JP2760091B2 - 暖房用床装置 - Google Patents
暖房用床装置Info
- Publication number
- JP2760091B2 JP2760091B2 JP1266475A JP26647589A JP2760091B2 JP 2760091 B2 JP2760091 B2 JP 2760091B2 JP 1266475 A JP1266475 A JP 1266475A JP 26647589 A JP26647589 A JP 26647589A JP 2760091 B2 JP2760091 B2 JP 2760091B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing plate
- frp resin
- heating
- cured
- surface layer
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、組立式のバスユニット、トイレユニット等
の水を使用する小室の床暖房として利用される暖房用床
パンに関するものである。
の水を使用する小室の床暖房として利用される暖房用床
パンに関するものである。
従来の技術 従来の組立式バスユニット、トイレユニット等の電気
床暖房としての床パンは、例えば第３図のような構造に
なっていた。すなわち、皿状に成形された表層面１に補
強板２が接着層８によって接合され、その裏面に面状ヒ
ータ７を貼付けた後外面を断熱層６で覆う構成のものが
ある。
床暖房としての床パンは、例えば第３図のような構造に
なっていた。すなわち、皿状に成形された表層面１に補
強板２が接着層８によって接合され、その裏面に面状ヒ
ータ７を貼付けた後外面を断熱層６で覆う構成のものが
ある。
発明が解決しようとする課題 このような構成であるため表面層１と補強板２および
面状ヒータ７の接合は強固にできる利点があるが、反
面、面状ヒータ７から表面迄の距離が長く（厚く）な
る。従って極めて、温度上昇の立ち上がりが遅く、又裏
面への熱放散が大きく無駄な電力が必要になっていた。
面状ヒータ７の接合は強固にできる利点があるが、反
面、面状ヒータ７から表面迄の距離が長く（厚く）な
る。従って極めて、温度上昇の立ち上がりが遅く、又裏
面への熱放散が大きく無駄な電力が必要になっていた。
本発明は上記従来例の欠点に鑑み、接合強度を低下さ
せることなく、熱効率と温度上昇の立ち上がり性能を改
善することを目的とする。
せることなく、熱効率と温度上昇の立ち上がり性能を改
善することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を達成するために本発明の暖房用床装置は不
織布芯地に発熱線を配線してなる面状ヒータを、半硬化
状態のFRP樹脂製表面層上に載置し、更に上記面状ヒー
タ上に接着層として前記表面層と同じ材質のFRP用樹脂
を含浸したガラス繊維マットを介在させて補強板を載置
し、かつ上記FRP用樹脂の反応硬化で前記表面層、面状
ヒータ、ガラス繊維マット、補強板を一体化して、補強
板外面を断熱材で覆った構成としてあり、そしてこの暖
房用床装置は、不織布芯地に発熱線を配線してなる面状
ヒータを、半硬化状態のFRP樹脂製表面層上に載置して
その上からFRP用樹脂液を塗布し、さらにその上に接着
層としてFRP用樹脂を含浸したガラス繊維マットと補強
板を載置し、加圧状態で前記FRP用樹脂を反応硬化させ
て一体化した後、補強板外面を断熱材で覆うことによっ
て製造してある。
織布芯地に発熱線を配線してなる面状ヒータを、半硬化
状態のFRP樹脂製表面層上に載置し、更に上記面状ヒー
タ上に接着層として前記表面層と同じ材質のFRP用樹脂
を含浸したガラス繊維マットを介在させて補強板を載置
し、かつ上記FRP用樹脂の反応硬化で前記表面層、面状
ヒータ、ガラス繊維マット、補強板を一体化して、補強
板外面を断熱材で覆った構成としてあり、そしてこの暖
房用床装置は、不織布芯地に発熱線を配線してなる面状
ヒータを、半硬化状態のFRP樹脂製表面層上に載置して
その上からFRP用樹脂液を塗布し、さらにその上に接着
層としてFRP用樹脂を含浸したガラス繊維マットと補強
板を載置し、加圧状態で前記FRP用樹脂を反応硬化させ
て一体化した後、補強板外面を断熱材で覆うことによっ
て製造してある。
作用 半硬化状態の表面層は接着用のFRP樹脂とよく同体化
し、面状ヒータの芯地は低密度の不織布であるためFEP
用樹脂がよく含浸し、脱泡もしやすいためFRP用樹脂含
浸ガラスマットを挟んで補強板を載置し、加圧したとき
各積層間やガラスマット内の空気が補強板の貫通穴から
スムーズに抜けると共に、余分なFRP用樹脂が溢れ出て
補強板表面を覆うようにして硬化するため、表面層を含
めた接着層は空気溜りのない均一なFEP樹脂層となり、
かつ貫通穴によって補強板を縫い刺しするように強固に
一体化されるため、優れた耐荷重性能が得られる。また
面状ヒータを表面層直下に埋設したために、表面への熱
伝導性がよく表面温度が素早く立ち上がると共に、面状
ヒータ下の補強板が裏面への熱放散を防ぐ断熱材として
作用し熱効率を向上させる。
し、面状ヒータの芯地は低密度の不織布であるためFEP
用樹脂がよく含浸し、脱泡もしやすいためFRP用樹脂含
浸ガラスマットを挟んで補強板を載置し、加圧したとき
各積層間やガラスマット内の空気が補強板の貫通穴から
スムーズに抜けると共に、余分なFRP用樹脂が溢れ出て
補強板表面を覆うようにして硬化するため、表面層を含
めた接着層は空気溜りのない均一なFEP樹脂層となり、
かつ貫通穴によって補強板を縫い刺しするように強固に
一体化されるため、優れた耐荷重性能が得られる。また
面状ヒータを表面層直下に埋設したために、表面への熱
伝導性がよく表面温度が素早く立ち上がると共に、面状
ヒータ下の補強板が裏面への熱放散を防ぐ断熱材として
作用し熱効率を向上させる。
実施例 以下本発明の実施例を図面をもとに説明する。
第１図は本発明暖房用床パンの一実施例の断面構造図
で凸形の成形型にゲルコート層、FRP層を吹付けて脱泡
成形した表面層１が半硬化状態の時、30g/m2〜80g/m2の
低密度の不織布芯地7aに発熱線7bを適切（蛇行状）に配
線して固定された面状ヒータ７を、表面層１上にホット
メルト等で仮固定した後、FRP用樹脂液を面状ヒータ７
上にかけて、ローラー等で気泡をぬきながら全面に均一
に伸し、その上にさらにFRP用樹脂液を含浸させたガラ
ス繊維マットで構成する接着層８を載せた後、多数の貫
通穴３を設けた合板製の補強板２を載せて加圧状態で反
応硬化させ、一体化する。補強板２を押圧した時、接着
層８に含まれたFRP用樹脂液はその押圧力により貫通穴
３より吹き出して補強板２の表面に溢れ接着層８と共
に、硬化する。又補強板２の端部全周も接着層８によっ
て同様に正面層１と接合され、外面全体に発泡ウレタン
等の断熱層６を吹付け、乾燥炉で完全硬化した後成形型
より離型、端面を仕上げ加工して完成される。尚４は床
装置の設置高さを調節する高さ調節ネジ５付の脚であ
る。
で凸形の成形型にゲルコート層、FRP層を吹付けて脱泡
成形した表面層１が半硬化状態の時、30g/m2〜80g/m2の
低密度の不織布芯地7aに発熱線7bを適切（蛇行状）に配
線して固定された面状ヒータ７を、表面層１上にホット
メルト等で仮固定した後、FRP用樹脂液を面状ヒータ７
上にかけて、ローラー等で気泡をぬきながら全面に均一
に伸し、その上にさらにFRP用樹脂液を含浸させたガラ
ス繊維マットで構成する接着層８を載せた後、多数の貫
通穴３を設けた合板製の補強板２を載せて加圧状態で反
応硬化させ、一体化する。補強板２を押圧した時、接着
層８に含まれたFRP用樹脂液はその押圧力により貫通穴
３より吹き出して補強板２の表面に溢れ接着層８と共
に、硬化する。又補強板２の端部全周も接着層８によっ
て同様に正面層１と接合され、外面全体に発泡ウレタン
等の断熱層６を吹付け、乾燥炉で完全硬化した後成形型
より離型、端面を仕上げ加工して完成される。尚４は床
装置の設置高さを調節する高さ調節ネジ５付の脚であ
る。
第２図は本発明暖房用床パンに用いる面状ヒータの平
面図で、９は紐状の発熱線7bとリード線10を接続し防水
絶縁されたコード口である。
面図で、９は紐状の発熱線7bとリード線10を接続し防水
絶縁されたコード口である。
以上のような材料構成で床パンを形成しているので、
半硬化状態の表面層１は接着用のFRP樹脂とよく同体化
し、面状ヒータ７の芯地7aは低密度の不織布であるため
FEP用樹脂がよく含浸し、脱泡もしやすいため接着層８
であるFRP用樹脂含浸ガラスマットを挟んで補強板２を
載置し、加圧したとき各積層間やガラスマット内の空気
が補強板２の貫通穴からスムーズに抜けると共に、余分
なFRP用樹脂が溢れ出て補強板２の表面を覆うようにし
て硬化するため、表面層１を含めた接着層８は空気溜付
りのない均一なFEP樹脂層となり、かつ貫通穴によって
補強板２を縫い刺しするように強固に一体化されるた
め、優れた耐荷重性能が得られる。また面状ヒータ７を
表面層１の直下に埋設したために、表面への熱伝導性が
よく表面温度が素早く立ち上がると共に、面状ヒータ７
の下の補強板２が裏面への熱放散を防ぐ断熱材としても
作用し熱効率を向上させる。
半硬化状態の表面層１は接着用のFRP樹脂とよく同体化
し、面状ヒータ７の芯地7aは低密度の不織布であるため
FEP用樹脂がよく含浸し、脱泡もしやすいため接着層８
であるFRP用樹脂含浸ガラスマットを挟んで補強板２を
載置し、加圧したとき各積層間やガラスマット内の空気
が補強板２の貫通穴からスムーズに抜けると共に、余分
なFRP用樹脂が溢れ出て補強板２の表面を覆うようにし
て硬化するため、表面層１を含めた接着層８は空気溜付
りのない均一なFEP樹脂層となり、かつ貫通穴によって
補強板２を縫い刺しするように強固に一体化されるた
め、優れた耐荷重性能が得られる。また面状ヒータ７を
表面層１の直下に埋設したために、表面への熱伝導性が
よく表面温度が素早く立ち上がると共に、面状ヒータ７
の下の補強板２が裏面への熱放散を防ぐ断熱材としても
作用し熱効率を向上させる。
発明の効果 以上のように本発明は表面層、面状ヒータ、補強板の
三者が強固に接合しているので、耐荷重性能の優れたも
のが得られることはもちろん、熱伝導性が増して暖房立
上り性能が飛躍的に向上する。
三者が強固に接合しているので、耐荷重性能の優れたも
のが得られることはもちろん、熱伝導性が増して暖房立
上り性能が飛躍的に向上する。
また、断熱材による熱放散防止だけでなく、補強板も
断熱作用をするので、低消費電力で効率よく床暖房でき
る。
断熱作用をするので、低消費電力で効率よく床暖房でき
る。
第１図は本発明暖房用床装置の一実施例を示す断面図、
第２図は同面状ヒータの平面図、第３図は従来例の床装
置の断面図である。
第２図は同面状ヒータの平面図、第３図は従来例の床装
置の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24D 13/02 F24D 15/00
Claims (2)
- 【請求項１】不織布芯地に発熱線を配線してなる面状ヒ
ータを、半硬化状態のFRP樹脂製表面層上に載置し、更
に上記面状ヒータ上に接着剤として前記表面層と同じ材
質のFRP用樹脂を含浸したガラス繊維マットを介在させ
て多数の貫通孔を設けた補強板を載置するとともに、上
記FRP用樹脂が補強板の貫通孔を介して当該補強板を縫
い刺しするように硬化して前記表面層、面状ヒータ、ガ
ラス繊維マット、補強板を一体化し、かつ前記補強板外
面を断熱材で覆った暖房用床装置。 - 【請求項２】不織布芯地に発熱線を配線してなる面状ヒ
ータを、半硬化状態のFRP樹脂製表面層上に載置してそ
の上からFR用樹脂液を塗布し、さらにその上に接着層と
してFRP用樹脂を含浸したガラス繊維マットと、多数の
貫通孔を設けた補強板を載置し、加圧状態で前記FRP用
樹脂を前記補強板の貫通孔より溢れ出させて反応硬化さ
せることにより一体化した後、補強板外面を断熱材で覆
う暖房用床装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1266475A JP2760091B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 暖房用床装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1266475A JP2760091B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 暖房用床装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03129214A JPH03129214A (ja) | 1991-06-03 |
| JP2760091B2 true JP2760091B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=17431448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1266475A Expired - Lifetime JP2760091B2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 暖房用床装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2760091B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4862490B2 (ja) * | 2006-05-24 | 2012-01-25 | パナソニック電工株式会社 | 防水パンの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63120391U (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-04 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP1266475A patent/JP2760091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03129214A (ja) | 1991-06-03 |
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Legal Events
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