JP3195842B2 - 成形機の運転条件設定方法および成形機 - Google Patents

成形機の運転条件設定方法および成形機

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JP3195842B2
JP3195842B2 JP02134593A JP2134593A JP3195842B2 JP 3195842 B2 JP3195842 B2 JP 3195842B2 JP 02134593 A JP02134593 A JP 02134593A JP 2134593 A JP2134593 A JP 2134593A JP 3195842 B2 JP3195842 B2 JP 3195842B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機やダイカス
トマシン等の成形機における運転条件設定方法、および
成形機に係り、特に、射出行程の運転実測データのグラ
フィック画像と運転設定データのグラフィック画像とを
併記させて表示する射出グラフィック表示画面上におい
て、射出行程の運転設定データを変更操作可能とした成
形機の運転条件設定手法にかかわる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の成形機、例えば射出成形機は、マ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)制御によ
って、予め設定された成形運転条件値に基づき連続成形
運転を実行するようになっており、また、マシン(射出
成形機)に付設されたカラーCRTディスプレイ等の表
示装置上に、各種実測データ画面,各種運転条件設定画
面,各種統計処理データ画面,各種アラームメッセージ
画面等々を表示可能として、運転監視や条件設定等々を
支援するようになっている。
【0003】そして、射出行程を含む各行程の運転条件
の設定操作は、それぞれの運転条件設定画面を呼び出
し、この運転条件設定画面上において、カーソル移動と
数値入力等を行なうことによってなされていた。すなわ
ち例えば、射出行程の運転条件を設定するに際しては射
出条件設定画面を呼び出し、この射出条件設定画面にお
いて、2次圧切替モードの選択や速度/圧力の段数指定
等を行なうと共に、各速度/圧力の設定欄にテンキーを
用いて数値を入力し、これによって射出行程の運転デー
タを設定・登録するようになっていた。
【0004】ところで、前記した実測データ表示モード
で表示される画面にグラフィック表示を用いると、速度
や圧力等の実際の運転特性が把握し易くなるので、この
要望に沿ってマシンの運転条件中の重要ファクターであ
る射出行程の運転実測データをグラフィック画像として
表示するようにしたものが知られている。この射出グラ
フィック表示画面は、監視専用モード画面とされ、運転
設定データと運転実測データとを同一図面上で視認性よ
く対比できるようにするため、射出行程の運転実測デー
タのグラフィック画像(グラフ線)と運転設定データの
グラフィック画像(グラフ線)とを併記させて(重ね合
わせて)表示できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
射出成形機においては、射出行程の運転条件の設定は、
前記射出条件設定画面を用いて主として数値入力により
行なわれ、射出行程時の運転データの監視は、モニタ専
用モード画面たる前記射出グラフィック表示画面を用い
て行なわれていた。このため、例えば金型交換後の試運
転時等において射出行程の一部の運転条件に変更の必要
が生じると、オペレータは射出条件設定画面を呼び出し
て、この設定画面上で射出行程の一部の運転設定データ
を変更設定し、この変更設定後の運転実測データを確認
するためには、射出グラフィック表示画面を呼び出し
て、このグラフィック表示画面上で変更結果に基づく運
転実測データを視認・判定する必要があった。従って、
射出行程の運転条件を何度もリトライして変更し、その
たび毎に変更結果に基づく運転実測データを確認する作
業は、2つのモード画面を切り替え表示させる必要があ
り、煩雑で手間がかかり、使い勝手が悪いという指摘が
あった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、射出行程の運転実測データの
グラフィック画像と運転設定データのグラフィック画像
とを重ね合わせて表示する射出グラフィック表示画面上
において、射出行程の運転設定データの変更操作を可能
とし、以って、変更設定後の運転実測データを同一画面
上で迅速に確認できる、使い勝手のよい成形機を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による1つの発明
では、上記目的を達成するために、設定された各運転条
件値と各センサからの計測情報とに基づきマシンの各部
を駆動制御するマイコンを具備し、該マイコンは、予め
定められた成形運転プログラムに従って一連の成形運転
行程を実行させると共に、運転中の各運転条件の実測デ
ータを取り込んで格納し、また、射出グラフィック表示
画面の呼び出し指令により、マイコンは、取り込んだ射
出行程の運転実測データおよび射出行程の運転設定デー
タを変換処理して、マシンに付設された表示装置上に、
多段制御される射出行程の実測速度データおよび実測圧
力データのグラフィック画像と、設定速度データおよび
設定圧力データのグラフィック画像とを重ね合わせて表
示可能とし、かつ、1次射出領域をストローク軸に沿っ
て速度と圧力の実測データおよび設定データをそれぞれ
表示し、保圧領域を時間軸に沿って速度と圧力の実測デ
ータおよび設定データをそれぞれ表示する成形機におい
て、射出グラフィック表示画面上において射出行程の運
転設定データの変更設定が可能とされて、この変更設定
には、速度変更モードと、圧力変更モードと、ストロー
ク変更モードと、タイム変更モードとが用意され、マイ
コンは、射出グラフィック表示画面の表示状態時におい
変更モードの1つが択一選択されると、オペレータの
入力操作に応じて、表示画面上の変更対象とされた各部
位の速度設定線、または圧力設定線、またはストローク
区分位置、または時間区分位置をリアルタイムで移動表
示させると共に、この移動操作に基づく変更後の運転設
定データを、実運転時の射出行程の運転設定データとし
て自動的に更新保持するように、される。
【0008】
【作用】カラーCRTディスプレイ等よりなる表示装置
上に射出グラフィック表示画面が表示された状態で、オ
ペレータがこの射出グラフィック表示画面上において運
転設定データの変更モードの1つ、すなわち、「速度」
変更モード,「圧力」変更モード,「ストローク」変更
モード,「タイム」変更モードの何れか1つを択一選択
して指定することによって、マシン全体の統括制御を司
るマイコンは、選択・指定された運転設定データの変更
モードに入る。
【0009】例えば、オペレータが「速度」変更モード
を選択・指定すると、マイコンは射出行程の速度設定デ
ータの変更モードに入って、例えば、射出グラフィック
表示画面上に線描表示されている速度設定グラフ中の所
定区分領域の速度設定グラフ部分にカーソルを移動させ
ると共に、当該所定区分領域の速度設定グラフ部分を他
の部位よりも太く表示させて、変更対象となっている速
度設定グラフ部分をオペレータに視認させる。この変更
対象となっている速度設定グラフ部分が所望する部分で
はない場合には、オペレータは例えば左右方向のカーソ
ル移動キー(この射出グラフィック表示画面による変更
モードの場合、変更対象部分の選択キーとして機能す
る)を操作して、カーソルを速度設定グラフ中の所望区
分領域の速度設定グラフ部分に移動させ、これによって
カーソルの移動先の速度設定グラフ部分が太く表示され
て変更対象部分となる。所望する速度設定グラフ部分を
選択した後、オペレータが例えば上下方向のカーソル移
動キー(この射出グラフィック表示画面による変更モー
ドの場合、変更対象の増減用の操作キーとして機能す
る)を操作すると、マイコンは、変更対象となっている
太く表示されている速度設定グラフ部分をカーソルと共
に上または下に移動させ、また、この変更対象の速度設
定グラフ部分の移動方向と移動量(操作方向と操作量)
とを認知して、運転設定データを格納した記憶エリア中
の対応する速度設定データを、リアルタイムで書替えて
更新・保持させる。
【0010】また、オペレータが「圧力」変更モードを
選択・指定すると、マイコンは射出行程の圧力設定デー
タの変更モードに入って、例えば、射出グラフィック表
示画面上に線描表示されている圧力設定グラフ中の所定
区分領域の圧力設定グラフ部分にカーソルを移動させる
と共に、当該所定区分領域の圧力設定グラフ部分を他の
部位よりも太く表示させて、変更対象となっている圧力
設定グラフ部分をオペレータに視認させる。所望する圧
力設定グラフ部分の選択操作や、選択した(変更対象と
した)圧力設定グラフ部分の移動操作は、前記した速度
設定グラフ部分の操作と同様になされ、これによってマ
イコンは同様に、変更対象となっている太く表示されて
いる圧力設定グラフ部分をカーソルと共に上または下に
移動させ、また、この変更対象の圧力設定グラフ部分の
移動方向と移動量とを認知して、運転設定データを格納
した記憶エリア中の対応する圧力設定データを、リアル
タイムで書替えて更新・保持させる。
【0011】また、オペレータが「ストローク」変更モ
ードを選択・指定すると、マイコンは射出行程のストロ
ーク区分位置設定データの変更モードに入って、例え
ば、射出グラフィック表示画面上における所定ストロー
ク区分位置にカーソルを移動させると共に、この所定ス
トローク区分位置に対応して縦線を表示させて、変更対
象となっているストローク区分位置をオペレータに視認
させる。この変更対象となっているストローク区分位置
が所望するストローク区分位置でない場合には、オペレ
ータは前記変更対象部分の選択キーとして働く左右方向
のカーソル移動キーを操作して、カーソルを所望するス
トローク区分位置に移動させ、これによってカーソルの
移動先のストローク区分位置に対応して縦線が表示され
て変更対象部分となる。所望するストローク区分位置を
選択した後、オペレータが増減操作用のキーとして働く
前記上下方向のカーソル移動キーを操作すると、マイコ
ンは、変更対象となっているストローク区分位置に対応
する縦線を左または右に移動させて表示させると共に、
カーソルを移動させる。また、この縦線の移動、換言す
るならストローク区分位置の移動に伴って、当該ストロ
ーク区分位置に関連する前記した速度設定グラフ部分も
しくは圧力設定グラフ部分のストローク軸に沿った横方
向の長さが可変して表示される。そして、マイコンは上
記したストローク区分位置の移動方向と移動量とを認知
して、運転設定データを格納した記憶エリア中の対応す
るストローク区分位置設定データを、リアルタイムで書
替えて更新・保持させる。
【0012】また、オペレータが「タイム」変更モード
を選択・指定すると、マイコンは射出行程の時間区分位
置設定データの変更モードに入って、例えば、射出グラ
フィック表示画面上における所定時間区分位置にカーソ
ルを移動させると共に、この所定時間区分位置に対応さ
せて縦線を表示させて、変更対象となっている時間区分
位置をオペレータに視認させる。所望する時間区分位置
の選択操作や、選択した(変更対象とした)時間区分位
置の移動操作は、前記したストローク区分位置の操作と
同様になされ、これによってマイコンは同様に、変更対
象となっている時間区分位置に対応した縦線をカーソル
と一緒に移動させて表示すると共に、当該時間区分位置
に関連する前記した速度設定グラフ部分もしくは圧力設
定グラフ部分の時間軸に沿った横方向の長さを可変し、
また、時間区分位置の移動方向と移動量とを認知して、
運転設定データを格納した記憶エリア中の対応する時間
区分位置設定データを、リアルタイムで書替えて更新・
保持させる。
【0013】なお、カーソルが位置付けられている現在
変更対象となっている部位の少なくとも現在の設定値
が、この現在の変更対象部位の近傍もしくは表示画面上
の所定位置に数値表示されるようにもなっていて、オペ
レータはこの数値表示によって、変更対象の変更前もし
くは変更後の設定数値を確認できる。
【0014】斯様にすることによって、射出グラフィッ
ク表示画面上において、射出行程の運転設定データの変
更操作が可能となり、従って、この射出グラフィック表
示画面上で、変更設定後の運転実測データが迅速に確認
できることとなり、使い勝手が大いに向上する。さらに
また、射出行程の速度や圧力等を数値入力操作で変更す
るのではなく、設定データグラフの移動で行なうので、
直感的に迅速に変更操作を行なうことが可能ともなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図3によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた多数のセ
ンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部に配設さ
れた多数の駆動源を駆動制御するための多数のドライバ
回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前面部に配
設されたキー入力装置、5は上記キー入力装置4に隣接
して配設された例えばカラーCRTディスプレイ、カラ
ーLCD等よりなる表示装置である。
【0016】図1の前記マイコン1は、混練・可塑化・
計量動作(チャージ動作),射出動作(1次射出動作と
保圧動作),型開閉動作,エジェクト動作等の成形行程
全体の制御や、実測データの演算・格納処理,良品/不
良品の判定処理,異常判定処理等の演算・判定処理、あ
るいは前記表示装置5の出力画像の表示制御処理等々の
各種処理を実行する。このマイコン1は、実際には各種
I/Oインターフェイス,ROM,RAM,MPU等を
具備したもので構成され、予め作成された各種プログラ
ムにより各種処理を実行するも、本実施例においては、
入力データ処理部11,成形条件設定記憶部12,成形
プロセス制御部13,実測値記憶部14,表示処理部1
5等を備えたものとして、以下の説明を行う。
【0017】上記入力データ処理部11は、前記センサ
群2から送出されてくる各種計測情報や、前記キー入力
装置4によって入力された各種情報等の外部入力情報を
必要に応じて適宜変換処理して、マイコン1内の各部に
供給する。
【0018】前記成形条件設定記憶部12には、キー入
力装置4等によって入力された各種運転条件値が、書き
替え可能な形で記憶されている。この運転条件値(運転
条件設定データ)としては、例えば、混練・可塑化・計
量(チャージ)行程時のスクリュー位置とスクリュー回
転数,スクリュー後退速度,及び背圧との関係、サック
バック制御条件、射出開始から保圧切替までの、すなわ
ち1次射出時の射出速度条件並びに射出圧力条件、2次
圧(保圧)切替条件(保圧切替点設定条件)、保圧切替
から保圧完了までの、すなわち保圧時の保圧圧力条件並
びに保圧射出圧力条件、型閉じ(型締め)ストロークと
速度制御条件並びに型締力、型開きストロークと速度制
御条件、エジェクト制御条件、製品自動取り出し機の制
御条件、各部のバンドヒータ温度、各部の冷却温度等々
が挙げられる。
【0019】前記成形プロセス制御部13は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部12に格納された運転条件値(運転条件設定デー
タ)とに基づき、マシンの各部に配設された前記センサ
群2(位置センサ,圧力センサ,温度センサ等々)から
の計測情報及び自身に内蔵されたクロックからの計時情
報を参照しつつ、前記ドライバ群3(モータドライバ,
油圧シリンダドライバ,ヒータドライバ等々)を介して
対応する駆動源を駆動制御し、一連の成形行程を実行さ
せる。
【0020】前記実測値記憶部14には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目,位置監視項目,回転数監視項目,速度監視
項目,圧力監視項目,温度監視項目,電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼ含まれるようになっている。
【0021】前記表示処理部15は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画面の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画面デー
タを作成する。
【0022】すなわち、オペレータによる所定の表示画
面の呼び出し指令が到来すると、表示処理部15は、必
要に応じ前記成形条件設定記憶部12や実測値記憶部1
4に格納された情報から当該表示モード画面の表示に用
いるためのデータを抽出すると共に、これを指定された
当該表示モード画面の表示形態に対応した形に変換処理
する。例えば、指定された表示モードが射出グラフィッ
ク画面であると、抽出したデータを線描化処理した画像
データに変換処理したり、抽出したデータを数値画像デ
ータに変換処理等する。また、表示処理部15は、指定
された表示モード画面種別に応じ、当該画面に必要な固
定データ(文字等の記号)を図示せぬ表示用固定データ
格納部から抽出し、記号画像データに変換処理等する。
さらにまた、表示処理部15は、指定された表示モード
画面種別に応じ、当該画面に必要な枠線データ等を生成
し、生成された各枠の内外にそれぞれ所定色のカラーペ
イントを施す(カラーのぬり分け)処理を行なう。そし
て、表示処理部15は、作成されたカラーペイント画像
データの各所定領域に、上記の線描化(グラフィク)画
像データ,数値画像データ,記号画像データ等を所定カ
ラー処理を施してはめ込み、これによって表示用の画面
データを合成・生成する。そして、斯様な表示処理部1
5で生成された画面データは、図示せぬフレームバッフ
ァに転送されて一時記憶され、表示処理部15の指令に
よってこのフレームバッファの出力が前記表示装置5に
送出されて、表示装置5の表示画面上にはオペレータの
所望する画面が表示されることになる。
【0023】なおまた、表示処理部15は、射出グラフ
ィック画面等の所定モード画面の表示状態において、前
記キー入力装置4からオペレータによって後述する如き
所定の指示情報が到来した際には、到来した指示情報に
応じて表示画面の一部の表示形態を変更する処理,表示
線を移動させる処理,カーソルを自動移動させる処理,
サブウィンド画像を生成する処理等を行なうようにもな
っている。
【0024】次に、上述した構成に基づく、本実施例に
よる射出グラフィック表示画面を用いた射出行程の運転
条件設定データの変更手法について説明する。
【0025】図2は、オペレータが適宜キー操作によっ
て表示装置5上に呼び出した射出グラフィック表示画面
(射出グラフィック画面)の1例を示している。同図に
おいて、21はグラフィック表示領域、22は2次圧切
替モードの選択欄、23は変更モードを択一選択して指
定するための変更モードの選択欄、24は射出グラフィ
ックの表示形態を選択して指定するための表示ファンク
ションの選択欄である。そして例えば、上記変更モード
の選択欄23中の「速度」選択部23a,「圧力」選択
部23b,「ストローク」選択部23c,「タイム」選
択部23dのそれぞれに対応する前記キー入力装置4中
のキーの1つをプッシュすることによって、前記したマ
イコン1は選択・指定された射出運転設定データの変更
モードに入り、オペレータの指示に従い後述する如き画
像表示制御処理と設定データ更新処理とを行なうように
なっている。なお、上記表示ファンクションの選択欄2
4中の所望する部位に例えばカーソルを合わせることに
よって、射出グラフィックの表示形態が、例えば実測グ
ラフ1回書き,実測グラフ重ね書き,画面停止等々に選
択される。
【0026】本実施例においては、図2に示した如き射
出グラフィック画面を用いて変更設定可能な対象項目
は、速度,圧力,ストローク区分位置,時間区分位置の
4項目と、後述する2次圧(保圧)切替モード(保圧切
替点の設定条件モード)とされており、速度および圧力
の段数(切替段数)の設定は、図示していないが別途用
意された射出条件設定画面を用いて行なわれるようにな
っている(すなわち、射出グラフィック画面では、速度
/圧力の段数は変更不能となっている)。
【0027】上記した2次圧(保圧)切替モードとして
は、本実施例においては例えば、保圧切替点をストロー
ク値(スクリューの前進位置)で指定する「ストロー
ク」2次切替圧モード、保圧切替点を射出油圧値で指定
する「油圧」2次切替圧モード、保圧切替点を時間値
(射出開始からの時間)で指定する「タイム」2次切替
圧モードの3種類が用意されており、図2では適宜キー
操作によって、「ストローク」2次切替圧モードが選択
された例を示しており、前記2次圧切替モードの選択欄
22には「ストローク」2次切替圧モードが選択されて
いる旨が、例えば他の部位と色変えして示されている。
【0028】また図2に示した例では、上記した速度/
圧力の段数として、速度5段(1次射出4段・保圧1
段),圧力5段(1次射出1段・保圧4段)が選択・設
定された例が示されており、前記グラフィック表示領域
21には、この速度/圧力の設定段数に応じた速度/圧
力の設定グラフが折線表示されている。
【0029】前記グラフィック表示領域21において、
横軸の右半分はストローク(スクリューの位置)を表わ
し、横軸の中央位置に「0」を印した点が保圧切替点を
表わし、横軸の左半分は時間を表わしている。また、横
軸の右半分(ストローク軸)の下側には、保圧切替点か
ら右側に向かって増加するようにストロークを表わす数
値が示され、横軸の左半分(時間軸)の下側には、保圧
切替点から左側に向かって増加するように時間を表わす
数値が示されている。また、グラフィック表示領域21
の縦軸は左側が圧力を表わしており、その左側には圧力
を表わす数値が示されており、一方、縦軸の右側は速度
を表わしており、その右側には速度を表わす数値が示さ
れている。すなわち、グラフィック表示領域21の右半
分は、ストローク軸31に沿って1次射出行程における
速度と圧力を表示する表示領域となっており、グラフィ
ック表示領域21の左半分は、時間軸32に沿って保圧
行程における速度と圧力を表示する表示領域となってい
る。なお、このグラフィック表示領域21の右半分をス
トローク軸に沿った1次射出行程領域とし、グラフィッ
ク表示領域21の左半分を時間軸に沿った保圧行程領域
とするのは、前記した2次圧切替モードの如何にかかわ
らず同様である。
【0030】前記グラフィック表示領域21において、
33が速度設定グラフ、34が圧力設定グラフ、35が
最新ショットの速度実測グラフ、36が最新ショットの
圧力実測グラフをそれぞれ示している(なお、この各グ
ラフ特性線は実際にはそれぞれ異なるカラーで表示され
る)。そして図2に示した例では、速度設定グラフ33
はV1〜V5の5段階の折線グラフで、圧力設定グラフ
34はP1〜P5の5段階の折線グラフでそれぞれ示さ
れ、ストローク軸31はS1〜S4の4つのストローク
区分位置によって分けられ、時間軸32はT2〜T5の
4つの時間区分位置によって分けられている。
【0031】いま、表示装置5上に図2に示した射出グ
ラフィック画面を呼び出し表示させた状態で、オペレー
タが前記変更モードの選択欄23中の「速度」選択部2
3a,「圧力」選択部23b,「ストローク」選択部2
3c,「タイム」選択部23dの1つをカーソルで選択
すると、すなわち、「速度」変更モード,「圧力」変更
モード,「ストローク」変更モード,「タイム」変更モ
ードの何れか1つを択一選択して指定すると、前記マイ
コン1は、選択・指定された運転設定データの変更モー
ドに入る。
【0032】例えば、オペレータが「速度」変更モード
を選択・指定すると、マイコン1は射出行程の速度設定
データの変更モードに入って、例えば、前記グラフィッ
ク表示領域21中に線描表示されている速度設定グラフ
33中のV1の速度設定グラフ部分にカーソルを移動さ
せると共に、V1の速度設定グラフ部分を他の部位より
も太く表示させて、変更対象となっている速度設定グラ
フ部分をオペレータに視認させる。またこれと同時に、
V1の速度設定グラフ部分の近傍に現在のV1の値をサ
ブウィンドによって表示させる。図2の右側に矢印で引
き出し・拡大した部分が、上記したようにV1の速度設
定グラフ部分を変更対象として選択した際の様子を示し
ており、37が変更対象部位を示すカーソルであり、3
8が変更対象部位の現在の数値を示すサブウィンドであ
る。
【0033】オペレータが、上記V1の速度設定グラフ
部分の設定値の変更を所望した際には、前記キー入力装
置4中のカーソル移動キー群の上下方向のカーソル移動
キーを操作することによって、マイコン1は、変更対象
となっている太く表示されているV1の速度設定グラフ
部分を、カーソル37及びサブウィンド38と共に上ま
たは下に移動させ、また、サブウィンド38中の数値を
刻々と現在値に書き替え表示させる。さらに、マイコン
1は、このV1の速度設定グラフ部分の移動方向と移動
量とを認知して、運転設定データを格納した前記成形条
件設定記憶部12中のV1の速度設定データを、リアル
タイムで書替えて更新・保持させる。
【0034】上記したようにV1の速度設定グラフ部分
の設定値の変更が終了した後、他の速度設定グラフ部分
V2〜V5を変更対象としたい場合、あるいは、V1の
速度設定グラフ部分が所望する部分ではなく、他の速度
設定グラフ部分V2〜V5を変更対象としたい場合に
は、オペレータは前記カーソル移動キー群の左方向のカ
ーソル移動キーを用いて、カーソル37を速度設定グラ
フ31中の速度設定グラフ部分V2〜V5の何れかへ移
動させる。また、カーソル37が行き過ぎた場合には、
カーソル移動キー群の右方向のカーソル移動キーを用い
て、カーソル37を所望する速度設定グラフ部分に戻
す。これによってカーソル37の移動先の速度設定グラ
フ部分が太く表示されて変更対象部分となると共に、前
記サブウィンド38が変更対象の速度設定グラフ部分の
近傍に表示され、変更対象の現在の数値が表示される。
指定された速度設定グラフ部分の変更操作、及びこれに
伴う表示変更と設定値の自動更新処理は、上述と同様で
ある。
【0035】なお図3は、前記キー入力装置4中のカー
ソル移動キー群を示している。本実施例においては、射
出グラフィック画面において変更モードが選択された場
合には、左右方向のカーソル移動キー40A,40B
は、変更対象部分の選択キーとして機能し、また、上下
方向のカーソル移動キー40C,40Dは、変更対象の
設定値を増減させるための操作キーとして機能するよう
にされている。斯様にした所以は、射出成形機における
キー入力装置4はスペース上の制約からキーの数が限定
を受け、この制約の中で直感的にわかり易いキー操作
で、変更対象の選択と設定値の変更とを行えるようにす
るためである。なおまた、左右方向のカーソル移動キー
40A,40Bを1回プッシュすると、カーソル37
(変更対象)は右または左に1つだけ移動し、左右方向
のカーソル移動キー40A,40Bを連続してプッシュ
し続けると、この時間に応じてカーソル37(変更対
象)は右または左に連続して移動する。同様に、上下方
向のカーソル移動キー40C,40Dを1回プッシュす
ると、変更対象は予め設定された最小単位だけ増加また
は減少し、上下方向のカーソル移動キー40C,40D
を連続してプッシュし続けると、この時間に応じて連続
して増加または減少する。
【0036】また、オペレータが「圧力」変更モードを
選択・指定すると、マイコン1は射出行程の圧力設定デ
ータの変更モードに入って、例えば、前記圧力設定グラ
フ34中のP1の圧力設定グラフ部分にカーソル37を
移動させると共に、P1の圧力設定グラフ部分を他の部
位よりも太く表示させて、変更対象となっている圧力設
定グラフ部分をオペレータに視認させる。またこれと同
時に、P1の圧力設定グラフ部分の近傍に現在のP1の
値を前記と同様のサブウィンド38によって表示させ
る。P1の圧力設定グラフ部分から他の圧力設定グラフ
部分P2〜P5を変更対象部分とする変更対象の選択操
作は、前記と同様に左右方向のカーソル移動キー40
A,40Bによる操作で行なわれる。また、変更対象と
した圧力設定グラフ部分P1乃至はP5の設定値の変更
操作は、前記と同様に上下方向のカーソル移動キー40
C,40Dによる操作で行なわれる。これによってマイ
コン1は前記と同様に、変更対象となっている太く表示
されている圧力設定グラフ部分を、カーソル37及びサ
ブウィンド38と共に上または下に移動させ、サブウィ
ンド38中の数値を刻々と現在値に書替え表示させる。
またマイコン1は、この変更対象の圧力設定グラフ部分
の移動方向と移動量とを認知して、運転設定データを格
納した前記成形条件設定記憶部12中の対応する圧力設
定データを、リアルタイムで書き替えて更新・保持させ
る。
【0037】また、オペレータが「ストローク」変更モ
ードを選択・指定すると、マイコン1は射出行程のスト
ローク区分位置設定データの変更モードに入って、例え
ば、前記ストローク軸31におけるS1のストローク区
分位置にカーソル37を移動させると共に、このS1と
対応してグラフィック領域21内に縦線を表示させて、
変更対象となっているストローク区分領域をオペレータ
に視認させる。またこれと同時に、上記縦線の近傍に現
在のS1の値を前記と同様のサブウィンド38によって
表示させる。S1のストローク区分位置から他のストロ
ーク区分位置S2〜S5を変更対象とする変更対象の選
択操作は、前記と同様に左右方向のカーソル移動キー4
0A,40Bによる操作で行なわれる。これによってカ
ーソル37の移動先のストローク区分位置S2乃至はS
5に対応する位置に縦線が表示されて変更対象部分とな
り、ストローク区分位置S2乃至はS5の現在の値がサ
ブウィンド38によって表示される。
【0038】いま例えば、ストローク区分位置S2を変
更対象として選択し、オペレータが増減操作用のキーと
して働く上下方向のカーソル移動キー40C,40Dを
操作すると、マイコン1は、変更対象となっているスト
ローク区分位置に対応する縦線を左または右に移動させ
て表示すると共に、これに伴ってカーソル37及びサブ
ウィンド38を移動させ、サブウィンド38中のS2の
値を刻々と現在値に書替え表示させる。また、この縦線
の移動、換言するならストローク区分位置S2の移動に
伴って、当該ストローク区分位置S2に関連する前記し
た速度設定グラフ部分V2,V3のストローク軸31に
沿った横方向の長さが可変して表示される。そして、マ
イコン1は上記したストローク区分位置の移動方向と移
動量とを認知して、運転設定データを格納した前記成形
条件設定記憶部12中の対応するストローク区分位置設
定データを、リアルタイムで書替えて更新・保持させ
る。
【0039】また、オペレータが「タイム」変更モード
を選択・指定すると、マイコンは射出行程のタイム区分
位置設定データの変更モードに入って、例えば、前記時
間軸32におけるT2の時間区分位置にカーソル37を
移動させると共に、このT2と対応してグラフィック領
域21内に縦線を表示させて、変更対象となっている時
間区分領域をオペレータに視認させる。またこれと同時
に、上記縦線の近傍に現在のT2の値を前記と同様のサ
ブウィンド38によって表示させる。T2のストローク
区分位置から他のストローク区分位置T3〜T5を変更
対象とする変更対象の選択操作は、前記と同様に左右方
向のカーソル移動キー40A,40Bによる操作で行な
われる。これによってカーソル37の移動先のストロー
ク区分位置T3乃至はT5に対応して縦線が表示されて
変更対象部分となり、時間区分位置T3乃至はT5の現
在の値がサブウィンド38によって表示される。
【0040】いま例えば、時間区分位置T3を変更対象
として選択し、オペレータが増減操作用のキーとして働
く上下方向のカーソル移動キー40C,40Dを操作す
ると、マイコン1は、変更対象となっている時間区分位
置に対応する縦線を左または右に移動させて表示すると
共に、これに伴ってカーソル37及びサブウィンド38
を移動させ、サブウィンド38中のT3の値を刻々と現
在値に書替え表示させる。また、この縦線の移動、換言
するなら時間区分位置T3の移動に伴って、当該時間区
分位置T3に関連する前記した圧力設定グラフ部分P
3,P4の時間軸32に沿った横方向の長さが可変して
表示される。そして、マイコン1は上記した時間区分位
置の移動方向と移動量とを認知して、運転設定データを
格納した前記成形条件設定記憶部12中の対応する時間
区分位置設定データを、リアルタイムで書替えて更新・
保持させる。
【0041】なおここで、前記「ストローク」変更モー
ド及び「タイム」変更モードを選択した際の変更対象を
示す表示形態は、次のようにしてもよい。すなわち、例
えば「ストローク」変更モードに入ると、マイコン1
は、例えば、前記ストローク軸31におけるS1のスト
ローク区分位置にカーソル37を移動させると共に、こ
のS1と対応するストローク軸31中のストローク区分
領域(図2において、S1から右側のストローク軸部
分)を他の部位よりも太く表示させて、変更対象となっ
ているストローク区分領域をオペレータに視認させるよ
うにしてもよい。そして、前記と同様に左右方向のカー
ソル移動キー40A,40Bによる操作でS1のストロ
ーク区分位置から他のストローク区分位置S2〜S5を
変更対象に選択すれば、カーソル37の移動先のストロ
ーク区分位置S2乃至はS5に対応するストローク軸の
部分部位(ストローク区分領域)が太く表示されて変更
対象部分となるようにする。そして例えば、ストローク
区分位置S2を変更対象として選択し(図2において、
S2とS1との間のストローク区分領域を変更対象とし
て選択し)、オペレータが前記と同様に上下方向のカー
ソル移動キー40C,40Dを操作すると、マイコン1
は、変更対象となっているストローク区分領域に対応す
る太く表示されたストローク軸31の部分部位の長さ
(S2,S1間の長さ)を、S1の位置を固定して、キ
ー操作方向と操作量に応じて短くまたは長く可変して
(S2を右または左に移動させて)表示させる。このよ
うな表示手法をとっても、変更対象の識別は容易であ
る。なお、この表示手法は「タイム」変更モードにおい
ても同様に行ない得ることは明らかである。
【0042】斯様に本実施例では上述した如く、射出グ
ラフィック表示画面上において、射出行程の運転設定デ
ータの変更操作が可能となり、従って、この射出グラフ
ィック表示画面上で、変更設定後の運転実測データが迅
速に確認できることとなり、使い勝手が大いに向上す
る。すなわち、従来のように射出グラフィック表示画面
と射出条件設定画面の2画面を交互に使用して、設定変
更とそれに伴う実測データの確認を行なわねばならなか
った不便さが解消して、使い勝手が大いに向上する。さ
らにまた、射出行程の速度や圧力等を数値入力操作で変
更するのではなく、設定データグラフの移動で行なうの
で、直感的に迅速に変更操作を行なうことが可能ともな
る。さらにまた、射出グラフィック表示画面上で2次圧
切替モードも変更設定できるので、この点でも利便性が
高まる。
【0043】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であることは言ういうまでもなく、例
えば、前記したサブウィンド38は、変更対象部位の近
傍ではなく、射出グラフィック画面の所定の固定位置に
表示するようにしてもよい。また、サブウィンド38に
は、変更対象部位の現在の設定値と併せて、該変更対象
部位の最新の実測データおよび変更前の設定値を数値表
示させるようにしてもよい。さらにまた、変更対象部位
を示すカーソルは、細い線分による所謂ヘアカーソル
や、矢印カーソルとしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本実施例によれば、射出行
程の運転実測データのグラフィック画像と運転設定デー
タのグラフィック画像とを重ね合わせて表示する射出グ
ラフィック表示画面上において、射出行程の運転設定デ
ータたる速度,圧力,ストローク区分位置,時間区分位
置の変更操作や、2次圧切替モードの設定変更操作を可
能とし、以って、射出の重要な条件設定が射出グラフィ
ック表示画面上で簡単に行なうことができ、さらに、変
更設定後の運転実測データも同一画面上で迅速に確認で
きる、使い勝手のよい成形機が提供でき、その価値は多
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例による射出グラフィック画面
の1例を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例によるキー入力装置のカーソ
ル移動キー群を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 11 入力データ処理部 12 成形条件設定記憶部 13 成形プロセス制御部 14 実測値記憶部 15 表示処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−130326(JP,A) 特開 平4−173221(JP,A) 特開 昭62−6754(JP,A) 特開 平2−43021(JP,A) 日本ビニル工業会編「プラスチック成 形加工とコンピュータ」(1982年7月1 日)株式会社工業調査会、P86−91 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46 - 46/57 B29C 45/76 - 45/77 B22D 17/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従って一連の
    成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転条件
    の実測データを取り込んで格納し、また、射出グラフィ
    ック表示画面の呼び出し指令により、前記マイクロコン
    ピュータは、前記取り込んだ射出行程の運転実測データ
    および射出行程の運転設定データを変換処理して、マシ
    ンに付設された表示装置上に、多段制御される射出行程
    の実測速度データおよび実測圧力データのグラフィック
    画像と、設定速度データおよび設定圧力データのグラフ
    ィック画像とを重ね合わせて表示可能とし、かつ、1次
    射出領域をストローク軸に沿って速度と圧力の実測デー
    タおよび設定データをそれぞれ表示し、保圧領域を時間
    軸に沿って速度と圧力の実測データおよび設定データを
    それぞれ表示する成形機において、前記射出グラフィック表示画面上において射出行程の運
    転設定データの変更設定が可能とされて、この変更設定
    には、速度変更モードと、圧力変更モードと、ストロー
    ク変更モードと、タイム変更モードとが用意され、 前記マイクロコンピュータは、前記射出グラフィック表
    示画面の表示状態時において前記変更モードの1つが択
    選択されると、オペレータの入力操作に応じて、表示
    画面上の変更対象とされた各部位の速度設定線、または
    圧力設定線、またはストローク区分位置、または時間区
    分位置をリアルタイムで移動表示させると共に、この移
    動操作に基づく変更後の運転設定データを、実運転時の
    射出行程の運転設定データとして自動的に更新保持する
    ことを特徴とする成形機の運転条件設定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記射出グラフィック表示画面上の指定された変更対象
    とする部位の現在の設定値が、変更対象とする部位の近
    傍に表示されるサブウィンドで数値表示されることを特
    徴とする成形機の運転条件設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記サブウィンド中に、変更対象とする部位の前記した
    現在の設定値と併せて 、該変更対象とする部位の実測デ
    ータおよび従来の設定値も数値表示されることを特徴と
    する成形機の運転条件設定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記射出グラフィック表示画面上で、2次圧切替モード
    の択一選択が行なえるようにしたことを特徴とする成形
    機の運転条件設定方法。
  5. 【請求項5】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従って一連の
    成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転条件
    の実測データを取り込んで格納し、また、射出グラフィ
    ック表示画面の呼び出し指令により、前記マイクロコン
    ピュータは、前記取り込んだ射出行程の運転実測データ
    および射出行程の運転設定データを変換処理して、マシ
    ンに付設された表示装置上に、多段制御される射出行程
    の実測速度データおよび実測圧力データのグラフィック
    画像と、設定速度データおよび設定圧力データのグラフ
    ィック画像とを重ね合わせて表示可能とし、かつ、1次
    射出領域をストローク軸に沿って速度と圧力の実測デー
    タおよび設定データをそれぞれ表示し、保圧領域を時間
    軸に沿って速度と圧力の実測データおよび設定データを
    それぞれ表示する成形機において、 前記射出グラフィック表示画面上において射出行程の運
    転設定データの変更設定が可能とされて、この変更設定
    には、速度変更モードと、圧力変更モードと、ストロー
    ク変更モードと、タイム変更モードとが用意され、 前記マイクロコンピュータは、前記射出グラフィック表
    示画面の表示状態時において前記変更モードの1つが択
    一選択されると、オペレータの入力操作に応じて、表示
    画面上の変更対象とされた各部位の速度設定線、または
    圧力設定線、またはストローク区分位置、または時間区
    分位置をリアルタイムで移動表示させる手段と、この移
    動操作に基づく変更後の運転設定データを、実運転時の
    射出行程の運転設定データとして自動的に更新保持する
    手段とを、有することを特徴とする成形機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、 前記射出グラフィック表示画面上の指定された変更対象
    とする部位の現在の設 定値が、変更対象とする部位の近
    傍に表示されるサブウィンドで数値表示されることを特
    徴とする成形機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載において、 前記サブウィンド中に、変更対象とする部位の前記した
    現在の設定値と併せて、該変更対象とする部位の実測デ
    ータおよび従来の設定値も数値表示されることを特徴と
    する成形機。
  8. 【請求項8】 請求項5記載において、 前記射出グラフィック表示画面上で、2次圧切替モード
    の択一選択が行なえるようにしたことを特徴とする成形
    機。
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