JP2747138B2 - 射出成形機における運転データの表示方法 - Google Patents

射出成形機における運転データの表示方法

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JP2747138B2 JP3229766A JP22976691A JP2747138B2 JP 2747138 B2 JP2747138 B2 JP 2747138B2 JP 3229766 A JP3229766 A JP 3229766A JP 22976691 A JP22976691 A JP 22976691A JP 2747138 B2 JP2747138 B2 JP 2747138B2
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機における運転
データの表示方法に係り、特に、連続運転中の運転デー
タを取り込んで格納するマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと称す)と該マイコンの制御の下に各種モード画
像を表示可能な表示装置とを具備した射出成形機におけ
る運転データの表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御の射出成形機は、カ
ラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプレイ等
の表示装置を具備しており、この表示装置によって、自
動成形運転のための成形運転条件を設定または確認する
ための各種設定条件表示モード画像、自動成形運転中の
多数の計測項目の実測データを表示するための各種実測
データ表示モード画像、定期点検時期に自動的に点検項
目を表示して定期点検を促すための定期点検モード画
像、異常発生時にこの旨を認知させるためのアラームモ
ード画像等々を表示するようになっている。
【0003】ところで、上記した実測データ表示モード
で表示される画像は、従来は数字を羅列して示すことが
多く、これでは例えば射出行程等の運転特性が一瞥で把
握しづらいという問題があった。この点に鑑み本願出願
人は、射出行程の実測データを設定値とともに表示画面
上にグラフィク画像で表示させ得る機能をもつマシン
(射出成形機)を開発し、特開平2−26724号とし
て提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した先願において
は、射出行程時の射出速度並びに射出圧力を、1次射出
行程においてはストローク(距離)軸に沿って、保圧
(2次射出)行程においては時間軸に沿ってそれぞれグ
ラフィク表示するようにしている。しかしながら上記し
た先願においては、グラフィク表示されるのは射出行程
の実測グラフィク画像のみであり、1サイクル中の他の
行程の実測データも同様にグラフィク画像で表示するこ
とが望まれていた。また、1サイクル中にわたった運転
状態全体の把握のため1サイクル期間の各実測データを
併記してグラフィク表示できることも望まれていた。さ
らにはまた、1サイクル期間中の多数の入出力ポートの
状態、すなわちアクチュエータなどのオン/オフのタイ
ミングが従来は一瞥して把握できなかったため、1サイ
クル中の各アクチュエータなどのオン/オフのタイミン
グを対比してグラフィク表示できることも望まれてい
た。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは1サイクル中の主要な行程の運
転実測データがそれぞれグラフィク表示可能で、また、
1サイクル時間軸に沿って複数の実測項目の実測データ
を併記してグラフィク表示したり、同じく1サイクル時
間軸に沿って複数項目の入出力ポートの状態を対比して
ロジックグラフ表示したりできる、総じて多様な形態の
実測データのグラフィク表示が可能な、監視・識別性や
条件設定性に優れた使い勝手の良い射出成形機における
運転データの表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定された各運転条件値と各センサから
の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
コンを具備し、該マイコンは、予め定められた成形運転
プログラムに従ってチャージ行程、型開閉行程、射出行
程、エジェクト行程等の一連の成形運転行程を実行させ
ると共に、運転中の各運転条件の実測データを取り込ん
で格納する射出成形機における運転データの表示方法に
おいて、オペレータの指示によりマイコンは取り込ん
だ実測データを変換処理して、マシンに付設された表示
装置に、射出速度、射出圧力、チャージ回転数、型開閉
速度、エジェクト突出し/戻し速度などの、実測された
測定項目中の所望複数項目の実測データを、1サイクル
時間軸に沿って併記してグラフィク表示させたり、入出
力ポートの状態、すなわち、各部を駆動制御する所望複
数個のアクチュエータなどのオン/オフタイミングを示
すロジックグラフを1サイクル時間軸に沿って併記して
表示するようにされる。
【0007】
【作用】マシン全体の制御を司るマイコンは、自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータを、連続する所定回数のショットにわたって取り込
み、これを所定記憶エリアに書き替え可能に格納する。
そして、オペレータが1サイクルグラフィク画像で表示
させる実測データ項目を複数項目だけ選択し、該1サイ
クルグラフィク画像の表示を指定すると、マイコン内の
表示処理部は、予め定められた画像生成プログラムに基
づき、所望複数項目の実測データを、1サイクル時間軸
に沿って併記した形で作成して、これをマシンのカラー
CRTディスプレイ等の表示装置に表示させる。また同
様に、オペレータが1サイクルロジックグラフ画像で表
示させる複数の入出力ポート項目を選択し、該1サイク
ルロジックグラフ画像の表示を指定すると、選択された
入出力ポートのオン/オフタイミングを示すロジックグ
ラフが1サイクル時間軸に沿って併記して形で表示され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図6によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた多数のセ
ンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部に配設さ
れた多数の駆動源を駆動制御するための多数のドライバ
回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前面部に配
設されたキー入力装置、5は上記キー入力装置に隣接し
て配設された例えばカラーCRTディスプレイ、カラー
LCD等よりなる表示装置である。
【0009】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、良品/不良
品の判定処理、異常判定処理等の演算・判定処理、ある
いは前記表示装置5の出力画像の表示制御処理等々の各
種処理を実行する。このマイコン1は、実際には各種I
/Oインターフェイス、ROM、RAM、CPU等を具
備したもので構成され、予め作成された各種プログラム
により各種処理を実行するも、本実施例においては、成
形条件設定記憶部10、成形プロセス制御部11、実測
値記憶部12、表示処理部13等を備えたものとして、
以下の説明を行う。なお、表示処理部13には、データ
変換処理部14、グラフスケール生成部15、表示用固
定データ格納部16、表示画像データ生成部17等が設
けられている。
【0010】上記成形条件設定記憶部10には、キー入
力装置4によって入力された各種運転条件値が、書き替
え可能な形で記憶されている。この運転条件値として
は、例えば、増締力、電力値、チャージ行程時のスクリ
ュー位置とスクリュー回転数,スクリュー後退速度,及
び背圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点
(位置)から保圧切替点(位置)までの射出速度条件並
びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終了時点まで
の2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ
温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並び
に型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェク
ト制御条件、製品自動取り出し機の制御条件等々が挙げ
られる。
【0011】前記成形プロセス制御部11は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部10に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。なお、前記センサ群
3に含まれるセンサを具体的に挙げると、ACC(アキ
ュームレータ)チャージ圧力検出センサ、スクリュース
トローク検出センサ、スクリュー回転数検出センサ、射
出圧力及び背圧検出センサ、型開閉ストローク検出セン
サ、型締圧力検出センサ、型内圧検出センサ、エジェク
ト突出し/戻りストローク検出センサ、エジェクトシリ
ンダ圧力検出センサ、製品自動取り出し機の動作確認セ
ンサ、各部の温度センサ、電力値検出センサ等が挙げら
れる。
【0012】前記実測値記憶部12には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。な
お、速度実測値は、前記した各ストローク(位置)検出
センサからの計測情報とクロック情報とに基づき、前記
マイコン1内の図示せぬ演算処理部によってリアルタイ
ムに算出され、これが実測値記憶部12の所定エリアに
格納される。
【0013】前記表示処理部13は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによって所定の表
示画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部13の
前記データ変換処理部14は、必要に応じ前記成形条件
設定記憶部10や実測値記憶部12に格納された情報か
ら当該表示モード画像の表示に用いるためのデータを抽
出すると共に、これを指定された当該表示モード画像の
表示形態に対応した形に変換処理する。例えば、指定さ
れた表示モードが或る行程のグラフィク画像であると、
抽出したデータを線描化処理した画像データに変換処理
したり、最高値等の所定データを数値画像データに変換
処理等し、また、指定された表示モードが或る行程の運
転状態設定画像であると、抽出したデータを数値画像デ
ータに変換処理等する。また、指定された表示モードが
グラフィク画像である場合には、前記グラフスケール生
成部15は、上記したデータ変換処理部14の内容、も
しくはオペレータのスケール指示に基づき、予め作成さ
れたグラフスケール(グラフ目盛)生成プログラムによ
って、所定倍率のグラフ目盛画像データと目盛数値画像
データとを生成する。
【0014】これら、データ変換処理部14及びグラフ
スケール生成部15の生成処理データは、前記表示画像
データ生成部17に取り込まれ、指定された表示モード
がグラフィク画像である場合には、所定倍率のグラフ目
盛画像データ上の所定位置に、このグラフ目盛に応じた
拡大/縮小率に変換処理して取り込まれた線描化処理し
たグラフィク画像データが重ね書きして合成処理され
る。また、前記表示用固定データ格納部16に予め作成
されて格納されている多数のモード画像用の固定データ
たる文字,記号,グラフィック図形,罫線データ等々か
ら、当該表示モード画像の表示に用いるためのデータが
抽出されて、これが表示画像データ生成部17に取り込
まれ、同じく表示用の画像データとして合成される。こ
れによって、表示画像データ生成部17には、指定され
たグラフィク表示画像用のグラフ目盛,目盛数字,線描
グラフ,モード表示文字,単位記号,項目表示文字,所
定データ数値等が所定配置・合成され、且つカラー分け
情報等が付加された画像データが作成され、これが書き
換え可能に保持される。なお、指定された表示モードが
グラフィク画像でない場合には、データ変換処理部14
と表示用固定データ格納部16の内容とによって、同様
に指定された表示画像用の画像データが表示画像データ
生成部17に生成・保持される。
【0015】前記表示画像データ生成部17の画像デー
タは、図示せぬフレームバッファに転送されて一時記憶
され、表示処理部13の指令によってこのフレームバッ
ファの出力が前記表示装置5に送出されて、表示装置5
の表示画面上には所定モードの画像データが表示される
ことになる。
【0016】図2は、オペレータがチャージ行程のグラ
フィク画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画
面に呼び出される最新成形サイクルのチャージ行程グラ
フィク画像を示している。同図において、横軸はスクリ
ューの位置(スクリューの後退ストローク)を示してお
り、これのスケールを示す数値が下側に表わされてい
る。また、縦軸は同図で左側が背圧を示しており、これ
のスケールを示す数値が同図の左側に表わされており、
縦軸の同図で右側はスクリューの回転数並びにスクリュ
ーの後退速度を示しており、これらのスケールを示す数
値が同図の右側に2段重ね(上が回転数で下が速度)で
それぞれ表わされている。また同図において、21が背
圧の実測データ、22がスクリュー後退速度の実測デー
タ、23がスクリュー回転数の実測データをそれぞれ示
しており、また、24が背圧の設定データ、25がスク
リュー回転数の設定データをそれぞれ示している。ここ
で、図2の表示画面において、圧力、速度、回転数に関
するグラフ特性線はそれぞれ異なるカラーで表示され、
且つ、このカラー分けに応じてそれぞれの目盛数字、単
位、文字が同一のカラーで表示されるようになってお
り、オペレータには一目でどのグラフ特性線が何を表わ
しているのかを認知できるようになっている(なお、こ
のカラー分けは後述する図3、図4においても同様であ
る)。斯様なチャージ行程のグラフィク画像表示モード
を設けると、チャージ開始点(スクリューの前進限たる
射出完了点)からチャージ完了点(計量完了点)まで
の、背圧、スクリュー後退速度、及びスクリュー回転数
の相関関係が容易に把握できて、樹脂材料の良好な可塑
化制御に反映可能となり、また、不良品発生時等におい
て原因診断に大いに役立つこととなる。
【0017】なお、図2の表示画面において下側に示さ
れたのは、グラフィック画像表示状態時に表示される前
記キー入力装置4中の図示せぬファンクションキーに割
当てられた現在の操作機能と現在の表示モードとを示し
ており、当初の状態では「1回/重ね」のファンクショ
ンキーでの選択状態が「=1回書き」である旨表示さ
れ、また「スケールモード」のファンクションキーでの
選択状態が「=自動」である旨表示されており、この状
態ではマイコン1は実測グラフィックデータを最新の成
形1サイクル分のみを線描し、また、グラフのスケール
をマイコン1が自動設定したもので作成してある。そし
て、この状態で「1回/重ね」に対応するファンクショ
ンキーをプッシュすると、「=1回書き」の表示は「=
重ね書き」に切替わって、マイコン1は重ね書きモード
となり、実測グラフックデータが最新成形サイクルを含
む複数成形サイクルにわたって重ね書きされて表示され
る。また、図2の状態で「スケールモード」に対応する
ファンクションキーをプッシュすると、「=自動」の表
示は「=設定」に切り替わって、マイコン1はスケール
設定受け付け状態となり、この状態でオペレータがスケ
ールの設定を行なうことによって、オペレータの指示し
たスケールに応じた拡大/縮小率でスケールの生成が行
なわれ、これに応じて実測グラフ並びに設定グラフが描
かれるようになっている。なお、このファンクションキ
ーによる「=1回書き」と「=重ね書き」の切替え、及
び「=自動」と「=設定」によるスケール選択とは以下
の表示画像でも同様である。
【0018】なおまた、本実施例においてはグラフィッ
ク画像表示状態でも当該グラフィック表示項目の運転条
件の設定が可能となっており、適宜キー操作を行なうと
マイコン1が運転条件設定受付けモードをとるようにな
っている。例えば、図2のチャージ行程グラフィク画像
においては、チャージ運転条件の設定(もしくは変更)
受付けモードとなり、前記した背圧の設定特性線24、
スクリュー回転数の設定特性線25をカーソル移動等で
線描しこれを確定登録操作することにより、前記マイコ
ン1内の図示せぬ入力データ処理演算部が、スクリュー
位置に対応した背圧、並びにスクリュー回転数を算出
し、前記した成形条件設定記憶部10の所定エリアのデ
ータを更新登録するようになっている。
【0019】図3は、オペレータが射出行程のグラフィ
ク画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画面に
呼び出される最新成形サイクルの射出行程グラフィク画
像を示している。同図において、横軸の右半分はスクリ
ューの位置(右端の計量完了点から中央の保圧切替え点
までの1次射出行程のスクリューの前進ストローク)を
スクリュー前進限を0として右側に増加するように示し
ており、横軸の左半分は時間(保圧切替え時点から保圧
完了時点までの保圧行程時間)を保圧切替え点を0とし
て左側に増加するように示しており、これらのスケール
を示す数値が下側に表わされている。また、縦軸は同図
で左側が射出圧を示しており、これのスケールを示す数
値が同図の左側に表わされており、縦軸の同図で右側は
射出速度を示しており、これのスケールを示す数値が同
図の右側に表わされている。また同図において、31が
射出速度の実測データ、32が射出圧力の実測データを
それぞれ示しており、また、33が射出速度の設定デー
タ、34が射出圧力の設定データをそれぞれ示してい
る。なお、図3には示していないが、射出行程のグラフ
ィク画像中に型内圧の実測グラフィクデータを付加する
ことも可能である。斯様な射出行程のグラフィク画像表
示モードを設けると、1次射出行程時の実測射出速度変
化及び保圧(2次射出)行程時の実測保圧圧力変化が容
易に把握できて、良好な射出・充填制御への反映が可能
となり、また、不良品発生時等において原因診断に大い
に役立つこととなる。
【0020】図4は、オペレータが型開閉行程のグラフ
ィク画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画面
に呼び出される最新成形サイクルの型開閉行程グラフィ
ク画像とエジェクト行程グラフィク画像とを示してい
る。すなわち、本実施例では型開閉行程のグラフィク画
像の表示指定で、同一画面上に型開閉行程グラフィク画
像とエジェクト行程グラフィク画像とを同時に併記する
形で表示するようになっている。こうする所以は、型開
閉行程とエジェクト行程とは互いに関連があり、同一画
面上で同時に表示した方がオペレータには観察・監視に
好都合だからである。勿論、型開閉行程グラフィク画像
とエジェクト行程グラフィク画像とを別画面に表示する
ことも可能である。図4において、A部は型開き行程時
のグラフィク画像を、A部の下側のB部は型締め行程時
のグラフィク画像を、A部の右側のC部はエジェクト突
出し行程時のグラフィク画像を、C部の下側のD部はエ
ジェクト戻し行程時のグラフィク画像をそれぞれ示して
いる。また、同図においてA,B部(型開閉行程)の横
軸は、型開閉ストローク(型締めシリンダのピストンロ
ッドのストローク)を右端の型締め完了点から左へ増大
するように示してあり、C,D部(エジェクト行程)の
横軸は、エジェクトストローク(エジェクトシリンダの
ピストンロッドのストローク)が左端のエジェクト戻り
完了点から右へ増大するように示されており、これらの
スケールを示す数値が下側に表わされている。また、図
3の左側の縦軸は圧力を示しており、このスケールを示
す数値が左側に表わされており、図3の右側の縦軸は速
度を示しており、このスケールを示す数値が右側に表わ
されている。ここで、同図において、41が型開閉速度
の実測データ、42が型開閉圧力(型締めシリンダの油
圧)の実測データ、43がエジェクト突出し/戻し速度
の実測データ、44がエジェクト圧力(エジェクトシリ
ンダの油圧)の実測データをそれぞれ示しており、ま
た、45が型開閉速度の設定データ、46が型開閉圧力
の設定データ、47がエジェクト突出し/戻し速度の設
定データ、48がエジェクト圧力の設定データをそれぞ
れ示している。斯様な型開閉行程グラフィク画像とエジ
ェクト行程グラフィク画像とを同時に表示するグラフィ
ク画像表示モードを設けると、型開閉行程とエジェクト
突出し/戻し行程とを対比する形で当該行程の観察・監
視を視認性良く一目で行なうことが可能となり、良好な
運転条件の設定に反映でき、また、異常発生時等の原因
解明に大いに役立つ。
【0021】図5は、オペレータが1サイクルグラフィ
ク画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画面に
呼び出される最新成形サイクルの1サイクルグラフィク
画像の1例を示している。この1サイクルグラフィク画
像においては、オペレータが予め選択した項目の複数の
実測グラフィクデータが、1サイクル時間軸に沿って併
記する形で同時に表示されるようになっている。本実施
例においては、射出速度、射出圧力、チャージ回転数、
型開閉速度、エジェクト突出し/戻し速度、型内圧、電
力、増締力、ACC圧力、任意設定可能な予備項目1,
2の11の項目から、5つの項目を任意に選択すること
によって、選択された5つの項目の実測グラフィクデー
タが同時に表示されるようになっており、この5つの項
目の選択・組合せは随時行なえるようになっている。図
5の横軸は上記したように1サイクル時間軸であり、そ
のスケールを示す数値が下側に表わされている。また、
図5での縦軸は具体的なスケール数値を示すものではな
く、左端縦軸の左側には現在表示されている実測項目を
表わす文字表示がなされている。そして、時間軸に沿っ
て表示されている各項目の実測グラフィクデータは、各
項目毎に割当てられた領域(破線で目盛を付したグラフ
表示領域を横に5分割した領域)の高さに見合って自動
設定された倍率のスケールでグラフ表示される。斯様な
1サイクルグラフィク画像のグラフィク画像表示モード
を設けると、1サイクル中の所望する複数項目の実測デ
ータ(運転状態)の概略を同時に一目で把握でき、1サ
イクル中の各行程の動作時間の検討等が容易に行なえ、
1サイクルを通した良好な成形運転条件の設定・検討に
大いに貢献できる。
【0022】図6は、オペレータが1サイクルロジック
グラフ画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画
面に呼び出される最新成形サイクルの1サイクルロジッ
クグラフ画像の1例を示している。この1サイクルグラ
フ画像においては、オペレータが予め選択した任意の多
数の入出力ポートの状態、すなわち、マシン各部に配設
されたアクチュエータ(電磁制御弁のソレノイド等々)
などのオン/オフタイミングを示すロジックグラフデー
タが、1サイクル時間軸に沿って併記する形で同時に表
示されるようになっている。本実施例においては、16
0の入出力ポートの中から、20の項目を任意に選択す
ることによって、選択された20の項目の実測グラフィ
クデータが同時に表示されるようになっており、この2
0の項目の選択・組合せは随時行なえるようになってい
る。図6の横軸は上記したように1サイクル時間軸であ
り、そのスケールを示す数値が下側に表わされている。
また、図5の左端縦軸の左側には現在表示されている実
測項目を表わす文字表示がなされていて、これに対応す
るアクチュエータなどのオン/オフタイミングがロジッ
クグラフとして表示されている。斯様な1サイクルロジ
ックグラフ画像のグラフィク画像表示モードを設ける
と、1サイクル中の所望する多数の入出力ポートのオン
/オフ関係が一目で把握でき、異常が発生した際等に要
因箇所の判別が容易・確実に行なえることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1サイク
ル時間軸に沿って複数の実測項目の実測データを併記し
てグラフィク表示したり、同じく1サイクル時間軸に沿
って複数の入出力ポートの状態を対比してロジックグラ
フ表示したりできる。従って、総じて多様な形態の実測
データグラフィク表示が可能で、監視・識別性や条件設
定性に優れた使い勝手の良い射出成形機における運転デ
ータの表示方法が提供でき、その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるチャージ行程のグラフ
ィク画像の1例を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例による射出行程のグラフィク
画像の1例を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施例による型開閉行程とエジェク
ト行程のグラフィク画像の1例を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例による1サイクルグラフィク
画像の1例を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施例による1サイクルロジックグ
ラフ画像の1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 10 成形条件設定記憶部 11 成形プロセス制御部 12 実測値記憶部 13 表示処理部 14 データ変換処理部 15 グラフスケール生成部 16 表示用固定データ格納部 17 表示画像データ生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/76 B22D 17/32 G09G 5/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従ってチャー
    ジ行程、型開閉行程、射出行程、エジェクト行程等の一
    連の成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転
    条件の実測データを取り込んで格納する射出成形機にお
    いて、 オペレータの指示により前記マイクロコンピュータは
    前記取り込んだ実測データを変換処理して、マシンに付
    設された表示装置に、実測された測定項目群から任意に
    指定された複数の測定項目の組合せの実測データを、1
    サイクル時間軸に沿って併記してグラフィク表示させる
    ようにすると共に、前記指定可能な測定項目には、少な
    くとも射出速度、射出圧力、チャージ回転数、型開閉速
    度、エジェクト突出し/戻し速度が含まれることを特徴
    とする射出成形機における運転データの表示方法。
  2. 【請求項2】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従ってチャー
    ジ行程、型開閉行程、射出行程、エジェクト行程等の一
    連の成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転
    条件の実測データを取り込んで格納する射出成形機にお
    いて、 オペレータの指示により前記マイクロコンピュータはマ
    シンに付設された表示装置に、入出力ポートの状態を示
    すロジックグラフを1サイクル時間軸に沿って表示させ
    るようにした ことを特徴とする射出成形機における運転
    データの表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、多数の前記入出
    力ポート項目の中から複数の項目の組合せを任意に指定
    し、指定された項目の各入出力ポートに対応する前記ロ
    ジックグラフを1サイクル時間軸に沿って併記して表示
    させるようにしたことを特徴とする射出成形機における
    運転データの表示方法。
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