JP2760651B2 - バランス調整装置 - Google Patents
バランス調整装置Info
- Publication number
- JP2760651B2 JP2760651B2 JP2287482A JP28748290A JP2760651B2 JP 2760651 B2 JP2760651 B2 JP 2760651B2 JP 2287482 A JP2287482 A JP 2287482A JP 28748290 A JP28748290 A JP 28748290A JP 2760651 B2 JP2760651 B2 JP 2760651B2
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- Japan
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- balance adjustment
- circuit
- signal
- balance
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、左右ステレオ信号のチャンネル間のアンバ
ランスを調整するバランス調整装置に関するもので、特
にテスト信号を印加するテストモードがバランス調整に
悪影響を与えない様工夫されたバランス調整装置に関す
る。
ランスを調整するバランス調整装置に関するもので、特
にテスト信号を印加するテストモードがバランス調整に
悪影響を与えない様工夫されたバランス調整装置に関す
る。
（ロ）従来の技術 左右ステレオ信号を、それぞれ異なるチャンネルを用
いて伝送するステレオ装置においては、各チャンネルを
構成する回路や素子のバラツキ等により、アンバランス
を生じる場合がある。例えば、アナウンサの声は、左右
スピーカの中央に定位しなければならないが、前述の如
くチャンネル間にアンバランスが生じると、左又は右に
片寄った位置に定位し、聴感を損なう。
いて伝送するステレオ装置においては、各チャンネルを
構成する回路や素子のバラツキ等により、アンバランス
を生じる場合がある。例えば、アナウンサの声は、左右
スピーカの中央に定位しなければならないが、前述の如
くチャンネル間にアンバランスが生じると、左又は右に
片寄った位置に定位し、聴感を損なう。
その為、従来から、左右チャンネルのバランスを取る
為のバランス調整装置が提案され、使用に供されて来
た。又、前記ステレオ装置の信号源としては、コンパク
トディスクプレーヤやビデオディスクプレーヤ等種々の
ものがあるが、各プレーヤによりチャンネル間のアンバ
ランス量が異なっている。そこで、前記ステレオ装置の
バランス調整装置では、各プレーヤ毎にバランス調整を
切換えて行なっていた。第２図は、その様なバランス調
整装置の一例を示すもので、連動して動作する第１及び
第２スイッチ（１）及び（２）を切換えることにより、
コンパクトディスクプレーヤ（３）、ビデオディスクプ
レーヤ（４）及びテスト信号発生器（５）の出力が選択
的にバランス調整回路（６）に印加される。選択された
２つの信号は、バランス調整回路（６）でレベルが等し
くなるように制御され、レベルの等しい左右ステレオ信
号がＬ（左）出力端子（７）及びＲ（右）出力端子
（８）に得られる。
為のバランス調整装置が提案され、使用に供されて来
た。又、前記ステレオ装置の信号源としては、コンパク
トディスクプレーヤやビデオディスクプレーヤ等種々の
ものがあるが、各プレーヤによりチャンネル間のアンバ
ランス量が異なっている。そこで、前記ステレオ装置の
バランス調整装置では、各プレーヤ毎にバランス調整を
切換えて行なっていた。第２図は、その様なバランス調
整装置の一例を示すもので、連動して動作する第１及び
第２スイッチ（１）及び（２）を切換えることにより、
コンパクトディスクプレーヤ（３）、ビデオディスクプ
レーヤ（４）及びテスト信号発生器（５）の出力が選択
的にバランス調整回路（６）に印加される。選択された
２つの信号は、バランス調整回路（６）でレベルが等し
くなるように制御され、レベルの等しい左右ステレオ信
号がＬ（左）出力端子（７）及びＲ（右）出力端子
（８）に得られる。
尚、最近のステレオ装置では、左右の正しく対応した
スピーカから等しい音量で放音されているか否か、テス
トするための左右全く等しいテスト信号を発生するテス
ト信号発生器（15）が備えられている。これにより、バ
ランス調整回路（６）の後段の回路に起因する左右のア
ンバランスも補正できる。
スピーカから等しい音量で放音されているか否か、テス
トするための左右全く等しいテスト信号を発生するテス
ト信号発生器（15）が備えられている。これにより、バ
ランス調整回路（６）の後段の回路に起因する左右のア
ンバランスも補正できる。
（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、第２図の回路において、コンパクトデ
ィスクプレーヤ（３）又はビデオディスクプレーヤ
（４）を選択している状態の途中で１時的にテスト信号
発生器（５）を選択すると、復起後の再調整に時間がか
かる恐れがあった。
ィスクプレーヤ（３）又はビデオディスクプレーヤ
（４）を選択している状態の途中で１時的にテスト信号
発生器（５）を選択すると、復起後の再調整に時間がか
かる恐れがあった。
第２図のバランス調整回路（６）は、モノラル信号
（入力される左右ステレオ信号が互いに等しい場合）が
印加された時のみバランス調整が可能である。即ち、バ
ランス調整作業は、常時行なえる訳ではなく、ソースに
よっては時おりしか調整されない場合がある。その為、
テスト信号発生器（５）を一旦選択し、再び戻すと再度
のバランス調整に時間のかかる場合が起こり問題となっ
た。
（入力される左右ステレオ信号が互いに等しい場合）が
印加された時のみバランス調整が可能である。即ち、バ
ランス調整作業は、常時行なえる訳ではなく、ソースに
よっては時おりしか調整されない場合がある。その為、
テスト信号発生器（５）を一旦選択し、再び戻すと再度
のバランス調整に時間のかかる場合が起こり問題となっ
た。
（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、チャンネ
ル間のバランス調整が必要である信号源からの信号のバ
ランス調整を行なうとともにその調整値を保持出来るバ
ランス調整回路を備えたバランス調整装置であって、チ
ャンネル間のバランス調整が不要であるテスト信号発生
器と、前記バランス調整回路の出力信号と前記テスト信
号発生器の出力信号とを切換え出力する第１及び第２の
スイッチとを備えることを特徴とする。
ル間のバランス調整が必要である信号源からの信号のバ
ランス調整を行なうとともにその調整値を保持出来るバ
ランス調整回路を備えたバランス調整装置であって、チ
ャンネル間のバランス調整が不要であるテスト信号発生
器と、前記バランス調整回路の出力信号と前記テスト信
号発生器の出力信号とを切換え出力する第１及び第２の
スイッチとを備えることを特徴とする。
（ホ）作用 本発明に依れば、左右ステレオ信号のレベルが互いに
等しいテスト信号を発生するテスト信号発生器の出力を
バランス調整回路の出力側に第１及び第２スイッチを利
用して発生させている。
等しいテスト信号を発生するテスト信号発生器の出力を
バランス調整回路の出力側に第１及び第２スイッチを利
用して発生させている。
（ヘ）実施例 第１図は、本発明の一実施例を示す回路図で、（９）
はコンパクトディスクプレーヤ（３）及びビデオディス
クプレーヤ（４）からの左ステレオ信号を切換出力する
第１スイッチ、（10）はコンパクトディスクプレーヤ
（３）及びビデオディスクプレーヤ（４）からの右ステ
レオ信号を切換出力する第２スイッチ、（11）はバラン
ス調整回路（６）からの左ステレオ信号とテスト信号発
生器（５）からのテスト信号とを切換出力する第３スイ
ッチ、及び（12）はバランス調整回路（６）からの右ス
テレオ信号と前記テスト信号とを切換出力する第４スイ
ッチである。
はコンパクトディスクプレーヤ（３）及びビデオディス
クプレーヤ（４）からの左ステレオ信号を切換出力する
第１スイッチ、（10）はコンパクトディスクプレーヤ
（３）及びビデオディスクプレーヤ（４）からの右ステ
レオ信号を切換出力する第２スイッチ、（11）はバラン
ス調整回路（６）からの左ステレオ信号とテスト信号発
生器（５）からのテスト信号とを切換出力する第３スイ
ッチ、及び（12）はバランス調整回路（６）からの右ス
テレオ信号と前記テスト信号とを切換出力する第４スイ
ッチである。
第１図において、例えば第１制御端子（13）に制御信
号が加わり、第１及び第２スイッチ（９）及び（10）が
共にａ側に切換わり、ビデオディスクプレーヤ（４）か
らの信号が選択されたとする。選択された左右ステレオ
信号は、バランス調整回路（６）で互いにレベルが等し
くなるように制御される。第３及び第４スイッチ（11）
及び（12）は、第２制御端子（14）からテストモードを
示す信号が印加される時以外はａ側に切換わっている。
その為、レベルの揃った左右ステレオ信号がＬ及びＲ出
力端子（７）及び（８）に得られる。
号が加わり、第１及び第２スイッチ（９）及び（10）が
共にａ側に切換わり、ビデオディスクプレーヤ（４）か
らの信号が選択されたとする。選択された左右ステレオ
信号は、バランス調整回路（６）で互いにレベルが等し
くなるように制御される。第３及び第４スイッチ（11）
及び（12）は、第２制御端子（14）からテストモードを
示す信号が印加される時以外はａ側に切換わっている。
その為、レベルの揃った左右ステレオ信号がＬ及びＲ出
力端子（７）及び（８）に得られる。
上述の状態で、一時的にテストモードにする。第２制
御端子（14）にテストモードを示す信号が加わると、第
３及び第４スイッチ（11）及び（12）が接点ｂ側に切換
わり、テスト信号発生回路（５）からの単一のテスト信
号が選択されＬ及びＲ出力端子（７）及び（８）に得ら
れる。更にこの状態から元のビデオディスクプレーヤ
（４）を選択するようにしてもバランス調整回路（６）
は、以前の調整値を保持しているので、再調整が不要で
ある。
御端子（14）にテストモードを示す信号が加わると、第
３及び第４スイッチ（11）及び（12）が接点ｂ側に切換
わり、テスト信号発生回路（５）からの単一のテスト信
号が選択されＬ及びＲ出力端子（７）及び（８）に得ら
れる。更にこの状態から元のビデオディスクプレーヤ
（４）を選択するようにしてもバランス調整回路（６）
は、以前の調整値を保持しているので、再調整が不要で
ある。
従って、ただちにバランス調整を施こすことが可能と
なり、調整された左右ステレオ信号をＬ及びＲ出力端子
（７）及び（８）に得られる。
なり、調整された左右ステレオ信号をＬ及びＲ出力端子
（７）及び（８）に得られる。
第３図は、第１図のバランス調整回路（６）の一例を
示すもので、左入力端子（15）に印加される左ステレオ
信号は、左減衰回路（16）を介して左出力端子（17）に
導出される。また、右入力端子（18）に印加される右ス
テレオ信号は、右減衰回路（19）を介して右出力端子
（20）に導出される。しかして、左右出力端子（17）及
び（20）に得られる左右ステレオ信号のレベルは、検出
回路（21）で検出され、互いに比較される。そして、検
出回路（21）の出力端に左右ステレオ信号のレベル差に
応じた出力信号が発生する。前記出力信号は、制御回路
（22）に印加される。前記制御回路（22）は、左右減衰
回路（16）及び（19）の減衰量を制御する。いま、アナ
ウンサの声に相当する左右ステレオ信号が左右入力端子
（15）及び（18）に印加されたとすれば、左右出力端子
（17）及び（18）に等しいレベルの左右ステレオ信号が
発生しなければならないが、チャンネル間にアンバラン
スがあると前記左右ステレオ信号のレベルが等しく無く
なる。例えば、左ステレオ信号のレベルが右ステレオ信
号のレベルよりも大の場合、検出回路（21）から所定レ
ベル以上の出力信号が発生し、制御回路（22）に印加さ
れる。その為、制御回路（22）から制御信号が発生し、
左減衰回路（16）の減衰量を大とし、右減衰回路（19）
の減衰量を小としてバランス調整を行なう。左ステレオ
信号のレベルが右ステレオ信号のレベルよりも小の場
合、逆に制御回路（22）の出力信号により、左減衰回路
（16）の減衰量が小、右減衰回路（19）の減衰量が大に
なる。
示すもので、左入力端子（15）に印加される左ステレオ
信号は、左減衰回路（16）を介して左出力端子（17）に
導出される。また、右入力端子（18）に印加される右ス
テレオ信号は、右減衰回路（19）を介して右出力端子
（20）に導出される。しかして、左右出力端子（17）及
び（20）に得られる左右ステレオ信号のレベルは、検出
回路（21）で検出され、互いに比較される。そして、検
出回路（21）の出力端に左右ステレオ信号のレベル差に
応じた出力信号が発生する。前記出力信号は、制御回路
（22）に印加される。前記制御回路（22）は、左右減衰
回路（16）及び（19）の減衰量を制御する。いま、アナ
ウンサの声に相当する左右ステレオ信号が左右入力端子
（15）及び（18）に印加されたとすれば、左右出力端子
（17）及び（18）に等しいレベルの左右ステレオ信号が
発生しなければならないが、チャンネル間にアンバラン
スがあると前記左右ステレオ信号のレベルが等しく無く
なる。例えば、左ステレオ信号のレベルが右ステレオ信
号のレベルよりも大の場合、検出回路（21）から所定レ
ベル以上の出力信号が発生し、制御回路（22）に印加さ
れる。その為、制御回路（22）から制御信号が発生し、
左減衰回路（16）の減衰量を大とし、右減衰回路（19）
の減衰量を小としてバランス調整を行なう。左ステレオ
信号のレベルが右ステレオ信号のレベルよりも小の場
合、逆に制御回路（22）の出力信号により、左減衰回路
（16）の減衰量が小、右減衰回路（19）の減衰量が大に
なる。
尚、検出回路（21）の出力が所定範囲内の時は、制御
回路（22）は不動作となり、左右減衰回路（16）及び
（19）の減衰量を等しくする。又、調整値の保持は、制
御回路（22）内にレジスタ等を設けることにより可能で
ある。更に本発明は、２チャンネルステレオばかりでな
く、４チャンネルステレオ等の多チャンネルステレオに
も応用可能である。
回路（22）は不動作となり、左右減衰回路（16）及び
（19）の減衰量を等しくする。又、調整値の保持は、制
御回路（22）内にレジスタ等を設けることにより可能で
ある。更に本発明は、２チャンネルステレオばかりでな
く、４チャンネルステレオ等の多チャンネルステレオに
も応用可能である。
（ト）発明の効果 以上述べた如く、本発明に依ればテスト信号をバラン
ス調整回路の出力側に加えるようにしたので、テストモ
ードにしてもバランス調整回路の再調整が必要なくな
り、調整時間の短縮を計ることが出来る。
ス調整回路の出力側に加えるようにしたので、テストモ
ードにしてもバランス調整回路の再調整が必要なくな
り、調整時間の短縮を計ることが出来る。
第１図は、本発明の一実施例を示す回路図、第２図は、
従来のバランス調整装置を示す回路図、及び第３図は、
第１図のバランス調整回路（６）の具体回路例である。 （５）……テスト信号発生器、（６）……バランス調整
回路、（11）……第３スイッチ、（12）……第４スイッ
チ。
従来のバランス調整装置を示す回路図、及び第３図は、
第１図のバランス調整回路（６）の具体回路例である。 （５）……テスト信号発生器、（６）……バランス調整
回路、（11）……第３スイッチ、（12）……第４スイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−25700（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−262400（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−283800（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−305800（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−209300（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−120632（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】チャンネル間のバランス調整が必要である
信号源からの信号のバランス調整を行うとともに、その
調整値を保持出来るバランス調整回路を備えたバランス
調整装置であって、 チャンネル間のバランス調整が不要であるテスト信号発
生器と、 前記バランス調整回路の出力信号と前記テスト信号発生
器の出力信号とを切換え出力する第１及び第２のスイッ
チと を備え、前記第１及び第２スイッチが前記テスト信号発
生器の出力信号を切り換えた際、前記バランス調整回路
はその調整値を保持することを特徴とするバランス調整
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287482A JP2760651B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | バランス調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287482A JP2760651B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | バランス調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04160899A JPH04160899A (ja) | 1992-06-04 |
| JP2760651B2 true JP2760651B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=17717914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2287482A Expired - Fee Related JP2760651B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | バランス調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2760651B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6425700A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-27 | Sony Corp | Test signal generator for sound volume adjustment |
| JPH03283800A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-13 | Mazda Motor Corp | 車両用音響装置 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2287482A patent/JP2760651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04160899A (ja) | 1992-06-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |