JPS5912268B2 - フライドポテトの製造方法 - Google Patents

フライドポテトの製造方法

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JPS5912268B2
JPS5912268B2 JP52046749A JP4674977A JPS5912268B2 JP S5912268 B2 JPS5912268 B2 JP S5912268B2 JP 52046749 A JP52046749 A JP 52046749A JP 4674977 A JP4674977 A JP 4674977A JP S5912268 B2 JPS5912268 B2 JP S5912268B2
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JP
Japan
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powder
dough
french fries
dried
gluten
Prior art date
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Expired
Application number
JP52046749A
Other languages
English (en)
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JPS53133657A (en
Inventor
秀光 黒沢
春気 溝「淵」
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Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾燥ポテト粉末を主原料としてフライドポテト
を製造する方法に係る。
ここでい5乾燥ポテト粉末とはポテトグラニユール、マ
ツシュポテトフレーク粉砕品、乾燥脱水ポテトフラワー
等を含むものである。
従来フライドポテトを得る一般的な方法としては生のじ
ゃがいもをそのまま、またはゆでて皮むきし、好みの形
に切ってフライするものであった。
生のじゃがいもを利用する方法は家庭等で少量作るには
よいが、業務用として大量に供するには適さない。
かかる難点を解決するためにポテト粉末を原料とするフ
ライドポテトの製造が種々試みられているが、いずれも
生のじゃがいもに比べて(1)食感が粉っぽい、(2)
パリツとした口当りに欠ける、(3)成型時およびフラ
イ時に形が崩れやすい、(4)ドウの調製時に加水によ
る吸水固化がはやすぎてドウが不均一になることがある
等の欠点を有している。
本発明の目的はこのような欠点がなく、風味・食感が生
のじゃがいもによるものに比べて遜色のないフライドポ
テトを容易に、しかも一時に大量に得ることにある。
本発明者らは種々研究を重ねた結果、上記の目的が、乾
燥ポテト粉末にグルテン粉末またはこれと大豆蛋白粉末
、乾燥卵白粉末等を加えることによって達成されること
を見い出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたもので、乾燥
ポテト粉末にグルテン粉末あるいはグルテン粉末と大豆
蛋白粉末、乾燥卵白粉末、多糖類およびでん粉から成る
群より選ばれた1種類または2種類以上の成分とを加え
必要に応じさらに調味料を添加したのち、加水混練して
ドウとなしこれを成型し食用油でフライすることを特徴
とするフライドポテトの製造方法である。
乾燥ポテト粉末としてはポテトグラニユール、マツシュ
ポテトフレーク粉砕品、乾燥脱水ポテトフラワー等の1
種または2種以上を使用する。
グルテン粉末としては活性グルテン、変性グルテン等を
使用する。
大豆蛋白粉末としては、脱脂大豆または丸大豆を原料と
して得られる分離大豆蛋白粉末、濃縮大豆蛋白粉末、脱
脂大豆粉末、全脂大豆粉末等の1種または2種板−トを
使用する。
多糖類としてはペクチン、アルギン酸ソーダ、グアーガ
ム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、アラビア
ガム、カラギーナン、タマリンド種子多糖類、寒天、カ
ルボキンメチルセルローズ、メチルセルローズ等の1種
または2種以上を使用する。
でん粉としてはバレイショでん粉、コーンスターチ、小
麦でん粉等の1種または2種以上を使用する。
乾燥ポテト粉末への各成分の添加量は特に限定されない
が、全体に対しグルテン粉末0.5〜20係(重量。
以下同様)、大豆蛋白粉末0.2〜10係、乾燥卵白粉
末0.2〜10係、多糖類0.05〜5係、でん粉0.
5〜20係が適当である。
これに満たない時は効果がなく、また越えるとフライド
ポテトの食感が粘着的となり、かつ必要以上にかたい皮
膜がフライドポテトの表面に形成されるため好ましくな
い。
上記の成分の他に必要に応じて食塩、調味料香辛料等を
加えてもよい。
以上の混合粉末(プレミックス)に対し、水を加え攪拌
してドウとするのであるが、加水量は混合粉末の1.4
〜2.8倍(重量)が適当であり、混合粉末中の各成分
の割合に応じて適宜変えることができる。
次いでこのドウを所望の形状に成型するのであって、成
型器等を用い常法に従って行なう。
フライに使用する食用油は液状油、固体脂を問わず用い
ることができ、フライ温度は160°〜180℃が好ま
しい。
以−トの工程に於て、成型後またはフライ後に常法によ
り冷凍しておけば長期間保存することができ、使用時に
必要量だけ解凍すればよいので便利である。
本発明の方法によれば、(1)フライポテトの食感は表
面がパリツとし、中味はホクホクとして粉つぽさが感じ
られないこと、(2)ドウの成型時のまとまりが良(崩
れにくいこと、(3)加水時の吸収固化がゆるやかに行
なわれ均一のドウが得やすいこと等の作用効果を奏する
本発明は乾燥ポテト粉末を原料としているから生のじゃ
がいもを用いる場合に比べ、一時に大量のフライポテト
を製造することができ、しかも従来の乾燥ポテト粉末か
らの製品にみられた欠点がなく、風味、食感に於て生の
じ4やかいもからのものと何ら変るところがない。
また、作業性もすぐれている。
以上の如(本発明のもたらす利益はきわめて大きく、産
業上利用価値が高い。
以下実施例を示す。
実施例 1 ポテトグラニユール1801に活性グルテン20′?を
加え、調味料として食塩37を加えたものをよ(まぜ合
せプレミックス203グを得た。
これに水400 mlを加えかきまぜてドウとなし、長
さ6〜7Cm、太さsmm角位0千切り状に成型し、食
用油でフライしていわゆるフレンチフライドポテトを得
た。
(A試験区とする)次に生のじゃがいもを上記と同じ位
の大きさの千切り状となし、食用油でフライしてフレン
チフライドポテトを得た。
(B試験区とする)これらの風味、食感をパネル10名
で比較したところ両者間に有意差が認められず、本発明
の方法によるフレンチフライドポテトは生のじゃがいも
からのそれに比べて遜色な(、風味、食感とも良好であ
った。
実施例 2 表−2に示したような配合比のプレミックス(C,D、
E、F、G各試1験区とする)を各々200グづつ調製
し、これに380m1の水を加えてドウとなし、千切り
伏に成型し、食用油でフライして各々フレンチフライド
ポテトとした。
次に生のじゃがいもをほぼ同じ位の大きさに切ってフラ
イし、フレンチフライドポテトを得た。
(H試、験区とする) C,D、E、F、G各試験区はH試1験区に比ベフレン
チフライドポテトの風味、食感いずれも遜色のないもの
であった。
実施例 3 乾燥脱水ポテトフラワー170グ、コーンスターチ10
I?、活性グルテン20グに調味料として食塩3グ、オ
ニオンパウダー0.41を加え、かきまぜてプレミック
スとした。
これに水440ynlを加え、ドウとなし、長さ6Cm
、太さ1.5Cm角のやや太めの千切り状とし、食用油
でフライして洋食のつげ合せ用フライドポテトを得た。
(試験区■とする) 次に生のじゃがいもを上記と同じ位の大きさに切り、フ
ライしてフライドポテトを得た。
(試験区Jとする) パネル12名により■とJの風味、食感を比較したとこ
ろ、両者間に有意差が認められず、本発明の方法による
フライドポテトは生のじゃがいもからのそれに比べて遜
色なく、風味食感とも良好であった。
実施例 4 表−4に示したよう−な配合比のプレミックス(K、L
、M各試験区とする)を各々20Ofずつ調製し、これ
に380m1の水を加えてドウとなし、千切り状に成型
し食用油でフライしてフレンチフライドポテトとした。
夫々のプレミックスについて、加水時の吸水固化時間、
ドウの成型性、フライ時の保形性およびフライ品の外観
、風味、食感を比較した。
その結果を表−5に示す。
(1)プレミックス20(lに380 m1(7)常温
水を加え攪拌した場合にドウが流動性 を失うまでの時間。
(2)成型物の破損率。
(3)フライ温度を110℃とした場合のフライ品の破
損率(多量の成型物を一時に 投入した時に食用油温度の低下による保 形性をみるため)。
(4)フライ温度を170℃として得たフライ品につき
15名のパネルの評価による 順位合計値(Kramerの順位法で解析。
**にマ、(0,01)=21−39 )。
表−5に示す様に活性グルテンを用いないものはに、L
共に加水時の吸水固化時間が短くて均一なドウが得に(
い。
そしてKはドウの成型性、フライ時の保形性が悪く、L
はフライ時の保形性が劣ると共に、フライ品の外観(表
面が荒れる)、食感(粘着的)が有意差を以って不良で
ある。
これらに対し本発明の方法による試料(M)は、いずれ
の点に於ても優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 乾燥ポテト粉末にグルテン粉末あるいはグルテン粉
    末と大豆蛋白粉末、乾燥卵白粉末、多糖類およびでん粉
    から成る群より選ばれた1種または2種以上の成分とを
    加え、必要に応じさらに調味料を添加したのち、加水混
    練してドウとなしこれを成型し食用油でフライすること
    を特徴とするフライドポテトの製造方法。 2 各成分の使用量がグルテン粉末0.5〜20重量係
    、大豆蛋白粉末0.2〜10重量係、乾燥卵白粉末0.
    2〜10重量係、多糖類0.05〜5重量係、でん粉0
    .5〜20重量係、乾燥ポテト粉末が残部である特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。
JP52046749A 1977-04-25 1977-04-25 フライドポテトの製造方法 Expired JPS5912268B2 (ja)

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JPS53133657A JPS53133657A (en) 1978-11-21
JPS5912268B2 true JPS5912268B2 (ja) 1984-03-22

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