JP2748902B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2748902B2
JP2748902B2 JP7252246A JP25224695A JP2748902B2 JP 2748902 B2 JP2748902 B2 JP 2748902B2 JP 7252246 A JP7252246 A JP 7252246A JP 25224695 A JP25224695 A JP 25224695A JP 2748902 B2 JP2748902 B2 JP 2748902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置に係
り、特にランド/グルーブに情報信号が記録/再生され
る光ディスクのランダムアクセス時に、トラック数のカ
ウントと光ディスクの内周/外周の判別を行う光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ用磁気ディスクの高
速アクセス性と光ディスクのもつ大容量メモリを併せも
つ外部記憶装置の研究が急速に進展している。次世代の
ディスク装置は、高速転送レート、高速ランダムアクセ
ス、大容量メモリ、媒体の保存性、非接触による媒体の
耐久性などの特徴からすべて光ディスク装置になること
が確実となっている。
【0003】図7は従来の光ディスク装置の一例の構成
図を示す。この従来の光ディスク装置は、レーザ光源5
1、コリメータレンズ52、複合プリズム57、対物レ
ンズ58、凸レンズ60、ビームスプリッタ61、RF
光センサ62、2分割光センサ63、及び増幅器64、
65から構成されている。更に、複合プリズム57は楔
部分53と偏光ビームスプリッタ部分54と45度ミラ
ー部55と1/4波長板56からなる。
【0004】この光ディスク装置の動作について説明す
るに、レーザ光源51から出射された光は、コリメータ
レンズ52で平行光化され、楔部分53、偏光ビームス
プリッタ部分54、45度ミラー部55及び1/4波長
板56をこの順で通過して対物レンズ58に入射し、こ
れにより光ディスク59上に集光される。光ディスク5
9からの反射光は、1/4波長板56に戻り、ここで光
ディスク59への入射光と反対方向の回転の円偏光とな
り、入射ビームと直交した直線偏光に変換され、45度
ミラー部55で反射されて偏光ビームスプリッタ部分5
4に入射する。
【0005】この入射光は偏光ビームスプリッタ部分5
4にとってはS波と呼ばれ、ここで90度偏向され、凸
レンズ60で集光され、ビームスプリッタ61で一部が
反射されてRF光センサ62に入射され、残りがビーム
スプリッタ61を透過して更に集光され、光ディスク5
9のトラック接線方向に対して分割線が平行な2分割光
センサ63で受光され、いわゆるプッシュプル法でトラ
ッキング誤差信号が生成される。RF光センサ62は9
0度偏向した光波でRF信号検出を行う。また、2分割
光センサ63の2つの受光部(エレメント)A及びBで
受光され、光電変換された信号は増幅器64、65で増
幅されて出力信号TA、TBとして出力される。
【0006】図8は従来のランド/グルーブ光ディスク
のトラックカウント方法を説明するための、光ディスク
59のトラックとビームの関係を示す。同図(A)は光
ディスク59の一部の断面図で、Lがランド、Gがグル
ーブを示す。また、同図(B)は2分割光センサ63の
受光部(A,B)に対するランド(L)/グルーブ
(G)光ディスクへの集束ビームの関係を示す。すなわ
ち、この2分割光センサ63は、その分割線が光ディス
ク59のトラック接線方向70に対して平行となるよう
に配置されている。
【0007】図8(B)において、白地部分71は光デ
ィスク59上のランド(L)を示し、ハッチング部分7
2は光ディスク59上のグルーブ(G)を示す。2分割
光センサ63の2つの受光部A及びBの出力信号TA
びTBは、便宜上集束ビームがランドにかかったときに
光出力が大きく、グルーブにかかったときに光出力が小
さくなるようにした場合、集束ビームがランダムアクセ
ス時に図8(B)中、右方向へトラックを横切って移動
するときは、一方の受光部Aの出力信号TAは同図
(C)に73で示す如くになり、他方の受光部Bの出力
信号TBは同図(D)に74で示す如くになる。
【0008】ランダムアクセス時は、光ディスク装置は
これらの出力信号TA及びTBから生成されるトラッキン
グ誤差信号がトラックを横切る毎に変化するので、この
トラッキング誤差信号をカウントすることで、目標トラ
ックまでの距離(トラック数)を判断し、集束ビームを
高速で目標トラックまでに移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の光ディスク装置において、ディスク半径方向での高密
度記録のためにランドとグルーブの幅が1:1若しくは
それに近い値に設定された光ディスクのトラッキング誤
差信号を2分割光センサ63で検出すると、2つの分割
受光部(エレメント)のそれぞれの出力信号T及びT
は、ランダムアクセス時には図8(C)及び(D)に
73及び74で示すように、位相差がほぼ180程度
となるため、これにより得られるトラッキング誤差信号
では集束ビームが光ディスクの内周側へ移動しているの
か外周側へ移動しているかの判別が不可能であり、その
ため、そのトラッキング誤差信号をカウントしても目標
トラックまでの距離がわからないという問題がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
ランドとグルーブの幅がほぼ等しい光ディスクのランダ
ムアクセス時に、容易に集束ビームスポットの移動方向
を判別し得る光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、光ディスクのそれぞれの幅が1:1又はそ
れに近い値に設定されたランドとグルーブの両者に情報
信号を記録し再生する光ディスク装置において、光ディ
スクのトラック接線方向に対して分割線が45度±25
度の範囲内に傾けて配置され、トラック接線方向に平行
な方向に位置する第1及び第2の受光部と、トラック接
線方向に直交する方向に位置する第3及び第4の受光部
からなる、光ディスクからの反射光を受光する4分割光
センサと、第3及び第4の受光部によりそれぞれ光電変
換して得られた両出力信号の差信号をトラッキング誤差
信号として生成するトラッキング誤差信号生成手段と、
第1及び第2の受光部の一方により光電変換して得られ
た第1の出力信号と、第3及び第4の受光部の一方によ
り光電変換して得られた第2の出力信号との位相差に基
づいて、ランダムアクセス時の光ディスク上の光スポッ
トの移動方向判別信号を生成する信号処理回路と、トラ
ッキング誤差信号のゼロクロス検出信号を移動方向判別
信号に応じたカウント方向でカウントするカウント手段
とを有する構成としたものである。
【0012】 また、本発明は上記の目的を達成するた
め、光ディスクのそれぞれの幅が1:1又はそれに近い
値に設定されたトラック接線方向に対して45度±25
度の範囲内に傾けて配置された2つの分割線と、トラッ
ク接線方向に平行な方向に配置された1つの分割線とを
有し、6つの受光部により前記光ディスクからの反射光
を受光する6分割光センサと、6分割光センサのトラッ
ク接線方向に平行な方向に配置された分割線で2分され
る、一方の3つの受光部の出力信号の和信号と、他方の
3つの受光部の出力信号の和信号との差信号をトラッキ
ング誤差信号として生成するトラッキング誤差信号生成
手段と、6分割光センサの前記トラック接線方向に平行
な方向に配置された分割線の接線方向を上下としたとき
上側に配置された2つの受光部によりそれぞれ光電変換
して得られた出力信号の和信号と、2つの受光部の一方
に隣接する一の受光部により光電変換して得られた出力
信号との位相差に基づいて、ランダムアクセス時の光デ
ィスク上の光スポットの移動方向判別信号を生成する信
号処理回路と、トラッキング誤差信号のゼロクロス検出
信号を移動方向判別信号に応じたカウント方向でカウン
トするカウント手段とを有する構成としたものである。
【0013】 本発明では、4分割光センサあるいは6
分割光センサを用い、ランダムアクセス時に光センサの
特定の受光部から互いに位相が180度以外の例えば9
程度ずれた光電変換出力信号を取り出せるため、こ
れらの位相差に基づいてトラックカウントのための光デ
ィスク上の光スポットの移動方向の判別信号を生成する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる光ディスク
装置の一実施の形態の構成図を示す。この実施の形態の
光ディスク装置は、レーザ光源11、コリメータレンズ
12、複合プリズム17、対物レンズ18、凸レンズ2
0、ビームスプリッタ21、RF光センサ22、4分割
光センサ、及び増幅器24〜27から構成されている。
更に、複合プリズム17は楔部分13と偏光ビームスプ
リッタ部分14と45度ミラー部15と1/4波長板1
6からなる。
【0015】この光ディスク装置の動作について説明す
るに、レーザ光源11から出射された光は、コリメータ
レンズ12で平行光化され、楔部分13、偏光ビームス
プリッタ部分14、45度ミラー部15及び1/4波長
板16をこの順で通過して対物レンズ18に入射し、こ
れにより光ディスク19上に集光される。光ディスク1
9からの反射光は、1/4波長板16に戻り、ここで光
ディスク19への入射光と反対方向の回転の円偏光とな
り、入射ビームと直交した直線偏光に変換され、45度
ミラー部15で反射されて偏光ビームスプリッタ部分1
4に入射し、ここで90度偏向される。
【0016】偏光ビームスプリッタ部分14からの反射
光は凸レンズ20で集光され、ビームスプリッタ21で
一部が反射されてRF光センサ22に入射され、残りが
ビームスプリッタ21を透過して更に集光され、光ディ
スク19のトラック接線方向に対して分割線が45度傾
けた4分割光センサ23で受光され、トラッキング誤差
信号が生成される。RF光センサ22は90度偏向した
光波でRF信号検出を行う。
【0017】また、4分割光センサ23の4つの受光部
(エレメント)P、Q、R及びSで受光される。このう
ち、受光部Q及びSで光電変換された信号は差動増幅器
24によりそれぞれ差動増幅されてゼロクロス検出回路
28に供給される一方、受光部P及びQにより光電変換
された信号は、増幅器25、26を通して後述する信号
処理回路27に入力される。
【0018】図2は図1の実施の形態のランド/グルー
ブ光ディスクのトラックカウント方法を説明するため
の、光ディスク19のトラックとビームの関係等を示
す。同図(A)は光ディスク19の一部の断面図で、L
がランド、Gがグルーブを示す。この光ディスク19自
体は従来の光ディスク59と同様である。光ディスク1
9はランドLとグルーブGの幅が1:1若しくはそれに
近い値に設定されており、これらランドLとグルーブG
の両方に情報信号が記録、再生されるディスクである。
【0019】また、同図(B)は4分割光センサ23の
受光部(P、Q、R及びS)に対するランド(L)/グ
ルーブ(G)光ディスクへの集束ビームの関係を示す。
すなわち、この4分割光センサ23は、その分割線が光
ディスク19のトラック接線方向30に対して45度傾
斜するように配置されている。
【0020】図2(B)において、白地部分31は光デ
ィスク19上のランド(L)を示し、ハッチング部分3
2は光ディスク19上のグルーブ(G)を示す。4分割
光センサ23の4つの受光部P、Q、R及びSの出力信
号は、便宜上集束ビームがランドにかかったときに光出
力が大きく、グルーブにかかったときに光出力が小さく
なるようにした場合、集束ビームがランダムアクセス時
に図2(B)中、右方向へトラックを横切って移動する
ときは、受光部Pの出力信号TPは同図(C)に33で
示す如くになり、受光部Qの出力信号TQは同図(D)
に34で示す如くになる。同図(C)及び(D)に示す
ように、受光部P及びQ出力信号は位相差が90度程度
ある。
【0021】この実施の形態のトラックカウント信号T
Cとトラッキング誤差信号TEはそれぞれ次式の関係式
で表される。
【0022】TC=(P,Q) TE=Q−S すなわち、トラックカウント信号TCは受光部Pの光電
変換信号と受光部Qの光電変換信号とから後述の信号処
理によって得られる関係から、光ディスク内周若しくは
外周の方向判別が行われた信号である。また、トラッキ
ング誤差信号TEは受光部Qの光電変換信号と受光部S
の光電変換信号との差信号であり、図1の差動増幅器2
4より取り出される。
【0023】次に、上記のトラックカウント信号TCを
作成する信号処理回路27について、図1及び図3のタ
イムチャートと共に説明する。従来のようにトラックカ
ウントのための光センサエレメントの信号出力の位相差
が180度の場合は、スポットの移動方向が光ディスク
の内周か外周かの判別は困難である。しかし、この実施
の形態のように、トラックカウントのための光センサエ
レメントの信号出力の位相差が90度に近い場合は、図
3に示すようにスポットの移動方向が光ディスクの内周
か外周かの判別が可能である。
【0024】 すなわち、図1において、光ディスク1
9のトラック接線方向と平行な方向に配置された受光部
Pと、受光部Pに隣接する受光部Qの各出力信号は直流
カットされて交流成分の信号とされ、出力増幅度を大き
くとった増幅器25、26により図3(A)、(B)に
示す第1、第2の矩形波とされ、これら2つの矩形波が
信号処理回路27内のD型フリップフロップのデータ入
力端子とクロック入力端子に印加されて、その立上りで
これをトリガして図3(C)に示す第3の矩形波を生成
する。この第3の矩形波は、図3(A)〜(C)からわ
かるように、第1の矩形波の前縁と第2の矩形波の前縁
との間の幅を持つ矩形波である。
【0025】 一方、信号処理回路27は第2の矩形波
を位相反転して上記第4の矩形波を生成し、この第4の
矩形波の立ち上がりと図3(A)に示した第1の矩形波
の立ち上がりで交互に出力が反転されるフリップフロッ
プで図3(E)に示す第5の矩形波を生成する。この第
5の矩形波は、図3(A)、(B)及び(E)からわか
るように、第1の矩形波の前縁と第2の矩形波の後縁と
の間の幅を持つ矩形波である。
【0026】そして、上記のようにして生成した各矩形
波のうち、図3(A)に示した受光部Pの出力信号から
得られた第1の矩形波から図3(C)に示した第3の矩
形波を差動増幅器で減算して図3(F)に示す如き第1
の出力信号を生成する。また、図3(A)に示した受光
部Pの出力信号から得られた第1の矩形波から図3
(E)に示した第5の矩形波を差動増幅器で減算して図
3(F)に示す如き第2の出力信号を生成する。
【0027】第1の出力信号は、スポットがランドLの
一部に存在する期間Hレベルであり、第2の出力信号は
スポットがランドLからグルーブGに移動した時にLレ
ベルとなる信号である。従って、図3の例では、スポッ
トが図2(B)の位置に静止していた場合、ランダムア
クセス時にランドLからグルーブGの順で交互に変化す
るので、スポットが図2(B)中、左から右方向へ移動
していることがわかる。つまり移動方向が図3(F)及
び(G)の2信号から判別できることとなる。
【0028】 信号処理回路27は最後にこれら図3
(F)及び(G)に示す2信号の位相の進み遅れ関係を
判別してHレベル又はLレベルの判別信号を生成し、こ
れをカウント方向制御信号として図1のカウント回路2
9へ供給する。これにより、カウンタ回路29はゼロク
ロス検出回路28より取り出された信号を上記のカウン
ト方向制御信号に応じたカウント方向でカウントする
(例えば、スポットが内周方向へ移動するときはカウン
トアップ、その逆はカウントダウン)。
【0029】このようにして、ランダムアクセス時に
は、光ディスク装置は上記の図3(F)及び(G)の2
信号から光ディスク19上のスポットの移動方向を判別
すると共に、トラックを横切る毎にトラッキング誤差信
号が変化するので、前記トラッキング誤差信号TEのゼ
ロクロス検出信号をカウントすることで移動トラック数
を識別し、目標トラックまでの距離(トラック数)を正
確に識別できる。
【0030】ところで、トラッキングサーボをかけない
ときの4分割光センサ23の受光部P及びRの出力信号
の和信号(P+R)は図4にIで示す如くになり、ま
た、トラッキング誤差信号(Q−S)は同図にIIで示す
如くになる。ここで、トラッキング誤差信号(Q−S)
の立ち上がり部分でのゼロクロス点で前記和信号(P+
R)をサンプリングすると、図4に矢印で示すように、
同図の左半分の領域IIIでは正のサンプリング値が得ら
れ、同図の右半分の領域IVでは負のサンプリング値が得
られる。
【0031】この特性からトラッキング誤差信号のゼロ
クロスにトラッキングサーボをプルインする時、領域II
Iではトラッキング誤差信号(Q−S)の立ち上がり部
分でのゼロクロス点でトラッキングサーボをかけるとラ
ンドにトラッキングがかかり、領域IVではトラッキング
誤差信号(Q−S)の立ち上がり部分でのゼロクロス点
でトラッキングサーボをかけるとグルーブにトラッキン
グがかかる。
【0032】従って、ランダムアクセス時に上記のトラ
ッキング誤差信号の立ち上がり部分でのゼロクロス点で
前記和信号(P+R)をサンプリングして得た値の極性
により光ディスク上のスポットの移動方向を判別するこ
とができる。
【0033】図5は上記の場合の光ディスク上のスポッ
トの移動方向判別信号生成回路の一例の回路系統図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図5において、受光部P及びRで
それぞれ光電変換されて得られた電気信号は、増幅器4
1で加算増幅された後サンプル及びホールド(S/H)
回路42に供給される。
【0034】このS/H回路42は、ゼロクロス検出回
路28よりの、トラッキング誤差信号の立ち上がり部分
でのゼロクロス点の検出信号がサンプリングパルスとし
て入力され、増幅器41よりの前記和信号(P+R)を
サンプリングしてスポットの移動方向判別信号を図示し
ないカウント回路へカウント方向制御信号として出力す
る。
【0035】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば図6に示すように6つの受光
部P1、P2、Q、R1、R2及びSに分割された6分
割光センサ46を前記4分割光センサ23に代えて用い
ることもできる。図6中、上下の矢印は光ディスクのト
ラック接線方向を示す。この6分割光センサ46は、光
ディスクのトラック接線方向に対して45度傾けて配置
された2つの分割線と、トラック接線方向に平行な方向
に配置された1つの分割線とを有し、6つの受光部P
1、P2、Q、R1、R2及びSにより光ディスクから
の反射光を受光する。
【0036】この場合のトラックカウント出力信号TC
とトラッキング誤差信号TEはそれぞれ次式の関係式で
表される。
【0037】TC={(P1+P2),Q} TE=(P2+R2+Q)−(P1+R1+S) すなわち、トラックカウント出力信号TCはトラック接
線方向に平行な方向に配置された分割線の接線方向を上
下としたとき、上側に配置された2つの受光部P1とP
2の各出力信号の和信号と、受光部Qの出力信号とから
生成される。また、トラッキング誤差信号は、図中、左
半分の受光部P2、R2及びQ各出力信号の加算信号か
ら、右半分の受光部P1、R1及びS各出力信号の加算
信号を差し引いた信号である。
【0038】なお、図1の4分割光センサ23及び図6
の6分割光センサ46は、それぞれ2つの分割線がトラ
ック接線方向に対して45度傾けるように説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、上記の傾斜角
度は45度±25度の範囲内であればどのような角度で
も本発明を適用できるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
4分割光センサあるいは6分割光センサを用い、ランダ
ムアクセス時に光センサの特定の受光部から互いに位相
が180度以外の例えば90程度ずれた光電変換出力
信号を取り出し、これらの位相差に基づいてトラックカ
ウントのための光ディスク上の光スポットの移動方向の
判別信号を生成するようにしたため、トラッキング誤差
信号を検出できる光センサと同一の光センサで、ランド
とグルーブの幅がほぼ等しい光ディスクのランダムアク
セス時にも、容易に集束ビームスポットの移動方向を判
別する移動方向の判別信号を生成でき、よって、構成を
複雑にすることなく、トラックカウントが正確にでき、
ランダムアクセスの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成図である。
【図2】図1の実施の形態のランド/グルーブ光ディス
クのトラックカウント方法を説明するための、光ディス
クのトラックとビームの関係等を示す図である。
【図3】図1の要部の動作説明用タイムチャートであ
る。
【図4】4分割光センサの2受光部の出力信号の和信号
とトラッキング誤差信号との関係の一例を示す図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態の要部の回路系統図で
ある。
【図6】本発明の他の実施の形態で用いる6分割センサ
を示す図である。
【図7】従来の光ディスク装置の一例の構成図である。
【図8】図7の従来装置によるランド/グルーブ光ディ
スクのトラックカウント方法を説明するための、光ディ
スクのトラックとビームの関係等を示す図である。
【符号の説明】 11 レーザ光源 12 コリメートレンズ 13楔部分 14 偏光ビームスプリッタ部分 15 45度ミラー部 16 1/4波長板 18 対物レンズ 19 光ディスク 20 凸レンズ 23 4分割光センサ 24 差動増幅器 27 信号処理回路 28 ゼロクロス検出回路 29 カウンタ回路 30 トラック接線方向 42 サンプル及びホールド回路(S/H回路) 46 6分割光センサ L ランド Gグルーブ P、Q、R、S 、P1、P2、R1、R2 受光部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのそれぞれの幅が1:1又は
    それに近い値に設定されたランドとグルーブの両者に情
    報信号を記録し再生する光ディスク装置において、 前記光ディスクのトラック接線方向に対して分割線が4
    5度±25度の範囲内に傾けて配置され、前記トラック
    接線方向に平行な方向に位置する第1及び第2の受光部
    と、前記トラック接線方向に直交する方向に位置する第
    3及び第4の受光部からなる、前記光ディスクからの反
    射光を受光する4分割光センサと、 前記第3及び第4の受光部によりそれぞれ光電変換して
    得られた両出力信号の差信号をトラッキング誤差信号と
    して生成するトラッキング誤差信号生成手段と、 前記第1及び第2の受光部の一方により光電変換して得
    られた第1の出力信号と、前記第3及び第4の受光部の
    一方により光電変換して得られた第2の出力信号との位
    相差に基づいて、ランダムアクセス時の前記光ディスク
    上の光スポットの移動方向判別信号を生成する信号処理
    回路と、 前記トラッキング誤差信号のゼロクロス検出信号を前記
    移動方向判別信号に応じたカウント方向でカウントする
    カウント手段とを有することを特徴とする光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理回路は、前記第1の出力信
    号の前縁と前記第2の出力信号の前縁との幅を持つ第1
    の位相差信号を生成する第1の回路と、前記第1の出力
    信号の前縁と前記第2の出力信号の後縁との幅を持つ第
    2の位相差信号を生成する第2の回路と、前記第1の出
    力信号から前記第1の位相差信号を減算して第1の差信
    号を生成する第3の回路と、前記第1の出力信号から前
    記第2の位相差信号を減算して第2の差信号を生成する
    第3の回路と、該第1及び第2の差信号の位相の進み遅
    れにより前記移動方向判別信号を生成する第4の回路と
    からなることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路は、前記トラッキング
    誤差信号の立上り部分又は立下り部分のゼロクロスを検
    出するゼロクロス検出回路と、前記第1及び第2の受光
    部の両出力信号の和信号を生成する加算回路と、前記ゼ
    ロクロス検出回路の出力ゼロクロス検出信号で該加算回
    路の出力和信号をサンプル及びホールドして前記移動方
    向判別信号を出力するサンプル及びホールド回路とより
    なることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクのそれぞれの幅が1:1又は
    それに近い値に設定されたランドとグルーブの両者に情
    報信号を記録し再生する光ディスク装置において、 前記光ディスクのトラック接線方向に対して45度±2
    5度の範囲内に傾けて配置された2つの分割線と、該ト
    ラック接線方向に平行な方向に配置された1つの分割線
    とを有し、6つの受光部により前記光ディスクからの反
    射光を受光する6分割光センサと、 前記6分割光センサの前記トラック接線方向に平行な方
    向に配置された分割線で2分される、一方の3つの受光
    部の出力信号の和信号と、他方の3つの受光部の出力信
    号の和信号との差信号をトラッキング誤差信号として生
    成するトラッキング誤差信号生成手段と、 前記6分割光センサの前記トラック接線方向に平行な方
    向に配置された分割線の接線方向を上下としたとき上側
    に配置された2つの受光部によりそれぞれ光電変換して
    得られた出力信号の和信号と、該2つの受光部の一方に
    隣接する一の受光部により光電変換して得られた出力信
    号との位相差に基づいて、ランダムアクセス時の前記光
    ディスク上の光スポットの移動方向判別信号を生成する
    信号処理回路と、 前記トラッキング誤差信号のゼロクロス検出信号を前記
    移動方向判別信号に応じたカウント方向でカウントする
    カウント手段とを有することを特徴とする光ディスク装
    置。
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