JP2002300613A - 展示映像システム - Google Patents

展示映像システム

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JP2002300613A
JP2002300613A JP2001097972A JP2001097972A JP2002300613A JP 2002300613 A JP2002300613 A JP 2002300613A JP 2001097972 A JP2001097972 A JP 2001097972A JP 2001097972 A JP2001097972 A JP 2001097972A JP 2002300613 A JP2002300613 A JP 2002300613A
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moving
screen
image
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moving screen
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Makoto Namikata
誠 南方
Yasutsugu Nakade
泰嗣 中出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】観客に疲労感を与えることもなく、低コスト
で、迫力や表現力の高い映像を楽しめる展示映像システ
ムの提供。 【解決手段】固定スクリーンに表示される映像と固定ス
クリーンの前方に位置する移動スクリーンに投影される
映像を組み合わせて表示する展示映像システムに下記
(1)〜(6)の手段を加えて構成する。 (1)固定スクリーンに映像を映す表示手段 (2)移動スクリーンに映像を映す投影手段 (3)移動スクリーンを移動させる移動手段 (4)投影手段を移動スクリーンの方向へ駆動させる第
1の駆動手段 (5)移動スクリーンを投影手段の方向へ駆動させる第
2の駆動手段 (6)前記表示手段、投影手段、移動手段および駆動手
段を制御する制御手段

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大勢の観客に映像
を使用した劇やショーなど(以下、これらを合わせて
「劇」と記す)を披露する展示映像システムに係り、よ
り詳しくは、映像を立体的に表現して劇を上演するため
に小劇場などに設置する展示映像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像を使用して大勢の観客に映像コンテ
ンツを提供する展示映像システムには、さまざまな形態
がある。例えば、映画は、あらかじめ編集されたフィル
ムの画像を映写機で固定スクリーンに投影し、1つのス
トーリーを観客全員が楽しむ展示映像システムである。
また、プラネタリウムは半球形状のスクリーンを擬似的
に天球に見立て、そこに投影機にて星を投影し、その星
の位置や運動の仕方を学習する展示映像システムであ
る。
【0003】このように従来の展示映像システムは、ス
クリーン上に単一の映像を投影し、観客に映像コンテン
ツを提供するというものであった。しかしながら、この
ような展示映像システムでは、観客は平面的に(プラネ
タリウムの場合は、疑似平面的に)固定スクリーンを見
るだけであって、映像から得られる迫力や表現力は欠け
ていた。
【0004】そこで、映像に迫力や表現力を持たせるこ
とができる展示映像システムが開発されている。3D
(三次元)眼鏡を利用した展示映像システムは、両目の
視差を利用し、あらかじめ視点をずらしたカメラで撮影
した映像を、特殊な眼鏡をかけて見るシステムである。
このシステムでは、映像が擬似的に立体に見えるように
なるので、臨場感がある迫力の高い映像が得られる。
【0005】また、特開平9-138368号公報に記載された
展示映像システムは、プラネタリウムで使われるような
半球形状のスクリーンに背景映像を投影し、さらにその
背景映像の上に、動画映像を投影する合成映像表示シス
テムである。このシステムでは、動画映像をスクリーン
上で移動させることができるようになっており、さら
に、床や観客席を可動させることで、映像と観客の一体
感を高め、娯楽性を向上させて、映像に迫力や表現力を
加えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】3D眼鏡を利用した展
示映像システムや特開平9-138368号公報に記載された展
示映像システムでは、従来の映画やプラネタリウムのよ
うな展示映像システムに比べれば、迫力・表現力の高い
映像を楽しめることができ、娯楽性も増すことができ
る。しかし、以下のような問題点があった。
【0007】3D眼鏡を利用した展示映像システムで
は、映像を鑑賞するに当たって3D眼鏡をかける必要が
ある。このとき、3D眼鏡は両目によって定まる視点に
ずれを生じさせるので、観客は3次元映像を鑑賞するこ
とで疲労を感じざるを得ない。したがって、このような
展示映像システムを子供が対象の劇に用いることは好ま
しくない。
【0008】また、特開平9-138368号公報に記載された
展示映像システムでは、半球形状のスクリーンを用いる
ため、行うことができる劇が限定される。また、床や観
客席を移動させるようにするには、展示映像システム自
体を作製する初期段階から床や観客席が移動できるよう
に設計する必要があり、さらに、床や観客席を移動する
には、大規模な可動手段が必要であるので、製造コスト
や管理コストが高くなる。
【0009】本発明の課題は、上記の問題を鑑みてなさ
れたものであり、観客に疲労感を与えることもなく、迫
力や表現力の高い映像を楽しめる展示映像システムを簡
易に低コストで提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】観客が迫力や表現力の高
い映像を楽しめるようにするためは、奥行きのある映像
を提供することが不可欠である。前述のように3D眼鏡
を利用した展示映像システムでは、擬似的に映像を立体
的に見えるようにするため、観客に疲労感が残る。そこ
で、本発明者は、そのような疲労感を残さないようにす
るためには、両目の視差を利用して擬似的に映像を立体
的に見せるのではなく、実際に映像が立体的であればよ
いと考えた。
【0011】そして、複数のスクリーンを用い、そのス
クリーンのうちの1つを他のスクリーンに比べ相対的に
観客側に近い位置に位置させることで、映像を立体的に
表示した。さらに、映像の迫力や表現力を高くするため
に、観客側に近い位置にあるスクリーンを移動させるこ
とができるようにした。
【0012】このようにすれば、スクリーンを移動させ
るだけでよいので、移動式の床や観客席といった大規模
な可動手段を用いる必要もなく、それに伴うコストも発
生しない。しかも、既存の設備に展示映像システム自体
を導入できるので、設置・撤収も容易に行える。
【0013】本発明は、上述の知見をもとに完成に至っ
たものであり、その要旨は、下記(1)に記載の展示映
像システムにある。 (1)固定スクリーンと固定スクリーンの前方に位置す
る移動スクリーンに映像を表示する展示映像システムで
あって、固定スクリーンに映像を映す表示手段と、移動
スクリーンに映像を映す投影手段と、移動スクリーンを
移動させる移動手段と、投影手段を移動スクリーンの方
向へ駆動させる第1の駆動手段と、移動スクリーンを第
2の投影手段の方向へ駆動させる第2の駆動手段と、表
示手段、投影手段、移動手段および駆動手段を制御する
制御手段を有する展示映像システムである。
【0014】このとき、投影手段が雲台に設置されたプ
ロジェクタであり、第1の駆動手段が雲台を駆動させる
第1のサーボモータであり、第2の駆動手段が移動スク
リーンを駆動させる第2のサーボモータであり、移動手
段、第1の駆動手段および第2の駆動手段が連動し、プ
ロジェクタから投影される映像を移動スクリーン上に映
写するようになっていることが好ましい。また、第1の
サーボモータおよび/または第2のサーボモータが、左
右方向および上下方向に駆動するようになっていること
が好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の展示映像システ
ムを採用した劇場のイメージ図である。本発明の展示映
像システムは、固定スクリーン1に表示される映像と移
動スクリーン3に投影される映像を組み合わせて表示す
る展示映像システムである。固定スクリーン1は、後述
する移動スクリーン3に対し、主として背景としての映
像を表示する機能を果たす。通常の映画館のようなスク
リーンやプラネタリウムのような半球形状のスクリーン
などその形態は特に問われない。
【0016】一方、移動スクリーン3は、固定スクリー
ン1の前方に位置し、スクリーン自体が移動すること
で、スクリーンに映し出された映像が移動する。例え
ば、移動スクリーン上にキャラクターを投影し、移動ス
クリーンを移動させることにより、キャラクターが歩く
あるいは走るといった映像を提供できる。
【0017】図2は、本発明の展示映像システムの構成
例を模式的に表した図である。3面ある固定スクリーン
1には、プロジェクタ2より映像が投影され、その前方に
位置する移動スクリーン3にも、プロジェクタ4より映像
が投影される。プロジェクタ2、移動スクリーン3、プロ
ジェクタ4およびスピーカ5はパソコン6により制御され
る。
【0018】両スクリーン上の映像が組み合わさること
により、3D眼鏡のような特殊な装置がなくても、映像
を立体的に展示することが可能になる。本発明の展示映
像システムでは、以下の手段が必要である。以下では、
各手段の機能について述べる。
【0019】(1)固定スクリーンに映像を映す表示手
段 固定スクリーンに映像を映す表示手段とは、固定スクリ
ーンに映像を表示するための表示装置のことをいう。映
像はDVDやVTRデッキなどから信号を送ることによ
って配信される。表示手段には、例えば、図2で示した
プロジェクタ2のような表示手段が挙げられるが、プロ
ジェクタのように固定スクリーンと表示装置が必ずしも
一体になっている必要はなく、固定スクリーンと表示手
段が一体になった液晶ディスプレイ、プラズマディスプ
レイあるいはブラウン管などでもよい。
【0020】固定スクリーンを大きくすることができる
ことやコストを考慮に入れると、表示手段はプロジェク
タであることが好ましい。この場合、観客の視野にプロ
ジェクタが入らなくするため、固定スクリーンに観客席
側とは反対側、すなわちバックステージ側から映像を投
影することがより好ましい。
【0021】また、表示手段は、一面の固定スクリーン
と一台の表示装置からなるものに限定されず、固定スク
リーンおよび表示装置が複数台用いられていてもよい。
このとき、複数ある固定スクリーンを立体的に配置すれ
ば、より一層、展示される映像の迫力が増す。
【0022】(2)移動スクリーンに映像を映す投影手
段 移動スクリーンに映像を映す投影手段とは、移動スクリ
ーンに映像を投影するための表示装置のことをいう。映
像は、表示手段と同様に、DVDやVTRデッキなどか
ら信号を送ることによって配信される。投影手段には、
プロジェクタが挙げられる。
【0023】図3は、移動スクリーンとそれに映像を映
す投影手段の一例を模式的に表した図である。移動スク
リーン7は、任意の位置に移動するため、移動スクリー
ン7とプロジェクタ8の間の距離は常に一定ではない。そ
こで、プロジェクタ8のレンズには、長焦点レンズが用
いられる。投影手段はズームレンズとフォーカスレンズ
を操作することにより最適な画角とピントを合わせられ
るように制御される。
【0024】投影手段は複数台用いられていてもよい。
複数あれば、複数のキャラクターを同時に投影でき、映
像の迫力が増すばかりでなく、多彩な演出ができること
により、娯楽性の高い劇を提供することができる。
【0025】(3)移動スクリーンを移動させる移動手
段 移動スクリーンを移動させる移動手段とは、移動スクリ
ーンを劇の演出に合わせて任意の位置から任意の位置に
移動させる装置のことをいう。前記図3には、移動スク
リーンを移動させる移動手段の一例も模式的に示した。
例えば、移動手段には、移動スクリーン7を搭載したス
クリーン台車10が舞台上に設置されたレール11に沿って
移動し、移動スクリーン7を動かす装置が挙げられる。
しかし、移動手段はこのような装置に限定されることは
なく、舞台上方に張られたロープに沿って移動スクリー
ン7を移動させる装置であってもよい。特にレールやロ
ープが用いられる必要はなく、劇の最中、台車が任意の
時間に舞台の任意の位置に移動し、移動スクリーン7を
任意の位置に動かせれば、その態様は問われない。
【0026】移動手段の一態様として、例えば、移動動
力にはサーボモータが用いられ、ラックアンドピニオン
方式で駆動し、移動スクリーンの位置がタイミングベル
トにより認知されるように装置が組み立てられる。後述
する制御手段により、任意の時間における移動スクリー
ン7の位置を指定して、サーボモータを作動させるよう
にすれば、劇に合わせた演出をさせることができる。こ
の場合、時間軸に対し、移動スクリーンの停止位置とそ
の停止時間を制御手段のコンピュータに指定すること
(このような動作のタイミングをコンピュータに指定す
ることを「ティーチング」という)により、自動的に移
動スクリーン7の移動速度が決定され、複雑な操作なし
に移動スクリーン7を任意の位置に移動させることがで
きる。
【0027】(4)投影手段を移動スクリーンの方向へ
駆動させる第1の駆動手段 投影手段を移動スクリーンの方向へ駆動させる第1の駆
動手段とは、投影手段から投影させる映像を移動スクリ
ーンに投影させるため、移動スクリーンの移動に合わせ
て投影手段の投影方向を変化させる駆動装置のことをい
う。
【0028】第1の駆動手段は、投影手段、例えば、プ
ロジェクタ自体に投影方向を変化させる駆動サーボモー
タがついている形態のものでも、前記図3に示すような
プロジェクタを上面に設置した雲台9がサーボモータに
よりプロジェクタの投影方向を変化させる形態のもので
もよい。好ましくは後者、すなわち、投影手段が雲台9
に設置されたプロジェクタ8であり、第1の駆動手段が
雲台9を駆動させる第1のサーボモータであることが好
ましい。汎用のプロジェクタを使用して展示映像システ
ムを組み立てることができ、コストも低く抑えることが
できるからである。
【0029】図4は、プロジェクタおよび第1のサーボ
モータが組み込まれた雲台を模式的に表した図である。
第1のサーボモータ14、15は、後述する制御手段により
制御され、劇に合わせてプロジェクタ12を移動スクリー
ンの方向へ向かせる。第1のサーボモータ14、15は、左
右方向および上下方向に駆動するものであることが好ま
しい。左右方向に駆動するパン機能だけでなく、上下方
向に駆動するチルト機能を持たせることにより、移動ス
クリーンが上下方向の移動を含む三次元的な動きをする
劇を行うことができるだけでなく、移動スクリーンが左
右方向にしか駆動しない二次元的な動きをする劇の場合
でも、このチルト機能を使うことにより、上下方向の微
調整を容易に行うことができるので、展示映像システム
を容易に設置できるためである。
【0030】第1のサーボモータが、左右方向および上
下方向に駆動するためには、図4に示した第1のサーボ
モータのように上下方向に駆動するサーボモータ14と左
右方向に駆動するサーボモータ15を組み合わせてなるも
のでもよい。第1のサーボモータの動作は、移動手段の
場合と同様、ティーチングにより指定する。
【0031】(5)移動スクリーンを投影手段の方向へ
駆動させる第2の駆動手段 移動スクリーンを投影手段の方向へ駆動させる第2の駆
動手段とは、投影手段から投影させる映像を移動スクリ
ーンに投影させるため、投影手段の投影方向に合わせて
移動スクリーンのスクリーン面方向を変化させる駆動装
置のことをいう。
【0032】第2の駆動手段は、移動スクリーンを駆動
させる第2のサーボモータ(図示せず)からなることが
好ましい。第2のサーボモータにより移動スクリーン7
を回転させることにより、移動スクリーン7のスクリー
ン面と映像の投影方向との角度が90°となるようにす
る。角度を90°とすれば、焦点をぼかすことなく、映像
を移動スクリーン7上に映すことができる。スクリーン
面と映像の投影方向との角度を90°にするには、移動ス
クリーン7とプロジェクタ8の相対的な位置関係から、後
述する制御手段によってサーボモータを駆動させる角度
を計算し、第2のサーボモータを駆動させればよい。た
だし、劇の演出上、映像をぼかして映したい場合には、
スクリーン面と映像の投影方向との角度が自由に変えら
れるようになっていてもよい。
【0033】第2のサーボモータも、左右方向および上
下方向に駆動するものであることが好ましい。移動スク
リーン7を左右方向に駆動させるだけでなく、上下方向
にも駆動させることができれば、移動スクリーン7が上
下方向の移動を含む三次元的な動きをする劇を行うこと
ができ、より立体的で迫力のある劇を提供することがで
きるからである。
【0034】第2のサーボモータが、左右方向および上
下方向に駆動するためには、第1のサーボモータと同様
に、第2のサーボモータが上下駆動および左右駆動する
サーボモータを組み合わせてなるものでもよい。第2の
サーボモータの動作も、移動手段、第1の駆動手段の場
合と同様、ティーチングにより指定する。
【0035】上述した移動手段、第1の駆動手段および
第2の駆動手段が連動することにより、プロジェクタ8
から投影される映像が移動スクリーン7上に映写され、
迫力のある立体的な劇の演出が可能になる。
【0036】(6)表示手段、投影手段、移動手段およ
び駆動手段を制御する制御手段 表示手段、投影手段、移動手段および駆動手段を制御す
る制御手段とは、表示手段、投影手段、移動手段および
駆動手段を統括し、劇に沿ってこれらの手段を動作させ
る制御装置のことをいう。
【0037】制御手段には、汎用のパソコンを用いるこ
とができる。パソコンには制御用ソフトウエアがインス
トールされ、このソフトウエアを用い、パソコンの外部
端子に接続された表示手段、投影手段、移動手段および
駆動手段を設定されたタイミングで動作させるようにす
る。上で述べたティーチングは、この制御手段を通して
行われ、表示手段および投影手段の映像表示タイミン
グ、移動スクリーンの移動タイミング、第1および第2
の駆動手段の駆動タイミングなどを入力すれば、容易に
これらの手段を制御することができる。以上の(1)〜
(5)の手段は(6)の制御手段と接続され展示映像シ
ステムを構成する。以下に展示映像システム全体の構成
について説明する。
【0038】図5は、展示映像システムの一例をブロッ
ク構成図にしたものである。展示映像システム全体はパ
ソコン20で統括制御される。パソコン20には、シーケン
スコントローラ21、映像コントローラ22、音響コントロ
ーラ23、サーボコントローラ24などのコントローラがソ
フトウエアとして組み込まれ、I/Oボードやパルス発生
ボードを通して本発明の各手段が制御される。
【0039】映像コントローラ22は、固定スクリーンお
よび移動スクリーンに映像を映す表示手段としての役割
を担う。映像コントローラ22は、DVDプレイヤ25などの
映像を配信する装置およびプロジェクタ26、27などの映
像をスクリーンに映す装置と接続され、映像コントロー
ラ22から制御信号を送信することで、映像の制御、移動
スクリーン用のプロジェクタ27のピント調整などが行わ
れる。また、必要に応じて、映像コントローラ22はDVD
プレイヤ25の音響トラックを制御し、後述する音響コン
トローラ23と同じ役割を果たす。この場合、音響トラッ
クに記録された音楽または音声はアンプ32を通してスピ
ーカ33より流れる。
【0040】音響コントローラ23は、映像に合わせて音
楽や音声をスピーカ33から流す役割を担う。音響コント
ローラ23は、CDプレイヤ31などの音楽や音声を配信する
装置およびアンプ32と接続され、効果音を適切なタイミ
ングで流すといった制御が行われる。
【0041】サーボコントローラ24は、本発明の展示映
像システムの機械的な駆動部分、すなわち移動手段、第
1の駆動手段および第2の駆動手段としての役割を担
う。サーボコントローラ24は、移動スクリーン34を載置
するスクリーン台車35、移動スクリーン34のスクリーン
面の角度を調整するサーボモータ36、37、移動スクリー
ンに映像を投影するためのプロジェクタ27の角度を調整
するサーボモータ29、30と接続され、移動スクリーンの
位置に対応してサーボコントローラ24から制御信号が送
信され、移動あるいは駆動する。
【0042】そして、シーケンスコントローラ21は、以
上のような映像コントローラ22、音響コントローラ23、
サーボコントローラ24を制御し、ティーチングによりあ
らかじめ定められた順序に従って、劇の各段階を逐次進
め、制御手段としての役割を果たす。シーケンスコント
ローラ21によって、映像コントローラ22、音響コントロ
ーラ23、サーボコントローラ24はそれぞれのタイミング
で作動し、一連のストーリー性のある劇の演出が可能と
なる。
【0043】以上(1)〜(6)の手段からなる展示映
像システムを利用すれば、例えば、図1のように、移動
スクリーンに人形を投影した子供向けキャラクターショ
ーを行ったり、あるいは移動スクリーンにモデルを投影
しファッションショーを行ったりするなどいろいろな劇
やショーの演出が可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の展示映像システムは、3D眼鏡
を利用する必要がなく、また床や観客席が移動できるよ
うに劇場が設計されていなくても、固定スクリーンの前
方に位置する移動スクリーンに映像を投影することによ
って、映像を立体的に表現することができるので、視差
による目の疲労を感じることなく、安価に、迫力があり
表現力の高い映像の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の展示映像システムを採用した劇場のイ
メージ図である。
【図2】本発明の展示映像システムの構成例を模式的に
表した図である。
【図3】移動スクリーンとそれに映像を映す投影手段の
一例を模式的に表した図である。
【図4】プロジェクタおよび第1のサーボモータが組み
込まれた雲台を模式的に表した図である。
【図5】展示映像システムの一例をブロック構成図にし
たものである。
【符号の説明】
1 固定スクリーン 2、4、8、12、26、27 プロジェクタ 3、7、34 移動スクリーン 5 スピーカ 6、20 パソコン 9、13、30 雲台 10、35 スクリーン台車 11 レール 14、15 第1のサーボモータ 21 シーケンスコントローラ 22 映像コントローラ 23 音響コントローラ 24 サーボコントローラ 25 DVDプレイヤ 28、29、36、37 サーボモータ 31 CDプレイヤ 32 アンプ 33 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 AA21 AB12 AB16 AB18 AB24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定スクリーンに表示される映像と該固定
    スクリーンの前方に位置する移動スクリーンに投影され
    る映像を組み合わせて表示する展示映像システムであっ
    て、固定スクリーンに映像を映す表示手段と、移動スク
    リーンに映像を映す投影手段と、移動スクリーンを移動
    させる移動手段と、投影手段を移動スクリーンの方向へ
    駆動させる第1の駆動手段と、移動スクリーンを投影手
    段の方向へ駆動させる第2の駆動手段と、前記表示手
    段、投影手段、移動手段および駆動手段を制御する制御
    手段を有することを特徴とする展示映像システム。
  2. 【請求項2】前記投影手段が雲台に設置されたプロジェ
    クタであり、前記第1の駆動手段が雲台を駆動させる第
    1のサーボモータであり、前記第2の駆動手段が移動ス
    クリーンを駆動させる第2のサーボモータであり、前記
    移動手段、第1の駆動手段および第2の駆動手段が連動
    し、プロジェクタから投影される映像を移動スクリーン
    上に映写することを特徴とする請求項1に記載の展示映
    像システム。
  3. 【請求項3】前記第1のサーボモータおよび/または第
    2のサーボモータが、左右方向および上下方向に駆動す
    ることを特徴とする請求項2に記載の展示映像システ
    ム。
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