JP2755317B2 - 送風機 - Google Patents

送風機

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JP2755317B2
JP2755317B2 JP3297092A JP29709291A JP2755317B2 JP 2755317 B2 JP2755317 B2 JP 2755317B2 JP 3297092 A JP3297092 A JP 3297092A JP 29709291 A JP29709291 A JP 29709291A JP 2755317 B2 JP2755317 B2 JP 2755317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水性を高めた送風機
に関するもので、例えば、車両用空調装置に用いられる
送風機に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空調装置の送風機とし
ては、ファンケースに溜る雨水や洗車時の水が送風ファ
ンを駆動するモータ内部に侵入するのを防止するため、
モータ端面に設けられる通風口に防水カバーを設けたも
のが知られている。例えば、図4に示す送風機1は、フ
ァンケース8内に収納される送風ファン2をモータ3に
より駆動するもので、モータ端面3aの軸周囲に通風口
3bを有し、このモータ端面3aを覆うように防水カバ
ー4が固定される。この防水カバー4の頂面には、ファ
ンケース8の床面8aよりも高い位置に複数の筒体6が
形成される。外気吸込口9からファンケース8内に導入
される水は、筒体6によりモータ3内に侵入しにくくな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用空調装置の送風機によると、比較的複雑な形状を
もつ防水カバー4の製造コストが大になりやすく、ま
た、筒体6の口径が比較的小さいことからモータ3の冷
却風通路が筒体6の部分で狭くなるので、モータ3内が
充分に冷却されず、モータ3のブラシの寿命が短くなり
やすいという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、比較的簡単な構成でモータ内部へ
の浸水を防止するとともにモータの冷却風通路を充分に
確保するようにした送風機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による送風機は、空気吸込口および空気吐出口
を有するファンケースと、前記ファンケース内で前記空
気吸い込み口の重力方向下側の位置に収納される送風フ
ァンと、前記ファンケースに固定され、前記送風ファン
の重力方向下側の位置に設けられ、前記送風ファンを駆
動するモータとを備えた送風機であって、前記モータ外
壁に設けられ、前記ファンケース内に開口する通風口
と、前記ファンケース内壁のうち前記送風ファンよりも
重力方向下側位置に形成され、前記ファンケース内に溜
る水が前記送風ファンの風圧により前記モータ周囲から
前記通風口に案内されるのを防ぎ止める突起とを有する
ことを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の送風機によると、空気吸込口からファ
ンケース内に水が導入された場合、ファンケース内に溜
る水のモータ側への流れがファンケース内壁の突起によ
りが遮られるため、モータ通風口からモータ内部への水
の侵入が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の第1実施例による送風機を図1および図
2に示す。図1に示すように、車両用空調装置の空気通
路に設けられる送風機10は、ブロアケース11内にモ
ータ13により駆動される送風ファン12が収納され、
車室の内気または外気を吐出口15から冷房または暖房
用の熱交換器に供給するようになっている。送風ファン
12はシロッコ型のもので、モータ13側に凹面12a
を有するものである。
【0008】内気または外気が導入されるブロアケース
11には、カウルインナーパネル16、ダッシュパネル
17、および隔壁18が連結される。隔壁18は、カウ
ルインナーパネル16とダッシュパネル17の間に配置
され、カウルインナーパネル16とダッシュパネル17
により形成される空気通路を内気通路19および外気通
路20に分割している。ブロアケース11の頂部に取付
けられるダンパ52は、ブロアケース11の内気吸込口
21および外気吸込口22を開閉するように支軸23を
中心に回動し、ブロアケース11に取入れる空気を内気
または外気に切替える。図1に示す状態では、ダンパ5
2は外気導入位置に設定されている。
【0009】ブロアケース11内に送風ファン12とほ
ぼ同軸な位置に固定される環状のベルアウス25は、ブ
ロアケース11内に導入される内気また外気を送風ファ
ン12側に案内する。また、ガイド機構26は、ブロア
ケース11の吐出口15に設けられ、送風の一部をモー
タ13側に案内する。ブロアーケース11の底部に設け
られるモータ13は、モータケース27にモータハウジ
ング39が固定され、ブロアーケース11内にモータ軸
14を縦方向にして配置している。ここで、縦方向と
は、重力方向をいう。モータ軸14は、モータハウジン
グ39の上端面39aおよび下端面39bに設けられる
通風口28および29に挿入され、送風ファン12の凹
面12a中央に設けられたボス部12bに上端面39a
側のモータ軸14の端部が固定される。そして、モータ
ハウジング39の内部には、モータ軸14に固定される
ブラシ38および回転子36、ならびにモータハウジン
グ39の内周壁に固定される固定子37が収納されてい
る。
【0010】ガイド機構26からモータハウジング39
の下端面39bの通風口29にモータ冷却風を導くガイ
ドパネル30は、案内管30aを有し、案内管30aの
開口部がガイド機構26の開口部に連通するように、ブ
ロアケース11およびモータケース27に連結される。
スクリュー32は、案内管30aおよびガイド機構26
を気密に保持するように、案内管30aの端部とモータ
ケース27とを固定する。これにより、モータ冷却風
は、ガイド機構26およびガイドパネル30によって形
成される冷却風通路35を通り、通風口29からモータ
13内部に導入され、モータ13内に収納される回転子
36、固定子37およびブラシ38を冷却し、通風口2
8からモータ13の外部に排出される。
【0011】ブロアケース11の下端開口部に固定され
るモータケース27は、モータ13の外周面を固定する
筒部40と筒部40の外周面に径外方向に形成されるフ
ランジ41とを有し、樹脂等により一体成形される。フ
ランジ外周端部には、ブロアケース11下端の環状凸部
11aに嵌合可能な環状溝41aが形成され、スクリュ
ー42により環状凸部11aと環状溝41aが気密に固
定されている。
【0012】そして、フランジ41のブロアケース11
内側に筒部40を取囲むように環状突起43が形成され
る。環状突起43は、送風ファン12の凹面12a側に
延びるように形成され、送風ファン12の回転時に凹面
12aと環状突起43の先端部とが接触しないように、
凹面12aと環状突起43の間に隙間が形成される。筒
部40から環状突起43までの距離は、例えば数cm程
度に設定され、環状突起43の高さは、例えば15mm
程度に設定される。環状突起43の形成方法について
は、モータケース27の筒部40およびフランジ41と
ともに一体成形可能である。
【0013】送風時、外気吸込口22からブロアケース
11内に大量の水が導入され、図1に示すように、モー
タケース27のフランジ41上に水が溜ると、フランジ
41上に溜る水は、送風ファン12の風圧により図1矢
印aに示すように、環状突起40を乗越えようとする。
特に、図2に示すブロアケース11のノーズ部11aと
環状突起43の間は、図2矢印bに示すブロアケース1
1内の風の流れの最も下流側になるので、送風ファン1
2による風圧が高まりやすく水位が高くなる。そして、
環状突起43の径方向外側に接する水の水位が環状突起
43の高さを超えると、環状突起43を乗越えて環状突
起43とモータケース27の筒部40との隙間に水が侵
入する。しかしながら、環状突起43とモータケース2
7の筒部40との隙間に溜る水は、環状突起43により
送風ファン12の風圧を受けることがないため、モータ
ハウジング39の上端面側に押上げられることはなく、
したがって、通風口28からモータハウジング39内に
水が侵入することはない。
【0014】また、モータ13内を通って通風口28か
ら排出されるモータ冷却風は、送風ファン12の凹面1
2aに沿って流れ、ファンケース11内を通り、再び吐
出口15に循環する。このため、図1矢印aに示すよう
な水の押上げは、モータ冷却風の風圧よっても抑制され
る。前記第1実施例における環状突起43に切欠きを設
けることにより、筒部40と環状突起43との間に溜る
水を切欠きから排出するようにしてもよい。この場合、
ノーズ部11aと環状突起43の間はフランジ上に溜る
水の水位が高まりやすいので、切欠きを設ける位置をノ
ーズ部11aから比較的離れた位置にする。
【0015】本発明の第2実施例を図3に示す。第2実
施例による送風機は、モータケース27の筒部40の送
風ファン12側先端に径外方向に延びる環状突起50を
設けたものである。環状突起50は、モータケース27
と一体に成形され、送風ファン12の凹面12aに接触
しない程度の長さに設定される。環状突起50の位置
は、筒部40の先端部に限らず、筒部40の先端から僅
かに下の部分に形成してもよいし、また、水の侵入しや
すい部分と侵入しにくい部分とに高低差を設けてもよ
い。なお、第2実施例において第1実施例と実質的に同
一の構成部分には同一の符号を付し説明を省略する。
【0016】送風時、送風ファン12の風圧によりモー
タケース27の周囲でブロアケース11内に溜る水の水
位が上昇すると、環状突起50の下端面50aにより水
位の上昇が抑えられるので、モータ上端面39aの通風
口28に水が侵入しない。前記第1実施例および第2実
施例では、モータ13を取囲むように、環状突起43、
環状突起50を設けたが、環状突起をモータ13の全周
ではなく、水の侵入しやすいブロアケース11のノーズ
部11a付近のみに設けることもできる。また、前記第
1実施例および第2実施例は、モータ軸14を重力方向
に配置したものであるが、モータ軸14を重力方向に対
し所定の角度を付けて配置してもよい。さらに、モータ
13の温度上昇が低い場合には、モータ冷却風通路を形
成するガイド機構26およびガイドパネル30を廃止す
ることも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送風機に
よれば、ファンケース内に溜る水の流れを規制すること
でモータ内に水が侵入するのを防止するため、モータ内
部の冷却風通路が充分に確保され、モータの耐久性を向
上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による送風機を示す縦断面
図である。
【図2】図1に示す送風機のA−A線横断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による送風機を示す縦断面
図である。
【図4】従来例による送風機を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 送風機 11 ブロアケース(ファンケース) 12 送風ファン 13 モータ 15 吐出口(空気吐出口) 21 内気吸込口(空気吸込口) 22 外気吸込口(空気吸込口) 28 通風口(通風口) 43 環状突起(突起)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込口および空気吐出口を有するフ
    ァンケースと、前記ファンケース内で前記空気吸い込み
    口の重力方向下側の位置に収納される送風ファンと、前
    記ファンケースに固定され、前記送風ファンの重力方向
    下側の位置に設けられ、前記送風ファンを駆動するモー
    タとを備えた送風機であって、 前記モータ外壁に設けられ、前記ファンケース内に開口
    する通風口と、前記ファンケース内壁のうち前記送風フ
    ァンよりも重力方向下側位置に形成され、前記ファンケ
    ース内に溜る水が前記送風ファンの風圧により前記モー
    タ周囲から前記通風口に案内されるのを防ぎ止める突起
    とを有することを特徴とする送風機。
JP3297092A 1991-11-13 1991-11-13 送風機 Expired - Lifetime JP2755317B2 (ja)

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