JPH06175582A - 疑似体験装置 - Google Patents

疑似体験装置

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JPH06175582A
JPH06175582A JP4328317A JP32831792A JPH06175582A JP H06175582 A JPH06175582 A JP H06175582A JP 4328317 A JP4328317 A JP 4328317A JP 32831792 A JP32831792 A JP 32831792A JP H06175582 A JPH06175582 A JP H06175582A
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image
video
sound
experience
software
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JP4328317A
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Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Yasumasa Kyodo
康正 京藤
Yoshio Kondo
嘉男 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTR等の映像や音声に同期した体感等を得
ることができ、一般家庭でも使用可能な疑似体験装置を
実現する。 【構成】 VTR3から、タイムコードもしくは開始時
からのカウンタ情報をパソコン4に入力する。パソコン
4は、プログラムによりこれらのタイムコードもしくは
カウンタ情報に同期させて駆動部2を動作をさせ、VT
R3からの映像及び音と駆動部2で発生する体感等とを
同期させる。また、駆動部2の構成については、椅子1
1を上下動もしくは振動駆動装置13で前後左右に動か
す簡単な構造や扇風機15を用いることにより、家庭に
持ち込める大きさと価格を実現する。さらに、シーケン
サ5を介して、駆動部2をコントロールすることによ
り、市販のパソコン4を用いて、複数の駆動装置13や
扇風機15等をパラレルにコントロールして、駆動部2
に所望の動作をさせることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ再生装置等から
出力される映像信号により、画と音を楽しむと同時にそ
の映像に合った体感をも楽しめるようにした疑似体験装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーチャルリアリティ(仮想現実感もし
くは疑似現実感)という言葉が雑誌等をにぎわして久し
いが、一般的には映像や音が中心で、それ以外の体感ま
で楽しめるまでには至っていない。映像や音とともに体
感まで楽しめるものとしては、ゲームセンターなどの特
殊施設で用いられている専用の機械が知られている。こ
のようなゲームセンターで使用される体感装置として
は、せいぜい音楽体感器(いわゆるボディソニック)程
度であって、まれにゲーム操作入力に合わせてゲームの
プレイヤーをあらゆる角度に振り回すような大がかりな
全方位回転マシンが見受けられる程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバーチャルリアリティの体感装置は、音楽体感器の
場合であれば音声信号を入力とすることにより、全方位
回転マシン等であればプレイヤーの操作入力により、あ
るいはコンピュータ画像との連動により、動作されるも
のであり、VTR等で再生される映像や音に合わせて動
作させることは不可能である。また、全方位回転マシン
等における椅子の動きは、通常、油圧機器で駆動される
ことが多く、装置が複雑で高価となるうえ、停電時、非
常時に動きが予測できず安全装置に工夫が要る等、手軽
なバーチャルリアリティ装置からは程遠いものになる。
従って、このような装置を一般家庭内において、VTR
等の画と音に合わせて体感によるバーチャルリアリティ
を楽しめるようにすることには適用できない。
【0004】一般的に、VTR等の画と音に合わせて、
体感装置を動作させることを考えると、シーケンサー等
により、VTR等のスタート点からの再生時間に合わせ
て体感装置のアクチュエータを動作させる方式が考えら
れる。しかし、このような方式では最初のスタート点で
両者が合っていても、途中でだんだんずれてくる欠点が
ある。例えば使用者がVTRを巻き戻したり、変速再生
をしたりすると、つじつまが合わない状態になる。従っ
て、この場合、VTR等の再生と体感装置の動作をいか
に同期させるかが課題である。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、VTR等の映像や音声
に同期させて体感を得ることができ、一般家庭にも持ち
込めるような疑似体験装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、映像再生装置と映写装置及び音響装置
により、映像ソフトの画と音を楽しむことと同時に、こ
の映像ソフトの画と音に合わせた視覚,聴覚以外の感覚
すなわち体感,触覚,臭覚,味覚などの内の1以上を同
時に楽しめるようにした疑似体験装置の構成を、前記映
像再生装置から出力される前記映像ソフトのタイムコー
ドあるいは該映像ソフトの開始時からのカウンタ情報を
コンピュータに入力し、該タイムコードあるいは該カウ
ンタ情報に合わせて前記コンピュータにあらかじめ用意
したプログラムを動かすことにより、該映像ソフトの画
と音以外の感覚を発生する装置を動作させるようにした
ことを特徴とする。
【0007】上記において、映写装置には、映像再生装
置から出力される映像信号を眼前の1枚もしくは2枚の
小型映像素子に映し出し、これを拡大して見るようにし
たゴッグル型または眼鏡型の装置を用いることができ
る。
【0008】また、上記の画と音以外の感覚を発生する
装置としては、体験者がすわる椅子状の装置と、この椅
子状の装置を上下動または振動させる駆動装置とを有し
て成る体感発生装置を具備する装置を用いることができ
る。
【0009】また、上記の駆動装置として、モータの回
転力をウォームギヤで伝達してボールネジを回転させ、
該ボールネジの回転で上下動または振動を発生させる装
置を用いることができる。
【0010】また、上記の画と音以外の感覚を発生する
装置として扇風機状の装置を具備し、コンピュータが体
験者の見ている映像ソフトの映像のスピード感に合わせ
て該装置の風速を変化させるようにすることができる。
【0011】さらに、シーケンサを具備し、コンピュー
タから出力される画と音以外の感覚を発生する装置のコ
ントロール信号を該シーケンサに入力し、該シーケンサ
が前記装置のコントローラをコントロールして、該装置
を構成する複数の駆動装置またはアクチュエータをパラ
レルにコントロールすること構成とすることができる。
【0012】
【作用】本発明の疑似体験装置では、映像再生装置か
ら、タイムコードもしくは開始時からのカウンタ情報を
コンピュータに入力し、コンピュータがこれらのタイム
コードもしくはカウンタ情報に同期させて画と音以外の
感覚を発生する装置に所定の動作をさせることにより、
映像再生装置の映像及び音とそれ以外の体感等とを同期
させる。また、画と音以外の感覚を発生する装置につい
ては、椅子状の装置を上下動もしくは振動させる簡単な
構造や扇風機状装置を用いることにより、家庭に持ち込
める大きさと価格を実現する。さらに、シーケンサを介
してこれらの画と音以外の感覚を発生する装置をコント
ロールすることにより、市販のコンピュータを用いて、
該装置を構成する複数の駆動装置やアクチュエータをパ
ラレルにコントロールすることを可能にする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す全体構成
図、図2はその外観図である。図において、1がコント
ロール部、2が駆動部である。コントロール部1は、V
TR3、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略
す)4、シーケンサ5、コントローラ6、音楽体感器駆
動装置7と扇風機用リモコン8から成っている。一方、
駆動部2は、顔面装着型ヘッドホン付視覚装置9、音楽
体感器10とそれを取り付ける椅子11、椅子11を固
定する板状の台12、上下動又は振動駆動装置(以下、
代表して上下動駆動装置と記す)13、脚14、扇風機
15とそのリモコン受光部16から成る。図2における
17は本装置を利用する体験者を示している。
【0015】まず、本実施例の各部間の接続とそれら各
部の機能を説明する。
【0016】図1において、VTR3を再生モードにす
ると、ビデオテープの内容が再生される。すなわち、映
写装置である視覚装置9には、画像信号、音声信号と電
源がVTR3側から供給される。この視覚装置9につい
ては別途説明する。VTR3から音楽体感器駆動装置7
には音声信号が供給される。音楽体感器駆動装置7で
は、ローパスフィルタ7aにより低音のみ取り出し、こ
れをアンプ7bで増幅して音楽体感器10に加える。音
楽体感器10にはスピーカードライバーが組込まれてお
り、体験者17がこれに座ると低音が背中に伝わって体
で音を感じることが出来る(これはパイオニア製でボデ
ィソニックとして市販されている)。
【0017】さて、VTR3はパソコン4と接続される
が、これはコントロール信号をやりとりするものであ
り、LANCと呼ばれるものである。LANCは、パソ
コン4側のスロットに装着されたLANC専用I/Oボ
ードと、例えばカメラ一体型の8ミリVTR3側のLA
NC端子を、LANCケーブル4aで接続することによ
り構成される。本実施例では、このLANCケーブル4
aを通して、パソコン4側からは再生,停止,ポーズ,
巻き戻し等の動作モードのコントロール信号をVTR3
側に送出し、VTR3側からは現在の動作モードやビデ
オテープのトップ/エンド、タイムコード、テープカウ
ンタ値等をパソコン4側に送出する。これにより、パソ
コン4は1フレーム(フィールド)単位でVTR3の情
報が得られ、かつコントロール信号を送ることによって
VTR3の動作モードを自在にコントロールすることが
できる。
【0018】パソコン4には、VTR3のビデオソフト
に合わせ、「どのタイムコードにはどういう動作をさせ
る」というプログラムが別途供給されている。パソコン
4はシーケンサ5に例えばRS232Cケーブル4bで
つながれ、パソコン4の命令は一旦シーケンサ5に蓄え
られるので、次から次へパソコン4から命令を出すこと
が出来る。シーケンサ5からは、コントローラ6にオン
/オフ、スロー/ファスト、正転/逆転等の指令が発せ
られ、この指令を受けてコントローラ6は上下動駆動装
置13を動作させる。またシーケンサ5からリモコン8
をコントロールし、リモコン受光部16を介して扇風機
15を動作させる。このように、シーケンサ5を用いる
利点は、市販のパソコンを用いても、その動作速度を気
にすることなく、複数の上下動駆動装置13や扇風機1
5等をパラレルに動作させて、所望の体感等を発生させ
ることができることである。しかし、高速で動くパソコ
ン4を用いるなら、このシーケンサ5を省くことも出来
る。
【0019】次に、駆動部2の構造を説明する。音楽体
感器10は、椅子11に取り付けられ、台12のほぼ中
央に固定されている。この台12は後部中点を支点とし
て脚14で床に対し揺動自在に支えられ、前部両端近傍
に設けられた切り欠き部12a,12bがそれぞれ上下
動駆動装置13に揺動自在に係着されている。視覚装置
9は体験者17の頭部に装着され、扇風機15は例えば
体験者17の前方に配置される。扇風機15の強弱ON
/OFFはシーケンサ6のI/Oユニットでリモコン8
のボタンを直接ON/OFFすることによって行う。従
って、扇風機15はパソコン4やシーケンサ5などの制
御部から離れた所に置いて構わない。
【0020】次に、上下動駆動装置13の構造を説明す
る。図3はその詳細な構造を示す斜視図である。20は
ACモータであり、図1のシーケンサ5によりコントロ
ーラ6を介して方向と回転の早さを制御される。モータ
20はウォームギヤ22を介してタテ方向の軸23に力
が伝えられる。軸23はフレーム21に固定された軸受
24,25により上下しないように押さえられていて中
央部はボールネジ26が切られている。このボールネジ
26に組み合うボールネジ受け29が設けられ、上下の
板27,28とまわり止め軸30が一体となっている。
この上下の板27,28の間に台12の切り欠き部12
aが遊びを有する状態で挟み込まれて飛び上がりなどが
防止されている。台12の凹状の切り欠き12aに回り
止め軸30とボールネジ軸受29が組み合わされるの
で、軸23が回転すると軸受29は上下し、板28にの
っている台12はこれに合わせ上下することになる。3
1,32はリミット検出用のマイクロスイッチであり、
マイクロスイッチ31,32がそれぞれ板27,28に
タッチすると、ACモータ20はそれ以上回転せず止ま
る。すなわち、マイクロスイッチ31,32がONする
ところまで、ボールネジ軸受29は上下する。以上は、
フレーム21によりがっちりと止められている。図2で
わかるように、2ケの上下動駆動装置13が独立に台1
2を上下させることにより、椅子11の前後及び左右の
傾きをコントロールできる。ウォームギヤ22を用いて
軸23を回転させる利点は、モータ20のOFFでその
場停止となり、危険防止と同時にモータ20の負担を軽
減できる点である。
【0021】次に、視覚装置9について説明する。図4
はその外観構成を示す斜視図であり、図5はその使用状
態を示す説明図である。この視覚装置9は本出願人が先
の出願で詳説したものであり、図中、41はゴッグル型
のビューワー、42はヘッドホン部、43,44はヘッ
ドセット部、45はスピーカ、46は頭当部、47は舌
片部である。ヘッドホン部42は、それぞれ複数のスピ
ーカ45を配置した左右のヘッドセット部43,44が
舌片部47を介してA矢示の方向に調節可能に頭当部4
6に取り付けられている。ビューワー41は、その両側
にゴム状の連結部48が付いており、これが各ヘッドセ
ット部43,44の外側に設けられている係止金具4
9,50と止め金具51に通されて、長さを調節可能に
ヘッドホン部42に係着されている。52はVTR等に
接続するためのコード、53はそのコネクタ、54はビ
ューワー41とヘッセット部44の接続コードである。
ビューワー41は内部に1枚ないし2枚の液晶表示器が
内蔵されており、それに映し出された映像を拡大して見
る構造となっている。液晶表示器が2枚の場合には、各
映像を左右の眼で別々に見て合成することにより立体映
像を楽しむことができる。また、左右のヘッドセット部
43,44により立体音響を楽しむことができる。大型
のヘッドホン部42とビューワー41とは、ゴム状のも
のでむすんでいるので、頭に装着したとき頭を動かして
もしっかりと顔面にセットされる。
【0022】以上のように構成した実施例の動作および
作用を述べる。
【0023】さて、図2のようにセットすると、VTR
3から供給される映像により様々の仮想現実感を楽しむ
ことができる。例えば宇宙船、自動車、空飛ぶじゅうた
ん…といった様々な乗り物に実際に乗った仮想体験を楽
しむことが可能になる。そこで、以下では代表にジェッ
トコースター体験ソフトの例でどう楽しむかを説明す
る。
【0024】図6は視覚装置9を装着したときに見える
ビデオ映像(立体)の一例を示している。体験者は、そ
のジェットコースターのコース前方の立体映像とともに
それに合った走行音等を視聴できるようになっている。
図7にこれらに合わせた“体感”のプログラムタイムチ
ャートを示す。この例では全行程40数秒のビデオソフ
トで、上に述べたジェットコースターのコースでのビデ
オ映像と音が入っている。この図7でR,L,Fで示さ
れた項が、パソコン4に入っているプログラムである。
ここで、Rは右側の上下動駆動装置13、Lは左側の上
下動駆動装置13、Fは扇風機15のコントロールを示
す。では、実際どのように駆動部2が動作するか説明す
る。0〜10秒においてはジェットコースターがリフト
アップされていく行程である。R,Lはゆっくり上へ上
がり、10秒たったとき前部がもち上げられた状態とな
る。このときゆっくりとリフトアップされるのでスピー
ドは遅く、Fはストップしたままである。10〜15秒
はジェットコースターが第1の急落下となる。このとき
L,Rは急に下がり、またFはONとなり速度を感じ
る。15秒を過ぎると上向きにジェットコースターは上
がりこれに合わせてL,Rは反転する。20秒のピーク
付近でFがOFFされ、第2の急落下でFがONになる
ので、この風速の変化により、あらためてスピード感を
感じることになる。27秒〜30秒の左ひねりはRとL
を別々に動かすことによりその体感を得ている。上記に
おける時間は絶対的な時間ではなく、LANCを通して
VTR3側から送られるタイムコードやテープカウンタ
値から算出されるものなので、ビデオテープの巻き戻し
や変速再生等に影響されることなく、VTR3から出力
される映像や音と完全に同期を取ることができる。
【0025】以上のように、本実施例は通常のVTRと
市販のパソコン,シーケンサにより扇風機と簡単な上下
動等の駆動装置を動かして体感を発生させるという単純
な仕組みなので、家庭にも十分持ち込める大きさと価格
が実現できる。上記実施例により、使用実験を行ったと
ころ、ゴッグル型の視覚装置9により外光が遮断されて
ビデオ映像しか見えないことが現実感を高め、この映像
の動きに合わせ扇風機15から風がくるのは新鮮で効果
的であった。
【0026】また、図2の台12をベニア板で作製した
ところ、比較的に強度の不十分な分だけギシギシした不
安定感があり、これが逆にスリリングで楽しめた。とく
に靴等の裏から伝わる振動音は効果的だった。上下動駆
動装置13の移動量は、わずかであり、台12の傾きも
大きくはとれないものであるが、座っている椅子11が
動くのは、動かないのと比べれば雲泥の差があり、十分
な効果があった。上下動駆動装置13の移動量が少ない
ことの利点は、椅子11にすわってころげ落ちるという
こともなく安全ベルトも不要で、安全面でメリットのあ
ることである。もちろん、安全ベルトを設けても良いこ
とはいうまでもない。
【0027】なお、LANCに代えて図8に示す接続構
成により、VTR3とパソコン4の情報の受け渡しを行
っても良い。すなわち、VTR3はリモコン63からの
光信号の受光部3aを有するものとし、VHSテープの
場合ではオーディオ(AUDIO)トラックまたはCT
Lトラックにタイムコード等が記録され、8ミリテープ
の場合ではPCMトラックにタイムコード等が記録され
ていて、これを再生して出力できるものとする。この再
生信号を復調器61で復調し、I/Oボード62を介し
てパソコン4にタイムコード等を入力する。一方、パソ
コン4からの再生や巻き戻し等のコントロール信号は、
I/Oボード62を介してリモコン63の発光を制御す
ることにより、VTR3へ送出する。
【0028】また、図2の扇風機15の配置は体験者1
7の正面に限るものではなく、複数台を異なる位置に配
置してそれぞれ別個に制御する構成としても良いし、場
合によっては省略することもできる。さらに上下動駆動
装置13の速度制御をきめ細かく行うには、モータの制
御にACもしくはDCのサーボシステムを用いることが
有効である。このように本発明は、その主旨に沿って種
々に応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
疑似体験装置によれば、映像再生装置からのタイミング
情報に同期させて体感装置を動作させるので、常に映像
再生装置から出力される画と音に合致させた体感を得る
ことができる。また、請求項2の発明によれば、特に、
外界を遮断して映像をみることができるので、一層、仮
想現実感を増すことができる。また、請求項3,4,5
の発明によれば、特に、簡単な仕掛けで体感装置が構成
できるので、家庭に持ち込める大きさと価格を実現する
ことができる。さらに、請求項6の発明によれば、特
に、市販のコンピュータにより、画と音以外の感覚を発
生する装置の制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図
【図2】上記実施例の外観を示す斜視図
【図3】上記実施例で使用する上下動または振動駆動装
置の構造を示す斜視図
【図4】上記実施例で使用する視覚装置の構成を示す斜
視図
【図5】上記視覚装置の使用状態を示す説明図
【図6】上記実施例の動作を説明するための映像例を示
す図
【図7】上記実施例の動作を説明するためのプログラム
タイムチャート
【図8】上記実施例におけるパソコンとVTRの別な接
続構成例を示す図
【符号の説明】
1…コントロール部 2…駆動部 3…VTR 4…パソコン 5…シーケンサ 6…コントローラ 8…リモコン 9…視覚装置 10…音楽体感器 12…台 13…上下動または振動駆動装置 15…扇風機 17…体験者

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像再生装置と映写装置及び音響装置に
    より、映像ソフトの画と音を楽しむことと同時に、この
    映像ソフトの画と音に合わせた視覚,聴覚以外の感覚す
    なわち体感,触覚,臭覚,味覚などの内の1以上を同時
    に楽しめるようにした疑似体験装置であって、 前記映像再生装置から出力される前記映像ソフトのタイ
    ムコードあるいは該映像ソフトの開始時からのカウンタ
    情報をコンピュータに入力し、該タイムコードあるいは
    該カウンタ情報に合わせて前記コンピュータにあらかじ
    め用意したプログラムを動かすことにより、該映像ソフ
    トの画と音以外の感覚を発生する装置を動作させること
    を特徴とする疑似体験装置。
  2. 【請求項2】 映写装置が、映像再生装置から出力され
    る映像信号を眼前の1枚もしくは2枚の小型映像素子に
    映し出し、これを拡大して見るようにしたゴッグル型ま
    たは眼鏡型の装置であることを特徴とする請求項1に記
    載の疑似体験装置。
  3. 【請求項3】 画と音以外の感覚を発生する装置とし
    て、体験者がすわる椅子状の装置と、この椅子状の装置
    を上下動または振動させる駆動装置とを有して成る体感
    発生装置を具備することを特徴とする請求項1または2
    に記載の疑似体験装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置が、モータの回転力をウォーム
    ギヤで伝達してボールネジを回転させ、該ボールネジの
    回転で上下動または振動を発生させることを特徴とする
    請求項3に記載の疑似体験装置。
  5. 【請求項5】 画と音以外の感覚を発生する装置として
    扇風機状の装置を具備し、コンピュータが体験者の見て
    いる映像ソフトの映像のスピード感に合わせて該装置の
    風速を変化させることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の疑似体験装置。
  6. 【請求項6】 シーケンサを具備し、コンピュータから
    出力される画と音以外の感覚を発生する装置のコントロ
    ール信号を該シーケンサに入力し、該シーケンサが前記
    装置のコントローラをコントロールして、該装置を構成
    する複数の駆動装置またはアクチュエータをパラレルに
    コントロールすることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の疑似体験装置。
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