JP2748717B2 - 肉盛用耐摩耗性銅基合金 - Google Patents

肉盛用耐摩耗性銅基合金

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅(Cu)基合金、よ
り詳しくは、耐摩耗性に優れかつ耐熱性を向上させた分
散強化型の肉盛用耐摩耗性銅基合金に関する。
【0002】
【従来の技術】銅基合金の耐摩耗性材料としては、Cu
にベリリウム(Be)を添加したベリリウム銅あるいは
コンソル合金として知られるCu−Ni−Si合金など
の析出硬化型の合金や、銅基マトリックス中にSi
、Cr、BeO、TiO、ZrO、Mg
O、MnOなどの硬質酸化物を主体とする分散層粒子を
分散させた分散強化型の合金が知られている。
【0003】特に、ベリリウム銅は、鋼並みの強さ(1
00kg/mm以上の引張強度)を有し、銅基合金で
は最も高い硬さ(Hv300以上の硬度)を有してい
る。このような析出硬化処理(時効硬化処理)を施した
ものでは析出(時効)温度よりも高い温度状態(350
〜450℃)になると、急激に硬さが低下し、耐摩耗部
材としては不十分である。また、析出硬化処理のため大
物部材には適用し難く、処理に長時間かかってしまう。
【0004】本出願人は耐摩耗性の銅基分散強化合金を
特許出願でいくつか提案し、特に、特開昭63−157
826号公報、特願平1−196784号(平成1年7
月31日出願)および特願平1−221613号(平成
1年8月30日出願)にてCu−Ni−Fe−B−Si
系の肉盛用耐摩耗性合金を提案した。これらの提案の銅
基合金はアルミニウムに直接溶着でき、比較的高温にて
も高い強度、耐摩耗性を維持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
提案のCu−Ni−Fe−B−Si系合金では、硬質粒
子を構成するボロン(B)化合物(ボライド)が脆いた
めに、引張応力が生じるような状態下では、この脆い部
分からクラックが発生することが分かった。また、同様
な理由でこの合金を曲率半径の小さい曲面上に肉盛する
場合に、ビード割れが発生することが分かった。さら
に、負荷圧力の高い面圧下での繰り返し摩擦を受ける場
合には、ボライド粒子にクラックが発生し、これらが破
損・脱落に到ると、硬いアブレージョンを形成して摩耗
を加速度的に促進することも分かった。そして、ボロン
は化合物を非常に形成し易く、優先的に銅に固溶してい
る元素と結びつくために、上述のように銅固溶体の部分
の強度の低下を招くことになる。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を考慮して
ボロン添加なしで、耐摩耗性を高め、アルミニウムに肉
盛できかつ肉盛層(材料)の靭性を向上させた銅基合金
を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的が、ニッケル
(Ni)10〜30wt%、珪素(Si)1〜5wt
%、鉄(Fe)2〜15wt%、残部が銅(Cu)およ
び不可避的不純物からなる組成で、均一微細なデンドラ
イトの銅−ニッケル合金(初晶)中に鉄−ニッケル系の
シリサイドの硬質層が微細に分散した組織を有する肉盛
用耐摩耗性銅基合金によって達成される。
【0008】上述の組成に、マンガン(Mn)および亜
鉛(Zn)の1つあるいは両方を1〜10wt%添加含
有してもよい。上述の組成に、耐摩耗性合金を1〜10
wt%添加含有してもよい。さらに、マンガン(Mn)
および亜鉛(Zn)の1つあるいは両方を1〜10wt
%を添加するとともに、耐摩耗性合金を1〜30wt%
を添加含有してもよい。
【0009】
【作用】本発明に係る分散強化銅基合金は、先に提案し
た合金と同様に金属基体上にレーザ、TIGアーク、プ
ラズマアーク、電子ビームなどの高密度加熱エネルギー
を用いて溶着(肉盛)することによって容易に形成され
るものである。本発明における組成成分の限定理由は次
の通りである。
【0010】NiはCuに固溶してCu基マトリックス
を強化し、硬質なFe−Ni系の珪化物(シリサイド)
を形成して分散強化により耐摩耗性を高める。10%未
満ではマトリックスの強化が不十分で耐熱性の向上が図
れず、一方、30%を越えると、金属基材(特に、Al
板)への溶着性および肉盛層(ビード)の靭性が低下す
る。
【0011】Siは硬質な分散粒子としてのFe−Ni
系の珪化物を生成するのに寄与し、Cu基マトリックス
の強化にも寄与する。1%未満では珪化物硬質粒子の形
成に不十分であり、Al板への溶着性が悪く、一方、5
%を越えると、肉盛層(ビード)の靭性が低下し、割れ
の発生が見られる。FeはCu基のマトリックスにほと
んど固溶しないで、硬質粒子としてのFe−Ni系の珪
化物の形成に寄与し、肉盛層(ビード)の靭性および耐
摩耗性に影響を与える。2%未満では添加効果が得られ
ず、一方、15%を越えると、Feの粗大相が現れ、靭
性向上の効果が低下する。
【0012】さらに、MnおよびZnはいずれもCuに
固溶してマトリックスを固溶強化し、高温において耐凝
着摩耗性を高める。これは、高温条件下でこれら元素は
酸化し易く、Cuよりも優先的に酸化されて、Cuリッ
チな初晶部分に潤滑性の高い酸化皮膜を形成するからで
ある。1%未満ではその効果が十分に得られず、一方、
10%を越えると、それぞれの単独相の発生があり割れ
の要因となる。
【0013】そして、トリバロイ(コバルト合金の商品
名)、ステライト、Ni−Cr合金などの耐摩耗性合金
を添加することによって、肉盛層(Cu基合金)の耐摩
耗性(特に、高温条件下で)をさらに高め、1%未満で
はその効果が十分でなく、一方、10%を越えると、靭
性が低下し、割れの発生が多くなる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施態
様例および比較例によって本発明を詳細に説明する。表
1に示した組成の合金粉末の試料1〜4と、耐摩耗性合
金の粉末を混合添加した試料5〜9と、特開昭63−1
57826号公報での合金粉末の試料10と、特願平1
−196784号での合金粉末の試料11とを、後述す
るようにレーザ光を熱源として用いてAl合金(JIS
・AC2C)基板上に溶着させて溶着(肉盛)層を形成
した。試料1〜9は本発明実施例のCu基合金であり、
試料10および11は比較例のCu基合金である。な
お、添加した耐摩耗性合金の組成を表2に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】 ここでの溶着(肉盛)は特開昭63−157826号公
報にて開示されたやり方と同様にして図10に示すよう
な装置を用いて行った。図 において、金属基体(Al
合金基板、試料9のみがA5026材でその他はAC2
C)1を矢印Pの方向へ450〜2000mm/min
の速度で連続的に移動させる。この金属基体1上に、試
料1〜10の粉末2を図示しないホッパーから粉末供給
管3を介して移動方向Pに対し直交する方向にある幅W
で連続的に供給する。一方、レーザ光4は図示しないレ
ーザ光源から折り返しミラー5およびオシレートミラー
6で反射されて、金属基体1上の粉末2に直径0.5〜
5.0mmに集光された状態で1×10〜2×10
w/mmのパワー密度で照射される。ここでオシレー
トミラー6はガルバノモータなどの振動機構7によって
所定角度の範囲で振動して、粉末2に照射されるレーザ
光4を移動方向Pに対し直交する方向、すなわち、金属
基体1上の粉末2の幅Wの方向に10〜500Hzの周
波数でオシレート(走査)する。
【0017】このようなレーザ光4の照射によって粉末
2は溶融されて溶融物9となり、かつレーザ光4をオシ
レートすることによりその溶融物9が攪拌され、引き続
いてその溶融物9が金属基体1のP方向への移動により
レーザ光4が照射されない位置に到れば、金属基体1へ
の熱移動により急速凝固され、分散強化Cu基合金から
なる溶着層(肉盛層)8が形成される。
【0018】試料1〜10についてレーザ溶着(肉盛)
を、例えば、レーザ出力4.5kW、レーザビーム径
1.5mm、処理速度800mm/min、パワー密度
280w/mm、オシレート周波数180Hzの条件
にて行い、Al基板1上に分散強化Cu基合金の肉盛層
8が得られる。試料1、5および9の肉盛層の表面研磨
組織の顕微鏡写真を図1、2および3に示す。
【0019】(シャルピー衝撃試験)Al基板上に得ら
れた分散強化Cu基合金の肉盛層(幅8mm、最大厚さ
2mm)からシャルピー衝撃試験片(幅5mm、厚さ1
〜1.5mm、ノッチなし)を削り出し製作する。図4
に衝撃試験結果を示す。追加の比較例として、ベリリウ
ム銅(275C材:2.5〜2.75%Be含有、35
0℃×2時間の時効処理)についてのデータを図4に記
入する。
【0020】図4から明らかなように、本発明に係るC
u基合金(試料1〜9)のシャルピー衝撃値は比較例の
Cu基合金(試料10〜11)に比べて、1.5〜3倍
衝撃靭性に優れ、ベリリウム銅よりも高い。耐摩耗性合
金の添加(試料5〜9)によって、幾分か衝撃値が無添
加の場合よりも低いが、比較例よりも高い。このように
本発明のCu基合金は靭性が従来よりも向上している。
【0021】(ビード破断歪み試験)Al基板上に得ら
れた分散強化Cu基合金の肉盛層(幅8mm、最大厚さ
2mm)の表面を研削加工して厚さ1〜1.5mmに
し、歪みゲージを貼りつける。このAl基板に圧縮試験
機で圧力をかけると、肉盛層表面に引張応力がかかり
(曲げ試験と同じようになる)、歪みゲージで肉盛層の
伸びを測定する。肉盛層にクラック、剥離が発生したと
きの伸び(歪み)をビード破断歪みとする。図5にその
結果を示す。但し、ベリリウム銅の結果は上述のものを
曲げ試験した時のクラック発生時の曲げ歪みである。
【0022】図5から明らかなように、静的な変形に対
する特性は、本発明に係るCu基合金のほうが比較例よ
りも優れている。耐摩耗性合金の添加(試料5〜9)に
よって、無添加の場合よりも低下するが、それでも比較
例のCu基合金(試料10〜11)よりも高い。 (凝着特性試験)高温雰囲気(状態)での肉盛層の凝着
特性を評価する方法として、図6に図示したようにして
肉盛層(溶着層)8の相手材12に押し付け、相手材へ
の凝着高さを調べる。すなわち、ヒータ13によって加
熱した状態で相手材(SUH35)12に、肉盛層11
付きのAl基体1を往復運動的に下記条件で押し付け
る。
【0023】 加熱温度: 300℃ 押し付け力P: 20kg(面圧で5kg/mm2) 往復距離L: 5mm 往復速度: 500回/分 試験時間: 30分 終了してから、相手材12に付着したCu基合金の凝着
高さを粗さ計で測定して、図7にその結果を示す。
【0024】図7から明らかなように、マンガンおよび
/または亜鉛を添加した試料2〜4および6〜8で凝着
が小さい(耐凝着性が良い)。これは添加したマンガ
ン、亜鉛が優先的に酸化されることによる。また、耐摩
耗性合金の添加によって無添加の場合よりもさらに凝着
が小さくなっており、高温での耐凝着性が比較例のCu
基合金よりも大きく改善されている。
【0025】(摩耗試験)得られた分散強化Cu基合金
(肉盛)層について、高温での摩耗特性を調ベるため
に、図8に示すように大越式摩耗試験機によって摩耗試
験を行う。この試験では、焼入れしたSUJ1のロータ
16を回転させながら肉盛層8に押し付け、摩耗痕の幅
dをしらべる。試験条件としては、試験温度400℃
(これは摩擦面温度ではない)、すべり速度0.3m/
sec、すべり距離100m、最終荷重10kgであ
り、その結果を図9に示す。
【0026】図9から明らかなように、本発明に係るC
u基合金はいずれもその摩耗痕幅が比較例のCu基合金
およびベリリウム銅よりも小さく、摺動特性が大きく改
善されている。さらに、耐摩耗性合金の添加は無添加よ
りも摺動特性が改善されている。上述の実施例ではレー
ザ溶着(肉盛)を処理速度800mm/minで行って
いるが、割れなどの欠陥が発生しない処理速度の上限は
1500mm/minである。特開昭63−15782
6号公報での場合には、この上限処理速度は1200m
m/minであったので、20%以上の生産性向上が可
能である。
【0027】さらに、曲率半径の小さい部材への肉盛に
ついて、特開昭63−157826号公報での場合には
曲率半径10mmの箇所にCu基合金を肉盛すると割れ
が生じていたが、本発明に係るCu基合金では割れなど
の欠陥のない肉盛層を形成することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る分散
強化Cu基合金は、従来よりも靭性が高く、静的変形に
強く、高温状態での耐凝着性ならびに耐摩耗性が優れて
いる。そして、本発明のCu基合金を任意に金属基体上
に肉盛(溶着)形成できるので、各種の機械部品(エン
ジンのバルブシートを含め)での耐摩耗性が必要な部位
のみに形成して特性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる試料1の分散強化Cu基合金肉
盛層の金属組織写真(×400)である。
【図2】本発明にかかる試料5の耐摩耗性合金を添加し
た分散強化Cu基合金肉盛層の金属組織写真(×40
0)である。
【図3】本発明にかかる試料9の耐摩耗性合金を添加し
た分散強化Cu基合金肉盛層の金属組織写真(×40
0)である。
【図4】シャルピー衝撃試験の結果を示すグラフであ
る。
【図5】ビード(肉盛層)破断歪みの試験結果を示すグ
ラフである。
【図6】凝着特性試験を模式的に示す概略図である。
【図7】凝着特性評価試験結果を示すグラフである。
【図8】大越式摩耗試験機を模式的に示す概略図であ
る。
【図9】摩耗試験結果を示すグラフである。
【図10】金属基板上へCu基合金をレーザ肉盛(溶
着)する方法を示す溶着装置の概略斜視図である。
【符号の説明】 1…金属基体 2…粉末 4…レーザ光 8…肉盛層(溶着層) 12…相手材 13…ヒータ 16…ロータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記組成: ニッケル: 10〜30wt% 珪素 : 1〜 5wt% 鉄 : 2〜15wt% 銅および不可避的不純物:残部 よりなり、均一微細なデンドライトの銅−ニッケル合金
    中に鉄−ニッケル系のシリサイドの硬質層が微細に分散
    した組織を有する肉盛用耐摩耗性銅基合金。
  2. 【請求項2】 下記組成: ニッケル: 10〜30wt% 珪素 : 1〜 5wt% 鉄 : 2〜15wt% マンガンおよび亜鉛の1つあるいは両方:1〜10wt% 銅および不可避的不純物:残部 よりなり、均一微細なデンドライトの銅−ニッケル合金
    中に鉄−ニッケル系のシリサイドの硬質層が微細に分散
    した組織を有する肉盛用耐摩耗性銅基合金。
  3. 【請求項3】 下記組成: ニッケル: 10〜30wt% 珪素 : 1〜 5wt% 鉄 : 2〜15wt% 耐摩耗性合金:1〜30wt% 銅および不可避的不純物:残部 よりなり、均一微細なデンドライトの銅−ニッケル合金
    中に鉄−ニッケル系のシリサイドの硬質層が微細に分散
    した組織を有する肉盛用耐摩耗性銅基合金。
  4. 【請求項4】 下記組成: ニッケル: 10〜30wt% 珪素 : 1〜 5wt% 鉄 : 2〜15wt% マンガンおよび亜鉛の1つあるいは両方:1〜10wt% 耐摩耗性合金:1〜30wt% 銅および不可避的不純物:残部 よりなり、均一微細なデンドライトの銅−ニッケル合金
    中に鉄−ニッケル系のシリサイドの硬質層が微細に分散
    した組織を有する肉盛用耐摩耗性銅基合金。
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