JP2760178B2 - 車両用シートベルト装置 - Google Patents

車両用シートベルト装置

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JP2760178B2
JP2760178B2 JP3236424A JP23642491A JP2760178B2 JP 2760178 B2 JP2760178 B2 JP 2760178B2 JP 3236424 A JP3236424 A JP 3236424A JP 23642491 A JP23642491 A JP 23642491A JP 2760178 B2 JP2760178 B2 JP 2760178B2
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JP
Japan
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buckle
tongue
holding member
webbing
seat belt
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JP3236424A
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和典 富松
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートベルト装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図5及び
図6(実開昭61−78765号公報或は実開昭61−
174404号公報参照)に示すように、床1に固定し
たコンソールボックス2の床1に近接した位置である基
部3aより立設されたストラップ3の上部に解除ボタン
4を有するバックル5と、一端部6aがセンターピラー
(図示省略)の下部に格納されたリトラクタ7に巻き取
り可能であると共に他端部6bがサイドシル等の車室側
部(図示省略)に固定され且つ上部がセンターピラー
(図示省略)の上部に支持されたスルーアンカー8で方
向を異にするウエビング6と、該ウエビング6に挿通自
在に装着され且つ前記バックル5に係合可能なタング部
材9とよりなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両は
乗り心地の関係でシート10をあまり狭くすることが出
来ないので、シート10とコンソールボックス2との隙
間11が狭くなり、バックル5の位置が隙間11内にあ
ると、タング部材9を係合離脱しずらいことになる。逆
に、前記ストラップ3の位置を上に位置させてバックル
5への係合離脱し易さを図ると、ラップベルト部6cの
通過位置が上になり、前面衝突時に乗員の腰骨より外れ
てしまうおそれがある。この為、バックル5への係合離
脱し易さを犠牲にしてまで乗員の安全を図っている。
【0004】本発明は、以上のような点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、乗員の安全を図り
つつ、バックルへのタング部材の係合離脱し易さを図る
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用シートベ
ルト装置としては、床に近接した位置より立設され且つ
解除ボタンを内蔵したバックルと、端部が車室側部に固
定されたウエビングと、該ウエビングに挿通自在に装置
され且つ前記バックルに係合可能なタング部材とよりな
る車両用シートベルト装置において、前記タング部材
は、前記バックルに係合するタングプレートと、該タン
グプレートを保持した保持部材と、該保持部材に対して
上下動自在なると共に前記バックルの解除ボタンを解除
方向に押圧可能なるスライド部材とより構成され、前記
タング部材の上面における前記保持部材と前記スライド
部材との間に上開口部を形成して、前記ウエビングは、
該上開口部からスライド部材の背面に沿って保持部材の
下部に配設されて、保持部材の下部で前記上開口部から
離間した位置に形成された連結部材の下方で折り返され
、該折り返し部分以降がラップベルト部とされている
ことを特徴とする。
【0006】
【作 用】この構造によると、バックルの位置が下で乗
員の安全が保持されつつ、このように下でも保持部材の
上下高さ分だけスライド部材が高いので、バックルへの
タング部材の係合離脱操作がし易いことになる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る車両用シー
トベルト装置の一部破断側面図、図2は図1のA−A線
に沿う断面図、図3及び図4は夫々図1の矢視B及び矢
視Cに係る斜視図である。図5及び図6に示したのと同
一部材は同一符号を用い、重複する説明を省略する。
【0008】図中、20は本発明のタング部材で、該タ
ング部材20は、前記バックル5に係合するタングプレ
ート21と、該タングプレート21を保持した保持部材
22と、該保持部材22を上下動自在なると共に前記バ
ックル5の解除ボタン4を解除方向(図1の矢印D方
向)に押圧可能なるスライド部材23とよりなる。
【0009】前記保持部材22は、図3に示すように左
右を連結する連結部材26・26が上下に離間して形成
され且つ図2に示すように水平断面コの字に形成され、
その自由端部22a,22aに夫々内側を向く部材24
・24で、この部材24・24に係合するスライド部材
23の凹部25・25が上下摺動可能に係合されてい
る。そして、保持部材22とスライド部材23との間に
ウエビング6及びタングプレート21が介在されてい
る。前記スライド部材23は、図1に示すように上端部
に操作部27が形成されていて、この操作部27の上面
に「PRESS」と刻印されている。
【0010】従って、前記タングプレート21とバック
ル5との係合位置が、従来に比較して下方に移動して
も、スライド部材23を持って係合させれば良いので、
係合が容易であるし、操作部27を押すと、スライド部
材23が下方に移動して解除ボタン4を下方に移動させ
るので、タングプレート21とバックル5との係合が離
脱可能であるので、離脱操作性が劣らないことになる。
しかも、かかる状態で、下側の連結部材26でウエビン
グ6のラップベルト部6cの折り返し部28(エフェク
ティブポイント)が下げられるので、前面衝突の時の乗
員の腰骨にずれず、ウエビング経路が最適状態になる。
構造も非常に簡単で有り、安価である。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両用シートベ
ルト装置としては、床に近接した位置より立設され且つ
解除ボタンを内蔵したバックルと、端部が車室側部に固
定されたウエビングと、該ウエビングに挿通自在に装置
され且つ前記バックルに係合可能なタング部材とよりな
る車両用シートベルト装置において、前記タング部材
は、前記バックルに係合するタングプレートと、該タン
グプレートを保持した保持部材と、該保持部材に対して
上下動自在なると共に前記バックルの解除ボタンを解除
方向に押圧可能なるスライド部材とより構成され、前記
タング部材の上面における前記保持部材と前記スライド
部材との間に上開口部を形成して、前記ウエビングは、
該上開口部からスライド部材の背面に沿って保持部材の
下部に配設されて、保持部材の下部で前記上開口部から
離間した位置に形成された連結部材の下方で折り返され
、該折り返し部分以降がラップベルト部とされている
ことを特徴とするものであるから、この構造によると、
バックルの位置が下で乗員の安全が保持されつつ、この
ように下でも保持部材の上下高さ分だけスライド部材が
高いので、バックルへのタング部材の係合離脱操作がし
易いことになり、乗員の安全を図りつつ、バックルへの
タング部材の係合離脱し易さを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用シートベルト装
置の一部破断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の矢視Bに係る斜視図である。
【図4】図1の矢視Cに係る斜視図である。
【図5】従来の車両用シートベルト装置の斜視図であ
る。
【図6】図5の正面図である。
【符号の説明】
1 床 4 解除ボタン 5 バックル 6 ウエビング 9 タング部材 20 タング部材 21 タングプレート 22 保持部材 23 スライド部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に近接した位置より立設され且つ解除
    ボタンを内蔵したバックルと、端部が車室側部に固定さ
    れたウエビングと、該ウエビングに挿通自在に装置され
    且つ前記バックルに係合可能なタング部材とよりなる車
    両用シートベルト装置において、 前記タング部材は、前記バックルに係合するタングプレ
    ートと、該タングプレートを保持した保持部材と、該保
    持部材に対して上下動自在なると共に前記バックルの解
    除ボタンを解除方向に押圧可能なるスライド部材とより
    構成され、前記タング部材の上面における 前記保持部材と前記スラ
    イド部材との間に上開口部を形成して、 前記ウエビングは、該上開口部からスライド部材の背面
    に沿って保持部材の下部に配設されて、保持部材の下部
    前記上開口部から離間した位置に形成された連結部材
    の下方で折り返されて、該折り返し部分以降がラップベ
    ルト部とされていることを特徴とする車両用シートベル
    ト装置。
JP3236424A 1991-09-17 1991-09-17 車両用シートベルト装置 Expired - Lifetime JP2760178B2 (ja)

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JPH0569792A JPH0569792A (ja) 1993-03-23
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