JP2753639B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JP2753639B2 JP2753639B2 JP32770389A JP32770389A JP2753639B2 JP 2753639 B2 JP2753639 B2 JP 2753639B2 JP 32770389 A JP32770389 A JP 32770389A JP 32770389 A JP32770389 A JP 32770389A JP 2753639 B2 JP2753639 B2 JP 2753639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kojic acid
- present
- mix
- acid
- whitening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
ジアセチルシスチンジメチルを含有し、美白効果に優
れ、安定性及び安全性の高い新規な化粧料に関する。
効果を得る目的で美白化粧料が広く用いられており、こ
のような美白化粧料には美白薬剤として主にアスコルビ
ン酸、グルタチオン、コロイドイオウ等が配合されてい
る。しかしながら、アスコルビン酸は酸化を受けやすい
ため、一定の効果の発現が期待し難く、またグルタチオ
ンやコロイドイオウは特有の異臭及び沈殿等が生じると
いう欠点があった。
究が行なわれており、例えばコウジ酸又はその誘導体が
優れた美白効果を有することが知られている(特開昭53
-18739号、特開昭56-7776号、特開昭56-79616号、特開
昭59-33207号等)。
り高い美白効果を期待して化粧料に高濃度に配合する
と、製品の安定性が低下する等、実際に使用するには充
分満足できるものではなかった。
高い化粧料が望まれていた。
結果、コウジ酸及び/又はその誘導体とN,N′−ジアセ
チルシスチンジメチルを併用すれば、相乗的な美白効果
を有し、安定性、安全性に優れた化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成した。
とN,N′−ジアセチルシスチンジメチルを含有すること
を特徴とする美白化粧料を提供するものである。
又はその誘導体な、次の一般式(I) (式中、R1及びR2は、同一又は異なっても良く、水素原
子又は炭素数3〜22のアシル基又はアルキル基を示す) で表わされるものである。
セトバクター属等の微生物などによる発酵生成物から抽
出,精製したものでも、精製工程を省いた抽出物のまま
のものでもよく、さらに、合成によって得られたもので
もよい。
成されるものが使用でき、そのエステルとしては、例え
ばコウジ酸モノブチレート,コウジ酸モノカプレート,
コウジ酸モノパルミテート,コウジ酸モノステアレー
ト,コウジ酸モノシンナメート又はコウジ酸モノペンゾ
エートなどのモノエステル;コウジ酸ジブチレート,コ
ウジ酸ジパルミテート,コウジ酸ジステアレート又はコ
ウジ酸ジオレエートなどのジエステル等が挙げられる。
を組合わせて用いることができ、全組成中に0.0001〜5
重量%(以下、単に%で示す)、特に0.01〜3.0%配合
するのが好ましい。0.0001%未満では十分は美白効果が
得られず、5%を超えると製品の経時安定性が低下する
ことが多いので好ましくない。
ルシスチンジメチルは、次の構造式 で表わされるものであり、皮膚に容易に吸収され、シス
チン及びシステインに変換され、皮膚賦活作用、美白作
用を示すことが知られている(皮膚科の臨床9(6)p.4
44)。本発明において、このN,N′−ジアセチルシスチ
ンジメチルは、全組成中に0.0001〜5%、特に0.01〜3.
0%配合するのが好ましい。0.0001%未満では十分な美
白効果が得られず、5%を超えると製品の安定性が低下
するため好ましくない。
常の化粧料に用いられる水性成分、粉末、界面活性剤、
油剤、保湿剤、アルコール類、pH調整剤、防腐剤、色
素、酸化防止剤、増粘剤、香料等を必要に応じて適宜配
合することができる。
はその誘導体とN,N′−ジアセチルシスチンジメチルと
を配合し、常法に従って製造することができ、乳液、ク
リーム、化粧水、パック、軟膏、分散液、顆粒、洗浄料
等として適用することができる。
明は、これら実施例に限定されるものではない。
評価した。結果を第2表及び第3表に示す。
つ。
70℃に保つ。
に混和した後(13)を加えて均一に乳化し、30℃まで冷
却して乳液を得る。
射すると色素沈着を生じることを利用して、被験物質の
美白効果を検討した。紫外線照射は、東芝(株)製FL20
S・BLBランプとFL20S・E30ランプを3本ずつ同時に照射
し、紫外線量は4.8×106erg/cm2とした。紫外線照射の2
4時間前と照射直後及び照射24時間後に、モルモット背
部の4か所(2×2cm)に、試料〜を0.2mlずつよく
すりこんだ。但し、照射の前には、塗布部位を温水でよ
く洗浄した。照射の7日後に各部位の色素沈着の程度を
観察し、以下の基準で判定した。結果を第2表に示す。
瞭。
る。
チルシスチンジメチルを組合わせて配合した本発明の乳
液(試料は、これらを全く含まない試料と比較した
場合はもとより、コウジ酸又はN,N′−ジアセチルシス
チンジメチルを単独で配合した試料、と比べても、
顕著は色素沈着防止効果を示した。
回、洗顔後に試料〜の乳液を、それぞれ適量顔面に
12週間にわたって塗布することにより、使用テストを行
ない、次の基準で評価した。
は、これらを全く含まない試料と比較した場合はもと
より、コウジ酸又はN,N′−ジアセチルシスチンジメチ
ルを単独で配合した試料、と比べても、シミ・ソバ
カスを目立たなくする効果に優れ、顕著な美白効果を示
した。
酸エステル(20 E.O.) 1.2 (4) エチルアルコール 8.0 (5) センブリエキス*1)(乾燥固形分として) 0.01 (6) コウジ酸 2.0 (7) N,N′−ジアセチルシスチンジメチル 0.2 (8) 防腐剤 適量 (9) 香料 適量(10) 精製水 残量 計 100.0 *1) 一丸ファルコス(株)製 〈製法〉 A. (3)、(4)、(8)及び(9)を混合溶解す
る。
溶解する。
エステル(20 E.O.) 2.0 (8) コウジ酸 1.0 (9) N,N′−ジアセチルシスチンジメチル 1.0 (10) イノシトール 0.1 (11) 防腐剤 0.3 (12) 香料 0.05(13) 精製水 残量 計 100 〈製法〉 A. (1)〜(7)、(11)及び(12)を混合し、加熱
して70℃に保つ。
に保つ。
た。
0.02 (6) コウジ酸 0.1 (7) N,N′−ジアセチルシスチンジメチル 0.2 (8) 防腐剤 0.3 (9) 香料 0.1 (10) 精製水 残量 計 100 *2) ガテフォッセ社製 〈製法〉 A. (1)、(3)〜(7)及び(10)を混合し、70℃
に加熱し、攪拌する。
た。
る。
る。
してから、50℃まで冷却し、(7)、(11)及び(12)
を加え、冷却して洗浄料を得た。
れているので、日やけなどによる皮膚の黒色化、シミ・
ソバカスの防止・改善等に有効である。
ため、安心して使用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】コウジ酸及び/又はその誘導体とN,N′−
ジアセチルシスチンジメチルを含有することを特徴とす
る美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32770389A JP2753639B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32770389A JP2753639B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03188011A JPH03188011A (ja) | 1991-08-16 |
JP2753639B2 true JP2753639B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=18202038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32770389A Expired - Lifetime JP2753639B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753639B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3566739B2 (ja) * | 1993-09-30 | 2004-09-15 | 三省製薬株式会社 | 皮膚外用剤の安定化方法 |
JP4427901B2 (ja) | 1998-10-09 | 2010-03-10 | 味の素株式会社 | シスチン誘導体の用途 |
KR20040021589A (ko) * | 2001-03-13 | 2004-03-10 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 화장품 또는 피부 외용제 |
JP2008310676A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Canon Inc | 情報処理装置、印刷装置、情報処理システム、印刷処理方法、記憶媒体、プログラム |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP32770389A patent/JP2753639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03188011A (ja) | 1991-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59500129A (ja) | 長鎖アルカノ−ル及び酸化防止剤を含有する皮脂抑制性化粧剤 | |
JP2929304B2 (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JPH05294821A (ja) | (2,5−ジヒドロキシフェニル)カルボン酸誘導体、それらの同族体又は塩を有効成分として含有する、脱色作用のある皮膚用又は化粧料組成物 | |
JPS62108804A (ja) | 化粧料 | |
JP2903412B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2903240B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH09157153A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2753639B2 (ja) | 化粧料 | |
KR950007906B1 (ko) | 장파 자외선 흡수제 및 이를 함유하는 화장품 | |
JPH0418010A (ja) | W/o/w型乳化化粧料 | |
JP3480954B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH049310A (ja) | 乳化化粧料 | |
JP2780803B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2552298B2 (ja) | 美肌化粧料 | |
JPH11199426A (ja) | 化粧料 | |
JPS60116618A (ja) | 化粧料 | |
JPH0672855A (ja) | メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤 | |
JP2786233B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPS62129212A (ja) | 化粧料 | |
JPH01100112A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH0873312A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2929305B2 (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JPH01135887A (ja) | 紫外線吸収剤組成物 | |
JPS6023307A (ja) | 美白化粧料 | |
JPH02269176A (ja) | 紫外線吸収剤及びこれを配合した化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080306 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090306 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100306 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |