JP2005300713A - 流体スクリーン映像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体スクリーン自体を移動させたり、表示又は不表示を制御することにより、映像によるより多彩な演出効果を生じさせる流体スクリーン映像表示システムとした。
【解決手段】 第1の流体スクリーン102を形成するための第1の噴出配管を備えた第1の流体スクリーン形成装置101と、第1の流体スクリーン102に第1の映像を投射するための第1の投射装置103と、観賞者から見て第1の流体スクリーン102よりも手前に第2の流体スクリーン105を形成するための第2の噴出配管を備えた第2の流体スクリーン形成装置104と、第2の流体スクリーン105に第2の映像を投射するための第2の投射装置106と、第2の投射装置106が第2の映像を投射しないときは、第2の噴出配管から流体の噴出を停止させて第2の流体スクリーン105を形成しないように第2の流体スクリーン形成手段104を制御する制御装置107を具備した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像を流体スクリーンに投影するための流体スクリーン映像表示システムに関し、特に流体スクリーンを制御することにより多彩な演出効果を生じさせることを狙いとした流体スクリーン映像表示システムに関する。
野外ショーや遊園地のアトラクション等では、そのステージにおいて映写用スクリーンや壁面等に映像を投影して大画面映像を観客に見せるような場合がある。このように特に屋外で大画面映像を表示させる場合、表示スクリーンのひとつとしてウォータスクリーンが用いられることがある。このウォータスクリーンとは、ノズルに高水圧を与え噴水や滝のような水幕を形成させて映写スクリーンを形成したものである。このウォータスクリーンを用いた映像表示装置は、特許文献1に記載されたウォータスクリーン映像装置として知られている。このウォータスクリーン映像装置を用いることにより、空間上に形成した流体スクリーン上にカラー映像を投影させることができ、さも映像が空間に浮かび上がっているかの如く幻想的な視覚効果を得て映像を見ることができる。
また、特許文献2に記載された流体スクリーン映像装置は、1つの流体スクリーンを挟んでその両側に投射装置を設置し、これら両側の投射装置の投射光を時間的に制御するようにして各方向から眺められるようにし、多人数のための観賞あるいは宣伝用の装置としての演出効果を向上させるようにしたものである。
特開平5−27694号公報(従来技術) 特開平5−27695号公報(要約)
ところで上述したようなショーやアトラクション等においては、単に映像を投影して観客に見せるだけでなく、綺麗、迫力、驚きというような、よりエンターテイメント性のある演出をもって上映することが望まれることが多い。特許文献1に記載されたウォータスクリーン映像装置や流体スクリーン映像装置は、形成させたスクリーンに映像を投影して表示するのみの機能であるため、投射映像がさも空間に浮かび上がっているかのような幻想的な視覚効果を得ることができるのみである。この構成の映像装置では、奥行感のある視覚効果を提供したり別の映像を突如として出現させる等のエンターテイメント性の高い演出を伴った上映を可能とする構成ではなく、外部制御によってこれらの演出を制御するといった構成も有していない。
また、特許文献2に記載された流体スクリーン映像装置においては、前述したようにスクリーンの両側に観賞者を集めて観賞者数の増加やそれによる宣伝効果の向上は図れるものの、やはり今一つ奥行感等の臨場感に欠けるものであった。
このように、従来の流体スクリーンによる映像表示システムは、ショーやアトラクションといった視覚的な演出効果が強く要求される用途では十分に活用されにくい問題があった。
そこで、本発明は上述したような問題に鑑みなされたものであり、外部制御により流体スクリーンを複数形成させて多彩な映像表示を行ったり、流体スクリーンを制御によって動かしたりといったエンターテイメントの用途に好適で視覚的な演出効果の高い流体スクリーン映像表示システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために以下(1)乃至(3)の手段より構成したものである。
(1)噴出された流体が流体膜となって第1及び第2の流体スクリーンをそれぞれ形成するように構成された第1及び第2の噴出配管を備えた第1及び第2の流体スクリーン形成手段と、前記第1及び第2の流体スクリーンのそれぞれに映像を投射するための第1及び第2の投射手段と、前記各流体スクリーン形成手段と前記各投射手段とを制御するための制御手段と、から構成される流体スクリーン映像表示システムにおいて、前記制御手段により、前記各流体スクリーン形成手段によってそれぞれ形成される流体スクリーンのうち、その一方を観賞者に対して手前側に、他方をその奧側に形成すると共に、前記奥側の流体スクリーンを形成時間の長い主スクリーンとし、前記手前側の流体スクリーンを前記主スクリーンより形成時間が短く、所望時間時に形成される副スクリーンとして形成するよう制御する一方、前記各投射手段を前記形成される流体スクリーンに対応してそれぞれ制御する構成としたことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。
(2)噴出された流体が流体膜となって流体スクリーンを形成するように構成された噴出配管を備えた流体スクリーン形成手段と、前記流体スクリーンに映像を投射するための投射手段と、前記流体スクリーン形成手段と前記投射手段とを制御するための制御手段とから構成される流体スクリーン映像表示システムにおいて、前記制御手段により、前記流体スクリーンを観賞者に対して前方向又は後方向に時間的に異ならせて形成制御するよう構成したことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。
(3)請求項1に記載の流体スクリーン映像表示システムにおいて、前記副スクリーンを観賞者に対して前方向又は後方向に時間的に異ならせて形成制御するよう構成したことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。
請求項1及び3に記載の各発明によれば、特に観賞者から見て奧側に形成された流体スクリーンを主スクリーンとし、手前側に形成された流体スクリーンを副スクリーンとし、主スクリーンを長時間形成させておきながら副スクリーンを所望のタイミングで現したり消したりする制御ができるため、観賞者は主スクリーン上映像の手前に副スクリーン上の映像が突如として現れたり消えたりするような映像を見ることができる。これにより、本発明に係る流体スクリーン映像表示システムは、エンターテイメント性の高い奥行き感や臨場感に溢れた映像効果を得ることができる。
請求項2及び3に記載の各発明によれば、特に流体スクリーン自体を観賞者から見て前後各方向に動かす制御ができるため、観賞者は観賞しているスクリーンが手前又は奥に移動しながら投影される映像を見ることができる。これにより、本発明に係る流体スクリーン映像表示システムは、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。同図に示すように、本流体スクリーン映像表示システムは、空間の上方に水平配置されて不図示の多数設けられたノズルから流体を下方に噴出させる第1の噴出配管を具備した第1の流体スクリーン形成装置101(第1の噴出配管のみを図示)と、第1の流体スクリーン形成装置101の第1の噴出配管から噴出された流体が流体膜を形成して投影スクリーンをなす第1の流体スクリーン102と、第1の流体スクリーン102に動画や静止画による第1の映像を投射するための第1の投射装置103と、空間の下方又は地上に配置されて不図示の多数設けられたノズルから流体を上方に噴出させる第2の噴出配管を具備した第2の流体スクリーン形成装置104(第2の噴出配管のみを図示)と、第2の流体スクリーン形成装置104の第2の噴出配管から噴出された流体が流体膜を形成して投影スクリーンをなす第2の流体スクリーン105と、第2の流体スクリーン105に第2の映像を投射するための第2の投射装置106と、第1の流体スクリーン形成装置101と第1の投射装置103と第2の流体スクリーン形成装置104と第2の投射装置106とをそれぞれ制御線を介して制御するための制御装置107とから構成される。
なお、第1の投射装置103及び第2の投射装置106それぞれには、映像信号を供給するための不図示の映像再生装置がそれぞれ接続されているものとする。
上記の構成による流体スクリーン映像表示システムにおいて、使用される流体は例えば水が代表的なものであるが、その他光を透過する流体であればよい。
また、第1の流体スクリーン形成装置101や第2の流体スクリーン形成装置104は、前記第1,第2の噴出配管への流体の供給手段や流体スクリーンを発生させるためのノズルを含めて周知の技術により構成することが可能であるため、実施の形態1におけるこれらの詳細な構成及びその動作については説明を省略する。
また、第1の投射装置103及び第2の投射装置106は、例えばビデオプロジェクタ、液晶プロジェクタ、ILA(登録商標)プロジェクタ等の投射型ビデオプロジェクタである。
また、制御装置107と、第1の流体スクリーン形成装置101,第2の流体スクリーン形成装置104,第1の投射装置103,及び第2の投射装置106のそれぞれとが接続された制御線は、これら各装置が例えばRS−232C規格やRS−485規格等のシリアル規格に対応したシリアルインターフェースをそれぞれ具備し、このシリアルインターフェースを介して相互接続するシリアルデータ線である。この相互接続によって、制御装置107は前記所定のシリアル規格に基づくシリアル通信にて各装置を制御する。
なお、制御線は前記シリアルデータ線に限定されることなく、例えば接続される各装置同士の接続インターフェースをパラレルインターフェースにしてパラレル接続するパラレルデータ線としてもよいし、あるいは全ての装置にネットワークインターフェースを具備し、このネットワークインターフェースに接続するLANとしてもよい。
また、制御装置107は、本流体スクリーン映像表示システムを制御するためのプログラムを有し、制御装置107に内蔵した不図示のCPUに処理実行させることとする。制御装置107は、前述した制御線のインターフェースを具備したパーソナルコンピュータ(以下、PC)で構成することが可能であり、その詳細な構成や動作の説明については一般的技術であるため省略する。
次に、以上のように構成された流体スクリーン映像表示システムの各部の配置について図2を参照して説明する。同図は、実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムを第1の流体スクリーン102の投影面に対して側面から見た場合の、第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104と第1,第2の投射装置103,106との配置関係の例を示した図である。同図において、第1の流体スクリーン形成装置101と第2の流体スクリーン形成装置104とは、それぞれから形成される第1の流体スクリーン102と第2の流体スクリーン105との各面が平行となるように配置される。そして、第1の投射装置103は第1の流体スクリーン101を挟んで不図示の観客と対向方向から第1の映像を投射するように配置される。そして、第2の投射装置106も第2の流体スクリーン105を挟んで前記観客と対向方向から第2の映像を投射するように配置される。ここで、上述した平行となるような配置とは厳密な意味での平行ではなく、おおよそ平行となる程度の意味である。
このような配置によれば、観客側から見た場合に第1の流体スクリーン102の手前に第2の流体スクリーン105が形成されることとなる。これにより、第2の流体スクリーン形成装置104の前記第2の噴出配管が観客の視野に入らないようにするため、この第2の噴出配管を前述した吹き上げ方式で構成して観客の視野の下方に配置させるようにすることが望ましい。
また、第1の投射装置103から投射される第1の映像と第2の投射装置106から投射される第2の映像とが大きく重なって投影される映像が見にくくならないように、予め各投射装置の配置や投射角度を設定しておく必要がある。
次に、実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムについて、制御装置107の制御に基づいて、第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104がそれぞれ第1,第2の流体スクリーン102,104を形成する動作と、第1,第2の投射装置103,106がそれぞれ第1,第2の映像を投射する動作等について説明する。
まず、制御装置107がシリアルデータ線による制御線を介して接続された、第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104及び第1,第2の投射装置103,106の制御方法について説明する。制御装置107からの各装置の制御は、例えば制御装置107が制御対象装置に対してコマンドを送信し、このコマンドを受信した制御対象装置が受信したコマンドに基づく処理を実行した後、ステータスを制御装置107に返信するという処理によるものである。このステータスについては、コマンドを受信した制御対象装置が何らかの障害によって処理の実行ができないとき、エラー情報をステータスとして制御装置107に返信してもよい。
また、制御線をLANで構成した場合は、例えば第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104及び第1,第2の投射装置103,106、並びに制御装置107のそれぞれに個別の識別子を予め付与しておき、制御装置107が制御すべき装置の識別子と前記コマンドとを組み合わせてLANに送出し、このLANに接続された各装置は自身の識別子に対応したコマンドを受信して取り込むという処理にすることができる。
次に、本流体スクリーン映像表示システムが、例えばショーやアトラクション等の上演において使用されるものとした場合において、制御装置107による具体的な各装置の制御動作の例について説明する。まず、前述の各映像再生装置が映像再生可能な状態、又は映像再生が開始された状態において、制御装置107の操作者は制御装置107のプログラムを起動実行させる。これにより、制御装置107に内蔵されたCPUはプログラムを処理して制御線で接続された各装置の制御を開始する。
まず、制御装置107は、初期化処理として第1,第2の投射装置103,106それぞれに対して各投射装置が映像を出力しないように制御すると共に、第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104それぞれに対して第1,第2の流体スクリーン102,105を生成しないよう制御する。
そして、上演の進行に基づいた本流体スクリーン映像表示システムによる上映の開始タイミングに合わせて、制御装置107は第1の流体スクリーン形成装置101に対して前記第1の噴出配管から流体を噴出させるよう制御する。次に、第1の噴出配管から流体が噴出されてから予めプログラムに設定された所定の時間、つまり噴出された流体が安定した流体膜となって第1の流体スクリーン102を形成するのにかかる程度の時間が経過し、前記映像再生装置が映像再生された状態になった後に、制御装置107は第1の投射装置103に対して第1の映像の投射開始を行うよう制御する。
これにより、観客は第1の流体スクリーン102に観客の対向から投影された第1の映像を見ることができる。
これにおいて、前記上映の開始タイミングは、上演の進行に連動したプログラムが制御装置107に提供するものであってもよいし、操作者が制御装置107に接続された不図示のキーボードやマウス等の入力装置による入力によって提供するものであってもよい。
なお、ここで第1の流体スクリーン102に投影された第1の映像にフォーカスのずれや画面の大きさの不整合があった場合は、制御装置107から第1の投射装置103への制御によってこれらの不具合を補正させるようにしてもよい。
そして、上演の進行に基づくタイミングに合わせて、制御装置107は第2の流体スクリーン形成装置104に対して前記第2の噴出配管から流体を噴出させるよう制御する。第2の噴出配管から流体が噴出されてから予めプログラムに設定された所定の時間、つまり噴出された流体が安定した流体膜となって第2の流体スクリーン105を形成するのにかかる程度の時間が経過し、前記映像再生装置が映像再生された状態になった後に、制御装置107は第2の投射装置106に対して第2の映像の投射開始を行うよう制御する。
これにより、観客は第1の流体スクリーン102よりも手前に形成された第2の流体スクリーン105に観客の対向から投射された第2の映像を見ることができる。
そして、しばらく第2の投射装置106の投射によって第2の映像が投影された後、上演の進行に基づくタイミングに合わせて、制御装置107は第2の投射装置106に対して第2の映像の投射を終了するよう制御する。そして、この投射終了指示と同時又は予めプログラムに設定された一定の時間遅延の後、制御装置107は第2の流体スクリーン形成装置104に対し、第2の噴出配管からの流体吹き上げ動作を停止するよう制御する。
これにより、観客は第1の流体スクリーン102よりも手前に形成された第2の流体スクリーン105に投射された第2の映像のみが消える場面を見ることができる。
つまり、観客は第1の流体スクリーン102に投影された第1の映像を見ている最中に、突如として手前に現われた第2の流体スクリーン105に投影された第2の映像を見ることができ、そしてこの第2の映像が突如として消えて第1の映像のみとなる場面を見ることができる。これにおいて、例えば第2の映像の出現や消去をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に臨場感あふれる演出効果を得ることができる。
また、第1の投射装置103の映像入力に映像再生装置を接続し、そして第2の投射装置106の映像入力に撮像カメラを接続する構成としておき、例えば、観客の中から選ばれた少女を撮影用ステージにおいて撮像カメラで撮像しながら、映像再生装置による第1の流体スクリーン102への上映中に少女の撮像映像を第2の流体スクリーン104に投影して映し込むといった表示も可能である。
これにより、選ばれた観客等が上映されている映像に入りこみ、さも登場人物のようにふるまって見せることができるので、よりエンターテイメント性の高い演出効果を得ることができる。
さらに、明るさのみの異なる同一の映像を重ねて表示させると表示映像に奥行き感が生ずるという効果があることが知られており、例えば、第1の投射装置103に接続された第1の映像再生装置からは全画面の映像コンテンツを再生させ、そして第2の投射装置106に接続された第2の映像再生装置からは奥行き感を出したい部分の部分画面映像を再生させ、第1の映像再生装置から投射される映像の輝度を第2の映像再生装置の投射映像の輝度よりも暗めにしておいてこれらを重ね合わせて表示させることで、立体的な映像効果を得ることもできる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。同図に示す構成において、実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムの構成と同一のものには同一番号を付与することとし、それらについては説明を省略する。
同図に示すように、本流体スクリーン映像表示システムは、空間の上方に水平配置されて不図示の多数設けられたノズルから流体を下方に噴出させる第1の噴出配管を具備した第1の流体スクリーン形成装置101a(第1の噴出配管のみを図示)と、第1の流体スクリーン形成装置101aと同一の構成をなし同一の高さに水平配置された第2の流体スクリーン形成装置101b(第2の噴出配管のみを図示)と、前記同一の構成及び同一の高さに水平配置された第3の流体スクリーン形成装置101c(第3の噴出配管のみを図示)と、第2の流体スクリーン形成装置101bの第2の噴出配管から噴出されて流体膜形成された第2の流体スクリーン102b(第1,第3の流体スクリーン形成装置101a,101cからそれぞれ生成される流体スクリーン102a,102cは後述するがここでは不図示)と、第1乃至第3の流体スクリーン102a,102b,及び102cのいずれか1つに映像を投射するための投射装置103と、第1の流体スクリーン101aと第2の流体スクリーン101bと第3の流体スクリーン101cと投射装置103とをそれぞれ制御線を介して制御するための制御装置107とから構成される。
なお、投射装置103には、映像信号を供給するための不図示の映像再生装置が接続されているものとする。
次に、以上のように構成された本流体スクリーン映像表示システムの各部の配置について図4を参照して説明する。図4は、実施の形態2に係る流体スクリーン映像表示システムを例えば第2の流体スクリーン102bの投影面に対して側面から見た場合の、第1乃至第3の流体スクリーン形成装置101a,101b,及び101cと投射装置103との配置関係の例を示した図である。同図において、第1乃至第3の流体スクリーン形成装置101a,101b,及び101cは、それぞれが具備する第1乃至第3の噴出配管から噴出形成される第1乃至第3の流体スクリーン102a,102b,及び102cの各面が平行となるように配置される。
なお、これら各面の間隔は必ずしも同一である必要はない。そして、投射装置103は第1乃至第3の流体スクリーン102a,102,及び102cを挟んで不図示の観客と対向方向から映像を投射するように配置される。ここで、前記平行となるような配置とは厳密な意味での平行はなく、おおよそ平行となる程度の意味である。
次に、本流体スクリーン映像表示システムが、例えばショーやアトラクション等の上演において使用されるものとした場合において、制御装置107による具体的な各装置の制御動作の例について説明する。まず、前述の映像再生装置が映像再生可能な状態、又は映像再生が開始された状態において、制御装置107の操作者は制御装置107のプログラムを起動実行させる。これにより、制御装置107に内蔵されたCPUは前記プログラムを処理して制御線で接続された各装置の制御を開始する。
まず、制御装置107は、初期化処理として投射装置103に対して映像を出力しないように制御すると共に、第1乃至第3の流体スクリーン形成装置101a,101b,及び101cに対して、第1乃至第3の流体スクリーン102a,102b,及び102cを生成しないよう制御する。
そして、上演の進行に基づいた本流体スクリーン映像表示システムによる上映の開始タイミングに合わせて、制御装置107は例えば第3の流体スクリーン形成装置101cに対して前記第3の噴出配管から流体を噴出させるよう制御する。次に、第3の噴出配管から流体が噴出されてから予めプログラムに設定された所定の時間、つまり噴出された流体が安定した流体膜となって第3の流体スクリーン102cを形成するにかかる程度の時間が経過し、前記映像再生装置が映像再生された状態になった後に、制御装置107は投射装置103に対して映像の投射開始を行うよう制御する。
次に、制御装置107は、第3の流体スクリーン102cに投影された映像のフォーカスを合わせ、そして表示画面の大きさを合わせるよう投射装置103を制御する。これにより、観客は第3の流体スクリーン102cに観客の対向から投射される画質や画面サイズの調整のとれたクリアな映像を見ることができる。
そして、上演の進行に基づくタイミングに合わせて、制御装置107は例えば第2の流体スクリーン形成装置101bに対して前記第2の噴出配管から流体を噴出させるよう制御すると共に、第3の流体スクリーン形成装置に対して前記第3の噴出配管からの流体の噴出を停止するよう制御する。
次に、制御装置107は、投射装置103に対し第2の流体スクリーン102bに投影された映像のフォーカスを合わせ、そして表示画面の大きさを合わせるよう制御する。これにより、映像の投影された流体スクリーンが観客側に手前に移動することとなる。そして、同様の制御によって第1の流体スクリーン102aに切り換えることにより、更に流体スクリーンが観客側に移動することとなる。
また、第1の流体スクリーン102aに映像が投影された状態において、制御装置107は、例えば第2の流体スクリーン形成装置101bに対して前記第2の噴出配管から流体を噴出させるよう制御すると共に、第1の流体スクリーン形成装置に対して前記第1の噴出配管からの流体の噴出を停止するよう制御する。次に、制御装置107は、投射装置103に対し第2の流体スクリーン102bに投影された映像のフォーカスを合わせ、そして表示画面の大きさを合わせるよう制御する。これにより、映像の投影された流体スクリーンが観客側から奥に移動することとなる。
上述したように、制御装置107が第1乃至第3の流体スクリーン形成装置101a,101b,及び101cを並んでいる順に1つずつ切り換えることにより、観客は観賞しているスクリーンが手前又は奥に移動しながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
そして、特に流体スクリーンは流体膜であるため、本実施の形態2に係る流体スクリーン映像表示システムのように3つの噴出配管を順次切り換えることにより、動きの早いくスクリーン移動を実現することができる。
<実施の形態3>
図5は、本発明の実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。同図を見て明らかなように、本実施の形態3は実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせた形態例である。
同図に示すように、本流体スクリーン映像表示システムは、第1の流体スクリーン形成装置101(第1の噴出配管のみ図示)と、第1の流体スクリーン形成装置101によって生成された第1の流体スクリーン102と、第1の流体スクリーン102に第1の映像を投射するための第1の投射装置103と、第2乃至第4の流体スクリーン形成装置104a,104b,及び104c(それぞれ第2乃至第4の噴出配管のみ図示)と、第3の流体スクリーン形成装置104bによって形成された第3の流体スクリーン105b(第2,第3の流体スクリーン形成装置104a,104cからそれぞれ生成される流体スクリーン105a,105cは後述するがここでは不図示)と、第2乃至第4の流体スクリーン105a,105b,及び105cに第2の映像を投射するための第2の投射装置106と、第1乃至第4の流体スクリーン形成装置101,104a,104b,及び104cと第1,第2の投射装置103,106とをそれぞれ制御線を介して制御するための制御装置107とから構成される。
なお、第1の投射装置103及び第2の投射装置106それぞれには、映像信号を供給するための不図示の映像再生装置がそれぞれ接続されているものとする。
次に、以上のように構成された本流体スクリーン映像表示システムの各部の配置について図6を参照して説明する。同図は、実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムを第1の流体スクリーン102の投影面に対して側面から見た場合の、第1乃至第4の流体スクリーン形成装置101,104a,104b,及び104cと第1,第2の投射装置103,106との配置関係の例を示した図である。同図において、第1の流体スクリーン形成装置101と第2乃至第4の流体スクリーン形成装置104a,104b,及び104cとは、それぞれの流体スクリーン形成装置から形成される第1の流体スクリーン102と第2乃至第4の流体スクリーン105a,105b,及び105cとの各面が平行となるように配置される。そして、第1の投射装置103は第1の流体スクリーン101を挟んで不図示の観客と対向方向から第1の映像を投射するように配置される。そして、第2の投射装置106も第2乃至第4の流体スクリーン105a,105b,及び105cを挟んで前記観客と対向方向から第2の映像を投射するように配置される。ここで、前記平行となるような配置とは厳密な意味での平行はなく、おおよそ平行となる程度の意味である。
以上の構成による本流体スクリーン映像表示システムによれば、観客は第1の流体スクリーン102に投影された第1の映像を見ている最中に、突如として手前に現われた第2乃至第4の流体スクリーン105a,105b,又は105cのいずれか1つの流体スクリーンに投射された第2の映像を見ることができ、そしてこの第2の映像が突如として消えて第1の映像のみとなる場面を見ることができる。これにおいて、例えば第2の映像の出現や消去をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に臨場感あふれる演出効果を得ることができる。
さらに、第2乃至第4の流体スクリーン形成装置105a,105b,及び105cを並んでいる順に1つずつ切り換えることにより、観客は観賞している第1の流体スクリーン102の手前に位置している流体スクリーンが手前又は奥に移動しながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば手前の流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
そして、特に流体スクリーンは流体膜であるため、本実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムのように3つの噴出配管を順次切り換えることにより、動きの早いくスクリーン移動を実現することができる。
<実施の形態4>
実施の形態4に係る流体スクリーン映像表示システムは、実施の形態2に示した3つの流体スクリーン形成装置を順次切り換えて、形成される流体スクリーンを移動させるという手段を、1つの流体スクリーン形成装置の噴出配管を駆動装置で移動させることによって、形成される流体スクリーンを移動させるという手段に置き換えたものである。
図7に実施の形態4に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図を示す。同図において、流体スクリーン形成装置101には、駆動装置108が噴出配管を観客から見て前後に水平移動させるために具備されており、制御手段107によって制御される。
なお、同図はあくまでも概略構成図であり、同図によれば駆動装置108が駆動して流体スクリーン形成装置101の噴出配管を移動させる構成について、その詳細を省略しているが、これらの構成は周知の技術により実現可能であるため省略する。
上記の構成において、制御手段107は、流体スクリーン形成装置101の水平移動と、移動に伴う投射装置103のフォーカス合わせと表示画像の大きさ合わせとを、流体スクリーン形成装置101の移動速度に応じた時間間隔により制御する。
上述したように、制御装置107が駆動装置108を制御して流体スクリーン形成装置101の噴出配管を水平に移動させることにより、観客は観賞しているスクリーンが手前又は奥に移動しながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
なお、特に本実施の形態4においては、流体スクリーンの移動が駆動装置108によってなされるため、動きのなめらかなスクリーン移動を実現することができる。
<実施の形態5>
実施の形態5に係る流体スクリーン映像表示システムは、実施の形態3に示した3つの流体スクリーン形成装置を順次切り換えて、形成される流体スクリーンを移動させるという手段を、実施の形態4に示したように1つの流体スクリーン形成装置の噴出配管を駆動装置で移動させることによって、形成される流体スクリーンを移動させるという手段に置き換えたものである。
図8に実施の形態5に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図を示す。同図において、第2の流体スクリーン形成装置104には、駆動装置108が第2の噴出配管を観客から見て前後に水平移動させるために具備されており、制御手段107によって制御される。
なお、同図はあくまでも概略構成図であり、同図によれば駆動装置108が駆動して第2の流体スクリーン形成装置104の第2の噴出配管を移動させる構成について、その詳細を省略しているが、これらの構成は周知の技術により実現可能であるため省略する。
上記の構成において、制御手段107は、第2の流体スクリーン形成装置104の移動と、移動に伴う第2の投射装置106のフォーカス合わせと表示画像の大きさ合わせとを、第2の流体スクリーン形成装置104の移動速度に応じた時間間隔により制御する。
以上の構成による本流体スクリーン映像表示システムによれば、観客は第1の流体スクリーン102に投影された第1の映像を見ている最中に、突如として手前に現われた第2流体スクリーン105に投射された第2の映像を見ることができ、そしてこの第2の映像が突如として消えて第1の映像のみとなる場面を見ることができる。これにおいて、例えば第2の映像の出現や消去をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に臨場感あふれる演出効果を得ることができる。
さらに、制御装置107が駆動装置108を制御して第2の流体スクリーン形成装置104の噴出配管を水平に移動させることにより、観客は観賞している第1の流体スクリーン102の手前に位置している第2の流体スクリーン105が手前又は奥に移動しながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば手前の流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
なお、特に本実施の形態5においては、流体スクリーンの移動が駆動装置108によってなされるため、動きのなめらかなスクリーン移動を実現することができる。
<実施の形態6>
実施の形態6に係る流体スクリーン映像表示システムは、実施の形態4に示したような噴出配管を水平に移動させるよう構成された駆動装置108を噴出配管を軸として観客から見て前後に回転させるよう構成された回転駆動装置に置き換えたものである。
図9に実施の形態6に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図を示す。同図において、流体スクリーン形成装置101には、回転駆動装置109が噴出配管を観客から見て前後に振れるように具備されており、制御手段107によって制御される。
なお、同図はあくまでも概略構成図であり、同図によれば回転駆動装置109が駆動して流体スクリーン形成装置101の噴出配管を回転させる構成について、その詳細を省略しているが、これらの構成は周知の技術により実現可能であるため省略する。
上記の構成において、制御手段107は、流体スクリーン形成装置101の回転と、この回転に伴う投射装置103のフォーカス合わせと表示画像の大きさ合わせとを、流体スクリーン形成装置101の移動速度に応じた時間間隔により制御する。
上述したように、制御装置107が回転駆動装置109を制御して流体スクリーン形成装置101の噴出配管を前後に回転動させることにより、観客は観賞しているスクリーンが手前に迫り又は奥に引き込みながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
なお、本実施の形態6においては、流体スクリーン102の振れ角度は観客からの見やすさや、投射装置103から投射された映像のフォーカスずれや、表示画面の形等に影響が出ない範囲、例えば流体スクリーン102の垂下状態から前後10度以内程度である。
<実施の形態7>
実施の形態7に係る流体スクリーン映像表示システムは、実施の形態5に示したような噴出配管を水平に移動させるよう構成された駆動装置108を噴出配管を軸として観客から見て前後に回転させるよう構成された回転駆動装置に置き換えたものである。
図10に実施の形態7に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図を示す。同図において、第2の流体スクリーン形成装置104には、回転駆動装置109が噴出配管を観客から見て前後に振れるように具備されており、制御手段107によって制御される。
なお、同図はあくまでも概略構成図であり、同図によれば回転駆動装置109が駆動して第2の流体スクリーン形成装置104の噴出配管を回転させる構成について、その詳細を省略しているが、これらの構成は周知の技術により実現可能であるため省略する。
上記の構成において、制御手段107は、第2の流体スクリーン形成装置104の回転と、この回転に伴う第2の投射装置106のフォーカス合わせと表示画像の大きさ合わせとを、第2の流体スクリーン形成装置104の移動速度に応じた時間間隔により制御する。
以上の構成による本流体スクリーン映像表示システムによれば、観客は第1の流体スクリーン102に投影された第1の映像を見ている最中に、突如として手前に現われた第2流体スクリーン105に投射された第2の映像を見ることができ、そしてこの第2の映像が突如として消えて第1の映像のみとなる場面を見ることができる。これにおいて、例えば第2の映像の出現や消去をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に臨場感あふれる演出効果を得ることができる。
さらに、制御装置107が回転駆動装置109を制御して第2の流体スクリーン形成装置104の噴出配管を前後に回転させることにより、観客は観賞している第1の流体スクリーン102の手前に位置している第2の流体スクリーン105が手前に迫り又は奥に引き込みながら投影される映像を見ることができる。これにより、本流体スクリーン映像表示システムは、例えば手前の流体スクリーンの移動をショーやアトラクション等の上演の演出に対応したタイミングで制御させることにより、特に迫力感のある映像表示を行うことができる。
なお、実施の形態2及び実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムにおいては、3つの流体スクリーン形成装置を切り換え可能な例として説明したが、更に多数の切り換え可能な流体スクリーン形成装置を用いて構成してもよいことは言うまでもない。
また、実施の形態2乃至7において詳述したように、流体スクリーン形成装置を複数配置して流体を噴出させる形成装置を選択制御すること、若しくは駆動装置を設けて流体スクリーン形成装置を移動制御すること、又は回転駆動装置を設けて流体スクリーン形成装置を軸回転制御すること等は、形成される流体スクリーンを時間的に異ならせて形成制御する具体的制御例を指すものである。
また、実施の形態1乃至実施の形態7に係る流体スクリーン映像表示システムにおいては、制御装置107は映像再生装置や撮像カメラを制御しない構成としたが、これら映像ソース源も制御装置107で制御させる構成としてもよい。
また、制御装置107の流体スクリーンの切り換え制御は、前述したような流体スクリーン形成装置の並び順に1つずつ切り換えるだけでなく、例えば2つおきの並び順で切り換えるものやランダムに切り換える等、自在な切り換えを行うように制御してもよい。
また、これら複数の流体スクリーン形成装置とは、流体の供給手段を含めた装置そのものを複数備えることはもとより、流体の供給手段は1つであって噴出配管を複数備えて噴出を切換制御するという方式であってもよい。
そしてまた、本実施の形態7においては、流体スクリーン105の振れ角度は観客からの見やすさや、第2の投射装置106から投射された映像のフォーカスずれや、表示画面の形等に影響が出ない範囲、例えば第2の流体スクリーン105の垂直状態から前後10度以内程度である。
さらにまた、実施の形態3,実施の形態5,又は実施の形態7において、駆動装置や回転駆動装置等によって移動される流体スクリーンはいずれも観客手前側の流体スクリーンであるとして実施の形態例を説明したが、実施の形態2,実施の形態4,又は実施の形態6に示したような観客から見て奥側の流体スクリーンが移動する構成の流体スクリーン形成装置と組み合わせても良い。
本発明に係る流体スクリーン映像表示システムを用いることにより、例えば遊園地のアトラクションやサーカス等のショーや新商品の展示会等において、大仕掛けのアトラクションの進行や演出をPC等で自動制御している場合に、本システムの制御装置をこれに連動させることにより、よりエンターテイメント性の高い演出効果を奏する映像システムとして有用である。
本発明の実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 本発明の実施の形態1に係る流体スクリーン映像表示システムを第1の流体スクリーン102の投影面に対して側面から見た場合の、第1,第2の流体スクリーン形成装置101,104と第1,第2の投射装置103,106との配置関係の例を示した図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 図4は、本発明の実施の形態2に係る流体スクリーン映像表示システムを例えば第2の流体スクリーン102bの投影面に対して側面から見た場合の、第1乃至第3の流体スクリーン形成装置101a,101b,及び101cと投射装置103との配置関係の例を示した図である。 図5は、本発明の実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 図6は、本発明の実施の形態3に係る流体スクリーン映像表示システムを第1の流体スクリーン102の投影面に対して側面から見た場合の、第1乃至第4の流体スクリーン形成装置101,104a,104b,及び104cと第1,第2の投射装置103,106との配置関係の例を示した図である。 図7は、本発明の実施の形態4に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 図8は、本発明の実施の形態5に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 図9は、本発明の実施の形態6に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。 図10は、本発明の実施の形態7に係る流体スクリーン映像表示システムの概略外観図である。
符号の説明
101 第1の流体スクリーン形成装置
102 第1の流体スクリーン
103 第1の投射装置
104 第2の流体スクリーン形成装置
105 第2の流体スクリーン
106 第2の投射装置
107 制御装置

Claims (3)

  1. 噴出された流体が流体膜となって第1及び第2の流体スクリーンをそれぞれ形成するように構成された第1及び第2の噴出配管を備えた第1及び第2の流体スクリーン形成手段と、前記第1及び第2の流体スクリーンのそれぞれに映像を投射するための第1及び第2の投射手段と、前記各流体スクリーン形成手段と前記各投射手段とを制御するための制御手段と、から構成される流体スクリーン映像表示システムにおいて、
    前記制御手段により、前記各流体スクリーン形成手段によってそれぞれ形成される流体スクリーンのうち、その一方を観賞者に対して手前側に、他方をその奧側に形成すると共に、前記奥側の流体スクリーンを形成時間の長い主スクリーンとし、前記手前側の流体スクリーンを前記主スクリーンより形成時間が短く、所望時間時に形成される副スクリーンとして形成するよう制御する一方、
    前記各投射手段を前記形成される流体スクリーンに対応してそれぞれ制御する構成とした
    ことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。
  2. 噴出された流体が流体膜となって流体スクリーンを形成するように構成された噴出配管を備えた流体スクリーン形成手段と、前記流体スクリーンに映像を投射するための投射手段と、前記流体スクリーン形成手段と前記投射手段とを制御するための制御手段とから構成される流体スクリーン映像表示システムにおいて、
    前記制御手段により、前記流体スクリーンを観賞者に対して前方向又は後方向に時間的に異ならせて形成制御するよう構成した
    ことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。
  3. 請求項1に記載の流体スクリーン映像表示システムにおいて、
    前記副スクリーンを観賞者に対して前方向又は後方向に時間的に異ならせて形成制御するよう構成した
    ことを特徴とする流体スクリーン映像表示システム。

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