JP2023161315A - 送風機 - Google Patents

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centrifugal fan
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靖洋 渡辺
Yasuhiro Watanabe
敦 鈴木
Atsushi Suzuki
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Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/60Mounting; Assembling; Disassembling
    • F04D29/62Mounting; Assembling; Disassembling of radial or helico-centrifugal pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/70Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning

Abstract

【課題】モータ内部への水の浸入を抑制することができる送風機を提供する。【解決手段】送風機は、モータ軸を有するモータと、モータ軸に接続され、モータの出力を受けてモータ軸の軸線回りに回転する遠心ファンと、軸線方向で遠心ファンとは反対側からモータを覆う筒部を有するモータケーシングと、を備え、モータケーシングは、筒部の外周面外側で、軸線の径方向外側に延びる鍔状リブを有する。【選択図】図3

Description

本開示は、送風機に関する。
特許文献1には、吸込口と吐出口とを有し、吸込口から空気を吸引して吐出口方向へ送風するようにファンが内蔵されたインテークユニットが開示されている。
実公平2-135700号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインテークユニットでは、吸込口を通じて外部から浸入した水がモータ内部に浸入するという問題があった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、モータ内部への水の浸入を抑制することができる送風機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る送風機は、モータ軸を有するモータと、前記モータ軸に接続され、前記モータの出力を受けて前記モータ軸の軸線回りに回転する遠心ファンと、前記軸線方向で前記遠心ファンとは反対側から前記モータを覆う筒部を有するモータケーシングと、を備え、前記モータケーシングは、前記筒部の外周面外側で、前記軸線の径方向外側に延びる鍔状リブを有する。
本開示の送風機によれば、モータ内部への水の浸入を抑制することができる。
本開示の実施形態に係る空調機を側方から見た図である。 本開示の実施形態に係る空調機を上方から見た図である。 本開示の実施形態に係る送風機を側方から見た図である。 本開示の実施形態に係る送風機の分解斜視図である。 本開示の実施形態に係る送風機を上方から見た図である。 本開示の実施形態に係るスロープ箇所の拡大斜視図である。 本開示の第一変形例に係る送風機を側方から見た図である。 本開示の第二変形例に係る送風機を側方から見た図である。 本開示の第三変形例に係る送風機を側方から見た図である。 本開示の第四変形例に係る送風機を側方から見た図である。 本開示の第五変形例に係る送風機を側方から見た図である。
(空調機)
以下、本開示の実施形態に係る送風機10を備える空調機1について、図1から図6を参照して説明する。
図1、図2に示す空調機1は、例えば車両に実装されている。
空調機1は、熱交換器2と、送風機10とを備える。
(熱交換器)
熱交換器2は、熱交換器本体3と、熱交換器ケーシング4とを備える。
熱交換器本体3は、送風機10から供給された風と熱交換を行い、温風または冷風を作り出す。
熱交換器ケーシング4には、熱交換器本体3が内蔵されている。
熱交換器ケーシング4は、供給口4aと、排出口4bとを有する。
供給口4aは、送風機10からの風を熱交換器ケーシング4の内部に供給する。排出口4bは、熱交換器2で作り出された温風または冷風を熱交換器ケーシング4の外部に排出する。
(送風機)
送風機10は、熱交換器2に風を供給する。
図2から図5に示すように、送風機10は、モータ20と、遠心ファン30と、スクロールケーシング40と、モータケーシング50と、を備える。なお、図2では、送風機10のスクロールケーシング40内部の細かい構成は省略され、遠心ファン30のみが単なる円として簡略化されて図示されている。また、図5では、モータ20および遠心ファン30が省略されて、モータケーシング50の筒部51の底部が図示されている。
(モータ)
モータ20は、モータ本体21と、モータ軸22とを有する。
モータ本体21は、円筒状に形成されている。
モータ軸22は、モータ本体21に同軸に形成されている。モータ軸22は、一方向に延びている。
以下、モータ軸22の軸線Oを単に「軸線O」と称する場合がある。また、モータ20の軸線O方向を単に「軸線O方向」と称し、軸線Oの径方向を単に「径方向」と称し、軸線Oの周方向を「周方向」と称する場合がある。
(遠心ファン)
遠心ファン30は、例えばシロッコファンである。遠心ファン30は、モータ軸22に接続され、モータ20の出力を受けて軸線O回りに回転する。
遠心ファン30は、ファン軸31と、多段羽根部32と、接続部33とを有する。
ファン軸31は、軸線O方向に延び、モータ軸22に接続されている。
多段羽根部32は、ファン軸31の径方向外側に設けられている。
多段羽根部32は、羽根部34と、円環部35とを有する。
羽根部34は、周方向に等間隔で複数設けられている。羽根部34は、軸線O方向に延びる棒状に形成されている。羽根部34の軸線O方向の両端部は、それぞれファン軸31の軸線O方向両外側に位置している。
円環部35は、複数の羽根部34の軸線O方向両側に一対設けられている。円環部35は、周方向に延びる円環状に形成されている。円環部35は、複数の羽根部34の端部を接続している。
接続部33は、ファン軸31と多段羽根部32との間に設けられている。接続部33は、ファン軸31と多段羽根部32とを径方向に接続する。接続部33は、羽根部34ごとに複数設けられている。複数の羽根部34は、周方向に等間隔で並んでいる。接続部33は、側面視で径方向に向かうにしたがい、軸線O方向に接近するアーチ状に形成されている。
(スクロールケーシング)
スクロールケーシング40には、遠心ファン30が内蔵されている。
スクロールケーシング40は、第一区画室41と、第二区画室42と、ノーズ部43とを有する。
(第一区画室)
第一区画室41には、遠心ファン30が内蔵されている。
第一区画室41は、吸込口44と、嵌込口45とを有する。
吸込口44は、軸線O方向で遠心ファン30を挟んでモータ20とは反対側に開口している。
嵌込口45は、軸線O方向で遠心ファン30を挟んで吸込口44とは反対側に開口している。
(第二区画室)
第二区画室42は、第一区画室41と連通している。
第二区画室42は、吐出口46を有する。
吐出口46は、軸線O方向に交差する方向で第一区画室41とは反対側に開口している。吐出口46は、熱交換器2の供給口4aに接続されている。
第一区画室41と第二区画室42とによって、遠心ファン30による吸込口44から吐出口46までの風流れの流路が形成される。
(ノーズ部)
ノーズ部43は、第一区画室41と第二区画室42との接続箇所に設けられている。ノーズ部43は、スクロールケーシング40内の流路に突出している。ノーズ部43は、吸込口44から遠心ファン30による風流れを整流し、吐出口46に導く。
(モータケーシング)
モータケーシング50は、モータ20を挟んで軸線O方向で遠心ファン30とは反対側に設けられている。モータケーシング50は、モータ20を収容する部材である。モータケーシング50は、樹脂材料により形成されている。
モータケーシング50は、筒部51と、フランジ52と、外環リブ53と、鍔状リブ54とを有する。
(筒部)
筒部51は、軸線O方向に延びる有底筒状の部材である。筒部51は、軸線O方向で遠心ファン30とは反対側からモータ20を覆っている。本実施形態では、筒部51は、円筒状に形成されている。
(フランジ)
フランジ52は、筒部51の外周面51aの全周にわたって設けられている。フランジ52は、筒部51の外周面51aから径方向外側に延びている。フランジ52は、スクロールケーシング40の嵌込口45に嵌め込まれている。嵌込口45は、フランジ52によって閉塞される。
(外環リブ)
外環リブ53は、筒部51の外周面51a外側に設けられている。外環リブ53は、筒部51から径方向外側に離間している。外環リブ53は、軸線O方向から見て円環状に形成されている。外環リブ53は、軸線O方向に延びている。外環リブ53の高さは、筒部51の高さよりも低い。
(鍔状リブ)
鍔状リブ54は、筒部51の外周面51a外側に設けられている。本実施形態では、鍔状リブ54は、径方向で最も外側の外環リブ53に設けられている。鍔状リブ54は、軸線Oの径方向外側、かつ、軸線O方向に垂直な方向に延びている。また、鍔状リブ54は、軸線O方向から見て円環状に形成されており、ノーズ部43に対応した位置に設けられている。すなわち、鍔状リブ54は、ノーズ部43に接近した位置に設けられている。
(スリット)
スリット55は、外環リブ53及び鍔状リブ54に形成されている。スリット55は、軸線Oを中心として互いに180度離間した位置に一対設けられている。スリット55は、外環リブ53を径方向に貫通するとともに、鍔状リブ54を軸線O方向に貫通している。
(スロープ)
図6に示すように、スロープ56は、筒部51と外環リブ53との間に設けられている。スロープ56は、周方向に延びるように形成されている。スロープ56は、スリット55に接近するにしたがい、フランジ52に接近するように形成されている。
(作用効果)
続いて、送風機10の作用について図2、図3を参照して説明する。
遠心ファン30がモータ20の出力を受けて軸線O回りに回転すると、外部の空気が吸込口44を通じて遠心ファン30に吸い込まれる。遠心ファン30に吸い込まれた空気は、遠心ファン30の径方向外側に排出される。これにより、スクロールケーシング40の第一区画室41内に風流れが生じる。この風流れは、ノーズ部43によって整流されて第一区画室41から第二区画室42に向けた流れとなる。
しかしながら、ノーズ部43では、逆流によりモータ20中心に向かう風流れが生じる。吸込口44からスクロールケーシング40内部に水Wが浸入すると、侵入した水Wがモータ20中心に向かう流れによってモータ20内部に浸入しようとする。
これに対し、本実施形態の送風機10では、鍔状リブ54や外環リブ53を設置することがで、モータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。以下、送風機10の各構成による作用効果を詳細に説明する。
本実施形態では、モータケーシング50は、軸線O方向で遠心ファン30とは反対側からモータ20を覆う筒部51と、筒部51の外周面51a外側で、軸線Oの径方向外側に延びる鍔状リブ54とを有する。
本実施形態によれば、送風機10は、筒部51によってモータ20内部に侵入しようとする水Wをせき止めることができる。さらに、送風機10は、鍔状リブ54によって、筒部51を超えてモータ20の内部に浸入しようとする水Wを、より確実にせき止めることができる。このように、送風機10は、筒部51と鍔状リブ54によってモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
本実施形態では、鍔状リブ54は、軸線O方向に垂直な方向に延びている。
本実施形態によれば、鍔状リブ54が遠心ファン30に向かって延びる場合と比較して、鍔状リブ54が、モータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めやすくなる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
また、鍔状リブ54が遠心ファン30に向かって延びる場合と比較して、鍔状リブ54を容易に形成できる。例えば、スライドコア等の金型機構によって鍔状リブ54を成形し、送風機10のコストアップを最小限に抑えることができる。
本実施形態では、鍔状リブ54は、軸線O方向から見て円環状に形成されている。
本実施形態によれば、鍔状リブ54は、筒部51の全周にわたって、モータ20内部に侵入しようとする水Wをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
本実施形態では、モータケーシング50は、筒部51の外周面51a外側で、軸線O方向から見て円環状に形成され、軸線O方向に延びる外環リブ53をさらに有する。
本実施形態によれば、送風機10は、外環リブ53によって、筒部51を超えてモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
本実施形態では、鍔状リブ54は、径方向で最も外側の外環リブ53に設けられている。
本実施形態によれば、送風機10は、筒部51から径方向外側に離間した位置で、鍔状リブ54によりモータ20内部に浸入しようとする流れをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
また、鍔状リブ54を容易に形成できる。例えば、スライドコア等の金型機構によって鍔状リブ54を成形し、送風機10のコストアップを最小限に抑えることができる。
本実施形態では、外環リブ53には、外環リブ53を径方向に貫通するスリット55が形成されている。
本実施形態によれば、送風機10は、筒部51と外環リブ53との間に溜まった水Wを、スリット55を通じて外環リブ53の外部に排出することができる。これにより、送風機10は、筒部51と外環リブ53との間に溜まった水Wが筒部51を超えてモータ20の内部に浸入しようとすることを抑制することができる。
本実施形態では、送風機10は、遠心ファン30が内蔵され、吸込口44、及び吐出口46を有するスクロールケーシング40を備える。
本実施形態によれば、吸込口44及び吐出口46の配置によって、送風機10内の風流れを任意の向きに設定することが可能となる。さらに、水Wがスクロールケーシング40内で生じた風流れに乗ってモータ20内部へ侵入しようとする場合でも、鍔状リブ54が水Wをせき止めることができる。このように、送風機10は、スクロールケーシング40によって風流れを任意の向きに設定しつつ、鍔状リブ54によってモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
本実施形態では、鍔状リブ54は、スクロールケーシング40のノーズ部43に対応した位置に設けられている。
ノーズ部43では、遠心ファン30による風流れが逆流し、モータ20中心に向かうに風流れが生じる。本実施形態によれば、鍔状リブ54が、このモータ20中心に向かう風流れに乗ってモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
<第一変形例>
以下、本開示の第一変形例に係る送風機10について、図7を参照して説明する。
図7に示すように、本変形では、鍔状リブ54は、筒部51や外環リブ53に対して傾斜するように設けられている。より具体的には、鍔状リブ54は、外環リブ53に設けられ、径方向外側に向かうにしたがい、遠心ファン30から漸次離間するように傾斜している。
この鍔状リブ54は、筒部51及び外環リブ53とは別体のパーツであることが望ましい。この場合、筒部51や外環リブ53に対して傾斜した環状リブを比較的容易に形成することができる。
なお、鍔状リブ54は、径方向外側に向かうにしたがい、遠心ファン30から漸次接近するように傾斜していてもよい。
また、鍔状リブ54は、筒部51に設けられていてもよい。
<第二変形例>
以下、本開示の第二変形例に係る送風機10について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、本変形では、筒部51の外周面51a外側に外環リブ53は設けられておらず、筒部51に外周面51aに鍔状リブ54が設けられている。
<第三変形例>
以下、本開示の第三変形例に係る送風機10について、図9を参照して説明する。
図9に示すように、本変形では、鍔状リブ54は、複数設けられている。より具体的には、鍔状リブ54は、筒部51及び外環リブ53にそれぞれ1つずつ設けられている。
本変形例によれば、鍔状リブ54が1つだけ設けられている場合と比較して、送風機10は、鍔状リブ54によってより良好にモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
なお、鍔状リブ54の個数は、送風機10の設計に合わせて適宜変更可能である。
<第四変形例>
以下、本開示の第四変形例に係る送風機10について、図10を参照して説明する。
図10に示すように、本変形では、鍔状リブ54は、複数設けられている。より具体的には、鍔状リブ54は、外環リブ53に2つ設けられている。2つの鍔状リブ54は、軸線O方向に間隔をあけて設けられている。
本変形例の送風機10は、上述した第三変形例の送風機10と同様の作用効果を奏することができる。
なお、鍔状リブ54の個数は、送風機10の設計に合わせて適宜変更可能である。
<第五変形例>
以下、本開示の第五変形例に係る送風機10について、図11を参照して説明する。
図11に示すように、本変形では、外環リブ53は、径方向に並んで複数層設けられている。より具体的には、外環リブ53は、径方向に並んで2つ設けられている。
鍔状リブ54は、複数層の外環リブ53のうち、径方向で最も外側の外環リブ53に設けられている。
本変形例では、外環リブ53は、径方向に並んで複数層設けられている。
これにより、外環リブ53が1つだけ設けられている場合と比較して、送風機10は、複数層の外環リブ53によってより良好にモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。これにより、送風機10は、より確実にモータ20内部への水Wの浸入を抑制することができる。
なお、外環リブ53の層数は、送風機10の設計に合わせて適宜変更可能である。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、鍔状リブ54は、軸線O方向から見て円環状に形成されているとしたが、これに限るものではない。鍔状リブ54は、筒部51の外周面51aの一部に対応するに位置にのみ設けられてもよい。すなわち、鍔状リブ54は、ノーズ部43に対応する位置にのみ設けられていてもよい。
なお、上記実施形態では、送風機10がスクロールケーシング40を備えるとしたが、これに限るものではない。送風機10は、スクロールケーシング40を備えていなくてもよい。スクロールケーシング40が設けられていなくとも、例えば遠心ファン30付近に遠心ファン30による風流れを阻害する障害物が配置された場合や、外因によって遠心ファン30付近で強い風流れが発生した場合には、モータケーシング50のフランジ52に沿ってモータ20中心に空気が逆流することがある。このような空気の逆流に乗って、水Wがモータ20内部に浸入しようとしても、送風機10は、鍔状リブ54によって水Wをせき止めることができる。
<付記>
各実施形態に記載の送風機10は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る送風機10は、モータ軸22を有するモータ20と、前記モータ軸22に接続され、前記モータ20の出力を受けて前記モータ軸22の軸線O回りに回転する遠心ファン30と、前記軸線O方向で前記遠心ファン30とは反対側から前記モータ20を覆う筒部51を有するモータケーシング50と、を備え、前記モータケーシング50は、前記筒部51の外周面51a外側で、前記軸線Oの径方向外側に延びる鍔状リブ54を有する。
本態様によれば、送風機10は、鍔状リブ54によって、筒部51を超えてモータ20の内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。
(2)第2の態様の送風機10は、(1)の送風機10であって、前記鍔状リブ54は、前記軸線O方向に垂直な方向に延びていてもよい。
本態様によれば、鍔状リブ54が遠心ファン30に向かって延びる場合と比較して、鍔状リブ54が、モータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めやすくなる。また、鍔状リブ54が遠心ファン30に向かって延びる場合と比較して、鍔状リブ54を容易に形成できる。
(3)第3の態様の送風機10は、(1)または(2)のいずれかの送風機10であって、前記鍔状リブ54は、前記軸線O方向から見て円環状に形成されていてもよい。
本態様によれば、鍔状リブ54は、筒部51の全周にわたって、モータ20内部に侵入しようとする水Wをせき止めることができる。
(4)第4の態様の送風機10は、(1)から(3)のいずれかの送風機10であって、前記モータケーシング50は、前記筒部51の外周面51a外側で、前記軸線O方向から見て円環状に形成され、前記軸線O方向に延びる外環リブ53をさらに有してもよい。
本態様によれば、送風機10は、外環リブ53によって、筒部51を超えてモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。
(5)第5の態様の送風機10は、(4)の送風機10であって、前記鍔状リブ54は、前記径方向で最も外側の前記外環リブ53に設けられていてもよい。
本態様によれば、送風機10は、筒部51から径方向外側に離間した位置で、鍔状リブ54によりモータ20内部に浸入しようとする流れをせき止めることができる。また、鍔状リブ54を容易に形成できる。
(6)第6の態様の送風機10は、(4)または(5)の送風機10であって、前記外環リブ53には、前記外環リブ53を前記径方向に貫通するスリット55が形成されていてもよい。
本態様によれば、送風機10は、筒部51と外環リブ53との間に溜まった水Wを、スリット55を通じて外環リブ53の外部に排出することができる。
(7)第7の態様の送風機10は、(1)から(6)のいずれかの送風機10であって、鍔状リブ54は、複数設けられていてもよい。
本態様によれば、鍔状リブ54が1つだけ設けられている場合と比較して、送風機10は、鍔状リブ54によってより良好にモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。
(8)第8の態様の送風機10は、(1)から(7)のいずれかの送風機10であって、前記遠心ファン30が内蔵され、前記軸線O方向で前記遠心ファン30を挟んで前記モータ20とは反対側に開口する吸込口44、及び前記軸線O方向に交差する方向に開口する吐出口46を有するスクロールケーシング40をさらに備えてもよい。
本態様によれば、吸込口44及び吐出口46の配置によって、送風機10内の風流れを任意の向きに設定することが可能となる。さらに、水Wがスクロールケーシング40内で生じた風流れに乗ってモータ20内部へ侵入しようとする場合でも、鍔状リブ54が水Wをせき止めることができる。
(9)第9の態様の送風機10は、(8)の送風機10であって、前記鍔状リブ54は、前記スクロールケーシング40のノーズ部43に対応した位置に設けられていてもよい。
ノーズ部43では、遠心ファン30による風流れが逆流し、モータ20中心に向かうに風流れが生じる。本態様よれば、鍔状リブ54が、このモータ20中心に向かう風流れに乗ってモータ20内部に浸入しようとする水Wをせき止めることができる。
1…空調機 2…熱交換器 3…熱交換器本体 4…熱交換器ケーシング 4a…供給口 4b…排出口 10…送風機 20…モータ 21…モータ本体 22…モータ軸 30…遠心ファン 31…ファン軸 32…多段羽根部 33…接続部 34…羽根部 35…円環部 40…スクロールケーシング 41…第一区画室 42…第二区画室 43…ノーズ部 44…吸込口 45…嵌込口 46…吐出口 50…モータケーシング 51…筒部 51a…外周面 52…フランジ 53…外環リブ 54…鍔状リブ 55…スリット 56…スロープ O…軸線 W…水

Claims (9)

  1. モータ軸を有するモータと、
    前記モータ軸に接続され、前記モータの出力を受けて前記モータ軸の軸線回りに回転する遠心ファンと、
    前記軸線方向で前記遠心ファンとは反対側から前記モータを覆う筒部を有するモータケーシングと、
    を備え、
    前記モータケーシングは、前記筒部の外周面外側で、前記軸線の径方向外側に延びる鍔状リブを有する送風機。
  2. 前記鍔状リブは、前記軸線方向に垂直な方向に延びている請求項1に記載の送風機。
  3. 前記鍔状リブは、前記軸線方向から見て円環状に形成されている請求項1または2に記載の送風機。
  4. 前記モータケーシングは、前記筒部の外周面外側で、前記軸線方向から見て円環状に形成され、前記軸線方向に延びる外環リブをさらに有する請求項1または2に記載の送風機。
  5. 前記鍔状リブは、前記径方向で最も外側の前記外環リブに設けられている請求項4に記載の送風機。
  6. 前記外環リブには、前記外環リブを前記径方向に貫通するスリットが形成されている請求項4に記載の送風機。
  7. 前記鍔状リブは、複数設けられている請求項1または2に記載の送風機。
  8. 前記遠心ファンが内蔵され、前記軸線方向で前記遠心ファンを挟んで前記モータとは反対側に開口する吸込口、及び前記軸線方向に交差する方向に開口する吐出口を有するスクロールケーシングをさらに備える請求項1または2に記載の送風機。
  9. 前記鍔状リブは、前記スクロールケーシングのノーズ部に対応した位置に設けられている請求項8に記載の送風機。
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