JPH0939628A - 乗員保護装置 - Google Patents

乗員保護装置

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JPH0939628A
JPH0939628A JP7196686A JP19668695A JPH0939628A JP H0939628 A JPH0939628 A JP H0939628A JP 7196686 A JP7196686 A JP 7196686A JP 19668695 A JP19668695 A JP 19668695A JP H0939628 A JPH0939628 A JP H0939628A
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JP
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occupant
waist
seat
occupant protection
seat belt
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Atsushi Tachibana
敦之 橘
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    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
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    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/646Back-rests or cushions shape of the cushion

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗降時等に邪魔になることなく乗員の腰部を
拘束することができ、車両側面への衝突時にその衝撃か
ら乗員を有効に保護できる乗員保護装置を提供する。 【手段】 乗員の腰部をシートに拘束するシートベルト
装置1と、シートのクッション2のドア7側に設けら
れ、上記シートベルト9a、9bが締められたことに基
づいて上記クッション2から上方に突出することで、乗
員の腰部とドア7との間に介在し側面衝突時の衝撃を上
記腰部に伝達できる腰部サポート部8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば乗用車等
に設けられ、車両側面への衝突時にその衝撃から乗員を
保護する乗員保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車の交通事故において、車両の側面
への衝突事故は全事故の20〜30%程度にも上る。こ
のため、側面衝突から乗員を保護するための装置は、乗
用車における乗員保護システムを設計する上で非常に重
要である。
【0003】従来、側面衝突に対する乗員保護装置とし
ては、ドアパネルを強化しこのドアパネルの室内への侵
入を押さえて乗員の生存空間を確保するための構成や、
ドアパネルの素材に弾力を持たせたり衝撃吸収パッドを
設けて乗員への衝撃を和らげる等の構成が採用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両側面へ
の衝突事故の場合、乗員の腰部を早期かつ確実に拘束す
ることが、乗員へのダメージの低減に有効であることが
実験により確かめられている。すなわち、腰部の衝撃吸
収力は上半身のそれよりも非常に高いため、腰部で衝突
時の衝撃を受けるようにすれば体全体に及ぼすダメージ
をできるだけ小さくすることができるからである。
【0005】そのための構成としては、ドア内面の腰部
に対応する位置に上述したような衝撃吸収パッドを装備
することが考えられる。しかし、このような構成である
と、車室内の空間を狭める他、シートやドアガラス等の
操作の邪魔になったりドアの開閉の邪魔にもなるという
ことがある。このため、上記衝撃吸収パッドとしてはあ
まり大形のものは採用できず十分な効果が得られない恐
れがあった。
【0006】一方、腰部を拘束する装置として、シート
ベルトがあるが、シートベルトだけでは腰部の保持力が
弱く側面衝突時に腰部に有効に拘束できないということ
がある。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、乗降時等に邪魔
になることなく乗員の腰部を確実に拘束することがで
き、車両側面への衝突時にその衝撃から乗員を有効に保
護できる乗員保護装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、車両に設
けられ、車両側面への衝突時、シートに着座した乗員を
その衝撃から保護する乗員保護装置において、少なくと
も乗員の腰部をシートに拘束するシートベルト装置と、
上記シートのクッション部のドア側に設けられ、このク
ッション部から上方に突出することで、乗員の腰部とド
アとの間に介在し側面衝突時の衝撃を上記腰部に伝達す
る腰部サポート手段とを有することを特徴とするもので
である。
【0009】第2の手段は、第1の手段の乗員保護装置
において、上記腰部サポート手段は、上記シートのクッ
ション部の表面から突没自在に設けられ、突出方向に駆
動されることで乗員の腰部とドアとの間に挿入される腰
部サポート部と、この腰部サポート部を突没駆動する駆
動手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】第3の手段は、第2の手段の乗員保護装置
において、上記駆動手段は、上下シリンダであることを
特徴とするものである。第4の手段は、第2の手段の乗
員保護装置において、上記駆動手段は、カム機構である
ことを特徴とするものである。
【0011】第5の手段は、第2の手段の乗員保護装置
において、上記シートベルト装置の着脱を検出する検出
手段と、この検出手段に接続され、上記シートベルトが
締められたことに基づき上記駆動手段を作動させ腰部サ
ポート部を突出させると共に、上記シートベルトが外さ
れたことに基づき上記腰部ポート部を没入させる制御手
段とを有することを特徴とするものである。
【0012】第1〜第4の手段によれば、シートベルト
と、シートのクッション部に設けられた腰部サポート手
段とで、乗員の腰部を拘束することができ、また、この
腰部サポート手段は、突没式になっているので、乗降の
際の邪魔になることはない。
【0013】なお、腰部サポート部は、乗員の太腿骨お
よび骨盤の突出部あたりまで上昇し、腰部の略全体を覆
うことが衝突時の衝撃を吸収する上で好ましい。第5の
手段によれば、例えば、シートベルト装置のバックル
に、シートベルトタングの締結を検出できるように上記
検出手段を設けることで、上記腰部サポート手段の突没
制御を行うことができる。
【0014】
【実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図1、図
2を参照して説明する。図1(a)は、運転者(以下
「乗員」という)が着座する前方右側のシート装置1を
斜め上方から見た斜視図である。
【0015】このシート装置1は、車室内のフロアパネ
ルに据え付けられており、乗員が着座するクッション2
と、着座した乗員の背中を保持するシートバック3とか
らなる。このシートバック3は通常上記クッション2に
対してリクラインニング可能となっている。
【0016】また、上記クッション2の車幅方向中央部
は乗員が着座する着座部4となっている。そして、この
着座部4を挟んで図に5で示す変速装置側に位置する部
位は、乗員の尻部をサポートするサイドサポート部6と
なっていると共に、ドア7側に位置する部位は、その他
の部分(着座部4、サイドサポート部6)とは別体に設
けられた腰部サポート部8(腰部サポート手段)となっ
ている。
【0017】また、このシート装置1には、同図に示す
ような3点式シートベルト装置9が設けられている。こ
のシートベルト装置9は、乗員の腰部をシート装置1に
拘束する腰ベルト9aと、上半身を拘束する肩ベルト9
bとからなるベルトを有する。このベルト9a、9b
は、図に示すシートベルトタング10をフロア側に設け
られたバックル11に挿着することで、締められるよう
になっている。
【0018】そして、この実施形態では、乗員がこのシ
ート装置1に着座し、上記シートベルト9a、9bを締
めたことに基づき、上記腰部サポート部8が、図1
(b)に矢印で示すように乗員の太腿骨の付け根あるい
は骨盤の最も突出している箇所のあたりまでせり上が
り、乗員の腰部および太腿をサポートできるようになっ
ている。
【0019】以下、各構成要素について詳しく説明す
る。図2(a)は、このシート装置1のIIーII線に
沿う縦断面図である。上記クッション2は、車室内のフ
ロアパネルに据え付けられたシートフレーム12に設け
られている。そしてシートフレーム12のドア7側の部
位には、上記腰部サポート部8を突没駆動するためのア
クチュエータ13(突没駆動手段)が固定されている。
このアクチュエータ13は、例えば油圧シリンダあるい
はボールねじ機構であり、上下駆動軸13aを有する。
そしてこの上下駆動軸13aの上端には保持板14が固
定されている。
【0020】一方、上記シートフレーム12の上面に
は、スプリング15が設けられ、このスプリング15の
上面には、上記着座部4およびサイドサポート部6を構
成する固定側パッド材16が固定されている。
【0021】この固定側パッド材16は、通常、1層あ
るいは2、3層の綿フェルトヘアロック、パームロッ
ク、ジュートフェルト、ラテックスフォーム、ウレタン
フォーム等から構成される。
【0022】また、上記アクチュエータ13の保持板1
4の上面にも、同様にスプリング17が設けられ、この
スプリング17上には可動側のパッド材18が設けられ
ている。すなわち、このスプリング17および可動側パ
ッド材18とで、上記腰部サポート部8が構成される。
【0023】そして、この腰部サポート部8は、上記ア
クチュエータ13が作動することで上記クッション2の
表面(上面)から上方向へ突没することができるように
なっており、このアクチュエータ13とで、この発明の
腰部サポート手段を構成する。なお、上記可動側パッド
材18は、上記固定側パッド材16と同じ材質で形成さ
れていれば良い。
【0024】一方、上記固定側パッド材16および可動
側パッド材18の表面は、トリムカバー19で覆われて
いる。このトリムカバー19は、シートの表面を構成す
る布材あるいは皮材であり、上記パッド材16、18の
表面全体を覆い、その縁部は、上記シートフレーム12
に固定されている。
【0025】一方、このトリムカバー19のうち、上記
腰部サポート部8と着座部4の境界部分(図にAで示す
部分)およびドア7に対向する側面部分(Bで示す部
分)には、上記腰部サポート部8(可動側パッド材)の
突没に対応できるように、図2(a)に示すように上記
腰部サポート部8が突出していない状態で突出量に対応
する量の弛みが生じるように形成されている。
【0026】そして、上記腰部サポート部8と着座部4
との境界部分Aにある弛みは、この可動側パッド材18
と上記固定側パッド材16との間に挟みこまれている。
そして、この挟みこまれた部分は、上記可動側パッド1
8と当接する部分のみ接着されている。
【0027】このことで、上記腰部サポート部8が図2
(b)に示すように突出した場合に上記トリムカバー1
9に無理な引っ張り力が生じることはなく、また、再び
クッション2内に没入した場合でも、このクッション2
の表面(上面)に上記トリムカバー19の弛みが残るこ
とがないようになっている。
【0028】次に、上記シートベルト装置9およびこの
シートベルト装置9による上記腰部サポート手段(アク
チュエータ13)の制御について説明する。シートベル
ト装置9は、前述したように腰ベルト部9aと肩ベルト
部9bとからなるベルトを有し、シートベルトタング1
0およびこのシートベルトタング10が着脱自在に挿着
されるバックル11とを有する。
【0029】そして、上記バックル11には、このバッ
クル11に上記タング10が挿着されたこと(シートベ
ルトを締めたこと)を検出する検出装置20が設けられ
ている。この検出装置20は、例えば、上記タング10
が挿着されたことでこのタング10を通じて通電するよ
うな通常のスイッチであれば良い。
【0030】この検出装置20は、図に21で示す駆動
ドライバに接続されている。この駆動ドライバ21は、
上記アクチュエータ13に接続され、上記検出装置20
による検出信号に基づいてこのアクチュエータ13を突
出方向に作動させる。すなわち、上記アクチュエータ1
3は、上記シートベルトが締められたことに基づき、上
記腰部サポート部8を突出駆動すると共に、シートベル
トが解除されたことに基づき上記腰部サポート部8を没
入方向に駆動するようになっている。
【0031】次に、この装置の作用について説明する。
まず、乗員が車室内に乗り込む際には、図1(a)およ
び図2(a)に示すように上記腰部サポート手段は作動
しておらず、上記腰部サポート部8はシート装置1のク
ッション2内に没入した状態となっている。したがっ
て、乗員が社内に乗り込む際に上記腰部サポート部8が
邪魔になるということはない。
【0032】次に、乗員がこのシート装置1に着座し、
シートベルト9a、9bを締めると、上記タング10と
バックル11の締結に基づいて検出装置20によりその
ことが検出され、上記駆動ドライバ21を介して上記腰
部サポート手段のアクチュエータ13が作動する。この
ことで、前述したように上記腰部サポート部8がシート
クッション2の上面からせり上がり、乗員の腰部の太腿
骨の付根あるいは骨盤の最も突出した部分けの辺りまで
上昇する。
【0033】このとき、上記腰部サポート部8は、図1
(b)に示すように、前後方向の奥行き全体に亘って上
昇し、乗員の腰部、太腿とドア7との間に位置する。す
なわち、上記腰部サポート部8の内面は、乗員の腰部お
よび太腿を全体に亘って覆い、ドア7との間の隙間に介
在する。
【0034】ついで、この状態で車両側面への衝突があ
りドア7が車室内側に変形すると、その衝撃は、図2
(b)に一点鎖線で示すように、まず、上記腰部サポー
ト部8に伝わる。そして、その衝撃は、この腰部サポー
ト部8の吸振機能により若干吸収された後、乗員の腰部
および太腿部に入力される。このことで腰部が車室内側
に押し込まれ、上半身もこれに伴ってドア7から離れる
方向に移動することとなる。
【0035】乗員の腰部は上記シートベルト装置9の腰
ベルト部9aによって常にこの腰部サポート部8に接し
た状態に拘束されており、また、この腰部サポート部8
は、乗員の太腿骨の付根あたりまでを覆い、骨盤全体を
安定的にホールドしている。
【0036】したがって、外部からの衝撃は、乗員の腰
部に対して有効に入力されることとなる。また、この衝
撃によって、乗員の体は車室内側へ押し込まれるが、上
記腰ベルト部9aの作用によりこのシート装置1から投
げ出されることが有効に防止される。
【0037】このような構成によれば、以下に説明する
効果を得ることができる。第1に、衝突時に車両側面か
らの衝撃を腰部で有効に受け止めることができるので、
乗員に与えるダメージを最小限に食い止めることができ
る効果がある。
【0038】すなわち、前述したように、車両側面への
衝突事故の場合、乗員の腰部を早期に拘束することが乗
員へのダメージの低減に有効であることが実験により確
かめられている。この発明によれば、前述したように衝
突時のエネルギを迅速にかつ有効に腰部に入力できるか
ら、上記の効果を得ることができる。
【0039】第2に、衝突時に上半身がドア7等に衝突
することを極力防止でき、乗員に与えるダメージを低減
することができる効果がある。すなわち、この発明で
は、腰部サポート部8で、太腿骨の付根あるいは骨盤の
突出した部位まで覆うようにし、しかも腰ベルト部9a
で腰部をこの腰部サポート部8に拘束するようにした。
このことで、衝突時に腰部を車室内側に確実に押すこと
ができるから、上半身がドアに衝突することを有効に防
止できる。
【0040】第3に、乗員の乗降に際して邪魔になるこ
とがなく、運転装置の操作の妨げとならない効果があ
る。すなわち、前述したように衝撃吸収パッドをドア7
側に取着するという考えがあるが、このような構成であ
ると、乗降の際に非常に不便である。すなわち、ドア7
を閉める際にこの衝撃吸収パッドが乗員の身体に衝突す
ることがあり、また、ドア7を開ける際にはこの衝撃吸
収パッドがドア7の操作に邪魔になる。このため、衝撃
吸収パッドとしてはあまり大形のものを採用することが
できず、効果として十分なものを得ることができない可
能性があった。
【0041】一方、この発明の装置によれば、上記腰部
サポート部8は、乗員がシート装置1に着座した後、シ
ートベルト9a、9bを締めることにより初めて作動す
るから、乗車の際に邪魔になることはない。また、シー
トベルトを締める前には、上記腰部サポート部8はクッ
ション2内に没入した状態にあるからシートベルトの操
作の邪魔になることもない。特にシートベルトタング1
0はシート装置1のドア側に落ちていることがあるが、
このタング10を探す場合にも邪魔になることはない。
【0042】また、降車時には、まずシートベルト9
a、9bを外すことで腰部サポート部8の突出状態を解
除することができる。したがって、この腰部サポート部
8がドア操作や降車時の邪魔になることがない。
【0043】さらに、この腰部サポート部8を変速装置
5側には設けず、ドア7側にのみ設けた。このことによ
り、変速操作等の邪魔になることはない。また、前述し
たようにシートベルト9aで乗員の腰部を上記腰部サポ
ート部8に拘束しているので腰部の拘束力には影響は少
ない。
【0044】また、以上のことにより、腰部サポート部
8として、腰部全体を覆うことのできる大形のものを採
用することが可能になる。したがって、腰部サポート部
8自体の衝撃吸収力を高めることができ、乗員へのダメ
ージより有効に低減することができる効果もある。
【0045】なお、この発明は、上記一実施形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。たとえば、上記一実施形態では、上
記腰部サポート部8は、油圧シリンダあるいはボールね
じ機構からなるアクチュエータ13によって上下駆動さ
れる構成であったが、これに限定されるものではなく、
図3に示すようにカム機構23により突没駆動されるよ
うなものであっても良い。
【0046】なお、この構成においては、腰部サポート
部8を保持する保持板14´の下面がカムフォロアに形
成され、これにカム板24が摺接するようになってい
る。そして、このカム板24は図に点線で示す回転モー
タ25によって図に矢印で示す方向に回動駆動されるよ
うになっている。このことで、上記腰部サポート部8は
突没駆動される。
【0047】また、図に26で示すのは、上記腰部サポ
ート部8の保持板14の下面をカム板24に押し付ける
ための油圧ダンパである。一方、図4に示すように空気
圧シリンダ27で上下駆動するようにしても良い。
【0048】また、上記一実施形態では、上記シートベ
ルト装置9は、スプリング15、17を備えていたが、
これに限定されるものではなく、パッド材16、18の
みであっても良い。
【0049】さらに、上記一実施形態では、トリムカバ
ー19の一部A、Bに弛みを設け、一つのトリムカバー
19でシート装置1のクッション2全体を覆うようにし
ていたが、これに限定されるものではない。例えば、着
座部4およびサイドサポート部6を覆うトリムカバー
と、腰部サポート部8を覆うトリムカバーを別体として
も良い。この場合には、上述したような弛みを設けるこ
とは必要ではなくなる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の乗員保護
装置によれば、側面衝突時に、腰部サポート手段と腰部
シートベルトによって、腰部を有効に拘束することがで
き、衝突時の衝撃を腰部に入力することができるから、
乗員に与えるダメージを最小限にくいとめることのでき
る効果がある。
【0051】また、腰部サポート手段を突没式にしたこ
とで、乗降時の邪魔になることを有効に防止できる効果
がある。このため、腰部サポート部として大形のものを
採用することができるので、衝撃吸収力を高めることが
できる。
【0052】また、シートベルトの作動に基づいて腰部
サポート手段を作動させることで、乗員の着座前に上記
腰部サポート手段が作動することを有効に防止でき、ま
た、シートベルト装置の操作の邪魔になることもないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す外観斜視図。
【図2】同じく、図1のIIーII線に沿う縦断面図。
【図3】他の実施形態を示す腰部サポート手段の拡大
図。
【図4】他の実施形態を示す腰部サポート手段の拡大
図。
【符号の説明】
1…シート装置、2…クッション、8…腰部サポート
部、9…シートベルト装置、9a…腰ベルト部(シート
ベルト)、13…アクチュエータ(駆動手段)、20…
検出装置(検出手段)、21…駆動ドライバ(制御手
段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、車両側面への衝突時、
    シートに着座した乗員をその衝撃から保護する乗員保護
    装置において、 少なくとも乗員の腰部をシートに拘束するシートベルト
    装置と、 上記シートのクッション部のドア側に設けられ、このク
    ッション部から上方に突出することで、乗員の腰部とド
    アとの間に介在し側面衝突時の衝撃を上記腰部に伝達す
    る腰部サポート手段と、 を有することを特徴とする乗員保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乗員保護装置において、 上記腰部サポート手段は、 上記シートのクッション部の表面から突没自在に設けら
    れ、突出方向に駆動されることで乗員の腰部とドアとの
    間に挿入される腰部サポート部と、 この腰部サポート部を突没駆動する駆動手段とを有する
    ことを特徴とする乗員保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の乗員保護装置において、 上記駆動手段は、上下シリンダであることを特徴とする
    乗員保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の乗員保護装置において、 上記駆動手段は、カム機構であることを特徴とする乗員
    保護装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の乗員保護装置において、 上記シートベルト装置の着脱を検出する検出手段と、 この検出手段に接続され、上記シートベルトが締められ
    たことに基づき上記駆動手段を作動させ腰部サポート部
    を突出させると共に、上記シートベルトが外されたこと
    に基づき上記腰部サポート部を没入させる制御手段とを
    有することを特徴とする乗員保護装置。
JP7196686A 1995-08-01 1995-08-01 乗員保護装置 Withdrawn JPH0939628A (ja)

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Cited By (3)

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WO2007077035A1 (de) * 2005-12-23 2007-07-12 Takata-Petri Ag Insassenrückhalteeinrichtung für ein kraftfahrzeug
DE102006062668A1 (de) 2006-12-29 2008-07-03 Schmücker, H. Hartmut, Dr. Vierpunkt-Körpersicherheitsgurt ("Vierpunktgurt")
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