JP2754951B2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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Publication number
JP2754951B2
JP2754951B2 JP3138704A JP13870491A JP2754951B2 JP 2754951 B2 JP2754951 B2 JP 2754951B2 JP 3138704 A JP3138704 A JP 3138704A JP 13870491 A JP13870491 A JP 13870491A JP 2754951 B2 JP2754951 B2 JP 2754951B2
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JP
Japan
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door
inner panel
door trim
cushioning material
pressure receiving
Prior art date
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JP3138704A
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English (en)
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JPH04362416A (ja
Inventor
正晃 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアの中には、例えば実開平1
−144112号公報に示されているように、ドア本体
のドアインナパネル面を被覆したドアトリムの背面に、
ソフトパッド等の緩衝材を配設して、自動車の側面衝突
時に乗員がドア側に慣性移動した場合でも、この緩衝材
によって乗員に加わる衝撃を緩和して乗員保護を図るよ
うにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の側面衝突時の緩
衝作用は、前記ドアトリムとドアインナパネルとの間に
介装したソフトパッド等の緩衝材の圧縮変形によって行
われるが、ドアトリムは周知のように比較的薄い弾性ボ
ード材をもって成形してあるため、側面衝突時に乗員が
このドアトリムに衝突すると、ドアトリムの衝突入力部
分が変形してこの変形した部分を中心とした小範囲で緩
衝材が圧縮変形する傾向となり易く、緩衝効果を十分に
得るには至らない。
【0004】そこで、本発明はドアトリムに衝突入力が
作用すると、ドアトリムとドアインナパネルとの間に介
装した緩衝材が全体的に略均一に圧縮変形して、緩衝効
果を著しく高めることができる自動車用ドアを提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ドア本体のドアインナパ
ネルと、該ドアインナパネル面を被覆するドアトリムと
の間に、クッション性を有する緩衝材を介装した構造に
おいて、少なくとも前記緩衝材のドアトリムに対向する
側面に硬質材からなる受圧プレートを配設すると共に、
該受圧プレートとドアインナパネルとをほぼ等長の複数
本のリンクを介して連結し、前記ドアトリム衝撃荷重
が作用した際には、前記リンク折り畳まれて前記受圧
プレートを平行移動させるようにしてある
【0006】
【作用】自動車の側面衝突時にシートに着座している乗
員がドア側に慣性移動してドアトリムに衝突すると、こ
の衝突入力を受圧プレートで受けると共に、リンク機構
が折り畳たまれて、該受圧プレートがドアインナパネル
側に平行移動して緩衝材を全体的に圧縮変形させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0008】図1,2において、1はドアインナパネル
2とドアアウタパネル3とからなるドア本体、4は該ド
ア本体1のドアインナパネル2面を被覆するドアトリム
を示し、このドアトリム4とドアインナパネル2との間
の所定部位、具体的には図外のシートに乗員が着座した
際に、該乗員の肩部から胸部に亘る車体側部に対応する
部位に、ソフトパッド等のクッション性を有する緩衝材
5を介装してある。
【0009】緩衝材5のドアトリム4に対向する側面、
およびドアインナパネル2に対向する側面には、硬質樹
脂プレートや金属プレート等の硬質材からなる受圧プレ
ート6,7を一体的に配設してあると共に、これら受圧
プレート6,7をほぼ等長の複数本のリンク8aを介し
て斜め上下方向にピン連結し、ドアトリム4に衝撃荷重
が作用した際には、リンク8aが折り畳まれて受圧プレ
ート6を平行移動させるようにしてある
【0010】以上の実施例構造によれば、自動車の側面
衝突時にシートに着座している乗員がドア側に慣性移動
し、例えば乗員の肩部がドアトリム4に局部的に衝突し
た場合でも、該ドアトリム4が局部的に変形して受圧プ
レート6に衝突入力が作用すると、リンク機構8が図1
に鎖線で示すように、リンク8aが折り畳まれて受圧プ
レート6をドアインナパネル2側に平行移動させる。こ
の結果、受圧プレート6,7を一体的に配設された緩衝
材5は、受圧プレート6,7間で全体的に略均一に、し
かも車幅方向に対し斜めに圧縮変形して衝突エネルギー
を効率よく吸収する。
【0011】なお、前記実施例では緩衝材5のドアイン
ナパネル2側の側面にも受圧プレート7を配設してある
が、この受圧プレート7を省略して緩衝材5を直接ドア
インナパネル2と受圧プレート6間で圧縮変形させるよ
うにしてもよい
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、側面衝突
時に乗員がドア側に慣性移動して、ドアトリムに局部的
に衝突入力が作用しても、受圧プレートでこの衝突入力
を受けてリンク機構を折り畳み作動させ、該受圧プレー
トを平行移動させるため、緩衝材をこの受圧プレートと
ドアインナパネルとの間で全体的に略均一に圧縮変形さ
せることができて、効率的に緩衝作用させることがで
き、従って、衝突エネルギー吸収量を増大して安全性を
より向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例の自動車用ドアの車室側から見た側面
図。
【符号の説明】
1…ドア本体、2…ドアインナパネル、4…ドアトリ
ム、5…緩衝材、6…受圧プレート、8…リンク機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体のドアインナパネルと、該ドア
    インナパネル面を被覆するドアトリムとの間に、クッシ
    ョン性を有する緩衝材を介装した構造において、少なく
    とも前記緩衝材のドアトリムに対向する側面に硬質材か
    らなる受圧プレートを配設すると共に、該受圧プレート
    とドアインナパネルとをほぼ等長の複数本のリンクを介
    して連結し、前記ドアトリム衝撃荷重が作用した際に
    は、前記リンク折り畳まれて前記受圧プレートを平行
    移動させるようにしたことを特徴とする自動車用ドア。
JP3138704A 1991-06-11 1991-06-11 自動車用ドア Expired - Lifetime JP2754951B2 (ja)

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JP3138704A JP2754951B2 (ja) 1991-06-11 1991-06-11 自動車用ドア

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JPH04362416A JPH04362416A (ja) 1992-12-15
JP2754951B2 true JP2754951B2 (ja) 1998-05-20

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2529058Y2 (ja) * 1988-08-22 1997-03-12 株式会社 ガスター 給湯器用リモートコントローラの設置構造
JP3013251U (ja) * 1994-12-28 1995-07-11 東京アルテック有限会社 プリペイドカードリーダ

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JPH04362416A (ja) 1992-12-15

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