JP2797763B2 - 成形機における設定値入力方法 - Google Patents

成形機における設定値入力方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2045/7606Controlling or regulating the display unit

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種設定条件表示モー
ド画像、各種実測データ表示モード画像等の多数の表示
モード画像で各種情報画像を表示する表示装置を備えた
成形機における設定値入力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン(マイクロコンピュー
タ)制御の射出成形機やダイカストマシン等の成形機
は、カラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプ
レイ等の表示装置を具備しており、この表示装置によっ
て、自動成形運転のための成形運転条件を設定または確
認するための各種設定条件表示モード画像、自動成形運
転中の多数のモニタ項目の実測データを表示するための
各種モニタモード画像、定期点検時期に自動的に点検項
目を表示して定期点検を促すための定期点検モード画像
等々を表示するようになっている。
【0003】公知のように射出成形機等のマシンにおい
ては、精密成形を自動運転で行うために多数の設定項目
にわたった数値入力設定を必要とし、この設定作業は、
所望する設定条件表示モード画像を呼び出した状態で、
オペレータがマシンのキー入力装置を用いて、カーソル
移動による項目指定と、数値入力キー(テンキー)によ
る数値入力と、エントリキーによる登録設定とを行うこ
とによって、設定条件表示モード画像上でこれと対話式
に順次行われるようになっている。ところで、上記設定
項目中には、マニュアル等に示されている所定の計算式
に基づき算出しなければならない設定数値が相当量あ
り、これらはオペレータが手持ちの電卓等を用いて計算
し、算出した計算結果を、設定モード画像上の所定位置
にマシンのキー入力装置のテンキーを用いて入力するよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、計算式に基づき算出しなければならない設定数値の
入力設定は、先ず手持ちの電卓等を用いて設定数値の算
出を行い、これを次に設定モード画像上の所定位置にマ
シンのキー入力装置のテンキーを用いて入力して、正し
く入力されたかどうかを確認した後、エントリキーによ
って登録設定するようにしていたため、入力設定に手間
と時間がかかるという問題があることが指摘されてい
た。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、マシンの表示装置の表示画面
上で設定数値の計算とこの算出した設定数値の自動入力
とが可能で、以って、所定の計算式に基づき算出しなけ
ればならない設定数値の入力設定が簡易・確実となる使
い勝手の良い成形機における設定値入力方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、各種設定条件表示モード画像等を含む多
数の表示モード画像をオペレータの選択によって表示可
能とした表示装置を備えた成形機の設定値入力方法にお
いて、任意の設定条件表示モード画像中の任意設定項目
の条件設定欄にカーソルが位置している時の電卓機能呼
び出し指令によって、表示画面上の前記カーソルを避け
た位置に、キー入力装置上の所定のキー群と対応する形
状・配置の電卓操作キー機能表示部と、電卓計算表示部
とからなる電卓機能画像を、ウィンド表示させると共
に、この電卓機能画像で表示された前記キー入力装置上
の対応するキー群を表示された文字、記号入力用のキー
群として機能させ、このキー群を用いて行った計算結果
を前記電卓機能画像中の電卓計算表示部で表示させ、か
つ、前記設定条件表示モード画像中の前記条件設定欄に
カーソルが位置している時のみ、前記電卓機能によって
得られた計算結果を、オペレータの指示によって現在カ
ーソルが位置している設定項目への設定値として自動登
録可能であるようにされる。 さらにまた、前記した計算
結果を設定値として自動登録する際、計算結果数値が設
定項目ごとに定められた許容範囲外にある場合には、設
定登録を中止してアラームを発するようにされる。
【0007】
【作用】オペレータが例えば設定条件表示モード画像を
表示装置の表示画面上に呼び出すと、自動的もしくはこ
の後の所定キー操作によって、マシン全体の制御を司る
マイコン(マイクロコンピュータ)は運転条件値の設定
(もしくは書き換え)受け付けモードとなり、この状態
でオペレータがマシンのキー入力装置を用いて、カーソ
ル移動による項目指定と、数値入力キー(テンキー)に
よる設定数値の入力と、エントリキーによる登録設定と
を行うことによって、各運転条件項目の設定が順次行わ
れる。この時、所定の計算式に基づき設定数値を算出し
なければならない設定項目に遭遇すると、オペレータは
先ず当該設定項目の条件設定欄にカーソルを移動させ、
次にマシンのキー入力装置上の「電卓」機能呼び出しキ
ーをプッシュする。これによって、例えば表示装置の表
示画面上のカーソルを避けた位置には、キー入力装置上
の所定のキー群と対応する形状・配置の電卓操作キー機
能表示部と電卓計算表示部とからなる電卓機能画像
分割画像としてウィンド表示されると共に、この電
卓機能画像で表示されたキー入力装置上の対応するキー
群が表示された文字、記号入力用のキー群として機能す
る状態になる。そして、オペレータは上記キー群を用い
て、所定の計算式に従った演算を行って設定数値を求
め、上記電卓機能画像の電卓計算表示部に表示された計
算結果を確認した後、エントリキーをプッシュすること
により前記したカーソルが位置した設定項目の条件設定
欄に電卓機能によって求められた数値が表示され、且
つ、マイコン内の設定条件記憶部の当該設定項目に対応
するエリアに設定数値が格納される。なお、電卓機能画
像の電卓計算表示部に表示された計算結果をエントリキ
ーによって設定数値として登録する際、計算結果数値が
設定項目ごとに定められた許容範囲外にある場合には、
マイコンは設定入力を中止してアラームを発生する。斯
様にすることにより、所定の計算式に基づき算出しなけ
ればならない設定数値の入力設定が簡易・確実となり使
い勝手が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1〜図5に示した1実施例
によって説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の
制御系統の簡略化したブロック図である。図1におい
て、1はマシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制
御などを司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた
多数のセンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部
に配設された多数の駆動源を駆動制御するための多数の
ドライバ回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前
面部に配設されたキー入力装置、5は上記キー入力装置
に隣接して配設された例えばカラーCRTディスプレイ
よりなる表示装置である。なお、表示装置5はCRT以
外にLCD等にも代替可能である。
【0009】図2は上記キー入力装置4を示す図で、本
実施例においてはキー入力装置4は、マシン運転モード
選択キー群7、ディスプレイモード選択キー群8、オプ
ション機能選択キー群9、カーソル移動キー群10、テ
ンキー群11、演算(加減乗除)キー群12、ファンク
ションキー群13(F1〜F8)等をもつものとなって
いる。そして、前記表示装置5が任意のモード画像を表
示している状態において、上記オプション機能選択キー
群9中の「ファンクション」選択キー9−1を1回プッ
シュすると、表示装置5の表示画面の下部には、図3に
示したようなファンクションキー群13の各キーF1〜
F8に対応する表示がなされて、図3に示す状態ではフ
ァンクションキーF1〜F7が同図に文字表示された機
能の選択入力キーとして働くようになっている。また、
図3の状態から「ファンクション」選択キー9−1をさ
らに1回プッシュすると、表示装置6の表示画面の下部
には、図示しないがファンクションキーF1〜F8に対
応する別機能の表示がなされて、今度はファンクション
キー群13(F1〜F8)はこの表示された機能の選択
入力キーとして働くようになっている。なお、本実施例
においては「ファンクション」選択キー9−1によるフ
ァンクションキーF1〜F8の機能切換えは、図3以外
にも幾つか用意されており、ここではこれらの図示は冗
長を避けるため割愛するが、要は「ファンクション」選
択キー9−1のプッシュを繰り返すことで、ループ的に
ファンクションキーF1〜F8の機能切換えが行えるよ
うに構成されているものと理解されたい。
【0010】本実施例においては前記ファンクションキ
ーF1〜F8もしくは前記ディスプレイモード選択キー
群8による選択操作によって、オペレータの所望する設
定条件表示モード画像が表示装置の表示画面上に呼び出
され、これによって自動的もしくはこの後の所定キー操
作によって、前記マイコン1は運転条件値の設定(もし
くは書き換え)受け付けモードとなるようにされてい
る。従って、この状態でオペレータが、前記カーソル移
動キー群10によってカーソルを設定したい項目の条件
設定欄に移動させ、然る後、前記テンキー群11によっ
て設定数値の入力を行って当該条件設定欄に表示させ、
表示数値を確認した後エントリキー14による登録操作
を行うことによって、マイコンは内部の設定条件記憶部
の当該設定項目に対応するエリアに設定数値を登録・格
納し、この手順を繰り返すことによって、各運転条件の
設定が順次行われるようになっている。
【0011】また、上記した所定の設定条件表示モード
画像を表示させ、各設定項目への設定数値の入力設定を
行っている際に、カーソルを設定したい項目の条件設定
欄に位置させた状態で、オペレータが前記マイコン1に
具備された電卓機能の呼び出しを所望して前記オプショ
ン機能機能キー群9中の「電卓」選択キー9−2をプッ
シュすると、図4に示すように現在カーソル15が位置
している部位を避けた画面領域に、電卓機能画像16が
分割画像としてウィンド表示される。この電卓機能画像
16は、電卓操作キー機能表示部17並びに電卓計算表
示部18からなっており、この状態では電卓操作キー機
能表示部17に表示されたキー入力装置4上の対応する
キー群が、表示された文字、記号入力用のキー群として
機能するようになっている。すなわち、本実施例では、
前記図2において2点鎖線で囲まれたキー群(オプショ
ン機能選択キー群9中の下段の3つのキー、テンキー群
11、演算キー群12、並びにエントリキー14)が、
図4の電卓操作キー機能表示部17で文字表示された機
能の電卓操作キーとして機能する。また、電卓計算表示
部18には、電卓操作キー機能表示部18で表示された
上記キー群を用いて入力されたデータや計算結果が表示
され、電卓計算表示部17に表示された計算結果を確認
した後、エントリキー14をプッシュすることにより前
記したカーソル15が位置した設定項目の条件設定欄に
電卓機能によって求められた数値が表示され、且つ、マ
イコン1内の設定条件記憶部の当該設定項目に対応する
エリアに設定数値が格納される。
【0012】ここで図4は、チャージ行程の設定条件表
示モード画像が例示されており、カーソル15はチャー
ジ4速切替位置の条件設定欄に位置している。公知のよ
うに、チャージ量を位置切替で決定する場合、材料の充
填量(製品体積)とスクリュー径に基づき、切替位置
を、 切替位置=製品体積/{π・(スクリュー半径)2} で算出するが、斯様な計算を上記した電卓操作キー機能
表示部17で表示されたキー群を用いて行い、この計算
結果をカーソル15が位置した設定項目の条件設定欄に
入力設定することになる。
【0013】なお、本実施例においてはエントリキー1
4をプッシュすると、電卓機能画像16は自動消去され
るが、電卓機能画像16を継続して表示させておくこと
も可能である。また、カーソル15が位置した条件設定
欄の画面中の部位の如何にかかわらず、電卓機能画像1
6を画面上の一定固定位置に表示させることも可能であ
る。
【0014】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、異常判定処
理等の演算・判定処理、あるいは前記表示装置5の出力
画像の制御処理等々の各種処理を実行する。このマイコ
ン1は、実際には各種I/Oインターフェイス、RO
M、RAM、CPU等を具備したもので構成され、予め
作成された各種プログラムにより各種処理を実行する
も、本実施例においては、成形条件設定記憶部20、成
形プロセス制御部21、実測値記憶部22、表示制御部
23、データ変換処理部24、表示用固定データ格納部
25、画像データ生成・格納部26、フレームバッファ
27、キー入力データ処理部28、入力設定値判定処理
部29等を備えたものとして、以下の説明を行う。
【0015】上記成形条件設定記憶部20には、キー入
力装置4によって入力された各種運転条件値が、書き替
え可能な形で記憶されている。この運転条件値として
は、例えば、チャージ行程時のスクリュー位置とスクリ
ュー回転数及び背圧との関係、サックバック制御条件、
射出開始点(位置)から保圧切替点(位置)までの射出
速度条件並びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終
了時点までの2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバ
ンドヒータ温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制
御条件並びに型締力、型開きストロークと速度制御条
件、エジェクト制御条件、製品自動取り出し機の制御条
件等々が挙げられる。
【0016】前記成形プロセス制御部21は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部20に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。
【0017】前記実測値記憶部22には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。
【0018】前記表示制御部23は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、前記データ変換処理部24、表示用固
定データ格納部25、画像データ生成・格納部26等を
制御して、画像データ生成・格納部26に指定された表
示モード画像全体のデータを作成・格納させる。すなわ
ち、表示制御部23は、データ変換処理部24によって
必要に応じ前記成形条件設定記憶部20や実測値記憶部
22に格納された情報から当該表示モード画像の表示に
用いるためのデータを抽出させると共に、前記キー入力
データ処理部28に一次格納された数値、記号の入力デ
ータやカーソル位置情報の転送を受け、これらを画像デ
ータに変換処理させ、画像データ生成・格納部26に送
出させる。また、表示制御部23は、表示用固定データ
格納部25に予め作成されて格納されている多数のモー
ド画像用の固定データたる文字,記号,グラフィック図
形,罫線データ等々から、当該表示モード画像の表示に
用いるためのデータを抽出させてこれを画像データ生成
・格納部26に送出させる。画像データ生成・格納部2
6では、予め作成された画像合成プログラムに基づき、
データ変換処理部24、表示用固定データ格納部25、
並びにキー入力データ処理部28からの出力データを合
成し、指定された表示モード画像全体の文字,記号,グ
ラフィック図形,罫線等の表示データ、及び配列情報と
付加情報等を含む画像データを作成してこれを書き換え
可能に保持する。
【0019】前記画像データ生成・格納部26の画像デ
ータは、前記表示制御部23によって前記フレームバッ
ファ27に転送されて一時記憶され、表示制御部23の
指令によってこのフレームバッファ27の出力が前記表
示装置6に送出されて、表示装置の表示画面上には所定
モードの画像データが表示されることになる。そして、
いまオペレターによって、設定条件表示モード画像の1
つが呼び出し選択されると、この設定条件表示モードの
画像データが生成されて、表示装置5の表示画面上に表
示され、これによって自動的もしくはこの後の所定キー
操作によって、前記マイコン1は運転条件値の設定(も
しくは書き換え)受け付けモードとなる。従って、この
状態でオペレータが、前記カーソル移動キー群10によ
ってカーソルを設定したい項目の条件設定欄に移動さ
せ、然る後、前記テンキー群11によって設定数値の入
力を行って当該条件設定欄に表示させ、表示数値を確認
した後前記エントリキー14による登録操作を行うこと
によって、マイコン1は内部の前記設定条件記憶部20
の当該設定項目に対応するエリアに設定数値を登録・格
納し、この手順を繰り返すことによって、各運転条件の
設定が順次行われるようになっている。
【0020】すなわち、エントリキー14による登録操
作を行うと、前記キー入力データ処理部28に一次格納
された数値データが、前記入力設定値判定処理部29に
転送されて、該入力設定値判定処理部29によって、入
力された数値データが設定項目ごとに予めケーススタデ
ィして定められた許容範囲内にあるか否かが判別されて
(図示せぬ許容範囲設定テーブルの内容と対比され
て)、許容範囲内にある場合には、入力された数値デー
タは入力設定値判定処理部29で設定項目ごとに定めら
れた有効桁数に自動的に揃えられて、前記設定条件記憶
部20に転送されるようになっている。一方、入力され
た数値データが設定項目ごとに予めケーススタディして
定められた許容範囲外にある場合には、入力設定値判定
処理部29は数値データの設定条件記憶部20への転送
を中止して、図示せぬ警音発生手段にアラームを発生さ
せるようになっている。斯様にすることによって、誤デ
ータが設定される事態が可及的に抑止され、また、有効
桁数合わせが自動的に行われるので、オペレータにとっ
て利便性の高いものとなる。
【0021】ここで前記表示制御部23は、現在表示さ
れている画像データが設定条件表示モード画像である場
合にはこの旨を認知しており、また、前記キー入力デー
タ処理部28からのカーソル位置情報によって、現在の
カーソル位置も認知している。本実施例においては、前
記した前記電卓機能画像16の呼び出しは任意の総ての
表示画像モードにおいて可能となっており、電卓機能を
利用した計算は任意の画面モードで行ない得るも、前記
電卓機能画像16を利用した計算結果を自動登録設定で
きるのは、現在の表示モードが設定条件表示モード画像
であって、且つ現在のカーソル位置が画面上の任意設定
項目の条件設定欄にある時のみに限定してある。そこ
で、マイコン1の内蔵電卓機能によって設定数値の計算
と登録とを行いたい場合には、オペレータは当該設定項
目の条件設定欄にカーソル15を前記カーソル移動キー
群10の操作で移動させ、前記した「電卓」選択キー9
−2をプッシュする。これによって、表示制御部23の
指令に基づき、電卓機能表示用のデータが前記表示用固
定データ格納部25から読み出しされて、これが画像デ
ータ生成・格納部26で設定条件表示モード画像と合成
されて、フレームバッファ27の内容が書き換え更新さ
れ、表示装置6の表示画面には、前記図4に示したよう
に設定条件表示モード画像とともに、現在のカーソル1
5の位置を避けた画面位置に前記電卓機能画像16がウ
インド表示される。
【0022】この状態では前記したように、電卓機能画
像16中の前記電卓操作キー機能表示部17に表示され
たキー入力装置4上の対応するキー群が、表示された文
字、記号入力用のキー群として機能し、この電卓操作キ
ー機能表示部17で表示されたキー群を用いて算出した
計算結果を電卓計算表示部18で確認した後、エントリ
キー14をプッシュすることにより前記したカーソル1
5が位置した設定項目の条件設定欄に電卓機能によって
求められた数値が表示され、且つ、マイコン1内の設定
条件記憶部20の当該設定項目に対応するエリアに設定
数値が格納される。勿論この際も、前記入力設定値判定
部29によって、入力された数値データが設定項目ごと
に予めケーススタディして定められた許容範囲内にある
か否かが判別されて、許容範囲内にある場合には、入力
された数値データは入力設定値判定処理部29で設定項
目ごとに定められた有効桁数に自動的に揃えられて、前
記設定条件記憶部20に転送されるようになっている。
また、入力された数値データが設定項目ごとに予めケー
ススタディして定められた許容範囲外にある場合には、
入力設定値判定処理部29は数値データの設定条件記憶
部20への転送を中止して、図示せぬ警音発生手段にア
ラームを発生させるようになっている。斯様にすること
によって、所定の計算式に基づき算出しなければならな
い運転条件設定項目の数値データの入力設定が容易・確
実となり、使い勝手が向上する。
【0023】図5は、マイコン1内で実行される上述し
た電卓機能画像16を利用した数値データ入力設定の処
理フローを示す説明図である。同図に示すステップST
1では、電卓機能の呼び出しの指示があったか否かが問
われ、YESならステップST2に進み、NOならこの
フローを終了する。ステップST2では、前記図4のよ
うに電卓機能画像16をウインド表示させ、次のステッ
プST3で電卓機能画像16を利用した計算と表示がな
された後、ステップST4へ進む。ステップST4で
は、計算結果を設定値として登録するか否かが問われ、
YESならステップST5に進み、NOならステップS
T8へ進む。ステップST8では、電卓機能による計算
を続行するか否かが問われ、YESならステップST2
へ戻り、NOならこのフローを終了する。ステップST
5では、現在のカーソル位置が画面上の条件設定欄にあ
るか否かが問われ、YESならステップST6に進み、
NOならステップST9へ進む。ステップST6では、
計算結果(登録しようとする数値データ)がこの項目で
定められている許容範囲内にあるか否かが問われ、YE
SならステップST7へ進んで計算結果を有効桁数合わ
せして前記成形条件設定格納部20に登録してこのフロ
ーを終了し、NOなら上記ステップST9へ進む。ステ
ップST9では、登録中止処理とアラームの発生を行っ
た後、ステップST10へ進み、ステップST10で電
卓機能による計算を続行するか否かが問われ、YESな
ら前記ステップST2へ戻り、NOならこのフローを終
了する。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、任意の設
定条件表示モード画像中の任意設定項目の条件設定欄に
カーソルが位置している時の電卓機能呼び出し指令によ
って、表示画面上のカーソルを避けた位置に、電卓機能
画像を呼び出してこれを用いて計算を行い、この計算結
果を所定設定項目への設定値として登録可能なので、所
定の計算式に基づき算出しなければならない設定数値の
入力設定操作が容易・確実となり、また、表示画面上の
いかなる場所の条件設定欄にカーソルが位置していて
も、カーソルが位置する条件設定欄を覆い隠すことな
く、電卓機能画像が自動的にウインド表示されることに
なって、現在、計算をして設定を行おうとする条件項目
が、ウィンド移動操作を行うことなく、常に確認でき
る。また、表示された電卓機能画像において、キー入力
装置上の所定のキー群と対応する形状・配置の表示を行
い、キー入力装置上の表示と対応するキー群によって電
卓操作を行うので、キー機能を誤ることなく、迅速・正
確に入力操作を行うことができる。また、マウス操作や
カーソル移動による入力選択操作を行う場合に比して、
日常的に入力操作に用いているキー群を用いるので、成
形機のオペレータにとって馴染がよく、この点でも、迅
速・正確に入力操作を行うことができる。さらに、条件
設定欄にカーソルが位置している時のみ、電卓機能によ
って得られた計算結果を、オペレータの指示によって現
在カーソルが位置している設定項目への設定値として自
動登録可能としているので、電卓機能によって求めた計
算結果を、他の設定項目への設定値として誤入力する虞
がなくなる。総じて、所定の計算式に基づき算出しなけ
ればならない設定数値の入力設定操作が簡易・確実で、
オペレータにとって使い勝手のよい成形機における設定
値入力方法が提供できる。 また、計算して入力された数
値データが、設定項目ごとにケーススタディして定めら
れた許容範囲内にあるか否かが判断されて、許容範囲外
である場合には設定登録を中止してアラームを発するの
で、誤設定を行って成形運転に支障をきたす虞がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるキー入力装置のキー配
列を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例による表示画面に表示された
ファンクションキーの機能表示形態の1例を示す説明図
である。
【図4】本発明の1実施例による表示画面にウインド表
示された電卓機能画像を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例によるマイコン内で実行され
る電卓機能画像を利用した数値データ入力設定の処理フ
ローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 7 マシン運転モード選択キー群 8 ディスプレイモード選択キー群 9 オプション機能選択キー群 10 カーソル移動キー群 11 テンキー群 12 演算(加減乗除)キー群 13 ファンクションキー群 14 エントリキー 15 カーソル 16 電卓機能画像 17 電卓操作キー機能表示部 18 電卓計算表示部 20 成形条件設定記憶部 21 成形プロセス制御部 22 実測値記憶部 23 表示制御部 24 データ変換処理部 25 表示用固定データ格納部 26 画像データ生成・格納部 27 フレームバッファ 28 キー入力データ処理部 29 入力設定値判定処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30222(JP,A) 特開 昭60−50589(JP,A) 特開 平2−93589(JP,A) 特開 昭62−170317(JP,A) 特開 平2−212114(JP,A) 特開 昭60−211495(JP,A) 特開 昭61−109137(JP,A) 特開 昭62−222288(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種設定条件表示モード画像等を含む多
    数の表示モード画像をオペレータの選択によって表示可
    能とした表示装置を備えた成形機において、任意の設定条件表示モード画像中の任意設定項目の条件
    設定欄にカーソルが位置している時の電卓機能呼び出し
    指令によって、表示画面上の前記カーソルを避けた位置
    に、 キー入力装置上の所定のキー群と対応する形状・配
    置の電卓操作キー機能表示部と、電卓計算表示部とから
    なる電卓機能画像を、ウィンド表示させると共に、この
    電卓機能画像で表示された前記キー入力装置上の対応す
    るキー群を表示された文字、記号入力用のキー群として
    機能させ、このキー群を用いて行った計算結果を前記電
    卓機能画像中の電卓計算表示部で表示させ、かつ、前記
    設定条件表示モード画像中の前記条件設定欄にカーソル
    が位置している時のみ、前記電卓機能によって得られた
    計算結果を、オペレータの指示によって現在カーソルが
    位置している設定項目への設定値として自動登録可能
    したことを特徴とする成形機における設定値入力方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記した計算結
    果を設定値として自動登録する際、計算結果数値が設定
    項目ごとに定められた許容範囲外にある場合には、設定
    登録を中止してアラームを発することを特徴とする成形
    機における設定値入力方法。
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