JP2747127B2 - 動揺機構 - Google Patents

動揺機構

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JP2747127B2
JP2747127B2 JP15258091A JP15258091A JP2747127B2 JP 2747127 B2 JP2747127 B2 JP 2747127B2 JP 15258091 A JP15258091 A JP 15258091A JP 15258091 A JP15258091 A JP 15258091A JP 2747127 B2 JP2747127 B2 JP 2747127B2
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oscillating
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turntable
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鈴木  茂
国雄 寺西
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Kayaba Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、映像や音など
に合わせて観客席を様々に動かすことで、リアルな体感
を観客に与えるようにした疑似体験遊戯装置の動揺機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】映像や音と組み合わせてリアルな疑似体
験が得られるようにした疑似体験遊戯装置として、座席
を動揺させるものや、座席が遊園地にあるコーヒーカッ
プのように移動しながら回転するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、動揺のみでは
大きな動きを体感させることは困難であり、観客席の全
周にスクリーンを配置して使用するような大がかりな装
置には不向きであった。一方、移動や回転のみでは映像
に合わせた動きを十分に体感させることができなかっ
た。
【0004】これに対して、観客席を設置した動揺台
を、上下させたり、前後、左右に揺動すると、より一層
リアルな体験をもたらすことができる。
【0005】ところがこの場合、動揺台を駆動するシリ
ンダを動揺台の下面に垂直に配置することが考えられる
が、これにより動揺台の必要最小高さが、揺動シリンダ
の長さとの関係から決まり、小型化が難しく、また、動
揺台の揺動中心における回転方向への動きを阻止するた
めの回転防止リンク機構が必要となるが、常時リンクに
大きなモーメントがかかったりして、リンクの耐久性が
損なわれることも想定された。
【0006】本発明は動揺台の動揺面の高さを下げ、動
揺時の安定性と小型化を図り、しかも回転モーメントの
発生を極力低減するようにした動揺機構を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、動揺台を下面
中心のセンターポストを介して支持すると共に、少なく
とも2つの揺動シリンダによって動揺台を前後、左右に
動揺させられるように構成すると共に、動揺台に回転防
止の振れ止めリンクを連結した動揺機構において、前記
2つの揺動シリンダをセンターポストに対して傾斜させ
ると共に、センターポストの平面上の略中心で2つの揺
動シリンダの軸線の延長が交差するように設定した。
【0008】
【作用】動揺台の下面の揺動シリンダを傾斜させたの
で、動揺台の重心を下げることができ、揺動運動が安定
する。
【0009】また、揺動シリンダの軸線の延長が、セン
ターポストの軸心と交わるようにしたので、揺動シリン
ダを伸縮させたときに動揺台にガイドポストを中心にし
て働く回転モーメントが小さくなる。
【0010】
【実施例】)図1〜図5に本発明の実施例を示す。
【0011】図1に示すように、ベース1は鉄骨等で構
成された環状のフレームであり、下面に図2に示すよう
な数多くの車輪4を備え、これらの車輪4を転動自由に
案内するガイドレール3が床面2に円形に敷設される。
【0012】ベース1の内周部には移動手段として図1
及び図3に示すようにスプロケット6を取り付けた6基
の油圧モータ7が固定される。床面2にはこのスプロケ
ット6に噛み合うチェーン8がガイドレール3の内側に
同心円をなすように配設され、ベース1はスプロケット
6がチェーン8と噛み合いながら回転することにより、
ガイドレール3に沿って移動する。
【0013】また、ベース1は伸縮式のロックシリンダ
18を備える。このロックシリンダ18は伸張により先
端部を床面2の係合孔に侵入させてベース1の移動をロ
ックする一方、収縮により先端部を係合孔から引き上げ
てロックを解除する。
【0014】ベース1の上には、図示されない観客席を
備えた円形の動揺台5が等間隔で3箇所に配設される。
動揺台5は図2に示すようにターンテーブル9の上に回
転自由に支持され、このターンテーブル9の中心部にユ
ニバーサルジョイント10を介してセンターポスト11
が結合する。センターポスト11は基端をベース1に固
定し、昇降手段としての昇降シリンダ12の伸縮に応じ
て一体に伸縮し、ターンテーブル9を動揺台5とともに
昇降させる。
【0015】ターンテーブル9の下面には一端をベース
1に支持された、動揺台5を揺動させるための手段とし
ての、2本の揺動シリンダ13A、13Bと1本の振れ
止めリンク14とが各々異なる方向から結合する。
【0016】2本の揺動シリンダ13Aと13Bは一体
に、あるいは個別に伸縮することで、ターンテーブル9
をその上に支持された動揺台5とともに前後及び左右に
揺動する。振れ止めリンク14はターンテーブル9の水
平方向の回転を阻止しつつ、その揺動変位を案内する。
【0017】図2から明らかなように、揺動シリンダ1
3A,13Bは垂直なセンターポスト11に対して傾斜
して設置され、これにより垂直に設置した場合に比較し
て、動揺台5の動揺面を下げることを可能として、動揺
運動の安定性を確保する。
【0018】また、図1からも明らかなように、2つの
揺動シリンダ13A,13Bの軸線の延長が、センター
ポスト11の平面上の軸心において互いに交差するよう
に、しかも、センターポスト11と振れ止めリンク14
を結ぶ線に対して、互いに同一角度となるように交差さ
せている。
【0019】このようにして、揺動シリンダ13A,1
3Bの軸線の延長がセンターポスト11の中心で交差す
ることにより、揺動シリンダ13A,13Bを伸縮作動
させたときに、動揺台5に働くセンターポスト11を中
心とした回転モーメントが小さくなり、前後、左右への
揺動運動に伴い振れ止めリンク14に作用する曲げ力を
低減させることができる。
【0020】ターンテーブル9の外周部には図4に示す
ように動揺台5の旋回手段として4基の油圧モータ15
が配設される。各油圧モータ15の回転軸には図5に示
すように歯車16が取り付けられ、この歯車16と噛み
合う内歯歯車17がターンテーブル9の外周に臨んで動
揺台5に形成される。 また、ターンテーブル9は伸縮
式のロックシリンダ19を備える。ロックシリンダ19
は伸張により先端を動揺台5に形成された係合孔に侵入
させて動揺台5とターンテーブル9との相対回転をロッ
クする一方、収縮によりこのロックを解除する。
【0021】ベース1には図2に示すように伸縮式の格
納ポスト20が動揺台5の下方に4基ずつ備えられる。
この格納ポスト20は通常は動揺台5の動揺と干渉しな
い位置に収縮させておき、揺動シリンダ13Aと13B
のメンテナンス時など、必要に応じて先端を伸張させて
動揺台5を水平に支持する。
【0022】なお、油圧モータ7と15、昇降シリンダ
12、揺動シリンダ13Aと13B及びロックシリンダ
18と19への油圧の供給はすべて図示されないコント
ローラにより制御され、これらは別途設けられる映像装
置の映像と同期して駆動される。
【0023】次に作用を説明する。
【0024】動揺台5はコントローラによる制御に応じ
て次のような各種の動作を行う。
【0025】すなわち、昇降シリンダ12を停止させた
状態で、揺動シリンダ13Aと13Bを一体に伸縮駆動
すると、ターンテーブル9が動揺台5とともにユニバー
サルジョイント10を支点として、振れ止めリンク14
を屈伸させつつ、図2の想像線で示すように動揺し、こ
の運動は図1において、ガイドレール3に沿っての移動
方向(接線方向)に対する前後揺動、つまりピッチング
運動となる。
【0026】また、揺動シリンダ13Aと13Bを交互
に伸縮駆動すると、ターンテーブル9は同じくユニバー
サルジョイント10を支点に、図1の進行方向に対し
て、左右への揺動運動、つまりローリング運動を起こ
す。
【0027】さらに、昇降シリンダ12と揺動シリンダ
13Aと13Bを同期的に伸縮させると、ターンテーブ
ル9は動揺台5とともに上下に移動、つまりヒービィン
グ運動をする。
【0028】動揺台5を旋回させたい時は、ロックシリ
ンダ19を解除して、ターンテーブル9に備えた油圧モ
ータ15を運転する。これにより、油圧モータ15の回
転軸に取り付けた歯車16が動揺台5に形成した内接歯
車17と噛み合いながら回転し、動揺台5を旋回させ
る。
【0029】また、動揺台5を移動させたい時はロック
シリンダ18を解除して、油圧モータ7を運転する。こ
れにより、油圧モータ7の回転軸に固定したスプロケッ
ト6が床面2に配設されたチェーン8と噛み合いながら
回転し、車輪4がガイドレール3の上を転動し、ベース
1が回転するのに伴い、動揺台5は円弧を描いて移動す
る。
【0030】このようにして、コントローラからの制御
により動揺台5は様々な運動を行うことができる。な
お、複数の運動を組み合わせることももちろん可能であ
る。
【0031】そして、上記したように、動揺台5を揺動
させる揺動シリンダ13A,13Bは、動揺台5の下面
に傾斜して配置されるので、揺動シリンダ13A,13
Bの有効長さに対して、動揺台5の動揺面を下げること
を可能とし、安定した揺動運動を付与できる一方、これ
により装置の全高を引き下げ、小型化を図れる。また、
揺動シリンダ13A,13Bの軸線の延長がセンターポ
スト11の揺動中心において交差するようにしたので、
揺動シリンダ13A,13Bが伸縮したときに動揺台5
にセンターポスト11を中心として作用する回転モーメ
ントが少なく、これにより振れ止めリンク14にかかる
曲げ荷重を小さくして、その耐久性を向上させることが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、動揺台を下面中
心のセンターポストを介して支持すると共に、少なくと
も2つの揺動シリンダによって動揺台を前後、左右に動
揺させられるように構成すると共に、動揺台に回転防止
の振れ止めリンクを連結した動揺機構において、前記2
つの揺動シリンダをセンターポストに対して傾斜させる
と共に、センターポストの平面上の略中心で2つの揺動
シリンダの軸線の延長が交差するように設定したため、
揺動シリンダを傾斜させたことにより、動揺台の動揺面
が下がり、揺動運動時の安定性が向上し、また全高が低
くなることから装置の小型化等が実現し、さらに揺動シ
リンダの軸線の延長がセンターポストの軸心とほぼ一致
するため、揺動シリンダの伸縮による回転モーメントの
発生が少なく、振れ止めリンクの要求強度が低減して、
その小型、軽量化とコストダウンが図れるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す水平断面図である。
【図2】同じく図1のA−A矢示図である。
【図3】同じくベースの内周部を拡大した要部断面図で
ある。
【図4】同じくターンテーブルを拡大した平面図であ
る。
【図5】同じく図4のB−B矢示図である。
【符号の説明】
1 ベース 5 動揺台 11 センターポスト 13A 揺動シリンダ 13B 揺動シリンダ 14 振れ止めリンク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動揺台を下面中心のセンターポストを介
    して支持すると共に、少なくとも2つの揺動シリンダに
    よって動揺台を前後、左右に動揺させられるように構成
    すると共に、動揺台に回転防止の振れ止めリンクを連結
    した動揺機構において、前記2つの揺動シリンダをセン
    ターポストに対して傾斜させると共に、センターポスト
    の平面上の略中心で2つの揺動シリンダの軸線の延長が
    交差するように設定したことを特徴とする動揺機構。
JP15258091A 1991-05-28 1991-05-28 動揺機構 Expired - Fee Related JP2747127B2 (ja)

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