JP2919121B2 - 成形機の表示画面制御方法 - Google Patents

成形機の表示画面制御方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2045/7606Controlling or regulating the display unit

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定条件表示モード画
像、実測データ表示モード画像等の各種表示モード画像
で各種情報画像を表示する表示装置を備えた成形機の表
示画面制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン(マイクロコンピュー
タ)制御の射出成形機やダイカストマシン等の成形機
は、カラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプ
レイ等の表示装置を具備しており、この表示装置によっ
て、自動成形運転のための成形運転条件を設定または確
認するための各種設定モード画像、自動成形運転中の多
数のモニタ項目の実測データを表示するための各種モニ
タモード画像、定期点検時期に自動的に点検項目を表示
して定期点検を促すための定期点検モード画像等々を表
示するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形機
等で成形される製品(成形品)はますます精密化してき
ており、これに伴って、前記設定モード画像やモニタモ
ード画像で表示される設定値や実測データの数が増加し
てきており、今後さらにこの傾向が強まると考えられ
る。しかしながら、表示装置の表示画面の大きさには限
界があるため、例えばチャージ行程設定画像や射出行程
設定画像等の1つの設定モード画像において、総ての項
目を表示しようとすると、文字等が必然的に小さくな
り、また、文字間隔が狭まって非常に見づらいものとな
り、似たような数字が並ぶため何の設定値であるのかも
判別しづらくなるという問題がある。
【0004】これを解消するため、例えば1つの設定モ
ード画像(画面)を複数に分割し、文字等を見やすい大
きさで且つ間隔をあけて個別に分割表示することも考え
られるが、こうすると、用意する画像(画面)数のみが
いたずらに増え、表示プログラムで取り扱う枠画像情報
等々のデータ量が増加してソフトウェア上の負担とメモ
リ容量の負担が増すという問題がある。一方、表示画面
上の画像の一部をオペレータがカーソル移動等の操作で
切り出し操作し、この切り出し指定した部分を表示画面
一杯に拡大表示させることも考えられるが、こうすると
オペレータには切り出し操作の負担がかかり、また、任
意の拡大/縮小率で画像データの拡大/縮小演算変換処
理を行わなければならないため、ソフトウェア上の負担
が増す。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、画像の一部を見やすい大きさ
に拡大可能とすると共に、拡大/縮小の操作が容易・確
実で、また、ソフトウェア的にもハードウェア的にもさ
ほど負担のかからない成形機の表示画面制御方法を実現
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定条件表示モード画像、実測データ表
示モード画像等の各種表示モード画像をオペレータの選
択によって表示可能とした表示装置を備えた成形機の表
示画面制御方法において、前記表示装置の表示画面の一
部に固定的に設定された領域の画像を、現在表示画面に
表示されている画像が予め定められた最大拡大倍率の画
像でない場合には、オペレータの拡大表示指示ごとに前
記表示画面の一部に固定的に設定された領域の再像が前
記表示画面のほぼ全体に表示されるように予め設定され
た拡大倍率で1ステップづつ拡大表示し、また、現在表
示画面に表示されている画像が予め定められた基準倍率
の画像でない場合には、オペレータの縮小表示指示ごと
に表示画面の全体に表示されている現在の再像が前記表
示画面の一部に固定的に設定された領域に一致した1ス
テップ前の倍率の表示画像に戻るように縮小表示し、ま
た、オペレータによる1回のスクロール指令によって、
指定された方向への画像の移動を所定量だけ行うと共
に、この所定量の画像移動を複数回に分割したステップ
で実行するようにして、前記表示装置の表示画面の一部
に固定的に設定された領域に、所望の画像領域をスクロ
ール可能とするようにされる。
【0007】
【作用】オペレータが所望の表示モード画像を呼び出す
と、マイコン内の画像データ生成・格納部には指定され
た表示モード画像全体の文字,記号,罫線等の表示デー
タ、及び配列情報と付加情報が生成されて格納され、こ
の画像データ生成・格納部の格納データに基づいて、フ
レームバッファに表示すべき画像データが書き込まれ、
フレームバッファの出力で表示装置の表示画面上に画像
が表示される。この所望の表示モード画像を呼び出して
表示画面に表示させた初期状態では、表示された画像は
基準倍率の大きさとなっていて、これ以上は縮小不能と
なっている。この状態でオペレータが拡大指示キーをプ
ッシュすると、例えば、予め設定された表示画面の1/
4の所定領域(固定された切り出し領域)内の画像に対
応するデータが、マイコン内の表示制御部によって画像
データ生成・格納部内から自動的に切り出されて、これ
がほぼ1画面分の画像となるように変換処理されてフレ
ームバッファに書き込まれ、表示画面には前の画像の固
定切り出し領域に相当する部分がほぼ画面全体に拡大さ
れて表示される。この状態で、オペレータが拡大指示キ
ーをさらにプッシュすると、同様の処理でフレームバッ
ファの内容が書き換え更新され、1度拡大した画像の固
定切り出し領域に相当する部分がさらにほぼ画面全体に
拡大されて表示される。一方、この状態からオペレータ
が縮小指示キーをプッシュすると、前記表示制御部は、
現在画面に拡大表示されている領域の画像データとこれ
に隣接する所定の領域(現在表示されている領域の3倍
の領域)の画像データとを、画像データ生成・格納部内
から自動的に切り出して、これがほぼ1画面分の画像と
なるように変換処理してフレームバッファに書き込み、
表示画面に1ステップ前の拡大倍率に相当する画像を表
示させる(1ステップ縮小表示される)。この状態から
オペレータが縮小指示キーをさらにプッシュすると、同
様の処理でフレームバッファの内容が書き換え更新さ
れ、前記した当初の基準倍率での画像表示状態となる。
【0008】斯様にすることによって、画像の一部を見
やすい大きさに拡大可能となり、運転条件設定値等の確
認が容易になる。また、マイコンが自動的に画像データ
の切り出しを行うので、オペレータは単に拡大もしくは
縮小の指示を行うだけでよいので拡大/縮小の操作が容
易・確実となる。また、画像データ生成・格納部には1
つの表示モード画像のデータ全体を一括して格納してい
るので、1つの表示モード画像を複数の画面データに分
割する場合に比して、取り扱うデータ量が少なくて済
み、且つ、画像データの切り出し領域が一定し拡大/縮
小率も一定していることから、演算変換処理が容易(プ
ログラムの構築が容易)で、ソフトウェア的にもハード
ウェア的にもさほど負担のかからないシステムとするこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1〜図9に示した1実施例
によって説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の
制御系統の簡略化したブロック図である。図1におい
て、1はマシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制
御などを司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた
多数のセンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部
に配設された多数の駆動源を駆動制御するための多数の
ドライバ回路で構成されたドライバ群、4,5はマシン
の前面部に配設されたキーボード入力装置並びにファン
クションキー入力装置、6は同じくマシンの前面部に配
設された例えばカラーCRTディスプレイよりなる表示
装置である。なお、表示装置6はCRT以外にLCD等
にも代替可能である。ここで本実施例においては、表示
装置6とキーボード入力装置4とは図2に示すように、
マシンの前部中央のコンソール部分に横並びに隣接して
配設され、また、上記ファンクションキー入力装置5は
表示装置6の手前側に隣接して配設されている。この入
力装置と表示装置の配置関係は任意であり、また、ファ
ンクションキー入力装置5はキーボード入力装置4中に
含ませることができる。
【0010】図3は上記ファンクションキー入力装置5
を示す図で、本実施例においては、ファンクションキー
入力装置5は8つのファンクションキーF1〜F8をも
つものとなっている。図4は上記キーボード入力装置4
を示す図で、本実施例においてはキーボード入力装置4
は、モードキー群7、ディスプレイキー群8、機能キー
群9、カーソルキー群10、テンキー群11等をもつも
のとなっている。そして、前記表示装置6が任意のモー
ド画像を表示している状態において、上記機能キー群9
中の「ファンクション」選択キー9−1を1回プッシュ
すると、表示装置6の表示画面の下部には、図5に示し
たようなファンクションキー入力装置5のファンクショ
ンキーF1〜F8に対応する表示がなされて、図5に示
す状態ではファンクションキーF1〜F7が同図に文字
表示された機能の選択入力キーとして働くようになって
いる。また、図5の状態から「ファンクション」選択キ
ー9−1を1回プッシュすると、今度は表示装置6の表
示画面の下部には、図6に示したようなファンクション
キー入力装置5のファンクションキーF1〜F8に対応
する表示がなされて、図6に示す状態ではファンクショ
ンキーF1,F2並びにF5〜F8が同図に文字表示さ
れた機能の選択入力キーとして働くようになっている。
なお、本実施例においては「ファンクション」選択キー
9−1によるファンクションキーF1〜F8の機能切換
えは、図5、図6以外にも幾つか用意されており、ここ
ではこれらの図示は冗長を避けるため割愛するが、要は
「ファンクション」選択キー9−1のプッシュを繰り返
すことで、ループ的にファンクションキーF1〜F8の
機能切換えが行えるように構成されているものと理解さ
れたい。
【0011】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、異常判定処
理等の演算・判定処理、あるいは前記表示装置5の出力
画像の制御処理等々を実行する。このマイコン1は、実
際には各種I/Oインターフェイス、ROM、RAM、
CPU等を具備したもので構成され、予め作成された各
種プログラムにより各種処理を実行するも、本実施例に
おいては、成形条件設定記憶部12、成形プロセス制御
部13、実測値記憶部14、表示制御部15、データ変
換処理部16、表示用固定データ格納部17、画像デー
タ生成・格納部18、倍率変換処理部19、フレームバ
ッファ20等を備えたものとして、以下の説明を行う。
【0012】上記成形条件設定記憶部12には、キーボ
ート入力装置4やファンクションキー入力装置5によっ
て入力された各種運転条件値が、書き替え可能な形で記
憶されている。この運転条件値としては、例えば、チャ
ージ行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背
圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点(位
置)から保圧切替点(位置)までの射出速度条件並びに
射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終了時点までの2
次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ温
度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並びに
型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェクト
制御条件、製品自動取り出し機の制御条件等々が挙げら
れる。
【0013】前記成形プロセス制御部13は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部12に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。
【0014】前記実測値記憶部14には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。
【0015】前記表示制御部15は、キーボート入力装
置4やファンクションキー入力装置5によるオペレータ
が所望するモードの表示画像の呼び出し指令によって、
予め作成された表示画像作成・制御プログラムに基づ
き、前記データ変換処理部16、表示用固定データ格納
部17、画像データ生成・格納部18等を制御して、画
像データ生成・格納部18に指定された表示モード画像
全体のデータを作成・格納させる。すなわち、表示制御
部15は、データ変換処理部16によって必要に応じ前
記成形条件設定記憶部12や実測値記憶部14に格納さ
れた情報から当該表示モード画像の表示に用いるための
データを抽出させると共に、これを画像データに変換処
理させ、画像データ生成・格納部18に送出させる。ま
た、表示制御部15は、表示用固定データ格納部17に
予め作成されて格納されている多数のモード画像用の固
定データたる文字,記号,グラフィック図形,罫線デー
タ等々から、当該表示モード画像の表示に用いるための
データを抽出させてこれを画像データ生成・格納部18
に送出させる。画像データ生成・格納部18では、予め
作成された画像合成プログラムに基づき、データ変換処
理部16並びに表示用固定データ格納部17からの出力
データを合成し、指定された表示モード画像全体の文
字,記号,グラフィック図形,罫線等の表示データ、及
び配列情報と付加情報等を含む画像データを作成してこ
れを書き換え可能に保持する。
【0016】図7は、前記画像データ生成・格納部18
によって生成・格納されたモード画像データのイメージ
を模式的に示す図で、同図の例は、射出行程の運転条件
設定画像データである。この画像データ生成・格納部1
8の画像データは、前記表示制御部15によって選択的
に切り出し抽出されて、前記フレームバッファ20に直
接送出、もしくは前記倍率変換処理部19を経由してフ
レームバッファ20に送出されるようになっており、オ
ペレータが所望するモードの表示画像の呼び出しを行っ
た初期状態では、画像データ生成・格納部18の画像デ
ータはフレームバッファ20に直接送出されて、基準倍
率でフレームバッファ20に1画面分の画像データが格
納されるようになっている。ここで、基準倍率でフレー
ムバッファ20に1画面分の画像データを格納する際、
前記表示装置6の1画面分の広さに画像データ生成・格
納部18内の全画像データが基準倍率で収まる場合に
は、フレームバッファ20には画像データ生成・格納部
18内の全画像データが転送されて格納される。一方、
基準倍率でフレームバッファ20に1画面分の画像デー
タを格納する際、1画面分の広さに画像データ生成・格
納部18内の全画像データが基準倍率で収まり切らない
場合には、表示画像の呼び出しを行った初期状態では、
表示制御部15は、画像データ生成・格納部18内の画
像データを図7の左上基準点Oから1画面分の広さ(同
図で2点鎖線で示す表示装置6の表示画面分)だけ切り
出して、これをフレームバッファ20に転送する。従っ
て、オペレータによって呼び出された表示モード画像
が、図7に示すように基準倍率では1画面内に収まり切
らない場合には、同図の2点鎖線で囲んだ範囲内の画像
データがフレームバッファ20に記憶され、表示制御部
15の指令によってこのフレームバッファ20の出力が
前記表示装置6に送出されて、表示画面上には同図の2
点鎖線で囲んだ範囲内の画像データが表示されることに
なる。
【0017】この状態で、前記した「ファンクション」
選択キー9−1を2回プッシュして、前記図6に示した
ファンクションキーF1〜F8の機能選択を行うと、フ
ァンクションキーの機能表示用のデータが前記表示用固
定データ格納部17から読み出しされて、これが画像デ
ータ生成・格納部18でモード表示画像と合成されて、
フレームバッファ20の内容が書き換え更新され、表示
装置6の表示画面にはモード表示画像とともにその下部
に図6に示したようなファンクションキーF1〜F8の
図形と機能文字との表示がなされる。なお、このファン
クションキーF1〜F8の機能表示が行われると、画像
データ生成・格納部18の別画像ファイルエリア内にフ
ァンクションキー機能表示用データが生成・格納され、
後述するスクロール操作や拡大/縮小操作を行っても、
フレームバッファ20内の所定部位はファンクションキ
ー機能表示用データの専用ウインド記憶エリアとして優
先して確保され、この専用ウインド記憶エリアには、前
記表示制御部15の指令によって上記画像データ生成・
格納部18の別画像ファイルエリア内のファンクション
キー機能表示用データが直接転送されて書き換え更新さ
れるようになっている。なお、以下に記述するスクロー
ルや拡大/縮小動作においては、この動作に伴うファン
クションキー機能表示については説明を簡略化するため
に割愛する。
【0018】いま、図6に示したようなファンクション
キーF1〜F8の図形と機能文字との表示がなされた状
態で、例えば、前記ファンクションキーF7をプッシュ
して左方向へのスクロールを指示すると、前記表示制御
部15は、例えば画像データ生成・格納部18内の画像
データを、現在表示されている画像データの左端から1
画面の横全長の1/16だけずらせた位置から、右側の
画像データを1画面分だけ切り出し、これをフレームバ
ッファ20に書き換え更新させ、所定秒時だけ表示装置
6に表示させ、この手順を4回繰り返させて、元の画面
の画像データを1画面の横全長の1/4だけ左方向へ移
動させる。これはファンクションキーF5,F6,F8
の操作においても同様で、1回のスクロール操作で横全
長または縦全長の1/4の移動を4回に分けて行い、オ
ペレータにスクロール中であることを確認させると共
に、スクロールによる画像移動があっても元の画像との
連続性をオペレータに把握し易くさせるためである。
【0019】また、図6に示したようなファンクション
キーF1〜F8の図形と機能文字との表示がなされた状
態で、オペレータがファンクションキーF1をプッシュ
して画像の拡大を指示すると、前記表示制御部15は現
在表示されている画像が予め定められた最大倍率の表示
状態でない場合には、図8の(a)に示すように表示画
面に予め設定されている、例えば画面上の左上1/4面
積の切り出し領域S内の画像(A)に対応する画像デー
タのみを、画像データ生成・格納部18の画像データか
ら切り出して、前記した倍率変換処理部19へ転送す
る。倍率変換処理部19は画像データ生成・格納部18
から出力された画像データを、予め設定されている拡大
倍率に基づき拡大変換処理して、1画面相当分の画像デ
ータに変換処理し、これをフレームバッファ20に出力
してその内容を書き換え更新させる。従って、表示装置
6の表示画面上には元の画像(A,B,C,D)中の左
上1/4部分の画像(A)が図8の(b)に示すように
画面全体に拡大表示される。この状態でさらにファンク
ションキーF1をプッシュして画像の拡大を指示する
と、同様の処理で、図8の(b)の画像(A1,A2,
A3,A4)中の左上1/4部分の画像(A1)が図8
の(c)に示すように拡大表示される。本実施例では、
この画像拡大処理は、表示画像が基準倍率であるときか
ら、2乃至3ステップだけ行うようにしている。何とな
れば、無制限の拡大は本発明のような成形機の表示装置
においては不要で、無意味であるからである。
【0020】一方、図8の(c)の状態から、オペレー
タがファンクションキーF2をプッシュして画像の縮小
を指示すると、前記表示制御部15は、現在拡大表示さ
れている画像(A1)の領域と、これに隣接する前記画
像(A2,A3,A4)の領域とに相当する画像データ
を、前記画像データ生成・格納部18の画像データから
切り出して、前記倍率変換処理部19へ転送する。すな
わち、現在拡大表示されている画像領域の画像データ
と、この現在拡大表示されている画像領域と同じ大きさ
で現在拡大表示されている画像領域の右、右下、下の3
つ領域に相当する画像データとが抽出されて、これが倍
率変換処理部19へ転送される。倍率変換処理部19は
この画像データ生成・格納部18から出力された画像デ
ータを、予め設定されている縮小倍率に基づき縮小変換
処理して、1画面相当分の画像データに変換し、これを
フレームバッファ20に出力してその内容を書き換え更
新させる。従って、表示装置6の表示画面上には、図8
の(b)に示す画像(A1,A2,A3,A4)が表示
される。この状態でさらにファンクションキーF2をプ
ッシュして画像の縮小を指示すると、同様の処理で、図
8の(a)に示す画像(A)が表示される。ここで、本
実施例においては、現在表示されている画像が基準倍率
であるときには、前述したようにこれ以下に縮小するこ
とは不能とされており、無意味に文字等を縮小して判別
不能となることを避けるように配慮されている。
【0021】図9は、マイコン1内で実行される上述し
た画像の拡大/縮小処理フローを示す説明図である。同
図に示すステップST1では、画像表示が行われている
か否かが問われ、YESならステップST1に進み、N
Oならこのフローを終了する。ステップST2では、拡
大もしくは縮小の指示があったか否かが問われ、YES
ならステップST2に進み、NOならステップST8へ
ジャンプして現在の倍率で画像表示を継続させる。ステ
ップST3では、縮小の指示であるか否かが問われ、Y
ESならステップST4に進み、NOなら(拡大の指示
なら)ステップST6へ進む。ステップST4では、現
在表示されている画像の倍率が基準倍率より大きいか否
かが問われ、YESならステップST5へ進んで表示倍
率を1ステップ小さくする処理を行った後ステップST
8へ進んで1ステップ小さくした画像を表示させ、NO
ならステップST8へジャンプして基準倍率での画像表
示を継続させる。一方、前記ステップST6では、現在
表示されている画像の倍率が予め設定された最大倍率よ
り小さいか否かが問われ、YESならステップST7へ
進んで表示倍率を1ステップ大きくする処理を行った後
ステップST8へ進んで1ステップ大きくした画像を表
示させ、NOならステップST8へジャンプして最大倍
率での画像表示を継続させる。
【0022】以上のように、本実施例においては、画像
の一部を見やすい大きさに1ステップづつ拡大可能とな
り、運転条件設定値等の確認が容易になる。また、マイ
コンが自動的に画像データの切り出しを行うので、オペ
レータは単に拡大もしくは縮小の指示を行うだけでよい
ので拡大/縮小の操作が容易・確実となる。また、画像
データ生成・格納部には1つの表示モード画像のデータ
全体を一括して格納しているので、1つの表示モード画
像を複数の画面データに分割する場合に比して、取り扱
うデータ量が少なくて済み、且つ、画像データの切り出
し領域が一定し拡大/縮小率も一定していることから、
演算変換処理が容易(プログラムの構築が容易)で、ソ
フトウェア的にもハードウェア的にもさほど負担のかか
らないシステムとすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、拡大表示
に際しては、表示画面の一部に固定的に設定された領域
の画像が表示画面のほぼ全体に表示されるように予め設
定された拡大倍率で1ステップづつ拡大表示され、ま
た、縮小表示に際しては、表示画面の全体に表示されて
いる現在の画像が表示画面の一部に固定的に設定された
前記の領域に一致した1ステップ前の倍率の表示画像に
戻るように縮小表示するので、オペレータは単に拡大ま
たは縮小の指示を行うだけでよく、拡大/縮小の操作が
容易・確実なものとなり、しかも、画像データの切り出
し領域が一定し、拡大/縮小率も一定していることか
ら、プログラムの構築が容易で、演算変換処理も簡単に
なり、ソフトウェア的にもハードウェア的にも有利なも
のとなる。また、画像をスクロール可能としているの
で、拡大表示を所望する画像領域を、任意に選択でき
る。さらに、1回のスクロール操作に対応するスクロー
ルを、複数回に分割したステップで行うので、オペレー
タにとってスクロール移動方向が明瞭・確実に視認で
き、かつ、元の画像との連続性が把握し易いものとな
る。 総じて、成形機のモニタ用表示装置において、簡単
な操作で拡大/縮小/スクロールが行えて使い勝手に優
れ、さらに、ソフトウェア的にもハードウェア的にもさ
ほど負担のかからない、成形機の表示画面制御方法が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるキー入力装置と表示装
置との配置関係を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例によるファンクションキー入
力装置を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施例によるキーボート入力装置を
示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例による表示画面に表示された
ファンクションキーの機能表示形態の1例を示す説明図
である。
【図6】本発明の1実施例による表示画面に表示された
ファンクションキーの機能表示形態の他の1例を示す説
明図である。
【図7】本発明の1実施例による画像データ生成・格納
部に格納されたモード画像データのイメージを模式的に
示す説明図である。
【図8】本発明の1実施例による画像拡大/縮小の様子
を示す説明図である。
【図9】本発明の1実施例によるマイコン内で実行され
る画像の拡大/縮小処理フローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キーボート入力装置 5 ファンクションキー入力装置 6 表示装置 12 成形条件設定記憶部 13 成形プロセス制御部 14 実測値記憶部 15 表示制御部 16 データ変換処理部 17 表示用固定データ格納部 18 画像データ生成・格納部 19 倍率変換処理部 20 フレームバッファ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定条件表示モード画像、実測データ表
    示モード画像等の各種表示モード再像をオペレータの選
    択によって表示可能とした表示装置を備えた成形機の表
    示画面制御方法において、 前記表示装置の表示画面の一部に固定的に設定された領
    域の画像を、現在表示画面に表示されている画像が予め
    定められた最大拡大倍率の画像でない場合には、オペレ
    ータの拡大表示指示ごとに前記表示画面の一部に固定的
    に設定された領域の画像が前記表示画面のほぼ全体に表
    示されるように予め設定された拡大倍率で1ステップづ
    つ拡大表示し、また、現在表示画面に表示されている画
    像が予め定められた基準倍率の画像でない場合には、オ
    ペレータの縮小表示指示ごとに表示画面の全体に表示さ
    れている現在の画像が前記表示画面の一部に固定的に設
    定された領域に一致した1ステップ前の倍率の表示画像
    に戻るように縮小表示し、 また、オペレータによる1回
    のスクロール指令によって、指定された方向への画像の
    移動を所定量だけ行うと共に、この所定量の画像移動を
    複数回に分割したステップで実行するようにして、前記
    表示装置の表示画面の一部に固定的に設定された領域
    に、所望の画像領域をスクロール可能としたことを特徴
    とする成形機の表示画面制御方法。
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