JPH07290545A - 成形機の運転条件設定方法 - Google Patents

成形機の運転条件設定方法

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JPH07290545A
JPH07290545A JP8657594A JP8657594A JPH07290545A JP H07290545 A JPH07290545 A JP H07290545A JP 8657594 A JP8657594 A JP 8657594A JP 8657594 A JP8657594 A JP 8657594A JP H07290545 A JPH07290545 A JP H07290545A
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JP
Japan
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operation mode
operating condition
automatic
semi
condition setting
Prior art date
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JP8657594A
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Inventor
Mitsuzo Miki
光造 三木
Takeshi Kishimoto
健 岸本
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全自動運転モード用の運転条件値の設定と半
自動・手動運転モード用の運転条件値の設定とを、誤り
なく確実に行ない得るようにすること。また、半自動運
転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行った
後、速やかに全自動運転モードでの運転に移行できるよ
うにすること。 【構成】 表示装置上に呼び出される所定の運転条件設
定画面中に、全自動運転モード用の運転条件設定欄21
と、半自動・手動運転モード用の運転条件設定欄22と
を設けて、全自動運転モードにおける運転条件設定値と
半自動・手動運転モードにおける運転条件設定値とを、
マイコンの運転条件記憶部に別個に設定・記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機やダイカス
トマシン等の成形機における運転条件設定方法に係り、
特に、全自動運転モード用の運転条件値の設定と半自動
・手動運転モード用の運転条件値の設定とを、誤りなく
確実に行ない得るようにした運転条件設定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近の射出成形機等の成形機は、マイク
ロコンピュータ(以下、マイコンと称す)を内蔵してお
り、予め設定された各種成形運転条件に従って、マイコ
ンがマシン(成形機)の各部を制御して自動連続成形運
転を実行させるようになっている。このような射出成形
機等においては、マシンに付設されたカラーCRTディ
スプレイ等の表示装置上に各種運転条件設定画面を呼び
出し、この運転条件設定画面上においてオペレータが運
転条件の設定や変更を行うようになっている。
【0003】ところで、射出成形機では全自動運転モー
ドで自動連続成形運転を開始させるのに先立ち、半自動
運転モードもしくは手動運転モードにて試ショットを行
ない、金型キャビティ内に樹脂が行き渡るかや、各部の
メカニズムが正常に動作しているか等々を、確認するよ
うにしている。この半自動運転モードもしくは手動運転
モードの際には、射出圧力条件や射出速度条件を、全自
動運転モードの際の条件とは異なったものとして、動作
確認をすることが多い。例えば、バルブゲート等の金型
で多数個取りの場合、全自動運転モードで自動連続成形
運転を立ち上げる前に、ゲートバランス等を見るため、
射出圧力条件と射出速度条件の設定(射出条件の設定)
を正規の条件よりも低圧・低速にしておいて、半自動運
転モードもしくは手動運転モードにて2〜3回程度の試
ショット(試験成形)を行ない、これによってゲートバ
ランス等を確認した後、射出圧力条件と射出速度条件を
正規の条件(全自動運転モードで成形を行なうための条
件)に再設定して、全自動運転モードに入るようにして
いる。
【0004】上記の半自動運転モードもしくは手動運転
モードのための射出条件の設定と、全自動運転モードの
ための射出条件の設定とは、例えば図3に示すような射
出条件の設定画面を呼び出して、この設定画面の各条件
設定欄に数値入力することによって行なわれる。すなわ
ち、図3に示した例では、射出行程中の1次射出行程を
多段設定の速度制御で行ない、1次射出行程の速度切替
位置の設定欄31と1次射出行程の速度設定欄32と1
次射出行程の圧力設定欄33とに各々数値入力すること
によって、1次射出条件を設定するようになっている。
また、射出行程中の保圧行程を多段設定の圧力制御で行
ない、保圧行程の圧力設定欄34とタイマ設定欄35と
保圧行程の速度設定欄36とに各々数値入力することに
よって保圧条件を設定するようになっている。なお図3
中、37は射出行程(1次射出行程とこれに引き続く保
圧行程)のバックアップタイマの設定欄である。
【0005】そして、図3に示したような射出条件の設
定画面を用いて半自動運転モードもしくは手動運転モー
ドのための射出条件の設定を行なって、マシン(成形
機)の統括制御を司るマイコンに対し、半自動運転モー
ドまたは手動運転モードでの運転である旨を指示し、半
自動運転モードもしくは手動運転モードでの試ショット
を行なうようになっていた。また同様に、図3に示した
ような射出条件の設定画面を用いて全自動運転モードの
ための射出条件の設定を行なって、マイコンに対し全自
動運転モードでの運転である旨を指示し、全自動運転モ
ードでの運転を実行させるようになっていた。
【0006】すなわち、全自動運転モードと半自動運転
モードと手動運転モードの射出条件の設定は、総べて射
出条件の設定画面の同一の各設定欄を用いて行なわれる
ようになっており、運転モード種別を択一選択してマイ
コンに指示することによって、マイコンがそれぞれの運
転モードに応じた態勢をとるようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術においては、全自動運転モードと半自動運転モードと
手動運転モードの射出条件の設定は、総べて射出条件の
設定画面の同一の各設定欄を用いて行なわれていたた
め、半自動運転モードもしくは手動運転モードで試ショ
ットを行った後、全自動運転モードでの運転を実行させ
る前に、射出条件を正規の条件(全自動運転モードで成
形を行なうための条件)に再設定するために、複数項目
の設定条件値を数値入力する必要があり、この際に入力
ミスが生じ易いという問題があった。何となれば、半自
動運転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行
った後、全自動運転モードでの運転を実行させるまでの
時間は、金型の温度降下をできるだけ小さくするため可
及的に短くすることが望ましく(試ショット時に射出・
充填された樹脂で温められた金型が、全自動運転モード
の開始時に冷えていると、金型昇温に時間を要しこの間
の初期成形品が多数不良となるからである)、時間の制
約からオペレータが焦って入力ミスを生じるケースが多
いからである。斯様な設定入力ミスが生じると、全自動
運転モードでの運転時(自動連続成形運転時)に、バリ
を発生させたり、金型を破損したりするといった事態を
招来し、運転効率を著しく低下させる要因となっている
という指摘があった。
【0008】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあ
り、その目的とするところは、全自動運転モード用の運
転条件値の設定と半自動・手動運転モード用の運転条件
値の設定とが、誤りなく確実に行ない得るようにするこ
とにある。また、本発明の目的とするところは、半自動
運転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行っ
た後、速やかに全自動運転モードでの運転に移行できる
ようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、全自動運転モードと、半自動運転モードと、
手動運転モードとをもち、全自動運転モードにおける運
転条件設定値と、半自動運転モード並びに手動運転モー
ドにおける運転条件設定値とが、異なった値に設定可能
とされた成形機の運転条件設定方法において、表示装置
上に呼び出される所定の運転条件設定画面中に、全自動
運転モード用の運転条件設定欄と、半自動・手動運転モ
ード用の運転条件設定欄とを設けて、全自動運転モード
における運転条件設定値と半自動・手動運転モードにお
ける運転条件設定値とを、マイコンの運転条件記憶部に
別個に設定・記憶させるように、される
【0010】
【作用】マシン(成形機)全体の統括制御を司るマイコ
ンの表示制御によって、マシンに付設されたカラーCR
Tディスプレイ,カラーLCD等よりなる表示装置に
は、オペレータが所望する表示画面が呼び出し・表示可
能とされており、オペレータが所定のキー操作を行なう
ことにより、表示装置上には射出条件の設定画面が表示
される。この射出条件の設定画面には、全自動運転モー
ド用の運転条件設定欄と、半自動・手動運転モード用の
運転条件設定欄とが併設されており、この各々の運転条
件設定欄に数値入力することによって、全自動運転モー
ドにおける各運転条件設定値と半自動・手動運転モード
における各運転条件設定値とが、マイコンの運転条件記
憶部に別個に設定・記憶される。そして、オペレータが
適宜キー操作によって、半自動モードまたは手動運転モ
ードまたは全自動運転モードのうちの1つをマイコンに
指定することによって、マイコンは、半自動モードある
いは手動運転モードが指定された場合には、半自動モー
ドと手動運転モードに共通の上記した半自動・手動運転
モードにおける運転条件設定値を用いた運転制御を実行
し、また、全自動運転モードが指定された場合には、上
記した全自動運転モードにおける運転条件設定値を用い
た運転制御を実行する。
【0011】このように1つの射出条件の設定画面上
に、全自動運転モード用の運転条件設定欄と、半自動・
手動運転モード用の運転条件設定欄とをそれぞれ独立し
て設けることにより、全自動運転モードにおける運転条
件設定値と半自動・手動運転モードにおける運転条件設
定値とを同時に入力することが可能となる。したがって
従来のように、半自動運転モードもしくは手動運転モー
ドで試ショットを行った後、全自動運転モードに移行す
る際に射出条件値を再入力する必要がなくなり、オペレ
ータが時間に急かされて入力ミスをする可能性を大幅に
低減でき、以って、全自動運転モード用の運転条件値の
設定と半自動・手動運転モード用の運転条件値の設定と
を、誤りなく確実に行なえるようになる。また、半自動
運転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行っ
た後、全自動運転モードへの移行を指示するだけで、マ
イコンは予め入力設定された全自動運転モードにおける
運転条件設定値を用いた運転制御を実行するので、半自
動運転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行
った後、速やかに全自動運転モードでの運転に移行でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1および図2に
よって説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制
御系統の簡略化したブロック図である。同図において、
1はマシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御な
どを司るマイコン(マイクロコンピュータ)、2はマシ
ンの各部に備えられた多数のセンサで構成されるセンサ
群、3はマシンの各部に配設された多数の駆動源を駆動
制御するための多数のドライバ回路で構成されたドライ
バ群、4はマシンの前面部に配設されたキー入力装置、
5はキー入力装置4に隣接して配設された例えばカラー
CRTディスプレイ,カラーLCD等よりなる表示装置
である。
【0013】図1の前記マイコン1は、可塑化・計量
(チャージ)動作,射出動作,型開閉動作,エジェクト
動作等の成形行程全体の制御や、実測データの演算・格
納処理、あるいは前記表示装置5の出力画像の表示制御
処理等々の各種処理を実行する。このマイコン1は、実
際には各種I/Oインターフェイス,ROM,RAM,
CPU等を具備したもので構成され、予め作成された各
種プログラムにより各種処理を実行するも、本実施例に
おいては、全自動用成形条件設定記憶部11、半自動・
手動用成形条件設定記憶部12、成形プロセス制御部1
3、実測値記憶部14、表示処理部15等を備えたもの
として、以下の説明を行なう。
【0014】前記全自動用成形条件設定記憶部11に
は、キー入力装置4等によって入力されたマシンの運転
制御に必要な総べての各種運転条件値が、書き替え可能
な形で記憶されている。この運転条件としては、例え
ば、可塑化・計量(チャージ)行程制御条件,サックバ
ック制御条件,射出行程(1次射出行程及び保圧行程)
制御条件,各部のヒータ制御条件,型閉じ(型締め)行
程制御条件,型開き行程制御条件,エジェクト行程制御
条件等々が挙げられる。
【0015】前記半自動・手動用成形条件設定記憶部1
2には、キー入力装置4等によって入力された所定項目
の運転条件値が、書き替え可能な形で記憶されている。
この半自動・手動用成形条件設定記憶部12に記憶され
る運転条件値は、半自動運転モードと手動運転モードの
両者に共通して用いられるデータとされており、本実施
例においては、半自動・手動用成形条件設定記憶部12
に格納可能とされる半自動・手動運転モード用の運転条
件項目は、射出行程(1次射出行程及び保圧行程)制御
条件の項目とされている。
【0016】なお、半自動運転モードとは、成形1サイ
クルのみの運転をマイコン1がマシンに実行させて、型
開き状態で自動停止させる運転形態を指し、型開き状態
で自動停止した後は、安全ドアを開いて成形品を取り出
して再び安全ドアを閉じない限り、次の運転モードに入
れないようになっている。また、手動運転モードとは、
成形1サイクル中の全部の行程を、それぞれ総べて手動
操作で開始/完了させる運転形態を指す。
【0017】前記成形プロセス制御部13は、全自動運
転モード(自動連続成形運転時)時には、予め作成され
た成形プロセス制御プログラムと、全自動用成形条件設
定記憶部11に格納された運転条件設定値とに基づき、
マシンの各部に配設された前記センサ群2(位置セン
サ,圧力センサ,温度センサ等々)からの計測情報をリ
アルタイムで取り込む実測値記憶部14からのデータ及
び自身に内蔵されたクロックからの計時情報を参照しつ
つ、前記ドライバ群3(モータドライバ,油圧制御弁ド
ライバ,ヒータドライバ等々)を介して対応する駆動源
を駆動制御し、一連の成形行程(成形サイクル)を繰返
し実行させる。
【0018】また、成形プロセス制御部13は、半自動
運転モード時または手動運転モード時には、前記半自動
・手動用成形条件設定部12に格納された運転条件設定
値、並びに、半自動・手動用成形条件設定部12に格納
されていない条件については、全自動成形条件設定記憶
部11に格納された運転条件設定値をそれぞれ用いて、
成形サイクル中の各行程の運転制御を、1サイクルだけ
自動的にもしくはオペレータの手動操作によって実行す
る。
【0019】前記実測値記憶部14には、成形運転時に
おける予め設定されたモニタ項目の総べての実測データ
が、連続する所定回数のショットにわたってリアルタイ
ムで取り込まれる。取り込まれるモニタ項目としては、
時間監視項目,位置監視項目,回転数監視項目,
速度監視項目,圧力監視項目,温度監視項目,
電力監視項目等が挙げられる。
【0020】前記表示処理部15は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部15は、
必要に応じ適宜記憶部に格納された情報から当該表示モ
ード画像の表示に用いるためのデータを抽出して表示形
態に対応した形に変換処理したりして、指定された表示
モード用の画像データを作成し、これを前記表示装置5
の表示画面上に表示させる。
【0021】次に、上述した構成をとる本実施例の動作
を説明する。オペレータがキー入力装置4上の所定キー
を操作することによって、表示装置5上には、図2に示
すような射出条件の設定画面が呼び出し・表示される。
この射出条件の設定画面中には、図中左下がりのハッチ
ングを施して示す全自動運転モード用の運転条件設定欄
21と、図中右下がりのハッチングを施して示す半自動
・手動運転モード用の運転条件設定欄22とが併設され
ている。また本実施例においては、射出条件の設定画面
中には、全自動運転モードと半自動運転モードと手動運
転モードの総べてに共通に用いられる運転条件設定値用
(全自動・半自動・手動運転モード用)の運転条件設定
欄23も設けられている。そして、上記3つの運転条件
設定欄21,22,23は、それぞれ異なるカラーペイ
ント処理を施された表示領域とされ、オペレータによる
識別性を高めるように配慮されている。
【0022】なお、前記全自動運転モード用の運転条件
設定欄21では、多段設定される1次射出行程中の各段
の速度と、保圧行程の速度と、多段設定される保圧行程
中の各段の圧力及びタイマ時間とが、設定可能となって
いる。また、前記半自動・手動運転モード用の運転条件
設定欄22では、同様に、多段設定される1次射出行程
中の各段の速度と、保圧行程の速度と、多段設定される
保圧行程中の各段の圧力及びタイマ時間とが、設定可能
となっている。ここで本実施例では、運転条件設定欄2
1及び22での設定項目を上記のように規定している
が、射出条件項目の総べてを、全自動運転モード用の運
転条件設定欄21及び半自動・手動運転モード用の運転
条件設定欄22で、それぞれ設定できるようにすること
も可能である。
【0023】上記したような射出条件の設定画面を用い
て、オペレータはキー入力装置4のカーソル移動キーと
数値キーとを適宜に操作することにより、全自動運転モ
ード用の運転条件設定欄21,半自動・手動運転モード
用の運転条件設定欄22,全自動・半自動・手動運転モ
ード用の運転条件設定欄23の各項目に、それぞれ数値
入力する。これによって、射出条件中の全自動運転モー
ド用の運転条件設定欄21及び全自動・半自動・手動運
転モード用の運転条件設定欄23で数値入力された運転
条件値が、前記全自動用成形条件設定記憶部11に格納
される。また、射出条件中の半自動・手動運転モード用
の運転条件設定欄22で数値入力された運転条件値が、
前記半自動・手動用成形条件設定記憶部12に格納され
る。この際の入力作業は、時間的な余裕を充分もって行
なうことができ、しかも、色分けされた領域ごとに数値
入力を行なうので、設定ミスを可及的に少なくすること
ができる。さらに、全自動運転モード用の運転条件値と
半自動・手動運転モード用の運転条件値とを対比しなが
ら、同時に設定できるので、設定数値の対比も容易とな
る。
【0024】このようにして、射出条件の設定画面を用
いて、成形運転を開始する前に予め全自動運転モード用
の運転条件値と半自動・手動運転モード用の運転条件値
とを個別に記憶させる。この後、オペレータが適宜のキ
ー操作によって、マイコン1に対して半自動モードある
いは手動運転モードを指定することにより、マイコン1
は、半自動モードと手動運転モードに共通の前記した半
自動・手動用成形条件設定記憶部12に格納された設定
データ(及び、半自動・手動用成形条件設定部12に格
納されていない条件については、全自動成形条件設定記
憶部11に格納されたデータ)を用いた運転制御を、1
サイクルだけ自動的にもしくはオペレータの手動操作に
よって実行する。また、オペレータが適宜のキー操作に
よって、マイコン1に対して全自動運転モードを指定
し、この開始を指示することにより、マイコン1は、前
記した全自動成形条件設定記憶部11に格納されたデー
タを用いた自動連続成形運転をマシンに実行させる。
【0025】上述したように本実施例では、1つの射出
条件の設定画面上に、全自動運転モード用の運転条件設
定欄21と、半自動・手動運転モード用の運転条件設定
欄22とをそれぞれ独立して設けて、全自動運転モード
における運転条件設定値と半自動・手動運転モードにお
ける運転条件設定値とを同時に入力できるようにしてい
る。したがって、従来のように、半自動運転モードもし
くは手動運転モードで試ショットを行った後、全自動運
転モードに移行する際に射出条件値を再入力する必要が
なくなり、オペレータが時間に急かされて入力ミスをす
る可能性を大幅に低減できる。よって、全自動運転モー
ド用の運転条件値の設定と半自動・手動運転モード用の
運転条件値の設定とが、誤りなく確実に行なえるように
なり、設定ミスによる金型破損といった事態を回避する
ことができる。さらに、全自動運転モード用の設定画面
と半自動・手動運転モード用の設定画面を切り換えると
いう煩わしさもなく、1つの画面上で、全自動運転モー
ド用の運転条件値と半自動・手動運転モード用の運転条
件値との対比も容易に行なうことができる。また、半自
動運転モードもしくは手動運転モードで試ショットを行
った後、全自動運転モードへの移行を指示するだけで、
マイコン1は予め入力設定された全自動運転モードにお
ける各運転条件設定値を用いた運転制御を実行するの
で、半自動運転モードもしくは手動運転モードで試ショ
ットを行った後、速やかに全自動運転モードでの運転に
移行できる。
【0026】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であることは言うまでもなく、例え
ば、マイコンの半自動・手動運転モード専用の運転条件
記憶部(半自動・手動用成形条件記憶部12)に格納さ
れる運転条件設定値としては、射出条件以外の他の条件
(例えば、可塑化・計量条件,型開閉条件等々)の運転
条件設定値を付加することも可能で、この場合には、射
出条件の設定画面と同様に、上記他の条件用の設定画面
に、全自動運転モード用の運転条件設定欄と、半自動・
手動運転モード用の運転条件設定欄とを併設すればよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、全自動運
転モード用の運転条件値の設定と半自動・手動運転モー
ド用の運転条件値の設定とが、誤りなく確実に行なえる
ようになり、設定ミスによる金型破損などといった事態
を回避できる。また、半自動運転モードもしくは手動運
転モードで試ショットを行った後、速やかに全自動運転
モードでの運転に移行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例に係る射出成形機の表示装置
上に表示された射出条件の設定画面の1例を示す説明図
である。
【図3】従来技術による射出条件の設定画面の1例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ(マイコン) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 11 全自動用成形条件設定記憶部 12 半自動・手動用成形条件設定記憶部 13 成形プロセス制御部 14 実測値記憶部 15 表示処理部 21 全自動運転モード用の運転条件設定欄 22 半自動・手動運転モード用の運転条件設定欄 23 全自動・半自動・手動運転モード用の運転条件設
定欄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全自動運転モードと、半自動運転モード
    と、手動運転モードとをもち、全自動運転モードにおけ
    る運転条件設定値と、半自動運転モード並びに手動運転
    モードにおける運転条件設定値とが、異なった値に設定
    可能とされた成形機の運転条件設定方法であって、 表示装置上に呼び出される所定の運転条件設定画面中
    に、全自動運転モード用の運転条件設定欄と、半自動・
    手動運転モード用の運転条件設定欄とを設けて、全自動
    運転モードにおける運転条件設定値と半自動・手動運転
    モードにおける運転条件設定値とを、マイクロコンピュ
    ータの運転条件記憶部に別個に設定・記憶させるように
    したことを特徴とする成形機の運転条件設定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記所定の運転条件設定画面は、射出条件の設定画面で
    あることを特徴とする成形機の運転条件設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記全自動運転モード用の運転条件設定欄と、前記半自
    動・手動運転モード用の運転条件設定欄とを、色分けし
    て表示するようにしたことを特徴とする成形機の運転条
    件設定方法。
JP8657594A 1994-04-25 1994-04-25 成形機の運転条件設定方法 Pending JPH07290545A (ja)

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