JP2757033B2 - コーントルティア類およびその製造方法 - Google Patents

コーントルティア類およびその製造方法

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JP2757033B2 JP1208493A JP20849389A JP2757033B2 JP 2757033 B2 JP2757033 B2 JP 2757033B2 JP 1208493 A JP1208493 A JP 1208493A JP 20849389 A JP20849389 A JP 20849389A JP 2757033 B2 JP2757033 B2 JP 2757033B2
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茂樹 木尾
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、最近、ファーストフードなどに進出してき
た、コーントルティア類(コーントルティアやコーンチ
ップなどを含む。)の加工技術に関し、特にファースト
フードに必要な、大量生産に適したコーントルティア類
およびその製造方法を提供するものである。
(従来の技術) コーントルティア類の主原料は、デント種の全粒コー
ンである。これを石灰水処理と煮熟により全粒の角質・
蛋白質など硬い部分を軟化させ、石臼で水挽きをした
り、ストーングランドコーンフラワーに90〜100℃の熱
湯を注ぎ込み、混練したものを生地としている。これを
押出機で小片にし、ローラーなどで薄いシート状にした
後に、所定の形状に切断・成型し、フライヤーで約190
℃で水分が2〜3%になるまで脱水フライする。
コーントルティア類のうち、コーントルティアはメキ
シコ料理とともに普及し、現在では単独でスナック食品
(タコス)として食されており、ファーストフードにも
採り入れられている。また、U字型に揚げたトルティア
に、野菜・肉・ソースケチャップ・チーズ等の食品をは
さむだでなくトルティア自身を容器としてピーナッツ・
サラダ等を盛りつけたりもしている。コーンチップはコ
ーントルティア生地に、塩・コショウなどの香辛料で味
付けをし、成型・フライしたものである。
(発明が解決しようとする課題) コーントルティア類の利用範囲が広がってくると、今
まで必要とされていなかった新たな要素が要求されてく
る。例えば、ファーストフードなどで生地が大量生産す
るような場合、85〜100℃の熱湯を注いで作っていたり
すると、経済的・時間的にもコストがかかってしまう。
また、店頭に並べおきしておくような場合には、中には
さみ込む具の水分が、コーントルティアに浸透してしま
い、型くずれを起こしやすい、という問題点が生じてき
た。
(課題を解決するための手段) 本発明は、大量生産に適したコーントルティア類およ
びその製造方法に関するものである。本発明の方法は、
アルファー化コーンフラワーまたは焙焼コーンフラワー
を、トルティア類の生地の原料に使用(アルファー化コ
ーンフラワーの場合には40〜60部、焙焼コーンフラワー
の場合には100〜50部)することである。
アルファー化コーンフラワーは、コーンフラワー100
部に対し、水100〜130部で分散した液をシングルおよび
ダブルドライヤー(ドラム内の蒸気圧約7kg/cm2)で脱
水乾燥したものやエクストルーダーより膨化させたもの
を精粉・篩別したものであり、水を加えると瞬時に糊化
(アルファー化)するのが特徴である。
焙焼コーンフラワーは、焙焼デキストリン製造用ロー
スターおよび流動乾燥機を用いて、コーンフラワーを高
熱乾燥(約100〜150℃)し、精粉・篩別したものであ
り、冷水可溶性・低粘度性が特徴である。
次に、これらの変性コーンフラワーを用いた実施例を
示して、具体的に説明する。
(実施例1) コーンフラワーを40〜50%の濃度で水に分散し、ドラ
ムドライヤーで脱水乾燥し、精粉・篩別したものを50部
と、コーンフラワー50部をよく混合したものに、温度が
30〜50℃の水(以下、指示がない限り、水温は30〜50℃
とする。)を120部添加、混練し、ロール伸し・型抜を
行なった生地(以下、CF1とする。)を得た。なお、こ
のとき使用したアルファー化コーンフラワーは、水分6.
2%、無水8.0%糊液のアミログラムピークは、約300B.
U.D.であった。
(実施例2) コーンフラワーをエクストルーダーによりフィード量
100kg/h、回転数250rpm、バレル温度95℃の条件で膨化
させたものを精粉・篩別したものを用いて実施例1と同
様の方法で伸展型抜を行なった生地(以下、CF2とす
る。)を得た。なお、このとき使用したアルファー化コ
ーンフラワーは、水分5.8%、無水8.0%糊液のアミログ
ラムピークは、約200B.U.であった。
(実施例3) コーンフラワーを焙焼デキストリン製造用ロースター
を用いて、ロースター内温度130℃で、30分間焙焼した
ものを100部と、水120部とを混練し、実施例1と同様の
方法で伸展型抜を行なった生地(以下、CF3とする。)
を得た。なお、このとき使用した焙焼コーンフラワーは
水分6.0%、無水10%糊液のアミログラムピークは、約5
00B.U.であった。
(実施例4) 実施例3で用いた焙焼コーンフラワーを50部と、コー
ンフラワー50部とをよく混合し、水120部を添加後、混
練し、実施例1と同様の方法で伸展型抜を行なった生地
(以下、CF4とする。)得た。
(実施例5) 実施例1〜4で得たCF1、CF2、CF3、CF4、およびコー
ンフラワーだけで作った生地(以下、CF5とする。)に
ついて、歩留まりに関係するローラーへの付着度合と、
成型時に関係する柔軟性について、比較試験を行なっ
た。
結果は表−1に示したように、CF1、CF2が付着度合も
少なく、柔軟性にも富んでいた。CF3は、付着度合がCF1
と大差がないのに対し、柔軟性が少し硬くなっていた
が、成型するには支障がなかった。CF4はローラーへの
付着が認められ、歩留まり向上には、あまり有効でない
と考えられる。CF5は生地がまとまるまでに時間がかか
りローラー付着が多く、柔軟性もよくなかった。
(実施例6) CF1、CF3、CF5の3種を用いて、コルゲート状表面に
なった生地の耐水性試験を、経時的に行なった。
コルゲート状表面にするためには、混練・成型した生
地を、105℃のエアバスで5分間乾燥させ、リテイナー
として、一定間隔の縦方向のみの金網と、縦横両方向の
金網を使って、これらの間に生地を入れて180℃のパー
ム油で1分間揚げた。このようにしてできた生地の縦横
両方向側に具8g(トマト2g、キャベツ3g、ソースケッチ
ャップ3g、総含水量約50%)をのせ、縦方向側に水分が
しみ込み破れるまでの時間と様子を調べた。
結果は表−2に示したように、間隔が10mmより広くな
ると、コルゲート状の谷間に水がたまり分散性が低くな
り、耐水性も低かった。また逆に間隔が2mmよりせまく
なると、揚げた生地の表面がコルゲート状にならず効果
も認められなかった。これらの事を考慮すると、間隔は
3〜5mmが望ましいと考えられる。
(実施例7) CF1の生地を、コーンチップ用に少し小さく成型し、
リテイナーなしで180℃のパーム油を用いて1分間揚
げ、歯ざわりのよいコーンチップを得た。
(発明の効果) 本発明は、アルファー化コーンフラワーまたは焙焼コ
ーンフラワーを使用することにより、経済的・時間的ロ
スが少なく、大量生産に適したコーントルティア類およ
びその製造方法についてである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コーンフラワーを40〜60重量部(以下部と
    する。)とアルファー化コーンフラワーを60〜40部含有
    してなるコーントルティア類。
  2. 【請求項2】コーンフラワーを0〜50部と焙焼コーンフ
    ラワーを100〜50部含有してなるコーントルティア類。
  3. 【請求項3】アルファー化コーンフラワーまたは焙焼コ
    ーンフラワーを含有したコーンフラワー100部を、水100
    〜130部で混練し、延伸・型抜を行ない、80〜150℃で5
    〜10分間乾燥させた後に、巾5〜10mmの金網で2枚はさ
    み込み170〜200℃の食用油で0.5〜1分間揚げることに
    よるコルゲート状の表面をもつことを特徴とするコーン
    トルティア類の製造方法。
JP1208493A 1989-08-10 1989-08-10 コーントルティア類およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2757033B2 (ja)

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