JP3148967B2 - 遊戯用ボートの揺動装置 - Google Patents

遊戯用ボートの揺動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯施設などにおい
て、水面に浮かべたボートに乗った人に、ローリングや
ピッチングなどの臨場感あふれる揺れを体験させる遊戯
用ボートの揺動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊戯施設などには、人を乗せたボートを
水路に浮かべ、その水路の周辺に擬似体験設備を設け
て、その遊覧客にあたかも自然の河を進むなどの擬似体
験を与えるようにする装置が設けられている。そして、
従来は、ボートを水路に沿って単に移動させるだけのも
のであったが、近年、ボート上の遊覧客により臨場感を
与えるために、ボート前方の正面に映像を映し出し、水
面に浮かべたボートに、映像と同期させてローリングや
ピッチングなどの揺動を与える装置が提案されている。
【0003】例えば、船の揺れシュミレータに関する実
開平4−35492号公報の装置は、水路底に配置した
T字状の回転台にボートを載せ、回転台に設けた3基の
パンタグラフ状支持装置を伸縮することによりボートを
揺動するようにしている。また、遊戯用動揺体験装置に
関する実開平5−35187の考案の装置では、ボート
の下面に2等辺三角形状に配置した3つの球面座のそれ
ぞれに揺動ロッドの上端を当接させ、このロッドを油圧
シリンダによって上下動させることによりボートを揺動
させている。
【0004】しかしながら、上記いずれの従来例におい
ても、ボートを揺動させる装置は、上記のようにいずれ
も水底に設置した駆動装置をボートに直接接触させ、ボ
ートを持ち上げて動揺するようになっており、人の乗っ
たボートを持ち上げるために大きな駆動のエネルギーを
必要とし、しかも、ボートを駆動装置によって直接持ち
上げて揺らすため、丈夫なボートの支持構造を必要と
し、駆動装置が大型、かつ複雑となって高価になるとと
もに、水面に浮かぶ実際のボートらしいリアルな揺動を
得ることが難しく、しかも設備費及び保守費がかさむと
いう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、水面に浮
かべたボートに対し、水を介してボートに自然な揺動を
与えることができ、構造が簡単で、かつ設備費及び保守
費がかさまない遊戯用ボートの揺動装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ための本発明の遊戯用ボートの揺動装置は、水槽内に浮
かべられ、かつ、係留手段により所定範囲外への移動が
阻止されている遊戯用ボートを水の上下運動を利用して
揺動させる遊戯用ボートの揺動装置において、水槽の底
にローリング用揺動板及びピッチング用揺動板を各々独
立に設置し、かつ、前記ローリング用揺動板に動力伝達
装置及び減速装置を介してローリング用アクチュエータ
を接続し、前記ピッチング用揺動板に動力伝達装置及び
減速装置を介してピッチング用アクチュエータを接続す
ことを特徴としている。
【0007】 また、遊戯用ボートの下方に水流ガ
イド板を設けることも好ましい。上記の構成からなる遊
戯用ボートの揺動装置は、各アクチュエータによりそれ
ぞれ独立して作動するローリング用およびピッチング用
の両方の揺動板により揺らされた水を介して、ボートは
自然界におけると同様に揺動し、遊覧客に対し、自然界
において実際にボートに乗ったのと同様の臨場感を体験
させることができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の遊戯用ボートの
揺動装置の各実施例を説明するが、各図面において同じ
部品は同じ符号で示している。まず、図1は上記本発明
の一実施例に係る装置の図2のB−B方向の側断面図
で、図2は図1の平面図、そして図3は図2のC−C方
向の正断面図である。
【0009】図1において、ボート10は遊覧客11を
乗せて水槽80内の水面に矢印F方向に向かって浮かべ
られており、このボート10の下方のピット16の底部
に設けた支持台28上に図2に示すように、左右2個で
1対のローリング用の揺動板60と、前後2個で1対の
ピッチング用の揺動板70とが、図2の揺動軸61と、
図1の揺動軸71とによりそれぞれ揺動可能に配設され
ている。
【0010】次に、上記各揺動板60と70は、それぞ
れの揺動軸61と71に接続された各動力伝達装置62
と72ならびに各減速装置63と73を介してそれぞれ
ローリング用のアクチュエータ64とピッチング用のア
クチュエータ74によりそれぞれ個々に独立して作動さ
れるようになっている。これら揺動板60と70は、水
槽80内のボート10の下方の水を揺らすものであり、
それぞれその大きさは適宜定めることができるが、揺動
時にボート10と接触しない距離を保持し、この揺動板
60,70の揺動時に、揺動板60,70とボート10
との間に常に水を介在させるようにしている。
【0011】また、上記各アクチュエータ64と74並
びに各減速装置63と73は、図1に示すごとく、水槽
80外の機械室81などに配置されており、その保守作
業などは水槽80外で容易に行なわれるようになってい
る。次に、この水槽80内の適宜な位置に、係留索90
および緩衝装置91などからなる係留装置を複数個所設
けており、ボート10が水槽80中の水面の所定範囲外
へ移動するのを阻止するようになっている。
【0012】さらに、水槽80内のボート10の下方
に、図3に示すような水流ガイド板50をピット16上
の適宜な位置に立設することより揺動板60,70の作
用により揺動する水の範囲を限定するようにしており、
これにより水流を調整することができ、より効果的な揺
動を得られるようにしており、また、水槽80の水際周
辺に沿って板状の消波装置51を設けて揺動によって生
じた波の壁面反射波を消すようにしている。
【0013】なお、この実施例の遊戯用ボートの揺動装
置を適用する場合、このボート10の矢印Fの前方には
図1のごとくスクリーン40を配設し、映写機42によ
って任意の映像を映し、さらに複数のスピーカ44を配
置し、スクリーン40に映し出された映像に応じた各種
の効果音を発生するように制御装置38で制御すると共
に、その制御装置38により、上記映像や効果音に同期
させて、各アクチュエータ64,74を作動させて、ボ
ート10に対し、水を介してローリングやピッチングの
揺動を与えることによりボート10上の遊覧客11に臨
場感あふれた体験を得させるようにしている。
【0014】次に、図4はローリング用の揺動板60と
ピッチング用の揺動板70に図1とは異なる形状の他の
実施例を示しており、図5は図4のピッチング用の揺動
板70を揺動した状態を、そして図6はローリング用の
揺動板60を揺動した状態を示している。また、図7は
更に異なる形状のローリング用の揺動板60とピッチン
グ用の揺動板70とヒービング用の揺動板100を、図
8のごとくピッチング方向に、そして図9のごとくロー
リング方に揺動する他の実施例であり、図4および図7
に示すごとく、各揺動板の方向や形状や数は特に限定さ
れず任意なものを採用できる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ボートに直接接触させずに、水を介してローリング
用及びピッチング用それぞれ独立の揺動板の動きによ
り、複合された揺動が得られるので、ボートに対し自然
界におけると同様の揺動を与え、ボート上の遊覧客に自
然界において実際にボートに乗ったのと同様の臨場感を
与えることができる。
【0016】また、水を介していることにより、ローリ
ング用及びピッチング用の各揺動板をそれぞれ独立した
動力伝達装置、減速装置並びにアクチュエータで作動さ
せることができるので、全体の装置の構造を簡単にで
き、その設備費用も安価にできる。さらに、アクチュエ
ータ並びに減速装置は、水槽外に配設されているので、
その保守が容易で、かつ保守費も安くなり、また、水流
ガイド板により揺動する水の範囲を限定して水流の調整
ができるので、より効果的な揺動が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の図2のB−B方
向の側断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のC−C方向の正断面図である。
【図4】本発明の装置の他の実施例における揺動板の平
面図である。
【図5】図4のD−D方向の概略側断面図である。
【図6】図4のE−E方向の概略正断面図である。
【図7】本発明の装置のさらに異なる他の実施例におけ
る揺動板の平面図である。
【図8】図7のF−F方向の概略側断面図である。
【図9】図7のG−G方向の概略正断面図である。
【符号の説明】
10 ボート 50 水流ガイド
板 60,70 揺動板 62,72 動力
伝達装置 63,73 減速装置 64,74 アク
チュエータ 80 水槽 90 係留装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内に浮かべられ、かつ、係留手
    段により所定範囲外への移動が阻止されている遊戯用ボ
    ートを水の上下運動を利用して揺動させる遊戯用ボート
    の揺動装置において、水槽の底にローリング用揺動板及
    びピッチング用揺動板を各々独立に設置し、かつ、前記
    ローリング用揺動板に動力伝達装置及び減速装置を介し
    てローリング用アクチュエータを接続し、前記ピッチン
    グ用揺動板に動力伝達装置及び減速装置を介してピッチ
    ング用アクチュエータを接続することを特徴とする遊戯
    用ボートの揺動装置。
  2. 【請求項2】 前記遊戯用ボートの下方に水流ガイ
    ド板を設けた請求項1記載の遊戯用ボートの揺動装置。
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