JPH084800Y2 - バランス調整回路 - Google Patents

バランス調整回路

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JPH084800Y2
JPH084800Y2 JP1990080996U JP8099690U JPH084800Y2 JP H084800 Y2 JPH084800 Y2 JP H084800Y2 JP 1990080996 U JP1990080996 U JP 1990080996U JP 8099690 U JP8099690 U JP 8099690U JP H084800 Y2 JPH084800 Y2 JP H084800Y2
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output signal
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正人 女屋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、減衰回路を有するバランス調整回路の改良
に関するもので、非調整時に前記減衰回路が信号に悪影
響を与えない様工夫されたバランス調整回路に関する。
(ロ) 従来の技術 左右ステレオ信号を、それぞれ異なるチャンネルを用
いて伝送するステレオ装置においては、各チャンネルを
構成する回路や素子のバラツキ等により、アンバランス
を生じる場合がある。例えば、アナウンサの声は、左右
スピーカの中央に定位しなければならないが、前述の如
くチャンネル間にアンバランスが生じると、左又は右に
片寄った位置に定位し、聴感を損なう。
その為、従来から、左右チャンネルのバランスを取る
為のバランス調整回路が提案され、使用に供されて来
た。第2図は、その様なバランス調整装置の一例を示す
もので、左入力端子(1)に印加される左ステレオ信号
は、左減衰回路(2)を介して左出力端子(3)に導出
される。また、右入力端子(4)に印加される右ステレ
オ信号は、右減衰回路(5)を介して右出力端子(6)
に導出される。しかして、左右出力端子(3)及び
(6)に得られる左右ステレオ信号のレベルは、検出回
路(7)で検出され、互いに比較される。そして、検出
回路(7)の出力端に左右ステレオ信号のレベル差に応
じた出力信号が発生する。前記出力信号は、制御回路
(8)に印加される。前記制御回路(8)は、左右減衰
回路(2)及び(5)の減衰量を制御する。いま、アナ
ウンサの声に相当する左右ステレオ信号が左右入力端子
(1)及び(4)に印加されたとすれば、左右出力端子
(3)及び(6)に等しいレベルの左右ステレオ信号が
発生しなければならないが、チャンネル間にアンバラン
スがあると前記左右ステレオ信号のレベルが等しく無く
なる。例えば、左ステレオ信号のレベルが右ステレオ信
号のレベルよりも大の場合、検出回路(7)から所定レ
ベル以上の出力信号が発生し、制御回路(8)に印加さ
れる。その為、制御回路(8)から制御信号が発生し、
左減衰回路(2)の減衰量を大とし、右減衰回路(5)
の減衰量を小としてバランス調整を行なう。左ステレオ
信号のレベルが右ステレオ信号のレベルよりも小の場
合、逆に制御回路(8)の出力信号により、左減衰回路
(2)の減衰量が小、右減衰回路(5)の減衰量が大に
なる。
ところで、自動的にバランス調整を行なうバランス調
整回路を用いると、不都合な使用状態が生じる可能性が
ある。例えば、ビデオディスクプレーヤを用いて映画の
音(センター信号が多い)を聞いている状態で自動バラ
ンス調整を行なうと、伝送路のアンバランスを補正する
状態に左右減衰回路(2)及び(5)が調整される。そ
の状態で、ソースを切換え、コンパクトディスクプレー
ヤによる音楽(左右ステレオ信号がほとんどで、センタ
ー信号が無い)を聴取すると、左右減衰回路(2)及び
(5)がビデオディスクプレーヤ聴取時の調整状態を維
持したままとなり、コンパクトディスクプレーヤ使用時
の伝送路の補正が行なわれないばかりでなく、両プレー
ヤの伝送路のアンバランスが逆方向であると、はなはだ
しく聴感を損うことになる。
従って、聴取者の使用状態に応じて、自動バランス調
整をオフにする必要が生じるが、その様な場合、従来
は、第2図に示す如く、手動の切換手段(9)を用いて
スイッチ(10)及び(11)を切換えるという方法がとら
れていた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、第2図の如く非調整時に減衰回路
(2)及び(5)をバイパスする方法は、前記減衰回路
(2)及び(5)が左右ステレオ信号に悪影響を与える
危険があり、バッファ手段を必要とする等、このままで
は問題があった。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、非調整時
に検出回路に基準信号を印加する切換手段を設けた点を
特徴とする。
(ホ) 作用 本考案に依れば、調整時には、検出回路においてチャ
ンネルを通過する信号のレベルが検出される。そして、
検出回路の出力信号に応じて制御回路が作動し、各チャ
ンネルに介挿された減衰回路の減衰量を調整する。その
結果、チャンネル間のバランス調整を自動的に行なうこ
とが出来る。一方、非調整時には、切換手段が切換わ
り、検出回路には各チャンネルを通過する信号の代わり
に、基準信号が印加される。その為、検出回路は、バラ
ンスがとれた状態と同じ判別を行ない、制御回路をその
様に制御する。従って、減衰回路の減衰量は互いに等し
くなり、チャンネルを通過する信号に対し、等しく作用
する。
(へ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示すもので、(13)は
左ステレオ信号又は基準信号を検出回路(7)に切換供
給する第1切換スイッチ、(14)は右ステレオ信号又は
基準信号を検出回路(7)に切換供給する第2切換スイ
ッチ、(15)は検出回路(7)から得られるタイミング
信号に応じて発振する発振回路、(16)は検出回路
(7)から得られる方向信号に応じてアップ信号又はダ
ウン信号を発生するアップダウン回路、(17)は前記発
振回路(15)の出力信号をクロックとし、前記アップダ
ウン回路(16)の出力信号に応じた方向の計数を行なう
アップダウンカウンタ、(18)はアップダウンカウンタ
(17)のカウント値をデコードし、左右減衰回路(2)
及び(5)の減衰量を制御するデコーダである。
第1及び第2切換スイッチ(13)及び(14)が図示の
状態となる調整状態においては、左右出力端子(3)及
び(6)に得られる左右ステレオ信号が検出回路(7)
に印加され、レベル比較が行なわれる。左右ステレオ信
号のレベルが異なる場合、検出回路(7)からタイミン
グ信号及び方向信号が発生する。前記タイミング信号
は、調整のタイミングを定めるもので、前記タイミング
信号に応じて発振回路(15)が発振動作を開始する。前
記方向信号は、調整の方向を定めるもので、例えば左ス
テレオ信号が右ステレオ信号よりも大の場合、第1の信
号を発生し、それに応じてアップダウン回路(16)から
アップ信号が発生する。また、左ステレオ信号が右ステ
レオ信号よりも小の場合、第2の信号を発生し、それに
応じてアップダウン回路(16)からダウン信号が発生す
る。アップダウンカウンタ(17)は、発振回路(15)の
出力信号をクロックとし、アップダウン回路(16)の出
力信号に応じた方向の計数を行なう。またデコーダ(1
8)は、アップダウンカウンタ(17)の計数値をデコー
ドし、左右減衰回路(2)及び(5)の減衰量を制御す
る。
尚、検出回路(7)は、左右ステレオ信号のレベルが
所定値以上異なる場合及びほぼ等しくなる場合、タイミ
ング信号を発生しない様に構成されている。
左ステレオ信号が右ステレオ信号よりも大の場合、ア
ップダウンカウンタ(17)はアップ計数を行ない、デコ
ーダ(18)は左減衰回路(2)の減衰量を大とし、右減
衰回路(5)の減衰量を小とする出力信号を発生する。
その結果、左ステレオ信号のレベルが下がり、右ステレ
オ信号のレベルが上がって、両ステレオ信号のレベルが
近づく。制御サイクルを数回まわすことにより、左右ス
テレオ信号のレベルは略等しくなり、制御動作は停止す
る。
左ステレオ信号が右ステレオ信号よりも小の場合、ア
ップダウンカウンタ(17)はダウン計数を行ない、デコ
ーダ(18)は左減衰回路(2)の減衰量を小とし、右減
衰回路(5)の減衰量を大とする出力信号を発生する。
その結果、左ステレオ信号のレベルが上がり、右ステレ
オ信号のレベルが下がって、両ステレオ信号のレベルが
近づく。
上述の如く、第1及び第2切換スイッチ(13)及び
(14)が図示の状態にあれば、バランス調整回路は自動
的にバランス調整を行なう。次に、第1及び第2切換ス
イッチ(13)及び(14)が図示と逆の状態に切換えられ
た場合について説明する。
切換手段(19)により、第1及び第2切換スイッチ
(13)及び(14)が図示と逆の状態に切換えられると、
検出回路(7)の両入力端子に等しい大きさの基準信号
が印加される。その為、検出回路(7)は“等しい”と
いう判断を行ない、タイミング信号及び方向信号を発生
しない。
一方、切換手段(19)が操作されると、アップダウン
カウンタ(17)が初期値にリセットされる。デコーダ
(18)は、前記アップダウンカウンタ(17)の初期値を
デコードし、左右減衰回路(2)及び(5)を制御す
る。その場合、前記初期値は、左右減衰回路(2)及び
(5)の減衰量が等しい値になる様に設定されているの
で、左右チャンネルの伝送特性がそのまま表われる。
尚、切換手段(19)は、格別に設けてもよいし、機器
のファンクションスイッチに連動する様に構成してもよ
い。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、自動的にチャンネ
ルバランスを調整し得るバランス調整回路を提供出来
る。また、非調整時に各チャンネルに介挿される減衰回
路の減衰量を等しく設定し得るバランス調整回路を提供
出来る。更に、非調整時に伝送路を通る信号に悪影響を
与えないバランス調整回路を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、及び第2図
は従来のバランス調整回路を示す回路図である。 (2)(5)……減衰回路、(7)……検出回路、(1
3)(14)……切換スイッチ、(17)……アップダウン
カウンタ、(18)……デコーダ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各チャンネルの介挿された減衰回路と、該
    減衰回路の出力信号レベルを検出する検出回路と、該検
    出回路の出力信号に応じて方向信号を発生するアップダ
    ウン回路と、前記検出回路の出力信号に応じて発振動作
    する発振回路と、前記発振回路の出力信号をクロックと
    し前記方向信号に応じてアップ方向又はダウン方向に計
    数するアップダウンカウンタと、該アップダウンカウン
    タの計数値をデコードし前記減衰回路の減衰量を調整す
    るデコーダとを備えるバランス調整回路において、ソー
    ス切換の非調整時に、前記検出回路に基準信号を印加す
    る切換手段とを設け、前記切換手段の操作に応じて前記
    アップダウンカウンタがリセットされることを特徴とす
    るバランス調整回路。
  2. 【請求項2】前記初期値は、前記減衰回路の減衰量を等
    しくする値に設定されることを特徴とする請求項1記載
    のバランス調整回路。
JP1990080996U 1990-07-30 1990-07-30 バランス調整回路 Expired - Lifetime JPH084800Y2 (ja)

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JPH0438200U JPH0438200U (ja) 1992-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59102000A (ja) * 1982-12-01 1984-06-12 Nec Corp 信号処理回路
JPS6019311A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Nec Corp 自動利得制御装置

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