JP2912985B2 - 射出成形機におけるグラフィック画像の表示方法 - Google Patents

射出成形機におけるグラフィック画像の表示方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2045/7606Controlling or regulating the display unit

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機におけるグラ
フィック画像の表示方法に係り、特に、連続運転中の運
転データを取り込んで格納するマイクロコンピュータ
(以下マイコンと称す)と該マイコンの制御の下に各種
モード画像を表示可能な表示装置とを具備した射出成形
機における運転データ等のグラフィック画像の表示方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御の射出成形機は、カ
ラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプレイ等
の表示装置を具備しており、この表示装置によって、自
動成形運転のための成形運転条件を設定または確認する
ための各種設定条件表示モード画像、自動成形運転中の
多数の計測項目の実測データを表示するための各種実測
データ表示モード画像、定期点検時期に自動的に点検項
目を表示して定期点検を促すための定期点検モード画
像、異常発生時にこの旨を認知させるためのアラームモ
ード画像等々を表示するようになっている。
【0003】ところで、上記した実測データ表示モード
で表示される画像は、従来は数字を羅列して示すことが
多く、これでは例えば射出行程等の運転特性が一瞥で把
握しづらいという問題があった。この点に鑑み本願出願
人は、射出行程の実測データを設定値とともに表示画面
上にグラフィック画像で表示させ得る機能をもつマシン
(射出成形機)を開発し、特開平2−26724号とし
て提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した先願
においては、グラフィック表示されるデータの最大値を
自動的にグラフスケールの最大値(グラフフルスケール
値)として表示画面上に設定表示し、表示画面上のグラ
フ表示用枠領域の端から端までの全てに実測データをグ
ラフィック表示させ、且つ、グラフィック表示されるデ
ータの最大値を例えば10分割する形でグラフ目盛格子
と目盛数字とを生成して表示するようになっていた。こ
のため、例えばグラフィック表示されるデータの最大値
が10,12,16……等の切りのよい数値である場合
にはグラフ目盛格子と目盛数字は区切りのよいものとな
るも、こうした場合は稀であり、通常は表示されるデー
タの最大値は例えば89.1等の切りの悪い数値とな
り、このためグラフ目盛格子と目盛数字も切りの悪いも
のとなって、表示画面上のグラフィック表示データから
直接値を読み取りにくいという問題があることが指摘さ
れていた。また、従来はオペレータ(ユーザ)が所望す
る拡大/縮小率でのスケール設定を行えないため、グラ
フィック表示画像の一部を拡大して要部の詳細を視認性
よく確認すること等ができず、このようなオペレータに
よる任意のスケール設定機能をもつことも望まれてい
た。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、表示画面上のグラフィック表
示データからの値の読み取りが容易となる自動スケール
設定が可能で、また、オペレータの所望による任意の拡
大/縮小率でのスケール設定も可能にし、総じて視認性
に優れた使い勝手のよい射出成形機におけるグラフィッ
ク画像の表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定された各運転条件値と各センサから
の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
コンを具備し、該マイコンは、予め定められた成形運転
プログラムに従ってチャージ行程、型開閉行程、射出行
程、エジェクト行程等の一連の成形運転行程を実行させ
ると共に、運転中の各運転条件の実測データを取り込ん
で格納し、また、オペレータの指示によって前記マイコ
ンは前記設定された運転条件値あるいは前記取り込んだ
実測データを変換処理して、マシンに付設された表示装
置に設定データあるいは実測データのグラフィック画像
を表示する射出成形機のグラフイック画像の表示方法に
おいて、前記マイコンは、自動スケールモード時には、
表示を指示された当該グラフィック画像のためのグラフ
データの最大値と、予め設定された等分割のために切り
(区切り)のよい数値からなるグラフフルスケール値群
とを対比して、この表示用のグラフデータが収まる最小
の前記グラフフルスケール値を決定し、決定されたグラ
フフルスケール値に基づきグラフ表示用枠領域内にグラ
フ目盛格子を作成すると共に目盛数値を作成して、前記
グラフ表示用枠領域内に前記設定データグラフあるいは
実測データグラフを表示させ、かつ、前記決定されたグ
ラフフルスケール値に基づき作成される前記グラフ目盛
格子を、このグラフフルスケール値に対する切りのよい
分割数となるように自動設定するようにされる。
【0007】
【作用】マシン全体の制御を司るマイコンは、自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータを、連続する所定回数のショットにわたって取り込
み、これを所定記憶エリアに書き替え可能に格納する。
そして、オペレータが所望する実測データ表示モード画
像の1つ、例えばチャージ行程のグラフィック画像の表
示を自動スケールモードで選択すると、マイコン内の表
示処理部は、予め定められた画像生成プログラムに基づ
き、表示用データの最大値と予め設定された切り(区切
り)のよい数値からなるグラフフルスケール値群とを対
比して、この表示用のグラフデータが収まる最小の前記
グラフフルスケール値を決定する。そして、決定された
グラフフルスケール値に基づきグラフ表示用枠領域内に
グラフ目盛格子を作成すると共に目盛数値を作成し、グ
ラフ表示用枠領域内に実測データグラフを線描・合成さ
せ、これをマシンのカラーCRTディスプレイ等の表示
装置に表示させる。また、この状態でオペレータが、ス
ケール設定モードを選択して横軸及び縦軸の最小値並び
に最大値をそれぞれ入力すると、マイコン内の表示処理
部は、予め定められた画像生成プログラムに基づき、グ
ラフ表示用枠領域内にオペレータのスケール設定指示に
応じたグラフ目盛格子を作成すると共に目盛数値を作成
して、設定されたスケールに対応する拡大/縮小率でグ
ラフ表示用枠領域内に、当該グラフ表示用枠領域に収ま
る範囲の前記実測データグラフあるいは実測データグラ
フを線描・合成させ、これをマシンの表示装置に表示さ
せる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図5によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた多数のセ
ンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部に配設さ
れた多数の駆動源を駆動制御するための多数のドライバ
回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前面部に配
設されたキー入力装置、5は上記キー入力装置に隣接し
て配設された例えばカラーCRTディスプレイ、カラー
LCD等よりなる表示装置である。
【0009】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、良品/不良
品の判定処理、異常判定処理等の演算・判定処理、ある
いは前記表示装置5の出力画像の表示制御処理等々の各
種処理を実行する。このマイコン1は、実際には各種I
/Oインターフェイス、ROM、RAM、CPU等を具
備したもので構成され、予め作成された各種プログラム
により各種処理を実行するも、本実施例においては、成
形条件設定記憶部10、成形プロセス制御部11、実測
値記憶部12、表示処理部13等を備えたものとして、
以下の説明を行う。なお、表示処理部13には、データ
変換処理部14、グラフスケール生成部15、表示用固
定データ格納部16、表示画像データ生成部17等が設
けられている。
【0010】上記成形条件設定記憶部10には、キー入
力装置4によって入力された各種運転条件値が、書き替
え可能な形で記憶されている。この運転条件値として
は、例えば、増締力、電力値、チャージ行程時のスクリ
ュー位置とスクリュー回転数,スクリュー後退速度,及
び背圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点
(位置)から保圧切替点(位置)までの射出速度条件並
びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終了時点まで
の2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ
温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並び
に型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェク
ト制御条件、製品自動取り出し機の制御条件等々が挙げ
られる。
【0011】前記成形プロセス制御部11は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部10に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。なお、前記センサ群
3に含まれるセンサを具体的に挙げると、ACC(アキ
ュームレータ)チャージ圧力検出センサ、スクリュース
トローク検出センサ、スクリュー回転数検出センサ、射
出圧力及び背圧検出センサ、型開閉ストローク検出セン
サ、型締圧力検出センサ、型内圧検出センサ、エジェク
ト突出し/戻りストローク検出センサ、エジェクトシリ
ンダ圧力検出センサ、製品自動取り出し機の動作確認セ
ンサ、各部の温度センサ、電力値検出センサ等が挙げら
れる。
【0012】前記実測値記憶部12には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。な
お、速度実測値は、前記した各ストローク(位置)検出
センサからの計測情報とクロック情報とに基づき、前記
マイコン1内の図示せぬ演算処理部によってリアルタイ
ムに算出され、これが実測値記憶部12の所定エリアに
格納される。
【0013】前記表示処理部13は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部13の前
記データ変換処理部14は、必要に応じ前記成形条件設
定記憶部10や実測値記憶部12に格納された情報から
当該表示モード画像の表示に用いるためのデータを抽出
すると共に、これを指定された当該表示モード画像の表
示形態に対応した形に変換処理する。例えば、指定され
た表示モードが或る行程のグラフィック画像であると、
抽出したデータを線描化処理した画像データに変換処理
したり、また、指定された表示モードが或る行程の運転
状態設定画像であると、抽出したデータを数値画像デー
タに変換処理等する。また、指定された表示モードがグ
ラフィック画像である場合には、前記グラフスケール生
成部15は、上記したデータ変換処理部14の内容、も
しくはオペレータのスケール指示に基づき、予め作成さ
れたグラフスケール(グラフ目盛)生成プログラムによ
って、所定倍率のグラフ目盛格子画像データと目盛数値
画像データとを生成する。
【0014】本実施例においては、グラフィック画像の
初期呼び出し時にはシステムは自動スケールモードを選
択されるようになっており、前記グラフスケール生成部
15には自動スケール指示信号S1が入力されている。
この時にはグラフスケール生成部15は、前記データ変
換処理部14から取り込んだ表示を指示された項目のグ
ラフデータの横軸及び縦軸の最大値と、各項目ごとに予
め設定された切り(区切り)のよい数値からなる横軸及
び縦軸のグラフフルスケール値群とをそれぞれ対比し
て、この表示用のグラフデータが収まる最小の前記グラ
フフルスケール値を横軸並びに縦軸でそれぞれ決定し、
決定されたグラフフルスケール値に基づきグラフ表示用
枠領域内にグラフ目盛格子を作成すると共に目盛数値を
作成するようになっている。例えば、チャージ行程のグ
ラフィック画像に関しては、横軸のグラフフルスケール
値群として、10,12,16,20,24,30,3
2,40,50,60,80,及びこれらに10の累乗
もしくは1/10の累乗を乗じた数値が用意されてお
り、また、縦軸のグラフフルスケール値群として、1
0,16,20,40,50,80,及びこれらに10
の累乗もしくは1/10の累乗を乗じた数値が用意され
ている。従って、例えばチャージ行程の横軸データたる
全ストローク値(スクリューの全後退距離)が78mm
であると、横軸のグラフフルスケール値として80(m
m)が選択され、チャージ行程の縦軸データたる背圧の
最大値が83.5kgfであると縦軸のグラフフルスケ
ール値として100(kgf)が選択される。そしてグ
ラフスケール生成部15は、このように決定された横軸
並びに縦軸のグラフフルスケール値に基づき、各グラフ
ック表示項目ごとに予め定められているグラフ表示用枠
領域(図2の21)内に、これも予め定められている切
りのよい分割数(例えば、4,5,8,10,20など
の等分割数)となるようにグラフ目盛格子(図2の2
2)をドット表示で作成し、また、これに見合った目盛
数値データ(図2の23)を作成する。さらに、グラフ
目盛格子の各単位格子を、これも切りのよい分割数(例
えば、4,5,10)となるようにドットで分割したデ
ータ(図3)として作成する。なお、上述した切りのよ
いグラフフルスケール値群、及びこれに応じたグラフ目
盛格子のための切りのよい等分割数は、任意に設定可能
で、視認性並びにソフトウェア構築の負担の双方を勘案
して適当に設定すればよい。
【0015】一方、オペレータのキー操作によって、グ
ラフスケール生成部15にスケール設定指示信号S2が
到来すると、前記表示処理部13はスケール設定モード
(オペレータによるスケール設定モード)となる。本実
施例においては、単にスケール設定指示信号S2のみが
入力された状態では、表示処理部13は自動スケールモ
ードを抜け出た状態にあって、最新にグラフスケール生
成部15で作成したグラフ目盛画像データと目盛数値画
像データとを固定した状態(固定スケールモード)にあ
り、この状態で前記データ変換処理部14からのデータ
の最大値が変化しても、グラフ目盛画像データと目盛数
値画像データは変化しない。そして、このようなスケー
ル設定モードの初期状態から、オペレータが所望するグ
ラフック表示項目を指定して、このグラフック表示項目
に対する拡大/縮小率を指定するためのスケール指示信
号、すなわち横軸並びに縦軸の最小値,最大値〔(Xmi
m,Xmax )、(Ymim ,Ymax )〕を入力すると、グ
ラフスケール生成部15は、オペレータによるスケール
設定値に基づき、グラフ表示用枠領域内の横軸の最小
値,最大値を(Xmim ,Xmax )とし、また縦軸の最小
値,最大値を(Ymim,Ymax )として、グラフ表示用
枠領域内に区切りのよい目盛数値となるようにグラフ目
盛格子を作成すると共に、これに見合った目盛数値を作
成する。
【0016】また、前記データ変換処理部14では、上
述の如くグラフスケール生成部15で作成されたグラフ
目盛格子画像データと目盛数値画像データの情報を受け
て、当該グラフ目盛格子上に乗せるべきデータを、この
グラフ目盛に応じた拡大/縮小率に変換処理して線描化
データとする。
【0017】これら、データ変換処理部14及びグラフ
スケール生成部15の生成処理データは、前記表示画像
データ生成部17に取り込まれ、所定倍率のグラフ目盛
格子画像データ上の所定位置に、このグラフ目盛に応じ
た拡大/縮小率に変換処理して取り込まれグラフィック
画像データが重ね書きして合成処理される。また、前記
表示用固定データ格納部16に予め作成されて格納され
ている多数のモード画像用の固定データたる文字,記
号,グラフィック図形,罫線データ等々から、当該表示
モード画像の表示に用いるためのデータが抽出されて、
これが表示画像データ生成部17に取り込まれ、同じく
表示用の画像データとして合成される。これによって、
表示画像データ生成部17には、指定されたグラフィッ
ク表示画像用のグラフ目盛,目盛数字,線描グラフ,モ
ード表示文字,単位記号,項目表示文字等が所定配置・
合成され、且つカラー分け情報等が付加された画像デー
タが作成され、これが書き換え可能に保持される。な
お、指定された表示モードがグラフィック画像でない場
合には、データ変換処理部14と表示用固定データ格納
部16の内容とによって、同様に指定された表示画像用
の画像データが表示画像データ生成部17に生成・保持
される。
【0018】前記表示画像データ生成部17の画像デー
タは、図示せぬフレームバッファに転送されて一時記憶
され、表示処理部13の指令によってこのフレームバッ
ファの出力が前記表示装置5に送出されて、表示装置5
の表示画面上には所定モードの画像データが表示される
ことになる。
【0019】図2は、オペレータがチャージ行程のグラ
フィック画像の表示を指定したときに、自動スケールモ
ードで表示装置5の表示画面上に呼び出される最新成形
サイクルのチャージ行程グラフィック画像を示してい
る。同図において、横軸はスクリューの位置(スクリュ
ーの後退ストローク)を示しており、これのスケールを
示す数値が下側に表わされている。図2に示したチャー
ジ行程の例では、スクリューの全ストローク(前進限た
る射出完了位置から後退限たる計量完了点までのストロ
ーク)は約78mmで、表示画面の横軸のフルスケール
値は80mmが設定されており、横軸全体を区切るグラ
フ目盛格子22の縦格子線は80mmを20に等分割す
る形に生成されている。また、グラフ表示用枠領域21
の縦軸は同図で左側が背圧を示しており、これのスケー
ルを示す数値が同図の左側に表わされており、図2の例
では、背圧の実測最大値が約83.5kgfで背圧用の
縦軸のフルスケール値は100kgfが設定されてい
る。さらに縦軸の同図で右側はスクリューの回転数並び
にスクリューの後退速度を示しており、これらのスケー
ルを示す数値が同図の右側に2段重ね(上が回転数で下
が速度)でそれぞれ表わされており、図2の例では、ス
クリューの回転数の実測最大値が約42rpmで回転数
用の縦軸のフルスケール値は50rpmが設定されてお
り、スクリューの後退速度の実測最大値が約37.5m
m/sで後退速度用の縦軸のフルスケール値は40mm
/sが設定されている。図2に示した例では、縦軸は3
つの項目(背圧、回転数、速度)の値を示す指標となり
且つそれぞれのフルスケール値が異なっているので、前
記グラフスケール生成部15は、縦軸を区切るグラフ目
盛格子22の横格子線を、各項目で共通して区切りのよ
い等分割数となるように選択し、ここでは縦軸を10に
等分割するようにしている。なお、縦軸が複数の項目の
値を示す指標となり且つそれぞれのフルスケール値が異
なる場合には、縦軸の分割数は一義的に10に等分割す
るようにしてもよい。
【0020】図3は、上記したグラフ目盛格子22の要
部拡大図を示しており、グラフ目盛格子22の各単位目
盛格子線は、同図に示すように単位目盛格子を切りのよ
い分割数でドット分割した形で表示されるようになって
おり、ここでは単位目盛格子の縦及び横は、それぞれ5
つのドットで表現されるようになっている。
【0021】なお図2において、24は背圧の実測デー
タ、25はスクリュー回転数の実測データ、26はスク
リュー後退速度の実測データをそれぞれ示しており、ま
た、27は背圧の設定データ、28はスクリュー回転数
の設定データをそれぞれ示している。ここで、図2の表
示画面において、圧力、速度、回転数に関するグラフ特
性線はそれぞれ異なるカラーで表示され、且つ、このカ
ラー分けに応じてそれぞれの目盛数字、単位、文字が同
一のカラーで統一して表示されるようになっており、オ
ペレータには一目でどのグラフ特性線が何を表わしてい
るのかを認知できるようになっている(なお、このカラ
ー分けは他のグラフック画像においても同様である)。
【0022】斯様に自動スケールモードでのグラフック
画像は、切りのよいフルスケール値とこれに見合った切
りのよい目盛で示されるので、表示画面上での各データ
の読み取りが容易・確実になる。
【0023】ここで、図2の表示画面において下側に示
されたのは、グラフィック画像表示状態時に表示される
前記キー入力装置4中の図示せぬファンクションキーに
割当てられた現在の操作機能と現在の表示モードを示し
ており、当初の状態では「=1回書き」と「=自動」と
が表示されており、この状態ではマイコン1は実測グラ
フィックデータを最新の成形1サイクル分のみを線描
し、また、グラフのスケールをマイコン1の表示処理部
13が自動スケールモードで設定・作成してもので表示
している。そして、この状態で「1回/重ね」に対応す
るファンクションキーをプッシュすると、「=1回書
き」の表示が「=重ね書き」に切替わって、表示処理部
13は重ね書きモードとなり、実測グラフックデータが
最新成形サイクルを含む複数成形サイクルにわたって重
ね書きされて表示される。
【0024】また、図2の状態で「スケールモード」に
対応するファンクションキーをプッシュすると、「=自
動」の表示が「=設定」に切り替わって、マイコン1の
表示処理部13はスケール設定受け付け状態となり(前
記したスケール設定指示信号S2が入力された状態とな
り)、この状態で例えば他のファンクションキーで拡大
/縮小する項目を選択し、次にテンキーの操作で、前記
したように横軸並びに縦軸の最小値,最大値(Xmim ,
Xmax )、(Ymim ,Ymax )を順次入力すると、グラ
フスケール生成部15は、オペレータによるスケール設
定値に基づき、グラフ表示用枠領域内の横軸の最小値,
最大値を(Xmim ,Xmax )とし、また縦軸の最小値,
最大値を(Ymim ,Ymax )として、グラフ表示用枠領
域21内に区切りのよい目盛数値となるようにグラフ目
盛格子を作成すると共に、これに見合った目盛数値を作
成し、前記表示用画像データ生成部17に送出する。ま
た、前記データ変換処理部14は、グラフスケール生成
部15でのグラフ目盛格子と目盛数値に対応する拡大/
縮小率で、指定された項目の線描グラフデータを作成
し、これからグラフ表示用枠領域21内に収まる範囲の
線描グラフデータを抽出して表示用画像データ生成部1
7に送出する。従って、オペレータの指示したスケール
に応じた拡大/縮小率でスケールの生成が行なわれ、こ
れに応じてグラフが描かれるようになっている。
【0025】図4は、図2の状態で拡大する項目として
背圧を選択し、横軸並びに縦軸の最小値,最大値をそれ
ぞれ(20,30)、(70,80)とした時の拡大画
像を示している。斯様に、オペレータは簡単な操作で任
意の項目のグラフを簡単な操作で拡大(もしくは縮小)
できるので、所望スケールでのグラフデータの観察が容
易に行なえることとなる。
【0026】なお、前記したように単にスケール設定指
示信号S2のみを入力した状態に留めおくと固定スケー
ルモードとなり、現在のスケールが固定されるので、こ
うすることにより、異なる運転設定条件の設定データグ
ラフ同志や異なる運転設定条件下の実測データグラフ同
志を、固定されたグラフ目盛格子上に同時に表示して対
比可能となる。
【0027】以上、チャージ行程のグラフィック画像を
例にとって説明したが、本実施例では他の行程のグラフ
ィック画像の表示も同様に処理可能となっている。例え
ば、図5は、オペレータが射出行程のグラフィック画像
の表示を指定したときに、自動スケールモードで表示装
置5の表示画面に呼び出される最新成形サイクルのチャ
ージ行程グラフィック画像を示している。同図におい
て、横軸の右半分はスクリューの位置(右端の計量完了
点から中央の保圧切替え点までの1次射出行程のスクリ
ューの前進ストローク)をスクリュー前進限を0として
右側に増加するように示しており、横軸の左半分は時間
(保圧切替え時点から保圧完了時点までの保圧行程時
間)を保圧切替え点を0として左側に増加するように示
しており、これらのスケールを示す数値が下側に表わさ
れている。また、縦軸は同図で左側が射出圧を示してお
り、これのスケールを示す数値が同図の左側に表わされ
ており、縦軸の同図で右側は射出速度を示しており、こ
れのスケールを示す数値が同図の右側に表わされてい
る。また同図において、31が射出速度の実測データ、
32が射出圧力の実測データをそれぞれ示しており、ま
た、33が射出速度の設定データ、34が射出圧力の設
定データをそれぞれ示している。ここで、図5において
は、グラフ表示用枠領域は、1次射出行程のグラフ表示
用枠領域21Aと保圧行程のグラフ表示用枠領域21B
とに分けられ、それぞれの領域21A,21Bで別個に
自動グラフモードでのスケール作成が行なわれるように
なっている。なお、冗長を避けるためこれ以上図示しな
いが、本実施例ではこの他にも型開閉行程のグラフィッ
ク画像やエジェクト行程グラフィック画像等々が同様に
グラフィック表示可能となっている。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、グラフデ
ータの最大値が収まる最小の切り(区切り)のよい(等
分割のために切りのよい)グラフフルスケール値を決定
して、かつ、決定したグラフフルスケール値に基づい
て、グラフ目盛格子も切り(区切り)のよい分割数とし
て決定して、グラフ目盛格子と目盛数値を作成し、設定
データグラフあるいは実測グラフデータを表示するよう
にしているので、表示画面上のグラフィック表示データ
からの値の読み取りが容易となる。また、グラフ目盛格
子の各単位格子も、切り(区切り)のよい分割数となる
ようにドット分割表示されるので、さらに、表示画面上
のグラフィック表示データからの細かい値の読み取りが
容易となる。総じて視認性に優れた使い勝手のよい射出
成形機におけるグラフィック画像の表示方法が提供で
き、その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるチャージ行程の自動ス
ケールモードでのグラフィック画像の1例を示す説明図
である。
【図3】本発明の1実施例によるグラフ目盛格子の要部
拡大図である。
【図4】本発明の1実施例による拡大グラフィック画像
の1例を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例による射出行程の自動スケー
ルモードでのグラフィック画像の1例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 10 成形条件設定記憶部 11 成形プロセス制御部 12 実測値記憶部 13 表示処理部 14 データ変換処理部 15 グラフスケール生成部 16 表示用固定データ格納部 17 表示画像データ生成部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−89554(JP,A) 特開 昭61−220818(JP,A) 特開 昭61−290485(JP,A) 特開 昭62−254261(JP,A) 実開 昭57−116988(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従ってチャー
    ジ行程、型開閉行程、射出行程、エジェクト行程等の一
    連の成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転
    条件の実測データを取り込んで格納し、また、オペレー
    タの指示によって前記マイクロコンピュータは前記設定
    された運転条件値あるいは前記取り込んだ実測データを
    変換処理して、マシンに付設された表示装置に設定デー
    タあるいは実測データのグラフィック画像を表示する射
    出成形機において、 前記マイクロコンピュータは、自動スケールモード時に
    は、表示を指示された当該グラフィック画像のためのグ
    ラフデータの最大値と、予め設定された等分割のために
    切り(区切り)のよい数値からなるグラフフルスケール
    値群とを対比して、この表示用のグラフデータが収まる
    最小の前記グラフフルスケール値を決定し、決定された
    グラフフルスケール値に基づきグラフ表示用枠領域内に
    グラフ目盛格子を作成すると共に目盛数値を作成して、
    前記グラフ表示用枠領域内に前記設定データグラフある
    いは実測データグラフを表示させ、かつ、前記決定され
    たグラフフルスケール値に基づき作成される前記グラフ
    目盛格子を、このグラフフルスケール値に対する切りの
    よい分割数となるように自動設定するようにしたことを
    特徴とする射出成形機におけるグラフィック画像の表示
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記グラフ目盛
    格子の各単位格子は、切りのよい分割数となるようにド
    ット分割表示されることを特徴とする射出成形機におけ
    るグラフィック画像の表示方法。
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