JPH08160349A - 頭部搭載型映像表示システム、および、頭部搭載型映像表示装置 - Google Patents

頭部搭載型映像表示システム、および、頭部搭載型映像表示装置

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JPH08160349A
JPH08160349A JP6306724A JP30672494A JPH08160349A JP H08160349 A JPH08160349 A JP H08160349A JP 6306724 A JP6306724 A JP 6306724A JP 30672494 A JP30672494 A JP 30672494A JP H08160349 A JPH08160349 A JP H08160349A
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JP6306724A
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Kenji Tozaki
健司 戸崎
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 HMDに投影された映像を、実空間の景色に
融合させることにより、多彩な映像表現を実現する。 【構成】 台車の車軸に、車軸の回転を検出する車軸先
差41を取り付ける。また、HMD1に、HMD1の位
置を検出する位置センサ100を設ける。位置演算回路
42は、車軸センサ41および位置センサ100の出力
に基づき位置データを出力し、画像回路43は位置デー
タに応じた映像信号をHMD1に出力する。また、HM
D1は外光を透過可能であるため、HMD1に投影され
た映像を実空間の景色に重ね合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部搭載型映像表示シ
ステムおよび頭部搭載型映像表示システムに関し、詳し
くは左右の眼に近接した2つの表示手段を備えた頭部搭
載型映像表示装置および頭部搭載型映像表示システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータグラフィックスの進
歩は、コンピュータによって合成された人工世界を意味
するバーチャル・リアリティ(仮想現実)と呼ばれる技
術分野を生み出すに至った。このバーチャル・リアリテ
ィの分野においては、頭部搭載型映像表示装置(Head M
ounted Display、以下「HMD」という)が視覚ディス
プレイとして使用されることが多い。一般に、HMD
は、映像を表示する小型液晶ディスプレイ(以下、「L
CD」という)と、このLCDに映し出された映像を両
目に導く光学系と、頭部の位置および方向を検出する位
置センサとを備えて構成されている。HMDに接続され
たコンピュータは、位置センサからの信号に従い頭部の
位置および方向を決定し、頭部の位置および方向に応じ
た映像信号ををLCDに出力する。これにより、HMD
を頭部に装着したユーザは、広大な3次元空間を見回す
のと同様の感覚を得ることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
頭部搭載型映像表示装置および頭部搭載型映像表示シス
テムにあっては、以下の問題が生じていた。
【0004】第1に、多彩な映像表現を実現するのが困
難であった。従来の、HMDの光学系は外光を遮断する
構成となっていたため、ユーザがHMDを頭部に搭載し
た状態において、ユーザは外界の映像を捉えることはで
きなかった。よって、HMDにより投影された映像を、
日常空間の映像に重ね合わせることは不可能であった。
また、HMDによって投影される映像は、日常空間の景
色とは無関係に生成されるため、仮に光学系が外光を透
過させることができたとしても、日常空間の景色に応じ
た映像をHMDに投影させることはできない。したがっ
て、従来の頭部搭載型映像表示システムにあっては、両
者の映像を重ね合わせることは不可能であるため、映像
表現の幅が狭くならざるを得なかった。
【0005】第2に、視線と表示手段との角度について
考慮されていなかった。一般に、人間は、自然な状態に
おいて、視線を水平方向から下方に傾けることが多い。
ところが、従来のHMDにあっては、表示手段は視線の
水平方向に設けられていたため、ユーザは意識的に視線
を水平方向に向けなければならなかった。また、ユーザ
が眼鏡を装着している場合に、下方に傾いた眼鏡が表示
手段に接触することがあった。かかる事態を回避するた
めには表示手段を目から離せば良いが、表示手段と目と
の距離が長くなると、目から表示手段に対する視角が狭
くなるという問題が新たに生じる。すなわち、ユーザの
目に映る映像が小さくなり、TVゲーム実行時等におけ
る臨場感に欠けるという問題が生じていた。
【0006】第3に、HMD装着者の視力によっては、
焦点の合致した映像を得ることができなかった。すなわ
ち、従来のHMDにあっては、焦点調整機構を持たなか
ったため、HMD装着者の視力に応じて、映像の焦点を
調整することができなかった。
【0007】本発明は、以上の課題を解決することを目
的としてなされたものである。より具体的には、本発明
の第1の目的は、HMDによって投影される映像と、日
常空間の映像とを融合させることにより、多彩な映像表
現を可能ならしめる点にある。本発明の第2の目的は、
ユーザの疲労感を軽減可能なHMDを提供することにあ
る。また、本発明の第3の目的は、常に焦点の合致した
映像を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記第1の問題を解決するためのものであり、与えられ
た映像信号に基づく映像を表示する表示手段を備える頭
部搭載型映像表示装置と、頭部搭載型映像表示装置の位
置を検出し、位置データを出力する位置検出装置と、上
記位置データに応じた映像信号を生成し、この映像信号
を上記頭部搭載型映像表示装置に与える画像生成装置と
を備えた頭部搭載型映像表示システムであって、上記表
示手段は、頭部搭載型映像表示装置外界の光を透過可能
であることを特徴とする頭部搭載型映像表示システムで
ある。
【0009】請求項2記載の発明は、上記第1の問題を
解決するためのものであり、上記画像生成装置は、上記
位置データに基づき、頭部搭載型映像表示装置外界の景
色に応じた映像信号を生成する請求項1記載の頭部搭載
型映像表示システムである。
【0010】請求項3記載の発明は、上記第1の問題を
解決するためのものであり、上記頭部搭載型映像表示装
置の装着者を運搬する運搬装置を備えるとともに、上記
位置検出装置は、上記頭部搭載型映像表示装置の位置お
よび上記運搬装置の位置を検出し、位置データを出力す
る請求項1または請求項2のいずれかに記載の頭部搭載
型映像表示システムである。
【0011】請求項4記載の発明は、上記第1の問題を
解決するためのものであり、与えられた映像信号に基づ
く映像を表示する表示手段を備える頭部搭載型映像表示
装置と、所定の映像を表示する表示装置と、表示装置に
表示された映像に応じた映像信号を生成し、この映像信
号を上記頭部搭載型映像表示装置に与える画像生成装置
とを備えた頭部搭載型映像表示システムであって、上記
表示手段は、頭部搭載型映像表示装置外界の光を透過可
能であることを特徴とする頭部搭載型映像表示システム
である。
【0012】請求項5記載の発明は、上記第1の問題を
解決するためのものであり、頭部搭載型映像表示装置の
位置を検出し、位置データを出力する位置検出装置を備
えるとともに、上記画像生成装置は、上記位置データに
基づき、上記表示装置に表示された映像に応じた映像信
号を生成する請求項4記載の頭部搭載型映像表示システ
ムである。
【0013】請求項6記載の発明は、上記第1の問題を
解決するためのものであり、複数の上記頭部搭載型映像
表示装置を備えるとともに、上記画像生成装置は、それ
ぞれの上記頭部搭載型映像表示装置に、各別の映像信号
を与える請求項4記載の頭部搭載型映像表示システムで
ある。
【0014】請求項7記載の発明は、上記第2の問題を
解決するためのものであり、与えられた映像信号に基づ
く映像を表示する表示手段を備えた頭部搭載型映像表示
装置において、この頭部搭載型映像表示装置を頭部に搭
載した際に、目から、水平方向に対して所定角度だけ下
向きに延びた仮想線上に表示手段が位置することを特徴
とする頭部搭載型映像表示装置である。
【0015】請求項8記載の発明は、上記第2の問題を
解決するためのものであり、上記角度は、10〜20度
である請求項7記載の頭部搭載型映像表示装置である。
【0016】請求項9記載の発明は、上記第1および第
2の問題を解決するためのものであり、請求項7記載の
頭部搭載型映像表示装置を有する、請求項1乃至請求項
6のいずれかに記載の頭部搭載型映像表示システムであ
る。
【0017】請求項10記載の発明は、上記第3の問題
を解決するためのものであり、光を発するバックライト
と、映像を表示するとともに、光透過性を有する表示部
と、バックライトから表示部を透過した光を目に結像さ
せる光学系とを備えた頭部搭載型映像表示装置におい
て、上記表示部から上記光学系までの距離を変更可能な
焦点調整手段を備えたことを特徴とする頭部搭載型映像
表示装置である。
【0018】請求項11記載の発明は、上記第1および
第3の問題を解決するためのものであり、請求項10記
載の頭部搭載型映像表示装置を有する、請求項1乃至請
求項6のいずれかに記載の頭部搭載型映像表示システム
である。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明において、位置検出装置
は、頭部搭載型映像表示装置の位置(角度を含む)を検
出して、位置データを出力する。画像生成装置は、この
位置データに応じた映像信号を生成し、頭部搭載型映像
装置に与える。これにより、頭部搭載型映像表示装置の
表示手段には、頭部搭載型映像表示装置の位置に応じた
映像が投影される。表示手段は外界の光を透過可能であ
るため、頭部搭載型映像表示装置装着者の目には、表示
手段に投影された映像と周囲の景色とが融合したように
見える。したがって、本発明によれば、頭部搭載型映像
表示装置に表示された映像を、実空間の映像に重ね合わ
せることができ、多彩な映像表現を実現することができ
る。例えば、本発明を、アミューズメントパークにおけ
る幽霊屋敷に適用したとする。この場合には、頭部搭載
型映像表示装置に幽霊の映像を投影することにより、遊
戯者は、あたかも幽霊が幽霊屋敷に出現したような感覚
を味合うことができ、臨場感溢れる映像表現が可能とな
る。
【0020】請求項2記載の発明において、画像生成装
置は、位置データに基づき、頭部搭載型映像表示装置外
界の景色に応じた映像信号を生成する。したがって、例
えば上述した幽霊屋敷において、遊戯者が幽霊屋敷内を
移動するに従い、幽霊屋敷の各場面に応じた映像を頭部
搭載型映像表示装置に投影することができる。すなわ
ち、本発明によれば、より臨場感溢れる映像表現を実現
することが可能である。
【0021】請求項3記載の発明において、運搬装置は
頭部搭載型映像表示装置の装着者を運搬する。また、位
置検出装置は、頭部搭載型映像表示装置の位置および運
搬装置の位置を検出し、位置データを出力する。画像生
成装置は、この位置データに基づき、運搬装置および頭
部搭載型映像表示装置の位置に応じた映像を生成する。
そして、この映像は頭部搭載型映像表示装置に投影され
る。したがって、上述の幽霊屋敷の例によれば、遊戯者
は、運搬装置とともに幽霊屋敷内を移動しながら、幽霊
屋敷の各場面に応じた映像を観賞することができる。
【0022】請求項4記載の発明において、画像生成装
置は、映像装置に表示された映像に応じた映像信号を生
成する。例えば、映像装置としてTV受像機を用いた場
合において、TV受像機にはシューティングゲームの戦
闘シーンを表示し、頭部搭載型映像表示装置には戦闘機
のコックピットを表示することができる。すなわち、遊
戯者から離れた位置には戦闘シーンが表示され、遊戯者
の目前にはコックピットが表示される。これにより、奥
行き感のある映像を実現することが可能となる。
【0023】請求項5記載の発明において、位置検出装
置は、頭部搭載型映像表示装置の位置を検出し、位置デ
ータを出力する。そして、画像生成装置は、位置データ
に基づき、表示装置に表示された映像に応じた映像信号
を生成する。例えば、上述のシューティングゲームの例
においては、遊戯者がTV受像機の方向を向いた場合に
のみコックピットの映像を頭部搭載型映像表示装置に投
影することができる。
【0024】請求項6記載の発明において、画像生成装
置は、複数の頭部搭載型映像表示装置のそれぞれに、各
別の映像信号を送出する。これにより、複数の頭部搭載
型映像表示装置のそれぞれに、異なる映像を投影するこ
とが可能となる。例えば、大きなスクリーンを前にし
て、複数の遊戯者が射撃ゲームを楽しむ場合には、それ
ぞれの遊戯者の頭部搭載型映像表示装置に個人の得点を
投影させることができる。本発明によれば、複数の遊戯
者がスクリーン(表示装置)を見ながら同一のゲームを
実行できるとともに、それぞれの遊戯者に特有の映像
(情報)を与えることができる。
【0025】請求項7記載の発明における頭部搭載型映
像表示装置にあっては、目から、水平方向に対して所定
角度だけ下向きに延びた仮想線上に、(頭部搭載型映像
表示装置の)表示手段が設けられている。一般に、人間
は、視線を水平方向に固定するよりも、視線を水平方向
から下方に傾けた方が疲労感を低減することができる。
したがって、本発明によれば、長時間の頭部搭載型映像
表示装置装着にも拘らずユーザの疲労感を低減すること
が可能である。
【0026】また、請求項8記載の発明において、上記
角度を10〜20度に設定した場合には、ユーザの疲労
感を最も低減することが可能である。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項7記載の頭
部搭載型映像表示装置を用いた請求項1〜請求項6の頭
部搭載型映像表示システムである。これにより、多彩な
映像表現という効果に加えて疲労感の低減という効果を
得ることが可能である。
【0028】請求項10記載の発明において、焦点調整
手段によって、表示部から光学系までの距離を変更する
ことにより、自由に焦点調整を行うことができる。すな
わち、ユーザの視力に応じて焦点を調整することができ
るため、ユーザは常に焦点の合致した映像を楽しむこと
ができる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の頭部搭載型映像表示装置を用いた請求項1〜請求項6
の頭部搭載型映像表示システムである。これにより、多
彩な映像表現を実現できるとともに、映像の焦点を常に
合致させることが可能となる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0031】(第1実施例の構成) (HMDの構成)次に、本発明に係る実施例について、
図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るHMD
の斜視図である。このHMD1は、円環状をなすフレー
ム10と、フレーム10の前方に設けられたディスプレ
イ装置2と、ディスプレイ装置2の外側に設けられたバ
イザー3、映像信号を入力するための信号線11とを備
えて構成されている。ユーザが、このHMD1を頭部に
装着することにより、ディスプレイ装置2に投影された
画像を見ることができる。
【0032】ディスプレイ装置2は、右目用の右側ディ
スプレイ2Rと、左目用の左側ディスプレイ2Lとを備
えている。右側ディスプレイ2R、左側ディスプレイ2
Lのそれぞれに、異なった映像を表示することにより、
立体映像を再現することが可能である。
【0033】バイザー3は湾曲した板状をなし、支点3
Lおよび3Rを軸として回動自在にフレーム10の側部
に取り付けられている。また、このバイザー3は、半透
明の樹脂により構成され、その透過率は約10%に設定
されている。例えば、ユーザがディスプレイ装置2に投
影される映像に集中したい場合等には、支点3Lおよび
3Rを軸としてバイザー3を下方に回動させることによ
り、ディスプレイ装置2内に入射する外光量を減少させ
ることができる。一方、ユーザが、外部環境をより確実
に認識したい場合等には、支点3Lおよび3Rを軸とし
てバイザー3を上方に回動させることにより、ディスプ
レイ装置2内に入射する外光量を増加させることができ
る。
【0034】図2は、左側ディスプレイ2Lの断面図で
ある。また、図3は、左側ディスプレイ2Lのフォーカ
ス調整機構の斜視図である。これらの図において、符号
2aはバックライトを示している。バックライト2a
は、蛍光管と、蛍光管から発光された光をLCD(液晶
表示板)2bに向けて照射する導光板とを備えて構成さ
れている。LCD2bは、カラー表示可能であり、図示
されていないLCDドライバ(表示回路)に接続されて
いる。また、このLCD2aはバックライト2aから照
射された光を透過させることが可能である。
【0035】LCD保持部2cは矩形の筒状をなし、そ
の一方の開口部にはLCD2bが取り付けられている。
このLCD保持部2cは、矩形の筒状のハウジング2d
内部に収納され、ハウジング2d内部を上下動可能な構
成となっている。
【0036】ハウジング2dは矩形の筒状をなすととも
に、一方の開口部には板部2eが形成されている。ハウ
ジング2dの板部2eは、フレーム10のうちの台板1
0a上に摺動自在に載置されている。したがって、ユー
ザの目幅に応じて、左右のハウジング2dを互いに離
隔、または、近接させることが可能である。
【0037】水平板10aのうち、ハウジング2dの板
部2eが載置される位置には、矩形の窓10cが形成さ
れている。箱型をなすレンズブロック20は、この窓1
0cを挿通するとともに、ハウジング2dの板部2eに
取り付けられている。このレンズブロック20内部に
は、凸型のレンズ20aと、レンズ20aに対して45
度に傾斜したハーフミラー20bと、ハーフミラー20
bの下方に位置する非球面凹面ミラー20cと、透過性
を有するクリアカバー20d、20eとが設けられてい
る。
【0038】したがって、バックライト2aから発せら
れた光は、LCD2b、レンズ20b、ハーフミラー2
0bを透過し、非球面凹面ミラー20c、ハーフミラー
20bにおいて反射する。そして、この反射光は、クリ
アカバー20dを透過した後、ユーザの目に到達する。
一方、バイザー3を透過した外光は、クリアカバー20
e、ハーフミラー20b、クリアカバー20dを順に透
過し、ユーザの目に到達する。バイザー3、ハーフミラ
ー20b、クリアカバー20d、eを透過する際に外光
の光量は減衰するため、ユーザの目には、日常空間の景
色が薄く見える程度である。但し、バイザー3を上方に
持ち上げた場合には、外光の減衰量は少なくなり、ユー
ザの目には日常空間の景色がより明瞭に見えるようにな
る。
【0039】フレーム10のうちの天板10bの前方に
形成された窓からは、円盤状のつまみ2jの一部が露出
している。つまみ2jの中心にはシャフト2iが挿通
し、シャフト2iの端部は、それぞれ台板10a、天板
10bによって回動自在に軸支されている。また、シャ
フト2iの周囲にはウォームギア2hが形成され、この
ウォームギア2hは、台板10aに水平に設けられたギ
ア2gに噛み合っている。
【0040】さらに、ギア2gは、LCD保持部2bか
ら突出して形成されたギア2fに噛み合っている。
【0041】したがって、ユーザがつまみ2jを回転さ
せると、この回転運動はウォームギア2h、ギア2g、
2fを介してLCD保持部2cに伝達し、LCD保持部
2cを上下させる。これにより、LCD2bからレンズ
ブロック20までの距離を変更することができ、フォー
カスを自由に調整することが可能となる。
【0042】なお、図2、図3に示されていない右側デ
ィスプレイ2Rの構成は、左側ディスプレイ2Lの構成
と対称であるため、その説明を省略する。
【0043】図4は、本実施例のHMDにおける視角を
説明するための図である。この図から明かなように、レ
ンズブロック20はユーザの目の斜め下に傾いて設けら
れている。すなわち、ユーザがHMDを装着した状態に
おいて、ユーザの視線は、水平方向から約θ度(10〜
20度)だけ下方に傾く。一般に、人間は、視線を水平
方向に固定するよりも、視線を水平方向から10〜20
度だけ下方に傾けた方が疲労感が低減される。したがっ
て、本実施例に係るHMDによれば、長時間のHMD装
着にも拘らずユーザの疲労感を低減することが可能であ
る。
【0044】(HMDシステムの構成)続いて、上述し
たHMDを使用したHMDシステムの構成を説明する。
図5、図6は、本実施例に係るHMDシステムの概念図
である。このHMDシステムは、HMDをアミューズメ
ントパークの幽霊屋敷に適用したものである。幽霊屋敷
を模した空間内には、レールが敷かれており、このレー
ル上を台車4が走る構成となっている。台車4には、画
像の生成等を行う処理回路40、車輪の回転を検出する
センサ41等が設けられている。そして、処理回路40
にはHMD1が接続されており、台車4の位置および遊
戯者の頭の向きに応じた映像がHMD1に投影される。
このHMD1は、上述したようにHMD1に投影された
映像を実空間の映像に重ね合わせることができるもので
ある。このため、HMD1を装着した遊戯者は例えば実
空間である幽霊屋敷にHMD1に投影された幽霊の映像
を重ね合わせることができ、多彩な映像表現が可能とな
る。
【0045】図7は、本実施例に係るHMDシステムの
ブロック図である。この図における車軸センサ41は、
台車の下部に設けられた車輪の回転数を検出するもので
ある。車軸センサ41から出力されたデータは、処理回
路40に入力される。処理回路40は、位置演算回路4
2、画像回路43、音響回路44、外部磁界発生回路4
5により構成されている。
【0046】位置演算回路42は、車軸センサ41、お
よび、位置センサ100から出力されたデータに基づ
き、幽霊屋敷内における遊戯者の位置、および、台車4
内における遊戯者の頭の位置(向きを含む)を表す位置
データを出力する機能を備えたものである。位置演算演
算回路42から出力された位置データは、画像回路43
および音響回路44に入力される。画像回路43は位置
データに基づき例えば幽霊等を表す映像信号を生成し、
HMD1に送出する。また、音響回路44は位置データ
に基づき所定の効果音を発生させるものである。
【0047】外部磁界発生回路45は、位置演算回路4
2の指示に従い台車4内に測定用磁界を発生させる機能
を備えたものである。HMD1に取り付けられた位置セ
ンサ100は、この測定用磁界を検出し、所定の検出電
圧を位置演算回路41に帰還させている。これにより、
位置演算回路41は、台車4内におけるHMD1の位置
を決定することが可能となる。なお、位置センサ100
は、HMD1に取り付けられているものである。
【0048】図8は、車軸センサ41、位置演算回路4
2、外部磁界発生回路45、位置センサ100の詳細を
表す図である。
【0049】車軸センサ41は、光を発する発光ダイオ
ードD1、光を検出するフォトトランジスタTr1、イ
ンバータ41a、カウンタ41b等により構成されてい
る。発光ダイオードD1、フォトトランジスタTr1
は、車輪を挟むように配設されている。また、車輪には
スリットが形成されており、車輪の回転とともに、発光
ダイオードD1から発せられた光が断続的にフォトトラ
ンジスタTr1に到達する。これにより、フォトトラン
ジスタTr1のコレクタ端子にはパルス電圧が発生し、
このパルス電圧はインバータ41aによって波形成形さ
れた後にカウンタ41bに入力される。カウンタ41b
は、パルス電圧の立ち上がり若しくは立ち下がりをカウ
ントする機能を備えたものである。したがって、台車4
がレール上を走るに従い、カウンタ4から出力されるカ
ウントデータの値は順次積算される。すなわち、このカ
ウントデータを参照することにより、レール上における
台車4の位置を算出することが可能となる。
【0050】外部磁界発生回路45は、マルチプレクサ
45a、駆動回路45b、磁界発生用コイルL1,L
2,L3を備えて構成されている。マルチプレクサ45
aは、位置演算回路42から出力されたコイル選択用デ
ータに従い、3本の出力線のうちのいずれかを活性化さ
せるものである。駆動回路45bは、トランジスタスイ
ッチ若しくはサイリスタ等により構成され、磁界発生用
コイルL1〜L3のいずれかに電流を流す機能を有して
いる。すなわち、駆動回路45bは、マルチプレクサ4
5aの3本の出力線のうち、活性化した出力線に対応す
る磁界発生用コイルL1〜L3に電流を流すことができ
る。磁界発生用コイルL1〜L3は、それぞれが互いに
直交するように巻回されている(図11)。このため、
磁界発生用コイルL1〜L3に順に電流を流すことによ
り、X軸、Y軸、Z軸の各方向に順に磁界を発生させる
ことができる。
【0051】位置センサ100は、磁界検出用コイルl
1,l2,l3、オペアンプ(オペレーショナルアン
プ)100a、100b、100cにより構成されてい
る。磁界検出用コイルl1〜l3は、それぞれが互いに
直交するように巻回されている(図11)。この磁界検
出用コイルl1〜l3は、磁界発生用コイルL1〜L3
による磁界中に置かれることにより、磁界検出用コイル
l1〜l3には所定の誘導電圧が発生する。オペアンプ
100a〜100cは、磁界検出用コイルl1〜l3に
生じた誘導電圧を増幅する帰還増幅器である。オペアン
プ100a〜100cの出力電圧は、位置演算回路42
内のA/Dコンバータ42bに入力される構成となって
いる。
【0052】位置演算増幅回路42は、位置データを算
出するCPU42a、位置センサ100の出力電圧をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換器42b、CPU4
2aのワークメモリとして使用されるRAM42c、プ
ログラムメモリが書き込まれたROM42dにより構成
されている。CPU42aは、車軸センサ41から出力
されたカウントデータに基づきレール上における台車4
を算出するとともに、ディジタル信号に変換された誘導
電圧に基づき台車4内におけるHMD1の位置および角
度を算出するものである。算出結果は、位置データとし
て画像回路43、音響回路44に出力される。
【0053】図9は、画像回路43、音響回路44を表
すブロック図である。画像回路43は、画像生成用のC
PU43a、右側(右目用)のフレームバッファ43
b、左側(左目用)のフレームバッファ43c、画像デ
ータを映像信号に変換するエンコーダ43dを備えて構
成されている。CPU43aは、位置演算回路42から
出力された位置データに基づき所望の立体画像を生成す
るものである。すなわち、CPU43aは、位置データ
に基づき、画像の3次元モデルの生成、ポリゴンデータ
の生成、テクスチャマッピング処理を行う。これらの処
理により生成された、右目用の画像データ、左目用の画
像データはフレームバッファ43b、43cに書き込ま
れる。エンコーダ43dは、フレームバッファ43b,
43cに書き込まれた画像データに同期信号等を付加す
ることにより映像信号を生成するものである。右目用、
左目用のそれぞれの映像信号はHMD1に出力される構
成となっている。なお、画像回路43にコントローラ4
3eを接続し、コントローラ43eからのデータに基づ
き画像を制御しても良い。すなわち、遊戯者がコントロ
ーラ43eを操作することにより、HMD1に投影され
た幽霊を退治するような処理を行っても良い。
【0054】音響回路44は、位置データに基づき音声
の処理を行うCPU44a、PCMデータ等が書き込ま
れた音源44b、リバーブ等の音場処理を行うDSP
(Digital Signal Processor)44c、オーディオアン
プ44d,44e等により構成されている。オーディオ
アンプ44d、44eからは、左右の音響信号(R,
L)が出力され、外部スピーカ44f、44gを駆動す
る構成となっている。なお、音響信号をHMD1内に埋
設されたスピーカに出力してもよい。
【0055】図10は、HMD1のブロック図を表して
いる。この図において、デコーダ1aは、左右の映像信
号(R,L)のそれぞれについて、同期信号の分離、輝
度信号および色信号の分離等の処理を実行するものであ
る。LCDドライバ1bは、右側のLCD2b(R)を
駆動するための回路である。同様に、LCDドライバ1
cは、左側のLCD2b(L)を駆動するための回路で
ある。したがって、LCD2b(R,L)には、視差を
考慮した2つの映像が表示され、遊戯者がこれらの2つ
の映像を左右の目で見ることにより、立体映像を体感す
ることができる。バックライト制御回路1fは、周囲の
明るさに応じてバックライト2aの光量を制御するもの
である。すなわち、周囲が明るいときには、バックライ
ト制御回路1fはバックライト2aの光量を増加し、周
囲が暗いときには、バックライト制御回路1fはバック
ライト2aの光量を低減させる。これにより、HMD1
に投影された映像の輝度と、周囲の映像の輝度との比率
を常に一定に保つことができる。
【0056】(第1実施例の作用)図13は、本実施例
の作用を表すメインフローチャートである。先ず、幽霊
屋敷の出発点に位置する台車4に、遊戯者が乗車する。
この遊戯者の頭には、HMD1が装着されている。この
とき、処理回路40、すなわち、車軸センサ41、位置
演算回路42、画像回路43、音響回路44等は、初期
化処理を実行する(S101)。例えば、車軸センサ4
1は、車輪の累積回転数を表すカウントデータをリセッ
トする。また、位置演算回路42aはRAM42cをク
リアするとともに、HMD1の位置および向きを表す位
置データをリセットする。
【0057】以上の初期化処理が終了すると、台車4は
レール上をゆっくりと走り始める。台車4の走行に伴
い、車軸が回転すると、車軸センサ41は車軸の回転数
をカウントする。すなわち、車軸の回転により、発光ダ
イオードD1からフォトトランジスタTr1への光賂が
断続的に遮断され、カウンタ44bにパルスが出力され
る。カウンタ44bは、パルスをカウントすることによ
り、車軸の累積回転数を表すカウンタデータを出力する
(S102)。
【0058】続いて、位置演算回路42は、位置センサ
100から出力された信号および車軸センサ41から出
力されたカウントデータに基づき、HMD1の位置およ
び向き等を表す位置データを算出する(S103)。さ
らに、画像回路43は、この位置データに基づき、所定
の映像信号を生成し、また、音響回路44は所定の効果
音を発生させる(S104)。例えば、台車4が、図5
に示されるように墓地の近くを通過する際に、画像回路
43は幽霊を表す映像信号を生成する。S103の位置
演算のサブルーチン、S104の画像生成のサブルーチ
ンについては後述する。
【0059】S104において生成された映像信号は、
HMD1に送出される。HMD1のデコーダ1aは、左
右の映像信号(R,L)をデコードし、輝度信号、色信
号、同期信号等をLCDドライバ1b、1cに出力す
る。LCDドライバ1b、1cは、デコードされた輝度
信号、色信号、同期信号に従い、LCD2b(R.L)
のそれぞれに映像を表示させる。そして、図2に示され
るようにバックライト2aから発せられた光はLCD2
b(R.L)を透過した後、レンズブロック20を通過
し、遊戯者の目に到達する。一方、墓地等の景色(外
光)は、バイザー3およびレンズブロック20を透過し
た後、遊戯者の目に到達する。これにより、遊戯者の目
には、実空間である墓地の景色に、仮想空間である幽霊
の映像が重なったように見える(S105)。したがっ
て、本実施例によれば、HMD1に投影された映像を、
実空間の景色に重ねることができるため、多彩な映像表
現を実現することが可能となる。また、HMD1には、
遊戯者の頭の向きに応じた映像が投影されるため、遊戯
者は、墓地内にあたかも幽霊が現れたのごとく映像を味
わうことができる。
【0060】この後、処理回路40は、台車4が終了地
点に到達したか否かを判断する(S106)。すなわ
ち、車軸センサ41から出力されたカウントデータが最
大値に達したか否かを位置演算回路42が判断する。台
車4が終了地点に達していないと位置演算回路42が判
断した場合(S106でNO)には、S102以降の処
理が繰り返し実行される。すなわち、位置演算回路42
は、車軸センサ41から出力されたカウントデータ、お
よび、位置センサから出力された誘導電圧に基づき、H
MD1の位置および向きを演算する。そして、HMD1
の位置および向きに応じた映像がHMD1に投影され
る。一方、台車4が終了地点に到達したと位置演算回路
42が判断した場合(S106でYES)には、全ての
処理が終了する。
【0061】続いて、図14を参照しながら、上述した
位置演算(S103)のサブルーチンを詳述する。この
サブルーチンにおいて、CPU42aは、変数iに”
1”を代入することにより、変数iを初期化する(S2
01)。なお、この変数iは、磁界発生用コイルL1〜
L3のいずれに電流を流すかを表すものである。この
後、CPU42aは、マルチプレクサに対してコイル選
択用データを出力し、マルチプレクサ45aの3本の出
力線のうちの上から1本目(図8)の出力線を活性化さ
せる。駆動回路45bは、この出力線に対応する磁界発
生用コイルL1に電流を流す(S202)。これによ
り、図11、図12に示されるようにX軸方向の磁界が
発生する。このとき、磁界検出用コイルl1〜l3のの
それぞれには、磁界検出用コイルl1〜l3の角度θ、
φ、ω、および、磁界発生用コイルL1〜L3から磁界
検出用コイルl1〜l3までの距離rに応じた誘導電圧
V1、V2、V3が生じる(S203)。
【0062】磁界検出用コイルl1〜l3のそれぞれに
生じた誘導電圧V1〜V3は、オペアンプ100a〜1
00cによって増幅された後、位置演算回路42に入力
される。これらの誘導電圧V1〜V3はA/D変換器4
2bによって、ディジタル信号に変換された後、RAM
42c上に蓄えられる。
【0063】続いて、CPU42cは、変数iをインク
リメントした後(S204)、変数iが”3”以下であ
るか否かを判断する(S205)。このとき、変数i
は”2”であるため(S205でYES)、CPU42
aはS202に戻る。S202において、CPU42a
は、マルチプレクサ45aに所定のコイル選択用データ
を出力し、駆動回路45bは磁界発生用コイルL2に電
流を流す。CPU42aは、磁界検出用コイルl1〜l
3に生じた誘導電圧V1〜V3を検出し、この誘導電圧
V1〜V3のデータをRAM42cに記録する(S20
3)。そして、CPU42aは変数iをインクリメント
した後(S204)、変数iが”3”以下であるか否か
を判断する。このとき、変数iは”3”であるため、S
202以降の処理が実行される。
【0064】以上の処理により、変数i=1〜3のそれ
ぞれについて誘導電圧V1〜V3が求められると、S2
05の判断結果がNOとなり、S206以降の処理が実
行される。CPU42aは、RAM42cに蓄えられた
合計9個の誘導電圧V1〜V3に基づき、角度θ、φ、
ω、および、距離rを算出する。これにより、磁界検出
用コイルの向きおよび位置、すなわち、台車4内におけ
るHMD1の向きおよび位置が求められる。さらに、C
PU42aは、これらの値と、車軸センサ41から出力
されたカウントデータとに基づき、レール上における台
車4の位置、台車4内におけるHMD1の向きおよび位
置を表す位置データを算出する(S206)。この後、
CPU42aは、図13のメインフローチャートに戻
る。
【0065】次に、図15を参照しながら、上述した画
像生成(S104)のサブルーチンを説明する。このフ
ローチャートにおいて、先ず、CPU43aは、左右の
目の視差を表すデータを図示されていないメモリから読
み出す(S301)。なお、目幅調整可能な2つのレン
ズブロック20間の距離を検出し、視差データを算出し
ても良い。続いて、CPU43aは、位置演算回路42
からHMD1の位置および角度等を表す位置データを読
み込み(S302)、位置データに応じた立体画像のモ
デルを生成する(S303)。
【0066】生成された立体画像のモデルは、上述した
視差のデータが考慮された左右の画像モデルよりなるも
のである。CPU43aは、この立体画像のモデルに従
いポリゴンデータを生成し(S304)、さらにポリゴ
ンデータにテクスチャマッピングの処理を行う(S30
5)。これにより、左右の画像データが生成され、生成
された2つの画像データは、フレームバッファ43b、
43cに書き込まれる(S306)。この後、CPU4
3aは図13のメインフローチャートに戻る。
【0067】以上述べたように、本実施例によれば、H
MDに投影された幽霊等の画像を、実空間である墓地等
の景色に重ね合わせることができるため、より多彩な映
像表現が可能となる。また、HMDの向きに合わせて、
HMDに投影する映像をリアルタイムに生成することに
より、遊戯者はあたかも墓地にいるような感覚を味合う
ことができ、この結果、臨場感溢れる仮想空間を実現で
きる。
【0068】(第2実施例)図16、図17を参照しな
がら、本発明の第2実施例を説明する。図16は、本実
施例に係るHMDシステムの概念図であり、図17はこ
のHMDシステムのブロック図である。これらの図にお
いて、TVゲーム機17にはコントローラ17a、TV
受像機17g、HMD1が接続されている。このHMD
システムは、HMDに投影された映像を、TVゲームの
画面に重ねることを可能ならしめるものである。
【0069】TVゲーム機17は、CPU17b、VD
P17c、エンコーダ17d、音響回路17e、画像回
路17fを備えて構成されている。CPU17bは、コ
ントローラ17aの操作内容に基づきアプリケーション
ソフトの実行を行うものである。VDP(Video Displa
y Processor)17cは、CPU17bの指示に従い所
定のゲーム画像を生成する機能を備えている。エンコー
ダ17dは、VDP17cによって生成されたゲーム画
像をNTSC等に基づく映像信号に変換するものであ
る。エンコーダ17dから出力された映像信号はTV受
像機17gに入力され、この結果所定のゲーム画面がT
V受像機17gに表示される。例えば、シューティング
ゲームのアプリケーションソフトを実行する際には、図
16に示されるように、空中を飛行する戦闘機の画面が
TV受像機17gに表示される。同時に、TV受像機1
7gのスピーカからは、音響回路17eによって生成さ
れた効果音が出力される。
【0070】HMD1は、位置センサ100に代えて角
度センサ17hを有する他は、上述した第1実施例に係
るものと同様に構成されている。角度センサ17hは、
モータによって回転するジャイロよりなり、ジャイロの
慣性を利用してHMD1の角度を検出することが可能な
ものである。画像回路17fは、角度センサ17hの角
度に応じた映像を生成する機能を備えたものである。す
なわち、画像回路17fは、角度センサ17hから出力
された信号を検出して、HMD1の角度を算出する。そ
して、画像回路17fは、この算出結果に基づき所定の
画像を生成し、生成された画像をHMD1に出力する。
例えば、シューティングゲームのアプリケーションソフ
トにおいては、図16に示されるように戦闘機のコック
ピットの映像がHMD1に投影される。したがって、T
V受像機17gに映し出された戦闘機の映像に、HMD
1に投影されたコックピットの映像が重ね合わせられ
る。
【0071】従来のTVゲーム機は、TV受像機のみに
映像を映し出していたため、奥行きのある映像を実現す
るのが困難であった。ところが、本実施例によれば、遊
戯者の目の直前にあるHMD1の映像と、遊戯者から離
れたTV受像機の映像とを重ね合わせることができるた
め、奥行き感のある映像を実現することが可能である。
【0072】なお、TVゲーム機17に代えて、VTR
(Video Tape Recorder)を用いて所望の映像信号をT
V受像機17gに送出してもよい。この場合には、VT
Rによって再生された映像に、HMD1に投影された映
像を重ね合わせることができる。
【0073】(第3実施例)図18、図19を参照しな
がら、第3実施例に係るHMDシステムを説明する。こ
のHMDシステムは、第1実施例に係るHMDをアミュ
ーズメントパークにおける射撃ゲームに適用したもので
ある。図18において、複数のプレイヤーの前方には、
戦闘シーンが投影されたスクリーン18aが設置されて
いる。このスクリーン18a上の映像は、プロジェクタ
によって投影されたものである。それぞれのプレイヤー
は、銃の形状をしたコントローラ18bを操作すること
により、スクリーン18aの攻撃対象物を打ち落とし、
プレイヤー間において得点を競うことができる。また、
各プレイヤーの頭にはHMD1が搭載されており、各H
MD1にはプレイヤー個人の得点が表示される構成とな
っている(図19の右図)。
【0074】このHMDシステムの概略の構成を図20
に示す。このHMDシステムは、銃の形状をした複数の
コントローラ18b、ゲームの処理を行う処理装置1
8、戦闘シーンをスクリーン18aに投影するプロジェ
クタ18i、効果音を発生させるスピーカ18j、各プ
レイヤーの頭に搭載される複数のHMD1等により構成
されている。
【0075】コントローラ18bから出力されたデータ
は、処理装置18内のI/F18cに入力されている。
I/F18cは、複数のコントローラ18bから出力さ
れたデータを順に読み取り走査するものである。CPU
18dは、予め定められたアプリケーションプログラム
に従い、I/F18cを介して読み取られたデータに応
じたゲーム処理を行う。VDP18eはCPU18dの
処理内容に従い、所定の画像(戦闘シーン)を生成す
る。生成された画像はエンコーダ18fを介してプロジ
ェクタ18iに出力される構成となっている。プロジェ
クタ18iは、CRTまたは液晶に表示された画像を、
スクリーン18a上に拡大投影する装置である。各プレ
イヤーは、スクリーン18aに投影された映像を見なが
ら、銃の形状をしたコントローラ18bを操作すること
により、射撃ゲームを楽しむことが可能である。
【0076】画像回路18hは、各プレイヤー毎に、得
点を表す映像を生成する機能を備えたものである。例え
ば、あるプレイヤーがスクリーン18a上の敵機を打ち
落とした場合には、このプレイヤーに対応する映像中の
得点に所定の点数が加算される。すなわち、各プレイヤ
ーに毎に、異なった映像が生成される。画像回路18h
によって生成された映像は各HMD1に送出され、各プ
レイヤーはHMD1に表示された得点を見ることにより
各自の得点を把握することができる。本実施例によれ
ば、プレイヤーは、光の透過性のあるHMD1を通し
て、スクリーン18a上の画面を見ることができるとと
もに、自己の得点のみをHMD1に投影された映像から
把握することができる(図19の右図)。
【0077】従来は、図19の左図に示されたように、
スクリーン18a上に全プレイヤーの得点が表示されて
いたため、ゲーム画面が非常に見難いものとなってい
た。また、他の従来例としては、スクリーン18aの横
に、得点表示用の小型ディスプレイを設置したものもあ
った。ところが、この従来例によっては、プレイヤー
は、スクリーン18aと小型ディスプレイとの間で視線
を移動させなければならず、ゲームに支障をきたしてい
た。これらの従来例に対して、本実施例によれば、スク
リーン18aの映像に重ねてHMD1の映像を重ねて見
ることができるため、視線を移動させる必要はない。ま
た、それぞれのプレイヤーに装着されたHMD1に、プ
レイヤー毎の得点を表示することにより、スクリーン1
8aの画面が見難くなるという問題を回避することが可
能となる。
【0078】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において
実施可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、以下の効果を達成することが可能である。
【0080】第1に、多彩な映像表現を実現することが
可能となる。本発明によれば、位置検出装置がHMDの
位置(角度を含む)を表す位置データを出力すると、画
像生成装置は、この位置データに応じた映像信号を生成
し、頭部搭載型映像装置に与える。これにより、HMD
の表示手段には、HMDの位置に応じた映像が投影され
る。また、表示手段は外界の光を透過可能であるため、
HMD装着者の目には、表示手段に投影された映像と周
囲の景色とが融合したように見える。したがって、本発
明によれば、HMDに表示された映像を、実空間の映像
に重ね合わせることができ、多彩な映像表現を実現する
ことができる。
【0081】第2に、長時間のHMD装着におけるユー
ザの疲労感を低減することが可能である。HMDの表示
手段(ディスプレイ装置)は、目に対して斜め下の方向
に設けられている。一般に、人間は、視線を水平方向に
固定するよりも、視線を水平方向から下方に傾けた方が
疲労感を低減することができる。したがって、本発明に
よれば、長時間のHMD装着にも拘らずユーザの疲労感
を低減することが可能である。また、ユーザが眼鏡をか
けているような場合には、一般に眼鏡は下方に傾くこと
が多い。本発明によれば、HMDの表示手段も同様に目
に対して下方に設いているため、眼鏡が表示手段に接触
するのを回避することができる。このため、眼鏡装着時
においても、HMDの表示手段を目に接近させることが
でき、目から表示手段に対する視角をより広くすること
が可能となる。
【0082】第3に、ユーザの視力等に応じて、映像の
焦点を最適に調整することが可能となる。本発明によれ
ば、焦点調整手段によって、表示部から光学系までの距
離を変更することにより、自由に焦点調整を行うことが
できる。すなわち、ユーザの視力に応じて焦点を調整す
ることができるため、ユーザは常に焦点の合致した映像
を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るHMDの外観図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例に係るHMDの断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例に係るHMDのフォーカス
調整機構を表す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るHMDにおける視角
を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るHMDシステムの概
念図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るHMDシステムの装
置構成の概略を表す図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るHMDシステムの概
略ブロック図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る車軸センサ、位置演
算回路、外部磁界発生回路、位置センサの詳細を表すブ
ロック図である。
【図9】本発明の第1実施例に係る画像回路、音響回路
の詳細を表すブロック図である。
【図10】本発明の第1実施例に係るHMDのブロック
図である。
【図11】本発明の第1実施例に係る磁界発生用コイ
ル、磁界検出用コイルを説明するための図である。
【図12】本発明の第1実施例に係る磁界発生用コイ
ル、磁界検出用コイルを説明するための図である。
【図13】本発明の第1実施例に係るHMDシステムの
作用を表すメインフローチャートである。
【図14】本発明の第1実施例に係るHMDシステムに
おける位置演算処理を表すフローチャートである。
【図15】本発明の第1実施例に係るHMDシステムに
おける画像生成処理を表すフローチャートである。
【図16】本発明の第2実施例に係るHMDシステムの
概念図である。
【図17】本発明の第2実施例に係るHMDシステムの
概略ブロック図である。
【図18】本発明の第3実施例に係るHMDシステムの
概念図である。
【図19】本発明の第3実施例に係るHMDシステムを
従来例と比較するための図である。
【図20】本発明の第3実施例に係るHMDシステムの
概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 HMD(頭部搭載型映像表示装置) 2 ディスプレイ装置(表示手段) 2a バックライト 2b LCD(表示部) 2c LCD保持部(焦点調整手段) 2d ハウジング(焦点調整手段) 2g ギア(焦点調整手段) 2h ウォームギア(焦点調整手段) 2j つまみ(焦点調整手段) 4 台車(運搬装置) 17f 画像回路(画像生成装置) 17g TV受像機(表示装置) 17h 角度センサ(位置検出装置) 18a スクリーン(表示装置) 18h 画像回路(画像生成装置) 18i プロジェクタ(表示装置) 20 レンズブロック(光学系) 41 車軸センサ(位置検出装置) 42 位置演算回路(位置検出装置) 43 画像回路(画像生成装置) 45 外部磁界発生回路(位置検出装置) 100 位置センサ(位置検出装置)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた映像信号に基づく映像を表示
    する表示手段を備える頭部搭載型映像表示装置と、 頭部搭載型映像表示装置の位置を検出し、位置データを
    出力する位置検出装置と、 上記位置データに応じた映像信号を生成し、この映像信
    号を上記頭部搭載型映像表示装置に与える画像生成装置
    とを備えた頭部搭載型映像表示システムであって、 上記表示手段は、頭部搭載型映像表示装置外界の光を透
    過可能であることを特徴とする頭部搭載型映像表示シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記画像生成装置は、上記位置データに
    基づき、頭部搭載型映像表示装置外界の景色に応じた映
    像信号を生成する請求項1記載の頭部搭載型映像表示シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記頭部搭載型映像表示装置の装着者を
    運搬する運搬装置を備えるとともに、 上記位置検出装置は、上記頭部搭載型映像表示装置の位
    置および上記運搬装置の位置を検出し、位置データを出
    力する請求項1または請求項2のいずれかに記載の頭部
    搭載型映像表示システム。
  4. 【請求項4】 与えられた映像信号に基づく映像を表示
    する表示手段を備える頭部搭載型映像表示装置と、 所定の映像を表示する表示装置と、 表示装置に表示された映像に応じた映像信号を生成し、
    この映像信号を上記頭部搭載型映像表示装置に与える画
    像生成装置とを備えた頭部搭載型映像表示システムであ
    って、 上記表示手段は、頭部搭載型映像表示装置外界の光を透
    過可能であることを特徴とする頭部搭載型映像表示シス
    テム。
  5. 【請求項5】 頭部搭載型映像表示装置の位置を検出
    し、位置データを出力する位置検出装置を備えるととも
    に、 上記画像生成装置は、上記位置データに基づき、上記表
    示装置に表示された映像に応じた映像信号を生成する請
    求項4記載の頭部搭載型映像表示システム。
  6. 【請求項6】 複数の上記頭部搭載型映像表示装置を備
    えるとともに、 上記画像生成装置は、それぞれの上記頭部搭載型映像表
    示装置に、各別の映像信号を与える請求項4記載の頭部
    搭載型映像表示システム。
  7. 【請求項7】 与えられた映像信号に基づく映像を表示
    する表示手段を備えた頭部搭載型映像表示装置におい
    て、 この頭部搭載型映像表示装置を頭部に搭載した際に、目
    から、水平方向に対して所定角度だけ下向きに延びた仮
    想線上に表示手段が位置することを特徴とする頭部搭載
    型映像表示装置。
  8. 【請求項8】 上記角度は、10〜20度である請求項
    7記載の頭部搭載型映像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の頭部搭載型映像表示装置
    を有する、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の頭
    部搭載型映像表示システム。
  10. 【請求項10】 光を発するバックライトと、 映像を表示するとともに、光透過性を有する表示部と、 バックライトから表示部を透過した光を目に結像させる
    光学系とを備えた頭部搭載型映像表示装置において、 上記表示部から上記光学系までの距離を変更可能な焦点
    調整手段を備えたことを特徴とする頭部搭載型映像表示
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の頭部搭載型映像表示
    装置を有する、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の頭部搭載型映像表示システム。
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