JP3280051B2 - 軌道走行型観覧装置 - Google Patents

軌道走行型観覧装置

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JP3280051B2 JP33036191A JP33036191A JP3280051B2 JP 3280051 B2 JP3280051 B2 JP 3280051B2 JP 33036191 A JP33036191 A JP 33036191A JP 33036191 A JP33036191 A JP 33036191A JP 3280051 B2 JP3280051 B2 JP 3280051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊園地等に設置され、
周回軌道を進行する過程でカプセル型車両の内部に演出
される映像や音響を楽しむとともに、外部に演出される
映像や造型などを楽しむことができるようにした軌道走
行型観覧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊園地に設置されているジェットコース
タは、周回軌道の途中にアップダウンの走路を設けて走
行車両に加速、減速を与えたり、左右のカーブを設けて
車両に左右の揺れや傾きもしくは遠心力などを与えるこ
とにより、この車両に乗っている乗客にスリルとスピー
ド感を味わせるようになっている。
【0003】しかしながら、この種のジェットコースタ
は車両がオープンタイプであるから乗客の視界には周囲
の遊園地の風景がそのまま飛び込んでくるようになり、
幻想的な感覚に乏しい不具合がある。
【0004】しかも、この種のジェットコースタは、規
模が大きくなればなる程敷設のために広大な敷地面積
や、巨大な構築構造が必要となり、巨額の設備費用がか
かる欠点がある。
【0005】これに対し、外界から遮断されたカプセル
状の乗物本体に座席およびこの座席の前方にスクリーン
を設け、この乗物本体に搭載した映像装置により上記ス
クリーンに映像を映し出し、この映像の変化に合わせて
座席または乗物本体を前後左右に揺動させるようにし
た、いわゆるシミュレーション式遊戯装置が知られてい
る。このものは外界から遮断されたカプセル内部の雰囲
気を、例えば映像や音響、風などで演出し、しかもジェ
ットコースタに乗っているのと同様に座席を揺動運動さ
せることにより、実際には走行していないにも拘らずジ
ェットコースタに乗っているような錯覚を乗客に与える
ことができ、これによりジェットコースタを擬似体験す
ることができる。したがって、このようなシミュレーシ
ョン式遊戯装置は広大な敷地や構築設備が不要であり、
設備費用が安くなるなどの利点がある。さらに、この種
のシミュレーション式遊戯装置は、宇宙空間や空想空間
などのような非現実的な雰囲気を演出することもでき、
このような幻想的、空想的雰囲気を擬似体験して楽しむ
こともできるなどの利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のシミュ
レーション式遊戯装置は、スクリーンに表現される環境
の範囲でしか遊べない不具合があり、遊びの種類や質が
単調になる傾向にある。本発明はこのような事情にもと
づきなされたもので、外界から遮断されたカプセル内で
スクリーンに映し出された映像による遊びに加えて、外
部に演出される映像や情景または造型などを楽しむこと
ができ、遊びの種類や質が増大して変化に富んだ楽しみ
が味わえる軌道走行型観覧装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、周回軌道と、この周回軌道に沿って進行する
台板およびこの台板に搭載されて外界から遮蔽されると
ともに内部に座席を設けたカプセルを備えた車両と、上
記カプセルに設けられたスクリーンに映像を映す映像演
出手段と、この車両に設けられ周回軌道の途中でカプセ
ルの向きを変える方向変換装置と、上記方向変換装置の
作動によりカプセルの向きを変更した場合に上記スクリ
ーンを透明にしてこのスクリーンを通して外部を透視す
ることができるスクリーン切換手段と、上記周回軌道の
途中に位置して車両の外部に設けられ上記スクリーンを
通してカプセル内の乗客から見ることができる外部演出
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、周回軌道を走行(航行や潜航
の場合もあり得る)する車両内で乗客は眼前のスクリー
ンに映像装置により映し出される映像を楽しむ。車両が
軌道の所定位置に到達するとカプセルが方向変換装置に
より走行してきた方向に対しその左右のいづれかの方向
へ向きを変える。このカプセルの向きの変更に応じて、
それまでは外部から遮断されて非透明とされていたスク
リーンが透明に変り、ウインドウとなる。このため上記
映像装置によって映像を映していたスクリーンが瞬時に
透明となって外部の透視が可能になり、外部の情景を見
ることができる。この外部には外部演出手段が設置され
ているので、窓を通してこの外部演出を楽しむことがで
きる。
【0009】このようなことから、スクリーンに映し出
される映像と、このスクリーンが窓に変った場合に見え
る外部の情景との両者を楽しむことができ、遊びの種類
や質が変化し、面白さが増加する。
【0010】
【実施例】以下本発明について、図面に示す一実施例に
もとづき説明する。
【0011】図5は軌道のレイアウトを示し、1は周回
軌道であり、例えば所定の大きさの建屋2内に設けられ
ており、この軌道1は、図2に示すように左右一対のコ
字形レール3、3を等間隔に配置し、無端経路を構成し
ている。
【0012】軌道1の途中には、軌道1の傍らにプラッ
トホーム4が設けられており、このプラットホーム4と
は異なる位置に、それぞれ進行方向に沿って軌道1の傍
らにステ−ジ5、6、7および8が設けられている。ま
た、軌道1に沿って各ステージを区画する仕切壁9が設
けられている。これらステ−ジ5〜8には、図示しない
外部演出手段、例えば映像装置、光、音、造型物などに
より情景が演出されるようになっている。このような軌
道1には多数の車両10…が走行されるようになってい
る。これら車両10は、複数両が連結された列車仕立て
となっている。
【0013】車両10について図1ないし図4にもとづ
き説明すると、11は台板である。台板11は図3に示
すように矩形の板形状をなしており、下面には左右およ
び前後にそれぞれ車輪が取付けられている。これら車輪
は、レール3、3の内側に転接する水平車輪12…と、
外側に転接する浮き上がり防止輪13…、およびレール
3、3の上面に転接する前輪14…ならびに後輪15…
とで構成されている。前輪14…は旋回自在なキャスタ
式車輪であり、軌道1のカーブに沿って向きを変えられ
るようになっている。一方の後輪15は駆動輪を構成し
ており、例えば台板11の下面に設けた走行駆動モータ
16により回転される。すなわち、走行駆動モータ16
のモータ軸には駆動スプロケット17が取り付けられて
おり、この駆動スプロケット17に巻回された駆動チェ
ーン18には従動スプロケット19に巻き付けられてい
る。従動スプロケット19は車軸20に取着されてお
り、この車軸20には上記駆動輪を構成する後輪15が
取り付けられている。このため、走行駆動モータ16の
回転は駆動チェーン18を介して駆動輪を構成する後輪
15に伝えられ、この後輪15が回転されるので車両1
0が走行される。
【0014】なお、上記前輪14…および後輪15…を
ゴムタイヤなどで構成すれば、レール3、3との摩擦が
良好になって車輪のスリップを防止し、振動や騒音が少
なくなる。
【0015】上記台板11には、旋回台21が搭載され
ている。すなわち、台板11の略中央部には円形支柱2
2が立設されており、この支柱22には回動筒23が回
動自在に被装されている。この回動筒23の上端に上記
旋回台21が固定されており、したがって旋回台21は
台板11に対して水平状態で旋回可能となっている。上
記回動筒23には方向変換装置24となる回動ア−ム2
5が設けられており、この回動ア−ム25が回動される
ことにより上記旋回台21が回動する。
【0016】上記方向変換装置24は、台板11の上面
に取付けられた往復回転可能な回動駆動モータ26の回
転軸に駆動スプロケット27を取り付け、この駆動スプ
ロケット27に巻回された駆動チェーン28を従動スプ
ロケット29に巻き付けてある。そして、従動スプロケ
ット29は減速機30の入力軸に取着されており、上記
回動駆動モータ26の回転は駆動チェーン28を介して
減速機30に伝えられる。減速機の出力軸には他の駆動
スプロケット31が取り付けられており、この駆動スプ
ロケット31に巻回された駆動チェーン32を従動スプ
ロケット33に巻回してある。従動スプロケット33は
揺動軸34に取着されている。
【0017】揺動軸34には揺動アーム35が設けられ
ており、この揺動アーム35の先端と前記回動アーム2
5の先端との間には円弧形リンク36のそれぞれ端部が
回動自在に連結されている。
【0018】したがって、減速機で減速された回転力
は、駆動チェーン32を介して揺動軸34に伝えられ、
揺動アーム35が回動する。この揺動アーム35の回動
は円弧形リンク36を介して回動アーム25に伝えられ
この回動アーム25を回動させる。
【0019】よって、上記往復回転可能な回動駆動モー
タ26の回転により旋回台21が旋回され、この旋回は
旋回台21を進行方向の正面に対して略90度回動させ
ることができるようになっている。
【0020】なお、上記方向変換装置24を用いたい場
合は、回動アーム25の回動初期と終期で回動速度が遅
くなり、旋回台21が回動始めと回動終りでゆっくりと
回動し、これにより乗客や旋回台21に衝撃を与えなく
するとともに、モータ26が大出力になるのを避けるこ
とができる。また、円弧形リンク36が円弧形をなして
いることによりリンク36と揺動軸34との干渉を避け
ることができる。このような旋回台21の上にはカプセ
ル40が載置されている。
【0021】カプセル40は図示しないドアにより乗客
が出入り可能であるが、ドアを閉じた場合は外界から遮
断される構造となっている。このカプセル40内には座
席41が設けられている。座席41は少なくと一人分、
本実施例の場合ベンチ形シートで例えば前後2列とし、
合計5人乗りとされており、乗客は図示しない安全ベル
トなどのような身体保持具で身体が保持されるようにな
っている。
【0022】そして座席41…の正面に位置するカプセ
ル40の壁にはスクリーン42が設けられており、この
スクリーン42には、座席41…の後方から、例えばオ
ーバプロジェクタ式映写装置43などのような映像演出
手段により映像が映し出されるようになっている。この
映像は擬似体験するのに適するプログラムが設定された
ものとし、例えば空中遊泳、宇宙飛行、海底探査、ある
いはジェットコースタ等の遊戯であってもよい。そし
て、カプセル40内には適宜なスピーカが設置され、こ
れにより上記映像に合わせた擬音やその他の音響的演出
をするに有効な音を出すようになっている。
【0023】ところで、上記スクリーン42は、前記方
向変換装置24により旋回台21およびカプセル40が
回動された場合は外を見ることができる窓に変るように
なっている。つまり、このスクリーン42は、例えば図
4に示すような瞬間調光ガラスにより形成されている。
この瞬間調光ガラスは、2枚の板ガラス42a、42a
の間に透明な中間膜42b、42bを介して液晶シート
42cを挟んで構成されており、液晶シート42cの両
端に設けた図示しないターミナル間に電圧を印加するこ
とができるようになっている。液晶シート42cに電圧
を加えていない場合は液晶が不規則に並んで光を拡散
し、このため瞬間調光ガラスは不透明になる。よって、
この場合は映写装置43の映像を映し出すためのスクリ
ーン42として機能する。
【0024】液晶シート42cに電圧を加えると、液晶
が規則正しく並んで光を透過するようになり、このため
瞬間調光ガラスは透明になる。よって、この場合はカプ
セル40内の乗客はこのスクリーン42を窓として、カ
プセル40の外部を透視することができる。
【0025】なお、上記スクリーン42を窓として使用
する場合は、前記方向変換装置24の作用により旋回台
21およびカプセル40が回動される時の回動に応動し
て図示しないスクリーン切換手段でスクリーン42に電
圧が印加され、よって透明になるように設定してある。
【0026】ところで、本実施例の座席41…は上記ス
クリーン42に映される映像、およびまたは前記ステー
ジ5〜8の情景に応じて前後、左右に揺動および振動を
するようになっている。このような揺動および振動は各
座席が1つづつ独自に運動するようにしてもよいが、本
実施例の場合は、カプセル40全体が揺動および振動す
るようになっている。
【0027】すなわち、上記旋回台21には上端面に支
持フレーム51が掛け渡されており、この支持フレーム
51の上面には球面座52が設けられ、この球面座52
はカプセル40の床面の略中央部に連結されており、カ
プセル40はこの球面座52により首振り運動自在とな
って旋回台21に載置されている。
【0028】そして、旋回台31には油圧ポンプ53が
取り付けられており、かつこの油圧ポンプ53から油圧
が与えられるピッチング用油圧シリンダ54およびロー
リング用油圧シリンダ55がそれぞれ下端を連結して取
着されている。これらピッチング用油圧シリンダ54お
よびローリング用油圧シリンダ55の上端はカプセル4
0の床面に連結されており、この場合、ピッチング用油
圧シリンダ54は継手52から前後方向に離れた位置に
連結されているとともに、ローリング用油圧シリンダ5
5は球面座52から左右方向に離れた位置に連結されて
いる。
【0029】このため、ピッチング用油圧シリンダ54
が伸縮作動すると、カプセル40は前後に揺動し、また
ローリング用油圧シリンダ55が伸縮作動すると、カプ
セル40は左右に揺動し、これら両者の油圧シリンダ5
4、55が同時に伸縮作動したり小さなストロークの頻
繁な伸縮作動をすると、カプセル40が振動やその他の
複合運動をする。
【0030】このため全部の座席41が前後、左右に揺
動や振動をする。よって、座席41…は映像に応じたロ
ーリングおよびピッチング運動をしてシミュレーション
装置となる。なお、図中60は、複数の車両10…を連
結する場合、前後の車両間を連結する連結具を示す。こ
のような構成による実施例の軌道走行型観覧装置につい
て、作用を説明する。図5に示すプラットホーム4で乗
客は車両10に乗込む。乗客は座席41に座り、図示し
ない身体保持装置で身体の動きを拘束して安全を確保す
る。
【0031】扉が閉まってカプセル40内を外界から遮
断し、スクリーン42にオーバプロジェクタ映写装置4
3から映像を映し出し、同時に音響による演出が始ま
る。この映像のプログラムに応じて、ピッチング用油圧
シリンダ54およびローリング用油圧シリンダ55が伸
縮作動し、カプセル40がローリングやピッチング運動
を始める。すなわち、乗客は外界から隔離され、カプセ
ル40内に演出された擬似空間に居るような環境に置か
れ、擬似体験をする。
【0032】このような状況のもとで走行駆動モータ1
6の始動により駆動輪としての後輪15が回転され、車
両10はプラットホ−ム4を離れ、軌道1に沿って走行
する。
【0033】車両10がステージ5に達すると、これを
図示しないセンサが検知して方向変換装置24に作動指
令を送る。すると、方向変換装置24の回動駆動モータ
26が定められた方向に回動し、旋回台21およびこれ
に載置されているカプセル40を旋回し、車両10の正
面をステージ5に向けさせる。この姿勢変更に応動して
スクリーン42に映されていた映像が止められ、図示し
ないスクリーン切換え装置によりこのスクリーン42を
構成している液晶シート42cに電圧を加えて、液晶を
規則正しく並べ、光を透過するようにし、スクリーン4
2を透明にする。よって、カプセル40内の乗客はこの
スクリーン42を通して、外部に展開されているステー
ジ5の情景を見ることができる。
【0034】ステージ5の情景が動きを伴う映像の場合
は、引き続きピッチング用油圧シリンダ54およびロー
リング用油圧シリンダ55を伸縮作動させて、カプセル
40をローリングやピッチング運動をさせる。そして、
走行中のスクリーン42に映されていた映像と、上記ス
テージ5の情景とを連続する環境雰囲気や連続するスト
ーリに設定しておくこともできる。
【0035】このような外部ステージ5に展開される情
景を見ている時は車両10をその位置に停止させておい
てもよいが、低速走行や通常の速度で連続して走行させ
るようにしてもよい。
【0036】車両10がステージ5を通過すると、これ
をセンサが検知して方向変換装置24の回動駆動モータ
26が作動し、旋回台21およびカプセル40を旋回復
帰させ、車両10の正面を軌道1の進行方向に向けさせ
る。この姿勢変更に応動してスクリーン42を切換えて
不透明にし、このスクリーン42にオーバプロジェクタ
映写装置43などの映写機から再び映像を映し出す。ま
た、同時に音響による演出も始める。この映像のプログ
ラムに応じて、再びまたは連続してピッチング用油圧シ
リンダ54およびローリング用油圧シリンダ55を伸縮
作動させ、カプセル40を映像に応じてローリングやピ
ッチング運動させる。
【0037】以下、次ぎのステージ6〜8に達する度
に、上記のようにカプセル40の向きを変え、スクリー
ン42を通して外部に展開されているステージの情景を
見ることができる。
【0038】このような遊覧装置によれば、乗客はカプ
セル40内で正面に設けたスクリーン42に映される映
像を楽しむことができるとともに、走行途中で外部のス
テージ5〜8に展開される情景も見ることができ、した
がって遠近の両方の情景を楽しむことができるから、遊
びの種類が増え、変化が増す。
【0039】特に、カプセル40内のスクリーン42に
展開されるストーリの1コマとして外部のステージで演
出される情景を利用すれば、スクリーン42の平面的な
映像ばかりでなくステージの立体的な情景も楽しめるの
で、面白みが倍加する。
【0040】また、このような軌道走行型観覧装置にお
いては、走行中にカプセル40内は外界から遮断されて
いるので、複数両の車両10…を連結しても、互いに他
の車両が上記遊びの障害にならず、よって複数の連結車
両構造とすることにより周回軌道1を1周する間の収容
人数を多くすることができ、多数の乗客に効率よく楽し
んでもらうことが可能になる。
【0041】また、ステージ5〜8の情景を楽しむ場
合、各カプセル40は進行方向に対して略90度の方向
に旋回されるから、連結車両にしてあっても、情景を見
るのに隣接する車両のカプセル40が視界に入らず、よ
って邪魔にならない。このことから、連結車両に適用し
た場合に、カプセル40が向きを変えることが有利であ
る。
【0042】なお、上記実施例では、車両10は陸上を
進む場合を想定して構成した場合を説明したが、本発明
のカプセルは軌道に沿って進む船や潜水艦、または航空
機などを想定し、軌道の途中に水槽などを設けてここを
潜航するなどであってもよい。
【0043】また、上記実施例の場合、カプセル40を
揺動および振動させるようにしたが、カプセル40や座
席41を振動や揺動をさせずに、静かに走行させるよう
にしてもよい。
【0044】さらに、スクリーン42は、液晶を用いた
瞬間調光ガラスに限らず、半透明のガラスや樹脂を用い
たハーフミラー、つまりカプセル内を明るくして外部を
暗くすると内部から外部が見えずにスクリーンが不透明
になり、逆にカプセル内を暗くして外部を明るくすると
スクリーンが透明になり、内部から外部を見ることがで
きるようなスクリーンを用いてもよい。そして、上記実
施例で複数の車両10…を連結して列車仕立てとした場
合を説明したが、車両はそれぞれ単独に走行するように
してもよい。また、映像装置は、オーバプロジェクタ装
置に限らず、ビデオなどを用いた表示装置などであって
もよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軌
道を進む過程で、スクリーンに映し出される映像と、こ
のスクリーンが窓に変った場合に見える外部の情景との
両者を楽しむことができ、遊びの種類や質が変化し、面
白さが増加する。しかも、スクリーンに映し出される映
像は、従来においては屋外に設置されたジェットコース
タなどのような、各種の擬似体験遊戯とすることもで
き、広大な敷地や構築設備が不要であり、設備費用が安
くなる、などの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す軌道走行型観覧装置の
車両の側面図。
【図2】図1におけるII−II線の矢視図。
【図3】図1におけるIII −III 線の矢視図。
【図4】同実施例のスクリーンの構成を示す分解した斜
視図。
【図5】同実施例の軌道およびステージの配置を示す平
面図。
【符号の説明】
1…軌道、3…レール、4…プラットホーム、5〜8…
ステージ、10…車両、11…台板、12、13、1
4、15…車輪、16…走行駆動モータ、21…旋回
台、22…支柱、23…回動筒、24…方向変換装置、
25…回動ア−ム、26…回動駆動モータ、35…揺動
アーム、36…円弧形リンク、40…カプセル、41…
座席、42…スクリーン、43…映写装置、52…球面
座、53…油圧ポンプ、54…ピッチング用油圧シリン
ダ、55…ローリング用油圧シリンダ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周回軌道と、 この周回軌道に沿って進行する台板およびこの台板に搭
    載されて外界から遮蔽されるとともに内部に座席を設け
    たカプセルを備えた車両と、 上記カプセルに設けられたスクリーンに映像を映す映像
    演出手段と、 この車両に設けられ周回軌道の途中でカプセルの向きを
    変える方向変換装置と、 上記方向変換装置の作動によりカプセルの向きを変更し
    た場合に上記スクリーンを透明にしてこのスクリーンを
    通して外部を透視することができるスクリーン切換手段
    と、 上記周回軌道の途中に位置して車両の外部に設けられ上
    記スクリーンを通してカプセル内の乗客から見ることが
    できる外部演出手段と、 を備えたことを特徴とする軌道走行型観覧装置。
  2. 【請求項2】 上記映像演出手段に同調して上記座席を
    動かす座席駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の軌道走行型観覧装置。
  3. 【請求項3】 上記カプセル型車両は複数台が連結され
    て周回軌道を進むことを特徴とする請求項1に記載の軌
    道走行型観覧装置。
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