JPH04336091A - 体感型ビデオゲーム装置 - Google Patents

体感型ビデオゲーム装置

Info

Publication number
JPH04336091A
JPH04336091A JP3135777A JP13577791A JPH04336091A JP H04336091 A JPH04336091 A JP H04336091A JP 3135777 A JP3135777 A JP 3135777A JP 13577791 A JP13577791 A JP 13577791A JP H04336091 A JPH04336091 A JP H04336091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
player
section
cockpit
image
mounting section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3135777A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Wakayama
若山 高志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namco Ltd filed Critical Namco Ltd
Priority to JP3135777A priority Critical patent/JPH04336091A/ja
Publication of JPH04336091A publication Critical patent/JPH04336091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体感装置およびこれを
用いたビデオゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の体感型のビデオゲーム
装置が知られており、例えばCRT上に表示される走行
画面を見ながら運転を行なうドライブゲームでは、レー
シングカーの運転席と同じ構成のコックピットを形成す
る。そして、このコックピットをプレーヤのステアリン
グ操作に合せて傾け、車両が障害物にぶつかったときに
はこれに衝撃用の振動を与え、プレーヤに実際のドライ
ブに近い体感を与え、より迫力の富んだゲームを楽しめ
るように形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
は、いずれも複雑な駆動機構を用いてコックピットをゲ
ーム機本体に支持し、コックピットの姿勢を制御するも
のであるため、装置全体が大型でかつ高価なものとなっ
てしまうという問題があった。
【0004】特に、この従来装置は、ドライバーが乗っ
たコックピットそのものを動かすことのできる大出力の
モータを必要するため、迫力に富んだゲームが行える反
面、その分、装置全体が複雑かつ高価なものとなってし
まうという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その第1の目的は簡単な構成で、プ
レーヤなどの被験者に、浮遊感などを効果的に体感させ
ることができる体感装置およびこれを用いた体感型ビデ
オゲーム装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の第2の目的は、従来に比べ
小さな振動発生源を用い、被験者またはプレーヤに浮遊
感と映像の展開に合せた振動とを組合わせて体感させる
ことのできる体感装置およびこれを用いたビデオゲーム
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明の体感装置は、装置本体側に設けられ、所定の
映像を表示する映像表示部と、前記映像表示部に表示さ
れた映像を見得るよう、被験者を載置する載置部と、前
記載置部を、弾性部材を用いて装置本体に対し揺動また
は傾動自在に支持する支持部と、を含み、被験者の重心
移動により載置部を揺動または傾動させ、映像に合せて
被験者に浮遊感を与えることを特徴とする。
【0008】また、本発明の体感型ビデオゲーム装置は
、弾性部材を用いて装置本体側に設けられ、所定のゲー
ム映像を表示する映像表示部と、前記映像表示部に表示
されたゲーム映像を見得るよう、プレーヤを載置するプ
レーヤ載置部と、前記プレーヤ載置部を、装置本体に対
し揺動または傾動自在に支持する支持部と、を含み、プ
レーヤの重心移動によりプレーヤ載置部を揺動または傾
動させ、映像に合せてプレーヤに浮遊感を与えることを
特徴とする。
【0009】また、前記第2の目的を達成するため、請
求項3に記載の装置は、請求項1,2のいずれかにおい
て、映像の展開に合わせた振動を発生する振動発生部を
前記載置部に設け、被験者またはプレーヤに浮遊感と映
像の展開に合わせた振動とを組み合わせて体感させるこ
とを特徴とする。
【0010】ここにおいて、請求項4の発明のように、
前記振動発生部は、前記載置部を支持する支持部の共振
周波数またはこれに近い周波数の振動を用いて、小さい
振動エネルギーで大きな振動を載置部に与えるよう構成
することが好ましい。
【0011】
【作用】請求項1,2の体感装置およびこれを用いたビ
デオゲーム装置によれば、被験者やプレーヤなどが乗っ
た載置部を、弾性部材を用いて構成された支持部により
装置本体に支持している。このため、映像表示部に表示
された映像を見ながら、被験者が僅に重心を動かすのみ
で載置部が揺動または傾動し、被験者に浮遊感を体感さ
せることができる。
【0012】特に、本発明では、載置部を弾性部材を用
いて形成された支持部により支持するという簡単な構成
により、被験者に浮遊感を体感させることができるため
、装置全体の構成を簡単かつ安価なものとし、例えばゲ
ームセンター等に設置される業務用のビデオゲーム装置
として幅広く提供することができるたる。
【0013】さらに、本発明によれば、載置部はスプリ
ング等の弾性部材を用いて支持されているため、載置部
を前後左右、上下のどの方向にも揺動または傾動させ、
プレーヤや被験者に、自然な感じの浮遊感を体感させる
ことんができる。すなわち、従来のこの種の装置では、
プレーヤなどの載置部の動きの自由度が一方向(一直線
上または一平面上での回転)に限定され、このような機
構の組合わせによりその自由度を増やしていた。そのた
め、自由度を増やすと機構が複雑なものとなってしまう
。しかし、本発明によれば、プレーヤなどの載置部は、
スプリング等の弾性部材を用いて支持されているため、
載置部は基本的にはどの方向にも拘束されることなく自
由に揺動または傾動することができ、前記従来例のよう
な複雑な機構の組合わせが不要となり、装置全体を簡単
かつ安価に形成することができる。
【0014】さらに、請求項3の記載の装置によれば、
載置部に振動装置を設けることにより、プレーヤに浮遊
感と映像の展開に合せた振動を組合わせて体感させるこ
とができる。特に、本発明では、載置部は弾性部材を介
して装置本体に対し揺動または傾動自在に支持されてい
るため、従来装置に比べ小さい振動エネルギーでも大き
な振動を載置部に効果的に与えることができるため、振
動発生部自体を小型かつ安価なものにすることができる
【0015】さらに、この振動発生部を請求項4のよう
に形成することにより、より小さい振動エネルギーで大
きな振動を載置部に与えることができるため、振動発生
部自体をより小型かつ安価なものとすることが可能とな
る。
【0016】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面に基づき詳
細に説明する。
【0017】図1〜図6には、本発明が適用されたビデ
オゲーム装置の好適な第1実施例が示されている。
【0018】図1に示すよう、実施例のビデオゲーム装
置は、正面に映像表示部14が設けられたハウジング1
0と、宇宙船の操縦席を想定して形成されたコックピッ
ト20と、ハウジング10のベース12上に前記コック
ピット20を取付ける支持部30とを含む。
【0019】前記ハウジング10は、映像表示部14が
宇宙船の窓から見える景色を表示するように形成されて
いる。
【0020】前記コックピット20は、プレーヤが座る
シート22と、宇宙船の操縦桿を想定してい形成された
操作部24とを有し、プレーヤ載置部として機能するよ
う構成されている。
【0021】前記支持部30は、コックピット20の底
面に4ヵ所設けられ、コックピット20をベース12上
に4点支持するよう構成されている。本発明の特徴は、
この支持部30を弾性部材を用いて形成し、コックピッ
ト20をハウジング10に対し傾動または揺動自在に形
成したことにある。
【0022】本実施例の支持部30は、スプリングを弾
性部材として用いた懸架装置として形成され、コックピ
ット20を前後左右、上下のいずれの方向にも揺動自在
に形成されている。
【0023】図2,図3には、このような支持部30の
具体的な構成が示され、実施例の懸架装置30はコック
ピット20の底面から下方に向けて立設された脚部32
と、この脚部32をハウジング10側のベース12へ懸
架する第1および第2のスプリング34,36とを含む
。実施例のベース12には、前記脚部32の先端を挿入
する凹部38が形成されている。そして前記第1のスプ
リング34は、凹部38の各上端コーナ部から脚部32
の先端を4ヵ所で吊持するよう4本設けられている。 前記第2のスプリング36は、前記凹部38の上端側か
ら脚部32を四方から水平に支持し、コックピット20
を安定して保持するよう4本設けられている。
【0024】以上の構成とすることにより、コックピッ
ト20にプレーヤが乗り込みゲームの進展に合せて僅に
体重移動すると、その体重移動方向へコックピット20
を揺動させ、プレーヤに浮遊感を与えることができる。
【0025】特に、本実施例では、コックピット20を
、4個の支持部30を用いて支持しているため、コック
ピット20をプレーヤの僅な重心移動により、上下方向
へあるいは前後作用方向へ自由に揺動させ、プレーヤに
自然な感じで浮遊感を与える体感装置を簡単かつ安価に
形成することができる。
【0026】従って、コックピット20に乗り込んだプ
レーヤが操作部24を操作しながら宇宙船を運転してい
る場合に、例えば、映像表示部14に映し出される隕石
などを避けるのに操作部24を操作すると、このときの
僅な重心移動によりコックピット20は宇宙船の旋回方
向へ揺動することになる。このようにして、本実施例に
よれば、コックピット20に乗り込んだプレーヤに、映
像に合せて浮遊感を与え、ゲームをより一層楽しむこと
ができる。
【0027】また、本実施例のようなゲーム装置では、
映像の展開に合せた振動を、前述した浮遊感と組合わせ
てプレーヤに体感させることが、臨場感や迫力を高める
上で好ましい。
【0028】このため、本実施例では、コックピット2
0の底部に図4に示す第1の振動発生部40を設け、さ
らにシート22の背凭れ部分に図5に示す第2の振動発
生部60を設けている。
【0029】前記第1の振動発生部40は、プレーヤが
標的に向け銃を発射したとき、銃があると予想される位
置(実施例ではプレーヤの足下)に振動を発生させ、銃
の発射の反動を演出するものである。すなわち、この第
1の振動発生部40は、コックピット20の底面に前後
方向に向け取付けられるケース42と、このケース42
の中央に設けられたスライド溝42aに沿って前後方向
へスライド自在に取り付けられた重り44とを含む。重
り44は、スプリング46により矢印A方向へ引かれる
よう付勢されており、このA方向への移動はストッパ4
8により規制される。ストッパ48は、重り44の衝突
面を4箇所で受け止める4本のロッド48a,48a,
…と、重り衝突時に於ける衝撃を和げるよう各ロッド4
8aに設けられたスプリング48bとを有する。
【0030】また、前記重り44を矢印B方向へ移動さ
せるため、この第1の振動発生部40には、モータ50
と、押出ロッド54と、ロッド押出部52とが設けられ
ている。そしてモータ50を正転駆動することにより、
ロッド押出部52は図中矢印B方向へ押出ロッド54を
移動させ、スプリング46の付勢力に抗して重り44を
矢印B方向へ移動させる。そして、重り44が所定距離
移動すると、その一端面に設けられた係止部44aがロ
ック機構56によりロックされ、重り44はこの位置に
て位置決めされる。この状態で、モータ50を逆転駆動
することにより、ロッド押出部52は押出ロッド54を
A方向へ退避させる。この状態で、ロック機構56によ
る係止部44aのロックを解除してやることにより、重
り44はスプリング46の付勢力により加速されてスト
ッパ48に衝突し、A方向へ向け大きな衝撃を発生させ
る。
【0031】したがって、この第1の振動発生部40を
、そのA方向が映像表示部14に向くようコックピット
20に取付け固定し、銃の発射に合せて重り44をスト
ッパ48に衝突させることにより、銃の発射の反動をコ
ックピット20を介してプレーヤに伝え、より臨場感に
富んだゲームを楽しむことが可能となる。
【0032】特に、本実施例のようなタイプの第1の振
動発生部40は、銃を一回発射するとモータ50を正転
駆動し再度重り44をロック機構56によりロックされ
る位置まで移動させる必要があるため、威力の大きな銃
を発射したときの反動を演出する場合に極めて効果的な
ものとなる。
【0033】また、前記第2の振動発生部60は、敵の
弾を被弾したとき、そのダメージを演出するために用い
られる。
【0034】図5には、この第2の振動発生部60の具
体的な構成が示され、この第2の振動発生部60は、重
り64をC方向へ移動自在に収納したケース62と、前
記C方向と直交する方向に配置されたモータ66とを含
む。モータ66の回転軸66aの先端には回転板66b
が取付けられ、この回転板66bの偏心位置に、一端が
重り64と連結されたロッド68の他端が連結されてい
る。モータ66を回転駆動することにより、重り64は
C方向へ往復運動し、振動を発生する。したがって、こ
の第2の振動発生部60を、シート22の背凭れ部分に
横方向へ振動するよう取付け固定することにより、敵の
宇宙船の弾を被弾したときの振動をプレーヤに体感させ
ることができる。特に、この第2の振動発生部60は、
その振動の周波数を支持部30を構成するスプリングの
固有振動数またはその付近に設定することにより、より
小さなモータ66で大きな振動を効果的に与えることが
できる。
【0035】図6には本実施例のビデオゲーム装置の要
部の回路図が示されている。
【0036】実施例のゲーム装置は、操作部24からの
入力信号がゲームPCB(プリントサーキット  ボー
ド)72に入力され、ゲームPCB72は、ゲーム展開
に合せたゲーム画面を演算し、これを映像表示部14上
に表示するとともに、スピーカ74から各種の効果音を
出力させる。さらに、ゲームPCB72は、ドライブP
CB76に制御信号を出力し、振動装置40,60のモ
ータ50,66を駆動するとともに、ロック機構56の
制御を行う。また、必要に応じてハウジング10やコッ
クピット20に設けられた各種の効果ランプの点滅制御
を行う。
【0037】本実施例は以上の構成から成り、次にその
作用を説明する。
【0038】まず、プレーヤがコックピット20に乗り
込みシート22に着座した後、図示しないシートベルト
を締め、操作部24を握った状態でスタートボタンをオ
ンする。これによりゲームPCB72がゲーム画面の演
算を行い、映像表示部14上に宇宙船の窓から見える宇
宙空間の映像を表示し、スピーカ74から各種効果音を
出力する。
【0039】これによりプレーヤは操作部24を操作し
ながら、宇宙船を操縦し宇宙への旅に出発することにな
る。プレーヤは、映像表示部14上に映し出される各種
の障害物、例えば隕石などを避けるようにしながら宇宙
船を運転し、次々に現れる敵の宇宙船を撃墜し得点する
ことができる。このとき、プレーヤが操作部24を操作
し、例えば敵の宇宙船や隕石などを避ける場合には、プ
レーヤの僅かな重心移動によりコックピット20がその
重心の移動方向へ揺動し、宇宙船が旋回するときのよう
な浮遊感をプレーヤに与え、より臨場感に富んだゲーム
を行うことが可能となる。
【0040】さらに、映像表示部14上に映し出される
敵の宇宙船に向けプレーヤが銃を発射すると、コックピ
ット20の底部に設けられた第1の振動発生部40によ
り、前方、すなわち矢印A方向へ向け銃の発射の反動を
演出する大きな振動が与えられる。さらに、敵の宇宙船
からの攻撃を避けそこない、敵の弾を被弾した場合には
第2の振動発生部60が矢印C方向へ往復振動を発生さ
せ、宇宙船が被弾したダメージを演出するようになって
いる。
【0041】このとき、実施例の装置では、コックピッ
ト20がスプリング34,36等の弾性部材を用いて揺
動自在に変化されているため、振動発生部40,60の
振動が効果的にコックピット20に伝わり、大きな振動
を発生させることができる。したがって、振動発生部4
0,60に使用する重り44,64を比較的小さくする
ことができ、振動発生部自体を小型かつ安価なものとす
ることができる。
【0042】特に、前記第2の発生部60は、支持部3
0を構成するスプリング34,36の固有振動数に合せ
て振動の周波数が設定されているため、小さな振動エネ
ルギーでコックピット20に大きな振動を効果的に与え
ることができ、この面からも第2の振動発生部60を小
型かつ安価なものとすることができる。
【0043】このように、本実施例のビデオゲーム装置
では、映像表示部14上に表示される宇宙空間をゲーム
画面に合せてコックピット20を揺動させ、かつゲーム
の進展に合せて第1および第2の振動発生部40,60
から多様な振動をプレーヤに体感させることができるた
め、プレーヤは臨場感に富んだゲームを楽しむことがで
きる。
【0044】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のでなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可
能である。
【0045】例えば、前記実施例では支持部30を図2
,図3に示すように形成したため、コックピット20の
揺動に合せてコックピット20自体も傾いたが、この支
持部30を例えば図7、図8に示すように構成すること
により、コックピット20を水平状態に保ったまま揺動
させることができる。
【0046】すなわち、脚部32とコックピット20の
底面との連結をボールジョイント39を用いて行うこと
により、コックピット20を水平状態に保ったまま揺動
させることができる。
【0047】なお、他の構成および作用は前記第1実施
例と同様なので、これらの説明は省略する。
【0048】また、図9に示すよう、支持部30を圧縮
バネ80を用いて構成し、ベース12上に少くとも3個
以上の圧縮バネ30を用いてコックピット20の底面を
支持するよう構成することもできる。これにより部品点
数が減少し、コストダウンを図ることがてきる。
【0049】また、図10に示すよう、支持部30を3
組のスプリング82a,82b,82cを用いて構成し
、ハウジング10に対しコックピット20を3方から支
持することも可能であり、これによりベース12とコッ
クピット20との位置関係をより安定させることができ
る。
【0050】また、図11に示すよう、支持部80を2
組のスプリング84a,84bを用いて形成し、コック
ピット20を、ベース12の前後に立設した柱16a,
16bから懸架するようにしてもよい。
【0051】このように、コックピット20をスプリン
グ等の弾性部材を用いて揺動自在に支持するならば、コ
ックピット20の支持方法は、必要に応じて任意に変更
することができ、例えば図9〜図11の支持方法を必要
に応じて組合わせて使用してもよい(例えば前を圧縮バ
ネで支え、後を引張りバネで吊る)。
【0052】また、前記各実施例では、弾性部材として
スプリングを用いた支持部30を例に取り説明したが、
本発明はこれに限らず、これ以外の弾性部材、例えば防
振ゴムや空気バネ、ゴムブッシュなどを必要に応じ用い
ることもできる。
【0053】また、前記各実施例では、コックピット2
0を揺動自在に支持する場合を例にとり説明したが、必
要に応じ、弾性部材を用いコックピット20を傾動自在
に支持してもよい。
【0054】また、図12,図13には、本発明の他の
実施例が示されている。本実施例では、コックピット2
0の底面を前記第1実施例と同様にして4個の支持部3
0を用いてベース12上に揺動自在に支持する。
【0055】そして、このベース12から、コックピッ
ト20の底面を貫通し、シート22の背面側に支柱90
を立設し、その支柱90の頂部にモータ92を取付け固
定する。そして、このモータの回転軸に取り付けられた
円板94の偏心位置に一対のスプリング96a,96b
の一端側を取付け、このスプリング96a,96bの他
端側をコックピット20の両側面に連結する。
【0056】本実施例では、このように振動発生部を構
成することにより、モータ92を回転駆動することによ
り、コックピット20がスプリング96a,96bを介
して横方向に往復振動駆動され、前記第1実施例のよう
に第2の振動発生部60を直接シート22の背面に取付
けた場合に比べ柔かい振動を与えることができる。
【0057】また、前記各実施例では、1または2個の
振動発生部をコックピット20に設けた場合を例に取り
説明したが、本発明はこれに限らず、必要に応じて、3
個以上の振動発生部をコックピット20の任意の位置に
任意の方向に向け取り付けることもでき、これによりゲ
ームをより一層効果的に行うことができる。
【0058】また、前記実施例では、本発明を宇宙空間
を飛行する宇宙船を操縦するゲームに適用した場合を例
にとり説明したが、本発明はこれに限らずこれ以外の各
種ゲーム、例えば水上を走行するようなゲームやオフロ
ードを走行するゲームなど浮遊感を伴うゲームなら各種
ゲームに適用することができ、またゲーム以外にも各種
分野における体感装置としても適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2の発
明によれば、被験者やプレーヤなどが乗った載置部を、
弾性部材を用いて構成された支持部により装置本体に支
持している。このため、映像表示部に表示された映像を
見ながら、被験者が僅に重心を動かすのみで載置部が揺
動または傾動し、被験者に浮遊感を体感させることがで
きる。特に、本発明では、載置部を弾性部材を用いて形
成された支持部により支持するという簡単な構成により
、被験者に浮遊感を体感させることができるため、装置
全体の構成を簡単かつ安価なものとし、例えばゲームセ
ンター等に設置される業務用のビデオゲーム装置として
幅広く提供することができるたる。
【0060】さらに、本発明によれば、載置部はスプリ
ング等の弾性部材を用いて支持されているため、載置部
を前後左右、上下のどの方向にも揺動または傾動させ、
プレーヤや被験者に自然な感じの浮遊感を体感させるこ
とんができる。すなわち、従来のこの種の装置では、プ
レーヤなどの載置部の動きの自由度が一直線上または一
平面内というように限定され、複数の移動機構の組合わ
せにより自由度を増やしていくため、多くの自由度を得
るためには、構造が二重,三重になり、装置全体の大型
化、複雑化およびコストアップが避けられなかった。こ
れに対し本発明によれば、プレーヤなどの載置部は、ス
プリング等の弾性部材を用いて支持されているため、載
置部は基本的にはどの方向にも拘束されることなく自由
に揺動または傾動することができ、前記従来例のような
複雑な機構の組合わせが不要となり、装置全体を簡単か
つ安価に形成することができる。
【0061】さらに、請求項3の記載の装置によれば、
載置部に振動装置を設けることにより、プレーヤに浮遊
感と映像の展開に合せた振動を組合わせて体感させるこ
とができる。特に、本発明では、載置部は弾性部材を介
して装置本体に対し揺動または傾動自在に支持されてい
るため、従来装置に比べ小さい振動エネルギーでも大き
な振動を載置部に効果的に与えることができるため、振
動発生部自体を小型かつ安価なものにすることができる
【0062】さらに、この振動発生部を請求項4のよう
に形成することにより、より小さい振動エネルギーで大
きな振動を載置部に与えることができるため、振動発生
部自体をより小型かつ安価なものとすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された体感型ビデオゲーム装置の
第1実施例の外観斜視説明図である。
【図2】図1に示すゲーム装置に用いられる支持部の平
面説明図である。
【図3】図2に示す支持部のA−A´の断面概略図であ
る。
【図4】図1に示す装置に用いられる第1の振動発生部
の説明図である。
【図5】図1に示す装置に用いられる第2の振動発生部
の説明図である。
【図6】図1に示す装置の電気回路の要部を示すブロッ
ク図である。
【図7】図2に示す支持部の変形例の平面説明図である
【図8】図7に示す支持部のA−A´断面概略図である
【図9】本発明の体感振動型ビデオゲーム装置の変形例
の説明図である。
【図10】本発明の他の変形例の説明図である。
【図11】本実施例の他の変形例の説明図である。
【図12】本発明の他の変形例の側断面概略説明図であ
る。
【図13】図12に示す変形例の縦断面概略説明図であ
る。
【符号の説明】
30  支持部 32  脚部 34  第1のスプリング 36  第2のスプリング 40  第1の振動発生部 60  第2の振動発生部             
                 NM016001

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  装置本体側に設けられ、所定の映像を
    表示する映像表示部と、前記映像表示部に表示された映
    像を見得るよう、被験者を載置する載置部と、前記載置
    部を、弾性部材を用いて装置本体に対し揺動または傾動
    自在に支持する支持部と、を含み、被験者の重心移動に
    より載置部を揺動または傾動させ、映像に合せて被験者
    に浮遊感を与えることを特徴とする体感装置。
  2. 【請求項2】  装置本体側に設けられ、所定のゲーム
    映像を表示する映像表示部と、前記映像表示部に表示さ
    れたゲーム映像を見得るよう、プレーヤを載置するプレ
    ーヤ載置部と、前記プレーヤ載置部を、弾性部材を用い
    て装置本体に対し揺動または傾動自在に支持する支持部
    と、を含み、プレーヤの重心移動によりプレーヤ載置部
    を揺動または傾動させ、映像に合せてプレーヤに浮遊感
    を与えることを特徴とする体感型ビデオゲーム装置。
  3. 【請求項3】  請求項1,2のいずれかにおいて、映
    像の展開に合わせた振動を発生する振動発生部を前記載
    置部に設け、被験者またはプレーヤに浮遊感と映像の展
    開に合わせた振動とを組み合わせて体感させることを特
    徴とする体感装置。
  4. 【請求項4】  請求項3において、前記振動発生部は
    、前記載置部を支持する支持部の共振周波数またはこれ
    に近い周波数の振動を用いて、小さい振動エネルギーで
    大きな振動を載置部に与えるよう構成されたことを特徴
    とする体感装置。
JP3135777A 1991-05-10 1991-05-10 体感型ビデオゲーム装置 Pending JPH04336091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135777A JPH04336091A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 体感型ビデオゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135777A JPH04336091A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 体感型ビデオゲーム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04336091A true JPH04336091A (ja) 1992-11-24

Family

ID=15159616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3135777A Pending JPH04336091A (ja) 1991-05-10 1991-05-10 体感型ビデオゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04336091A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH096225A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Kanji Murakami 体感環境生成装置
JPH09225139A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Namco Ltd 操作入力装置及びこれを用いたゲーム装置
JPH09325684A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Namco Ltd 3次元シミュレータ装置
US5720619A (en) * 1995-04-24 1998-02-24 Fisslinger; Johannes Interactive computer assisted multi-media biofeedback system
JPH1133239A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Namco Ltd 遊技用乗物装置
JP2005535368A (ja) * 2002-06-19 2005-11-24 オーストラリアン・シミュレーション・コントロール・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド 改良型コンピュータゲームコントローラ
JP2011224243A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nintendo Co Ltd ゲーム機用振動ユニット
CN104258569A (zh) * 2014-09-17 2015-01-07 电子科技大学 电机驱动的三自由度可拆装的动感赛车游戏运动模拟器
JP2018000672A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社平和 遊技機
JP2019130246A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社スクウェア・エニックス ゲーム機
CN112316414A (zh) * 2020-09-29 2021-02-05 李忠升 一种磁悬浮vr座舱

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5720619A (en) * 1995-04-24 1998-02-24 Fisslinger; Johannes Interactive computer assisted multi-media biofeedback system
JPH096225A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Kanji Murakami 体感環境生成装置
JPH09225139A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Namco Ltd 操作入力装置及びこれを用いたゲーム装置
JPH09325684A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Namco Ltd 3次元シミュレータ装置
JPH1133239A (ja) * 1997-07-16 1999-02-09 Namco Ltd 遊技用乗物装置
JP2005535368A (ja) * 2002-06-19 2005-11-24 オーストラリアン・シミュレーション・コントロール・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド 改良型コンピュータゲームコントローラ
JP2011224243A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nintendo Co Ltd ゲーム機用振動ユニット
CN104258569A (zh) * 2014-09-17 2015-01-07 电子科技大学 电机驱动的三自由度可拆装的动感赛车游戏运动模拟器
CN104258569B (zh) * 2014-09-17 2016-05-04 电子科技大学 电机驱动的三自由度可拆装的动感赛车游戏运动模拟器
JP2018000672A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社平和 遊技機
JP2019130246A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社スクウェア・エニックス ゲーム機
CN112316414A (zh) * 2020-09-29 2021-02-05 李忠升 一种磁悬浮vr座舱
CN112316414B (zh) * 2020-09-29 2023-10-13 北京中科汇智融媒体科技有限公司 一种磁悬浮vr座舱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW385255B (en) Game apparatus
US6347999B1 (en) Pinball simulator game system
KR102592607B1 (ko) 시뮬레이터 라이드
JPH04336091A (ja) 体感型ビデオゲーム装置
JP2016133806A (ja) シーソー構造を持つ仮想現実用大型スクリーン映像装置
WO1992016922A1 (en) Vehicle simulator including cross-network feedback
JPH0685820B2 (ja) 体感ゲーム機
WO2007114639A1 (en) A simulation apparatus having a function of guiding user's controlling behavior
JPH09220363A (ja) 乗物遊技機
JP2000210468A (ja) ゲ―ム装置
US6256397B1 (en) Body-sensible swinging and vibrating apparatus
JP6774260B2 (ja) シミュレーションシステム
SE526305C2 (sv) Lekställning
KR20170045679A (ko) Hmd를 이용한 fps 게임 장치
JPH1097375A (ja) コンピュータ入力装置
JP3331378B2 (ja) キックバック機構付きコントロールスティック及びゲーム装置
KR102187541B1 (ko) 다중체험이 가능한 가상현실 인터랙션 모듈시스템
TWI676161B (zh) 體感模擬裝置
KR20190075357A (ko) 체험장치
KR20220076359A (ko) 모션 시뮬레이터
JP2570100Y2 (ja) ムービングシート機構
KR102022723B1 (ko) 가상 시뮬레이션 장치
CN110947175A (zh) 一种高仿真亲临式三屏体感赛车
JP2542168B2 (ja) シミュレ―ションゲ―ム用ジョイスティック
JP2857211B2 (ja) マルチプレーヤ式ビデオゲーム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020409