JP2754601B2 - フイラメント複合ミシン糸 - Google Patents

フイラメント複合ミシン糸

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ループ、コイル、もつれなどを有するフィ
ラメントからなる強度が大きく、均斉性及び形態保持性
にすぐれしかも常圧可染性で且つ取扱性及び可縫性にす
ぐれたフィラメント複合ミシン糸に関する。
(従来の技術) キルティング機や刺繍機の下糸として使用されるミシ
ン糸はコップに捲返して使用される。そのためコップ状
に捲られた糸が終了すると、機械を停台して新しいコッ
プと交換する必要がある。従ってコップ交換周期を長く
して、コップ交換の手間を少なくし、キルティング機や
刺繍機の稼働率を向上させるために出来るだけ高強度
で、細い紡績糸を使用する試みがされて来た。又通常の
フィラメントミシン糸をそのまま使用する試みもされて
きた。ところで高強度の原料を使用した細い紡績糸を使
用しても、紡績糸はフィラメントに比べて強度が低くな
る上に、紡績糸特有の糸の長手方向での糸斑による強度
の変動で最低強度は低くなった。
又、糸のトルクを減少させるために複数本の糸をトル
クを減ずるように撚糸されているのが一般的で、そのた
めにも細番手化必要で、コストも高くなった。
又通常のフィラメントミシン糸は強度大きく、細デニ
ールでもコップに必要な強度は充分に確保出来るが、コ
ップに捲返すと、糸−糸間の摩擦が小さく、コップの形
態保持性が悪く、しかも取扱いにより層みだれが発生す
るとともに、コップからの糸解舒のさい、スッポ抜けと
称する輪抜けが発生し、いずれも問題があった。
又これまでの紡績糸からなるコップ下糸は強力の関係
から一般的に通常のポリエステルからなるものがほとん
どで、これは通常のミシン糸の如く、糸染の場合は、縫
製される製品と同じ色の糸を使用すれば問題がなかった
が、縫製後製品染めされる場合には、素材が異なるとミ
シン糸が染まらず、問題となることがあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はかかる欠点のないミシン糸、すなわち細くて
もミシン糸としての最低強度が確保出来、しかも取扱
性、形態保持性、解舒性、可縫性及び製品染めでも常圧
で染色可能な新規なフィラメント複合ミシン糸を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、かかる課題を解決するために次のような構
成をとるものである。すなわち本発明は、実質的にたる
みのない芯糸Aのまわりをデニール比で芯糸の50%以下
のマルチフィラメントよりなるさや糸Bが芯糸より10〜
30%長く、ループ、コイル、もつれなどとなって芯糸に
からまり且つ で加撚されており、該糸の糸表面よりの突出高さ1mm以
上のループ、コイル、もつれなどが1m当り5個以上あ
り、且つ引張最低強度3g/D以上、強力変動率が5%以
下、トルクが10T/0.1m以下であり、且つ芯糸、さや糸と
も常圧可染性マルチフィラメントからなることを特徴と
するものである。ここにDはフィラメント複合ミシン糸
の太さ(デニール)を示す。以下本発明を更に詳細に説
明する。第1図は本発明のフィラメント複合ミシン糸C
(加撚まえ)の略側面図であり、Aが芯糸、Bがルー
プ、コイル、もつれなど(以下「ループ」と称する。)
を形成しているさや糸である。
まず、本発明で芯糸Aが実質的にたるみを有さないの
はフィラメント複合ミシン糸の強度を低下させないため
である。一般に糸はたるみをもって、それが絡合、結束
されていると結節強度に近い強度となり、糸強度が大幅
に低下し、例えば芯糸のみタスラン加工すると芯糸のオ
ーバーフィード率(たるみとほぼ同じとなる)が0%の
ときはほぼ供給原糸と同じ強度となるが、オーバーフィ
ード5%では強度90%、オーバーフィード10%では強度
は70〜80%に低下する。芯/さや構造を有する糸条の強
度はほぼ芯糸の強度のみで決まり、さや糸はほとんど強
度に寄与しないので、このため本発明では芯糸のたるみ
は実質的にないことすなわち多くても5%以下好ましく
は3%以下が好ましいのである。
尚このたるみは加工前後の糸のデニール増加率より容
易に求めることが出来る。なお芯糸の太さは50〜500デ
ニールが好ましい。
また、さや糸の全デニールが芯糸デニールの50%以下
である。さや糸のデニールが芯糸デニールの50%を越え
ると、フィラメント複合ミシン糸の強度をうけもつ芯糸
の比率が低くなり、ミシン糸としての強度が低くなるの
で本発明からは除外される。しかし余りさや糸のデニー
ル比率が小さくなると充分なループが形成されないので
少なくとも20%が好ましい。さらにさや糸は芯糸より10
〜30%長いことが必須である。これは本発明のフィラメ
ント複合ミシン糸に必要且つ十分なループを形成せしめ
るためである。さや糸の長さが芯糸の長さに比べて10%
未満では充分な数と大きさのループが形成されないので
フィラメントと大差ないものとなりコップの形態保持性
に問題があるとともに、使用中にスッポ抜けが発生す
る。
しかしさや糸長さが芯糸にくらべて30%を越えるとル
ープが多くなり、且つループも大きくなり、コップから
の解舒性が悪くなるとともにミシン糸としての強力も低
くなり易いので好ましくない。次に本発明のフィラメン
ト複合ミシン糸は で撚糸されていることが必須である。
未満ではミシン糸から突出しているループがガイドなど
でこすられると大きくなり易く、又ループ同志がからみ
合ってコップからの解舒性にも問題が生じるからであ
る。
しかし余り撚数が多いと糸にトルクが発生し、後述の
如く後工程での取扱性が悪くなり、しかも製品としても
縫目がトルクでねじられるなどの問題が発生し易いので 以下が必須である。
また、ミシン糸表面からの突出ループは1m当り5個以
上でなければならない。5個未満ではコップの形態保持
性、解舒性、解舒のさいの輪抜けなどに問題があるので
本発明からは除外される。しかしあまり多いとループ同
志が絡まり、糸の引き出し抵抗が大きくなりすぎるので
好ましくないのである。
さらにフィラメント複合ミシンの最低強度は3g/D以
上、強力変動率は5%以下でなければならない。本発明
のフィラメント複合ミシン糸の平均強度はこれまで一般
に使用されているポリエステル紡績糸ミシン糸に比べて
かならずしも高くないが、強力変動率が紡績糸に比べて
はるかに小さいので最低強度は紡績糸ミシン糸よりもは
るかに高いものとなるのである。このため本フィラメン
ト複合ミシン糸の強力変動率は糸間及び糸の長手方向も
含めて5%以下でなければならない。これは一般の紡績
糸は合せ本数を多くするに従って、その合せ本数の平方
根分の1に変動は小さくなるが、変動率は2本子で8〜
9%、3本子で6〜7%であり、これに比べるとはるか
に小さいのである。ミシン糸にかぎらず工程での糸切は
糸の平均強力も大切であるが、それよりも糸斑からくる
変動に起因する最低強力のところで発生するので変動率
が小さければそれだけデニールを細くして平均強力を小
さくしても最低強力は大きくなるのである。すなわち本
発明の最低強度はn=50で強度、σを求め平均強度−3
σで算出したものである。従ってフィラメント複合ミシ
ン糸の強力変動率5%以下ということは3σ限界でみる
と最低強力は平均強力の85%となるに対し、ポリエステ
ル紡績糸2本子のミシン糸の強力変動率9.5%のものは
平均強力の71.5%にしかならないのである。
従ってこの差と平均強度差によってはじめて、糸の太
さを細くしても充分な工程通過性、可縫性を有するので
ある。さらに糸斑をもつ糸はスラブ、ネップをあわせも
っており、これに対し本発明のフィラメント複合ミシン
糸は基本的にフィラメントであり且つ突出フィラメント
はエアーによる絡合と撚による固定により移動すること
もないのでこのようなスラブ、ネップの問題もなく針孔
への風綿、スラブ、ネップなどの詰まりもないのであ
る。
次にフィラメント複合ミシン糸のトルクは10T/0.1m以
下でなければならない。10T/0.1mを越えると前述の如く
製品としても縫目がトルクでねじれるとともに、トルク
によりビリが発生し、縫目がきたなくなるとともに針穴
へのつまり、なども発生し易く可縫性を著しく低下させ
るとともに、縫目品位が悪くなる。
従って10T/0.1m以下、好ましくは8T/0.1m以下であ
る。次に本発明で使用される芯さやのマルチフィラメン
トは常圧可染性であれば特に限定されないが、強力、コ
ストなどの面で金属スルホナトリウム塩などを共重合し
たポリエステル、ナイロンが好ましい。これは縫製後染
色するさい高温高圧染色すると収縮などの問題が出易
く、又羊毛などの如く高温染色すると風合を著しく低下
させるものでも、常圧染色可能なフィラメントからなる
本ミシン糸では、前記の問題が生ぜず、応用範囲を著し
く広げ得るのである。
次に本発明のフィラメント複合ミシン糸のさや糸の単
糸デニールは5デニール以下が好ましい。5デニールを
越えるとフィラメントデニールが太いためにループが大
きくしかもループ同志のからみ強さが大きくなり、従っ
て糸表面から大きく張出し、捲返し、撚糸などの後工程
でガイドなどに引っかかったり、ループ同志からからみ
合って解舒性にも問題となり易いのである。
しかし余り細くなるとループの効果が小さくなりしか
も固定されにくく且つコップの形態保持性などにも問題
が生じることがあるので0.5デニール以上が好ましく、
さらに3デニール以上5デニール以下が好ましい。
さらにさや糸のフィラメント数は5本以上が好まし
い。本発明のフィラメント複合ミシン糸は前述の如く、
芯糸はほとんどたるみを有していないため、ループはさ
や糸だけで形成される。そのためさや糸のフィラメント
数が少ないループが形成されにくく、形成されても個数
が少なく、しかも絡み合うフィラメント数が少ないの
で、ループがルーズになり易いのである。なお余り多く
なると絡みが不均一になり易いのでフィラメント本数は
100本以下が好ましい。
本発明のフィラメント複合ミシン糸の芯糸のフィラメ
ントはこれまでに詳述した如くフィラメント複合ミシン
糸としての強力を支えるので高強力タイプ、好ましくは
4g/D以上、更に好ましくは5g/D以上のものが好適に使用
される。しかしさや糸は特に強力には寄与しないので強
力は特に要求されないがループ形状とその安定性のよい
もの、例えば丸断面でヤング率の低目のものが好まし
い。又芯糸よりも熱収縮率の大きいものを使用すること
も、ループが熱処理により収縮し、糸形態安定性がます
ので好ましい方法の一つである。
次に本発明のフィラメント複合ミシン糸の製造方法の
一例を図により説明する。
第2図において常圧可染性マルチフィラメントからな
る芯糸Aはガイド1′,2′を経てフィードローラー3′
とデリベリーローラー7の間で実質的に糸にたるみのな
い状態で水付与装置5を経てエアーノズル6に供給され
る。他方ループを形成する常圧可染性マルチフィラメン
トからなるさら糸Bはガイド1,2を経てフィードローラ
ー3とデリベリーローラー7の間で芯糸より10〜30%長
い状態でエアーノズル6に、芯糸Aと同時に供給されさ
や糸Bがループを形成しつつさや糸B同志、及び一部は
芯糸と絡まりループが固定されてフィラメント複合糸C
となりついで必要によりデリベリーローラー7とデリベ
リーローラー8の間のヒーター9で熱セットされたあと
トラバースガイド10によりドラム11で回転するチーズ12
に捲取られる。
ここでエアーノズル6はタスランノズルとして知られ
ているループ形成能を有するノズルを使用すればよい。
ついでフィラメント複合糸Cの通常のリング・トラベラ
ー法やタブルツイスターなどの撚糸機で で撚糸したあとチーズ染色用の軟巻パッケージに捲返し
常法により精練漂白したあと常法によりオイリングを施
し、ついでコップに捲返すのである。もちろん必要に応
じて精練後染色してもかまわない。
(実施例) 実施例1〜2,3 ループ加工機として(株)愛機製作所製AT501エアー
加工機、エアーノズルとしてヘバーライン社製Hemajet
タイプ311、撚糸機として(株)石川製作所製DTB合撚
機、捲返機としてカツミRTワインダー、精練漂白として
日阪製作所製チーズ染色機、コップ捲返機としてのスイ
スのCASATI−CARLO(カサティーカルロ)社製コップワ
インダーを使用して第1表の原糸を第1表の条件で加工
した。
尚ループ加工の第1表記載以外の条件は下記の通りと
した。
加工速度 400m/min エアー圧 4kg/cm2G 第1表の評価は次の方法で行った。
芯糸たるみ率:使用マルチフィラメントのデニールと
エアー加工機あがりのフィラメント複合糸のデニールよ
り計算上のたるみ率として求めた。
さや糸糸長:エアー加工機での芯糸とさら糸のフィー
ド率の差(%で表示) ループ数:敷紡(株)製毛羽測定器(F−インデック
ス)で1mm以上のもの測定 DS、強力変動率、DT:DSはJIS〜L〜1013(1981)に準
じた。東洋ボールドウイン社製テンシロンを用い試料長
200mm/分の条件で荷重−伸び曲線を測定し引張破断強力
(DS)を求めた。
DTはDSをデニールで除して求めた。
DSの変動率はサンプル数10個×10個測定値からサンプ
ルの標準偏差(δ)を求め で求めた。
次にコップの形状は捲上がったコップの形状、先糸止
まりより判定し、良好◎、普通○、悪い△〜×として判
定した。糸切はキリティング機で下糸に使用し80コップ
当りコップ終了までの糸切を調査した(糸切は最高10回
まで)。縫上長はキルティング機での1コップ当りの縫
上長を示し、糸切10回以上のものはその時点でテストを
中止しているので縫上長は求めていない。
総合評価はコップ形状、糸切、縫上長より判定した。
その判定結果を、○良好、△普通、×悪い、であらわし
た。
比較例1は素材がポリエステル繊維(PET)のため常
圧可染性がミシン糸としての特性は良好だが、用途が著
しく限定された。
比較例2はさや糸比率が高いためDS、最低DS、DTとも
低く糸切が多発した。
比較例3は芯糸のたるみ率が大きいため強力変動率が
大きく、最低DS、DTとも低く比較例2と同様の問題が多
発した。
比較例4はさや糸の糸長が一芯糸に比べて5.5%しか
長くないためループ数も少なく、フィラメントに近く、
コップ形状も悪く取扱性に問題があり且つすっぽ抜けも
発生し糸切も多発した。
比較例5は比較例5と異なりさや糸の糸長が逆に長す
ぎるために浮いたループが大きく、かつ多いためコップ
の形状はよいものの、解舒性に問題があり、糸切が多発
した。
比較例6は撚数が低いためにループの固定は不充分で
浮いたループにより解舒性に問題があった。
比較例7は比較例6とは逆に撚が高いためにトルク
(ビリ)が発生しシャットルに入れにくくかつ縫目がね
じれた。
比較例8はポリエステル紡績糸85′S/2の一般的にこ
れまで使用されているミシン糸で変動率が大きく、強度
も低い。
しかしデニールが大きいのでコップ形状、糸切は問題
なかったが縫上長が短かかった。
これに対して実施例1、2、3は本発明の範囲を満足
するもので平均値はデニールが低いこともあって比較例
9より低いが強力の変動率が低く最低強度は逆に高くな
り、しかもデニールが細いため同じ大きさのコップの捲
上長が長くなり、従って縫上長も比較例8よりはるかに
長く、コップ形状、糸切も問題なく好評であった。
又ナイロン刺シュウの下糸などに使用すると同色に染
まりかつ通常のポリエステルでも実施例3では製品染め
でもミシン糸との色差は大きくなく好評であった。
(発明の効果) 本発明は、以上の様に構成されているために特にコッ
プに捲返して使用されるミシン糸に使用すると、適度の
ループ数を有しているためにコップの形状安定性は良好
で、しかも最低強度が紡績糸に比べて高く、且つ強力の
変動率も小さいのでミシン糸の太さ(デニール)を細く
しても充分な工程通過性と可縫性を有し、なおかつデニ
ールが細いため縫上長が著しく長くなりキルティング機
などの稼働率を向上させるとともに製品染を可能とする
という大きな効果が奏される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のフィラメント複合ミシン糸の加撚前の
模式図、第2図は本発明のフィラメント複合ミシン糸を
製造するためのエアー加工機の一例を示す略側面図であ
る。 A:芯糸 B:さや糸 C:フィラメント複合糸 3,3′フィードローラー 5:水付与装置 6:エアーノズル 7:デリベリーローラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的にたるみのない芯糸Aのまわりをデ
    ニール比で芯糸の50%以下のマルチフィラメントよりな
    るさや糸Bが芯糸より10〜30%長く、ループ、コイル、
    もつれなどとなって芯糸にからまり且つ で加撚されており、該糸の糸表面よりの突出高さ1mm以
    上のループ、コイル、もつれなどが1m当り5個以上あ
    り、且つ引張最低強度3g/D以上、強力変動率が5%以
    下、トルクが10T/0.1m以下であり、且つ芯糸、さや糸と
    も常圧可染性マルチフィラメントからなることを特徴と
    するフィラメント複合ミシン糸。 (但しDはフィラメント複合ミシン糸のデニールを表わ
    す)
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