JP2758481B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2758481B2
JP2758481B2 JP2137935A JP13793590A JP2758481B2 JP 2758481 B2 JP2758481 B2 JP 2758481B2 JP 2137935 A JP2137935 A JP 2137935A JP 13793590 A JP13793590 A JP 13793590A JP 2758481 B2 JP2758481 B2 JP 2758481B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、後面を下にして載置した掃除機本体の被係
止部に吸込口体を接続した延長管の保持具を係止して保
持させる電気掃除機に関する。
(従来の技術) 従来、例えば実開昭63-39355号公報に記載されている
ように、掃除機本体と吸込口体との間にホースおよび延
長管を接続して使用される電気掃除機において、前後方
向に長い掃除機本体を後面を下にして載置するととも
に、この掃除機本体とホースと延長管と吸込口体とを接
続したまま収納できるようにした構成が知られている。
そのために、上記実開昭63-39355号公報に記載の電気
掃除機では、ホースと吸込口体との間の延長管の外周側
に保持具を設け、一方、掃除機本体の前面下部に、保持
具が係脱自在に係合される溝状の被係止部を形成してい
る。そして、この被係止部に保持具を係合することによ
り、掃除機本体の下面に沿って延長管を鉛直に保持する
ようにしている。
なお、この種の電気掃除機の一例を第6図に図示す
る。この第6図において、1は掃除機本体、2はホー
ス、3は延長管、4は吸込口体、5は保持具、6は被係
止部である。なお、掃除機本体1の下面前部の中央に
は、この掃除機本体1をその後面が下になった状態で持
ち運ぶためのハンドル部7が形成されている。
ところで、上記実開昭63-39355号公報に記載の電気掃
除機では、掃除機本体内の後部に電動送風機とコードリ
ール装置とを左右方向に並べて設けている関係上、掃除
機本体内でその左右方向で中心よりも一側に偏位して重
い電動送風機が位置している。そのため、掃除機本体全
体の重心も、その左右方向で中心よりも一側に偏位して
いる。そこで、掃除機本体とホースと延長管と吸込口体
とを接続したまま、かつ、掃除機本体を後面を下にした
状態で、この掃除機本体の前面部に設けられたハンドル
を把持して持ち運ぶ際の重量的なバランスをよくするた
めに、上記実開昭63-39355号公報に記載の電気掃除機で
は、被係止部を掃除機本体の左右方向で中心に対し電動
送風機とは反対側に偏位させて形成した構造を採ってお
り、延長管を掃除機本体において電動送風機とは反対側
に保持するようにしている。
また、第6図に示すように、じゅうたんなどから積極
的に塵埃を掻き出せるように、吸込口体4内に、駆動源
としての電動機8により回転駆動される回転ブラシ9を
設けた電気掃除機が知られている。そして、重い電動機
8は、吸込口体4の後部中央に延長管3への接続用の接
続管10が設けられている関係上、吸込口体4内におい
て、その左右方向で中心より一側に偏位させて配設され
ている。そのため、吸込口体4全体の重心も、その左右
方向で中心よりも一側に偏位している。そして、従来の
電気掃除機は、掃除機本体1とホース2と延長管3と吸
込口体4とを相互に接続したまま保持具5を被係止部6
に係合させたとき、掃除機本体1内における電動送風機
の偏位側と同側に偏位する位置に電動機8を配設した構
造になっている。
しかし、この従来の構造では、掃除機本体1とホース
2と延長管3と吸込口体4とを接続したまま、かつ、掃
除機本体1を後面を下にした状態で、これらを持ち運ぶ
とき、これら全体の重心が偏るため、持ち運び時に掃除
機本体1などが傾いてしまい、安定性が悪く、使い勝手
が悪い。また、収納状態の安定性も悪い。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、吸込口体に回転ブラシを設けた従来の
電気掃除機では、延長管と吸込口体とを相互に接続した
まま延長管の保持具を掃除機本体の被係止部に係合させ
たとき、回転ブラシの駆動源が掃除機本体内における電
動送風機の偏位側と同側に偏位するようになつていたた
め、延長管と吸込口体とを接続したまま保持具を被係止
部に係合させ、かつ、掃除機本体を後面を下にした状態
において、重量的なバランスが悪く、その収納状態の安
定性が悪いとともに、そのまま持ち運ぶ際の安定性も悪
く、使い勝手が悪いなどの問題がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、吸込口体に回転ブラシおよびその駆動源を設けた電
気掃除機において、延長管と吸込口体とを相互に接続し
たまま延長管の保持具を後面を下にした状態の掃除機本
体の被係止部に係合させた際の全体的な重量バランスが
向上する電気掃除機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の電気掃除機は、集塵室を内部に有し、この集
塵室に連通する吸込口およびハンドルを前面部略中央に
設け、このハンドルを中心として左右方向の一側に偏位
させて被係止部をその前面部に設け、かつ前記集塵室に
吸気側が連通する電動送風機を内蔵し、前記ハンドルを
中心として左右方向の他側に偏位させて前記電動送風機
からの排気風を前記吸込口へ還流させる還流風路をその
下面部に設け、後面を下にして載置可能な掃除機本体
と、この掃除機本体の吸込口に一端部が接続されるホー
スと、このホースの他端部に一端部が接続される延長管
と、この延長管の外周側に設けられ前記被係止部に係脱
自在に係合されて掃除機本体に沿って前記延長管を保持
する保持具と、前記延長管の他端部に接続される吸込口
体とを備えた電気掃除機において、前記吸込口体は、回
転自在に支持された回転ブラシと、この回転ブラシを回
転駆動する電動機とを備え、前記電動機は、前記吸込口
体内において、少なくとも前記延長管と前記吸込口体と
を相互に接続したまま前記保持具を前記被係止部に係合
させたとき、前記掃除機本体内の前記電動送風機の偏位
側とは前記ハンドルを中心として左右方向の反対側に偏
位する位置に配設されたものである。
(作用) 本発明の電気掃除機では、収納時、少なくとも延長管
と吸込口体とを接続したまま、掃除機本体をその後面を
下にして載置するとともに、延長管の保持具を掃除機本
体の前面部でハンドルを中心として電動送風機の偏位側
と同方向で還流風路と反対側に偏位する被係止部に係合
して、延長管を掃除機本体に沿って保持する。この状態
で、掃除機本体内において電動送風機がハンドルを中心
として左右方向一側に偏位しているのに対して、吸込口
体内の回転ブラシの駆動用の電動機が、掃除機本体内に
おける電動送風機の偏位側とは左右方向でハンドルを中
心として反対側に偏位して位置することにより、これら
電動送風機と電動機とにより重量的なバランスがとら
れ、安定性がよい。したがって、収納状態からの転倒が
防止されるとともに、そのままハンドルを持って持ち運
ぶ際に、掃除機本体などが傾くことが防止される。
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成を第1図
ないし第5図を参照して説明する。
第4図において、21は前後方向に長い掃除機本体で、
この掃除機本体21は、上面を開口した下部本体ケース22
と、この下部本体ケース22の後部上側に結合固定された
上部本体ケース23と、下部本体ケース22の上面前部の塵
捨て用開口部24を上方から開閉自在に閉塞する蓋体25と
などにて構成されている。
そして、下部本体ケース22には、第3図にも示すよう
に、左右両側面の後部下側に後車輪31がそれぞれ枢着さ
れているとともに、下面前部の左右方向中央部に旋回輪
32が水平回動自在に設けられている。なお、両後車輪3
1,31は、後端が掃除機本体21の後面よりも後方へ突出し
ている。また、上部本体ケース23の後面には接地脚部33
が突出形成されている。そして、掃除機本体21は、両後
車輪31,31および旋回輪32の下端を接地させることによ
り、下面を下にして載置可能であるのみならず、両後車
輪31,31および接地脚部33の後端を接地させることによ
り、後面を下にしても載置可能となっている。
また、上部本体ケース23の上面には、掃除機本体21を
その下面を下にした状態で持ち運ぶための上ハンドル34
が枢着されている。一方、下部本体ケース22の下面前端
部の左右方向の中央には、掃除機本体21をその後面を下
にした状態で持ち運ぶための凹窪状のハンドルとしての
前ハンドル部35が形成されている。
一方、掃除機本体21内には、格子状の連通口41を有す
る前後隔壁42により、塵捨て用開口部24を上面部に有す
る集塵室43が前部に区画形成されているとともに、左右
隔壁44により、集塵室43の後方に電動送風機室45とコー
ドリール室46とが左右方向に並列に並べた区画形成され
ている。なお、以下の説明において、電動送風機室45側
を右側とし、コードリール室46側を左側とする。
そして、集塵室43内には、集塵フィルタである紙製の
集塵袋47がクランプ48などにより着脱自在に取り付けら
れている。また、前後隔壁42には、この前後隔壁42の連
通口41を集塵室43側から覆う補助集塵フィルタ49が着脱
自在に装着されている。なお、これら集塵袋47および補
助集塵フィルタ49は、塵捨て用開口部24を介して着脱さ
れる。
一方、電動送風機室45内には電動送風機51が配設され
ている。この電動送風機51は、後側の電動機52と、この
電動機52により回転駆動される図示されていない前側の
ファンと、このファンを覆うファンカバー53となどにて
構成されており、前後部が下部本体ケース22および上部
本体ケース23によりゴム製支持体54,55を介して挟持さ
れている。そして、前側のゴム製支持体54は環状になっ
ており、これにより、電動送風機室45内の電動送風機51
の吸気側が排気側との気密性を保持されながら連通口41
を介して集塵室43に連通されている。一方、電動送風機
51の排気側は、上部本体ケース23の後面部に開口形成さ
れた格子状の排気口56に排気フィルタ57を介して連通さ
れている。
なお、電動送風機51は大きな重量を有するものである
が、この電動送風機51が掃除機本体21内においてその左
右方向で中心より右側に偏位しているために、掃除機本
体21全体の重心も、その左右方向中心より右側に偏位し
ている。
また、電動送風機51の電動機52は、通気性を有する消
音筒58により覆われている。さらに、電動送風機室45内
の下面と上面とには消音帯59,60がそれぞれ貼り付けら
れている。
さらに、コードリール室46内には、電動送風機51など
への給電のための電源コード61を巻き取って収納するコ
ードリール装置62が軸着されている。そして、先端にプ
ラグ63を接続した電源コード61は、下部本体ケース22の
後面下部にコードリール室46に臨ませて形成されたコー
ド出口64から導出されている。
また、下部本体ケース22の前面中央部には、上下方向
へ抜ける凹部71が後方へ窪ませて形成されており、この
凹部71の後側底面部に、集塵室43に前方から臨んで連通
する通風口72が形成されている。また、とくに第5図に
示すように、この通風口72の左右両側方にそれぞれ位置
して凹部71の底面には、二対の接点板73,74が取り付け
られている。さらに、これらを囲んで凹部71の底面には
矩形状の吸込口部材固定リブ75が形成されている。
さらに、下部本体ケース22の下面部から前面部の凹部
71にかけて外方、すなわち下方ないし前方へ開口した還
流風路を構成する風路溝76が形成されている。この風路
溝76は、掃除機本体21において左右方向で中心より電動
送風機51とは反対側の左側に位置している。そして、風
路溝76の後端部は、左右隔壁44に形成された連通口77を
介することにより屈曲して電動送風機室45内における電
動送風機51の排気側に連通している。一方、風路溝76の
前部は、凹部71において鉛直に立ち上がっているが、通
風口72の上部と同高の位置で通風口72の方へ垂直に屈曲
しており、この通風口72の側部へその中心から水平方向
よりも若干上側の位置で抜けている。
また、通風口72の周縁部には円環状の吸込口パッキン
グ78が固定的に取り付けられている。この吸込口パッキ
ング78は、後端が集塵袋47にその開口を囲んで接離自在
に圧接されるものである。
一方、81は吸込口部材で、この吸込口部材81は、下部
本体ケース22の凹部71の前側に吸込口パッキング78を挟
んでねじなどにより取り付けられたものである。また、
後面を開口した箱状になった吸込口部材81の正面形状
は、吸込口部材固定リブ75の形状とほぼ等しくなってお
り、この吸込口部材固定リブ75内を前方外側から覆って
いる。これとともに、吸込口部材81の側部には、下部本
体ケース22の前面の風路溝76の下部とほぼ同形のカバー
部82が一体に垂設されている。こうして、下部本体ケー
ス22の前面において、風路溝76が吸込口部材81により前
方外側から気密的に覆われている。
さらに、吸込口部材81には、下部本体ケース22の通風
口72に対向連通される前後方向へ抜ける円筒形状の吸込
口83が形成されているとともに、この吸込口83の外周側
に円筒形状の外周壁84が同心的に形成されている。そし
て、この外周壁84の後端が下部本体ケース22の通風口72
の周縁部とともに吸込口パッキング78に気密に挟着され
ている。また、吸込口83の後端部外周側に吸込口パッキ
ング78の前端部が気密に嵌合されている。さらに、外周
壁84が風路溝76の開口端に重なる位置で切り欠かれてい
るとともに、吸込口83の上面部に流出口85が開口形成さ
れている。これによって、吸込口83の内部が、この吸込
口83の外周面と外周壁84の内周面との間の間隙を介し
て、後端部が電動送風機51の排気側に連通する風路溝76
の内部に連通されている。また、吸込口83の左右両側方
には、第5図に示すように、接点板73,74にそれぞれ対
向する通孔86,87が形成されている。
さらに、第4図に示すように、吸込口部材81の外側前
面には、吸込口83の右側に位置して常開型のシャッタス
イッチ88が設けられている。このシャッタスイッチ88
は、上下方向に揺動自在で下方へ付勢された開閉子89を
有しており、この開閉子89が上昇したときにオンするも
のである。
また、下部本体ケース22の前面には、吸込口部材81を
前側外方から覆う前面カバー91が固定的に取り付けられ
ている。この前面カバー91の中央部には、吸込口83およ
び通孔86,87に対向する前面開口部92が形成されてい
る。さらに、前面カバー91の下面部には、下部本体ケー
ス22の前ハンドル部35に重なる通孔93が開口形成されて
いるとともに、前方へ開口した凹窪状の被係止部94が形
成されている。この被係止部94は、掃除機本体21におい
て電動送風機51と同側で風路溝76と反対側の右側に位置
している。
そして、前面カバー91の後面と吸込口部材81の前面と
の間には、この吸込口部材81の吸込口83を開閉自在に閉
塞するシャッタ96が上下摺動自在に挟持されている。使
用者により操作されるこのシャッタ96は、上昇時に吸込
口83を塞ぐものであるが、吸込口部材81に形成された係
止孔97とシャッタ96に形成された爪部98との係合により
上昇位置に保持されるようになっている。また、シャッ
タ96には、このシャッタ96の上昇時にシャッタスイッチ
88の開閉子89を押圧して上昇させる押圧突片99が右側縁
に形成されている。
また、風路溝76は、下部本体ケース22の下面部におい
て、風路カバー101により下方外側から覆われている。
この風路カバー101は、ねじなどの適宜の手段により下
部本体ケース22に固定的に取り付けられている。こうし
て、下部本体ケース22の風路溝76により、電動送風機51
の排気側を吸込口83に連通させる還流風路が形成されて
いる。
一方、蓋体25は、例えば上部本体ケース23に後端部が
枢着されており、前端部が前面カバー91の上端部に係脱
自在に係合されて、閉状態に係止されるものである。な
お、下部本体ケース22の塵捨て用開口部24の周縁部に
は、閉じた蓋体25の下面周縁部が気密に圧接されるシー
ルパッキング102が設けられている。
さらに、上部本体ケース23内の上部には、ダストメー
タ105と強制復帰型の温度スイッチ106とが設けられてい
る。この温度スイッチ106は、下部本体ケース22および
上部本体ケース23により形成された電動送風機室45内で
電動送風機51の上方位置にシールリング107を介してね
じにより固定されており、電動送風機室45内の温度を検
出しこの温度が例えば60℃程度の一定温度まで上昇する
とオフになるものである。また、温度スイッチ106は、
スプリング108により上方へ付勢された強制復帰用のボ
タン109を有しており、このボタン109の押圧操作により
オンになるものである。このボタン109は、上部本体ケ
ース23上に爪部などにより嵌合固定されたダストメータ
カバー110から露出されており、使用者により操作され
るものである。
一方、第1図および第2図において、121は吸塵用の
ホースで、このホース121は、その一端部に設けられた
差込管122が吸込口83に着脱自在に差し込み接続される
ものである。なお、吸込口83の流出口85は、接続された
差込管122により閉塞される位置にある。また、ホース1
21の他端部には握り管123が設けられている。そして、
差込管122には、掃除機本体21側の吸込口83付近の接点
板73,74にそれぞれ接離自在に接続される図示しない二
対の接点ピンが設けられている。また、一方の一対の接
点板73および接点ピンは、掃除機本体21内に設けられた
電動送風機51の制御回路を握り管123の上側に設けられ
たスイッチなどにて構成された手元操作部124に電気的
に接続するものである。
そして、一方の一対の接点板73が互いに電気的に接続
されたとき、かつ、そのときのみ電動送風機51が動作す
る電気的構成となっているが、これら一方の一対の接点
板73間にシャッタスイッチ88と温度スイッチ106とが直
列に接続されており、吸込口83に差込管122が接続され
ていないときであっても、シャッタスイッチ88および温
度スイッチ106がともにオンになれば、電動送風機51が
動作するようになっている。
また、126は一対の延長管で、この延長管126は、一端
部が握り管123または他の延長管126の他端部に着脱自在
に嵌合接続されるものである。
さらに、131は床ノズルと称する吸込口体で、この吸
込口体131の後部の左右方向の中央には、延長管126の他
端部に着脱自在に嵌合接続される接続管132が上下回動
自在に枢着されている。そして、この接続管132の内部
は、吸込口体131の下面前側に形成された図示しない吸
込開口部に連通している。また、吸込口体131内には、
吸込開口部に臨ませて回転ブラシ133が回転自在に支持
されているとともに、この回転ブラシ133を回転駆動す
る駆動源である電動機134が設けられており、この電動
機134の駆動力がプーリおよびベルトにて構成された伝
達機構135を介して回転ブラシ133に伝達されるようにな
っている。
そして、接続管132と吸込開口部との連通風路を避け
るために、大きな重量を有する電動機134および伝達機
構135は、吸込口体131内において、その左右方向で中心
より左側に偏位されている。そのために、吸込口体131
全体の重心も、その左右方向中心より左側に偏位してい
る。
なお、電動機134は、吸込口83および差込管122におけ
る一対の接点板74およびこれに対応する接点ピンと、ホ
ース121内の図示しない給電線と、その途中に設けられ
た手元操作部124と、握り管123および延長管126間に設
けられた着脱自在の図示しないコネクタ部と、延長管12
6同士間に設けられた着脱自在の図示しないコネクタ部
と、延長管126および接続管132間に設けられた着脱自在
の図示しないコネクタ部と、これら延長管126および接
続管132にそれぞれ設けられた給電線136との電気的接続
により掃除機本体21側から給電されるものである。
また、吸込口体131側の延長管126の外周側には、この
延長管126を掃除機本体21の下面にその長手方向に沿っ
て着脱自在かつ固定的に保持するための保持具141がね
じなどにより固定されている。そして、この保持具141
の後側には、掃除機本体21の前面カバー91の被係止部94
に係脱自在に係合される突片142が下方へ突出形成され
ている。
この突片142が延長管126の後側に位置しているため
に、掃除機本体21とホース121と延長管126と吸込口体13
1とを相互に接続したまま突片142を被係止部94に係合さ
せたとき、吸込口体131は後側が掃除機本体21の下面に
沿うことになり、したがって、吸込口体131内の電動機1
34は、掃除機本体21に対して電動送風機51の偏位側とは
反対側すなわち風路溝76側に偏位して位置する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
掃除時には、シャッタ96を下方へ摺動させて開き、開
放された吸込口83にホース121の差込管122を接続してお
く。また、このホース121の握り管123には延長管126を
介して吸込口体131を接続しておく。なお、シャッタ96
を開くと、それに連動してシャッタスイッチ88がオフに
なる。また、ホース121を接続した状態では、その接続
管132により吸込口83にある流出口85が気密に閉塞され
る。これによって、電動送風機51の排気側と吸込口83と
が気密に遮断される。
そして、電動送風機51の駆動により、外部から吸込口
体131を介して空気とともに塵埃が吸い込まれ、延長管1
26およびホース121を介して掃除機本体21の集塵室43に
導かれて、集塵袋47内に捕捉される。また、この集塵袋
47により濾過された空気は、補助集塵フィルタ49、連通
口41、電動送風機51内、消音筒58、電動送風機室45およ
び排気フィルタ57を通って、排気口56から掃除機本体21
外へ排気風として排出される。
このとき、吸込口体131内の電動機134に給電し、この
電動機134により回転ブラシ133を作動させれば、じゅう
たんなどから塵埃を積極的に掻き出すことができる。
なお、掃除時には、ホース121の握り管123を持ち、通
常、後車輪31および旋回輪32を接地させて、掃除機本体
21を適宜走行させる。
また、集塵袋47内に貯溜した塵埃中のダニなどの有害
微生物を退治するときには、第4図に示すように、ま
ず、ホース121の接続管132を吸込口83から抜いて外すと
ともに、シャッタ96を上方へ摺動させて閉じ、吸込口83
を外側から閉塞する。この状態で、流出口85が開放さ
れ、電動送風機51の排気側が風路溝76を介して吸込口83
内に連通される。また、上述のようにシャッタ96を閉じ
ると、このシャッタ96の押圧突片99により開閉子89が下
方から押圧されて、シャッタスイッチ88がオンになる。
ついで、温度スイッチ106の強制復帰用のボタン109を押
して、この温度スイッチ106をオンにすると、電動送風
機51が動作し始める。
この電動送風機51の運転によって、集塵室43内の空気
が電動送風機51に吸込まれて、電動送風機室45内の排気
側に排出されるが、このとき、電動送風機51の発熱によ
り空気が加熱される。そして、電動送風機51からの熱せ
られた排気風は、電動送風機室45から風路溝76内に流入
し、この風路溝76を通って、流出口85から吸込口83内に
吹き出し、この吸込口83から集塵室43の集塵袋47内へ還
流される。すなわち、電動送風機51の排気熱が集塵袋47
内に導かれる。さらに、集塵袋47内に還流された排気風
は、集塵室43から電動送風機51へ戻るので、この電動送
風機51と風路溝76内と吸込口83内と集塵室43内と電動送
風機51内とをこの順序で繰り返し通る循環風が生じる。
これによって、集塵室43内などの温度が上昇し、集塵袋
47内のダニなどの有害微生物が熱により殺傷される。
そして、電動送風機室45内の温度がさらに上昇して、
温度スイッチ106の設定温度に達すると、この温度スイ
ッチ106がオフになって、電動送風機51が自動的に停止
する。これにより、必要以上の温度上昇が防止され、電
動送風機51の焼損や、下部本体ケース22および上部本体
ケース23などの熱による変形などが防止される。
なお、電動送風機51の運転時には、その電動機52を覆
う消音筒58と電動送風機室45内の上下の消音帯59,60と
により、電動送風機51が発生する騒音が消音される。
ところで、もし電動送風機51からの排気風を吸込口83
へ還流させるための還流風路を掃除機本体21の下面で右
側、すなわち電動送風機51側に設けたとすると、電動送
風機室45に直接臨ませて掃除機本体21の下面部に、電動
送風機51の排気側を還流風路に連通させる連通口77を形
成しなければならず、そこには消音帯59,60を設けるこ
とができないことなどのために、騒音が大きくなってし
まう。これに対して、上記実施例の構成によれば、掃除
機本体21で電動送風機51と風路溝76とを左右方向におい
て並列的に位置させ、掃除機本体21の下面部のこの風路
溝76は、掃除機本体21内でコードリール室46側を介して
電動送風機51の排気側に連通させたので、電動送風機室
45内の上下面全体に消音帯59,60を設けることができ、
したがって、騒音を確実に低減させることができる。
また、掃除終了後などには、第1図に示すように、掃
除機本体21とホース121と延長管126と吸込口体131とを
接続したまま、掃除機本体21をその後面を下にして載置
した状態で収納しておくことができる。このとき、第2
図に示すように、延長管126の保持具141の突片142を掃
除機本体21の被係止部94に上方から嵌合させれば、延長
管126が掃除機本体21の下面に沿って鉛直に保持される
ことにより、コンパクトに収納できる。
この状態では、掃除機本体21内において電動送風機51
が左右方向で中心より右側に偏位して位置しているのに
対して、電動機134は、吸込口体131内において反対に左
右方向で中心より左側に偏位して位置し、掃除機本体21
に対してもその左右方向で中心より左側に偏位して位置
する。その結果、重量の大きい電動送風機51と電動機13
4とにより重量的なバランスがとられ、掃除機本体21、
ホース121、延長管126および吸込口体131全体の重心が
ほぼ掃除機本体21の左右方向中心に位置することになる
ので、安定性が向上する。こうして、収納状態の安定性
がよくなるので、収納状態で外部から衝撃を受けても、
転倒しにくい。
また、収納状態のまま、掃除機本体21の前ハンドル部
35を把持し、ホース121、延長管126および吸込口体131
とともに掃除機本体21を持ち上げて、これらを運搬する
ことができる。このときも、前述のように重量の大きい
電動送風機51と電動機134とが左右方向で反対側に位置
するので、重量的な安定性がよいことにより、掃除機本
体21などが傾くことがなくて、持ち運びやすい。
このように、上記実施例の構成によれば、掃除機本体
21からホース121、延長管126および吸込口体131を取り
外すことなくコンパクトに収納でき、しかも、この収納
状態の安定性がよく、使い勝手も向上する。
ところで、掃除機本体21において被係止部94を風路溝
76と同じ左側に設けたとすると、この風路溝76部分を避
けて被係止部94を形成しなければならないため、この被
係止部94の形成される前面カバー91が大きくなってしま
う。しかしながら、上記実施例の構成によれば、風路溝
76と被係止部94とを互いに反対側に位置させたので、前
面カバー91を小さくできる。
(発明の効果) 本発明の電気掃除機によれば、少なくとも延長管と吸
込口体とを相互に接続したまま延長管の保持具を後面を
下にした状態の掃除機本体の被係止部に係合させたと
き、吸込口体における回転ブラシを回転駆動する電動機
を掃除機本体内における還流風路との関係により、前面
部略中央に設けたハンドルを中心として偏位する電動送
風機の偏位側とは反対側に偏位して配設したので、少な
くとも延長管と吸込口体とを相互に接続したまま延長管
を後面を下にした状態の掃除機本体に保持した際の全体
的な重量バランスを向上できる。したがって、この状態
で収納したときの安定性がよくなり、収納状態で外部か
ら衝撃を受けても、転倒しにくく、また、そのままの状
態で延長管および吸込口体などとともに掃除機本体をハ
ンドルを持って持ち運ぶ際にも、重量的な安定性がよ
く、持ち運びやすく、使い勝手を向上できる。さらに、
還流風路と被係止部とをハンドルを中心として左右方向
で互いに反対側に位置させたので互いに干渉せず、簡単
な構造でできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す斜視図、
第2図は同上保持具を被係止部に係合した状態の拡大斜
視図、第3図は同上掃除機本体の底面図、第4図は同上
掃除機本体の断面図、第5図は同上吸込口近傍位置の正
面図、第6図は従来の電気掃除機の一例を示す斜視図で
ある。 21……掃除機本体、35……ハンドルとしての前ハンドル
部、43……集塵室、51……電動送風機、83……吸込口、
94……被係止部、121……ホース、126……延長管、131
……吸込口体、133……回転ブラシ、134……電動機、14
1……保持具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵室を内部に有し、この集塵室に連通す
    る吸込口およびハンドルを前面部略中央に設け、このハ
    ンドルを中心として左右方向の一側に偏位させて被係止
    部をその前面部に設け、かつ前記集塵室に吸気側が連通
    する電動送風機を内蔵し、前記ハンドルを中心として左
    右方向の他側に偏位させて前記電動送風機からの排気風
    を前記吸込口へ還流させる還流風路をその下面部に設
    け、後面を下にして載置可能な掃除機本体と、この掃除
    機本体の吸込口に一端部が接続されるホースと、このホ
    ースの他端部に一端部が接続される延長管と、この延長
    管の外周側に設けられ前記被係止部に係脱自在に係合さ
    れて掃除機本体に沿って前記延長管を保持する保持具
    と、前記延長管の他端部に接続される吸込口体とを備え
    た電気掃除機において、 前記吸込口体は、回転自在に支持された回転ブラシと、
    この回転ブラシを回転駆動する電動機とを備え、 前記電動機は、前記吸込口体内において、少なくとも前
    記延長管と前記吸込口体とを相互に接続したまま前記保
    持具を前記被係止部に係合させたとき、前記掃除機本体
    内の前記電動送風機の偏位側とは前記ハンドルを中心と
    して左右方向の反対側に偏位する位置に配設された ことを特徴とする電気掃除機。
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