JP2758493B2 - アクチュエータの駆動制御装置 - Google Patents

アクチュエータの駆動制御装置

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JP2758493B2 JP2234246A JP23424690A JP2758493B2 JP 2758493 B2 JP2758493 B2 JP 2758493B2 JP 2234246 A JP2234246 A JP 2234246A JP 23424690 A JP23424690 A JP 23424690A JP 2758493 B2 JP2758493 B2 JP 2758493B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、電気油圧変換弁などのアクチュエータの駆
動制御装置に関する。
B.従来の技術 多関節作業機などでは、電気油圧変換弁によって例え
ば油圧シリンダや油圧モータを駆動し、アームや作業ア
タッチメントを回動させて軌跡制御や姿勢角制御を行な
う。この電気油圧変換弁は、例えば比例ソレノイドを有
する電磁比例圧力制御弁とそれによって駆動される方向
制御弁とから構成され、比例ソレノイドへの入力指令電
流Iに対して第6図(a)に示すような制御量、すなわ
ち流量Qを出力する。
ところで、この電気油圧変換弁の流量特性は、製品毎
のスプールや弁本体の加工誤差およびばね力などのバラ
ツキによって第6図(a)の点線で示す範囲でばらつ
く。今、入力電流I毎に実線で示す基準値Aに対するバ
ラツキ量Bの誤差割合B/Aを算出すると、第6図(b)
に示すようになる。つまり、誤差割合B/Aは小流量域で
非常に大きい。この電気油圧変換弁の小流量域での誤差
は、軌跡制御や姿勢角制御を行なうときの制御精度に大
きな影響を与える。例えば、起動時に急激に動きだして
ハンチングの原因になったり、逆に動かないために制御
精度を悪化させる。このため従来は、電気油圧変換弁や
制御装置によってこの小流量域での誤差を機械的または
電気的に調整していた。しかし、調整が難しい上に、調
整と測定とを繰り返し行なう必要があるため多大の調整
時間を費やしていた。
このような問題を解決するアクチュエータの駆動制御
装置が特開平2−129482号公報に示されている。この装
置は、一次関数的に比例変化するアクチュエータの入出
力特性をメモリに記憶しておき、同一の指令値に対して
同一の制御量が得られるように補正するものである。こ
れによって、入出力特性が一次関数的に比例変化するア
クチュエータに対しては製品ごとの入出力特性のバラツ
キが改善される。
C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来装置では、入出力特性を出
力の0%付近と100%との2点を通る一次関数として補
正を行っているので、第6図(a)に示すような入出力
特性が非線形な電気油圧変換弁を含むアクチュエータに
対して適用した場合、入出力特性のバラツキが改善され
ないという問題がある。
本発明の目的は、非線形な入出力特性を有する電気油
圧変換弁を含むアクチュエータに対して、同一の指令値
に対して同一の制御量が得られるように自動的に特性の
バラツキを補正するアクチュエータの駆動制御装置を提
供することにある。
D.課題を解決するための手段 本発明の概要を示す第1図に対応づけて本発明を説明
すると、請求項1の発明は、入力指令値に対する出力制
御量の入出力特性が非線形なアクチュエータ5と、アク
チュエータ5の基準入出力特性を有し、その基準入出力
特性に基づいて前記アクチュエータ5の出力制御量の目
標値Qに対する駆動用入力指令値Iを発生するい指令値
発生手段3と、アクチュエータ5により駆動される被駆
動部材6,7の作動量θを検出する作動量検出手段8と、
駆動モード時には駆動用入力指令値をアクチュエータ5
へ入力し、補正モード時には補正用入力指令値Ioを前記
アクチュエータ5へ入力する入力切換手段15と、作動量
検出手段8による補正モード時の検出作動量θをアクチ
ュエータ5の出力制御量Qに変換する制御量/作動量変
換手段9と、基準入出力特性に基づいて、制御量/作動
量変換手段9により変換された出力制御量Q′からアク
チュエータ5の入力指令値I′を演算する入力指令値演
算手段10と、入力指令値演算手段により演算された入力
指令値I′と補正用入力指令値Ioとの偏差ΔI(=Io−
I′)を演算する偏差演算手段12と、駆動モード時に、
偏差演算手段12により演算された偏差ΔIにより駆動用
入力指令値Iを補正する補正手段14とを備え、これによ
り上記目的を達成する。
また、請求項2のアクチュエータの駆動制御装置は、
補正用入力指令値Ioに基準入出力特性の立ち上がり領域
の小さな値を設定したものである。
さらに、請求項3のアクチュエータの駆動制御装置
は、補正用入力指令値を複数個(I0a,I0b,・・)設定
し、補正モード時には、作動量検出手段8により各補正
用入力指令値に対する作動量(θa,θb,・・)を検出す
るとともに、制御量/作動量変換手段9と入力指令値演
算手段10によりそれぞれ各補正用入力指令値に対する出
力制御量(Q′a,Q′b,・・)と入力指令値(I′a,I′
b,・・)とを演算し、さらに偏差演算手段12により各入
力指令値(I′a,I′b,・・)と各補正用入力指令値(I
0a,I0b,・・)との偏差(ΔI′a=I0a−I′a,ΔI′
b=I0b−I′b,・・)を求め、駆動モード時には、補
正手段14によって、各補正用入力指令値(IOa,IOb,・
・)に対する偏差(ΔI′a,ΔI′b,・・)および出力
制御量(Q′a,Q′b,・・)と、出力制御量の目標値Q
とに基づいて比例補間演算により駆動用入力指令値Iを
補正するようにしたものである。
E.作用 請求項1のアクチュエータの駆動制御装置では、まず
補正モードにおいて、補正用入力指令値Ioをアクチュエ
ータ5へ入力し、アクチュエータ5により被駆動部材6,
7を駆動するとともに、被駆動部材6,7の作動量θを検出
する。そして、補正モード時の検出作動量θをアクチュ
エータ5の出力制御量Q′に変換し、アクチュエータ5
の基準入出力特性に基づいて出力制御量Q′からアクチ
ュエータ5の入力指令値I′を演算し、さらに入力指令
値I′と補正用入力指令値Ioとの偏差ΔI(=Io−
I′)を求める。次に駆動モード時において、アクチュ
エータ5の基準入出力特性に基づいて出力制御量の目標
値Qに対する駆動用入力指令値Iを発生し、偏差ΔIに
より駆動用入力指令値Iを補正してアクチュエータ5へ
入力し、アクチュエータ5により被駆動部材6,7を駆動
する。
請求項3のアクチュエータの駆動制御装置では、まず
補正モードにおいて、複数の補正用入力指令値(I0a,I0
b,・・)をアクチュエータ5へ入力し、アクチュエータ
5により被駆動部材6,7を駆動するとともに、各補正用
入力指令値に対する被駆動部材6,7の作動量(θa,θb,
・・)を検出する。そして、補正モード時の各補正用入
力指令値に対する検出作動量(θa,θb,・・)をアクチ
ュエータ5の出力制御量(Q′a,Q′b,・・)に変換
し、アクチュエータ5の基準入出力特性に基づいて各出
力制御量(Q′a,Q′b・・)からアクチュエータ5の
入力指令値(I′a,I′b・・)を演算し、さらに各入
力指令値(I′a,I′b,・・)と対応する補正用入力指
令値(I0a,I0b,・・)との偏差(ΔI′a=I0a−I′
a,ΔI′b=I0b−I′b,・・)を求める。次に駆動モ
ードにおいて、アクチュエータ5の基準入出力特性に基
づいて出力制御量の目標値Qに対する駆動用入力指令値
Iを発生し、各補正用入力指令値(I0a,I0b,・・)に対
する偏差((ΔI′a,ΔI′b,・・)および出力制御量
(Q′a,Q′b,・・)と、出力制御量の目標値Qとに基
づいて比例補間演算により駆動用入力指令値Iを補正
し、補正後の駆動用入力指令値をアクチュエータ5へ入
力して被駆動部材6,7を駆動する。
なお、本発明の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本発明を分かり易くするために各手段の符号に対応
する実施例の要素と同一の符号を用いたが、これにより
本発明が実施例に限定されるものではない。
F.実施例 第2図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
1は種々のレバーやポテンショメータなどにより構成
される操作部であり、例えば軌跡制御時の指令速度Vを
出力する。2は演算処理回路であり、指令速度Vと後述
するセンサからの角度信号θとに基づいて軌跡制御など
を行うための制御流量Qを演算する。3は関数発生器で
あり、電気油圧変換弁の指令電流I−流量Q特性に基づ
いて入力制御流量Qに応じた指令電流Iを出力する。4
は電気油圧変換弁5を駆動する駆動回路である。
電気油圧変換弁5には、不図示の油圧源か圧油が導か
れており、指令電流Iに応じた流量Qと送油方向で油圧
をシリンダ6へ供給し、アーム7を回動する。8は周知
のレバー機構およびポテンショメータから構成される角
度センサであり、アームの回動支点付近に取り付けられ
てアーム7の姿勢角θを検出する。
9は流量変換回路であり、姿勢角θを変化させるため
に要したシリンダ6への実流量Q′を検出する。この実
流量Q′は次式により求められる。
Q′=(dθ/dt)・f(θ)・Sa …(1) ここで、dθ/dtはアーム7の角速度、f(θ)はア
ーム7を構成するリンクの補正係数、Saはシリンダ受圧
面積 第3図は、この流量変換回路9の詳細を示すブロック
図である。アーム7の姿勢角θは微分器91で微分されて
dθ/dtが算出されるとともに、リンク補正係数部92で
係数f(θ)で算出される。これらdθ/dtおよびf
(θ)は、乗算器93で乗算された後、さらに乗算器94で
シリンダ受圧面積Saが乗ぜられて実流量Q′が求められ
る。
10は関数発生器3と同様な入出力特性を有する指令電
流変換回路であり、実流量Q′を電気油圧変換弁5の指
令電流I′に変換する。11は設定部であり、後述する補
正モード時の電気油圧変換弁5の基準指令電流IOを設定
する。12は減算器であり、設定部11からの基準指令電流
I0と指令電流変換回路10からの指令電流I′との差、す
なわち補正値ΔIを次式(2)で演算する。
Δ=I0−I′ …(2) 13はEEPROMからなるメモリであり、(2)式により算
出された補正値ΔIを記憶する。14は加算器であり、関
数発生器3からの指令電流Iとメモリ13からの補正値Δ
Iとを加算する。15はモード切り換え器であり、通常駆
動モードと補正モードとを切り換える。
次に、この実施例の動作を説明する。
モード切り換え器15が15b側に切り換えられて補正モ
ードが選択されると、設定部11によって設定された基準
指令電流I0が駆動回路4に入力される。駆動回路4は、
この基準指令電流I0に従って電気油圧変換弁5を駆動制
御する。この結果、電気油圧変換弁5は入力指令電流I0
に応じた出力制御量、すなわち油圧源からの圧油流量を
Qに設定し、シリンダ6に供給する。これによってシリ
ンダ6が伸縮駆動してアーム7が回動する。このとき、
アーム7の回転姿勢角θは、角度センサ8によって検出
されて流量変換回路9へフィードバックされる。流量変
換回路9は、この姿勢角θに基づいて上述した(1)式
により実流量Q′を算出し、指令電流変換回路10へ出力
する。さらに、指令電流変換回路10は、実流量Q′に応
じた指令電流I′を算出して減算器12へ出力する。次
に、減算器12は、この基準指令電流I0と指令電流I′と
の差、すなわち補正値ΔIを算出し、メモリ13に格納す
る。
以上の処理を終えると、補正モード運転を終了する。
第4図(a)は、電気油圧変換弁5の指令電流Iと出
力流量Qの特性を示す図であり、実線が基準となる特性
を示し、破線が上述した加工誤差があるいはばね力誤差
などにより基準特性から誤差を生じた実際の特性を示
す。
図において、補正モードで運転したときの指令電流I0
と破線との交点が実流量Q′を示し、さらに実流量Q′
と実線との交点が指令電流I′である。また、これらI0
とI′との差が上述した補正値ΔIである。なお、電気
油圧変換弁5の上述した製品ごとのバラツキがない場合
には、基準指令電流I0と指令電流I′とは等しくなり、
従って補正値ΔIは0となる。
次に、通常駆動時はモード切り換え器15が15a側に切
り換えられる。演算処理回路2は、操作部1からの軌跡
制御などの速度指令値Vと角度センサ8からの姿勢角θ
信号とに基づいてシリンダ6への圧油流量Qを演算し、
関数発生器3に出力する。関数発生器3は、第4図
(a)の実線で示す特性に基づいて流量Qに応じた指令
電流Iを算出し、加算器14に出力する。加算器14では、
指令電流Iとメモリ13に格納されている補正値ΔIとを
加算し、モード切り換え器15を介して駆動回路4へ出力
する。
すなわちこのとき、電気油圧変換弁5は、第4図
(a)の基準特性を示す実線を指令電流増加方向にΔI
だけ平行移動した第4図(b)の実線に示す特性に従っ
て駆動制御される。従って、補正モード時の基準電流I0
で駆動したときには実線と破線とが一致し、基準値Aに
対する誤差Bの誤差割合B/Aは第4図(c)に示すよう
に基準指令電流I0付近でほぼ0となる。つまり、第6図
(b)に示す補正前の誤差割合に比べ補正後は小流量域
で大きく制御精度が改善され、さらに全体的に誤差が小
さくなっている。
以上説明したように、設定部11で設定した基準指令電
流I0によって電気油圧変換弁5を駆動し、この駆動結果
を角度センサ8によって検出する。そして、非線形な制
御特性を有する電気油圧変換弁5の指令電流I−流量Q
特性に基づいて姿勢角θから指令電流I′を逆算する。
さらに、この算出された指令電流I′と基準指令電流I0
との差を補正値ΔIとして通常運転時の指令電流Iに加
算するので、電気油圧変換弁5の実際の特性に合致した
正確な補正を行なうことができ、同一の指令値に対して
同一の制御値が得られる。すなわち、電気油圧変換弁5
のスプールや弁本体の加工誤差、あるいはばね力誤差な
どによる製品ごとのハラツキが改善される。また、この
補正モード時の運転は小指令電流で1回だけ行なうの
で、制御量、すなわち実際の駆動量が少なく運転時の危
険がない。さらに、補正は自動的に短時間で行なわれる
ので、調整時間およびコストを大幅に削減できる。
なお、上記実施例では補正モード時の運転を小さな基
準指令電流値I0により1回でだけ行なったが、さらに基
準指令電流の大きな値でも運転を行い、補正値を複数個
算出して通常運転時の指令電流を補正するようにしても
よい。すなわち、第5図に示すように、設定部11に複数
の基準指令電流I0a,I0bを設定し、順次選択して駆動回
路4に入力する。そして、前述したと同様に運転を行
い、流量変換回路9および指令電流変換回路10で基準指
令電流I0a,I0bに応じた実流量Q′a,Q′bおよび指令電
流I′a,I′bを算出し、さらに、補正値ΔI′a,I′b
を求めて実流量Q′a,Q′bに対応づけてメモリ13に格
納する。通常運転時は、比例補間演算回路16によってメ
モリ13に格納されている実流量Q′a,Q′bおよび補正
値ΔI′a,ΔI′bに基づいて次式により補間演算を行
ない、演算処理回路2の流量Qに対する補正値ΔIを求
める。
上式によって算出されたΔIを指令電流Iに加算する
ことによって、大流量域での誤差をさらに改善すること
ができる。
また、上記実施例では、電気油圧変換弁5によってシ
リンダ6を駆動したが、油圧モータ、油圧ロータリーア
クチュエータなどを用いてもよい。
さらに、上記実施例の角度センサ8の代わりにシリン
ダストロークセンサなどを用いてもよい。この場合はリ
ンク補正が不要となる。
以上の実施例の構成において、関数発生器3が入力指
令値発生手段を、電気油圧変換弁5がアクチュエータ
を、シリンダ6およびアーム7が被駆動部材を、角度セ
ンサ8が作動量検出手段を、流量変換回路9が制御量/
作動量変換手段を、指令電流変換回路10が入力指令演算
手段を、減算器12が偏差演算手段を、加算器14および比
例補間演算回路16が補正手段を、モード切り換え器15が
入力切換手段をそれぞれ構成する。
G.発明の効果 以上説明したように、請求項1の発明によれば、まず
補正モードにおいて、補正用入力指令値Ioをアクチュエ
ータへ入力し、アクチュエータにより被駆動部材を駆動
するとともに、被駆動部材の作動量θを検出する。そし
て、補正モード時の検出作動量θをアクチュエータの出
力制御量Q′に変換し、アクチュエータの基準入出力特
性に基づいて出力制御量Q′からアクチュエータ5の入
力指令値I′を演算し、さらに入力指令値I′と補正入
力指令値Ioとの偏差ΔI(=Io−I′)を求める。次に
駆動モード時において、アクチュエータの基準入出力特
性に基づいて出力制御量の目標値Qに対する駆動用入力
指令値Iを発生し、偏差ΔIにより駆動用入力指令値I
を補正してアクチュエータへ入力し、アクチュエータに
より被駆動部材を駆動するようにした。これにより、非
線形な入出力特性を有するアクチュエータに製品ごとの
入出力特性のばらつきがあっても、同一の指令値に対し
て常に同一の制御量から得られ、アクチュエータによる
駆動制御の安定性と制御精度を改善することができる。
また、この補正は自動的に短時間で行なうことができ、
調整時間およびコストを大幅に削減できる。
また請求項2の発明によれば、補正用入力指令値Ioに
基準入出力特性の立ち上がり領域の小さな値を設定した
ので、誤差割合の大きな入出力特性の立ち上がり領域で
アクチュエータを駆動しても安定に作動し、被駆動部材
の起動時のハンチングが防止され、起動時の制御の安定
性を向上させることができる。
さらに請求項3の発明によれば、補正モードに複数の
補正用入力指令値(I0a,I0b,・・)を用いて偏差などの
補正データを求め、駆動モード時にこれらの補正データ
を用いて比例補間演算によりアクチュエータの駆動用入
力指令値Iを補正するようにしたので、アクチュエータ
の入出力特性の広い領域において製品ごとのばらつきの
誤差割合を減少させることができ、アクチュエータの全
駆動領域において駆動制御の安定性と制御精度を改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図は本発明の一実施例を示すブロック図、第3図は
流量変換回路の詳細を示すブロック図、第4図(a),
第4図(b)は電気油圧変換弁の入出力処理特性を示す
図であり、(a)は補正前の特性を示し、(b)は補正
後の特性を示す。第4図(c)は第4図(b)に示す補
正後の誤差割合を示す図、第5図は実施例の変形例を示
すブロック図、第6図(a)は電気油圧変換弁の入出力
特性を示す図、第6図(b)はその誤差割合を示す図で
ある。 1:操作部、2:演算処理回路 3:関数発生器、4:駆動回路 5:電気油圧変換弁、6:シリンダ 7:アーム、8:角度センサ 9:流量変換回路、10:指令電流変換回路 11:設定部、12:減算器 13:メモリ、14:加算器 15:モード切り換え器 16:比例補間演算回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力指令値に対する出力制御量の入出力特
    性が非線形なアクチュエータと、 前記アクチュエータの基準入出力特性を有し、その基準
    入出力特性に基づいて前記アクチュエータの出力制御量
    の目標値に対する駆動用入力指令値を発生する指令値発
    生手段と、 前記アクチュエータにより駆動される被駆動部材の作動
    量を検出する作動量検出手段と、 駆動モード時には前記駆動用入力指令値を前記アクチュ
    エータへ入力し、補正モード時には補正用入力指令値を
    前記アクチュエータへ入力する入力切換手段と、 前記作動量検出手段による前記補正モード時の検出作動
    量を前記アクチュエータの出力制御量に変換する制御量
    /作動量変換手段と、 前記基準入出力特性に基づいて、前記制御量/作動量変
    換手段により変換された出力制御量から前記アクチュエ
    ータの入力指令値を演算する入力指令値演算手段と、 前記入力指令値演算手段により演算された入力指令値と
    前記補正用入力指令値との偏差を演算する偏差演算手段
    と、 前記駆動モード時に、前記偏差演算手段により演算され
    た偏差により前記駆動用入力指令値を補正する補正手段
    とを備えることを特徴とするアクチュエータの駆動制御
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のアクチュエータの駆動制
    御装置において、 前記補正用入力指令値に、前記基準入出力特性の立ち上
    がり領域の小さな値を設定することを特徴とするアクチ
    ュエータの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のアクチュ
    エータの駆動制御装置において、 前記補正用入力指令値を複数個(I0a,I0b,・・)設定
    し、 前記補正モード時には、前記作動量検出手段により前記
    各補正用入力指令値に対する作動量(θa,θb,・・)を
    検出するとともに、前記制御量/作動量変換手段と前記
    入力指令値演算手段によりそれぞれ前記各補正用入力指
    令値に対する出力制御量(Q′a,Q′b,・・)と入力指
    令値(I′a,I′b,・・)とを演算し、さらに前記偏差
    演算手段により前記各入力指令値(I′a,I′b,・・)
    と前記各補正用入力指令値(I0a,I0b,・・)との偏差
    (ΔI′a=I0a−I′a,ΔI′b=I0b−I′b,・・)
    を求め、 前記駆動モード時には、前記補正手段によって、前記各
    補正用入力指令値(I0a,I0b,・・)に対する前記偏差
    (ΔI′a,ΔI′b,・・)および前記出力制御量(Q′
    a,Q′b,・・)と、前記出力制御量の目標値とに基づい
    て比例補間演算により前記駆動用入力指令値を補正する
    ことを特徴とするアクチュエータの駆動制御装置。
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