JP2757042B2 - 襟を衣服の胴体に縫い付ける方法及び装置 - Google Patents

襟を衣服の胴体に縫い付ける方法及び装置

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JP2757042B2 JP27052689A JP27052689A JP2757042B2 JP 2757042 B2 JP2757042 B2 JP 2757042B2 JP 27052689 A JP27052689 A JP 27052689A JP 27052689 A JP27052689 A JP 27052689A JP 2757042 B2 JP2757042 B2 JP 2757042B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衣服の胴体の縁を2つの下襟部分の胴体側
縁範囲の間に設けて保持し、かつこれらの縁範囲に縫い
付け、胴体の縁から遠い側にある下襟部分の縁範囲を縫
い合わせ、この縫い合わせ前にこれらの遠い側の縁範囲
の間に上襟の縁範囲を設けて保持し、縫成前に胴体の縁
を両方の下襟部分の胴体側縁範囲の間に設け、ただ1つ
の連続する縫い目で縫い付けを行なう、襟を衣服特にシ
ヤツ又はブラウスの胴体に縫い付ける方法及び装置に関
する。
〔従来の技術〕
このような方法及び装置は出願人の既に提案したとこ
ろである(特願昭63−221513号)。それによれば、互い
に縫い合わすべきすべての部分、従つてシヤツ又はブラ
ウス等の胴体、両方の下襟部分、及び場合によつては存
在する上襟を互いに位置ぎめしかつ保持して、ただ1つ
の連続する閉じた縫い目によりこれらの部分を互いに縫
い合わすことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の基礎になつている課題は、この方法及び装置
を発展させて、上襟自体の縫成も更に簡単化することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するため本発明によれば、一部だけ予
め作られた上襟を使用し、上襟の割り伏せ縫い目をただ
1つの連続する閉じた縫い目により1つの作業過程で形
成する。
請求項2は、この連続するただ1つの縫い目の経過の
有利な選択提示している。
請求項3は本発明による方法を実施するための装置を
示し、請求項4ないし8はその詳細を示している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、下襟部分を胴体に取付けまた上襟を
下襟部分に取付けるためただ1つの連続する閉じた縫い
目を形成する間に、上襟の割り伏せ縫い目全体従つて縫
成物部分を特別に張つたり締付けたりする必要なしに、
上襟の割り伏せ縫い目全体従つて可視縫い目を形成する
ことができる。
本発明のそれ以上の利点及び特徴は、図面による実施
例の以下の説明から明らかになる。
〔実施例〕
第1図に示す自動ミシンでは、腕状基板3、これから
垂直に立つ直立柱4、及びこれから水平に基板3に対し
てほぼ平行に延びる腕5から構成される縫成頭部2が架
台上に設けられている。腕には駆動電動機6が取付けら
れて、腕5内に支持される図示しない上軸を介して、針
8を持つ針棒7を往復駆動する。針8を持つ針棒7はz
方向の運動を行なう。基板3内には通常のように釜が設
けられて、縫成頭部2の内部にある駆動素子を介して針
棒7に同期して駆動される。針8は縫い目形成のため基
板3に形成される針通過穴へ入り込むので、針8と釜は
縫い目形成工具として共同作用することができる。
縫成頭部2は交差往復台9上に設けられ、この交差往
復台9は架台1内で2つの互いに直角な方向即ちx方向
及びy方向に駆動可能に支持されている。z方向はx方
向及びy方向に対して直角に延びている。従つてx方
向、y方向及びz方向は直角座標系を形成している。
架台1はx方向とy方向のなす面内で作業板19により
覆われ、この作業板10にある切欠き11のx方向及びy方
向の寸法は、この切欠き11を貫通する直立柱4を持つ縫
成頭部2がその全作業範囲にわたつてx方向及びy方向
に移動できるような大きさである。縫成頭部2の基板3
は作業板10より下にある。作業板10には、操作側12から
見て、縫成頭部2用切欠き11より前に、更に後述する縫
成物保持器を受入れる2つの開口13,14が設けられてい
る。これらの開口13,14は長方形で、周囲に縫成物保持
器用支持縁15を持つている。
自動ミシンを制御するため、入力装置17を持つ計算機
16が設けられている。計算機能は入力盤18により手で開
始される。縫成過程の開始前に入力装置17へデータ媒体
例えばEPROMが挿入され、これに含まれる情報が計算機1
6へ読込まれる。計算機16により、交差往復台9の駆動
装置、縫成頭部2の駆動電動機6及びミシンに普通の機
能が制御される。これまで述べた自動ミシンは米国特許
出願第06/944433号に対応するドイツ連邦共和国特許出
願公開第3546238号明細書から公知である。特にこの自
動ミシンは、前述した刊行物では縫成物保持器より下に
設けられる支持板と、この支持板と縫成物保持器との間
に設けられる支持帯とを持つている。
開口13,14へ取外し可能に挿入可能な各縫成物保持器2
0は、開口13又は14に合わされた枠21を持ち、この枠の
y方向に延びる脚片22は心出し穴23を持つている。これ
らの心出し穴へ、各開口13又は14の支持縁15に設けられ
る心出しピン24がはまるので、作業板10に対するそれぞ
れの縫成物保持器20の正確な位置合わせが可能である。
縫成物保持器20は更に保持部材例えばかんぬき、ねじ又
は永久磁石により作業板10に固定される。枠21の脚片22
は、操作側12から遠い方の側で、連絡片25によりx方向
に互いに結合されている。枠1の下側には板26が取付け
られている。操作側12において枠21の脚片22は、板26よ
り下に設けられてx方向に延びるT形断面の横梁27によ
り互いに結合されているので、操作側12で枠21の部分が
板26から突出することはない。
板26上には第1の受入れ板28が設けられ、第1の受入
れ部29として役立つ切欠きを持つている。この第1の受
入れ部29へ第1の下襟部分30が挿入される。第1の受入
れ部29の縁31の形状は第1の下襟部分30の外形に正確に
一致しているので、この第1の下襟部分30は第1の受入
れ部29内に側方へ移動しないように保持されている。
第1の下襟部分30より下で板26に切欠き32が形成さ
れ、その縁33は縁31に対して等間隔で延びている。この
縁範囲において、板26上の第1の下襟部分30は第1の受
入れ部29内にある。
第1の受入れ板28上には、操作側12から見て第1の受
入れ部29の後に、上方へ突出するストツパ34が設けら
れ、予め縫い付けられて間に芯を持つ2つの布層から成
る上襟35がこのストツパ34へ当るまで挿入され、それに
より上襟35が第1の下襟部分30に対して所望の位置に来
る。このようなストツパ34は、上襟35及び第1の下襟部
分30が縫い合わされる範囲にはない。この範囲において
上襟35は第1の下襟部分30から突出して、板26の切欠き
32の上方にもある。
操作側12から見て第1の受入れ部29の前に、シヤツ胴
体37用の固定装置36がある。この固定装置36は、板26上
の第1の受入れ板28の適当な切欠き38に取付けられる付
着条片39、マジツクテープ(登録商標)等により形成さ
れている。この固定装置36は第1の受入れ板28と同じ面
内にある。上襟35の挿入後、第1の受入れ板28上にシヤ
ツ胴体37が固定されるので、第1の下襟部分30に縫い付
けられるシヤツ胴体37の縁40は、第1の受入れ部29の上
方にもあり、板26の切欠き32の縁33を越えて突出してい
る。
枠21の連絡片25には、第2の受入れ板41が丁番42によ
り揺動可能に枢着されている。この第2の受入れ板41
は、第4図に示す上の位置と第5図及び第6図に示す下
の位置との間で揺動可能である。この第2の受入れ板41
はストツパ34の受入れ用切欠き43と、更に第2の受入れ
部44を形成する切欠きを持つている。この第2の受入れ
部44の縁45の経過は、第2の下襟部分46の外形に正確に
一致し、間隔をおく場合はちようど第1の受入れ部29の
上にある。第2の受入れ板41の下側47は、上襟35とこれ
から突出するシヤツ胴体37の部分とを第1の受入れ板28
上へ押付ける。この第2の受入れ部44へ第2の下襟部分
46が挿入されるので、今や第5図のように互いに縫い合
わすべきすべての部分が縫成物保持器20内に設けられ
て、互いにそろえられる。
枠21の連絡片25には更に支持枠48が丁番49により枢着
されて、第4図に示す上の位置と第6図に示す下の位置
との間で揺動可能である。丁番42及び49は、一体化され
たばねの所定の力に抗して2つの拘束位置を持つ家具用
扉において普通であるように構成されている。従つて丁
番42及び43は、第2の受入れ板41及び支持枠48を使用す
る重力に抗してそれぞれ上の位置に保持するように構成
されている。それぞれ下の位置で、第2の受入れ板41及
び支持枠48は特定の押圧力を下方へ及ぼす。支持枠48は
切欠き51を備えた板50を持ち、この切欠きの縁52は第1
の受入れ部29の縁31及び第2の受入れ部44の縁45と同一
面をなしている。
支持枠48には更に島状の保持板53が形成され、その縁
54には縁31,33,45,52に対して等間隔をとつており、こ
の縁54は下の板26にある切欠き32の縁33からも小さい間
隔aをとつているので、ここに縫成物保持器20の一部に
よつては覆われない範囲が生じ、この範囲において、第
1の下襟部分30と上襟35と第2の下襟部分46とを結合し
また両方の下襟部分30,46とシヤツ胴体37とを結合して
連続する閉じた縫い目55を形成することができる。保持
板53により、上にある第2の下襟部分46が上襟35及びシ
ヤツ胴体37の縁40へ、更に下にある第1の下襟部分30へ
押付けられる。第6図に示すように、板26の下側へ当る
支持摺動板56が設けられていると、縫成物部分はこの支
持摺動板56と保持板53との間に締付けられる。このよう
な支持摺動板56の構成は前述したドイツ連邦共和国特許
出願公開第3546238号明細書から公知である。この支持
摺動板56の構成は本発明の部分ではない。第6図には基
板3の針通過穴付加片57が示され、この付加片を通つて
針8が基板3へ入る。
保持板53は、クランク軸のように構成された支持湾曲
片58により支持枠48上に保持されている。この支持湾曲
片58の軸頚59は、支持枠48の上側に取付けられている二
重軸受60内に回転可能に支持されている。支持湾曲片58
の他端にある軸頚61は、保持板53上に取付けられてその
補強にも役立つ梁62に揺動可能に支持されている。両方
の軸頚59,61の間にはU字状湾曲片63が形成され、その
両側壁64の間に、保持板53の縁54及び切欠き51の縁52従
つて他のすべての縁31,33,45もある。両方の側壁64を結
合する連絡片65は、軸頚59,61を通るU字状湾曲片63の
揺動軸線66に対して平行に延び、連絡片65の内側と揺動
軸線66との間隔bは約5〜10mmである。支持湾曲片58は
その揺動軸線66の周りに180°、しかも両方の側壁64が
それぞれほぼx−y面内にある2つの位置の間で揺動可
能である。第2図の左の実線で示し右に鎖線で示すこれ
ら2つの位置は、長さ2bの範囲を区画し、ほつれ止めの
ためこの範囲で縫い目55の始端と終端とを重ねることが
できる。
支持湾曲片58を揺動させることができるようにするた
め、空気圧を受けるピストン−シリンダ駆動装置68を持
つ揺動駆動装置67が支持枠48上に設けられ、そのピスト
ン棒69にラツク70が取けられている。このラツク70にか
み合うピニオン71は、二重軸受60内で支持湾曲片58の軸
頚59上に相対回転しないように取付けられている。ピス
トン−シリンダ駆動装置68の行程とピニオン71の直径
は、支持湾曲片58がちようど180°の揺動運動を行なう
ように設計されている。
第7図にはシヤツ胴体37が示され、予め作られた上襟
35(第8図)が、第9図に示す同一の第1及び第2の下
襟部分30,46によりシヤツ胴体37の縁40に結合される。
この場合上襟35の縁範囲72が両方の下襟部分30,46のそ
れぞれの縁範囲73に縫い付けられ、下襟部分30,46の縁
範囲73とは反対側の縁範囲74がシヤツ胴体37の縁40に結
合される。
上にある第2の下襟部分46が保持板53に対して滑るの
を防止するため、この保持板53の下側に付着被覆75が設
けられている。この付着被覆75は例えばスポンジから作
ることができる。更に保持板53の下側には針76が設けら
れて、両方の下襟部分30,46を突き刺し、こうして下襟
部分相互及び締付けられる縫成物部分即ち上襟35及びシ
ヤツ胴体37に対する移動を防止される。
なお付言すべきこととして、第2図において下の板26
にある切欠き32の縁33は破線で示され、形成すべき縫い
目55は鎖線で示されている。第5図には互いに縫い合わ
すべき縫成物部分30,35,37及び46が断面で示され、形成
すべき縫い目も示されている。
縫成物保持器20へすべての縫成物部分を挿入した後、
第2図に実線で示す位置にあるU字状湾曲片63の側壁64
の間で縫成過程が始まる。この構成では、方向矢印77に
従つて反時計方向に縫い目形成が行なわれる。交差往復
台9の適当に制御される駆動装置により縫成頭部2の針
8がU字状湾曲片63の範囲を出ると、U字状湾曲片63は
第2図に鎖線で示す位置へ揺動されるので、縫い目55を
閉じた後、この縫い目を揺動軸線66を越えて延ばすこと
ができ、それにより既に述べたように縫い目両端の全部
で2bの長さを持つ最大重なり範囲が与えられる。
第1図に示すように、2つの縫成物保持器20を作業板
10の2つの開口13及び14にそれぞれ設けることができる
場合、上襟35及び下襟部分30,46を縫い付けられたシヤ
ツ胴体37を一方の縫成物保持器20から取出して、個々の
縫成物部分を新たに挿入し、その間に他方の縫成物保持
器において縫成過程を実施することができる。もちろん
シヤツ胴体37の代りに、ブラウス又は対比可能な衣服
に、上襟と2つの下襟部分から成る襟を設けることがで
きる。
縫成頭部2を持つ交差往復台9は、縫い目55を形成す
るため計算機16により制御される。
シヤツ胴体37に台襟のみ又はいわゆる立ち襟を縫い付
ける場合、小さい上襟35は挿入されない。縫成過程は同
じである。
特に第1図のように2つの縫成物保持器20を自動ミシ
ンに使用する場合、全体として閉じた縫い目を形成しさ
えすればよいので、縫成時間が著しく減少するだけでな
く、重なる運転が行なわれるので、個々の縫成物部分の
挿入時間も著しく減少する。
第10図及び第11図による縫成物保持器20′の実施例
と、これまで述べた縫成物保持器20とは、一部だけ予め
縫成されて襟の縁を内側から区画する内側縫い目のみを
形成される上襟35′が挿入されるという点において相違
している。第8図に示す外側襟縫い目、即ち外側可視縫
い目である割り伏せ縫い目55aは、まだ形成されていな
い。換言すれば、両方の襟裁断部分のみが縫い合わさ
れ、それから裏返されている。この割り伏せ縫い目又は
トツプ・ステツチド・シームの形成は、既に述べた縫成
サイクルに含まれている。縫成物保持器20′は少数の部
分において縫成物保持器20と相違しているだけなので、
第10図及び第11図には、同じ部分には同じ符号を使用し
ている。個々の部分が構造的にのみ相違し、機能的には
同じである場合、ダツシユを付けた同じ符号を使用して
いる。
第1の受入れ部29′を形成する切欠きは、第1の下襟
部分30だけでなく一部を予め作られた上襟35′も受入れ
ることができるように、大きさを定められかつ形成され
ている。第10図からわかるように、第1の下襟部分30
は、シヤツ胴体37に近い方の辺と短辺とで第1の受入れ
部29′の縁31′へ当つているので、あらゆる方向に移動
不能であり、しかも上襟35′の方向へも移動不能であ
る。上襟35′は、その3つの外側縁において、従つて第
1の下襟部分30に隣接しない範囲で、第1の受入れ部2
9′の縁31aに当つている。第10図からわかるように、上
襟35′は第1の下襟部分30の方へは滑ることができな
い。
板26にある切欠き32′は、一般に縁31′及び31aに一
致して延びている。別の例については更に後述する。
第2の受入れ板41′にあつて第2の受入れ部44′を形
成する切欠きは、第1の受入れ部29′の縁31′及び31a
に大体一致する縁45′及び45aを持つている。第2の受
入れ部44′内の上襟35′が上方へ滑り出るのを防止する
ため、第2の受入れ板41′の上側において襟尖端78の範
囲に弾性保持クランプ79が取付けられて、上襟35′のこ
の範囲を保持している。同じような保持クランプ80が第
1の受入れ板28′に設けられて、シヤツ胴体37の外縁を
それぞれ保持している。シヤツ胴体37の取付けのため、
第10図及び第11図の実施例では、負圧接続片82を介して
図示しない負圧源に接続される吸引箱81を持つ固定装置
36′が設けられている。第1の受入れ板28′には吸引開
口83が形成されているので、直接この上にあるシヤツ胴
体37の部分は負圧によりこの位置に保持される。
支持枠48の板50′は、上襟35′及び下襟部分30,46に
より覆われる全範囲をあけている。第1の受入れ部29′
及び第2の受入れ部44′は襟尖端78の範囲にほぼ4分の
3円の切欠き84を持ち、外形に大きい公差を持つ襟尖端
78用の自由切抜き部分として役立つので、縫成物保持器
20′への上襟35′の問題のない挿入が可能である。
上襟35′と2つの下襟部分30,46とを1つの作業過程
で縫い合わせるため、これら3つの襟部分とシヤツ胴体
37が上述したのと同じように縫成物保持器20′へ挿入さ
れる。縫い目形成の時間的経過は第12図からわかる。U
字状湾曲片63が第2図に示す位置へ揺動されている。縫
成始点は点A従つて揺動軸線66と連絡片65の内側との間
にある。縫成方向矢印85に従つて連続する縫い目55′が
形成される。始点Aから縫い目55′はまず隅点Bまで形
成され、その際両方の下襟部分30,46の部分範囲がシヤ
ツ胴体37の縁40に結合される。隅点Bから縫い目55′は
隅点Cまで導かれ、この隅点で上襟35′が縫い付けられ
る。縫い目55′は上襟35′の対向する縫い付け点に相当
する隅点Dまで続けられる。従つて縫い目区間B〜Cは
下襟部分30,46の間でのみ形成され、縫い目区間C〜D
は上襟35′と両方の下襟部分30,46との結合に用いられ
る。
隅点Dから、両方の襟尖端78にある隅点E及びFを経
て、隅点Cまで縫成が行なわれる。縫い目区間D〜E,E
〜F及びF〜Cにより上襟35′の前述した割り伏せ縫い
目55aが形成される。続いて縫い目区間C〜Dが再び形
成される。従つてこの縫い目区間では二重縫い目を形成
される。そこから短い縫い目区間が、隅点Bに対称に対
向する隅点Gまで形成される。そこから残りの縫い目区
間が始点Aを越えて点Hまで形成され、そこで縫成頭部
2が糸切断装置により縫い目55′を終了する。点Hは揺
動軸線66に関し始点Aに対して対称に位置している。遅
くとも残りの縫い目区間G〜Hの形成の始めには、揺動
駆動装置67の操作によりU字状湾曲片63が180°揺動さ
れている。
前述したように、縫い目区間C〜Dでは二重縫いが行
なわれる。この二重縫いが望ましくない場合には、縫成
頭部2が隅点Cにおいて糸切断を行ない、隅点Cから隅
点Dまで縫成を行なわずに移動され、それから縫い目5
5′が隅点Dから隅点Gを経て点Hまで完成されるよう
にせねばならない。
縫成のため、第6図について説明したように、第11図
には示してない支持摺動板を設けることができる。その
代りに又はこれに加えて、板26の下に切欠き87を持つ薄
い下板86を設けることができる。この切欠き87の縁88
は、第13図からわかるように、縫い目55a外で縁31′及
び31aに対して等間隔で延びているので、縫成過程を妨
げることなく、上襟35′及び第1の下襟部分30はこの狭
い縁88上に乗ることができる。この下板86は充分強いプ
ラスチツク又は金属板から構成することができる。いず
れにせよこの下板は非常に薄く、約0.5mmの厚さであ
る。保持クランプ79及び80も、第10図からわかるよう
に、形成すべき縫い目55a外で作用する。
【図面の簡単な説明】
第1図はそれぞれ縫成物保持器を受入れる2つの開口を
持つ自動ミシンの斜視図、第2図は第1図による自動ミ
シン用の縫成物保持器の平面図、第3図は縫成物保持器
の一部を操作側から見た正面図、第4図は上方揺動した
第2の受入れ板及び支持枠を持つ縫成物保持器の垂直断
面図、第5図は下降した第2の受入れ板及び一部だけ示
す上方揺動した支持枠を持つ縫成物保持器の垂直断面
図、第6図は下降した第2の受入れ板及び支持枠を持つ
縫成物保持器の垂直断面図、第7図はシヤツ胴体の正面
図、第8図は上襟の正面図、第9図は下襟部分の正面
図、第10図は縫成物保持器の別の実施例の平面図、第11
図はその垂直断面図、第12図は1つの縫い目のみで縫い
合わされる上襟、下襟部分及び胴体の一部の平面図、第
13図は第11図のXIII−XIII線に沿う縫成物保持器の一部
の拡大断面図である。 30,46……下襟部分、35′……上襟、37……胴体、40…
…縁、72,73,74……縁範囲、55′……縫い目、55a……
割り伏せ縫い目。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−97204(JP,A) 特開 昭62−186888(JP,A) 特開 昭62−82995(JP,A) 特開 昭61−131792(JP,A) 実開 昭57−35311(JP,U) 特公 昭44−5576(JP,B1) 特公 平3−9755(JP,B2) 特公 昭63−38441(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣服の胴体(37)の縁(40)を2つの下襟
    部分(30,46)の胴体側縁範囲(74)の間に設けて保持
    し、かつこれらの縁範囲に縫い付け、胴体(37)の縁
    (40)から遠い側にある下襟部分(30,46)の縁範囲(7
    3)を縫い合わせ、この縫い合わせ前にこれらの遠い側
    の縁範囲(73)の間に上襟(35′)の縁範囲(72)を設
    けて保持し、縫成前に胴体(37)の縁(40)を両方の下
    襟部分(30,46)の胴体側縁範囲(74)の間に設け、た
    だ1つの連続する閉じた縫い目(55)で縫い付けを行な
    う方法において、一部だけ予め作られた上襟(35′)を
    使用し、上襟(35′)の割り伏せ縫い目(55a)をただ
    1つの連続する閉じた縫い目(55′)により1つの作業
    過程で形成することを特徴とする、2つの下襟部分(3
    0,46)と上襟(35′)とにより形成される襟を衣服の胴
    体に縫い付ける方法。
  2. 【請求項2】下襟部分(30,46)と胴体(37)との間の
    始点(A)から始まつて、下襟部分(30,46)と胴体(3
    7)との間に縫い目区間(A〜B)に沿つて、それから
    下襟部分(30,46)の縫い目区間(B〜C)を経て、そ
    こから下襟部分(30,46)と上襟(35′)との間の縫い
    目区間(C〜D)を経て、そこから上襟(35′)の割り
    伏せ縫い目(55a)に相当する3つの縫い目区間(D〜
    E,E〜F,F〜C)を経て、そこから再び下襟部分(30,4
    6)と上襟(35′)との間の縫い目区間(C〜D)を経
    て、そこから下襟部分(30,46)にある縫い目区間(D
    〜G)を経て、そこから下襟部分(30,46)と胴体(3
    7)との間の縫い目区間(G〜H)に沿つて、始点
    (A)の範囲まで、ただ1つの連続する閉じた縫い目
    (55′)を形成することを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】縫成頭部(2)と縫成物部分を受入れる少
    なくとも1つの縫成物保持器(20′)とを有し、縫成物
    部分を結合する縫い目(55′)を形成するため、縫成頭
    部(2)と縫成物保持器(20′)とが1つの面内で相対
    運動可能であり、縫成物保持器(20′)が、第1の下襟
    部分(30)を受入れる第1の受入れ部(29′)、衣服の
    胴体(37)と上襟(35′)とを第1の下襟部分(30)に
    一部重ねて受入れて位置ぎめする装置、この装置より上
    に設けられてこの装置上へ下降可能な第2の下襟部分
    (46)用の第2の受入れ部(44′)、及び第2の受入れ
    部(44′)より上に設けられてこの受入れ部上へ下降可
    能な保持装置を持つているものにおいて、第1の受入れ
    部(29′)が上襟(35′)をも受入れるためこの上襟に
    合わされ、第2の受入れ部(44′)も上襟(35′)に合
    わされていることを特徴とする、襟を衣服の胴体に縫い
    付ける装置。
  4. 【請求項4】第1の受入れ部(29′)が、内方へ突出し
    て上襟(35′)及び下襟部分(30)を支持する下縁(8
    8)により区画されていることを特徴とする、請求項3
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】第2の受入れ部(44′)が縫成物保持器
    (20′)に揺動可能に設けられる第2の受入れ板(4
    1′)に形成され、この第2の受入れ板(41′)が胴体
    (37)へ押付け可能であることを特徴とする、請求項3
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】第2の受入れ板(41′)が上襟(35′)へ
    も押付け可能であることを特徴とする、請求項3に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】保持装置が島状保持板(53)として、縫成
    物保持器(20)に揺動可能に設けられる支持枠(48)に
    形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】保持板(53)と支持枠(48)とが揺動可能
    な支持湾曲片(58)により互いに結合され、この支持湾
    曲片が保持板(53)の縁(54)と支持枠(48)の隣接す
    る縁(52)との間の範囲を覆うU字状湾曲片(63)を持
    つていることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】支持枠(48)上に支持湾曲片(58)用の揺
    動駆動装置が設けられていることを特徴とする、請求項
    8に記載の装置。
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