JP2756963B2 - 新規な4,4−ジメチルテトラヒドロ−1−ピロン誘導体、その製造法及びピレスリノイド化合物の合成への使用 - Google Patents
新規な4,4−ジメチルテトラヒドロ−1−ピロン誘導体、その製造法及びピレスリノイド化合物の合成への使用Info
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- JP2756963B2 JP2756963B2 JP63001419A JP141988A JP2756963B2 JP 2756963 B2 JP2756963 B2 JP 2756963B2 JP 63001419 A JP63001419 A JP 63001419A JP 141988 A JP141988 A JP 141988A JP 2756963 B2 JP2756963 B2 JP 2756963B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D493/00—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
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- C07D493/04—Ortho-condensed systems
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- C07D307/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D307/77—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D307/93—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with a ring other than six-membered
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な4,4−ジメチルテトラヒドロ−1−
ピロン誘導体、その製造法及びピレスリノイド化合物の
合成への使用に関する。
ピロン誘導体、その製造法及びピレスリノイド化合物の
合成への使用に関する。
しかして、本発明の主題は、新規化合物としてのD、
L及びDL形の次式(I) の化合物並びにこれら各種の形の混合物にある。
L及びDL形の次式(I) の化合物並びにこれら各種の形の混合物にある。
式(I)の化合物は、D又はL形で又はDL形で存在で
きる。
きる。
本発明の好ましい化合物としては、DL形の式(I)の
化合物があげられる。
化合物があげられる。
また、本発明の主題は、式(I)の化合物を製造する
方法であつて、次式(II) の化合物にエポキシ化剤を作用させて式(I)の化合物
を得、要すればこの化合物をそのエナンチオマーのそれ
ぞれに分離することを特徴とする式(I)の化合物の製
造法にある。
方法であつて、次式(II) の化合物にエポキシ化剤を作用させて式(I)の化合物
を得、要すればこの化合物をそのエナンチオマーのそれ
ぞれに分離することを特徴とする式(I)の化合物の製
造法にある。
エポキシ化剤としては、過酢酸、トリフルオル過過
酸、過フタル酸、p−ニトロ過安息香酸、m−クロル過
安息香酸、モノ過樟脳酸のような過酸、又はアルカリ性
溶液中での過酸化水素、又はヘキサフルオルアセトンヒ
ドロペルオキシド、生化学的エポキシ化剤、単離された
酵素又は生化学的経路を伴なうものなどがあげられる。
酸、過フタル酸、p−ニトロ過安息香酸、m−クロル過
安息香酸、モノ過樟脳酸のような過酸、又はアルカリ性
溶液中での過酸化水素、又はヘキサフルオルアセトンヒ
ドロペルオキシド、生化学的エポキシ化剤、単離された
酵素又は生化学的経路を伴なうものなどがあげられる。
したがつて、さらに詳しくは、本発明は、エポキシ化
剤が無機若しくは有機過酸、又は過酸化水素単独若しく
は酸素原子を移動させることができる酸化剤の存在下で
の過酸化水素、又は単離された生化学剤(酵素)若しく
は微生物酸化を伴なう複雑な媒質中の生化学剤であるこ
とを特徴とする製造法にある。
剤が無機若しくは有機過酸、又は過酸化水素単独若しく
は酸素原子を移動させることができる酸化剤の存在下で
の過酸化水素、又は単離された生化学剤(酵素)若しく
は微生物酸化を伴なう複雑な媒質中の生化学剤であるこ
とを特徴とする製造法にある。
好ましいエポキシ化剤としては、m−クロル過安息香
酸があげられる。
酸があげられる。
また、本発明の主題は、式(I)の化合物を製造する
方法であつて、次式(II) の化合物に金属触媒及びキラルな試剤の存在下にエポキ
シ化剤を作用させて次式(IA) の(5R,6S)−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−
2−ピロンと次式(IB) の光学的対掌体、即ち、(5S,6R)−エポキシ−4,4−ジ
メチルテトラヒドロ−2−ピロンとの非等分子比にある
混合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製造
法にある。
方法であつて、次式(II) の化合物に金属触媒及びキラルな試剤の存在下にエポキ
シ化剤を作用させて次式(IA) の(5R,6S)−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−
2−ピロンと次式(IB) の光学的対掌体、即ち、(5S,6R)−エポキシ−4,4−ジ
メチルテトラヒドロ−2−ピロンとの非等分子比にある
混合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製造
法にある。
上記の製造法ではキラルな試剤によつて式(IA)又は
(IB)の化合物が優先的に得られる。
(IB)の化合物が優先的に得られる。
特に、本発明の主題は、金属触媒がモリブデンヘキサ
カルボニルである前記製造法にある。
カルボニルである前記製造法にある。
チタン、バナジウム、セレン又はオスミウムの誘導体
も金属触媒として用いることができる。
も金属触媒として用いることができる。
さらに詳しくは、本発明の主題は、キラルな試剤がL
(+)−又はD(−)−酒石酸ジアルキル(ここでアル
キル基は1〜6個の炭素原子を含有する)である前記の
製造法にある。
(+)−又はD(−)−酒石酸ジアルキル(ここでアル
キル基は1〜6個の炭素原子を含有する)である前記の
製造法にある。
キラルな試剤としては、L(+)−又はD(−)−酒
石酸ジイソプロピル、或るいはL(+)−又はD(−)
−酒石酸ジエチルがあげられる。
石酸ジイソプロピル、或るいはL(+)−又はD(−)
−酒石酸ジエチルがあげられる。
好ましくは具体例としては、エポキシ化がL(+)−
酒石酸ジエチル又はモリブデンヘキサカルボニルの存在
下で行われる製造法があげられる。
酒石酸ジエチル又はモリブデンヘキサカルボニルの存在
下で行われる製造法があげられる。
好ましいエポキシ化剤としては、t−ブチルヒドロペ
ルオキシドがあげられる。また、前記したようなエポキ
シ化剤から選ばれる他のエポキシ化剤、例えば過酸化水
素又は過酸を用いることもできる。
ルオキシドがあげられる。また、前記したようなエポキ
シ化剤から選ばれる他のエポキシ化剤、例えば過酸化水
素又は過酸を用いることもできる。
前記の方法によれば、共役もしていないしまたα−位
置でヒドロキシル化もされていない二重結合のエナンチ
オマー選択的エポキシ化を達成することができる。
置でヒドロキシル化もされていない二重結合のエナンチ
オマー選択的エポキシ化を達成することができる。
式(I)の化合物は、特に、フランス国特許第1,580,
474号並びにヨーロッパ特許第0,023,454号及び同0,024,
241号に記載された次式(VI) の化合物の合成に用いることができる。
474号並びにヨーロッパ特許第0,023,454号及び同0,024,
241号に記載された次式(VI) の化合物の合成に用いることができる。
しかして、本発明の主題は、式(I)の化合物に次式
(III) R−OH (III) (ここでRは1個以上の官能基で置換されていてよくま
たヘテロ原子を含有していてもよい線状、分岐状若しく
は環状のアルキル基を表わし、又はRは18個までの炭素
原子を含有するアラルキル基を表わし、又はRは14個ま
での炭素原子を含有するアリール基を表わす) のアルコールを作用させて対応する次式(IV) の化合物を得、この化合物に次式 Z−X 〔ここでXはハロゲン原子を表わし、Zは基R1A(ここ
でR1は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基又は置
換されていてもよいアリール基を表わし、Aは−SO2−
基を表わす)又は次式 (ここでR2及びR3は同一又は異なっていてよく、1〜8
個の炭素原子を含有するアルキル基を表わす) の基を表わす〕 の化合物を作用させて次式(V) の化合物を得、この化合物に塩基性試剤を作用させて次
式(VI) (ここでRは前記したものと同じ意味を有する) の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物を式
(VI)の化合物の製造に使用する方法にある。
(III) R−OH (III) (ここでRは1個以上の官能基で置換されていてよくま
たヘテロ原子を含有していてもよい線状、分岐状若しく
は環状のアルキル基を表わし、又はRは18個までの炭素
原子を含有するアラルキル基を表わし、又はRは14個ま
での炭素原子を含有するアリール基を表わす) のアルコールを作用させて対応する次式(IV) の化合物を得、この化合物に次式 Z−X 〔ここでXはハロゲン原子を表わし、Zは基R1A(ここ
でR1は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基又は置
換されていてもよいアリール基を表わし、Aは−SO2−
基を表わす)又は次式 (ここでR2及びR3は同一又は異なっていてよく、1〜8
個の炭素原子を含有するアルキル基を表わす) の基を表わす〕 の化合物を作用させて次式(V) の化合物を得、この化合物に塩基性試剤を作用させて次
式(VI) (ここでRは前記したものと同じ意味を有する) の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物を式
(VI)の化合物の製造に使用する方法にある。
Rがアルキル基を表わすときは、それは好ましくはメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、シクロブチル、n−
ペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メンチル
又は1,1−ジメチルアリル基である。このアルキル基の
置換基である官能基とは、好ましくはハロゲン原子、OH
若しくはSH基、OR′若しくはSR′基(R′は1〜8個の
炭素原子を含有するアルキル基を表わす)、NO2基、 は同一又は異なつていてよく、水素原子又は1〜8個の
炭素原子を含有するアルキル基を表わす)、−C=N−
基、PO4H2、又はCO alk′1、SO2 alk′2若しくはSO3
alk′3(alk′1、alk′2又はalk′3は1〜18個の炭
素原子を有するアルキル基を表わす)を意味する。
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、シクロブチル、n−
ペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メンチル
又は1,1−ジメチルアリル基である。このアルキル基の
置換基である官能基とは、好ましくはハロゲン原子、OH
若しくはSH基、OR′若しくはSR′基(R′は1〜8個の
炭素原子を含有するアルキル基を表わす)、NO2基、 は同一又は異なつていてよく、水素原子又は1〜8個の
炭素原子を含有するアルキル基を表わす)、−C=N−
基、PO4H2、又はCO alk′1、SO2 alk′2若しくはSO3
alk′3(alk′1、alk′2又はalk′3は1〜18個の炭
素原子を有するアルキル基を表わす)を意味する。
Rがヘテロ原子で中断されたアルキル基を表わすとき
は、それは好ましくはCH2OCH3、(CH2)2OCH3、CH2CH2O
CH2CH3、 基である。
は、それは好ましくはCH2OCH3、(CH2)2OCH3、CH2CH2O
CH2CH3、 基である。
Rがアラルキル基を表わすときは、それは、好ましく
はベンジル基である。
はベンジル基である。
Rがアリール基を表わすときは、それは好ましくはフ
エニル基である。
エニル基である。
Xは好ましくは塩素又は臭素原子を表わす。
Zの定義において、R1、R2及びR3は、好ましくはメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル
若しくはn−ブチル基、又は1個以上のアルキル基で置
換されていてよいフエニル基を表わす。
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル
若しくはn−ブチル基、又は1個以上のアルキル基で置
換されていてよいフエニル基を表わす。
式(V)の化合物に作用させる塩基性試剤としては、
水素化金属、アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラ
ート、有機金属誘導体、水酸化アルカリ金属又はアルカ
リ土金属、炭酸アルカリ金属又はアルカリ土金属及び第
三アミドがあげられる。
水素化金属、アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラ
ート、有機金属誘導体、水酸化アルカリ金属又はアルカ
リ土金属、炭酸アルカリ金属又はアルカリ土金属及び第
三アミドがあげられる。
好ましい塩基性試剤としては、水酸化ナトリウム又は
水酸化カリウムがあげられる。
水酸化カリウムがあげられる。
さらに特定すれば、本発明の主題は、式(I)の化合
物がラセミ体であり、式(IV)の化合物がラセミ体であ
つて基RO(Rは前記の通りである)及びOHがtrans位置
にあるものであり、式(V)の化合物がラセミ体であつ
て基ZO(Zは前記の通りである)及びORがtrans位置に
あるものであり、そして得られる式(IV)の化合物がラ
セミ体であることを特徴とする方法にある。
物がラセミ体であり、式(IV)の化合物がラセミ体であ
つて基RO(Rは前記の通りである)及びOHがtrans位置
にあるものであり、式(V)の化合物がラセミ体であつ
て基ZO(Zは前記の通りである)及びORがtrans位置に
あるものであり、そして得られる式(IV)の化合物がラ
セミ体であることを特徴とする方法にある。
特に、本発明の主題は、Rがメチル、エチル又はt−
ブチル基を表わすことを特徴とする方法並びにZが−SO
2CH3基を表わすことを特徴とする方法にある。
ブチル基を表わすことを特徴とする方法並びにZが−SO
2CH3基を表わすことを特徴とする方法にある。
また、本発明の主題は、次式 (1R)−cis−3,3−ジメチル−2−(ジヒドロキシメチ
ル)−1−シクロプロパンカルボン酸のラクトン(化合
物P)のエナンチオマー選択的製造を特徴とする方法に
ある。化合物Pは生物活性ピレスリノイドの合成に用い
られる(例えば、フランス国特許第1,580,474号参
照)。
ル)−1−シクロプロパンカルボン酸のラクトン(化合
物P)のエナンチオマー選択的製造を特徴とする方法に
ある。化合物Pは生物活性ピレスリノイドの合成に用い
られる(例えば、フランス国特許第1,580,474号参
照)。
化合物Pの製造は次式によつて要約できる。
〔実施例〕 以下の実施例は本発明を例示するものであつて、本発
明を何ら制限するものではない。
明を何ら制限するものではない。
例1:ラセミ形の5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒ
ドロ−2−ピロン 25.2gの4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロ−α−ピロン
の溶液に0℃で43.16gのm−クロル過安息香酸を加え
る。反応混合物を3時間かきまぜ、温度を室温まで上昇
させる。得られた沈殿を過し、塩化メチレンでペース
ト状となし、液をチオ硫酸ナトリウム溶液で、次いで
重炭酸ナトリウム飽和溶液で洗い、最後に水洗する。有
機相を乾燥し、減圧下に蒸発乾固する。これにより28.5
gの粗生成物を回収した。このものをシリカでクロマト
グラフイーし、ヘキサンとイソプロピルエーテルとの混
合物で溶離することによつて精製し23.08gの所望化合物
を得た。融点約22℃。
ドロ−2−ピロン 25.2gの4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロ−α−ピロン
の溶液に0℃で43.16gのm−クロル過安息香酸を加え
る。反応混合物を3時間かきまぜ、温度を室温まで上昇
させる。得られた沈殿を過し、塩化メチレンでペース
ト状となし、液をチオ硫酸ナトリウム溶液で、次いで
重炭酸ナトリウム飽和溶液で洗い、最後に水洗する。有
機相を乾燥し、減圧下に蒸発乾固する。これにより28.5
gの粗生成物を回収した。このものをシリカでクロマト
グラフイーし、ヘキサンとイソプロピルエーテルとの混
合物で溶離することによつて精製し23.08gの所望化合物
を得た。融点約22℃。
NMRスペクトル、CDCl3 gem−メチルのプロトン 1.13−1.26ppm 3位置のプロトン 2.03−2.75ppm 6位置のプロトン 5.22−5.27ppm 他のプロトン(5位置) 2.98−3.05ppm 例2:(5R,6S)−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ
−2−ピロン(化合物IA)及び(5S,6R)−エポキシ−
4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン(化合物IB) 2.52gの4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロ−α−ピロ
ン、25ccのトルエン(シリポライト上に貯蔵した)、4.
12gのL(+)−酒石酸ジエチル及び110mgのモリブデン
ヘキサカルボニルを含有する溶液を0℃に冷却する。次
いで25ccの2.9Mt−ブチルヒドロペルオキシドトルエン
溶液を0℃で加える。反応混合物を周囲温度に戻し、20
日間かきまぜ続ける。反応混合物を10gの酒石酸、25gの
硫酸第二鉄及び100ccの水よりなる溶液中に注ぐ。トル
エンで洗浄し、混合物を15℃〜20℃で1時間かきまぜ
る。沈降させ、生成物をトルエンで抽出し、抽出物を水
洗し、乾燥し、溶媒の除去が完全となるまで蒸留する。
得られた油状物をクロマトグラフイーし、ヘキサン/イ
ソプロピルエーテル(1:1)混合物で溶離する。Rf=0.1
5を有する生成物を単離した。溶媒を蒸発させた後、436
mgの生成物を回収し、これを再びクロマトグラフイー
し、ヘキサン/酢酸エチル(85:15)混合物で溶離す
る。Rf=0.2を有する生成物を単離し、溶媒を真空下に
除去し、232mgの所望生成物を回収した。融点22℃。
〔α〕D=−33゜±2゜(c=0.6%トルエン)。
−2−ピロン(化合物IA)及び(5S,6R)−エポキシ−
4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン(化合物IB) 2.52gの4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロ−α−ピロ
ン、25ccのトルエン(シリポライト上に貯蔵した)、4.
12gのL(+)−酒石酸ジエチル及び110mgのモリブデン
ヘキサカルボニルを含有する溶液を0℃に冷却する。次
いで25ccの2.9Mt−ブチルヒドロペルオキシドトルエン
溶液を0℃で加える。反応混合物を周囲温度に戻し、20
日間かきまぜ続ける。反応混合物を10gの酒石酸、25gの
硫酸第二鉄及び100ccの水よりなる溶液中に注ぐ。トル
エンで洗浄し、混合物を15℃〜20℃で1時間かきまぜ
る。沈降させ、生成物をトルエンで抽出し、抽出物を水
洗し、乾燥し、溶媒の除去が完全となるまで蒸留する。
得られた油状物をクロマトグラフイーし、ヘキサン/イ
ソプロピルエーテル(1:1)混合物で溶離する。Rf=0.1
5を有する生成物を単離した。溶媒を蒸発させた後、436
mgの生成物を回収し、これを再びクロマトグラフイー
し、ヘキサン/酢酸エチル(85:15)混合物で溶離す
る。Rf=0.2を有する生成物を単離し、溶媒を真空下に
除去し、232mgの所望生成物を回収した。融点22℃。
〔α〕D=−33゜±2゜(c=0.6%トルエン)。
IA/IBの比は3:2である。
例3 D(−)−酒石酸ジエチルを用いて例2と同じ態様で
実施することによつてIA/IB=2.3である所期化合物の混
合物を得た。
実施することによつてIA/IB=2.3である所期化合物の混
合物を得た。
例4 L(+)−酒石酸ジエチルの代りにL(+)−酒石酸
ジイソプロピルを用いることを除いて、例2と同じ態様
で実施することによつて例2と同じ結果を得た。
ジイソプロピルを用いることを除いて、例2と同じ態様
で実施することによつて例2と同じ結果を得た。
例2、3及び4において、エナンチオマー純度は、20
%のトリス〔3−(トリフルオルメチルヒドロキシメチ
レン)−(+)−カルホラト〕ユーロピウムIII、Eu(t
fc)3の存在下にNMRにより評価した。
%のトリス〔3−(トリフルオルメチルヒドロキシメチ
レン)−(+)−カルホラト〕ユーロピウムIII、Eu(t
fc)3の存在下にNMRにより評価した。
CDCl3中の振動数(ppm) 応用例1:DL−6−メトキシ−5−ヒドロキシ−4,4−ジ
メチルテトラヒドロ−2−ピロン 1.42gの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ
−2−ピロン(mp22℃)、14ccの塩化メチレン及び32
0mgのメタノールを含有する溶液に1滴のp−トルエン
スルホン酸を15℃で加える。混合物を3時間30分かきま
ぜて温度を−10℃に上昇させ、0.4ccのメタノールを加
え、混合物を−10℃で16時間かきまぜ、40.4ccのメタノ
ールと少量のp−トルエンスルホン酸を加える。この混
合物を48時間かきまぜて室温に戻す。沈降させ、有機相
を重炭酸ナトリウム飽和溶液で洗い、次いで水洗し、乾
燥し、減圧下に蒸留乾固する。しかして、1.45gの粗生
成物を回収し、これをシリカでクロマトグラフイーし、
ヘキサン/酢酸エチル(1:1)混合物で溶離する。1.42g
の所望化合物を得た。融点72℃。Rf=0.20。
メチルテトラヒドロ−2−ピロン 1.42gの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ
−2−ピロン(mp22℃)、14ccの塩化メチレン及び32
0mgのメタノールを含有する溶液に1滴のp−トルエン
スルホン酸を15℃で加える。混合物を3時間30分かきま
ぜて温度を−10℃に上昇させ、0.4ccのメタノールを加
え、混合物を−10℃で16時間かきまぜ、40.4ccのメタノ
ールと少量のp−トルエンスルホン酸を加える。この混
合物を48時間かきまぜて室温に戻す。沈降させ、有機相
を重炭酸ナトリウム飽和溶液で洗い、次いで水洗し、乾
燥し、減圧下に蒸留乾固する。しかして、1.45gの粗生
成物を回収し、これをシリカでクロマトグラフイーし、
ヘキサン/酢酸エチル(1:1)混合物で溶離する。1.42g
の所望化合物を得た。融点72℃。Rf=0.20。
NMRスペクトル、CDCl3 OCH3のH 3.6ppm gem−メチルのプロトン 1.06−1.1ppm 3位置のプロトン 2.2−2.4ppm 2.5−2.77ppm 6位置のプロトン 4.95−5.06ppm 5位置のプロトン 3.4−3.5ppm 応用例2:6,6−ジメチル−4−(1−メチルエトキシ)
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン 工程A:DL−6−(1−メチルエトキシ)−5−ヒドロキ
シ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 7gの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2
−ピロン、35ccの1−メチルエタノール及び350mgのp
−トルエンスルホン酸を室温で23時間かきまぜ続ける。
反応混合物を水で希釈し、塩化メチレンで抽出し、抽出
物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗い、減圧下に蒸留
乾固する。このようにして9.18gの粗製の所望化合物を
得、これをシリカでクロマトグラフイーし、ヘキサン/
酢酸エチル混合物で溶離することによつて精製する。2.
597gの所望化合物を得た。融点50℃。
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン 工程A:DL−6−(1−メチルエトキシ)−5−ヒドロキ
シ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 7gの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2
−ピロン、35ccの1−メチルエタノール及び350mgのp
−トルエンスルホン酸を室温で23時間かきまぜ続ける。
反応混合物を水で希釈し、塩化メチレンで抽出し、抽出
物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗い、減圧下に蒸留
乾固する。このようにして9.18gの粗製の所望化合物を
得、これをシリカでクロマトグラフイーし、ヘキサン/
酢酸エチル混合物で溶離することによつて精製する。2.
597gの所望化合物を得た。融点50℃。
NMRのスペクトル、CDCl3 メチルのプロトン 1.06〜1.31ppm 3位置炭素のプロトン 2.38〜2.41ppm 5位置炭素のプロトン 3.4 〜3.5 ppm 6位置炭素のプロトン 5.1 〜5.2 ppm 工程B:6−(1−メチルエトキシ)−5−メチルスルホ
ニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 1.556gの6−(1−メチルエトキシ)−5−ヒドロキ
シ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン、7.5ccの
ピリジン及び1ccの塩化メタンスルニルを3時間かきま
ぜ続ける。反応混合物を1N塩酸で希釈し、塩化メチレン
で抽出し、抽出物を水洗し、乾燥し、減圧下に蒸留乾固
する。2.096gの所望化合物を得た。融点75℃。
ニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 1.556gの6−(1−メチルエトキシ)−5−ヒドロキ
シ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン、7.5ccの
ピリジン及び1ccの塩化メタンスルニルを3時間かきま
ぜ続ける。反応混合物を1N塩酸で希釈し、塩化メチレン
で抽出し、抽出物を水洗し、乾燥し、減圧下に蒸留乾固
する。2.096gの所望化合物を得た。融点75℃。
NMRスペクトル、CDCl3 gem−メチルのプロトン 1.06〜1.31ppm 3位置炭素のプロトン 2.38〜2.41ppm 5位置炭素のプロトン 3.4 〜3.5 ppm 6位置炭素のプロトン 5.1 〜5.2 ppm メチルエトキシ基のメチルのプロトン1.23及び1.27pp
m 1−メチルエトキシ基の1位置炭素のプロトン4.14pp
m 工程C:6,6−ジメチル−4−(1−メチルエトキシ)−
3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン、ラ
セミ形 1.94gの6−(1−メチルエトキシ)−5−メチルス
ルホニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピ
ロン、10容の塩化メチレン、2.5重量%の塩化トリエチ
ルブチルアンモニウム及び5容の50%濃度水酸化ナトリ
ウム溶液を含有する混合物をかきまぜ続ける。反応の進
展をTLCにより追跡する。反応が完了したならば、反応
混合物を塩水溶液で希釈し、塩化メチレンで抽出し、抽
出物を塩水溶液で洗う。抽出物を乾燥し、溶媒が完全に
除去されるまで減圧蒸留する。残留物をシリカでクロマ
トグラフイーし、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)混合物
で溶離する。908mgの所望混合物を得た。融点約50℃。
m 1−メチルエトキシ基の1位置炭素のプロトン4.14pp
m 工程C:6,6−ジメチル−4−(1−メチルエトキシ)−
3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン、ラ
セミ形 1.94gの6−(1−メチルエトキシ)−5−メチルス
ルホニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピ
ロン、10容の塩化メチレン、2.5重量%の塩化トリエチ
ルブチルアンモニウム及び5容の50%濃度水酸化ナトリ
ウム溶液を含有する混合物をかきまぜ続ける。反応の進
展をTLCにより追跡する。反応が完了したならば、反応
混合物を塩水溶液で希釈し、塩化メチレンで抽出し、抽
出物を塩水溶液で洗う。抽出物を乾燥し、溶媒が完全に
除去されるまで減圧蒸留する。残留物をシリカでクロマ
トグラフイーし、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)混合物
で溶離する。908mgの所望混合物を得た。融点約50℃。
NMRスペクトル、CDCl3 gem−メチルのプロトン 1.17〜1.2 ppm ヘキサンの1及び5位置のプロトン 2.02ppm 1−メチルエトキシ基を持つ炭素のプロトン5.27ppm
エトキシ基の1位置炭素のプロトン 3.82−4.21ppm 応用例3:6,6−ジメチル−4−(1,1−ジメチルエトキ
シ)−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オ
ン 工程A:6−(1,1−ジメチルエトキシ)−5−ヒドロキシ
−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 500mgの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ
ピリジン、5ccの1,1−ジメチルエタノール及び2.5mgの
p−トルエンスルホン酸を室温で41時間かきまぜる。1c
cのピリジンを加え、混合物を溶媒が完全に除去される
まで減圧蒸留する。このようにして得られた生成物は、
さらに処理することなく次の工程に用いる。
エトキシ基の1位置炭素のプロトン 3.82−4.21ppm 応用例3:6,6−ジメチル−4−(1,1−ジメチルエトキ
シ)−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オ
ン 工程A:6−(1,1−ジメチルエトキシ)−5−ヒドロキシ
−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロン 500mgの5,6−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ
ピリジン、5ccの1,1−ジメチルエタノール及び2.5mgの
p−トルエンスルホン酸を室温で41時間かきまぜる。1c
cのピリジンを加え、混合物を溶媒が完全に除去される
まで減圧蒸留する。このようにして得られた生成物は、
さらに処理することなく次の工程に用いる。
工程B:6−(1,1−ジメチルエトキシ)−5−メチルスル
ホニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロ
ン 工程Aで得た生成物に5ccのピリジンと1ccの塩化メタ
ンスルホニルを加える。反応混合物を3時間30分かきま
ぜ続ける。次いでこれを1N塩酸で希釈し、塩化メチレン
で抽出し、抽出物を水洗し、乾燥し、得られた生成物を
減圧蒸留する。このようにして677mgの所望化合物を粗
製で得、これをシリカでクロマトグラフイーし、ヘキサ
ン/酢酸エチル(7:3)混合物で溶離することによつて
精製する。410mgの所望化合物を得た。融点64℃。
ホニルオキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−2−ピロ
ン 工程Aで得た生成物に5ccのピリジンと1ccの塩化メタ
ンスルホニルを加える。反応混合物を3時間30分かきま
ぜ続ける。次いでこれを1N塩酸で希釈し、塩化メチレン
で抽出し、抽出物を水洗し、乾燥し、得られた生成物を
減圧蒸留する。このようにして677mgの所望化合物を粗
製で得、これをシリカでクロマトグラフイーし、ヘキサ
ン/酢酸エチル(7:3)混合物で溶離することによつて
精製する。410mgの所望化合物を得た。融点64℃。
NMRスペクトル、CDCl3 gem−メチルのプロトン 1.06〜1.20ppm 3位置炭素のプロトン 2.23〜2.56ppm 6位置炭素のプロトン 5.58ppm 5位置炭素のプロトン 4.5 ppm OSO2CH3基のメチルのプロトン 3.13ppm 工程C:6,6−ジメチル−4−(1,1−ジメチルエトキシ)
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン 例2の6,6−ジメチル−4−(1−メチルエトキシ)
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オンの
製造と同じ方法により、100mgの対応1,1−ジメチルエト
キシ化合物より出発して実施することによつて、52mgの
所望化合物を得た。融点115℃。
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オン 例2の6,6−ジメチル−4−(1−メチルエトキシ)
−3−オキサビシクロ〔3.1.0〕ヘキサン−2−オンの
製造と同じ方法により、100mgの対応1,1−ジメチルエト
キシ化合物より出発して実施することによつて、52mgの
所望化合物を得た。融点115℃。
NMRスペクトル、CDCl3 gem−メチルのプロトン 1.14〜1.19ppm シクロプロパンの1及び3位置炭素のプロトン2.23〜
2.56ppm 1,1−ジメチルエトキシ基を持つ炭素のプロトン5.36p
pm 1,1−ジメチルエトキシ基のメチルのプロトン1.3 ppm
2.56ppm 1,1−ジメチルエトキシ基を持つ炭素のプロトン5.36p
pm 1,1−ジメチルエトキシ基のメチルのプロトン1.3 ppm
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 493/00 - 493/22 C07D 309/00 - 309/40
Claims (7)
- 【請求項1】新規な次式(I) の化合物。
- 【請求項2】請求項1に記載の式(I)の化合物を製造
する方法であって、次式(II) の化合物にエポキシ化剤を作用させて式(I)の化合物
を得、要すればこの化合物をそのエナンチオマーのそれ
ぞれに分離することを特徴とする式(I)の化合物の製
造法。 - 【請求項3】エポキシ化剤が無機若しくは有機過酸、又
は過酸化水素単独、又は酸素原子を移動させることがで
きる酸化剤の存在下での過酸化水素、又は単離された生
化学剤若しくは微生物酸化を伴なう複雑な媒質中の生化
学剤であることを特徴とする請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】請求項1に記載の式(I)の化合物を製造
する方法であって、次式(II) の化合物に金属触媒及びキラルな試剤の存在下にエポキ
シ化剤を作用させて次式(IA) の(5R,6S)−エポキシ−4,4−ジメチルテトラヒドロ−
2−ピロンと次式(IB) の光学的対掌体、即ち、(5S,6R)−エポキシ−4,4−ジ
メチルテトラヒドロ−2−ピロンとの非等分子比にある
混合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物の製造
法。 - 【請求項5】金属触媒がモリブデンヘキサカルボニルで
あり、キラルな試剤がL(+)−又はD(−)−酒石酸
ジアルキルであり、エポキシ化剤がt−ブチルヒドロペ
ルオキシドであることを特徴とする請求項4記載の製造
法。 - 【請求項6】請求項1に記載の式(I)の化合物に次式
(III) R−OH (III) (ここでRは1個以上の官能基で置換されていてよく、
またヘテロ原子を含有していてもよい線状、分岐状若し
くは環状のアルキル基を表わし、又はRは18個までの炭
素原子を含有するアラルキル基を表わし、又はRは14個
までの炭素原子を含有するアリール基を表わす。) のアルコールを作用させて対応する次式(IV) の化合物を得、この化合物に次式 Z−X 〔ここでXはハロゲン原子を表わし、Zは基R1A(ここ
でR1は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基又は置
換されていてもよいアリール基を表わし、Aは−SO2−
基を表わす。)又は次式 (ここでR2及びR3は同一又は異なっていてよく、1〜8
個の炭素原子を含有するアルキル基を表わす。) の基を表わす。〕 の化合物を作用させて次式(V) の化合物を得、この化合物に塩基性試剤を作用させて次
式(VI) (ここでRは前記したものと同じ意味を有する。) の化合物を得ることを特徴とする式(I)の化合物を式
(VI)の化合物の製造に使用する方法。 - 【請求項7】式(I)の化合物がラセミ体であり、式
(IV)の化合物がラセミ体であって基RO(ここでRは前
記の通りである。)及びOHがトランス位置にあるもので
あり、式(V)の化合物がラセミ体であって基ZO(ここ
でZは前記の通りである。)及びORがトランス位置にあ
るものであり、そして得られる式(VI)の化合物がラセ
ミ体であることを特徴とする請求項6記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8700150A FR2609466B1 (fr) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | Nouveaux derives de la 4,4-dimethyl tetrahydro pyr-2-one, leur procede de preparation et leur application a la synthese de produits pyrethrinoides |
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FR878710792A FR2618781B2 (fr) | 1987-01-09 | 1987-07-30 | Procede de preparation de derives de la 4,4-dimethyl tetrahydro pyr-2-one |
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WO2011028571A1 (en) * | 2009-09-01 | 2011-03-10 | Tapestry Pharmaceuticals, Inc. | Taxane analogues, their use, pharmaceutical compositions containing them, and processes for their preparation |
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GB2052479B (en) * | 1979-04-06 | 1983-04-07 | Shell Int Research | Bicyclohexane compound useful as an intermediate in the preparation of pyrethroid insecticides |
FR2458533A1 (fr) * | 1979-06-06 | 1981-01-02 | Roussel Uclaf | Acide pentenoique substitue, son procede de preparation et son application a la preparation de derives cyclopropaniques substitues |
DE3171470D1 (en) * | 1980-05-30 | 1985-08-29 | Shell Int Research | Process for the preparation of dihalomethylene-lactones |
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-
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