WO2018002969A1 - Vrアミューズメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バーチャルリアリティ映像の視聴と同時に搭乗する事によって乗り物に乗車した際の感覚が体感できるようにするとともに、搭乗者のVR酔いの発症を抑制したVRアミューズメント装置を提供する。 【解決手段】 筐体と、該筐体の中に設置される搭乗体と、バーチャルリアリティ映像再生装置とからなるVRアミューズメント装置であって、筐体は、底部に振動発生部と無振動空間部とを設けるとともに、上部に搭乗体を滑動自在に搭載する搭乗体設置溝部を設けた構成からなり、搭乗体は、枠体と、該枠体に弾性部材を介して揺動自在に接続される振動底板部と、搭乗部と、枠体移動用部材とからなり、搭乗体の振動底板部が振動発生部と無振動空間部との間を移動する際に、振動底板部が振動発生部に接合する事により搭乗体に振動発生部からの振動が伝達され、振動底板部が無振動空間部に移動する事により搭乗体へ伝達されていた振動が解除される構成である。

Description

VRアミューズメント装置
 本発明は、VR(バーチャルリアリティ)アミューズメント用のユーザが搭乗して使用するための装置に関し、特に、バーチャルリアリティ映像の視聴と同時に搭乗する事で乗り物に乗車した際の感覚を再現するとともに、搭乗者がVR酔いすることを抑制したVRアミューズメント装置に関する。
 従来より、ユーザが視聴しながら搭乗することで、様々な疑似体験を得ることを可能としたバーチャルリアリティに関する技術が数多く開発され、様々な場面で使用されている。近年、バーチャルリアリティに関する技術は急速な進歩を遂げており、室内等に居ながらにして現実的にその場にいるような体感を得られる技術が数多く開発されている。
 バーチャルリアリティとは、コンピュータが作り出す仮想空間を、ユーザに恰も現実であるかのように認識・知覚させる技術、また、そのような環境を作り出すための技術のことをいう。バーチャルリアリティに係る技術は、例えば、医療、広告、教育等の業界において、広く利用されているが、近年では、バーチャルリアリティ技術を用いたエンターテイメントが脚光を浴びており、あらゆるバーチャルリアリティ技術を用いたアミューズメント機器が開発され、使用されている。
 例えば、バーチャルリアリティ技術を用いたアミューズメント機器を用いれば、ユーザが居ながらにして観光を行ったり、ジェットコースターなどの様々なアトラクションを体験することが可能となる。
 バーチャルリアリティによるアミューズメントは、主に、ゴーグル型の映像視聴装置を装着した状態で搭乗装置に乗り、視聴する映像に応じて搭乗装置が振動、傾斜等の動作を行う事で、恰も映像中にユーザが居るかのように、映像に表れる事情をユーザが体感することを可能とする構成である。このような構成であるため、映像はもちろん、ユーザが搭乗する装置も様々な工夫が加えられている。
 バーチャルリアリティに用いられる搭乗装置に関する技術として、例えば、特開平6-175582号公報が存在する。ここでは、VTRからタイムコード等を入力したパソコンが、プログラムによりこれらのタイムコード等に同期させて駆動部を動作させ、VTRからの映像と音と駆動部で発生する体感等とを同期させ、駆動部は、椅子を上下動もしくは振動駆動装置で前後左右に動かす構造や扇風機を用いる風速体感技術が開示されている。
 この技術によれば、確かにVTR等の映像や音声に同期した体感等を得ることが可能となるが、映像と駆動の同期が甘かったり、特に、駆動部の動作が不十分である場合、VR酔いを引き起こすという問題点があり、完備したバーチャルリアリティ用の搭乗装置ということは出来なかった。
 そこで、乗り物に乗車した際の感覚を絶妙に再現するとともに、搭乗者がVR酔いを引き起こすことを抑制したVRアミューズメント装置の開発が望まれていた。
特開平6-175582号公報
 本発明は、バーチャルリアリティアミューズメントに用いられるユーザが搭乗して使用する装置であって、特に、バーチャルリアリティ映像の視聴と同時に搭乗する事によって乗り物に乗車した際の感覚が体感できるようにするとともに、搭乗者の自由な姿勢変化を実現することでVR酔いの発症を抑制したVRアミューズメント装置を提供することを目的とする。
 上記の目的を達成するために本発明に係るVRアミューズメント装置は、筐体と、該筐体の中に設置される搭乗体と、バーチャルリアリティ映像再生装置と、からなるVRアミューズメント装置であって、前記筐体は、底部に、振動発生部と、振動を派生させない無振動空間部とを設けるとともに、上部に、搭乗体を滑動自在に搭載するレール状の搭乗体設置溝部を設けた構成からなり、前記搭乗体は、枠体と、該枠体に弾性部材を介して揺動自在に接続される振動底板部と、該振動底板部上に設置される搭乗部と、枠体移動用部材と、からなり、前記搭乗体の振動底板部が前記振動発生部と無振動空間部との間を移動することにより前記搭乗体が前記筐体の中を滑動する際に、前記振動底板部が前記振動発生部に接合する事により前記搭乗体に振動発生部からの振動が伝達され、前記振動底板部が前記無振動空間部に移動する事により前記搭乗体へ伝達されていた振動が解除される構成である。
 また、前記搭乗体設置溝部は前記筐体の上部枠を形成するレール状溝部からなるとともに、枠体移動用部材は、前記枠体の側面に装着された複数の移動用車輪からなり、該移動用車輪をレール状溝部に嵌合する事により、前記搭乗体が筐体の中を上部枠に沿って滑動する構成である。
 また、前記振動底板部は、その裏面に自動で回転する一または複数の車輪と、該車輪の回転動力となる駆動装置とを装備するとともに、前記振動発生部は、前記車輪の回転軸と平行となるように回転自在に設置される複数の回転棒状体からなり、前記振動底板部の車輪が前記振動発生部に接合している状態で、自動で回転する前記車輪が前記複数の回転棒状部材上を回転移動することで発生する振動が前記搭乗部に伝達され、前記振動底板部が前記無振動空間部に移動した状態で、前記車輪が前記複数の回転棒状部材から離脱して振動の伝達が解除される構成である。
 また、本発明に係るVRアミューズメント装置は、搭乗体と、バーチャルリアリティ映像再生装置と、からなるVRアミューズメント装置であって、前記搭乗体は、枠体と、該枠体に弾性部材を介して揺動自在に接続される振動底板部と、該振動底板部上に設置される搭乗部と、からなり、前記振動底板部が支点となる垂直軸を中心に揺動自在となるように、前記振動底板部の下面中央に振動底板部を垂直に支持する一からなる脚部を設けるとともに、任意のタイミングで振動底板部に振動を与える発振部を設置した構成でもある。
 また、前記搭乗部は、座席部とハンドル部とからなる構成である。
 更に、前記弾性部材は、複数のバネ状部材またはゴム状部材からなり、該複数のバネ状部材またはゴム状部材によって前記搭乗部を前記枠体に揺動自在に接続する構成でもある。
 本発明は、上記詳述した通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1.振動発生部と振動を派生しない無振動空間部を設けたため、乗り物の通常移動における振動やジャンプ時の無重力状態等の感覚をきめ細かく再現することができる。また、搭乗部が枠体に弾性部材を介して接続される構造であるため、乗り物の自然な揺れを体感することが可能となる。
2.搭乗体設置溝部をレール状溝部によって構成したため、搭乗体が筐体を滑動する事によりリアルな動きを実現することが可能となる。
3.振動底板部の裏面に駆動装置により回動する車輪を設け、複数の回転棒状体に接して回転する構成としたため、乗り物の移動時の自然な振動を表現することが可能となる。また、振動底板部が前記無振動空間部に移動した際に車輪と複数の回転棒状体の接続が解除され無振動状態が得られる構成としたため、自然なジャンプ中の無重力の感覚を再現することが可能となる。
4.振動底板部の下面中央に振動底板部を支持する脚部を設けたため、該脚部が支点となって振動底板部が全方向に向けて揺動自在となり、搭乗者に自然な不安定感、浮遊感を与えることが可能となる。また、振動底板部に発振部を設置したため、VR映像を視聴しながら搭乗するユーザは、乗り物の揺れを体感することが可能となる。
5.搭乗部に座席部とハンドル部を設けたため、ユーザは、乗り物に搭乗している感覚により近い状態でVRアミューズメントを楽しむことが可能となる。
6.搭乗部と枠体を接続する弾性部材を複数のバネ状部材またはゴム状部材としたため、自然で自由な揺れを再現できるとともに、強度のある安全なVRアミューズメント装置を提供する事が可能となる。
 以下、本発明に係るVRアミューズメント装置を、図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るVRアミューズメント装置の概略図であり、図2は、振動底板部の拡大図である。図3は、搭乗体の正面図であり、図4は、VRアミューズメント装置の別の実施例の概略図である。
 本発明に係るVRアミューズメント装置1は、図1に示すように、筐体100と、搭乗体200と、バーチャルリアリティ映像再生装置300とからなり、バーチャルリアリティ(VR)アミューズメントに用いられる装置であって、バーチャルリアリティ映像を視聴しながら、ユーザが搭乗して、乗り物に乗車した際の感覚を再現し体感させるための装置である。
 筐体100は、VRアミューズメント装置1の土台を構成する基礎部材である。本実施例では、図1に示すように、鉄製の矩形の枠体から構成されているが、これに限定されることはなく、スチール製、木製など材質を適宜選択可能であるとともに、ドーム型など、あらゆる形状を選択することが可能である。
 搭乗体200は、筐体100の中に設置される部材であり、筐体100内で移動可能な態様で設置される。搭乗体200はユーザが搭乗する部分であり、後述するように、座席等が搭載され該座席にユーザが着座してバーチャルリアリティを楽しむ構成となっている。
 バーチャルリアリティ映像再生装置300は、バーチャルリアリティ映像を再生する為に用いられる映像を再生・表示するための装置である。本実施例では、コンピュータ310のメモリ312に記録されたVR映像データを順次映像表示手段330へ伝送処理するソフトウェアからなる映像再生手段320と、ユーザの装着する映像表示手段330からなる構成である。なお、上記映像再生手段320は、本実施例ではコンピュータにインストールされるVR映像再生ソフトであるが、これに限定されることはなく、VR映像の再生処理を専用機器によって行う構成としてもよい。また、映像表示手段330は、VR映像を視聴可能とするための映写装置であり、本実施例では、主にゴーグル型の映写装置とする構成となっているが、これに限定されることはなく、他の構造の映写装置を用いる事が可能である。
 筐体100は、図1に示すように、底部に、振動発生部110と、無振動空間部120とを設けた構成となっている。振動発生部110は、後述するように、振動底板部220を介して搭乗体200に振動を与える為の部材であり、無振動空間部120は、搭乗体200に振動を派生させないよう振動発生部110の振動が伝達しないように設けられた空間部である。筐体100に設置された移動可能な搭乗体200が振動発生部110と無振動空間部120との間を行き来することで、搭乗体200に伝達される振動を制御する構成となっている。
 また、筐体100は、上部に搭乗体設置溝部130を設けた構成となっている。搭乗体設置溝部130は、図1に示すように、筐体100中を搭乗体200が滑動自在となるように設けられる部材であり、本実施例ではレール状からなる構成となっているが、これに限定されることはなく、溝状部材やこれに代わるような、搭乗体200が安定移動可能とする部材であれば、適宜選択して使用することが可能である。
 搭乗体200は、図1に示すように、枠体210と、振動底板部220と、搭乗部230と、枠体移動用部材240とからなる構成である。枠体210は、振動底板部220と搭乗部230とを設置する枠状土台部材であるとともに、筐体100に搭乗体200を設置するための接続部材の役割を果たす。本実施例では、鉄製の矩形により構成されているが、これに限定されることはなく、スチール製、木製など筐体100の材質に合わせて、適宜材質を選択可能である。
 振動底板部220は、振動発生部110に接することで振動を発し、搭乗体200に振動を与える為の部材である。振動底板部220は、図3に示すように、枠体210に弾性部材212を介して揺動自在に接続される構成である。これにより、振動底板部220が振動発生部110に接すると振動を受けて揺動することとなる。なお、振動発生部110の詳細および振動底板部220と接することによる振動発生の構造は後述する。
 搭乗部230は、バーチャルリアリティを楽しむユーザが搭乗するための部材である。本実施例では、座席部232が振動底板部220上に設置され、該座席部232にユーザが着座してバーチャルリアリティを楽しむ構成となっているが、これに限定されることはなく、立ち乗り型や横臥型など、適宜選択して構成することが可能である。
 枠体移動用部材240は、筐体100の搭乗体設置溝部130に枠体210を接続する際に、枠体210がスムーズに搭乗体設置溝部130に沿って移動することを可能にする部材である。本実施例では、枠体移動用部材240は枠体210の側面に装着された移動用車輪242からなり、該移動用車輪242が搭乗体設置溝部130上を回転することにより、枠体210がスムーズに搭乗体設置溝部130に沿って移動する構成となっている。
 より詳しくは、搭乗体設置溝部130は、本実施例では、図1に示すように、筐体100の上部枠を形成するレール状溝部132によって構成されている。また、枠体移動用部材240は、図1および図3に示すように、搭乗体200の枠体210の側面に装着された複数の移動用車輪242からなる構成となっている。移動用車輪242をレール状溝部132に嵌合する事で、搭乗体200が筐体100の中を、上部枠に沿って滑動することが可能となる。
 なお、枠体移動用部材240の構造はこれに限定されることはなく、枠体移動用部材240をレール状部材とし、搭乗体設置溝部130にベアリングを介して嵌合するスライドレールとする事も可能である。これによっても、頑丈かつスムーズなスライド移動を実現する事が可能となる。
 上記構造とすることにより、筐体100内に設置される搭乗体200が、スムーズに搭乗体設置溝部130に沿って筐体100内を移動することが可能となる。すなわち、搭乗体200の振動底板部220が、筐体100の振動発生部110と無振動空間部120とを行き来する事により、ユーザは振動状態と無振動状態を自由にかつ交互に体感することが可能となる。
 搭乗体200の振動底板部220と、筐体100の振動発生部110は、搭乗体設置溝部130に沿った搭乗体200の移動に伴い、相互に接合するような位置に設置される構成となっている。したがって、搭乗体200が筐体100の中を振動発生部110に向けて滑動する際には、搭乗体200の振動底板部220が筐体100の振動発生部110に接合することとなる。このとき、振動底板部220と振動発生部110の振動が接合により伝達される。
 これにより、振動底板部220を介して搭乗体200の搭乗部230に振動が伝達され、搭乗するユーザが振動を感じることとなり、振動底板部220が枠体210に揺動部材212によって接続されている構成と相まって、リアルな乗り物の振動を感じて楽しむことが可能となる。更に、バーチャルリアリティ映像再生装置300によるバーチャルリアリティ映像を同時に視聴することにより、走行する乗り物を疑似体感することが可能となる。なお、振動底板部220を介して得られる振動は調整可能であるため、スピード感や路面状況などをリアルに再現することが可能となる。
 また、振動底板部220を無振動空間部120に移動させる事により、搭乗体200と振動発生部110との接合が解除されることとなる。これにより、ユーザが仮想的に搭乗する乗り物がジャンプ乃至飛んでいる感覚を得ることが可能となり、振動底板部220が枠体210に揺動部材212によって接続されている構成による浮遊感も相まって、リアルな飛行感覚を得ることが可能となる。更に、バーチャルリアリティ映像再生装置300によるバーチャルリアリティ映像を同時に視聴することにより、乗り物が走行中にジャンプする感覚や、飛行機の離陸の感覚等を疑似体感することが可能となる。
 次に、振動発生部110と振動底板部220による振動発生の構造について説明する。振動底板部220は、本実施例では、図1および図2に示すように、その裏面(下面)に自動で回転する一または複数の車輪222と、車輪222の回転動力となる駆動装置224とを装備する構成となっている。
 また、振動発生部110は、回転棒状体112からなる構成である。回転棒状体112は、車輪222の回転軸と平行となる回転軸を有する回転自在に設置される棒状部材であり、複数の回転棒状体112が平行に並べられた状態で筐体100の底部にある一定の幅で設置される。
 振動底板部220の車輪222が、振動発生部110に接合している状態にあっては、駆動装置224の回転動力によって自動で回転する車輪222が、複数の回転棒状部材112上を前後に回転移動することで、乗り物が走行しているかのような振動が発生する。この振動が搭乗部230に伝達されることにより、搭乗するユーザが振動を感じ、振動底板部220が枠体210に揺動自在に接続されている構成と相まって、リアルな乗り物の振動を感じることが可能となる。
 また、振動底板部220が無振動空間部120に移動した状態にあっては、車輪222が複数の回転棒状部材112から離脱するため、振動の伝達が解除される。これにより、ユーザが搭乗する乗り物がジャンプ等をしている感覚を得ることが可能となり、振動底板部220が枠体210に揺動自在に接続されている構成による浮遊感と合わせることにより、リアルなジャンプの感覚を得ることが可能となる。
 搭乗部230は、本実施例では、図1および図3に示すように、座席部232とハンドル部234とを装備した構成となっている。この構成とする事により、バーチャルリアリティ映像再生装置300によるバーチャルリアリティ映像を視聴しながら搭乗するユーザが、よりリアルに乗り物に乗っている感覚を得ることが可能となる。
 本発明に係るVRアミューズメント装置の別の実施例として、図4に示すように、搭乗体400と、バーチャルリアリティ映像再生装置500と、からなる構成とすることが可能である。搭乗体400はユーザが搭乗する部分であり、座席等が搭載され該座席にユーザが着座してバーチャルリアリティを楽しむ構成となっている。また、バーチャルリアリティ映像再生装置500は、バーチャルリアリティ映像を再生する為に用いられるヘッド装着型の映像を再生・表示するための装置からなる。
 搭乗体400は、図4に示すように、枠体410と、振動底板部420と、搭乗部430と、脚部440と、発振部450とからなる構成である。枠体410は、振動底板部420と搭乗部430とをその中に設置する立方体形の枠組みからなる土台部材である。本実施例では、鉄製の角柱により矩形に組立構成されているが、これに限定されることはなく、スチール製、木製など適宜の材質を選択して接合組立可能である。
 振動底板部420は、搭乗部430を支持するとともに、後述する発振部450から発せられる振動を搭乗部430に伝達する部材である。振動底板部420は、枠体410に弾性部材412を介して揺動自在に接続される構成である。これにより、振動底板部420が発振部450から発せられる振動を受けると左右前後上下自在に揺動することとなる。
 搭乗部430は、バーチャルリアリティを楽しむユーザが搭乗するための着座部である。本実施例では、座席部432が振動底板部420の上に設置され、該座席部432にユーザが着座してバーチャルリアリティを楽しむ構成となっているが、これに限定されることはなく、立ち乗り型や横臥型など、適宜選択して構成することが可能である。
 脚部440は、振動底板部420を垂直に支持する棒状部材であり、図4に示すように、本実施例では振動底板部420の下面中央に一本設けられ、枠体410の底面または枠体410に底面床部材がない構成とした場合には、枠体410を配置した地面(床面)に接するように設置される。このような構成としたため、一本の脚部440に支持される振動底板部420は不安定となり、脚部440を支点とする垂直軸を中心に360度方向に揺動自在となる。振動底板部420は、前述のように、枠体410に弾性部材412を介して揺動自在に接続される構成であるため、振動底板部420は、倒れることなく脚部440を軸として揺動することとなる。
 これにより、搭乗部430に搭乗するユーザは、自然な不安定感、浮遊感を得ることが可能となり、乗り物等に関するバーチャルリアリティ映像を視聴しながら搭乗することで、より自然な乗り物へ搭乗した感覚を味わうことができるとともに、自然な感覚であるため、予期せぬVR酔い(仮想空間体験中に実体験との相違に反応して酔ったような補正作用が生じる事がある)を防止することが可能となる。なお、脚部440は、本実施例では一本で構成しているが、これに限定されることはなく、揺動する方向を縦方向または横方向に限定するために複数本脚部を設ける構成も可能であり、また、板状部材など形状を変更することももちろん可能である。
 発振部450は、任意のタイミングで振動底板部420に振動を与えるための部材であり、本実施例では、乗り物に搭乗するバーチャルリアリティ映像を視聴する際に、地面を疾走するような体感を得る振動を発生して振動底板部420を振動させる構成となっている。乗り物がジャンプ等している映像である時は、振動が瞬間的に停止する構成となっている。
 以上の構成とすることにより、振動底板部420を介して搭乗体400の搭乗部430に振動が伝達され、搭乗するユーザが臨場感のある振動を感じることにより、振動底板部420が枠体410に揺動部材412によって接続されている構成と相まって、リアルな乗り物の振動を感じて楽しむことが可能となる。更に、ヘッド装着型のバーチャルリアリティ映像再生装置500によるバーチャルリアリティ映像を同時に視聴することにより、走行する乗り物を振動とともに疑似体感することが可能となる。なお、発振部450から発せられる振動は調整可能であるため、スピード感や路面状況などをリアルに再現することが可能となる。
 弾性部材212・412は、本実施例では、複数のバネ状部材またはゴム状部材からなる構成とすることが可能である。複数のバネ状部材またはゴム状部材によって、搭乗部230・430を搭載する振動底板部220・420を枠体210・410に揺動自在に接続することが可能となる。これにより、自然な揺れを再現できるとともに、強度のある安全なVRアミューズメント装置を提供する事が可能となった。これらの各部材は、揺れに特性があることから、リアリティ映像再生装置300・500によるバーチャルリアリティ映像の種類(乗り物の種類)に応じて、適宜選択して使用することが可能である。
 以上の構成とする事により、ユーザは、リアリティ映像再生装置300・500によるバーチャルリアリティ映像から視覚的に感じる揺れと、実際に搭乗しているVRアミューズメント装置1が発生する揺れの乖離を抑制することが可能となる。すなわち、VRアミューズメント装置1を用いる事により、空間内の自由移動、すなわち静止から発進、加速、減速、停止、落下、着地等の具体的な自然な感覚を体感することが可能となり、バーチャルリアリティ映像の視聴から感じ取る視覚からの発進、加速、減速、停止、落下、着地等の感覚と振動を含めた体感の実体験とが合致することとなる。これにより、搭乗者の自由な姿勢変化が実現でき、VR酔いを防止することが可能となる。つまり、本発明に係るVRアミューズメント装置により、予期しないVR酔いを抑制することを可能としたVRアミューズメント装置を提供することが可能となった。
本発明に係るVRアミューズメント装置の概略図 振動底板部の拡大図 搭乗体の正面図 VRアミューズメント装置の別の実施例の概略図
 1  VRアミューズメント装置
 100  筐体
 110  振動発生部
 112  回転棒状体
 120  無振動空間部
 130  搭乗体設置溝部
 132  レール状溝部
 200  搭乗体
 210  枠体
 212  揺動部材
 220  振動底板部
 222  車輪
 224  駆動装置
 230  搭乗部
 232  座席部
 234  ハンドル部
 240  枠体移動用部材
 242  移動用車輪
 300  バーチャルリアリティ映像再生装置
 310  コンピュータ
 312  メモリ
 320  映像再生手段
 330  映像表示手段
 400  搭乗体
 410  枠体
 412  弾性部材
 420  振動底板部
 430  搭乗部
 432  座席部
 440  脚部
 450  発振部
 500  バーチャルリアリティ映像再生装置

Claims (6)

  1.  筐体(100)と、該筐体(100)の中に設置される搭乗体(200)と、バーチャルリアリティ映像再生装置(300)と、からなるVRアミューズメント装置(1)において、
     前記筐体(100)は、底部に、振動発生部(110)と、振動を派生させない無振動空間部(120)とを設けるとともに、上部に、搭乗体(200)を滑動自在に搭載するレール状の搭乗体設置溝部(130)を設けた構成からなり、
     前記搭乗体(200)は、枠体(210)と、該枠体に弾性部材(212)を介して揺動自在に接続される振動底板部(220)と、該振動底板部上に設置される搭乗部(230)と、枠体移動用部材(240)と、からなり、
     前記搭乗体(200)の振動底板部(220)が前記振動発生部(110)と無振動空間部(120)との間を移動することにより前記搭乗体(200)が前記筐体(100)の中を滑動する際に、前記振動底板部(220)が前記振動発生部(110)に接合する事により前記搭乗体(200)に振動発生部(110)からの振動が伝達され、前記振動底板部(220)が前記無振動空間部(120)に移動する事により前記搭乗体(200)へ伝達されていた振動が解除されることを特徴とするVRアミューズメント装置(1)。
  2.  前記搭乗体設置溝部(130)は前記筐体(100)の上部枠を形成するレール状溝部(132)からなるとともに、枠体移動用部材(240)は、前記枠体(210)の側面に装着された複数の移動用車輪(242)からなり、該移動用車輪(242)をレール状溝部(132)に嵌合する事により、前記搭乗体(200)が筐体(100)の中を上部枠に沿って滑動する事を特徴とする請求項1記載のVRアミューズメント装置。
  3.  前記振動底板部(220)は、その裏面に自動で回転する一または複数の車輪(222)と、該車輪の回転動力となる駆動装置(224)とを装備するとともに、前記振動発生部(110)は、前記車輪(222)の回転軸と平行となるように回転自在に設置される複数の回転棒状体(112)からなり、
     前記振動底板部(220)の車輪(222)が前記振動発生部(110)に接合している状態で、自動で回転する前記車輪(222)が前記複数の回転棒状部材(112)上を回転移動することで発生する振動が前記搭乗部(230)に伝達され、前記振動底板部(220)が前記無振動空間部(120)に移動した状態で、前記車輪(222)が前記複数の回転棒状部材(112)から離脱して振動の伝達が解除されることを特徴とする請求項1記載のVRアミューズメント装置。
  4.  搭乗体(400)と、バーチャルリアリティ映像再生装置(500)と、からなるVRアミューズメント装置(1)において、
     前記搭乗体(400)は、枠体(410)と、該枠体に弾性部材(412)を介して揺動自在に接続される振動底板部(420)と、該振動底板部上に設置される搭乗部(430)と、からなり、
     前記振動底板部(420)が支点となる垂直軸を中心に揺動自在となるように、前記振動底板部(420)の下面中央に振動底板部(420)を垂直に支持する一からなる脚部(440)を設けるとともに、任意のタイミングで振動底板部(420)に振動を与える発振部(450)を設置したことを特徴とするVRアミューズメント装置(1)。
  5.  前記搭乗部(230、430)は、座席部(232、432)とハンドル部(234、434)とからなることを特徴とする請求項1または請求項4記載のVRアミューズメント装置。
  6.  前記弾性部材(212、412)は、複数のバネ状部材またはゴム状部材からなり、該複数のバネ状部材またはゴム状部材によって前記搭乗部(230、430)を前記枠体(210、410)に揺動自在に接続することを特徴とする請求項1または請求項4記載のVRアミューズメント装置。
     
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