JP2761835B2 - 天井移動足場 - Google Patents
天井移動足場Info
- Publication number
- JP2761835B2 JP2761835B2 JP5198762A JP19876293A JP2761835B2 JP 2761835 B2 JP2761835 B2 JP 2761835B2 JP 5198762 A JP5198762 A JP 5198762A JP 19876293 A JP19876293 A JP 19876293A JP 2761835 B2 JP2761835 B2 JP 2761835B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- slider
- girder
- rail
- ceiling
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- Expired - Lifetime
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- Movable Scaffolding (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、構築中又は構築後の建
物の天井部で使用する仮設式の天井移動足場に関する。
物の天井部で使用する仮設式の天井移動足場に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような天井移動足場として、
作業ステージを単に水平にした型のもの（例えば特公昭
５７−５１４９４号公報）、又は建物の屋根に合わせて
作業ステージを山形にした型のものがあり、これらは建
物の構造や作業内容などに応じて別々に製作していた。
作業ステージを単に水平にした型のもの（例えば特公昭
５７−５１４９４号公報）、又は建物の屋根に合わせて
作業ステージを山形にした型のものがあり、これらは建
物の構造や作業内容などに応じて別々に製作していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業ステー
ジを建物の屋根に合わせて山形に製作した場合、屋根部
の完成前に、その構築高さより下方において横材（梁材
や桁材など）が架設されていると、この横材が邪魔にな
り、つまり横材に山形の作業ステージが衝突するため、
横材を越えて足場を移動させることができず、甚だ不便
であった。
ジを建物の屋根に合わせて山形に製作した場合、屋根部
の完成前に、その構築高さより下方において横材（梁材
や桁材など）が架設されていると、この横材が邪魔にな
り、つまり横材に山形の作業ステージが衝突するため、
横材を越えて足場を移動させることができず、甚だ不便
であった。
【０００４】本発明の目的は、作業ステージを、設置後
でも水平状態と山形状態とに簡単な構造で随時切り換え
ることができ、その切り換えを行うことにより、建物の
横材等を避けて足場を移動させることができ、また水平
な作業ステージと山形の作業ステージとを１つのステー
ジで共用できるようにすることにある。
でも水平状態と山形状態とに簡単な構造で随時切り換え
ることができ、その切り換えを行うことにより、建物の
横材等を避けて足場を移動させることができ、また水平
な作業ステージと山形の作業ステージとを１つのステー
ジで共用できるようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、２つのステー
ジ部分３Ａ・３Ｂを山形に二つ折り可能にヒンジ４で連
結した作業ステージ３を、天井部の両側のレール１間に
移動可能に装架した天井移動足場であって、２つのステ
ージ部分３Ａ・３Ｂのうちの一方のステージ部分３Ａの
先端部を、レール１に沿って移動する移動ガーダー２の
一端部に、固定支点６により上下回動可能に枢着したこ
と、一方のステージ部分３Ａの先端部とは反対側になる
他方のステージ部分３Ｂの先端部を、移動ガーダー２に
設けられたＨ型断面のレール９に沿って摺動するスライ
ダ１０に枢着したこと、このスライダ１０をヒンジ４側
に向かって推進・後退させるため、移動ガーダー２の他
端部上に枢着された油圧ジャッキ１２にスライダ１０を
連結したことを特徴とする。また、スライダ１０に軸支
された上下のローラ１４・１５でＨ型断面のレール９の
フランジ部９ａを挟むことにより、スライダ１０をＨ型
断面のレール９から外れないようにしたことも特徴の一
つである。
ジ部分３Ａ・３Ｂを山形に二つ折り可能にヒンジ４で連
結した作業ステージ３を、天井部の両側のレール１間に
移動可能に装架した天井移動足場であって、２つのステ
ージ部分３Ａ・３Ｂのうちの一方のステージ部分３Ａの
先端部を、レール１に沿って移動する移動ガーダー２の
一端部に、固定支点６により上下回動可能に枢着したこ
と、一方のステージ部分３Ａの先端部とは反対側になる
他方のステージ部分３Ｂの先端部を、移動ガーダー２に
設けられたＨ型断面のレール９に沿って摺動するスライ
ダ１０に枢着したこと、このスライダ１０をヒンジ４側
に向かって推進・後退させるため、移動ガーダー２の他
端部上に枢着された油圧ジャッキ１２にスライダ１０を
連結したことを特徴とする。また、スライダ１０に軸支
された上下のローラ１４・１５でＨ型断面のレール９の
フランジ部９ａを挟むことにより、スライダ１０をＨ型
断面のレール９から外れないようにしたことも特徴の一
つである。
【０００６】
【作用】作業ステージを移動ガーダー上において水平に
した状態から、移動ガーダーの片側において油圧ジャッ
キによってスライダを推進させると、作業ステージの２
つのステージ部分は、そのうちの一方のステージ部分の
先端部が移動ガーダーに枢着されているため、ヒンジに
おいて山形に二つ折り状態となる。油圧ジャッキでスラ
イダを後退させると、２つのステージ部分は水平状態に
戻る。
した状態から、移動ガーダーの片側において油圧ジャッ
キによってスライダを推進させると、作業ステージの２
つのステージ部分は、そのうちの一方のステージ部分の
先端部が移動ガーダーに枢着されているため、ヒンジに
おいて山形に二つ折り状態となる。油圧ジャッキでスラ
イダを後退させると、２つのステージ部分は水平状態に
戻る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳述
する。図１において、この天井移動足場は、構築中の建
物の天井部となるところの両側に架設されたレール１間
に、移動ガーダー２を、紙面に向かって前後に移動可能
に装架し、この移動ガーダー２上に作業ステージ３を装
着したもので、作業ステージ３を移動ガーダー２と共に
前後に移動させることができる。作業ステージ３は、山
形に二つ折り可能にヒンジ４で連結された２つのステー
ジ部分３Ａ・３Ｂで構成されている。
する。図１において、この天井移動足場は、構築中の建
物の天井部となるところの両側に架設されたレール１間
に、移動ガーダー２を、紙面に向かって前後に移動可能
に装架し、この移動ガーダー２上に作業ステージ３を装
着したもので、作業ステージ３を移動ガーダー２と共に
前後に移動させることができる。作業ステージ３は、山
形に二つ折り可能にヒンジ４で連結された２つのステー
ジ部分３Ａ・３Ｂで構成されている。
【０００８】作業ステージ３の一方のステージ部分３Ａ
の先端部は、移動ガーダー２の一端部（図１において右
端部）上に固定された軸受台５に、固定支点６により上
下回動可能に枢着されているのに対し、他方のステージ
部分３Ｂの先端部は、移動ガーダー２の他端部（図１に
おいて左端部）に装着された進退移動機構７により、移
動ガーダー２上に進退可能にかつ上下に回動可能に支持
され、その支持部は、移動ガーダー２上を移動しながら
ステージ部分３Ｂの回動を許容する移動支点８となって
いる。
の先端部は、移動ガーダー２の一端部（図１において右
端部）上に固定された軸受台５に、固定支点６により上
下回動可能に枢着されているのに対し、他方のステージ
部分３Ｂの先端部は、移動ガーダー２の他端部（図１に
おいて左端部）に装着された進退移動機構７により、移
動ガーダー２上に進退可能にかつ上下に回動可能に支持
され、その支持部は、移動ガーダー２上を移動しながら
ステージ部分３Ｂの回動を許容する移動支点８となって
いる。
【０００９】図２に進退駆動機構７の一例を示す。この
進退駆動機構７は、移動ガーダー３上に敷設されたレー
ル９上にスライダ１０を摺動可能に装着するとともに、
このレール９上に固着された軸受台１１に油圧ジャッキ
１２の本体基端部を枢着し、この油圧ジャッキ１２のピ
ストンロッド１３の先端にスライダ１０を連結したもの
である。そして、ステージ部分３Ｂの先端部はこのスラ
イダ１０に枢着され、その枢支部が上記移動支点８とな
っている。レール９にはＨ型鋼が使用され、スライダ１
０は、それに軸支した上下のローラ１４・１５でレール
９のフランジ部９ａを挟むことにより、レール９から外
れることなくこれに沿って摺動できるようになってい
る。
進退駆動機構７は、移動ガーダー３上に敷設されたレー
ル９上にスライダ１０を摺動可能に装着するとともに、
このレール９上に固着された軸受台１１に油圧ジャッキ
１２の本体基端部を枢着し、この油圧ジャッキ１２のピ
ストンロッド１３の先端にスライダ１０を連結したもの
である。そして、ステージ部分３Ｂの先端部はこのスラ
イダ１０に枢着され、その枢支部が上記移動支点８とな
っている。レール９にはＨ型鋼が使用され、スライダ１
０は、それに軸支した上下のローラ１４・１５でレール
９のフランジ部９ａを挟むことにより、レール９から外
れることなくこれに沿って摺動できるようになってい
る。
【００１０】また、移動ガーダー２の中間部には、２つ
のステージ部分３Ａ・３Ｂの連結部を途中まで押し上げ
る押上装置として、油圧ジャッキ１６が上向きに設置さ
れている。
のステージ部分３Ａ・３Ｂの連結部を途中まで押し上げ
る押上装置として、油圧ジャッキ１６が上向きに設置さ
れている。
【００１１】図１の実線で示すように、作業ステージ３
の２つのステージ部分３Ａ・３Ｂが水平になっている状
態から、油圧ジャッキ１６のピストンロッド１７を上向
きに伸長させ、上記ヒンジ４の下側に付設された鋼材１
８をこのピストンロッド１７で押し上げながら、進退駆
動機構７の油圧ジャッキ１２のピストンロッド１３を伸
長させてスライダ１０をヒンジ４側へ推進させる。する
と、一方のステージ部分３Ａの先端部は固定支点６で移
動ガーダー２上に枢着され、両ステージ部分３Ａ・３Ｂ
はヒンジ４により連結され、また他方のステージ部分３
Ｂの先端部はスライダ１０と一体に移動する移動支点８
で枢支されているため、両ステージ部分３Ａ・３Ｂは、
図１の鎖線で示すようにヒンジ４において山形の２つ折
り状態となり、移動ガーダー２から浮き上がる。この場
合、作業ステージ３は、押上用の油圧ジャッキ１６によ
り水平状態から少しだけ押し上げれば、後は進退駆動機
構７の油圧ジャッキ１２の推力のみで山形に二つ折りし
ながら浮き上がらせることができる。
の２つのステージ部分３Ａ・３Ｂが水平になっている状
態から、油圧ジャッキ１６のピストンロッド１７を上向
きに伸長させ、上記ヒンジ４の下側に付設された鋼材１
８をこのピストンロッド１７で押し上げながら、進退駆
動機構７の油圧ジャッキ１２のピストンロッド１３を伸
長させてスライダ１０をヒンジ４側へ推進させる。する
と、一方のステージ部分３Ａの先端部は固定支点６で移
動ガーダー２上に枢着され、両ステージ部分３Ａ・３Ｂ
はヒンジ４により連結され、また他方のステージ部分３
Ｂの先端部はスライダ１０と一体に移動する移動支点８
で枢支されているため、両ステージ部分３Ａ・３Ｂは、
図１の鎖線で示すようにヒンジ４において山形の２つ折
り状態となり、移動ガーダー２から浮き上がる。この場
合、作業ステージ３は、押上用の油圧ジャッキ１６によ
り水平状態から少しだけ押し上げれば、後は進退駆動機
構７の油圧ジャッキ１２の推力のみで山形に二つ折りし
ながら浮き上がらせることができる。
【００１２】従って、この天井移動足場は、作業ステー
ジ３を図１の実線で示す水平状態と、構築しようとする
建物の屋根１９に合わせた鎖線で示す山形状態とに自動
的に切り換えることができる。また、この天井移動足場
の設置高さより高所に横材２０が架設されているような
場合には、作業ステージ３を水平状態にしてこの横材２
０の下方をくぐり抜けるように移動させてから、山形状
態にすれば、横材２０があっても屋根１９の工事を支障
なく行うことができる。
ジ３を図１の実線で示す水平状態と、構築しようとする
建物の屋根１９に合わせた鎖線で示す山形状態とに自動
的に切り換えることができる。また、この天井移動足場
の設置高さより高所に横材２０が架設されているような
場合には、作業ステージ３を水平状態にしてこの横材２
０の下方をくぐり抜けるように移動させてから、山形状
態にすれば、横材２０があっても屋根１９の工事を支障
なく行うことができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、移動ガーダーと共に移
動する作業ステージを、移動ガーダーの片側に設けた油
圧ジャッキだけで水平状態と山形状態とに随時切り換え
ることができ、その切り換えを行うことにより、建物の
横材等を避けて足場を移動させることができるので、天
井部や屋根部の作業性の向上に寄与でき、しかも水平な
作業ステージと山形の作業ステージとを１つのステージ
で共用できる。
動する作業ステージを、移動ガーダーの片側に設けた油
圧ジャッキだけで水平状態と山形状態とに随時切り換え
ることができ、その切り換えを行うことにより、建物の
横材等を避けて足場を移動させることができるので、天
井部や屋根部の作業性の向上に寄与でき、しかも水平な
作業ステージと山形の作業ステージとを１つのステージ
で共用できる。
【００１４】また、作業ステージの２つのステージ部分
のうちの一方のステージ部分の先端部は、移動ガーダー
の一端部に固定支点により枢着し、これとは反対側にな
る他方のステージ部分の先端部はスライダに枢着し、こ
のスライダを油圧ジャッキで単に進退させるだけで、作
業ステージの水平姿勢と山形姿勢とを切り換える単純な
構造であるので、安価に提供できる。
のうちの一方のステージ部分の先端部は、移動ガーダー
の一端部に固定支点により枢着し、これとは反対側にな
る他方のステージ部分の先端部はスライダに枢着し、こ
のスライダを油圧ジャッキで単に進退させるだけで、作
業ステージの水平姿勢と山形姿勢とを切り換える単純な
構造であるので、安価に提供できる。
【００１５】さらに、スライダに軸支された上下のロー
ラでＨ型断面のレールのフランジ部を挟むことにより、
スライダをＨ型断面のレールから外れないようにしてい
るので、その外れを防止するための特別な機構は不要で
ある。
ラでＨ型断面のレールのフランジ部を挟むことにより、
スライダをＨ型断面のレールから外れないようにしてい
るので、その外れを防止するための特別な機構は不要で
ある。
【図１】本発明による天井移動足場の全体の正面図であ
る。
る。
【図２】同天井移動足場における進退移動機構の正面図
である。
である。
１ レール ２ 移動ガーダー ３ 作業ステージ ３Ａ・３Ｂ ステージ部分 ４ ヒンジ ７ 進退駆動機構 ９ レール ９ａ フランジ部 １０ スライダ １２ 油圧ジャッキ １４・１５ ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 勝 東京都中央区銀座八丁目21番１号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 勝田 友治 東京都中央区銀座八丁目21番１号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 大澤 雅也 東京都江戸川区東葛西九丁目４番２号 (56)参考文献 実開 平２−141051（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04G 3/02 E04G 1/36
Claims (2)
- 【請求項１】 ２つのステージ部分３Ａ・３Ｂを山形に
二つ折り可能にヒンジ４で連結した作業ステージ３を、
天井部の両側のレール１間に移動可能に装架した天井移
動足場において、 前記２つのステージ部分３Ａ・３Ｂのうちの一方のステ
ージ部分３Ａの先端部を、前記レール１に沿って移動す
る移動ガーダー２の一端部に、固定支点６により上下回
動可能に枢着したこと、 一方のステージ部分３Ａの先端部とは反対側になる他方
のステージ部分３Ｂの先端部を、前記移動ガーダー２に
設けられたＨ型断面のレール９に沿って摺動するスライ
ダ１０に枢着したこと、 このスライダ１０を前記ヒンジ４側に向かって推進・後
退させるため、前記移動ガーダー２の他端部上に枢着さ
れた油圧ジャッキ１２にスライダ１０を連結したこと、 を特徴とする天井移動足場。 - 【請求項２】 スライダ１０に軸支された上下のローラ
１４・１５でＨ型断面のレール９のフランジ部９ａを挟
むことにより、スライダ１０をＨ型断面のレール９から
外れないようにしたことを特徴とする請求項１に記載の
天井移動足場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5198762A JP2761835B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 天井移動足場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5198762A JP2761835B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 天井移動足場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734654A JPH0734654A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2761835B2 true JP2761835B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16396528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5198762A Expired - Lifetime JP2761835B2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 天井移動足場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2761835B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116623565B (zh) * | 2023-07-24 | 2023-10-20 | 山东久固钢结构工程有限公司 | 一种钢结构桥梁滑移顶推辅助装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0541152Y2 (ja) * | 1990-02-17 | 1993-10-19 |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5198762A patent/JP2761835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734654A (ja) | 1995-02-03 |
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