JP2665087B2 - 射出成形機のチャージオプション動作の設定方法 - Google Patents

射出成形機のチャージオプション動作の設定方法

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JP2665087B2
JP2665087B2 JP24644891A JP24644891A JP2665087B2 JP 2665087 B2 JP2665087 B2 JP 2665087B2 JP 24644891 A JP24644891 A JP 24644891A JP 24644891 A JP24644891 A JP 24644891A JP 2665087 B2 JP2665087 B2 JP 2665087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機のチャージオ
プション動作の設定方法に係り、特に、射出用ノズルの
金型からの離脱(ノズルバック)及び金型へのノズルタ
ッチを行なうためのノズル反復動作や、射出用ノズルに
付設されたノズルチェック(ノズル開閉)弁の開閉動作
の動作順序の設定を行なうのに好適なチャージオプショ
ン動作の設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御の射出成形機は、カ
ラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプレイ等
の表示装置を具備しており、この表示装置によって、自
動成形運転のための成形運転条件を設定または確認する
ための各種運転条件設定モード画像、自動成形運転中の
多数の計測項目の実測データを表示するための各種実測
データ表示モード画像、定期点検時期に自動的に点検項
目を表示して定期点検を促すための定期点検モード画
像、異常発生時にこの旨を認知させるためのアラームモ
ード画像等々を表示するようになっている。
【0003】そして、この種の射出成形機においては、
金型交換毎に、前記各種運転条件設定モード画像を呼び
出した状態で、この表示画像と対話式に成形条件を順次
入力・設定するようになっている。ところで射出成形機
においては、比較的特殊な動作形態であるが用いる樹脂
材料によっては、チャージ前もしくはチャージ後から射
出前までの期間、加熱シリンダ全体を所定量だけ後退さ
せて加熱シリンダ先端のノズルを金型から離間させ、冷
却期間中は加熱シリンダ先端に貯えられる溶融樹脂への
金型からの熱的影響をカットし、射出直前にノズルを金
型にタッチさせるようにする、所謂ノズル反復動作を行
なう必要が生じることがある。また、上記したノズル反
復動作を行なう場合には、一般的にアクチュエータの力
で開閉制御されるノズルチェック(ノズル開閉)弁がノ
ズルに付設されていて、このノズルチェック弁の開閉動
作も適宜タイミングで制御しなければならない。あるい
は、上記ノズルチェック弁が付設されている場合には、
ノズル反復動作を行なわない場合でも、金型とノズルと
の接触部位からのドルーリングを防止するために、ノズ
ルチェック弁を適宜タイミングで開閉制御することがし
ばしば行なわれる。
【0004】図4は、上記したノズル反復動作やノズル
チェック弁の開閉動作、すなわちチャージオプション動
作の設定のために用いられていた従来のチャージ動作設
定モード画像を示す図である。同図に示すように、この
チャージ動作設定モード画像の上半分は、チャージ行程
自体の運転条件(チャージ回転速度や背圧)を設定する
ためのチャージ条件設定モード画像部分となっており、
その下半分の一部にノズル反復動作とノズルチェック弁
の開閉動作とを設定するためのチャージオプション動作
設定モード画像部分が設けられている。そして、ノズル
後退モードの「OFF」設定欄51において、ノズル後
退モードのOFFを選択可能となっており、ノズル後退
モードをONさせたい場合には、「チャージ前」設定欄
52もしくは「チャージ後」設定欄53のいずれか一方
でノズルバックをチャージ前に行なうかチャージ後に行
なうかを設定するようになっていた。また、同様にノズ
ルチェックモードの「OFF」設定欄54において、ノ
ズルチェックモード(ノズルチェック弁動作モード)の
OFFを選択可能となっており、ノズルチェックモード
をONさせたい場合には、「チャージ前」設定欄55も
しくは「チャージ後」設定欄56のいずれか一方でノズ
ルチェック弁の閉じ動作をチャージ前に行なうかチャー
ジ後に行なうかを設定するようになっていた。
【0005】ここで、ノズル後退モードをONさせてノ
ズルバックのチャージ前を選択すると、 ノズルバック→チャージ→ノズルタッチ→射出 の動作順序となり、ノズル後退モードをONさせてノズ
ルバックのチャージ後を選択すると、 チャージ→ノズルバック→ノズルタッチ→射出 の動作順序となる。また、ノズルチェックモードをON
させてノズルチェック弁閉のチャージ前を選択すると、 ノズルチェック弁閉→チャージ→ノズルチェック弁開→
射出 の動作順序となり、ノズルチェックモードをONさせて
ノズルチェック弁閉のチャージ後を選択すると、 チャージ→ノズルチェック弁閉→ノズルチェック弁開→
射出 の動作順序となる。そして、ノズル後退モードとノズル
チェックモードを共にONさせた場合には、両者のチャ
ージ前もしくはチャージ後の選択組合せで、幾つかの種
類の動作順序が設定されるようになっていて、例えば共
にノズルバックとノズルチェック弁閉とを共にチャージ
前に選択すると、 ノズルチェック弁閉→ノズルバック→チャージ→ノズル
タッチ→ノズルチェック弁開→射出 の動作順序が設定されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のチャージオプション動作設定手法においては、設定
モード画像上での動作順序の視認性に対しての配慮がな
されておらず、ノズル後退モードやノズルチェックモー
ドをONさせた場合に、チャージ行程や射出行程との動
作順序関係が把握しづらいという問題があった。特に、
ノズル後退モードとノズルチェックモードとを共にON
させた場合には、ノズル反復動作とノズルチェック弁の
開閉動作との時間的な前後関係が一目で把握できず、不
慣れなオペレータが設定ミスを冒し易いという問題があ
った。
【0007】従って本発明の解決すべき技術的課題は上
記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、そ
の目的とするところは、チャージオプション動作順序の
確認が容易・確実な射出成形機のチャージオプション動
作の設定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、各種モード画像を表示可能な表示装置を
備え、この表示装置の表示画面上に所望の運転条件設定
モード画像を表示させた状態で、表示された運転条件の
設定を可能とする射出成形機のチャージオプション動作
の設定方法において、射出用ノズルの金型からの離脱
(ノズルバック)及び金型へのノズルタッチを行なうた
めのノズル反復動作と、射出用ノズルに付設されアクチ
ュエータの力で開閉制御されるノズルチェック(ノズル
開閉)弁の開閉動作とを設定可能なチャージオプション
動作設定モード画像を設け、このチャージオプション動
作設定モード画像の初期表示状態において、ノズルバッ
ク反復動作及び/又はノズルチェック弁開閉動作を行な
わせるか否かを選択可能とし、ノズルバック反復動作及
び/又はノズルチェック弁開閉動作を行なわせる場合に
は、チャージ動作、ノズルバック動作及び/又はノズル
チェック弁閉じ動作の動作順序をそれぞれ入力すること
によって、チャージオプション動作順序を設定すると共
に、少なくとも上記チャージ動作、ノズルバック動作及
び/又はノズルチェック弁閉じ動作に対応する各動作項
目表示欄を指定された動作順序に従って並べた形で表示
するようにされる。
【0009】
【作用】チャージオプション動作の設定に際し、オペレ
ータはチャージオプション動作設定モード画像の初期表
示画像を呼び出す。そして、このチャージオプション動
作設定モード画像の初期表示状態において、ノズルバッ
ク反復動作とノズルチェック弁開閉動作を行なわせる場
合には、チャージ動作、ノズルバック動作、ノズルチェ
ック弁閉じ動作の動作順序を指定することにより、マイ
コン(システムコントローラ)は、指定されたオプショ
ン動作順序を所定記憶エリアに格納すると共に、少なく
ともチャージ動作、ノズルバック動作、ノズルチェック
弁閉じ動作に対応する各動作項目表示欄を指定された動
作順序に従って並べた形で表示画面上に表示させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図3によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン(マイクロコンピュータ)、2はマシンの
各部に備えられた多数のセンサで構成されるセンサ群、
3はマシンの各部に配設された多数の駆動源を駆動制御
するための多数のドライバ回路で構成されたドライバ
群、4はマシンの前面部に配設されたキー入力装置、5
は上記キー入力装置に隣接して配設された例えばカラー
CRTディスプレイ、カラーLCD等よりなる表示装置
である。
【0011】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、良品/不良
品の判定処理、異常判定処理等の演算・判定処理、ある
いは前記表示装置5の出力画像の表示制御処理等々の各
種処理を実行する。このマイコン1は、実際には各種I
/Oインターフェイス、ROM、RAM、CPU等を具
備したもので構成され、予め作成された各種プログラム
により各種処理を実行するも、本実施例においては、成
形条件設定記憶部11、成形プロセス制御部12、実測
値記憶部13、表示処理部14、キー入力処理部15、
ノズル反復・チェック閉動作設定処理部16等を備えた
ものとして、以下の説明を行なう。なお、表示処理部1
4には、データ変換処理部17、表示用固定データ格納
部18、表示画像データ生成部19等が設けられてい
る。
【0012】上記成形条件設定記憶部11には、キー入
力装置4によりキー入力処理部15を介して入力された
各種運転条件値が、書き替え可能な形で記憶されてい
る。この運転条件値としては、例えば、増締力、チャー
ジ行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数,スクリ
ュー後退速度,及び背圧との関係、サックバック制御条
件、射出開始点(位置)から保圧切替点(位置)までの
射出速度条件並びに1次射出圧力条件、保圧切替時点か
ら保圧終了時点までの保圧圧力条件、各部のバンドヒー
タ温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並
びに型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェ
クト制御条件、チャージオプション動作順序の制御条件
等々が挙げられる。
【0013】前記成形プロセス制御部12は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部11に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。
【0014】前記実測値記憶部13には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。
【0015】前記表示処理部14は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部14の前
記データ変換処理部17は、必要に応じ前記成形条件設
定記憶部11や実測値記憶部13に格納された情報から
当該表示モード画像の表示に用いるためのデータを抽出
すると共に、これらを指定された当該表示モード画像の
表示形態に対応した形に変換処理する。例えば、指定さ
れた表示モードが或る行程のグラフィック画像である
と、抽出したデータを所定拡大/縮小率で線描化処理し
た画像データに変換処理したり、また、指定された表示
モードが或る行程の運転状態設定画像であると、抽出し
たデータを数値画像データに変換処理等する。そして、
これらのデータ変換処理部17の生成処理データは、前
記表示画像データ生成部19に取り込まれる。一方、前
記表示用固定データ格納部18に予め作成されて格納さ
れている多数のモード画像用の固定データたる文字,記
号,グラフィック図形,罫線データ等々から、当該表示
モード画像の表示に用いるためのデータが抽出されて、
これが表示画像データ生成部19に取り込まれ、前記デ
ータ変換処理部17の生成処理データとともに表示用の
画像データとして合成される。これによって、表示画像
データ生成部19には、指定された表示モード用の画像
データが作成され、これが書き換え可能に保持される。
そして、斯様な表示画像データ生成部19の画像データ
は、図示せぬフレームバッファに転送されて一時記憶さ
れ、表示処理部14の指令によってこのフレームバッフ
ァの出力が前記表示装置5に送出されて、表示装置5の
表示画面上には所定モードの画像データが表示されるこ
とになる。なお、所定画像の表示状態において、前記キ
ー入力装置4から前記キー入力処理部15を介して適宜
入力される数値データ等は、データ変換処理部17に取
り込まれて数値画像データ等に変換され、表示画像デー
タの一部として合成される。
【0016】前記ノズル反復・チェック閉動作設定処理
部16は、チャージオプション動作(ノズル反復動作と
ノズルチェック弁の開閉動作)の動作順序の設定処理を
司り、オペレータがキー入力装置4からキー入力処理部
15を介し指示したオプション動作項目とこの動作順序
とを、必要に応じ適宜変換処理を施して前記成形条件設
定記憶部11に転送し、該成形条件設定記憶部11の所
定記憶エリアに、オプション動作項目データとこの動作
順序データとを格納させる。またノズル反復・チェック
閉動作設定処理部16は、前記表示処理部14にもオペ
レータの指示内容を転送し、必要に応じ表示処理部14
をしてチャージオプション動作設定モード画像の内容を
変更させる。なお、ノズル反復・チェック閉動作設定処
理部16には、禁止制限のあるオプション動作順序を格
納したテーブルが内蔵されていて、オペレータが指定し
た動作順序が上記テーブルの内容と一致した場合には、
マイコン1の警音生成機能部によって警音を発生させて
この旨をオペレータに認知させると共に、オペレータの
入力順序を適正順序に自動的に並び変えて表示するよう
に前記表示処理部14に制御信号を送出するようになっ
ている。ここで本実施例における上記テーブルに書き込
まれている禁止制限のあるチャージオプション動作順序
とは、ノズルチェック弁の閉動作を伴わずノズルバック
後直ちにチャージに移行する動作順序で、これがオペレ
ータによって指定された場合には、ノズル反復・チェッ
ク閉動作設定処理部16は、自動的にノズルチェック弁
の開閉動作モードをONさせて、ノズルチェック弁閉→
ノズルバック→チャージの動作順序を選択するようにな
っている。
【0017】図2はオペレータがキー入力装置4による
所定キー操作で呼び出したチャージオプション動作設定
モード画像の初期表示形態を示す図であり、本実施例に
おいてはチャージオプション動作設定モード画像は、チ
ャージ行程自体の運転条件を設定するためのチャージ条
件設定モード画像と複合されて画面上の下半分に表示さ
れるようになっている。同図において、21は「ノズル
チェック弁の開閉動作モードのON/OFF及びノズル
チェック弁の閉じ動作順序」の設定欄、22は「ノズル
反復モードのON/OFF及びノズルバックの動作順
序」の設定欄で、初期のチャージオプション動作設定モ
ード画像においては、設定欄21及び22は共に「0
(OFF)」となっていて、ノズルチェック弁の開閉動
作モード及びノズル反復モードは共にOFFとなってい
る。そして、この設定欄21,22に「1」〜「3」の
数値を入力することによって、ノズルチェック弁の開閉
動作モード及びノズル反復モードはONとなり、且つ動
作順序が設定されるようになっている。31は「チャー
ジ」動作項目の表示欄で、初期のチャージオプション動
作設定モード画像においては、「チャージ」動作項目の
表示欄31の順序指定欄31aには「1」が設定されて
いる。そして、この初期のチャージオプション動作設定
モード画像では、全体行程の概略の流れを左から右の順
序で示すため、「射出」動作項目の表示欄41→「チャ
ージ待」動作項目の表示欄42→「チャージ」動作項目
の表示欄31→「冷却」動作項目の表示欄43→「型
開」動作項目の表示欄44が、この順序で表示されてい
る。
【0018】なお、前記設定欄21,22には0〜3の
値のみが、また前記表示欄31の順序指定欄31aには
1〜3の値のみがそれぞれ入力可能となっていて、これ
以外の数値が入力された場合には、前記ノズル反復・チ
ェック閉動作設定処理部16は入力数値を受付けず、マ
イコン1の警音生成機能部によって警音を発生させてこ
の旨をオペレータに認知させると共に、オペレータの入
力数値を表示させないように前記表示処理部14に制御
信号を送出するようになっている。なおまた、ノズル反
復・チェック閉動作設定処理部16は、同一数値(同一
順序)が複数項目にわたって入力された場合には、最も
早く入力された項目の順序を優先して順序の設定を行な
い、これに応じて他の項目の順序を自動的に入れ替える
ようになっている。
【0019】上記した初期のチャージオプション動作設
定モード画像の表示状態において、ノズル反復動作とノ
ズルチェック弁開閉動作とを設定する場合には、前記
「ノズルチェック弁の開閉動作モードのON/OFF及
びノズルチェック弁の閉じ動作順序」の設定欄21、
「ノズル反復モードのON/OFF及びノズルバックの
動作順序」の設定欄22にカーソルを移動させてここに
動作順序を指定する1〜3の数値をそれぞれ入力し、ま
た必要に応じ、前記「チャージ」動作項目の表示欄31
の順序指定欄31aに同様にカーソルを移動させてここ
に動作順序を指定する2または3の数値を入力する。こ
れによって、ノズル反復・チェック閉動作設定処理部1
6はオペレータの指示内容を判別し、前記成形条件設定
記憶部11の所定記録エリアにノズル反復動作とノズル
チェック弁開閉動作の動作順序を記憶させると共に、オ
ペレータの指示内容に応じた指令を前記表示処理部14
に与えて、各動作項目表示欄を指定された動作順序で表
示させる。
【0020】図3は、図2の初期のチャージオプション
動作設定モード画像における前記「ノズルチェック弁の
開閉動作モードのON/OFF及びノズルチェック弁の
閉じ動作順序」の設定欄21に「2」を、「ノズル反復
モードのON/OFF及びノズルバックの動作順序」の
設定欄22に「3」をそれぞれ入力した際の、チャージ
オプション動作設定後のチャージオプション動作設定モ
ード画像を示している。図3に示すように、ノズルチェ
ック弁の開閉動作モード及びノズル反復モードは共にO
Nとなって前記した設定欄21,22部分の表示は消去
され(一方のモードのみをONさせた場合には他方の設
定欄21または22は残存表示される)、替わりに「チ
ェック閉(ノズルチェック弁閉)」動作項目の表示欄3
2と「ノズルバック」動作項目の表示欄33とが表示さ
れ、また、「ノズルタッチ」動作項目の表示欄45が付
加表示される。そして、これら各動作項目の表示欄3
2,33,45は前記した各動作項目の表示欄41,4
2,31,43,44と併せて全体行程の概略の流れを
左から右の順序に示すように表示され、図3に示した例
では、 「ノズルタッチ」動作項目の表示欄45→「射出」動作
項目の表示欄41→「チャージ待」動作項目の表示欄4
2→「チャージ」動作項目の表示欄31→「チェック閉
(ノズルチェック弁閉)」動作項目の表示欄32→「ノ
ズルバック」動作項目の表示欄33→「冷却」動作項目
の表示欄43→「型開」動作項目の表示欄44 の順序で表示される。また、「チャージ」動作項目の表
示欄31、「チェック閉」動作項目の表示欄32、「ノ
ズルバック」動作項目の表示欄33の各順序指定欄31
a、32a、33aには「1」、「2」、「3」の動作
順序数値が表示される。従って、オペレータにはノズル
チェック弁の開閉動作とノズル反復動作の順序が、射
出、チャージ、冷却、型開と関連して一目で把握できる
こととなって、チャージオプション動作の設定状態を容
易・確実に視認可能となる。なお、図3の状態で、上記
各順序指定欄31a、32a、33aの数値を変更する
ことによって、これらの順序指定欄に対応する動作項目
の動作順序の変更が可能であることは言うまでもない。
【0021】ここで本実施例においては、図3の表示状
態で、本来「ノズルタッチ」動作項目の表示欄45と
「射出」動作項目の表示欄41との間に表示されるべき
「チェック開(ノズルチェック弁開)」の動作項目の表
示欄を割愛してあるが、これはノズルチェック弁の開閉
動作モードとノズル反復モードとがONされた場合に
は、「ノズルタッチ」と「射出」の間に「チェック開」
が来ることは自明だからであるが、「ノズルタッチ」動
作項目の表示欄45と「射出」動作項目の表示欄41と
の間に「チェック開(ノズルチェック弁開)」の動作項
目の表示欄を表示させるようにしても良いことは勿論で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ノズルチ
ェック弁の開閉動作とノズル反復動作の順序が、動作順
序に従って並べられた各動作項目の表示欄によって一目
で把握可能となり、以ってチャージオプション動作順序
の確認が容易・確実な射出成形機のチャージオプション
動作の設定方法が提供でき、その価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるチャージオプション動
作設定モード画像の初期表示形態の1例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明の1実施例による動作順序選択後のチャ
ージオプション動作設定モード画像の表示形態の1例を
示す説明図である。
【図4】従来のチャージオプション動作設定モード画像
の表示形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 11 成形条件設定記憶部 12 成形プロセス制御部 13 実測値記憶部 14 表示処理部 15 キー入力処理部 16 チャージオプション動作設定処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種モード画像を表示可能な表示装置を
    備え、この表示装置の表示画面上に所望の運転条件設定
    モード画像を表示させた状態で、表示された運転条件の
    設定を可能とする射出成形機において、 射出用ノズルの金型からの離脱(ノズルバック)及び金
    型へのノズルタッチを行なうためのノズル反復動作と、
    射出用ノズルに付設されアクチュエータの力で開閉制御
    されるノズルチェック(ノズル開閉)弁の開閉動作とを
    設定可能なチャージオプション動作設定モード画像を設
    け、このチャージオプション動作設定モード画像の初期
    表示状態において、ノズルバック反復動作及び/又はノ
    ズルチェック弁開閉動作を行なわせるか否かを選択可能
    とし、ノズルバック反復動作及び/又はノズルチェック
    弁開閉動作を行なわせる場合には、チャージ動作、ノズ
    ルバック動作及び/又はノズルチェック弁閉じ動作の動
    作順序をそれぞれ入力することによって、チャージオプ
    ション動作順序を設定すると共に、少なくとも上記チャ
    ージ動作、ノズルバック動作及び/又はノズルチェック
    弁閉じ動作に対応する各動作項目表示欄を指定された動
    作順序に従って並べた形で表示するようにしたことを特
    徴とする射出成形機のチャージオプション動作の設定方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記チャージオ
    プション動作設定モード画像は、チャージ行程自体の運
    転条件を設定するためのチャージ条件設定モード画像の
    一部として表示されることを特徴とする射出成形機のチ
    ャージオプション動作の設定方法。
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JP5713589B2 (ja) * 2010-06-30 2015-05-07 東洋機械金属株式会社 成形機

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