JP2955333B2 - 映像表示型プレーヤ搭乗装置及びこれを用いた映像体感型ゲーム装置 - Google Patents

映像表示型プレーヤ搭乗装置及びこれを用いた映像体感型ゲーム装置

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JP2955333B2
JP2955333B2 JP2186733A JP18673390A JP2955333B2 JP 2955333 B2 JP2955333 B2 JP 2955333B2 JP 2186733 A JP2186733 A JP 2186733A JP 18673390 A JP18673390 A JP 18673390A JP 2955333 B2 JP2955333 B2 JP 2955333B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、映像に合せた動きをプレーヤが体感できる
よう形成された映像表示型プレーヤ搭乗装置およびこれ
を用いた映像体感型ゲーム装置の改良に関する。
[従来の技術] 今日、映像体感装置は、各種シュミレート,ゲーム装
置およびその他各種用途に広く用いられている。この種
の映像体感装置において、その臨場感を高めるために
は、大画面のディスプレイ装置を用い迫力ある映像を映
し出すことが必要となり、このような大画面用ディスプ
レイとしては、プロジェクタにより映像が映し出される
スクリーンを用いることが好ましい。
このため、従来の映像体感装置では、プレーヤ搭載型
のキャビンにスクリーンを設置し、プロジェクタを用い
て前記スクリーン上に比較的大きな映像を映し出す。そ
して、スクリーン上に映し出された映像に合せて、前記
プレーヤ搭載型キャビンを傾動駆動し、大画面の映像
と、その映像に合せた動きをプレーヤに体感させ、映像
の臨場感を高めるよう構成されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この種の映像体感装置では、プレーヤが搭
乗するキャビン上にスクリーンも一体的に設置されるた
め、キャビンの傾動動作に伴いスクリーンの位置も移動
する。
このため、従来の映像体感装置では、プロジェクタと
スクリーンとの相対的な位置関係が変化しないよう、プ
レーヤの搭乗するキャビン上にスクリーン及びプロジェ
クタの双方が設置されていた。
しかし、キャビン上にスクリーン以外にプロジェクタ
も設置すると、キャビン自体の重量が増え、これを駆動
するための装置も大型化するため、装置全体が大型でか
つ高価なものとなってしまう。
特に、大画面の映像を映し出すためには、プロジェク
タとスクリーンと距離を十分にとる必要がある。このた
め、キャビンにスクリーンとプロジェクタを搭載したタ
イプの映像体感装置では、キャビン自体が必要以上に大
きくなることが避けられず、この結果、映像体感装置自
体がより大型化し高価になってしまうという問題があっ
た。
このため、従来の映像体感装置は、映像に合せた高い
臨場感が得られるという優れた特徴があるにもかかわら
ず、設置スペースの制約や、コスト面からの制約によ
り、ゲーム装置およびその他の用途に簡単に用いること
ができず、その改良が望まれていた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的はプロジェクタを用いてスクリーン
上に大きな映像を映し出すと共に、この映像に合せた動
きをプレーヤに体感させ、臨場感に富んだ映像を楽しむ
ことができる小型でしかも安価な映像表示型プレーヤ搭
乗装置およびこれを用いた映像体感型ゲーム装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の映像表示型プレー
ヤ搭乗装置は、 スクリーンが設置されたプレーヤ搭乗部と、 前記プレーヤ搭乗部を傾動させるプレーヤ搭乗部駆動
装置と、 前記プレーヤ搭乗部とは別体に形成され、前記スクリ
ーンの裏面に映像を投影するリヤ型の投影手段と、 を含み 前記リヤ型の投影手段は、 前記スクリーンの裏面側と対向するよう設置された反
射ミラーと、前記プレーヤ搭乗部側に位置し前記反射ミ
ラーを介し前記スクリーン上に映像を投影するプロジェ
クタとを有する光学系と、 前記プレーヤ搭乗部の傾動に伴う前記スクリーンの移
動に合わせて、前記反射ミラー及びプロジェクタを含む
光学系を制御し、映像を前記スクリーン上に追随投影さ
せる制御駆動手段と、 を含み、前記傾動するプレーヤ搭乗部のスクリーンにプ
ロジェクタから投影される映像を表示することを特徴と
する。
また、本発明の映像表示型プレーヤ搭乗装置は、 スクリーンが設置されたプレーヤ搭乗部と、 前記プレーヤ搭乗部を傾動させるプレーヤ搭乗部駆動
装置と、 前記スクリーンの裏面側と対向するよう設置された反
射ミラーと、 前記プレーヤ搭乗部側に位置し、前記プレーヤ搭乗部
とは別体に形成され、前記反射ミラーを介し前記スクリ
ーン上に映像を投影するプロジェクタと、 前記プレーヤ搭乗部の傾動に伴う前記スクリーンの移
動に合わせて、前記反射ミラー及びプロジェクタを含む
光学系を制御し、映像を前記スクリーン上に追随投影さ
せる制御駆動手段と、 を含み、前記傾動するプレーヤ搭乗部のスクリーンにプ
ロジェクタから投影される映像を表示することを特徴と
する。
ここにおいて、前記プレーヤ搭乗部駆動装置は、 前記映像に合わせて前記プレーヤ搭乗部を少なくとも
前後方向に傾動させるよう形成され、 前記制御駆動手段は、 前記前記プレーヤ搭乗部の前後方向の傾動に伴う前記
スクリーンの上下方向の移動に合わせて、前記反射ミラ
ーを前後方向に傾動制御し、映像を前記スクリーン上に
追随投影させるミラー傾動手段を含むように形成しても
よい。
また、前記プレーヤ搭乗部駆動装置は、 前記映像に合わせて前記プレーヤ搭乗部を横方向にも
傾動させるよう形成され、 前記制御駆動手段は、 前記プレーヤ搭乗部の横方向の傾動に伴う前記スクリ
ーンの回転移動に合わせて、前記プロジェクタを回動制
御し、映像をスクリーン上に追随投影させるプロジェク
タ回動手段を含むように形成してもよい。
ここにおいて、前記ミラー傾動手段及びプロジェクタ
回動手段は、前記プレーヤ搭乗部駆動装置の出力を駆動
源として用いることが好ましい。
また、前記プレーヤ搭乗部駆動手段は、 前記スクリーン上に投影される映像に合わせて前記プ
レーヤ搭乗部を傾動させるように形成され、前記プレー
ヤ搭乗部に搭乗したプレーヤがスクリーンに映し出され
る映像に合わせた動きを体感するよう形成することが好
ましい。
また、本発明を映像体感型ゲーム装置に適用する場合
には、前記プレーヤ搭乗部に、スクリーンの正面に面し
プレーヤ操作部を設け、 プレーヤは、スクリーン上に映し出されるゲーム映像
に合わせた動きを体感しながら前記プレーヤ操作部を操
作し、ケームを行うよう形成することが好ましい。
本発明は以上の構成からなり、次にその作用を説明す
る。
本発明の映像表示型プレーヤ搭乗装置では、プレーヤ
搭乗部と別体に設置されたプロジェクタからの映像が、
反射ミラーを介しスクリーンの裏面側に投影される。
このように、本発明では、反射ミラーを介して、プロ
ジェクタから投影された映像をスクリーン上に投影し、
プロジェクタからスクリーンまでの実質的な距離をほぼ
1/2に縮めることができるため、装置全体を小型にしか
もコンパクトに形成することができる。
特に、本発明では、プレーヤ搭乗部とプロジェクタを
別体に設けることにより、プレーヤが乗り込むプレーヤ
搭乗部自体を小型かつ安価に形成することができる。さ
らに、このプレーヤ搭乗部自体を軽量化することができ
るため、プレーヤ搭乗部の駆動装置も小型化でき、この
面からも装置全体の小型化およびコストダウンを図るこ
とができる。
また、このようにプレーヤ搭乗部とプロジェクタとを
別体に形成すると、プレーヤ搭乗部の傾動動作に伴いス
クリーンとプロジェクタの相対的な位置関係が変化し、
このままではスクリーン上に映像を安定して投影するこ
とはできない。
この問題を解決するため、プレーヤ搭乗部が前後方向
に傾動される場合には、これに伴うスクリーンの上下方
向への移動に合せて、ミラー駆動手段が反射ミラーを前
後方向に傾動制御する。これにより、スクリーンの上下
方向への移動に追随して画面投影領域も上下に移動し、
映像がスクリーン上に追随投影されることになる。
また、前記プレーヤ搭乗部駆動装置が、プレーヤ搭乗
部を前後方向ばかりでなく、横方向にも傾動させる場合
には、これに伴うスクリーンの回転に合せて、プロジェ
クタ回動手段がプロジェクタを回動制御する。これによ
り、スクリーンの回転移動に追随して画面投影領域が回
転移動し、映像がスクリーン上に追随投影されることに
なる。
このように、本発明では、プレーヤ搭乗部の前後方向
の傾動に合せて、反射ミラーを前後方向に傾動制御し、
さらにプレーヤ搭乗部の横方向への傾動に合せて、前記
プロジェクタを回動制御することにより、プレーヤ搭乗
部の傾動動作に伴い移動するスクリーン上には、プロジ
ェクタからの映像が追随投影され、プレーヤ搭乗部に乗
り込んだプレーヤはスクリーンに映し出される映像に合
せた動きを体感し、臨場感に富んだ映像を楽しむことが
できる。
また、本発明において、前記プレーヤ搭乗部駆動装置
が、プレーヤ搭乗部の前後方向駆動源と横方向駆動源を
有する場合には、前記ミラー傾動手段およびプロジェク
タ回動手段は、前記前後方向駆動源と横方向駆動源をそ
れぞれ駆動源として反射ミラーを傾動制御し、さらにプ
ロジェクタを回動制御するよう形成することが好まし
い。これにより、特別な駆動源や、電気的な同期回路を
用いることなく、簡単な構成で反射ミラーの傾動制御お
よびプロジェクタの回動制御を行うことが可能となる。
また、本発明の映像表示型プレーヤ搭乗装置は、極め
てコンパクトかつ安価に形成できるので、これをゲーム
装置に適用することにより、スクリーン上に映し出され
るゲーム映像に合せた動きを体感しながら、臨場感に富
んだゲームを行うことが可能な、小型でかつ安価なゲー
ム装置を得ることができる。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図および第2図には、本発明が適用された映像体
感型ゲーム装置の好適な一例が示されている。実施例の
ゲーム装置は、プレーヤ搭乗型のキャビン10を有し、こ
のキャビン10の前面に設けられたスクリーン12上に、プ
ロジェクタ30からの映像が反射ミラー20で反射されて投
影される。これにおいて、スクリーン12への投影領域
は、実際のスクリーン12の面積より幾分大きめに設定す
ることが好ましい。
実施例のキャビン10は、スクリーン12上に映し出され
た映像が良好に見えるようその内部が暗室となってお
り、図示しないドアから乗り込んだプレーヤがシート14
に着座し、スクリーン12を眺めるように構成されてい
る。
第3図には、キャビン10内部の具体的な構成が示さ
れ、実施例のキャビンは2人乗り用に形成され、しかも
スクリーン12上に映し出される空間内を飛行する飛行船
をシュミレートするように形成されている。
これにおいて、前記スクリーン12は、反射ミラー20を
介しその裏面側に投影された映像を表面側に映し出す、
いわゆる透過型スクリーンとして形成され、実施例では
半透明プラスチックを用いて形成されている。
本発明の装置において、前記プレーヤ搭乗型キャビン
10は、駆動装置40を用いて少なくとも前後方向(第1図
中矢印A方向)に傾動するよう形成されている。本実施
例では、駆動装置40を用いてキャビン10を第1図矢印A
で示すように前後方向に傾動駆動すると共に、第2図に
おいて矢印Bで示すよう、横方向にも傾動駆動する。
すなわち、実施例のキャビン10は、矢印Aで示す前後
方向および矢印Bで示す横方向に傾動自在に、十字継手
44を介して支持台42上に取付固定されている。そして、
第1の駆動系50を用いて、矢印Aで示すように前後方向
に傾動制御され、第2図で示すよう第2の駆動系70を用
いて、矢印Bで示す横方向に傾動制御される。
前記第1の駆動系50は、モータM1の回転出力を、支持
台42上に回動自在に軸支されたボルト54に伝達する。こ
のネジ軸54は、ボールナット56と共に、ボールネジ機構
58を構成している。前記ボールナット56は、ガイドレー
ル上をスライド移動するスライダ上に取り付けられてお
り、ネジ軸54が回転することにより図中左右方向へ移動
する。
このボールナット56は、ロッド60を介し第1の揺動片
62の一端側に連結されており、第1の揺動片62の他端側
は、ロッド64を介しキャビン60の後部側底面と連結され
ている。これにおいて、前記第1の揺動片62は、くの字
型に形成され、回転軸61を介し支持台42上に回動自在に
軸支されている。
従って、ボールナット56が、第1図中矢印a1方向へ移
動するようモータM1を回転駆動すると、第1の揺動片62
は矢印a2方向に回動され、キャビン10を図中一点鎖線で
示すよう後方へ傾動駆動する。また、これとは逆方向に
モータM1を回転駆動すると、キャビン10は前方向へ傾動
駆動されることになる。
このように、実施例の装置では、スクリーン12上に投
影される映像に合せて、キャビン10を矢印Aで示すよう
に前後方向へ傾動駆動することができる。
また、前記第2の駆動系70は、第1の駆動系50とほぼ
同様な機構を有し、キャビン10を矢印Bで示すよう横方
向へ傾動制御する。すなわち、モータM2の回転出力は、
両端が回動自在に軸支されたネジ軸74にベルト伝達機構
72を介し伝達される。ネジ軸74は、ボールナット76と共
に、ボールネジ機構78を構成している。前記ボールナッ
ト76は、ガイドレール上をスライド移動するスライダ上
に取り付けられており、モータM2の回転に合わせて第2
図図中左右方向へ移動する。
このボールナット76は、ロッド80を介し第2の揺動片
82の一端側に接続され、この揺動片82の他端側はロッド
84を介しキャビン10の右側底面と連結されている。な
お、前記第2の揺動片82は、略くの字形状に形成され、
回転軸を介し支持台42に回動自在に軸支されている。
従って、例えばボールナット76が図中b1方向へ移動す
るようモータM2を回転駆動すると、第2の揺動片84は矢
印b2方向へ回動し、キャビン10を図中右方向へ傾動制御
する。また、モータM2を逆転すると、キャビン10は、図
中左方向へ傾動制御されることになる。
本実施例の装置は、このような第1および第2の駆動
系50,70によるキャビン10の駆動データが予めメモリ122
内に格納されている。すなわち、スクリーン12上に映し
出される映像に合せて、キャビン10を前後方向へ駆動す
るための第1の駆動系制御データと、キャビン10を横方
向へ駆動するための第2の駆動系制御データが、メモリ
122内に予め格納されている。
そして、スクリーン12上に映像が映し出されると、メ
モリ122に記憶された制御データに基づき、制御装置120
は第1および第2の駆動系50,70を制御し、映し出され
る映像に合せてキャビン10を前後方向および横方向へ傾
動制御する。これにより、キャビン10内に搭乗している
プレーヤは、映像に合せて前後方向への加速度および左
右方向への加速度を体感することができ、臨場感に富ん
だ体感型のゲームを楽しむことができる。
ところで、このようにキャビン10を前後および左右方
向へ傾動すると、このキャビン10と共にスクリーン12も
移動しプロジェクタ30の投影領域から外れてしまう。
このため、前記反射ミラー20は、ミラー支持台22上に
前後方向(第1図において矢印C方向)に回動自在に取
付固定されている。
本発明の特徴の1つは、キャビン10の前後方向の傾動
に合せて前記反射ミラー20を前後方向に傾動制御するミ
ラー傾動手段90を設け、スクリーン12の上下方向への動
きに追随してプロジェクタ30からの映像をスクリーン12
上に投影するようにしたことにある。
このミラー傾動手段90は、前記キャビン駆動装置40と
は独立の駆動系を用いて形成することもできるが、実施
例ではキャビン駆動装置40の第1の駆動系50の出力をそ
のまま用い、反射ミラー20を傾動制御するよう構成され
ている。
すなわち、前記第1の駆動片62の回転軸61の一端側
に、アーム片92を一体的に固定し、このアーム片92の先
端側をロッド94を介してリンク96の一端側に連結する。
このリンク96は、略くの字形状に形成され、支持台42上
に回動自在に軸支されている。そして、このリンク96の
他端側は、連結ロッド98を介し反射ミラー20の下端側に
連結される。これにおいて、連結ロッド98は、比較的長
く形成する必要があるため、実施例では複数のロッドを
連結することにより構成されている。また、この連結ロ
ッド98は、途中で撓んだりすることがないよう複数のロ
ッドガイド100によりスライド自在に支持されている。
これにより、第1の駆動系50の揺動片62が回動する
と、この揺動片62と一体的に固定された回転軸61と共に
アーム片92が回動し、リンク96を第1図中時計方向また
は半時計方向へ回動する。これにより、反射ミラー20
は、図中矢印Cで示す前後方向へ回動制御されることに
なる。
例えば、第1の駆動系50において、ボールナット56が
矢印a1方向へ移動し、第1の揺動片62が矢印a2方向へ回
動すると、キャビン10は図中一点鎖線で示すよう後ろ方
向へ傾動制御され、これに伴いスクリーン12は上方向に
移動する。このとき、第1の揺動片62の回転は、リンク
96に矢印c1方向への回転として伝えられ、連結ロッド98
が矢印c2方向へ引っ張られる。これにより、ミラー20
は、矢印c3で示すよう上方向へ回動されることになり、
プロジェクタ30から投影される映像をスクリーン12の上
方向への移動に合せて反射し、スクリーン12上にはプロ
ジェクタ30からの映像が追随投影されることになる。
また、これとは逆に、キャビン10が前方向へ傾動駆動
され、スクリーン12が下方向へ移動すると、前記反射ミ
ラー20は前述とは逆の方向、すなわち下方向へ傾動制御
され、プロジェクタ30からの映像がスクリーン12上に追
随して投影される。
このように本発明によれば、キャビン10が、前後方向
へ傾動し、これに伴いスクリーン12が上下方向へ移動す
る場合でも、プロジェクタ30からの映像がスクリーン12
の移動に追従しスクリーン12上へ良好に投影されること
になる。
また、本発明の他の特徴は、前記プロジェクタ30を投
影方向を中心として回動制御するプロジェクタ回動手段
110を設け、キャビン10の横方向の傾動に伴うスクリー
ン12の傾きに合せて、前記プロジェクタ30を回動制御
し、映像をスクリーン12上に追随投影させることにあ
る。
このプロジェクタ回動手段110は、前記駆動装置40と
は別個独立の駆動系を用いて形成してもよいが、実施例
では駆動装置40の第2の駆動系70の駆動出力を駆動源と
してプロジェクタを回動制御するよう構成されている、 この場合に、第2の駆動系70の第2の揺動片82の回転
出力を用いることもできるが、実施例ではキャビン10を
支持する十字継手44の一方の支持片44aの回転出力を用
いる。
すなわち、十字継手44の一方の支持片44aは、キャビ
ン10と共に図中矢印B方向へ回動する。このため、この
支持片44aの前方端部に、第4図に示すような平行リン
ク112の一端側を取付固定し、この平行リンク112の他端
側に連結ロッド114を取付固定する。この連結ロッド114
は、複数のロッドを自在継手を介して連結することによ
り構成され、しかもその一部がロッドガイド116により
回動自在に支持されている。
そして、このロッド114の他端側は、回動自在に取付
固定されたプロジェクタ30の後端側に連結固定され、キ
ャビン10が横方向へ回動すると、その回動角と同じ角度
だけプロジェクタ30を回動駆動するよう形成されてい
る。
従って、キャビン10が横方向へ回動し、スクリーン12
が横方向へ傾く場合でも、その傾き角に合せてプロジェ
クタ30も回動されるため、スクリーン12上には常にプロ
ジェクタ30からの映像が追随投影されることになる。
第5図には、前記プロジェクタ30の具体的な取付構造
が示されている。実施例のプロジェクタ30は、キャビン
10の下方に位置して、ケーシング34内に回動自在に取付
固定されている。
すなわち、このプロジェクタ30の前方には、レンズ30
aが突出するようにして回転板36が取付固定され、この
回転板36はケーシング34の前方に回動自在に取付固定さ
れている。また、プロジェクタ30の後端側には、前記連
結ロッド116が取付固定され、この連結ロッド116がケー
シング34に設けられた挿通穴34a内に回動自在に支持さ
れている。従って、連結ロッド116が回転すると、この
回転に合せてプロジェクタ30が回動することとなる。
なお、実施例のプロジェクタ30は、レンズ30aの上半
部のみから映像を投影しているため、支持片44aを中心
として回動するスクリーン12の動きに映像が良好に追随
するすることとなる。
すなわち、実施例のようにスクリーン12の中心と、そ
の回動中心(支持片44a)がずれている場合には、スク
リーン12の中心と回動中心となる支持片44aとの距離に
合わせて、プロジェクタ30の回動中心とレンズ30aから
投影される画像中心との距離を設定すればよい。
従って、レンズ30aの全面を用いる場合には、レンズ3
0aの光軸とプロジェクタ30の回動中心との距離を、スク
リーン12の中心とその回動中心との距離に合わせて設定
すればよい。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用を説明
する。
まず、キャビン10に乗り込んだプレーヤがシート14に
着座しゲームスタートボタンをONすると、プロジェクタ
30からゲーム映像が投影され、これが反射ミラー20で反
射されてスクリーン12上に投影される。
第3図は、このときキャビン10のスクリーン12上に映
し出されるゲーム映像の一例である。前述したよう実施
例のゲームでは、キャビン10自体が宇宙船として想定さ
れ、プレーヤはスクリーン12上に映し出される空間内を
宇宙船に乗って飛行する。そして、このゲームは、スク
リーン12上に映し出される敵の戦闘機に狙いを定めこれ
を撃墜することにより得点を上げるよう構成されてい
る。
そして、制御装置120は、メモリ122内のデータに基づ
き第1および第2の駆動系50,70を制御し、スクリーン1
2上に映し出される映像に合せてキャビン10を前後方向
および横方向へ傾動し、プレーヤに前後左右の加速度を
与える。これにより、プレーヤは映像に合せた動きを体
感し、臨場感あるれるゲームを行うことができる。
このとき、キャビン10が前後方向に傾動されると、こ
れに伴うスクリーン12の上下方向への移動に合せて、ミ
ラー駆動手段90が反射ミラー20を前後方向に傾動制御す
る。これにより、スクリーン12の上下方向への移動に追
随して画面投影領域が移動し、映像がスクリーン12上に
追随投影されることになる。
また、前記キャビン10が前後方向ばかりでなく、横方
向にも傾動されると、これに伴うスクリーン12の回転と
同じ角度だけ、プロジェクタ回動手段110がプロジェク
タ30を回動制御する。これにより、スクリーン12の回転
移動に追随して画面投影領域が回転移動し、映像がスク
リーン12上に追随投影されることになる。従って、例え
ば第6図に示すようスクリーン12が同図(A)の状態か
ら同図(B)で示す状態へキャビン10と共に回動した場
合でも、プロジェクタ30の映像が同図(B)において一
点鎖線で示すようスクリーン12から外れることなく、同
図(C)で示すようスクリーン12の傾き角に合せて良好
に追随投影されることになる。
このように、本発明によれば、キャビン10とプロジェ
クタ30と別体に設置した場合でも、キャビン10の前後方
向および横方向への傾動と共に移動するスクリーン12上
に、プロジェクタ30からの映像を良好に追随して投影す
ることができる。
特に、本発明では、キャビン10とプロジェクタ30とを
別体に形成したため、キャビン10自体を小型かつ軽量化
することができ、小さな駆動装置40でキャビン10を揺動
駆動することが可能となる。
さらに、プロジェクタ30と、スクリーン12との間に反
射ミラー20を介在させ、プロジェクタ30とスクリーン12
との距離を実質的に1/2に圧縮したため、スクリーン12
上に比較的大きな画面を映し出すことができる体感映像
装置を小型にしかもコンパクトに形成することができ
る。
さらに、本実施例では、キャビン10の前後の動きに対
しては反射ミラー20を前後方向に傾動制御し、キャビン
10の横方向の動きに対してはプロジェクタ30を回動制御
するという簡単な構成で、スクリーン12の移動に合せて
映像を追随させることができるため、装置全体の大幅な
コストダウンを図ることができる。
さらに、本実施例では、第1の駆動系50の出力を機械
的な伝達機構で構成されたミラー傾動手段90を介し反射
ミラー20に伝達し、反射ミラーの傾動制御を行うと共
に、第2の駆動系70の出力を同様に機械的な伝達機構で
構成されたプロジェクタ回動手段110を用いてプロジェ
クタ30に伝達し、プロジェクタ30を回動制御するという
シンプルな構成を採用している。これにより、これら反
射ミラー20およびプロジェクタ30の駆動を複雑な電気制
御系を用いて行う場合に比べ、その構成は極めて簡単な
ものとなり、その保守管理も容易なものとなり、しかも
大幅なコストダウンを図ることも可能となる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
例えば、前記実施例では、キャビン10を前後方向およ
び横方向の双方に傾動制御する場合を例にとり説明した
が、スクリーン12上に映し出される映像の内容によって
はキャビン10を前後方向にのみ傾動制御すればよいもの
もある。この場合には、前記ミラー傾動手段90を設ける
のみでよく、プロジェクタ回動手段110を設ける必要は
ない。
また、前記実施例では、本発明をゲーム装置に適用す
る場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、
これ以外に各種シュミレーション装置および他の用途に
用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、小型,軽量で
かつ映像に合せた臨場感ある動きを体感することができ
る安価な映像表示型プレーヤ搭乗装置およびこれを用い
た映像体感型ゲーム装置を得ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された映像体感型ゲーム装置の側
面概略説明図、 第2図は第1図に示すゲーム装置の背面概略説明図、 第3図は本実施例のゲーム装置のキャビン内部の具体的
な構成を示す説明図、 第4図は本実施例のゲーム装置においてプロジェクタ回
動機構の一部を構成する平行リンクの説明図、 第5図は回動自在に固定されたプロジェクタの取付状態
の説明図、 第6図はスクリーンの傾きに合せてプロジェクタを回動
制御した場合におけるスクリーンと投影画像の相対的な
位置関係を示す説明図である。 10……キャビン、12……透過型スクリーン、 20……反射ミラー、30……プロジェクタ、 40……キャビン駆動装置、 50……第1の駆動系、70……第2の駆動系、 90……ミラー傾動手段、 110……プロジェクタ回動手段。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンが設置されたプレーヤ搭乗部
    と、 前記プレーヤ搭乗部を傾動させるプレーヤ搭乗部駆動装
    置と、 前記プレーヤ搭乗部とは別体に形成され、前記スクリー
    ンの裏面に映像を投影するリヤ型の投影手段と、 を含み 前記リヤ型の投影手段は、 前記スクリーンの裏面側と対向するよう設置された反射
    ミラーと、前記プレーヤ搭乗部側に位置し前記反射ミラ
    ーを介し前記スクリーン上に映像を投影するプロジェク
    タとを有する光学系と、 前記プレーヤ搭乗部の傾動に伴う前記スクリーンの移動
    に合わせて、前記反射ミラー及びプロジェクタを含む光
    学系を制御し、映像を前記スクリーン上に追随投影させ
    る制御駆動手段と、 を含み、前記傾動するプレーヤ搭乗部のスクリーンにプ
    ロジェクタから投影される映像を表示することを特徴と
    する映像表示型プレーヤ搭乗装置。
  2. 【請求項2】スクリーンが設置されたプレーヤ搭乗部
    と、 前記プレーヤ搭乗部を傾動させるプレーヤ搭乗部駆動装
    置と、 前記スクリーンの裏面側と対向するよう設置された反射
    ミラーと、 前記プレーヤ搭乗部側に位置し、前記プレーヤ搭乗部と
    は別体に形成され、前記反射ミラーを介し前記スクリー
    ン上に映像を投影するプロジェクタと、 前記プレーヤ搭乗部の傾動に伴う前記スクリーンの移動
    に合わせて、前記反射ミラー及びプロジェクタを含む光
    学系を制御し、映像を前記スクリーン上に追随投影させ
    る制御駆動手段と、 を含み、前記傾動するプレーヤ搭乗部のスクリーンにプ
    ロジェクタから投影される映像を表示することを特徴と
    する映像表示型プレーヤ搭乗装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2のいずれかにおいて、 前記プレーヤ搭乗部駆動装置は、 前記映像に合わせて前記プレーヤ搭乗部を少なくとも前
    後方向に傾動させるよう形成され、 前記制御駆動手段は、 前記前記プレーヤ搭乗部の前後方向の傾動に伴う前記ス
    クリーンの上下方向の移動に合わせて、前記反射ミラー
    を前後方向に傾動制御し、映像を前記スクリーン上に追
    随投影させるミラー傾動手段を含むことを特徴とする映
    像表示型プレーヤ搭乗装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記プレーヤ搭乗部駆動装置は、 前記映像に合わせて前記プレーヤ搭乗部を横方向にも傾
    動させるよう形成され、 前記制御駆動手段は、 前記プレーヤ搭乗部の横方向の傾動に伴う前記スクリー
    ンの回転移動に合わせて、前記プロジェクタを回動制御
    し、映像をスクリーン上に追随投影させるプロジェクタ
    回動手段を含むことを特徴とする映像表示型プレーヤ搭
    乗装置。
  5. 【請求項5】請求項3、4のいずれかにおいて、 前記ミラー傾動手段及びプロジェクタ回動手段は、前記
    プレーヤ搭乗部駆動装置の出力を駆動源として用いるこ
    とを特徴とする映像表示型プレーヤ搭乗装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記プレーヤ搭乗部駆動手段は、 前記スクリーン上に投影される映像に合わせて前記プレ
    ーヤ搭乗部を傾動させるように形成され、前記プレーヤ
    搭乗部に搭乗したプレーヤがスクリーンに映し出される
    映像に合わせた動きを体感するよう形成されたことを特
    徴とする映像表示型プレーヤ搭乗装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記プレーヤ搭乗部には、スクリーンの正面に面しプレ
    ーヤ操作部が設けられ、 プレーヤは、スクリーン上に映し出されるゲーム映像に
    合わせた動きを体感しながら前記プレーヤ操作部を操作
    し、ケームを行うよう形成されたことを特徴とする映像
    体感型ゲーム装置。
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