JPH0683095U - 娯楽乗物 - Google Patents

娯楽乗物

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JPH0683095U
JPH0683095U JP3113693U JP3113693U JPH0683095U JP H0683095 U JPH0683095 U JP H0683095U JP 3113693 U JP3113693 U JP 3113693U JP 3113693 U JP3113693 U JP 3113693U JP H0683095 U JPH0683095 U JP H0683095U
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vehicle
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rails
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leaning
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修 高殿
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Senyo Kogyo Co Ltd
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Senyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗客に、今までにない斬新なスリルを与える
ことができる娯楽乗物を提供する。 【構成】 軌条2に沿って走行する車両3を備える。車
両3は、軌条2上に走行可能に取付けられる基台部1
と、姿勢制御手段5を介して基台部1上に付設される客
室部4と、から成る。車両3の客室部4を前傾・後傾・
左傾・右傾等に姿勢制御手段5にて作動させる。姿勢制
御手段5は、枠体12と、揺動支持部11と、副軌条13に転
動自在に当接する補助ローラ14, 14と、を備える。客室
部4の窓部16に疑似映像を投影して外部の景色と疑似映
像を合成する映像合成手段17を、客室部4に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は娯楽乗物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の軌条に沿って走行する娯楽乗物としては、例えば、軌条の傾斜等の変化 により、搭乗者にスリルを与えるものや、軌条に沿ってジオラマを設置して臨場 感を与えるもの等があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような娯楽乗物では、スリルが不足することがあり、スリルを 一層増大できる娯楽乗物の要望が聞かれるようになった。
【0004】 そこで、本考案は、乗客に、今までにない斬新なスリルを与えることができる 娯楽乗物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案に係る娯楽乗物は、軌条に沿って走行する 車両を備えると共に、該車両の少なくとも客室部を前傾・後傾・左傾・右傾等に 姿勢制御手段にて作動させ、かつ、上記客室部の窓部に疑似映像を投影して外部 の景色と該疑似映像を合成する映像合成手段を、上記客室部に設けたものである 。
【0006】
【作用】
本考案の娯楽乗物の車両の走行中、客室部の前傾・後傾・左傾・右傾等の変化 により、乗客にスリルを与えることができる。また、映像合成手段により、客室 の窓部に、外部の景色と疑似映像とが合成されるため、斬新なスリルを乗客に与 えることができる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0008】 図1と図2は本考案に係る娯楽乗物の一実施例を示し、この娯楽乗物は、相互 に平行に配設される2本の軌条2,2に沿って走行する車両3を備える。
【0009】 車両3は、軌条2,2上に走行可能に取付けられる基台部1と、姿勢制御手段 5を介して基台部1上に付設される客室部4と、から成る。
【0010】 基台部1は、基台枠8と、軌条2,2の上面に転接する重量支持ローラ6…と 、軌条2,2の対向内面に転接して、重量支持ローラ6…の脱落を防止する案内 ローラ7…と、を備える。
【0011】 軌条2,2の間には、基台部1を送る駆動装置9が、その軌条2,2に沿って 多数個配設される。この駆動装置9は、基台部1の基台枠8の下面に圧接して基 台部1を前方へ送る送りローラ10を備える。
【0012】 送りローラ10は、具体的には、ゴムタイヤとされ、ベルトとプーリー等を介し て駆動モータ等の出力軸に連動連結されて回転駆動する。
【0013】 また、車両3の少なくとも客室部4を前傾・後傾・左傾・右傾等に姿勢制御手 段5にて作動させる。
【0014】 姿勢制御手段5は、図1と図2と図3に示すように、客室部4が旋回機構15を 介して左右に旋回駆動可能に取付けられる枠体12と、基台部1上に固着されると 共に枠体12の前端部を前傾・後傾・左傾・右傾自在に支持するユニバーサルジョ イント等の揺動支持部11と、枠体12の後端部に枢着される補助ローラ14, 14と、 を備える。
【0015】 旋回機構15は、スラストベアリングやターンテーブル等から成る支持具と、モ ータとギアから成る回転駆動手段等にて構成される。
【0016】 また、軌条2,2に略沿って2本の副軌条13, 13が布設される。そして、この 副軌条13, 13に上記補助ローラ14, 14を転動自在に当接させる。
【0017】 副軌条13, 13は、軌条2,2に対して前傾又は後傾するように変化がつけられ 、あるいは、左右の副軌条13, 13の高さが相違するように布設される。
【0018】 これにより、車両3の走行中に、客室部4を前傾・後傾・左傾・右傾等の種々 の方向に傾斜させることができる。また、旋回機構15により、客室部4を任意の 場所で左右に旋回させ得る。
【0019】 客室部4は、前方に窓部16を有する。
【0020】 しかして、図1に示すように、客室部4の窓部16に疑似映像を投影して外部の 景色と疑似映像を合成する映像合成手段17を、客室部4に設ける。
【0021】 映像合成手段17は、ハーフミラー製の窓部16と、窓部16の下方に窓部16と所定 角度θをもって配設されると共に受光面の反対側の面に映像が現れるスクリーン 20と、映写機18と、映写機18から送られた映像を反射してスクリーン20の受光面 に送る反射鏡19と、を備える。
【0022】 これにより、映写機18から送られる疑似映像は、反射鏡19にて反射してスクリ ーン20の下面側の受光面に達し、スクリーン20の上面にその疑似映像が実像とし て現れる。さらに、この実像は窓部16に反射するため、乗客には、あたかも窓部 16の外側に疑似映像が現れたかのように見える。
【0023】 従って、例えば、図4に示すように、窓部16には、外部に形成された演出セッ ト21…等の景色と、コンピュータグラフィックス等による動きのある疑似映像22 …とが重なって見えることとなり、乗客に、今までにないスリルを感じさせるこ とができる。
【0024】 なお、図示省略したが、客室部4内には、疑似映像22…等に対応した音響を発 する音響発生手段が設けられる。
【0025】 図5は、この娯楽乗物を屋内に設置した場合の平面図を示す。
【0026】 軌条2,2と副軌条13, 13は、エンドレス状に布設され、この軌条2,2及び 副軌条13, 13に沿って、複数台の車両3…が配設される。
【0027】 23は乗客が乗り降りするプラットホームであり、車両3は、このプラットホー ム23から順次矢印A方向へ出発し、軌条2,2に沿って一周して再びプラットホ ームに戻る。
【0028】 この屋内には、軌条2,2及び副軌条13, 13に沿って、海底の風景を演出する セット21…や、動きのある映像を映し出すジオラマ26, 大スクリーン25、及び、 奥行きをもたせるためにハーフミラー27とミラー28を組み合わせたもの等が適宜 配設される。
【0029】 しかして、乗客を乗せた車両3が軌条2,2に沿って走行する間に、客室部4 の姿勢、映像、音響、照明等の変化を組み合わせた複雑な演出がなされ、乗客に スリル溢れる海底探検を疑似体験させることができる。
【0030】 また、比較的低速にて車両3を走行させた場合でも十分なスリルを味わうこと ができ、高い安全性を確保できる。
【0031】 なお、この屋内のセットは、海底以外にも、地底、宇宙等を演出するものとす るも望ましい。また、この娯楽乗物を屋外に設置して、映像合成手段17により、 自然の風景と疑似映像とを合成するも自由である。
【0032】 なお、本考案は、上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲 で設計変更自由であり、例えば、図1と図2に於て、車両3の姿勢制御手段5の 副軌条13, 13を省略し、基台部1上に、枠体12を前傾・後傾・左傾・右傾させる 機構を設けるも好ましい。
【0033】 また、車両3の客室部4と基台部1を一体状に形成し、軌条2,2の傾斜の変 化のみにて、客室部4を前傾・後傾・左傾・右傾させるように構成するも自由で ある。
【0034】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0035】 外部の景色と疑似映像22を合成できるため、今までにない斬新なスリルを乗客 に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】正面図である。
【図3】要部平面図である。
【図4】使用状態を説明する簡略図である。
【図5】屋内に設置した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
2 軌条 3 車両 4 客室部 5 姿勢制御手段 16 窓部 17 映像合成手段 22 疑似映像

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌条2,2に沿って走行する車両3を備
    えると共に、該車両3の少なくとも客室部4を前傾・後
    傾・左傾・右傾等に姿勢制御手段5にて作動させ、か
    つ、上記客室部4の窓部16に疑似映像22を投影して外部
    の景色と該疑似映像22を合成する映像合成手段17を、上
    記客室部4に設けたことを特徴とする娯楽乗物。
JP1993031136U 1993-05-17 1993-05-17 娯楽乗物 Expired - Lifetime JP2580199Y2 (ja)

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JPH0683095U true JPH0683095U (ja) 1994-11-29
JP2580199Y2 JP2580199Y2 (ja) 1998-09-03

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