JP2570100Y2 - ムービングシート機構 - Google Patents

ムービングシート機構

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JP2570100Y2
JP2570100Y2 JP1915592U JP1915592U JP2570100Y2 JP 2570100 Y2 JP2570100 Y2 JP 2570100Y2 JP 1915592 U JP1915592 U JP 1915592U JP 1915592 U JP1915592 U JP 1915592U JP 2570100 Y2 JP2570100 Y2 JP 2570100Y2
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Sega Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テレビゲーム機や映
画等の映像を楽しむために座る椅子を揺動させる機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では遊戯者がテレビゲームに慣熟
し、より高速の情報を認識することができるようになっ
ている為、シートが可動するか否かは遊戯者の興味を十
分に満足させる条件のひとつになりつつある。
【0003】従来の揺動する座席を用いた動画表示遊戯
機としては実公平2−39510号があげられる。これ
は乗物の操縦席を模した本体に遊戯者に向けて表示する
動画表示手段を備え、前記本体を前部の一垂直軸線のま
わりに水平方向にヨ−イング可能に設置するとともに、
この本体のヨ−イング運動に応じて該本体をその前後軸
線のまわりにロ−リングさせるロ−リング付与装置と、
前記本体に連結されモータにより駆動されて左右に移動
するヨーイング付与装置を備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した動
画表示遊戯機に於いては、本体そのものがモータ駆動に
より揺動する構造になっており、揺動させる装置自体が
大型になってしまっていた。また応答性を良くしようと
すれば、電動モータを高出力のものにしなくてはならな
かった。しかし、業務用遊戯機の大半を占めるテーブル
タイプとか呼ばれる比較的小さいゲーム機ではこのよう
な大型の揺動装置は不適である。この考案は、上述の問
題に鑑み、比較的小さなゲーム機や映画等の座席を揺動
することを目的としてしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本考案に係るムービングシートでは次の手段をと
った。なお、シートとは、着座した時に体重を受ける部
分であり、臀部に限らず背、足、腕等が当たる部分を含
んでも良い。テレビゲーム機や大型映像を見るための映
像表示装置の観察者が座るためのシートであって、シー
トと、該シートに回動自在に取り付けられた第1シャフ
トと、該シートを揺動自在に支持にする前記第1シャフ
トを有する支持体と,前記シートに取り付けた前記第1
シャフトに平行な第2シャフトと、該第2シャフトに取
り付けたリンクと、該リンクの他端取り付けた偏心回転
体と、該偏心回転体を駆動するモータからなるムービン
グシート機構としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成されたので、シートは支持体
のシャフトを回動中心にして、揺動させられる。シート
の他端のシャフトをリンク機構によって左右に振ること
によってシートを揺動かすのである。シートには揺動運
動の軸となるシャフトがあり、さらにシートにはリンク
を接続する別のシャフトが垂下され、リンクの他方は段
違いの軸を有する偏心回転体に接続されおり、この偏心
回転体をモータ等で回転させることにより、回転運動を
リンク機構により揺動運動に変換している。
【0007】
【実施例】次に図面を参照して本考案に係るム−ビング
シート機構の一実施例を説明すると、図1は機構部の概
略斜視図であり、図2は機構部の側面図である。
【0008】シート1は床面に設置するベース2に立設
された方形の支持体3の上に位置している。該シート1
の裏側には略L字のフレーム4が前後方向に設けてあ
り、フレーム4の前方には揺動運動の軸となるシャフト
5が垂直に固着され、該シャフト5の下端は支持体3に
回動自在に取り付けられている。支持体2の上側面2a
にはロ−ラ6がロ−ラ面を左右方向にして上向きに支持
体に取り付けられ、フレーム4の下面に接し、シート1
の荷重を支えている。
【0009】フレーム4の後方のL字の右下中央には垂
直にシャフト7が取り付けられ、該シャフト7の下側に
はリンク8が設けてあり、リンク8の他方は偏心回転体
9に取り付けられている。この偏心回転体9は、回転軸
9aに対し段違いな偏心軸9bを有している。該偏心回
転体は支持体2に図示しないベアリングにて回転自在に
取り付けたシャフト10の上端に取り付けられ、該シャ
フト10はカップリング11を介して該支持体2の下方
に設けたモータ12によって回転させられる。以上が基
本的な機構部であり、シート1とベース2の上側間は方
形なジャバラ12で機構部周囲を覆っている。
【0010】図3にはムービングシ−ト機構の動作説明
図であり、シート1のフレーム4の前部には揺動運動の
軸となるシャフト5があり、後方にはリンク8を接続す
るシャフトが垂下され、リンク8の他方は段違いの軸を
有する偏心回転体9に接続されている。この偏心回転体
9をモータ等で回転させることにより、回転運動をリン
ク機構により揺動運動に変換し、シート1を左右に揺動
させている。
【0011】図4には揺動運動の状態を示す平面概略図
であり、偏心回転体の一回転によるシートの揺動を説明
する。 (A)は偏心回転体9の偏心軸9bが回転軸9a前方に
位置する場合である。この位置ではリンク8はシート前
方のシャフト5と後方右側のシャフト7の位置関係か
ら、シート1を正面を向いた状態にし、偏心回転体が反
時計方向に回転するとリンク8はシャフト7を左方向に
移動させ、シートをシャフト5を中心に左側へ弧を描き
ながら移動させる。 (B)では偏心回転体9の偏心軸9bが回転軸9aの左
側まで回転してくるとシート1は左側まで移動し、次に
リンク8はシャフト7を右側に押し、シート1は右側へ
シャフト5を中心に弧を描いて移動し始める。
【0012】(C)では偏心回転体9の偏心軸9bが回
転軸9aの後方に回転してきた状態であり、リンク8は
シャフト7を右側に押しており、シート1は正面を向い
た位置にする。 (D)では偏心回転体9の偏心軸9bが回転軸9aの右
側まで回転してくるとシート1は右側まで移動し、次に
リンク8はシャフト7を左側に引っ張り、シート1は左
側へシャフト5を中心に弧を描いて移動し始める。
【0013】図5にはムービングシートをテレビゲーム
機のシートとして動作させるためののブロック図を示
す。テレビゲーム機には操作者が操作するものとしてス
タートボタン21、シューティングスイッチ22、シュ
ーティングボタン23があり、これらはゲームを行うた
めのさまざまな電子回路が収められているメインボード
24に接続され、それぞれのトリガー信号を発し、メイ
ンボード24では内部のメモリによりCPU25の働き
によってゲームを進行するうえでのさまざまな信号処理
動作をして画像処理回路26に画像処理信号を発して、
画像処理回路26では映像信号をモニターTV27に発
して動画を映し出す。
【0014】メインボード24では画像処理回路26に
画像処理信号を発すと共に、モニターTV27の映像効
果を高めるためにシートを駆動させるための信号を発生
し、モータ12を駆動し、シートを揺動させる。
【0015】例えば空中戦ゲームであれば、モータ駆動
は次のようになる。すなわちスタートボタン21によっ
てゲームが開始したときには初期設定の信号であり、シ
ューティングスティック22、シューティングボタン2
3を操作して兵器を使用したときには発射振動を操作者
に伝えるためモータを駆動しシートを揺動かし、反対に
敵から攻撃を受けて自分の戦闘機が破壊された場合は着
弾振動を伝えるためにシートを揺動したりするのであ
る。
【0016】上記のムービングシート構造は比較的小型
化してあるので、ひとつのテレビゲーム機に対して2つ
並べることも可能であり、2人用のゲームにも応用で
き、たとえばひとつの画面内でお互いに同時にゲームを
楽しむことができ、例えばレスリングゲームでは互いに
相手のレスラーを相手にしてレスリングを楽しみマッド
に投げ出された時やロープに跳ばされた時や技をかけら
れた時に座部1を振動させて臨場感を出すことができ
る。
【0017】別のゲームの例をあげるとゲーム機A、
B、Cを用いて3台のカ−レ−スを行なう場合を想定す
ると、各ゲーム機にムービングシートを2ケ配置すると
遊戯者は2人まで遊戯可能であるからゲーム機3台で6
人が同一のレース画面内の俯瞰した画面上で自分の車を
操作してレースを行ない、自分の車が他車に衝突した
り、スピンしたり、縁石に乗り上げた時に座部1が振動
するとより臨場感の増したゲームとなり、デットヒート
の感覚が得られるのである。
【0018】
【考案の効果】以上に説明した本考案に係るムービング
シート機構は少なくとも以下に述べる効果がある。 (1)座部の揺動に、モータを用いるので駆動が容易で
応答性が良い。 (2)これにより高速度の駆動指令信号に対応でき、映
像の変化に素早く追従するので、遊戯者等は映像との一
体感をより高めることができる。 (3)一体感が高まることにより、ゲーム機であればゲ
ームに興じ、リピート性を高めることができる。 (4)座席の駆動機構が比較的簡単な構造としてあり、
通増のゲーム機では2ケのシートを設けることが可能で
ある。これにより当然にゲーム機としての単位台数当た
りの収益を上げる効果が得られる。 (5)ゲーム機以外にも展覧会や博覧会等でみられる大
型映像をみるためのムービングシートとしても使用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ムービングシートの機構部の概略斜視図であ
る。
【図2】ムービングシートの機構部の側面図である。
【図3】ムービングシ−ト機構の動作説明図である。
【図4】揺動運動の状態を示す平面概略図であり、偏心
回転体の一回転によるシートの揺動を説明する。
【図5】ムービングシートをテレビゲーム機のシートと
して動作させるためのブロック図である。
【符号の説明】
1 シート 2 ベース 3 支持体 4 フレーム 5 シャフト 6 ローラ 7 シャフト 8 リンク 9 偏心回転体 10 シャフト 11 カップリング 12 モータ 13 ジャバラ 21 スタートボタン 22 シューティングボタン 23 シートユニット 24 メインボード 25 CPU 26 画像処理回路 27 モニターTV

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示装置の観察者が座るためのシー
    トであって、シートと、該シートに回動自在に取り付け
    られた第1シャフトと、該シートを揺動自在に支持にす
    る前記第1シャフトを有する支持体と、前記シートに取
    り付けた前記第1シャフトに平行な第2シャフトと、該
    第2シャフトに取り付けたリンクと、、該リンクの他端
    取り付けた偏心回転体と、該偏心回転体を駆動するモー
    タからなることを特徴とするムービングシート機構。
JP1915592U 1992-02-29 1992-02-29 ムービングシート機構 Expired - Fee Related JP2570100Y2 (ja)

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JPH10127949A (ja) * 1996-11-06 1998-05-19 S N K:Kk 遊戯機用搭乗装置、遊戯機用搭乗装置の可動部材の位置決め方法
JP6543364B1 (ja) * 2018-02-02 2019-07-10 株式会社スクウェア・エニックス ゲーム機

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