほ
ぼ中心部分にあたるセンターライン36上に位置しなけ
ればならない。
【0012】上記ベルトスリーブ8は、図2および図3
に示すように研磨機13の研磨ホイール12によって研
磨される。即ち、ベルトスリーブ8は上側ゴム層5が表
面側に位置するように駆動ロール10と従動ロール11
に掛架され、所定の張力下で走行する。ベルトスリーブ
8の走行速度は特に制限がない。研磨ホイール12は、
駆動ロール10もしくは従動ロール11に近接した位置
に配置され、走行中のベルトスリーブ8に当接するよう
に移動してベルトスリーブ8の表面に3〜100個のリ
ブ谷部6とリブ山部7とを一度に研磨する。研磨ホイー
ル12の回転方向は、ベルトスリーブ8のそれと同方向
もしくは逆方向であってもよいが、本実施例の場合には
逆方向である。この研磨ホイール12の回転数は、40
0〜2,000rpmである。
【0013】研磨ホイール12から排出されたゴムや繊
維等の研磨粉の一部は、ベルトスリーブ8に付着してい
るが、それ以外のものは上記研磨ホイール12を包囲し
ているダクト(図示せず)より吸引され研磨機の外部へ
放出される。一方、研磨後にベルトスリーブ8の表面に
付着した研磨粉は、回転ブラシ15によって除去され、
しかも直ちにバキューム装置16により吸引され研磨機
の外部へ排出される。
【0014】この回転ブラシ15は、ベルトスリーブ8
の走行方向と反対方向へ回転し、またベルトスリーブ8
の表面に当接し、離反する。上記回転ブラシの回転数は
100〜800rpmであり、また回転ブラシ15がベ
ルトスリーブ8に接する時の圧力は2〜6kg/cm
(線圧)である。上記回転ブラシ15は、常時ベルトス
リーブ8の表面に一定圧で当接させる必要から、研磨中
も移動させる。上記回転ブラシ15は、回転軸の表面に
ナイロン、ポリエステル等の合成繊維のフィラメント、
あるいは真鍮等の金属線を植毛したものである。
【0015】更に、バキューム装置16の吸引部17
は、上記回転ブラシ15を部分的に包囲したカバー材2
3内へ挿入されており、吸引機24を稼働させることに
よって回転ブラシ15から取り除かれた研磨粉を外部へ
排出させる。この吸引部17は複数個設置してもよい。
即ち、ベルトスリーブ8の表面に付着した研磨粉は、回
転ブラシ15によって取り落とされると、カバー材23
内から吸引部17へ吸い込まれ、パイプ25を経由して
研磨機の外部へ放出される。
【0016】次に、図3に示すように、少なくとも一つ
の溝部31と突起部32を幅方向に配列し、底面33を
有する筒状のカートリッジ30を駆動ロール10に嵌入
させる。そして、底面33の中央部分に位置する一つの
調整用ボルト34によって研磨ホイール12とカートリ
ッジ30の位置合わせを行った後に、底面33に設けた
貫通孔から複数の固定ボルト35を挿入して駆動ロール
10に脱着可能に固定する。上記カートリッジ30は合
成樹脂製あるいは金属製であり、ベルトのリブ谷部6と
リブ山部7の形状に応じた溝部31と突起部32を有す
るものが数種類用意されている。
【0017】尚、本発明では、カートリッジ30は筒状
体に限定されず、駆動ロール10あるいは従動ロール1
1と一体になったものでもよい。
【0018】このようにして得られたベルトスリーブ8
を、図4に示すように反転して下側ゴム層2を表面に出
し、裏側に位置するリブ谷部6とリブ山部7をカートリ
ッジ30の溝部31と突起部32にそれぞれを嵌合させ
て、駆動ロール10と従動ロール11に掛架して所定の
張力下で走行させる。そして、研磨ホイール12によっ
て下側ゴム層2を研磨し、研磨粉を除去しながらリブ谷
部6とリブ山部7を形成する。ベルトスリーブ8はカー
トリッジ30によって補強され、研磨中に横ズレするこ
となくて確実に表面のリブ谷部6のピッチを裏面のリブ
谷部6のそれに合わせることが出来る。
【0019】尚、ベルトスリーブ8のリブ谷部6とリブ
山部7をすべてカートリッジ30の溝部31と突起部3
2にそれぞれを嵌合させる必要はない。例えば、ベルト
スリーブ8の両端部付近に位置するリブ谷部6とリブ山
部7をカートリッジ30の両端部付近にのみ設けた溝部
31と突起部32に嵌合すればよい。この場合のカート
リッジ30は、中央部がリブ谷部6とリブ山部7を収容
する平坦な窪みになっている。
【0020】得られたベルトスリーブ8は、所定幅に切
断され図5に示すダブルリブベルト9を得ることができ
る。
【0021】以下、本発明のベルトスリーブの研磨方法
を用いて得られたダブルリブベルトの表面のリブ谷部6
のピッチと裏面のリブ谷部6のピッチのズレDを測定し
た結果を以下に述べる。まず、本発明の研磨方法におい
て用いたベルトスリーブ8は、下側ゴム層2としてクロ
ロプレンゴムに長さ6mmのナイロン繊維8vol%と
長さ3mmのアラミド繊維3vol%のカット糸をスリ
ーブの幅方向に配列し混入した厚さ3.35mmの短繊
維混入ゴム、またクッションゴム3としてクロロプレン
ゴム、心線4としてポリエステル繊維からなるロープ、
上側ゴム層5として下側ゴム層2と同じ厚さでしかも同
じ組成の短繊維混入ゴムを使用した。
【0022】上記ベルトスリーブ8を図2に示すように
駆動ロール10と従動ロール11に掛架され所定の張力
下で走行させ、同時にダイヤモンドを付着した研磨ホイ
ール12をベルトスリーブ8と逆方向に1,800rp
m回転させてベルトスリーブ8に当接させながら、リブ
谷部6とリブ山部7を研磨した。
【0023】反転したベルトスリーブ8を、筒状のカー
トリッジ30を装着した駆動ロール10と従動ロール1
1に掛架して該ベルトスリーブのリブ谷部6とリブ山部
7をカートリッジ30の突起部32と溝部31にそれぞ
れ嵌合させた後に、前述と同様の方法でベルトスリーブ
の他の表面を研磨しリブ谷部6を得た。このベルトスリ
ーブ8を駆動ロール10と従動ロール11から取り除い
て、他の切断用のロールに掛架して、3個のリブをもつ
ダブルリブベルトに切断した。得られたベルトの表面の
リブ谷部6ピッチの平均値は3.57mmであり、一方
裏面のリブ谷部6ピッチの平均値は3.57mmで、ピ
ッチのズレDは0.10mmであった。
【0024】一方、カートリッジ30を装着せずに得ら
れたダブルリブベルトの表面のリブ谷部6ピッチの平均
値は3.58mmであり、一方裏面のリブ谷部6ピッチ
の平均値は3.57mmで、ピッチのズレDは0.80
mm以上であった。
【0025】上記ダブルリブベルトを、直径140mm
のリブ付駆動プーリと直径60mmのテンションプーリ
に50kgf/3リブの張力で掛架し、しかもベルトの
背面に直径110mmのリブ付従動プーリを係合させ
て、室温下でそれぞれ7.96m/秒と14.33m/
秒のベルト速度で走行させ、ベルトジャンピングの有無
を求めた。尚、上記駆動プーリと従動プーリ間のスパン
長は30mmである。
【0026】この結果、従来の方法で得られたピッチの
ズレDが0.80mm以上のベルトは、ベルト速度1
4.3m/秒の場合に1リブだけジャンピング発生した
が、本発明方法で得られたベルトは、ジャンピング発生
しなかった。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明では、駆動ロールと
従動ロールの少なくとも一方に、少なくとも一つの溝部
と突起部を幅方向に配列させたカートリッジを装着し、
そして予め一方の面にリブ谷部とリブ山部を設けたベル
トスリーブをカートリッジの少なくとも一つの溝部と突
起部にそれぞれ嵌合させ、研磨ホイールによってベルト
スリーブの他の表面にリブ谷部を研磨するものであり、
研磨中にベルトスリーブがスラスト力によって変形しな
いために上下リブ谷部のそれぞれのピッチのズレを大き
く軽減でき、得られたダブルリブベルトの早期ジャンピ
ング発生を阻止してその寿命を延長させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用されるベルトスリーブの部
分断面図である。
【図2】ベルトスリーブの一方の面を研磨している状態
を示す正面図である。
【図3】駆動ロールにカートリッジを装着した時の断面
図である。
【図4】ベルトスリーブの他の面を研磨している状態に
おける駆動ロールの断面図を示す。
【図5】本発明の方法によって得られたダブルリブベル
トの断面斜視図である。
【図6】従来の方法によりベルトスリーブの他の面を研
磨している状態における駆動ロールの断面図を示す。
【符号の説明】
2 下側ゴム層 5 上側ゴム層 6 リブ谷部 7 リブ山部 8 ベルトスリーブ 10 駆動ロール 11 従動ロール 12 研磨ホイール 15 回転ブラシ 16 バキューム装置 30 カートリッジ 31 溝部 32 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮島 修 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三 ツ星ベルト株式会社内 審査官 小椋 正幸 (56)参考文献 特開 昭63−47053(JP,A) 特開 平5−42468(JP,A) 実開 平5−3694(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 19/02 F16G 5/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム層中に心線を埋設した加硫したベル
    トスリーブの両面に溝状のリブ谷部を研磨してなるベル
    トスリーブの研磨方法において、少なくとも一つの溝部
    と突起部を幅方向に配置したカートリッジを駆動ロール
    と従動ロールの少なくとも一方に装着し、予め一方の面
    にリブ谷部とリブ山部を設けたベルトスリーブを上記駆
    動ロールと従動ロールに掛架し、このベルトスリーブの
    少なくとも一つのリブ谷部とリブ山部をカートリッジに
    設けた少なくとも一つの突起部と溝部にそれぞれ嵌合さ
    せた後に、上記ベルトスリーブを所定の張力下で走行さ
    せ、更に回転させた研磨ホイールをベルトスリーブに当
    接させて他方の面にリブ谷部を研磨してなることを特徴
    とするベルトスリーブの研磨方法。
  2. 【請求項2】 カートリッジが筒状体であって駆動ロー
    ルと従動ロールの少なくとも一方に脱着可能に装着して
    いる請求項1記載のベルトスリーブの研磨方法。
  3. 【請求項3】 カートリッジが駆動ロールと従動ロール
    の少なくとも一方に一体的に固定している請求項1記載
    のベルトスリーブの研磨方法。
  4. 【請求項4】 カートリッジが駆動ロールに装着あるい
    は固定している請求項2または3記載のベルトスリーブ
    の研磨方法。
  5. 【請求項5】 ゴム層中の厚さ方向の中心位置に心線を
    埋設した加硫したベルトスリーブの両面にそれぞれ研磨
    ホイールによってリブ谷部とリブ山部を設けたダブルリ
    ブベルトの製造方法において、少なくとも一つの溝部と
    突起部を幅方向に配置したカートリッジを駆動ロールと
    従動ロールの少なくとも一方に装着し、予め一方の面に
    リブ谷部とリブ山部を設けたベルトスリーブを上記駆動
    ロールと従動ロールに掛架し、上記ベルトスリーブの少
    なくとも一つのリブ谷部とリブ山部をカートリッジに設
    けた少なくとも一つの突起部と溝部にそれぞれ嵌合させ
    た後、上記ベルトスリーブを所定の張力下で走行させ、
    更に回転させた研磨ホイールをベルトスリーブに当接さ
    せて他の面にリブ谷部を研磨することを特徴とするダブ
    ルリブベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 ゴム層中の厚さ方向の中心位置に心線を
    埋設した加硫したベルトスリーブの両面にそれぞれ研磨
    ホイールによってリブ谷部とリブ山部を設けたダブルリ
    ブベルトの製造方法において、上記ベルトスリーブを駆
    動ロールと従動ロールに所定の張力下で掛架して走行さ
    せ、回転させた研磨ホイールによって予めベルトスリー
    ブの一方の面にリブ谷部を研磨する工程と、上記ベルト
    スリーブを反転する工程と、少なくとも一つの溝部と突
    起部を幅方向に配置したカートリッジを駆動ロールと従
    動ロールの少なくとも一方に装着し、上記ベルトスリー
    ブを上記駆動ロールと従動ロールに掛架し、ベルトスリ
    ーブの少なくとも一つのリブ谷部とリブ山部をカートリ
    ッジに設けた少なくとも一つの突起部と溝部にそれぞれ
    嵌合させる工程と、上記ベルトスリーブを所定の張力下
    で走行させ、更に回転させた研磨ホイールをベルトスリ
    ーブに当接させて他の面にリブ谷部を研磨する工程から
    なることを特徴とするダブルリブベルトの製造方法。
  7. 【請求項7】 ベルトスリーブに付着した研磨粉を回転
    ブラシによって除去した後、この研磨粉を吸引によって
    外部へ排出する請求項5または6記載のダブルリブベル
    トの製造方法。
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