JP2753472B2 - テンサイ中の雑草を抑制するのに有用なフルオロアルコキシアミノトリアジン類 - Google Patents

テンサイ中の雑草を抑制するのに有用なフルオロアルコキシアミノトリアジン類

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JP2753472B2
JP2753472B2 JP8058271A JP5827196A JP2753472B2 JP 2753472 B2 JP2753472 B2 JP 2753472B2 JP 8058271 A JP8058271 A JP 8058271A JP 5827196 A JP5827196 A JP 5827196A JP 2753472 B2 JP2753472 B2 JP 2753472B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野 本発明は新規なフルオロアルコキシアミノトリアジン類
およびそれらを含有する望ましくない植生の成長を抑制
するための薬剤に関する。
【0002】発明の背景 米国特許第4,744,816号、1988年5月17
日発行、および欧州特許出願(EP−A)164,26
9号、1985年12月11日公開、は、式
【0003】
【化2】
【0004】式中、R1は、なかでも、CO210などで
あり、R2はH、F、Cl、Br、CF3、CH3、C2
5、OCH3、OC25、SCH3またはSC25であ
り、R10はC−Cアルキル、CH2CH2OCH3
CH2CH2Cl、CH2CH=CH2またはCH2C≡C
Hであり、R14はHまたはC−C2アルキルであり、
15はC−C2アルキル、OCH3、OC25またはC
2CNであり、XはNR1415であり、YはOCH2
2F、OCH2CHFまたはOCH2CF3であり、そし
てZはCHまたはNである、の除草性スルホニル尿素を
開示している。
【0005】南アフリカ特許出願第84/2245号、
1984年9月28日公開、は、式
【0006】
【化3】
【0007】式中、AはC−Cハロアルキルであ
り、ZはOまたはSであり、EはCHまたはNであり、
1は、なかでも、H、COR6などであり、R2は、な
かでも、Hなどであり、R3およびR4は、独立に、H、
ハロゲン、C−Cアルキル、C2−C4ハロアルコキ
シ、NR1213などであり、R6は、なかでも、C
アルコキシ、C−Cハロアルコキシなどであ
り、そしてR12およびR13は、独立に、HまたはC
アルキルである、の除草性スルホニル尿素を開示し
ている。
【0008】これらの2件の参考文献は、本発明の化合
物のあるものを一般的に開示しているが、本発明の化合
物またはテンサイにおけるそれらの有用性については具
体的には述べていない。
【0009】米国特許第4,618,363号は、式
【0010】
【化4】
【0011】式中、R1はH、ハロゲン、NO2、C
ハロアルキル、C−Cアルキル、C−C
ルコキシ、C2−C5アルケニルまたはC−Cアルコ
キシカルボニルであり、XはO、S、−SO−またはS
であり、mは0または1であり、Qは、なかでも、
13などであり、R13はフェニルであるか、あるいはハ
ロゲン、NO2、CN、C−Cアルキル、C−C
アルコキシ、C−Cアルキルチオ、C2−C5アル
ケニル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキ
シカルボニル、−NR4546、−SOHまたは−SO
NR4748により置換されたフェニルであり、R2
−CアルキルまたはC−Cアルコキシであ
り、各々は1〜3個のハロゲン原子により置換されてい
ず、R3は、なかでも、−NR45などであり、そして
EはNまたはCHである、の除草性スルホニル尿素を開
示している。
【0012】この参考文献は、本発明の化合物のあるも
のを一般的に開示しているが、本発明の化合物またはテ
ンサイにおけるそれらの有用性については具体的には述
べていない。
【0013】本発明は、式I
【0014】
【化5】
【0015】式中、RはC−Cアルキル、CH2
H=CH2、CH2C≡CH、シクロプロピルメチルまた
はCH2CH22であり、R1はC−C2アルキル、C
−C2ハロアルキル、CH2CN、CH2OCH3、C
−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、フェニル
チオまたはNR34であり、R2はC−C2アルコキ
シ、C−C2アルキルチオ、CNまたはハロゲンであ
り、R3およびR4は、独立に、HまたはCH3であり、
そしてXはNHCH3、N(CH32またはN(CH3
OCH3であり、ただし、R1がOCH2CH3またはCH
2OCH3であるとき、RはCH3以外である、の新規な
化合物およびそれらの農業的に適する塩類、それらを含
有する農業的に適する組成物、および発芽前および/ま
たは発芽後の除草剤または植物成長調整剤からなる。
【0016】上の定義において、用語「アルキル」は直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、例えば、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピルまたは種々のブチル
異性体を包含する。
【0017】アルコキシはメトキシおよびエトキシを包
含する。
【0018】アルキルチオはメチルチオおよびエチルチ
オを包含する。
【0019】用語「ハロゲン」は、単独でまたは「ハロ
アルキル」の如き合成語で、フッ素、塩素、臭素または
ヨウ素を包含する。さらに、合成語、例えば、「ハロア
ルキル」で使用するとき、前記アルキルは部分的にまた
は完全にハロゲン原子で置換されることができ、ハロゲ
ン原子は同一であるか、あるいは異なることができる。
ハロアルキルの例は、CF3、CH2CH2CF3およびC
2CHFClを包含する。
【0020】置換基中の炭素原子の合計の数はCi−C
jの接頭辞により示され、ここで添字iおよびjは1〜
4の数である。例えば、C−Cアルキルはメチル;
エチルおよび種々のプロピルおよびブチル異性体を表示
し;C−C2アルキルチオはメチルチオおよびエチル
チオを表示し;C−C2アルコキシはメトキシおよび
エトキシを表示する。
【0021】除草活性が高く、テンサイに対する安全性
が大きくそして/または合成の容易のために、次の化合
物は好ましい: 1、RがC−Cアルキルであり、R1がC−C2
ルキルであり、そしてXがNHCH3またがN(CH3
2である、式Iの化合物。
【0022】2、RがC−Cアルキルであり、R1
がC−C2ハロアルキルであり、そしてXがNHCH3
またがN(CH32である、式Iの化合物。
【0023】3、RがC−Cアルキルであり、そし
てXがNHCH3である、上記好適な1の化合物。
【0024】4、RがC−Cアルキルであり、そし
てXがN(CH32である、上記好適な1の化合物。
【0025】除草活性が最高であり、テンサイに対する
安全性が最大でありそして/または合成の最も容易のた
めに、次の化合物はことに好ましい:エチル2−
[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2
−トリフルオロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−
2−イル]アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]
−3−メチルベンゾエート、融点134−142℃;お
よびメチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6
−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,3,5
−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ
ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート、融点15
0−160℃。
【0026】発明の詳細な記述 合成 次の説明は、本発明の化合物の製造についての一般的概
説を表す。後述する合成は多工程であり、各工程につい
て1または2以上の工程を教示する。これは式Iの特定
の化合物を製造するための広範な種類の可能な合成通路
を可能とする。各々の化合物のための合成通路の適切な
選択および反応序列の最良の順序は、この分野において
知られている。
【0027】式Iの化合物は、反応式1および2に示す
方法により製造することができる。
【0028】反応式1に示すように、式Iの多数の化合
物は、式IIのシリルスルホンアミドを式IIIの複素
環式カルバメートと反応させることによって製造するこ
とができる。
【0029】反応式1:
【0030】
【化6】
【0031】この反応は0℃〜50℃において溶媒、例
えば、アセトニトリル、ジオキサンまたはテトラヒドロ
フラン中でフッ素イオン源、例えば、フッ化セシウムま
たはフッ化テトラブチルアンモニウムの存在下に0.1
〜2時間実施する。
【0032】あるいは、式IVのスルホンアミドのある
ものは調製しそして、反応式2に示すように、式III
の複素環式カルバメートと反応させて式Iの化合物を生
成せしめることができる。
【0033】反応式2:
【0034】
【化7】
【0035】この反応は0℃〜50℃において溶媒、例
えば、アセトニトリル、ジオキサンまたはテトラヒドロ
フラン中で非親核性塩基、例えば、DBUの存在下に
0.2〜2時間実施する。
【0036】式IIのシリルスルホンアミドの多くは、
式Vの塩化スルホニルをt−ブチルジメチルシリルアミ
ン(J.R.Bowser et al.,Inorga
nic Chemistry17,1882(197
8))と反応式3に示すように反応させることによって
製造することができる。
【0037】反応式3:
【0038】
【化8】
【0039】この反応は、0℃〜30℃において溶媒、
例えば、ジクロロメタン中で1〜2当量のアミンおよび
1当量の重炭酸ナトリウムの存在下に実施する。
【0040】あるいは、式IIのシリルスルホンアミド
の多くは、反応式4に示すように、式VIのシリルスル
ホンアミドをアルキルクロロホルメートと反応させるこ
とによって製造することができる。
【0041】反応式4:
【0042】
【化9】
【0043】この反応は、式VIの適当なシリルスルホ
ンアミドを有機リチウム試薬、例えば、n−ブチルリチ
ウムと不活性非プロトン性溶媒、例えば、テトラヒドロ
フラン中で−78℃〜0℃において0.5〜3時間接触
させることによって実施する。次いで、ジリチオ中間体
VIaをアルキルオルトホルメートと−78℃〜0℃に
おいて0.5〜5時間反応させる。シリルスルホンアミ
ドIIは、この分野において知られている標準的方法で
単離する。
【0044】式IIの多くのシリルスルホンアミドは、
反応式5に示す間接的ルートにより製造することができ
る。
【0045】反応式5:
【0046】
【化10】
【0047】第1の2つの工程は反応式4について前述
したように実施する。J.G.ロンバルジノ(Lomb
ardino)(J.Org.Chem.36,18
43(1971))は、また、式VIIの酸に類似する
酸中間体を製造する方法を記載している。温和な条件下
に酸をエステル化する方法は、この分野においてよく知
られている。
【0048】式IVの多くのスルホンアミドは、式II
aのt−ブチルスルホンアミドを反応式6におけるよう
に脱プロトン化することによって製造することができ
る。
【0049】反応式6:
【0050】
【化11】
【0051】この反応は、−78℃〜30℃において不
活性溶媒、例えば、ヘキサン中で酸、例えば、トリフル
オロ酢酸の存在下に実施する。この反応の成功は、R1
およびRの性質に依存し、そしてこの分野において知ら
れているであろう。
【0052】式IIaのスルホンアミドは、反応式3、
4および5に記載されている方法に類似する方法で製造
することができ、ここでt−ブチルジメチルシリル部分
をt−ブチル部分で置換する。
【0053】式Vのスルホニルクロライドは、反応式7
に示すように、式VIIIの対応するイオウを含有する
化合物を酸化的に塩素化することによって製造すること
ができる。R’はH、アルキル、ベンジルまたはカルバ
モイルである。
【0054】反応式7:
【0055】
【化12】
【0056】反応式7の反応は、式VIIIの化合物を
溶媒、例えば、酢酸またはプロピオン酸中で少なくとも
3.0当量の塩素と、少なくとも3.0当量の水の存在
下に約−20℃〜30℃において0.2〜5時間接触さ
せることによって実施する。A.ワゲナール(Wage
naar)(Recl.Trav.Chim.Pays
−Bas101,91(1982))が関係する化合
物について特定の反応条件を教示している。
【0057】あるいは、R’がベンジルである式VII
Iの化合物と、次亜塩素酸塩、例えば、5%のNaOC
lとの反応は、式Vのスルホニルクロライドを提供する
ことができる。同様な反応のための反応条件は、南アフ
リカ特許出願第84/8845号および欧州特許出願
(EP−A)142,152号に記載されている。
【0058】反応式8に示すように、式Vのスルホニル
クロライドの多くは式IXの対応するアミンからメーア
ウェイン(Meerwein)反応により製造すること
ができる。
【0059】反応式8:
【0060】
【化13】
【0061】この反応は、水性HCl中の亜硝酸ナトリ
ウムによるアミンIXのジアゾ化および引き続く、ヤー
レ(Yale)およびソウィンスキー(Sowinsk
i)、J.Org.Chem.25,1824(19
60)の教示に類似するように、酢酸中のジアゾニウム
塩と二酸化イオウおよび塩化第二銅との反応を包含す
る。
【0062】あるいは、式Vのスルホニルクロライド
は、反応式9に示すように上の手順の変法により製造す
ることができる。
【0063】反応式9:
【0064】
【化14】
【0065】アミン塩酸塩塩IXaをアルキル亜硝酸塩
で有機溶媒、例えば、アセトニトリルまたはアセトン中
においてジアゾ化し、そして生ずるジアゾニウム塩を二
酸化イオウおよび塩化第二銅と反応させてスルホニルク
ロライドを生成せしめる。V.M.ドイル(Doyl
e),J.Org.Chem.42,2426,24
31(1977)は、同様なメーアウェイン(Meer
wein)反応のための条件を記載している。
【0066】反応式1および2における式IIIの複素
環式カルバメートは、米国特許第4,744,816号
に記載されている方法により製造することができる。
【0067】本発明の化合物の調製を、さらに次の実施
例により説明する。
【0068】
【実施例】実施例1 3−メチル−2−(フェニルメチルチオ)−安息香酸、
1−メチルエチルエステル 乾燥テトラヒドロフラン(125ml)および油(6.
3g)中の35%の水素化カリウムの撹拌した懸濁液
に、ベンジルメルカプタン(6.1ml)を0℃におい
て不活性雰囲気下にゆっくり添加した。15分後、3−
メチル−2−ニトロ安息香酸、1−メチルエチルエステ
ル(11.23g)を添加し、そして生ずる混合物を室
温において一夜撹拌した。反応混合物を6Nの水酸化ナ
トリウム(25ml)と酢酸エチル(150ml)との
間に分配した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾
過し、濃縮し、そしてシリカゲルのクロマトグラフィー
にかけ、ヘキサン中の5%の酢酸エチルで溶離して、1
3.7gの標題化合物を黄色油として得た、 90 MHz MNR(CDCl3) δ 1.39(d、 6H、 CH3);
2.39(s、 3H、 CH3);3.99(s、 2H、 CH2);5.32(m、 1H、 CH);
および7.26(m、 8H、 芳香族) IR(純粋)1720cm-1 実施例2 メチル2−(クロロスルホニル)−3−メチルベンゾエ
ート 0℃に保持したメチル3−メチル−2−(フェニルメチ
ルチオ)−ベンゾエート(24g)、ジクロロメタン
(700ml)、水(150ml)、および濃塩酸(3
4ml)の撹拌した懸濁液に、5%の次亜塩素酸ナトリ
ウム(450ml)をゆっくり添加した。生ずる黄色懸
濁液を0℃において1時間撹拌した。ジクロロメタン相
を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、そして
クロロブタン−ヘキサンで粉砕して、標題化合物を白色
固体として得た、融点114−116℃。
【0069】90 MHz MNR(CDCl3) δ 2.82
(s、 3H、 CH3);3.97(s、 3H、 OCH3);および7.5 (m、 3H、 a
rom) IR(ヌジヨール)1730、 1360、 および1175cm-1 実施例3 エチル2−[((ジメチル)−(1,1−ジメチルエチ
ル)シリルアミノ)スルホニル]−3−ニトロベンゾエ
ート ジクロロメタン(300ml)中のエチル2−(クロロ
スルホニル)−3−ニトロベンゾエート(14.7
g)、アミノ−t−ブチルジメチルシラン(15.4
g)、および重炭酸ナトリウム(3.5g)の懸濁液
を、栓付きフラスコ中で室温において4日間撹拌した。
水(90ml)および飽和水性重炭酸塩(45ml)を
添加し、そしてこの混合物を撹拌した。ジクロロメタン
相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、そし
てシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、ヘキサン中
の20%の酢酸エチルで溶離して、12.9gの標題化
合物を白色固体として得た、融点101−102℃。
【0070】90 MHz MNR(CDCl3) δ 0.30
(s、 6H、 SiCH3);0.97(s、 9H、 CH3);1.41(t、 3H、 CH3);
4.48(q、 2H、 OCH2);5.86(s、 1H、 NH);および7.7 (m、 3
H、 arom) IR(ヌジヨール)3200、 1730および1700cm-1実施例4 メチル2−[((ジメチル)−1,1−ジメチルエチ
ル)シリルアミノ)スルホニル]−3−トリフルオロメ
チルベンゾエート 乾燥テトラヒドロフラン(250ml)中のN−[(ジ
メチル)−(1,1−ジメチルエチル)シリル]−3−
トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド(17.5
g)の溶液を、2.5モルのブチルリチウム(46m
l)と50℃において接触させ、そして不活性雰囲気下
に1.5時間0℃に加温した。この混合物を−78℃に
冷却し、そして乾燥テトラヒドロフラン(300ml)
中のメチルクロロホルメートを−78℃において添加し
た。この混合物を−78℃において不活性雰囲気下に
1.5時間撹拌し、次いで飽和水性塩化アンモニウム
(100ml)で急冷した。0℃に加温した後、テトラ
ヒドロフラン層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、
蒸発させ、そしてシリカゲルのクロマトグラフィーにか
け、20%のクロロブタン、10%のテトラヒドロフラ
ンおよび70%のヘキサンで溶離して、2.13gの標
題化合物を白色固体として得た、融点80−84℃。
【0071】90 MHz MNR(CDCl3) δ 0.29
(s、 6H、 SiCH3);0.96(s、 9H、 CH3);4.02(s、 3H、 OCH3);
5.63(s、 1H、 NH);7.8 (m、 2H、 arom);および8 (m、 1
H、 arom)。 IR(ヌジヨール)3250、 1725cm-1実施例5 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−
(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,3,5−
トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミノ]
スルホニル]−3−メチルベンゾエート アセトニトリル(10ml)中の2−(ジメチル−
(1,1−ジメチルエチル)シリルアミノ)−3−メチ
ル安息香酸、エチルエステル(0.36g)およびO−
フェニル−N−[4−ジメチルアミノ−6−(2,2,
2−トリフルオロエトキシ)−1,3,5−トリアジン
−2−イル]カルバメート(0.39g)の溶液を、テ
トラヒドロフラン中の1モルのテトラブチルアンモニウ
ムフルオライド(1.1ml)で処理した。この混合物
を2時間撹拌した。反応混合物を水(20ml)で希釈
し、そして1N塩酸で酸性化した後、生ずる沈澱を濾過
し、水およびヘキサン/エーテルで洗浄し、そして空気
乾燥して、0.28gの標題化合物を白色固体として得
た、融点134−142℃。
【0072】200 MHz MNR(CDCl3) δ 1.38(s、
3H、 CH3);2.89(s、 3H、 CH3);3.24(s、 6H、 NCH3);4.36
(q、 2H、 OCH2);4.74(q、 2H、 CH2);7.4 (m、 4H、 aromお
よびNH);および12.38(s、 1H、 NH)。
【0073】IR(ヌジヨール)1710、 1695cm-1
【0074】実施例6 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−
(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1,3,5−
トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミノ]
スルホニル]−3−メチルベンゾエート アセトニトリル(10ml)中のメチル2−(ジメチル
−(1,1−ジメチルエチル)シリルアミノ)−3−メ
チルベンゾエート(0.68g)およびO−フェニル−
N−[4−ジメチルアミノ−6−(2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イ
ル]カルバメート(0.79g)の溶液を、テトラヒド
ロフラン中の1モルのテトラブチルアンモニウムフルオ
ライド(2.2ml)で処理した。この混合物を1時間
撹拌した。反応混合物を水(30ml)で希釈し、そし
て1N塩酸で酸性化した後、生ずる沈澱を濾過し、水お
よびヘキサン/エーテルで洗浄し、そして空気乾燥し
て、0.58gの標題化合物を白色固体として得た、融
点151−159℃(分解)。この方法で前に調製した
他の試料は150−160℃(分解)で溶融した。
【0075】300 MHz MNR(DMSO) δ 3.04
(s、 3H、 CH3);3.46(s、 6H、 NCH3);4.10(s、 3H、 OCH3);
5.32(m、 2H、 CH2);7.78(d、 1H、 arom);7.84(d、 1H、 aro
m);7.98(m、 1H、 arom);11.1(s、 1H、 NH);および13.1(s、
1H、 NH)。 IR(ヌジヨール)1730cm-1
【0076】次の化合物は、前述しそして実施例1〜6
に例示した一般方法により当業者により調製することが
できるであろう。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】配合物および使用 式Iの化合物の有用な配合物は、普通の方法で調製する
ことができる。それらは、ダスト、流体、ペレット、溶
液、懸濁液、乳濁液、湿潤性粉末、乳化性濃縮物、乾燥
流動性物質などを包含する。これらの多くは直接適用で
きる。噴霧可能な配合物は、適当な媒質中に増量し、そ
して約1〜数100リットル/ヘクタールの割合の噴霧
体積で使用できる。高い強度の組成物は、それ以上の配
合のための中間材料として主として使用される。配合物
は、広義には、約1〜99重量%の1種または2種以上
の活性成分、および(a)約0.1〜20重量%の1種
または2種以上の界面活性剤および(b)約5〜約9
9.9重量%の固体または液体の1種または2種以上の
希釈剤の少なくとも1種を含有する。より詳しくは、そ
れらは次の概算比率でこれらの成分を含有するであろ
う: 重量%活性成分 希釈剤 界面活性剤 湿潤性粉末 20−90 0〜74 1−10 油懸濁液、乳濁液、溶液 3−50 40−95 0−15 (乳化性濃厚物を包含する) 水性懸濁液 10−50 40−84 1−20 ダスト 1−25 70−99 0−5 粒体およびペレット 0.1−95 5−99.9 0−15 高い強度の組成物 90−99 0−10 0−2 **活性成分+少なくとも1種の界面活性剤または希釈剤=100% これより低いか、あるいは高いレベルの活性成分は、も
ちろん、意図する用途および化合物の物理的性質に依存
して存在することができる。界面活性剤対活性成分のよ
り高い比は、時には望ましく、そして配合物中の混入に
よって、あるいは槽混合によって達成される。
【0082】典型的な固体の希釈剤は、ワトキンス(W
atokins)ら、「殺昆虫剤ダストの希釈剤および
坦体のハンドブック(Handbook of Ins
ecticide Dust Diluents an
d Carriers)」、第2版、ドーランド・ハン
ドブックス(Dorland Bools)、ニュージ
ャージイ州、カルドウェル、に記載されている。湿潤性
粉末およびダストのためのより密なもののためには、よ
り吸収性の希釈剤が好ましい。典型的な液体の希釈剤お
よび溶媒は、マースデン(Marsde)、「溶媒のガ
イド(Solvets Guide)」、第2版、イン
ターサイエンス、ニューヨーク、1950に記載されて
いる。0.1%より少ない可溶性は懸濁液濃厚物に好ま
しい。溶液の濃厚物は、好ましくは、0℃における相分
離に対して安定である「マクカチオンの洗浄剤および乳
化剤の年報(McCutcheon’s Deterg
ebts and Emulsifiers Annu
al)」、MC・パブリシンング・コーポレーション
(MC Publishig Corp.)、ニュージ
ャージイ州、リッジウッド、ならびにサイスリイ(Si
seley)およびウッド(Wood)、「表面活性剤
の百科辞典(Encyclopedia ofSurf
ace Active Agents)」、ケミカル・
パブリケイション・カンパニー・インコーポレーテッド
(Chemical Publishing Co.,
Inc.)、ニューヨーク、1964、は、界面活性剤
および推奨される用途を記載している。すべての配合物
は、発泡、ケーク化、腐食、微生物の増殖などを減少す
るための添加剤の少量を含有することができる。好まし
くは、成分は、意図する用途について、米国環境保護局
によって承認を受けるべきである。
【0083】このような組成物を調製する方法は、よく
知られている。溶液は成分を単に混合することによって
調製される。微細な固体組成物は、配合することによ
り、通常、ハンマーミルまたは流体エネルギーミル中の
粉砕によってつくられる。懸濁液は湿式ミリングによっ
て調製される(参照、例えば、米国特許第3,060,
084号、Littler)。粒体およびペレットは、
予備形成した粒体の担体上の活性物質の噴霧によって、
あるいは凝集技術によって作ることができる。参照、ブ
ロウニング(Browning)、[凝集(Agrom
eration)」、ケミカル・エンジニアリング
hemical Engineering)、12月4
日、147ページ以降、および、「ペリーの化学工業ハ
ンドブック(Perry’ Engineer’s H
andbook)、第4版、マクグオロー−ヒル(Mc
Graw−Hill)、ニューヨーク、1963、8〜
59ページ以降。
【0084】配合の技術についてのそれ以上の情報は、
次を参照:米国特許第3,235,361号(H.M.
Loux、1966年2月15日発行)、第6欄第16
行〜第7欄第19行および実施例10〜41、米国特許
第3,309,192号(R.W.Luckenbau
gh、1967年3月14日発行)、第5欄第43行〜
第7欄第62行および実施例8、12、15、39、4
1、52、53、58、132、138−140、16
2−164、166、167および169−182、
米国特許第2,891,855号(H.Gysinおよ
びE.Knusli、1959年6月23日発行)、第
3欄第66行〜第5欄第17行および実施例1−4、
G.C.クリングマン(Klingman)、「科学と
して雑草の抑制(Weed Cntorol as a
Science)」、ジョン・ウィリー・アンド・サ
ンズ・インコーポレーテッド(John Wiley
and Sons,Inc.)、ニューヨーク、196
1年、81−96ページ、およびJ.D.フライアー
(Fryer)およびS.A.エバンス(Evan
s)、「雑草の制御のハンドブック(Weed Con
trol Handbook)、第5版、ブラックウェ
ル・サイエンティフィック・パブリケイションズ(Bl
ackwell Scientific Public
ations)、オックスフォード、1968年、10
1−103ページ。
【0085】次の実施例において、すべての部は、特記
しない限り、重量による。実施例7 湿潤性粉末 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 80% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 2% リグニンスルホン酸ナトリウム 2% 合成非晶質シリカ 3% カオリナイト 13% 成分を配合し、次いでハンマーミル内で微粉砕して、す
べての固体を本質的に50ミクロン以下にし、再配合
し、そして包装する。
【0086】実施例8 湿潤性粉末 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 50% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 2% 低粘度メチルセルロース 2% ケイ藻土 46% 成分を配合し、次いでハンマーミル内で粗く粉砕して、
本質的にすべてが直径10ミクロン以下の活性粒子を生
成する。この生成物を再配合した後、包装する。
【0087】実施例9 粒体 実施例8の湿潤性粉末 5% アタパルジャイト粒体(米国標準篩No. 20−40メッシュ) 95% 25%の固体を含有する湿潤性粉末のスラリーをダブル
コーンブレンダー(double−cone blen
der)内でアタパルジャイト粒体の表面上に噴霧す
る。粒体を乾燥し、そして包装する。
【0088】実施例10 押出ペレット メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 25% 無水硫酸ナトリウム 10% 粗製リグニンスルホン酸カルシウム 5% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1% カルシウム/マグネシウムベントナイト 59% 成分を配合し、ハンマーミルで微粉砕し、次いで約12
%の水で湿潤させる。この混合物を直径約3mmの円筒
に押出し、これらを約3mmの長さのペレットに切断す
る。これらは乾燥後直接使用することができるか、ある
いは乾燥したペレットを粉砕して米国標準篩No.20
篩(約0.84mmの直径)に通過させる。米国標準篩
No.40篩(0.42mmの開口)上に保持される粒
体を使用のために包装し、そして微細粒子を再循環させ
ることができる。
【0089】実施例11 低強度粒体 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 0.1% アタパルジャイト粒体(米国標準篩No.20−40 メッシュ、0.42−0.84mm) 99.9% 活性成分を溶媒中に溶解し、そしてダブルコーンブレン
ダー内で脱ダスト粒体上に噴霧する。溶液の噴霧が完結
した後、この材料を加温して溶媒を除去する。材料を冷
却し次いで粒体を包装する。
【0090】実施例12 粒体 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 80% 湿潤剤 1% 粗製リグニンスルホン酸塩 (5〜20%の天然糖を含有する) 10% アタパルジャイト粘土 9% 成分を配合し、そして微粉砕して100メッシュの篩に
通過させる。次いで、この材料を流動床の造粒装置に添
加し、空気の流れを調節して材料をおだやかに流動さ
せ、そして水の微細噴霧を流動した材料上に噴霧する。
所望の大きさの範囲の粒体が作られるまで、流動および
噴霧を続ける。噴霧を停止するが、流動化を、必要に応
じて加熱しながら、続けて、水含量を一般に1%より少
なく減少する。次いで、材料を排出し、所望の大きさの
範囲、一般に14〜100メッシュ(1410〜149
ミクロン)に篩がけし、そして使用のため包装する。
【0091】実施例13 低強度粒体 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 1% N,N−ジメチルホルムアミド 9% アタパルジャイト粒体(米国標準篩No.20−40 メッシュ、0.42−0.84mm) 90% 活性成分を溶媒中に溶解し、そしてダブルコーンブレン
ダー内で脱ダスト粒体上に噴霧する。溶液の噴霧が完結
した後、ブレンダーを短時間作動し、次いで粒体を包装
する。
【0092】実施例14 水性懸濁液 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 40% ポリアクリル酸増粘剤 0.3% ドデシルフェノールポリエチレングリコールエーテル 0.5% リン酸二ナトリウム 1% リン酸一ナトリウム 0.5% ポリビニルアルコール 1.0% 水 56.7% 成分を配合し、そしてサンドミル内で一緒に微粉砕し
て、固体粒子の直径を本質的に5ミクロン以下にする。
【0093】実施例15 溶液 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 5% 水 95% 上の塩を水に撹拌しながら直接添加して溶液を生成し、
次いでこれを使用のため包装することができる。
【0094】実施例16 高強度濃厚物 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 99% シリカエアゾール 0.5% 合成非晶質シリカ 0.5% 成分を配合し、ハンマーミルで微粉砕して、本質的にす
べてが米国標準篩No.50篩(約0.3mmの開口)
を通過する材料を生成する。この濃厚物は必要に応じて
さらに配合することができる。
【0095】実施例17 湿潤性粉末 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 90% ジオクチルナトリウムスルホサクシネート 0.1% 合成微細シリカ 9.9% 成分を配合し、そしてハンマーミルに通過させて、本質
的にすべてが100ミクロン以下の粒子を製造する。こ
の材料を米国標準篩No.50篩にかけ、次いで包装す
る。
【0096】実施例18 湿潤性粉末 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 40% リグニンスルホン酸ナトリウム 20% モントモリロナイト粘土 40% 成分をよく配合し、ハンマーミル内で粗く粉砕して、次
いで空気ミル内で粉砕して本質的にすべてが直径10ミ
クロン以下の活性粒子を生成する。この生成物を再配合
し、次いで包装する。
【0097】実施例19 油懸濁液 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 35% ポリアルコールエステルおよび油溶性石油 スルホネートのブレンド 6% キシレン 59% 成分を一緒にしそしてサンドミル内で一緒に微粉砕し
て、固体粒子の本質的にすべてを5ミクロン以下に小さ
くする。生成物を直接適用するか、油で増量するか、あ
るいは水中に乳化することができる。
【0098】実施例20 ダスト メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 10% アタパルジャイト 10% ピロフィライト 80% 活性成分をアタパルジャイトと配合し、次いでハンマー
ミルに通過させて、本質的にすべてが200ミクロン以
下の粒子を生成する。次いで、粉砕した濃厚物を粉末状
ピロフィライトと均質になるまで配合する。
【0099】実施例21 油懸濁液 エチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 25% ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート 5% 高度に脂肪族のヘクタール油 70% 成分を一緒にサンドミル内で一緒に微粉砕して、固体粒
子の本質的にすべてを5ミクロン以下に小さくする。生
ずる濃厚な懸濁液を直接適用することができるが、好ま
しくは油で増量するか、あるいは水中に乳化する。
【0100】実施例22 湿潤性粉末 メチル2−[[[[[4−(ジメチルアミノ)−6−(2,2,2−トリフルオ ロエトキシ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート 20% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 4% リグニンスルホン酸ナトリウム 4% 低粘土メチルセルロース 3% アタパルジャイト 69% 成分をよく配合する。ハンマーミル内で粉砕して、本質
的にすべてが100ミクロン以下の粒子を製造した後こ
の材料を再配合し、そして米国標準篩No.50篩(開
口0.3mm)にかけ、そして包装する。
【0101】実用性 本発明の化合物は、テンサイ、フォッダー・ビート(f
odder beets)および赤カブ中の望ましくな
い植物の抑制にとくに有用である。これらは定着するま
でに長い期間を要する作物である。この期間において、
作物の実生に注意して栄養を与えなくてはならなず、こ
こで競争のための損傷および収量の損失を防止するため
の雑草の抑制にとくに注意を払う。本発明の化合物は、
発芽前または発芽後に使用することができ、そしてヤエ
ムグラ(Galium aprine)、ヤセイソバ
(Polygonum convolvulus)、ノ
ハラガラシ(Sinapsis arvensis)お
よびブラックグラス(blackgrass)(Alo
percurus mysoroides)を包含する
多数の問題の雑草を抑制するであろう。
【0102】これらの化合物の適用割合は、ある数の因
子、例えば、抑制すべき雑草、天気および季節、土のタ
イプ、適用時期、および作物および雑草の年令および大
きさ、適用方法などにより決定される。一般に、割合は
0.5〜1000g/ヘクタール、好ましくは10〜1
25g/ヘクタールであろう。所定の場合において使用
すべき割合を当業者は選択することができる。
【0103】これらの化合物は、1種または2種以上の
他の除草剤と組み合わせて使用することができ、そして
しばしば使用されるであろうる。それらはテンサイ作物
に対して選択的である他の混合することができ、このよ
うな除草剤の例は次の通りである:メタミトロン、フェ
ンメジファム、デスメジファム、クロリダゾン、レナシ
ル、エトフメセイト、サイクロエート、クロピラリド、
ジアレート、トリアレート、ジクロフォプ−メチル、ク
イザロフォプ−エチル、フザリフォプ−ブチル、ハロキ
サフォプ、セトキシジムおよびアロキシジム。
【0104】これらの化合物の選択的性質は温室におい
て発見された。これらの試験の結果は、これらの化合物
の活性および選択性を明瞭に示し、そして下表に示す。
【0105】
【表5】
【0106】試験A オオムギ(Hordeum vulgare)、イヌエ
ビ(Echinochloa crus−gall
i)、イヌムギ(Bromus secalinu
s)、ダウニー・ブロウム(downy brome)
(Bromus tectorum)、オナモミ(Xa
nthium pensylvanicum)、トウモ
ロコシ(Zea mays)、ワタ(Gossypiu
m hirsutum)、オヒシバ(Digitari
a spp.)、ジャイアント・フォクステイル(gi
ant foxtail)(Setaria fabe
ri)、ヒルガオ(Ipomoea spp.)、イネ
(Oryza sativa)、モロコシ(Sorgh
um bicolor)、ダイズ(Glycine m
ax)、テンサイ(Bera vulgaris)、ベ
ルベットリーフ(Abutilon theophra
sti)、コムギ(Triticum aestivu
m)および野生カラスムギ(Avena fatua)
の種子およびムラサキハマスゲ(Cyperus ro
tundus)の塊茎を植え、そして非植物毒性の溶媒
中に溶解した試験化合物で発芽前に処理した。同時に、
これらの作物および雑草の種を、また、試験化合物の発
芽後の適用により処理した。発芽後の処理について、植
物は2〜8cmの高さ(2〜3葉の段階)の範囲であっ
た。処理した植物および対照は温室内にほぼ16日間維
持し、次いですべての種を対照と比較し、そして視的に
評価した。表Aに要約した植物応答の等級は0〜10の
目盛りに基づき、ここで0は作用がないこと、そして1
0は完全な抑制である。ダッシュ(−)の応答は試験結
果がないことを意味する。
【0107】C=白化/ネクローシス; G=成長の遅延;および H=形成的作用。
【0108】
【表6】
【0109】
【表7】
【0110】
【表8】
【0111】
【表9】
【0112】
【表10】
【0113】試験B オオムギ(Hordeum vulgare)、イヌエ
ビ(Echinochloa crus−gall
i)、ブラックグラス(blackgrass)(Al
opecurus myosuroides)、ハコベ
(Stellaria media)、オナモミ(Xa
nthium pensylvanicum)、トウモ
ロコシ(Zea mays)、ワタ(Gossypiu
m hirsutum)、オヒシバ(Digitari
a spp.)、ダウニー・ブロウム(downy b
rome)(Bromus tectorum)、ジャ
イアント・フォクステイル(giant foxtai
l)(Setaria faberi)、グリーン・フ
ォクステイル(green foxtail)(Set
aria viridis)、シロバナチョウセンアサ
ガオ(Datura stramonium)、セイバ
ンモロコシ(Sorghum halepense)、
シロザ(Chenopodium album)、ヒル
ガオ(Ipomoea spp.)、セイヨウアブラナ
(Brassica napus)、イネ(Oryza
sattiva)、シックルポッド(sicklep
od)(Cassia obtusifolia)、ダ
イズ(Glycine max)、テンサイ(Beta
vulgaris)、ティーウィード(teawee
d)(Sida spinosa)、ベルベットリーフ
(Abutilon theophrasti)、コム
ギ(Triticum aestivum)、野生ソバ
(Polygonum convolvulus)およ
び野生カラスムギ(Avena fatua)の種子お
よびムラサキハマスゲ(Cyperus rotund
us)の塊茎を植え、そして非植物毒性の溶媒中に溶解
した試験化合物で発芽前に処理した。同時に、これらの
作物および雑草の種を、また、試験化合物の発芽後の適
用により処理した。発芽後の処理について、植物は2〜
8cmの高さ(2〜3葉の段階)の範囲であった。処理
した植物および対照は温室内にほぼ24日間維持し、次
いですべての種を対照と比較し、そして視的に評価し
た。表Bに要約した植物応答の等級は0〜10の目盛り
に基づき、ここで0は作用がないこと、そして10は完
全な抑制である。ダッシュ(−)の応答は試験結果がな
いことを意味する。
【0114】
【表11】
【0115】
【表12】
【0116】
【表13】
【0117】
【表14】
【0118】
【表15】
【0119】
【表16】
【0120】
【表17】
【0121】
【表18】
【0122】
【表19】
【0123】
【表20】
【0124】
【表21】
【0125】
【表22】
【0126】
【表23】
【0127】
【表24】
【0128】
【表25】
【0129】
【表26】
【0130】試験C 一年生イチゴツンギ(Poa annua)、オオムギ
(Hordeum vulgare)、イヌホウズキ
(Solanum nigrum)、ブラックグラス
(blackgrass)(Alopecurus m
yosuroides)、ヤエムグラ(Galium
aparine)、ハコベ(Stellaria me
dia)、グリーン・フォクステイル(green f
oxtail)(Setaria viridis)、
イタリアン・ライグラス(Italian ryegr
ass)(Lolium multiflorum)、
ミチヤナギ(Polygonum avicular
e)、コチア(kochia)(Kochia sco
paria)、シロザ(Chenopodium al
bum)、アカザ(Amaranthus retro
flexus)、セイヨウアブラナ(Brassica
napus)、イヌカミムレ(Matricaria
inodora)、タデ(Polygonum pe
rsicaria)、クワガタソウ(Veronica
persica)、テンサイ(Betavulgar
is)、スミレ(Viola arvensis)、コ
ムギ(Triticum aestivum)、野生ソ
バ(Polygonum convolvulus)、
ノハラカラシ(Brassica spp.)、野生カ
ラスムギ(Avena fatua)および野生ダイコ
ン(Raphanus rahpanistrum)か
ら成る作物および雑草の種から選択した種子を植え、そ
して非植物毒性の溶媒中に溶解した試験化合物で発芽前
に処理した。また、このリストの作物および雑草から選
択した種を、試験化合物の発芽後の適用により処理し
た。発芽後の処理について、植物は2〜20cmの高さ
(2〜3葉の段階)の範囲であった。処理した植物およ
び対照は温室内にほぼ24日間維持し、次いですべての
種を対照と比較し、そして視的に評価した。表Bに要約
した植物応答の等級は0〜10の目盛りに基づき、ここ
で0は作用がないこと、そして10は完全な抑制であ
る。ダッシュ(−)の応答は試験結果がないことを意味
する。
【0131】
【表27】
【0132】
【表28】
【0133】
【表29】
【0134】
【表30】
【0135】
【表31】
【0136】
【表32】
【0137】
【表33】
【0138】
【表34】
【0139】
【表35】
【0140】本発明の主たる特徴および態様を示せば次
のとおりである。
【0141】1.式
【0142】
【化15】
【0143】式中、RはC−Cアルキル、CH2
H=CH2、CH2C≡CH、シクロプロピルメチルまた
はCH2CH22であり、R1はC−C2アルキル、C
−C2ハロアルキル、CH2CN、CH2OCH3、C
−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、フェニル
チオまたはNR34であり、R2はC−C2アルコキ
シ、C−C2アルキルチオ、CNまたはハロゲンであ
り、R3およびR4は、独立に、HまたはCH3であり、
そしてXはNHCH3、N(CH32またはN(CH3
OCH3であり、ただしR1がOCH2CH3またはCH2
OCH3であるとき、RはCH3以外である、の化合物お
よびそれらの農業的に適する塩類。
【0144】2.RがC−Cアルキルであり、R1
がC−C2アルキルであり、そしてXがNHCH3また
はN(CH32である上記第1項に記載の化合物。
【0145】3.RがC−Cアルキルであり、R1
がC−C2ハロアルキルであり、そしてXがNHCH3
またはN(CH32である上記第1項に記載の化合物。
【0146】4.RがC−Cアルキルであり、そし
てXがNHCH3である上記第2項に記載の化合物。
【0147】5.RがC−Cアルキルであり、そし
てXがN(CH32である上記第2項に記載の化合物。
【0148】6.エチル2−[[[[[4−(ジメチル
アミノ)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボ
ニル]アミノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート
である上記第1項に記載の化合物。
【0149】7.メチル2−[[[[[4−(ジメチル
アミノ)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]カルボ
ニル]アミノ]スルホニル]−3−メチルベンゾエート
である上記第1項に記載の化合物。
【0150】8.有効量の上記第1項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0151】9.有効量の上記第2項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0152】10.有効量の上記第3項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0153】11.有効量の上記第4項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0154】12.有効量の上記第5項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0155】13.有効量の上記第6項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0156】14.有効量の上記第7項に記載の化合物
と、界面活性剤、固体の希釈剤および液体の希釈剤の少
なくとも1種とからなる、望ましくない植物の成長を抑
制するために適当な組成物。
【0157】15.保護すべき場所に有効量の上記第1
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0158】16.保護すべき場所に有効量の上記第2
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0159】17.保護すべき場所に有効量の上記第3
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0160】18.保護すべき場所に有効量の上記第4
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0161】19.保護すべき場所に有効量の上記第5
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0162】20.保護すべき場所に有効量の上記第6
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0163】21.保護すべき場所に有効量の上記第7
項に記載の化合物を適用することからなる、望ましくな
い植物を抑制する方法。
【0164】22.保護すべき場所がテンサイ作物であ
る、上記第20項に記載の方法。
【0165】23.保護すべき場所がテンサイ作物であ
る、上記第21項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−77870(JP,A) 特開 昭62−129276(JP,A) 特開 昭61−189275(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 251/52 A01N 47/36 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、 RはC−Cアルキル、CH2CH=CH2、CH2
    ≡CH、シクロプロピルメチルまたはCH2CH22
    あり、 R1はC−C2アルキル、C−C2ハロアルキル、C
    2CN、CH2OCH3、C−Cアルコキシ、C
    −Cアルキルチオ、フェニルチオまたはNR34であ
    り、 R2はC−C2アルコキシ、C−C2アルキルチオ、
    CNまたはハロゲンであり、 R3およびR4は独立にHまたはCH3であり、そしてX
    はNHCH3、N(CH32またはN(CH3)OCH3
    であり、ただし、R1がOCH2CH3またはCH2OCH
    3であるとき、RはCH3以外であり、そしてR1がCH3
    であり且つXがN(CH32であるとき、RはCH3
    外である、の化合物およびそれらの農業的に適する塩
    類。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の式Iの化合物またはそ
    の農業的に適する塩を有効成分として含有することを特
    徴とする望ましくない植生の成長を抑制するための薬
    剤。
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