JP3467303B2 - 成形機 - Google Patents

成形機

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JP3467303B2 JP00703894A JP703894A JP3467303B2 JP 3467303 B2 JP3467303 B2 JP 3467303B2 JP 00703894 A JP00703894 A JP 00703894A JP 703894 A JP703894 A JP 703894A JP 3467303 B2 JP3467303 B2 JP 3467303B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機やダイカス
トマシン等の成形機に係り、特に、型開き完了位置の設
定変更に伴う、多段設定された型開き途中並びに型締め
途中の切り替え位置の調整設定を、容易・確実なものに
した成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の射出成形機はマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと称す)を内蔵しており、予め設定
された各種成形運転条件に従って、マイコンがマシン
(射出成形機)の各部を制御して連続自動成形運転を実
行させるようになっている。このような射出成形機にお
いては、マシンに付設されたカラーCRTディスプレイ
等の表示装置上に各種運転条件設定画面を呼び出し、こ
の運転条件設定画面上においてオペレータが運転条件の
設定や変更を行うようになっている。
【0003】ところで、上記した運転条件の中に型開き
完了位置の調整があり、この型開き完了位置の調整、お
よびこれに伴う多段設定された型開き途中並びに型閉じ
途中の切り替え位置の調整設定は、型開閉条件の設定画
面(以下、これを型開閉設定画面と称す)を用いて行わ
れていた。すなわち、型開閉設定画面を呼び出して、こ
の型開閉設定画面の型開き条件設定欄および型締め(型
閉じ)条件設定欄において、それぞれ型開き完了位置の
設定値と、型開き途中並びに型締め途中の所定の切り替
え位置の設定値とを、オペレータがいちいち数値入力す
ることによって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
型開閉制御のための位置調整手法は、多数の位置項目の
設定値をオペレータがいちいち数値入力することにより
行われるようになっていたため、面倒で時間のかかる作
業となっており、また、設定入力ミスも生じ易いのであ
った。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、型開閉制御のための位置デー
タの設定変更操作が簡単・容易で、また調整時間を短縮
できる、成形機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、所定の運転条件設定画面(例えば、型開
閉設定画面)において型開き完了位置を加減する方向と
調整幅とを指示することによって、成形機全体の制御を
司るマイクロコンピュータは、例えば型開き行程のスタ
ート直前のタイミングで、型開き完了位置の設定値を変
更すると共に、型開き途中並びに型締め途中の所定の切
り替え位置の設定値も合わせて同時に変更する、ように
される。
【0007】
【作用】例えば、型開閉設定画面には型開き完了位置の
調整欄が設けられており、この型開き完了位置の調整欄
において、型開き完了位置(型開閉全ストローク)を増
やす方向か減らす方向かの指定と、調整幅(調整ストロ
ーク)の入力とを行うことによって、マイコン内の変更
データ一時保持部は、オペレータによって入力指示され
た型開き完了位置の調整データを一時格納する。そし
て、マイコン内の成形プロセス制御部からの情報によっ
て型開き行程のスタート直前のタイミングに至ったこと
を認知すると、変更データ一時保持部は、マイコン内の
成形条件設定記憶部の所定データを同時に書き替える。
すなわち、成形条件設定記憶部において、型開き完了位
置の設定値,多段設定制御される型開き途中の所定の切
り替え位置の設定値,多段設定制御される型締め途中の
所定の切り替え位置の設定値が同時に書き替え・更新さ
れる。またこれと同時に、型開閉設定画面中の型開き条
件設定欄および型締め条件設定欄の所定各位置の表示数
値が、型開き完了位置の調整値に応じて変更されたもの
に自動的に更新表示される。
【0008】そしてこの後、成形プロセス制御部は、成
形条件設定記憶部に格納された設定データに基づき、型
開き及びエジェクト行程→型締め行程→射出行程→チャ
ージ(可塑化・計量)行程→冷却行程→型開き及びエジ
ェクト行程……という、一連の自動成形運転を実行させ
る。斯様に、型開き完了位置の調整データを入力するだ
けで、マイコンが、型開き完了位置の設定値,多段設定
制御される型開き途中の所定の切り替え位置の設定値,
多段設定制御される型締め途中の所定の切り替え位置の
設定値を総べて同時に設定変更するので、オペレータの
設定変更操作作業は著しく軽減される。総じて、型開閉
制御のための位置データの設定変更操作が簡単・容易
で、調整時間を短縮できる成形機が実現できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図6によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン(マイクロコンピュータ)、2はマシンの
各部に備えられた多数のセンサで構成されるセンサ群、
3はマシンの各部に配設された多数の駆動源を駆動制御
するための多数のドライバ回路で構成されたドライバ
群、4はマシンの前面部に配設されたキー入力装置、5
はキー入力装置4に隣接して配設された例えばカラーC
RTディスプレイ,カラーLCD等よりなる表示装置で
ある。
【0010】図1の前記マイコン1は、チャージ(可塑
化・計量)動作,射出動作,型開閉動作,エジェクト動
作等の成形行程全体の制御や、実測データの演算・格納
処理、あるいは前記表示装置5の出力画像の表示制御処
理等々の各種処理を実行する。このマイコン1は、実際
には各種I/Oインターフェイス,ROM,RAM,C
PU等を具備したもので構成され、予め作成された各種
プログラムにより各種処理を実行するも、本実施例にお
いては、成形条件設定記憶部11、成形プロセス制御部
12、変更データ一時保持部13、実測値記憶部14、
表示処理部15等を備えたものとして、以下の説明を行
なう。
【0011】前記成形条件設定記憶部11には、キー入
力装置4等によって入力された各種運転条件値が、書き
替え可能な形で記憶されている。この運転条件として
は、例えば、チャージ(可塑化・計量)行程制御条件,
サックバック制御条件,射出行程(1次射出行程及保圧
行程)制御条件,各部のヒータ制御条件,型締め(型閉
じ)行程制御条件,型開き行程制御条件,エジェクト行
程制御条件等々が挙げられる。
【0012】前記成形プロセス制御部12は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部11に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ,圧力セ
ンサ,温度センサ等々)からの計測情報をリアルタイム
で取り込む実測値記憶部14からのデータ及び自身に内
蔵されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ド
ライバ群3(モータドライバ,油圧制御弁ドライバ,ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。すなわち図示してい
ないが、成形プロセス制御部12は、公知のように加熱
シリンダ,該加熱シリンダ内に回転並びに前後進可能に
配置されたスクリュー,該スクリューの回転駆動源,ス
クリューの前後進駆動源等からなる射出メカニズム系の
各駆動源を適宜駆動制御することにより、チャージ動
作,サックバック動作,射出動作を実行させ、また、公
知のように型締め(型開閉)駆動源,トグルリンク機
構,可動金型を搭載した可動ダイプレート,エジェクト
駆動源,エジェクト機構等よりなる型開閉メカニズム系
の各駆動源を適宜駆動制御することにより、型締め動
作,型開き動作,エジェクト動作を実行させる。
【0013】前記変更データ一時保持部13は、後述す
るようにオペレータによって入力された型開き完了位置
を加減する方向と調整幅とを示す型開き完了位置の変更
データを一時格納・保持する。そして、自動成形運転時
の場合には、変更データ一時保持部13は、前記成形プ
ロセス制御部12からの情報で型開き行程のスタート直
前のタイミングに至ったことを認知して、型開き行程の
スタート直前に、前記成形条件設定記憶部11内の、型
開き完了位置の設定値,多段設定制御される型開き途中
の所定の切り替え位置の設定値,多段設定制御される型
締め途中の所定の切り替え位置の設定値を、総べて同時
に書き替え・更新させる。また、手動成形運転時もしく
は半自動成形運転時の場合には、変更データ一時保持部
13は、オペレータからの型開き行程のスタート指示を
受けて型開き行程のスタート直前のタイミングで、同様
に前記成形条件設定記憶部11内の、型開き完了位置の
設定値,多段設定制御される型開き途中の所定の切り替
え位置の設定値,多段設定制御される型締め途中の所定
の切り替え位置の設定値を、総べて同時に書き替え・更
新させる。
【0014】前記実測値記憶部14には、成形運転時に
おける予め設定されたモニタ項目の総べての実測データ
が、連続する所定回数のショットにわたってリアルタイ
ムで取り込まれる。取り込まれるモニタ項目としては、
時間監視項目,位置監視項目,回転数監視項目,
速度監視項目,圧力監視項目,温度監視項目,
電力監視項目等が挙げられる。
【0015】前記表示処理部15は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部15は、
必要に応じ適宜記憶部に格納された情報から当該表示モ
ード画像の表示に用いるためのデータを抽出して表示形
態に対応した形に変換処理したりして、指定された表示
モード用の画像データを作成し、これを前記表示装置5
の表示画面上に表示させる。
【0016】次に、本実施例における型開閉制御のため
の位置データの調整手法を、図2〜図6を用いて説明す
る。図2は、オペレータがキー入力装置4によって表示
装置5の表示画面上に呼び出した型開閉設定画面の1例
を示す図である。図2に示すように、この型開閉設定画
面には、速度切り替え位置設定欄20aと速度設定欄2
0bと圧力設定欄20cとを持つ多段制御の型開き条件
設定欄20、速度切り替え位置設定欄21aと速度設定
欄21bと圧力設定欄21cとを持つ多段制御の型締め
(型閉じ)条件設定欄21等の型開閉制御条件設定欄が
設けられている。なお、本実施例における型開閉設定画
面には、エジェクト制御条件設定欄も併せて設けられて
いるが、エジェクト制御条件の設定は別画面にしても差
し支えない。そして、オペレータが型開閉設定画面と対
話式に、キー入力装置4を用いて型開閉制御条件の各項
目を数値入力すること等によって、前記成形条件設定記
憶部11内の所定エリアのデータが書替え・更新され、
前記成形プロセス制御部12は成形条件設定記憶部11
のデータを用いて成形運転を実行させるようになってい
る。
【0017】図2に示すように、本実施例の型開閉設定
画面の型開閉制御条件設定欄中の中ほどには、型開き完
了位置調整欄22が設けられており、該型開き完了位置
調整欄22には、型開き完了位置(型開閉全ストロー
ク)増大方向指定欄22aと、型開き完了位置(型開閉
全ストローク)減少方向指定欄22bと、調整幅入力欄
22cとが設けられている。そして、オペレータがキー
入力装置4を用いて型開閉設定画面の型開き完了位置調
整欄22において、型開き完了位置(型開閉全ストロー
ク)を増やす方向か減らす方向かの指定と、調整幅(調
整ストローク)の入力とを行うことによって、マイコン
1内の前記変更データ一時保持部13に型開き完了位置
の変更データが一時格納・保持されるようになってい
る。この変更データ一時保持部13内の型開き完了位置
の変更データは、前記したように自動成形運転時の場合
には、前記成形プロセス制御部12からの情報で変更デ
ータ一時保持部13が型開き行程のスタート直前のタイ
ミングに至ったことを認知して、型開き行程のスタート
直前に変更データ一時保持部13から前記成形条件設定
記憶部11へ転送されて、成形条件設定記憶部11内
の、型開き完了位置の設定値,多段設定制御される型開
き途中の所定の切り替え位置の設定値,多段設定制御さ
れる型締め途中の所定の切り替え位置の設定値が、総べ
て同時に書き替え・更新される。また、手動成形運転時
もしくは半自動成形運転時の場合には、変更データ一時
保持部13は、オペレータからの型開き行程のスタート
指示を受けて型開き行程のスタート直前のタイミング
で、同様に成形条件設定記憶部11内の、型開き完了位
置の設定値,多段設定制御される型閉じ途中の所定の切
り替え位置の設定値,多段設定制御される型閉じ途中の
所定の切り替え位置の設定値を、総べて同時に書き替え
・更新させる。
【0018】ここで、本実施例における型開き行程は、
図4に示すように、第1低速型開き→高速型開き→第2
低速型開き→第3低速型開きの4段制御とされており、
型開き開始位置(型締め完了位置)Aから高速切り替え
位置Bまでの第1低速型開き領域の幅(ストローク)S
1と、第2低速切り替え位置Cから第3低速切り替え位
置Dまでの第2低速型開き領域の幅(ストローク)S3
と、第3低速切り替え位置Dから型開き完了位置Eまで
の第3低速型開き領域の幅(ストローク)S4とは、型
開き完了位置(型開閉全ストローク)の値の如何にかか
わらず常に一定値をとるようにされ、高速切り替え位置
Bから第2低速切り替え位置Cまでの高速型開き領域の
幅(ストローク)S2が、型開き完了位置(型開閉全ス
トローク)の値に応じて可変設定されるようになってい
る。
【0019】また、本実施例における型締め(型閉じ)
行程は、図5に示すように、第1低速型締め→高速型締
め→第2低速型締め→高圧型締め(高圧・低速型締め)
の4段制御とされており、型開き完了位置(型締め開始
位置)Fから高速切り替え位置Gまでの第1低速型締め
領域の幅(ストローク)S11と、第2低速切り替え位
置Hから高圧切り替え位置Iまでの第2低速型締め領域
の幅(ストローク)S13と、高圧切り替え位置Iから
型締め完了位置Jまでの高圧型締め領域の幅(ストロー
ク)S14とは、型開き完了位置(型開閉全ストロー
ク)の値の如何にかかわらず常に一定値をとるようにさ
れ、高速切り替え位置Gから第2低速切り替え位置Hま
での高速型締め領域の幅(ストローク)S12が、型開
き完了位置(型開閉全ストローク)の値に応じて可変設
定されるようになっている。
【0020】いま、図2に示す型開閉設定画面を呼び出
している状態で型開き完了位置の調整を所望すると、オ
ペレータは、型開き完了位置調整欄22において型開き
完了位置を増やす方向か減らす方向かの指定と、調整幅
(調整ストローク)の入力とを行う。例えば、型開き完
了位置増大方向指定欄22aを指定し、調整幅入力欄2
2cに5mmを入力して、適宜確定キー等をプッシュす
ることによって、前記変更データ一時保持部13に型開
き完了位置変更データ(+5mm)が記憶される。いま
ここで、マシンが自動成形運転モードであるとすると、
前記成形プロセス制御部12からのタイミング情報によ
って型開き行程のスタート直前のタイミングに至ったこ
とを認知すると、変更データ一時保持部13は型開き行
程のスタート直前に、前記成形条件設定記憶部11内
の、型開き完了位置の設定値,多段設定制御される型開
き途中の所定の切り替え位置中の設定値,多段設定制御
される型締め途中の所定の切り替え位置中の設定値を、
総べて同時に書き替え・更新させる。すなわち、型開き
完了位置の設定値が設定変更されると共に、これと同時
に、型開き行程中の前記高速型開き領域の幅(ストロー
ク)S2のみが前記型開き完了位置の調整値(+5m
m)に応じて増加させられて伸ばされ、他の型開き行程
中の領域の幅(ストローク)S1,S3,S4は不変と
なるようにされて、前記第2低速切り替え位置Cと第3
低速切り替え位置Dの値が+5mmづつずらされ、且
つ、型締め行程中の前記高速型締め領域の幅(ストロー
ク)S12のみが前記型開き完了位置の調整値(+5m
m)に応じて増加させられて伸ばされ、他の型締め行程
中の領域の幅(ストローク)S11,S13,S14は
不変となるようにされて、前記高速切り替え位置Gの値
が+5mmずらされる。
【0021】またこれと同時に、型開閉設定画面の前記
型開き条件設定欄20の速度切り替え位置設定欄20a
の所定部位の値が、図2に示す状態から図3に示すよう
に更新表示され、型開閉設定画面の前記型締め条件設定
欄21の速度切り替え位置設定欄21aの所定部位の値
が、図2に示す状態から図3に示すように更新表示され
る。
【0022】そしてこの後、成形プロセス制御部12
は、成形条件設定記憶部11に格納された設定データに
基づき、型開き及びエジェクト行程→型締め行程→射出
行程→チャージ(可塑化・計量)行程→冷却行程→型開
き及びエジェクト行程……という、一連の自動成形運転
を実行させる。
【0023】なお、図6は上述した自動成形運転時の型
開き完了位置設定変更の処理タイミング等を示す処理フ
ロー図で、同図に示すように、調整幅,方向の設定入力
は任意のタイミングで可能であり、設定変更は型開き行
程のスタート直前のタイミングは一括して瞬時に行われ
る。そして、設定変更を行ったことは必要に応じメッセ
ージ表示される。このように、型開き行程のスタート直
前のタイミングで型開き完了位置及びこれに関連する位
置データの更新設定を行う所以は、安全性等の観点から
見て最も好ましいからである。
【0024】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であることは言うまでもなく、例え
ば、型開閉設定画面中に型開き完了位置調整欄22を常
時表示させるのではなく、必要時にファンクションキー
やウインド呼び出しキー等を操作することによって、型
開き完了位置調整欄22をウインド表示させるようにし
てもよい。また、型開き完了位置調整欄22の形態は、
実施例以外に種々の入力表示形態をとることが可能であ
る。さらにまた、型開閉設定画面以外の任意の運転条件
設定画面で型開き完了位置調整欄22を表示させてもよ
いことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、型開き完
了位置の調整データを入力するだけで、マイコンが、型
開き完了位置の設定値,多段設定制御される型開き途中
の所定の切り替え位置の設定値,多段設定制御される型
締め途中の所定の切り替え位置の設定値を総べて同時に
設定変更するので、オペレータの設定変更操作作業は著
しく軽減され、調整時間も短縮できる。総じて、型開閉
制御のための位置データの設定変更操作が極めて容易
で、良品成形を達成するための条件出しが早められる、
使い勝手のよい射出成形機が提供でき、その価値は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例に係る射出成形機の表示装置
上に表示された型開閉設定画面の1例を示す説明図であ
る。
【図3】図2の型開閉設定画面から型開き完了位置が設
定変更された後の型開閉設定画面を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施例による射出成形機で実行され
る多段制御の型開き行程を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例による射出成形機で実行され
る多段制御の型締め行程を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施例に係る射出成形機における型
開き完了位置の設定値の入力処理や記憶部への設定変更
処理等の処理フローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 11 成形条件設定記憶部 12 成形プロセス制御部 13 変更データ一時保持部 14 実測値記憶部 15 表示処理部 20 型開き条件設定欄 20a 速度切り替え位置設定欄 20b 速度設定欄 20c 圧力設定欄 21 型締め条件設定欄 21a 速度切り替え位置設定欄 21b 速度設定欄 21c 圧力設定欄 22 型開き完了位置調整欄 22a 型開き完了位置増大方向指定欄 22b 型開き完了位置減少方向指定欄 23c 調整幅入力欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/64 - 45/68 B29C 45/76 - 45/82

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型開閉駆動源によって可動金型を搭載し
    た可動ダイプレートを前後進させて、型開き行程および
    型締め行程(型閉じ行程)を実行させる成形機におい
    て、 所定の運転条件設定画面において型開き完了位置を加減
    する方向と調整幅とを指示することによって、型開き完
    了位置を設定変更可能にすると共に、多段設定制御され
    る型開き途中の所定の切り替え位置と多段設定制御され
    る型閉じ途中の所定の切り替え位置とを、前記型開き完
    了位置の調整値に応じて自動的に設定変更する手段を設
    け、 前記型開き途中の切り替え位置の自動設定変更は、型開
    き行程中の高速型開き領域の幅(ストローク)のみが前
    記型開き完了位置の調整値に応じて増減されて、他の型
    開き行程中の領域の幅(ストローク)は不変となるよう
    にされ、また、前記型締め途中の切り替え位置の自動設
    定変更は、型締め行程中の高速型締め領域の幅(ストロ
    ーク)のみが前記型開き完了位置の調整値に応じて増減
    されて、他の型締め行程中の領域の幅(ストローク)は
    不変となるようにされることを特徴とする成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記した型開き完了位置の設定変更指示が入力される
    と、成形機全体の制御を司るマイクロコンピュータは、
    型開き行程のスタート直前のタイミングで、前記した各
    位値の設定値を一括して変更することを特徴とする成形
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記型開き完了位置の設定変更操作は、型開閉条件の設
    定画面において行われるようにしたことを特徴とする成
    形機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記型開き完了位置の設定変更操作は、任意の運転条件
    設定画面中に呼び出されてウインド表示される型開閉位
    置調整用ウインド画面において行われるようにしたこと
    を特徴とする成形機。
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